2023年1月21日から2月20日までの3歳以上(2020年以前産)出資馬の近況まとめです。
上記期間中はトレブランシュやオーヴァルブルームが好走してくれましたが勝利は無く、見ようによっては停滞している感も。
トレブランシュがレース後に鼻出血を発症した他、セントアイヴスのフレグモーネ、モルトヴェローチェの運動再開の遅れ、クリプティクコードのデビュー延期など、3歳馬には微妙に順調さを欠くようなシーンも散見されますが、小さな狂いで済んでいる内はまあ大丈夫でしょう。
大丈夫なはず!
というわけで以下、出資馬たちの近況確認です。
4歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
ドグマが昇級初戦、アリシアンが復帰戦を戦い、共に敗れましたがレース後も問題は無し。
ウィンダミアは3月の復帰戦に向けて順調。
ドグマ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・3勝C

1月29日の巌流島S(3勝C・芝1200)では昇級戦ながら1番人気に推されましたが6着まで(→レース記事)。
レース後にも馬体に問題は無かったようですが、メンタル面の調整も兼ねて2月2日にチャンピオンヒルズに放牧に出ました。
最新2月15日の近況では馬体重512キロで背腰の疲れも少なく、順調と言って良さそうです。
前走の結果を受けてか、今回の外厩コメントでは「口向きの改善」というワードが頻出していますので、そこが最重点課題となっていそうな様子。
順調なら3月18日の淀屋橋S(阪神・芝1200)あたりを目標にするのではないかなと勝手に思っていましたが、もしかするとちょっと長めの放牧になる可能性もあるかもしれませんね。
まあ焦る理由はないので、じっくりやってくれるならそれもよし。
それが地力の底上げにつながるならOK!
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

2月3日に美浦に帰厩。目標は3月5日の平場2勝C(中山・ダ1200)と発表されました。
普通に東京開催にも間に合ったような感じの時計を既に出していますので、現状では状態面での不安はなさそう。
とはいえコメントの端々に脚元・気性などで一筋縄ではいかない面が見え隠れしていますので、このまま順調に行ってくれれば。
なんとなく次走は叩きかなという気もしますが……。
それでも勝ち負けは可能でしょ!
アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C

昨秋以来のレースとなった2月12日の平場1勝C(小倉・芝1200)では5着(→レース記事)。
好走と言えば好走ですが、またもいつもと同じような着順に終わってしまい正直ガッカリしたところの方が大きかったのも事実。
何か変化が欲しいと思いながらも、「ハミ掛かりが良さそうですが、その取り方が突っ張り気味で脚が溜まるハミの取り方をしていません」「コース形態も含めて、今日の条件自体は合っていたと思います」というレース後調教師コメントから、今後も似たような条件のレースを使っていくんだろうなあ……と一種の諦観を抱いていましたが、2月16日の近況で(自分にとっては)驚天動地の重大発表。
「状態が良さそうであれば、3月4日(土)中山8R 1勝クラス(芝1600m)あたりへ向かいたい(加藤征師)」
マジで!?(喜)
気性の問題もあるので伸るか反るかのギャンブルなのは間違いないと思いますが、このまま同じことを繰り返してもラチが開かないので、チャレンジしてもらえるのはとてもありがたい。
分の悪い賭けは嫌いじゃない!
それが嫌いなら一口馬主なんぞ、というか競馬なんぞやってられんのです。
安定した停滞は退屈なのですよ……。
というわけで、まずは無事にレースに向かえますように。
ワラウカド
マテウスは順調ですが進捗もなし。
マテウス(栗東・鮫島一歩厩舎)牡・1勝C(未勝利)

ドラゴンファーム在厩。
この1ヵ月も順調に乗り込みを継続。
とはいえ、毎週のように「調教師へ連絡する予定」と近況に載っていますが実際にはずっと先送りになっている状況のようなので、字面通り順調なのかはなんとも言いかねる部分もあります。
最新2月17日の近況では「おそらく今月末くらいには良い状態に持っていけると思います」とありますので、逆説的に言えばこれまではそうではなかったのでしょうね。
ただそろそろ本当にメドが立ちそうな感じではあるのかな?
まあ毎度言っていますが今更焦る理由もないので、じっくり復帰即勝ち負け可なくらいまで調整していってもらえれば。
YGGオーナーズクラブ
ミーナティエルナが半年ぶりに復帰戦を迎えました。
ミーナティエルナ(栗東・寺島良厩舎)牝・1勝C

