ワラウカド 一口馬主

ワラウカド2024年募集(23年産)を考える

ワラウカド2024年募集(23年産)を考える

こんにちは、まちかね太です。

今回の記事は、ワラウカドの24年新規募集馬についての感想文になります。

今期新たに募集をかけられるのは、ブリスフルビート23・アップワードスパイラル23・ゴーノニゴー23・チャパティ23・テイストオブハニー23・スウィートアンドフローレス23・イフィゲニア23の7頭。

募集予定馬リストには「検討中」という意味深なブランクもありますが……。

それも含め、記事執筆時点で公表されていない測尺などの情報は公表後に追記していくつもりです。
(※9/21 公表された馬体写真・測尺などを追記しました)

というわけで以下、いつも通り血統論も馬体分析もない(記事執筆時点では写真も動画も無いのでしようもないですが)ただの感想になりますが、お暇でしたらお付き合いください。

※以下文中敬称略。各種実績は記事執筆時点の物になります。なお、種牡馬などのプロフは以前投稿した同種の記事から一部流用しています。
※文中における海外馬の成績について、アローワンス競走・クレーミング競走・コンディション競走などは「一般戦」、下級ハンデキャップ競走は「ハンデ戦」もしくは「一般戦」、ノングレードのブラックタイプ競走は「特別戦」と表記しています。
競争条件の「AW」はオールウェザーコースの略です。

募集馬プロフィール&感想

募集口数は全馬500口。牡3牝4、関東3関西4という振り分けになっています。

海外セールで落札してきた馬がいる一方、国内セールへの上場歴がある馬(実質主取り馬)が4頭を占めるというラインナップ。
価格は超高額帯の設定が無く全体的に控えめで、例年よりもお求めやすくなっている印象。

※9/21追記
・会員先行募集:2024.9.26 10:00 〜 2024.10.2 9:00 
この期間中に出資した場合、最大18%OFF・10%ポイント付与のキャンペーンあり(出資口数・支払方法によって割引率・ポイント付与率は変動。なお、原則として応募総口数200口までが対象)
・通常募集期間でも2024.10.3 10:00 〜 2024.12.31までは最大10%OFF・10%ポイント付与のキャンペーンあり(注意事項は先行期間同様)。この期間中は新規入会金無料キャンペーン・お友達紹介キャンペーンも実施。

各キャンペーンの詳細はクラブHPを確認されたし。

ブリスフルビート23

ブリスフルビート23
Sioux Nation(種付け時 7歳)
Blissful Beat(出産時 16歳)
母の父Beat Hollow
性別
誕生日3/28
生産牧場(アイルランド産馬)
調教師友道康夫
募集価格4000万円

父・Sioux Nation

2015年生まれの米国産馬。父Scat Daddy、母Dream The Blues、母の父Oasis Dream。

母Dream The Bluesは英1戦1勝。Catch the Blues(バリーオーガンS-愛G3)の娘で、Sharp Catch(バリーオーガンS-愛G3・3着)の姪。
繁殖としては、Sioux Nationの他にAlabama(アイルランドの2歳リステッドで2着3回)を産んでいる。

Sioux Nation自身は英愛仏15戦4勝。フィーニクスS-愛G1など重賞3勝。

A・オブライエン厩舎から2歳4月にデビューし、5月の3戦目で初勝利(コーク・芝6ハロン)。その後リステッドでのブービー負けを挟んで挑んだロイヤルアスコットのG2・ノーフォークS(芝5ハロン)では17頭立ての9番人気と人気薄だったが、左前を落鉄しながらもSantryを半馬身下し優勝。重賞初制覇を果たす。
勢いに乗って8月のフィーニクスS(カラ・芝6ハロン)でG1に挑戦。前走が評価されてか僅差の2番人気に推されたここでも1番人気Beckfordを半馬身下して優勝。G1タイトルを手に入れることに成功した。
続いて9月の英国2歳スプリント王者決定戦・ミドルパークS-G1に進んだが、やや渋った馬場を苦にしたか6着に敗退。2歳戦は7戦3勝で終える。
年が明け、4月の3歳初戦コミテッドS-Lは4着に敗れたが、続く5月のラッケンS-愛G3(ナース・芝6ハロン)ではFleet Reviewに1馬身1/4差を付け快勝。しかしその次走、英国3歳スプリント王者決定戦・コモンウェルスC-G1で22頭立ての16着に完敗すると以降は精彩を欠いてしまい、5戦して9月のフライングファイヴS-愛G1(カラ・芝5ハロン)で3着したのが最高着順だった。
10月のアベイユドロンシャン賞-仏G1(13着)が最後のレースとなり、3歳時は結局8戦1勝に終わる。

2019年から種牡馬入り。早熟性を評価されてか、当初から200頭を大きく超える種付け数を誇る人気種牡馬となる。3年目に減少したがすぐに盛り返し、2023年には欧州の平地用種牡馬として年間種付け数最多にまでなっている。

