こんにちは、まちかね太です。
5月16日の東京11レース・六社ステークス(3勝C・芝2400)に、DMMバヌーシーでの出資馬キングスコールが出走しました。
準オープン昇級後は初戦を2着としたものの、ここ2走は二桁着順の完敗。脚質転換の試行錯誤中とあって今回も楽な戦いにはなるまいと覚悟はしていますが、個人的には待望していたブリンカー装着で臨む一戦でもあり、楽しみもあります。
左回りはやってみないとわかりませんが、前走より距離も延長しており舞台設定は悪くないはず。
あとは本人(本馬)が走る気にさえ
なってくれれば……。
以下、陛下がご機嫌麗しく戦いに臨んでくれることを願って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・キングスコール
キングスコール
(牡4・ドゥラメンテ×レインオンザデューン by Frankel)
栗東・矢作芳人厩舎
ここまでの戦績:13戦3勝(3・2・1・2・0・5)
3着-スプリングS(G2)
前走:4月12日・京橋S(3勝C)(阪神・芝2000)12着(→レース記事はこちら)中4週
レースまでの状況
完敗となった前走ではありましたが、レース後も幸い馬体に問題は無し。レース直後には一旦短期のリフレッシュ放牧を挟むという話もありましたが、牧場に戻すと緩んでしまう為、在厩のままもう一戦する方向に。
結果にかかわらず、その後はシュウジデイファームへ移動して得意の北海道開催での競馬に臨む、という方針に決まりました。
春最後のレースの候補として挙げられたのは、5月10日の烏丸S(京都・芝2400)と16日の六社S(東京・芝2400)。
担当者さんは左回りを試したいとのことで六社Sへ向かいたいようでしたが、そこは師の采配次第となるようです。
ともあれ、いずれに向かうにせよ距離再延長となるのは安心材料。
先行差しタイプへの脚質転換を図るのは、スタートが得意でもないキングスコールの特性を考えれば(たとえ暫く苦戦が続いたとしても)将来への布石として悪くないと思いますが、2600m・3000mで結果を出してきたのに敢えて再び2000mに短縮した前走の距離選択は正直意味不明に思えたので……(しかも差しを試す舞台としての阪神内回り選択だったので尚更)。
試行錯誤のうちは結果が伴わなくても仕方ないとは思っていますが、それにしたってわざわざ自分から不利な状況に嵌っていく必要性は全く無いとも思っていますし、自分は戦略の方向性が一貫していない場合「臨機応変・状況次第でフレキシブルに判断」と受け取るより「適当に扱われている」と感じてしまうタイプの人間なので、次走がキングスコールの力が発揮出来そうな条件に戻りそうなのは朗報。
今度はいい結果を!
その後の調整も順調に……、まあ「調教で自発的に動かない」とか「ハミをガツンと取らない」とか言われたりはしていますが体調自体は問題なく、順調に進捗。
5月2週目の特別登録では、烏丸Sと格上となるメトロポリタンS(L・東京・芝2400)に名前がありましたが、この週は結局スルー。
師も一度左回りを使って見たかったということで、翌週5月16日の六社Sへ向かう事に。同週の弥彦S(3勝C・新潟・芝1800)にも登録があったので若干恐怖しましたが、ここは登録のみで終わってくれました。
追い切りではブリンカーを着用して真面目に走ったようで、レースでも装着することに決定。
これまで何度か装着の話が出つつも、その都度お流れとなっていた最終兵器の出番が遂に巡ってきました。
実戦での効果のほどはやってみないとわからないのが正直なところでしょうが、自分の出資馬ではアンモシエラ(不振からブリンカー装着でJBC復活圧勝)やリーティアコナル(9戦未勝利からブリンカー装着後の4戦で3勝)などの成功例が多いので、試してもらうのは大歓迎。
と言うかキングスコールが昨年やる気を拗らせてきたあたりからずっと「ブリンカー一回試してくれんかな~」と思っていたので待望の機会です。
我がチームの先達に続いてくれることを願います。
変身祈願!
そして無事出走が決まった六社S、出走馬はキングスコールを含め15頭。
中心視されているのは6戦3勝2着2回、前走このクラスで2着している素質馬トリプルコーク(父キタサンブラック)。鞍上はレーン騎手。
他では前2走同級3着を続けているバレンタインガール(父メイショウサムソン)、前走同級アタマ差2着のロジシルバー(父シルバーステート)、1年以上ぶりの実戦ながら元ダービー3着の実績馬ハーツコンチェルト(父ハーツクライ)といったあたりが人気サイドの模様。
キングスコールはここ2走二桁着順という事もあり、彼ら上位層に続くグループの一角といった感じでしょうか。近走内容を鑑みれば、これでもむしろ評価されている方かも?
人気がどうあれ脚質転換試行中ですし、今回は相手うんぬんよりもまずは自分との戦い……のはずですが、新聞ではキングスコールが逃げる前提の予想になってるな?
鞍上が吉田豊騎手ということで、矢作厩舎との組み合わせではパンサラッサを想起させることも一因なのかもしれませんが……。
いや、逃げませんよね?
ここで逃げたら前走はいったい何だったのかということになってしまいますし。
まあ陣営コメントは控えることを想定したものになっていますし大丈夫でしょう。
脚質転換を図るという戦略を定めた以上は、ある程度の試行結果が出るまでは戦術もそれに倣うはず。
とにかく信じます!
色々な意味で。
とりあえず先に繋がるレースになりますように!