1月28日に帰厩し、2月19日の平場1勝C(牝馬限定・小倉・ダ1700)で復帰戦を走り7着(→レース記事)。
レース記事を上げたばかり(簡易版ですが)なので、感想はそちらで。
DMMバヌーシー
現役馬はいません。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
ソアヴィータがようやっと入厩・ゲート試験合格となりデビューへの第一歩を踏み出しましたが、他馬は必ずしも順調とも言い得ない感あり。
カグヤ(栗東・池江泰寿厩舎)牝・未勝利

もうしばらく放置を覚悟していましたが2月1日に帰厩。そのまま18日に小倉芝1200の未勝利戦に挑みましたが15着惨敗(→レース記事)。
今後の事を考えても正直ちょっと厳しい感じになってしまいました。ミーナティエルナ同様、こちらも感想はレース記事の方で。
テラステラ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・オープン

チャンピオンヒルズ在厩。
サウジダービー(G3)への招待が来ましたがパスし、3月18日のファルコンS(G3・中京・芝1400)へ向けて調整中。
順調と言えば順調ですが、毎週腰まわりが成長し切っていないことを強調される感じの近況が続いており、コンドロイチン注射でのフォローが必須の様子。
最新2月15日の近況では左トモに疲れが見られたためショックウェーブ放射を行うなど、必ずしも万全とは言い難い感じなのも確か。
まあ成長途上なのは時期的に当たり前なので、そこまで気にするものではないとも思いますが……。
期待はしていますが、というか期待しているからこそ、無理はしないでほしいものです。
ソアヴィータ(栗東・四位洋文厩舎)牝・未出走

2月1日にようやく栗東入厩を果たし、17日にゲート試験合格後、18日にチャンピオンヒルズに放牧。
デビューへの第一歩を踏み出しましたが、ゲート試験は2度落第しての3度目での合格だったようで、まだまだ一筋縄ではいかなさそう。
気性面にかなり問題を抱えているようなコメントが多く、飼い葉食いも良くなさそうなので、今後まずは順調に行けるかどうかというのが焦点。
残り時間の事を考えても厳しい事には変わりありませんが、どうにか大逆転を目指してほしい。
ドンカルロ(栗東・高柳大輔厩舎)牡・未勝利

1月21日にチャンピオンヒルズに放牧。
以降あまり緩めることもなく調整を重ねているようで、それでも馬体重は465キロ前後をキープしており順調。
そろそろ帰厩の声がかりを待つという状況のようです。
巻き返しに期待!
セントアイヴス(美浦・中舘英二厩舎)牡・未勝利

1月29日の未勝利戦(東京・ダ2100)では、道中の遅れを直線だけで巻き返す形で7着(→レース記事)。
レース後は中1週で2月12日の東京ダ2100戦への続戦を予定されていましたが、全体的な疲労感が残っているという事で回避。
19日の同条件戦にスライドとなりましたが、左後肢にフレグモーネを発症しそこも見送り。
大事は無かったようですが、疲れがたまっての結果であることも考慮され、放牧に出て仕切り直すことも検討されています。
それが妥当かなあ。
もう余裕をかましている時間がないのも事実ですが、不完全な状態で勝ち上がれるほど甘くはないと思いますので、立て直した方がいいのではと私は思います。
いずれにせよ報告待ちですね。馬にとって良き未来へつながる決定になりますように。
ワラウカド
全体的に動きは出てきましたが、順調かと言われると……。
クリプティクコード(栗東・藤原英昭厩舎)牡・未出走

栗東入厩後、必ずしも悪い感触ではありませんでしたが、軽いコズミが出たことなどで走りのバランス調整などが必要と判断され、デビューまではもう少し時間を掛ける事に。
外厩送り返しではなく栗東在厩のまま調教師の手元で調整してもらえているので扱いとしては決して悪くないとは思いますが、なかなかうまくは行きませんね。
ここからの上昇を切に願います。
ヘリックス(美浦・大竹正博厩舎)牡・未出走

松風馬事センター在厩。
ここまでの事情が事情なのでこの1ヵ月間はかなり慎重に立ち上げを図られており、最新2月17日の近況でロンジングで速歩15~20分という状況。
今のところは問題ないようです。このまま本格調教に進展できることを祈ります。
ヒズハイネス(栗東・斎藤崇史厩舎)牡・未出走

宇治田原優駿ステーブル在厩。
この1ヵ月間ずっと「体力がない」「筋力がない」という感じの事を言われ続けていましたが、2月17日の近況で「経験を積ませるとガラッと変わる馬もいますので、一度レースで使っていけるよう」近々に入厩の予定で進められていくことになりました。
ありがたいといえばありがたいですが、正直見切り発車感は否めない。
現在は馬自身は健康体ですし、タイムリミットまであと半年となった今のんびり成長待ちしている訳にもいかないのも当然ですが、コメントを見る限りではあまり明るい未来を思い描けないのは確か。
宇治田原は全体的に厳しめのコメントが多いような気はするので、求められている水準が高すぎるだけ……だといいなあ。
ポーレット(栗東・吉岡辰弥厩舎)牝・未勝利