2022年からデビューした産駒は、現役時代の父の特徴を受け継ぎ短距離戦で結果を残す馬が多い(23年の産駒平均勝利距離は7.01ハロン)。

24年8月現在、産駒の重賞勝ち馬は11頭を数える。
代表産駒はOcean Jewel(リッジウッドパールS-愛G2、バリーコーラスS-愛G3)、Brave Emperor(ヴィットリオディカプア賞-伊G2、ダフニス賞-仏G3など重賞4勝)、Matilda Picotte(チャレンジS-英G2、セプターS-英G3)など。
また、シャトルされていたオーストラリアでの産駒からもSocks Nation(クイーンズランドオークス-豪G1)、Archo Nacho(レッドアンカーS-豪G3)といった活躍馬が出ている。

なお、現在までに日本国内で走った産駒はいない。

2023年欧州種牡馬リーディング26位。2歳リーディング17位。(ブラッドホース誌より)

Blissful Beat23は4世代目の産駒。

2024年種付け料2万7500ユーロ(1ユーロ160円換算で約440万円)。

馬名の意味は、19世紀にネイティブアメリカンのスー族に対して白人が条約を結んで保証した「スー族固有不可侵の領土(グレート・スー・ネイション)」から……かな?

母・Blissful Beat

2007年生まれの英国産馬。父Beat Hollow、母Pleasuring、母の父Good Times。

母Pleasuringは英8戦0勝。Bay Street(プリンセスエリザベスS-英G3)・Rose of Montreaux(ソールズベリ1000ギニーTR-英G3)の半妹、Daarik(レッドバンクH-米G3)・Bex(フロール賞-仏G3)・Dark Street(ナターレディローマ賞-伊G3・2着)・Bay Shade(ロイヤルメアズ賞-伊G3・3着)の従姉妹、Splashing(コーンウォリスS-英G3)・Glinting(ネルグウィンS-英G3・3着)の姪。
繁殖としては、Suggestive(クライテリオンS-英G3)・Rashbag(コンデ賞-仏G3)と2頭の重賞勝ち馬を輩出した他、105戦して下級戦ばかりとはいえ9勝を挙げたSwynford Pleasureなど勝ち馬7頭を産んでいる(そのうち6頭が複数勝利)。

Blissful Beat自身は未出走。

しかし繁殖として2012年に産んだHome Of The Brave(父Starspangledbanner)が2歳から8歳までの長きに渡って短距離戦線で活躍(最初は英国、6歳時からは豪州にトレード)。
テオマークスS-豪G2(ローズヒルガーデン・芝1300)・オージーズスターH-豪G3(フレミントン・芝1200)・クライテリオンS-英G3(ニューマーケット・芝7ハロン)・ジョンオブゴーントS-英G3(ヘイドック・芝7ハロン)の重賞4勝、キングリチャード三世S-L(レスター・芝7ハロン)2回・CSPヨーロピアンフリーH-L(ニューマーケット・芝7ハロン)の準重賞3勝を含めた34戦8勝の成績を残している。

また、そのHome Of The Braveを含め、現3歳以上の産駒7頭(出走産駒は5頭)のうち4頭が勝ち馬となっている。
Home Of The Brave以外は皆1勝止まりではあるが、現3歳のStarshine Legend(父Sea The Stars)は今年6月に初勝利を挙げた後も続けて上位に好走(下級戦ですが)しており、久々の複数勝利産駒となる期待が掛かる。

Blissful Beat23は第8仔か9仔?

馬名の意味は、直訳すれば「至福のビート(拍動、拍子)」。

生産牧場・Loughtown Stud & Jamie Burns

セールでのコンサイナーはGlashare House Stud。

調教師・友道康夫

獣医学科卒、馬術経験もある関西のベテラン敏腕トレーナー。2002年開業。

2023年JRAリーディング5位。
年間40勝前後という数字を毎年コンスタントに叩き出し、調子が良い年はリーディング1位を争える力もあるトップ厩舎。

代表管理馬はドウデュース(日本ダービー-G1、有馬記念-G1、朝日杯FS-G1など重賞4勝)、マカヒキ(日本ダービー-G1など重賞3勝)、ワグネリアン(日本ダービー-G1など重賞3勝)など。
今年もジャスティンミラノ(皐月賞-G1、共同通信杯-G3)がクラシックで活躍を見せている。
ワラウカドではファベル、リーティアコナルを管理中。

騎手の起用は川田騎手や藤岡康太騎手の他、最近は坂井瑠星騎手や岩田望来騎手など若手トップ級を積極的に登用する傾向が見える。

外厩は、日高の馬では吉澤ステーブルWESTを主に使用。

測尺

[体重kg / 体高cm /管囲cm] :467/157/20.5 (9/19時点)※9/21追記

所感

・半兄が重賞ウイナー
・トップ厩舎所属

・母高齢。重賞勝ちの兄とも年が離れている
・父の日本適性が未知数
・外国産馬なのでローテ選択・賞金面で不利

2023年のタタソールズ・ディセンバー・フォール・セールにてパカパカファームが9万ギニーで落札(1ギニー=1.05ポンド、1ポンド=約190円換算で約1800万円)。
輸入諸経費や初期育成にかかる経費を考えれば、4000万円の価格は妥当の範疇でしょう。