レース内容
まだ5月だというのにグングン気温が上がり、全国的に夏日となった週末。16日11レース時点の東京競馬場は晴れ、芝は良。
4枠7番となったキングスコールは前走比マイナス8キロの490キロでパドックに登場。パドックではブリンカー装着でゆったりと周回。映像に映っている範囲では落ち着きがあり、状態に不安は無さそうです。
単勝最終人気はトリプルコークが1.7倍と他を圧倒。10倍以下は他にバレンタインガール(4.8倍)とハーツコンチェルト(7.9倍)だけで、キングスコールは14.9倍の5番人気でした。
本馬場入場以降もトラブルなく進み、枠入りも順調。最後に大外15番、矢作厩舎の同僚ホウオウアートマンもゲートに入って準備完了。
ゲートオープン!
キングスコールは互角のスタート。鞍上吉田騎手が最初押して出して行こうとしているか?
アレ?
逃げる気じゃないよね?
しかし幸か不幸か大して行き脚は付かず、一瞬2番手グループに顔を出しはしたものの1コーナー手前ではむしろ抑え気味となって中団内目の位置へ。
先頭レッドテリオスから8~9馬身ほどの10番手前後で最初のコーナーを通過、向こう正面へ向かいます。
1000m通過は1分1秒5と表示。クラスや馬場を考えれば明らかにスロー。最後は切れ味勝負になりそうな予感。
それはそれで不安やね……
まあ腹を括って見守るのみ。
馬群は3コーナーへ。先行組のロジシルバーが捲り気味に先頭に並びかけに行くなど先頭集団では動きが出始めましたが、キングスコールは相変わらず中団でじっと構えたままコーナーをカーブしていきます。
少しずつ外目に進路を取りつつ、単騎先頭で4角を回ったロジシルバーから6馬身程の9番手前後で直線へ!
どこまでやれるか!?
吉田騎手、まずはキングスコールを馬場の外目へと誘導。すぐ前の外目を走っていたホウオウアートマンとクロスするように内外の位置を入れ替えた所で、残り400標識。
坂の上り、ここからが勝負!
お?
キングスコール、反応は良さそうだぞ!?
ホウオウアートマンをサッと交わし、その前にいたウインルーティンもその内側に居た2頭諸共あっさりとパス!
おおお!
残り200、前に残るは4頭。先頭ロジシルバーとの差はもう4馬身も無いか?
この勢いならイケるぞ!
やれーー!!
先団最後尾のベンサレムを抜く!
その前ではスピードリッチが脚を伸ばしてロジシルバー・レッドテリオスに迫っているが、3頭が並んだ所に襲い掛かるキングスコール!
4頭錯綜したのはたった一瞬。
キングスコール、一気に抜け出す!
おおおおおーーー!!
最後のムチが入り、リードは1馬身まで開いた!
後方からハーツコンチェルトが追い縋ってきたものの時すでに遅し、キングスコールは余裕を持ってゴール板を駆け抜ける!
優勝はキングスコール!
1馬身差の2着にスピードリッチ(9番人気)、更にハナ差の3着にハーツコンチェルトで決着。なお、トリプルコークはレース中に鼻出血を発症してしまい14着。
結果
六社ステークス(3勝C)
(東京・芝2400・良)
吉田豊(58)馬体重490(-8)
1着(15頭・5人気)
所感
大変身!
最近のレース振りからは考えられないような一変した内容で完勝!
ブリンカー効果は覿面でした!
また、今回は鞍上吉田豊騎手の好アシストも大きかったでしょう。
スタート直後は押し気味だったように、本来はもう少し前に陣取るプランだったようですが、行けない(というか馬に行く気が無い?)と見た時点でじっくり構える態勢を決め込み、直線ではスムーズに外目に持ち出して一気の脚を引き出してくれました。
大感謝!
まあスタート後もそうですが3~4角でも仕掛けに対する反応は鈍かったようで、直線最後抜け出してから少しフワッとしたようにも見えましたし、鞍上のレース後コメントに「ふざけているところがある」と言われている通り、まだまだ課題の克服からは遠い感じではありますが、だからこそブリンカーの効果も大きかったと言えるでしょう。
多少なりとまともに走れば
これだけの脚を使えるんやで……!
スタート不安が付きまとう馬なので逃げ一辺倒だとギャンブルが過ぎて厳しい(少なくとも安定からは遠い)ですし、今回のような競馬が出来た事で今後への視界が大きく開けました(ブリンカー装着でリアルの視界は狭まっているはずですがね)。
脚質転換試行2回目で早くも最良の結果を出せた事は嬉しい誤算です。
ここに至るまでの過程には色々文句も言いましたが、トライアンドエラーを繰り返してこの結果を導いてくれた矢作師はじめ厩舎スタッフの皆様には大きな感謝を。
在厩続きの中、タフに頑張ってくれているキングスコールにも勿論、限りない感謝を捧げます!
ありがとうありがとう!
まあこれでこれからは毎度スムーズな走りで安定した結果を続けていけるか、と言われると「うーん、どうやろね?」と言うのも正直な感想ですがw
出来ればそうなってほしいですけども!
今回の結果には左回りが良かったという面も大きかったと騎手・調教師ともにコメントされていて(走りのバランスの問題だそうです)、それもあってか次走は中1週で目黒記念(G2・東京・芝2500)に挑戦するとぶち上げられています。
毎度言っている通り、一度骨折した馬なのであまり無理はしてほしくないとは思いますが、真面目に走らないことも多い馬なのでレース数=消耗度と単純に考えられない部分はあるでしょう。
陣営の判断を信じます!
再び重賞が目標になるような位置に戻ってこれたことは、素直に嬉しいですしね!
ありがたや~
遮眼革で狭めた視界に映るのは、ただ玉座へと続く道のみ!
この先もその破天荒な力を以て、覇道を為して行ってくれることを願います!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ており、公式HPの写真等は使用しておりません)