チャンピオンヒルズ在厩。
外厩での調整自体はずっと順調そうでしたが、結局2月前半までに帰厩することはありませんでした。
焦れそうになった2月17日の近況で、やっと「来週トレセンに戻す予定」という調教師コメントと共に3月19日の阪神(おそらく芝1800)戦を次走に検討していると発表。
正直思っていたより1ヵ月ほど遅い再始動となりますが、無事ならばまあヨシ!
即勝利期待!
ミロスラヴァ(美浦・林徹厩舎)牝・未出走

ファンタストクラブ在厩。
種子骨炎との診断後もずっと歩様トラブルを抱えたままでしたが、2月17日の近況ではダクとハッキングが出来る程度にはなっているようです。
同じ近況で、調教師が来場しこのまま乗り運動を継続して問題なければ入厩するという事で予定が決まったという事も発表されましたが……。
マジ?
とてもありがたくはありますが、見切り発車感はヒズハイネスの比ではない……とはいえそれすら「この後問題なければ」という前提条件を満たせるかどうかに掛かっているので、まずはこの後これ以上の問題が発生しませんように。
YGGオーナーズクラブ
トレブランシュはレース前後に不安も出ましたが、今のところ大過には至らず。レーヌドゥールは多少進捗アリ。
レーヌドゥール(美浦・尾関知人厩舎)牝・未出走

スピリットファーム在厩。
2月頭ごろから騎乗運動を再開し、最新2月16日の近況ではハロン22~23秒くらいで1500m程度のキャンターを開始したとの事。
今のところ歩様などに問題は無いようです。
このまま順調に!
トレブランシュ(美浦・稲垣幸雄厩舎)牝・1勝C

2月4日の春菜賞(牝馬限定1勝C・東京・芝1400)で派手に逃げるも3着(→レース記事)。
レース後に左の鼻から出血があったという事が2月6日の近況で発表されましたが、異常所見はなく、その後の近況更新でも続報は無いので「一時的な外傷性鼻出血だったという可能性が高い」という理解で良さそうです。
無論油断は禁物ですが。
2月8日に森本スティーブル美浦エリアに放牧に出ており、寝違えなどはあったようですが全体的には問題もなく、メンタル面の雰囲気も悪くないとの事。
間隔を開けながら使っていく方針になったこともあり次走予定は立っていませんが、しばらくは体を休めてもらえれば。
DMMバヌーシー
オーヴァルブルームは連戦するも残念ながら勝ちを逸し、仕切り直し。
モルトヴェローチェはやや再始動に手間取っている感はありますが、大過はなさそう。
オーヴァルブルーム(美浦・斎藤誠厩舎)牝・未勝利
1月28日の未勝利戦(東京・芝1800)で3着(→レース記事)、中1週で臨んだ2月11日の未勝利戦(牝馬限定・東京・芝1800)で2着(→レース記事)となり、勝ち上がりはならず。
その後、疲労を癒す為山元トレーニングセンターに放牧に出ましたが、回復は早く連戦の反動は大きくなさそうで、3月末には次走を迎えられそう。なかなかのタフネスぶりを見せてくれています。
モルトヴェローチェ(美浦・大竹正博厩舎)牡・1勝C
脚元の回復に若干手間取り、運動開始が遅れていますが、エコー検査に問題なければそろそろ動かし始められる予定。
既に勝ち上がっているので焦る理由は無く、出来る限り不安は排除して進めてもらえる方が安心なので、個人的にはこれで問題ありません。
全体の所感
古馬勢はミーナティエルナも復帰しましたし、全体的に順調と言えるでしょう。
ただ、3歳馬は全体的にちょっと厳しい流れになってきたかもしれません。
新馬戦が終わったこの段階で、14頭中6頭が未出走。実に4割超が1走も出来ていないとは……。
元々故障・放置リスクは避け得ないと考えて「広く・薄く」の多頭数出資戦略を採っている訳ですが、それにしてもちょっと順調に行かない馬が多かったかな(6頭中4頭はワラウカドなので「全体の」問題とはちょっと違うのかもしれませんが)。
カグヤが15着に敗れたことで、この世代の出資馬が初めて8着以下に敗れる事にもなってしまいましたし……。
ここから昨年の3歳出資馬のように「未勝利戦ほぼ2ケタ着順連発」という事にならないようにだけはしてほしいものです。
まあその昨年を経験している以上、この程度では全然へこたれることはないですがね。
現実は見据えつつもまだあと半年あるので、巻き返しに期待!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)
