こんにちは、まちかね太です。
1月29日の東京2レース・3歳未勝利(ダ2100)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬セントアイヴスが出走しました。
いかにも「使ってから」という状況で迎えた年明け早々のデビュー戦では予定調和の出遅れからレースを始め、直線入り口でトラブルの影響も受けましたが、しぶとく脚を伸ばして6着。
勝ち馬からはやや差がありましたが、戦前の状況からは上々の結果と言ってよかったかと。
そして実戦を経験した効果はあったようで、それ以降は調教師のコメントも明確にトーンが上がり、上り調子で迎える2戦目が今回のレース。
まずは掲示板を狙い、そこから一歩一歩……とは思いつつも、コメントの経過を見ている身としては「あわよくば一気に」と欲も出てきたり。
一発期待!
以下、結構真剣に大きな変わり身を期待して見たレースのレポートです。
出走馬プロフィール・セントアイヴス
セントアイヴス
(牡3・サトノアラジン×クエストフォーワンダー by Makfi)
美浦・中舘英二厩舎

ここまでの戦績:1戦0勝(0・0・0・0・0・1)
前走:1月5日・メイクデビュー中山(2歳新馬)(中山・ダ1800)6着(→レース記事はこちら) 中2週
レースまでの状況
デビュー戦の直後に「構えて乗れる東京のダート2100m戦を視野に(中舘師)」というコメントが出て距離延長を示唆され、次の更新となった1月12日の近況で中2週となる東京開幕週1月29日のダ2100戦を目標にすると改めて表明。
セントアイヴスは半兄がダート短距離を主戦場としているウィンダミアですが、自身は前々から中距離適性と言われていた事もありますし、初戦のレースぶりからも1600以下に短縮するよりは延長する方が合っていると思われますので、この針路選択は妥当でしょう。
それに父サトノアラジンは安田記念馬ですが、前週までの牡馬産駒のJRA勝利20勝の内16勝がダート1700~2000mの範疇(ちなみに芝での勝利は無し。逆に牝馬産駒は全15勝中11勝が芝1200~1400という極端な傾向)ですし。
また、距離が延びれば延びるほど出走希望馬が少なくなる傾向もあるので、優先権なしの中2週でも出走出来るだろうという目算があったことも、この選択の理由の一つだったようです。
調整は順調に進み、「馬体重は大きく変わらないものの、体は引き締まってきており、上積みもありそう(1月19日)」「体つきもシャープな感じになりつつある(1月26日)」「メンバー次第ではいいところかもしれません(同)」と、調教師コメントの感触もデビュー前からは遥かに前向きな感じになり、好走を示唆する言葉まで飛び出しました。
普通に期待出来んじゃね?
日増しに高まるワクワク感の中迎えたレース当週でしたが、実は誤算もあり、25日に出走想定が出た時点では除外の可能性がありました(フルゲート16頭のところ出走希望馬26頭、セントアイヴスは出走順位16位タイ)。
東京開幕週、かつダートでは最長距離レベルとなる2100m戦という事で、この条件を狙っていた陣営が大挙登録してきたのかもしれません。
あわや除外の危機かとも思われましたが、上位の馬が何頭か回避してくれたようでどうにか抽選にならずに無事出走決定。
まずは良かった。
当然レースはフルゲート16頭が埋まり、ライバルも多士済々。
その中でも筆頭格はモーメントキャッチ(父モーリス)。
私も入会しているYGGオーナーズクラブの期待馬(通称モキチ)で、ここまでダートでは6戦して2着5回3着1回という超堅実派。
普段は応援対象ですが今回は最大のライバル、胸を借りさせてもらいます。
モキチ君以外にも芝・ダートで3戦して全て複勝圏内のメイテソーロ(父ミッキーロケット)や、毎度堅実に掲示板を確保しているニシノファンフェア(父ホッコータルマエ)、ビップスコーピオン(父サトノクラウン)、ウィズフィリップ(父シルバーステート)などが人気サイド。
我らがセントアイヴスはと言えば、新聞各紙では複穴印がチョロチョロ付いている程度でまったく注目されている様子はありません。
あれれ?
もう少し人気が上がっているかと思ったのですが……。
主観的にはモキチ君とメイテソーロはともかく他とはそこまで大差ないと思いますが、これが現時点での客観的な評価ということでしょうか。
枠は8枠15番。かなり外になってしまいました。
このコースの好走率は中の下といったところなので、最悪というほどではありませんが。
デビュー戦に続き鞍上を務める吉田豊騎手の過去3年コース実績も同じような感想。
サトノアラジン産駒は前述のように中距離ダートを主戦場としていますが、実はこのコースでは好走歴がありません。
とは言っても出走歴自体が2回しかない(22年6月・クアトロマジコ八王子特別11着、22年5月・フクノラヴァル3歳未勝利7着)ので、得意不得意を判断するにはまだ早いでしょう。
とはいえ、データ的にはあまり強調材料はないという感じにはなってしまいますが……。
人気面も含め色々覆してもらわないとダメっぽいですが、出資者としては当然その力はあるはずと信じています。
ええところ見せてや~!
レース内容
当日は仕事帰りでパドック中継などには間に合いませんでしたが、レースには帰宅がギリギリ間に合ってリアルタイム応援。
大寒波の影響はまだ各地に残っていましたが、2レース時点の東京競馬場は晴、ダートは良。
セントアイヴスの馬体重は前走比マイナス2キロの498キロ。後から確認したパドック映像では普通にいい感じに見えました。
人気はモーメントキャッチが2.1倍で1番人気。以下メイテソーロ(4.0倍)、ニシノファンフェア(4.7倍)、ビップスコーピオン(7.1倍)までが10倍以下で、セントアイヴスは6番人気ではありましたがオッズは37.2倍と上位からはかなり離された人気だったようです。
私がグリーンチャンネルWEBを立ち上げた時にはスターターが歩いているところでした。
枠入りは順調で、大外シグナルファイアーまで問題なくゲートイン。早いうちに入っていたセントアイヴスも大人しく待っているようです。
ゲートオープン!
セントアイヴスは1馬身出遅れ!
デスヨネ~
まあ覚悟はしていたので今回も予定調和の範疇です。
しかし今回はその後の出脚は悪くなく、最初のゴール板前では中団やや後方、10番手くらいまで押し上げてきました。
1コーナーでは大外を通っていたこともありかなり外に振られましたが、それでも2コーナーへ向けてのカーブでも位置を下げることなく中団をキープ。
ええやん!
一方、馬群の前方でスタート直後から先手を主張していたのはプロテア。
しかしゴール板の影をジャンプして超えてしまったり1角で大きく膨れるなどしてしまい、ウィズフィリップとバンクサイドに前を譲り渡す形に。
人気のモーメントキャッチはそれらを直後から見る4番手の位置でコーナーを回っていきます。
先頭から最後方まで15馬身くらいとなり、馬群は向こう正面へ。
このまま流れが落ち着くかと思われましたが、残り1200で最後方近くにいた人気の一角メイテソーロが動き出します。
相変わらず中団後方に付けていたセントアイヴスを外からサッと交わしていくと、その動きに釣られたか同じく後方にいたニシノファンフェアら数頭も一気に前へ進出を図る動きを見せ始めます。
外から続々と上がってこられ、セントアイヴスは……!
あら?
まったく動く気配ナシ!
どんどん抜かれて位置は下がり、3~4角中間地点では後ろから3~4頭目。
あらら?
ここで映像は4角へ向かう先頭集団にフォーカスし、セントアイヴスは画面から消えます。
次に後方組が映った時には、最後方近くになっていたセントアイヴスが4角を外目からカーブして直線に向かおうとしていました。
手応えがないわけではなさそうですが、どうも前がゴチャゴチャしている感じで色々厳しそうに見えるぞ!
イヤやー!!
そしてここでまたも画面は先頭争いのアップに切り替わり、セントアイヴスは画面外へ!
神様ー!
見えないので抜けられていることを祈るしか出来ない!
残り400、抜け出していたバンクサイドにメイテソーロが迫っていく場面が大写しで続いた後、残り200手前で再び画面が引きのアングルへ。
セントアイヴスは!?
砂に煙る画面の左端、ちょっとわかりにくいですが特徴的な流星顔、青っぽい勝負服の馬が映っているぞ!
セントアイヴスだ!
10番手くらいか? もう周りに邪魔するものもなく馬場の真ん中を走っています!
前からかなり差はありますが自分なりに伸びてはいるっぽい!
8着まで来てー!!
今からでもアウトカウントを回避することは出来るかもしれない!
しかし前の馬に並びかけた辺りで、またも(当然ですが)映像は先頭争いにフォーカスし、セントアイヴスは三度フェードアウト。
仏様ー!!
また訪れる祈りの時間!
しかしその時間は短く、抜け出したメイテソーロがすぐに先頭でゴールに入り、ゴール板前で固定された映像に次々と入線していく馬たちの姿が映ります。
掲示板争いをしていた馬たちからやや遅れて、7番手で映ったのは青い勝負服。
セントアイヴスだ!
はああ~~~
最低限の安堵のため息。
レースを制したのはメイテソーロ。モーメントキャッチは3馬身1/2差の2着、更に3/4馬身差で3着にビップスコーピオン。
セントアイヴスは6着ウィズフィリップから4馬身遅れの7着での入線となりました。
結果
3歳未勝利(東京・ダ2100・良)
吉田豊(56)馬体重498
7着(16頭・6人気)
所感
一時はどうなることかと。
結構真剣に一発を期待していたので勝ち馬から1.7秒差の7着という結果は正直残念ではありますが、一旦はもうダメかもと覚悟したシーンもあっただけに贅沢は言えません。
冷静に考えればやはり現状では高望みしすぎだったのでしょうね。
とりあえずアウトがつかなかっただけでも僥倖。
4コーナーではやはり不利を受けていたようですし(ビップスコーピオンの柴田大知騎手に戒告処分)。
しかしそれはそれとして、レース後には騎手・調教師ともに「モタついた」というコメントを出しているので、道中で後方グループが動いたときに置き去りにされてしまったのは普通に付いていけなかった感じという事でしょうか?
ほぼ直線だけで盛り返してくれているのでそれなりの脚は確実に持っているのですが、流石にもう少し道中の反応が良くならないと、なかなか今後の展望を拓きにくいというのも正直なところ。
もう少しシャッキリしようぜ~
育成時には「前進気勢が欲しい」と言われていましたし、ゲートものんびり出ている馬なので、今のところ性格的にもゆったりしすぎているのかもしれませんね。
まあまだ2戦目ですし、コメントにもありましたが使っていくうちにピリッとしてくれれば。
幸いにも厩舎サイドは馬体に問題なければ続戦の方針という事で、既に中1週となる2月12日の東京ダ2100が目標として挙げられています。
権利が無いのでそこに確実に出走できるかどうかはわかりませんが、どこに出るにせよ次戦ではもう少し前向きに走ってくれることを期待。
気合が入って道中のモタつきが改善されれば、充分やっていけるはず。
先ほど「現状では好勝負は高望み」と述べましたが、あくまで「現状では」の話。
すぐに結果を出せるほど都合よくはないかもしれませんが、一歩一歩前へ進んでいっておくれ!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)