自家生産馬ではないクラブ募集馬は、20年産のクリプティクコード以来2頭目。
今までの外国産馬は「競走実績があるが繁殖実績が未知数の母馬」の仔ばかりでしたが、この馬は「競走実績は無いが繁殖実績がある母馬」という事もあり、今までとは少し趣向が変わった募集馬に見えます。

出資判断にはやはり、見慣れない父母をどう考えるかというところがキモになってくるでしょうか。

父馬は、欧米で活躍馬を続々と出して新たな一大潮流となりつつあるスキャットダディ系の人気種牡馬スーネイション。

父系スキャットダディの馬は日本でも活躍を見せており、直仔のミスターメロディ(高松宮記念-G1)の他、孫世代のユニコーンライオン(父ノーネイネヴァー)、オーサムリザルト(父ジャスティファイ)、アグリ(父カラヴァッジオ)などが国内で重賞を勝利。

記事執筆時点ではスーネイション産駒はまだ日本で走ったことがありませんが、これら同系の活躍を見れば高い日本適性があってもおかしくはありません。

ありませんが、自分は「スーネイション産駒だから」と出資に積極的になる理由は無いと考えます

理由は2点あって、日本の競走体系がスーネイションの特徴に合致しないのではないのかという疑いと、上位種牡馬の存在があるからです。

まず一つ、競走体系の問題。

スーネイションは地元では超の付く人気種牡馬と言って良い存在ですが、それは「早熟スプリンター」という特性を買われてのものだと思われます。
しかし、2歳戦が始まるのが6月と欧州より遅く、2歳スプリント重賞も比較にならないくらい少ない日本では、仔が父の特性をそのまま受け継いでしまった場合に目標となる舞台がほぼありません。

日本の早熟スプリンターは、いまやダート三冠が設定された早熟ダート馬よりも活躍の場が限られていると言えます。
募集価格4000万ともなればオープン級の活躍が求められますが、仮に本当にオープン級の力を持っていたとしてもちょっとデビューが遅れて函館・小倉の2歳Sをスルーしてしまうようなことがあれば、その後は3歳5月の葵Sまで重賞がありません。
下手をすれば葵Sの時期には既にピークアウトしている可能性もあることを考えれば(スキャットダディ系という事はヨハネスブルグの子孫でもあります)、厳しい環境なのは間違いないでしょう。

もう一つ、上位種牡馬の存在。この上位種牡馬とは、カラヴァッジオの事です。

スーネイションと同じくスキャットダディ直仔で、一つ年上に当たるのがカラヴァッジオ。
競走成績がほぼスーネイションの上位互換で、スーネイションが勝ったフィーニクスS・ラッケンSはカラヴァッジオも勝っており、スーネイションが負けたコモンウェルスC・フライングファイヴSも勝っているという馬。
種牡馬としてもPorta Fortuna(コロネーションS-英G1などG1・3勝、現役)やTenebrism(ジャンプラ賞-仏G1などG1・2勝)を輩出して成功し、前述のアグリの父として既に種牡馬としての日本適性も見せているこの馬が日本に輸入されています。

ワラウカドに産駒が来るかどうかは置いといて、来年以降この馬の仔が日本で普通に提供されることを考えれば、競走・繁殖共に実績的に下位のスーネイションの仔のレアリティ感は半減。
まして、ローテ選択や賞金面で不利な外国産馬としてワザワザ出資する価値があるかは微妙です。

まちかね太
まちかね太

あくまで個人の感想です!

それでは母方の方はどうか。

母ブリスフルビートは未出走ながら兄弟や近親に重賞勝ち馬も多く、自身も重賞4勝のホームオブザブレーヴを産んでいるという事で、かなり魅力的に見えます。

ただしブリスフルビート23から見ればホームオブザブレーヴは11歳年上の兄。
その下の兄姉たちは、勝ち馬こそ多いものの軒並み下級戦1勝のみという成績。現3歳のスターシャインレジェンド(父シーザスターズ)は初勝利の後ここ2走続けて2着しているので久々に複数勝利産駒となる可能性はありますが、それも現状下級戦でのもの。

当然ブリスフルビート23は高齢出産での産駒ともなり、活力という点では疑問符が付きます。

また、ホームオブザブレーヴの父スタースパングルドバナーは種牡馬としてサドラーズウェルズ系牝馬との相性が良く、ビートホロウ(その父サドラーズウェルズ)産駒であるブリスフルビートとマッチした面もあったでしょう。

一方、スーネイション産駒の上級馬には今のところダンジグのクロスを持つ産駒が目立ちますが、ブリスフルビートにその血はありません。
配合論的なアレコレはともかく、パッと見の強調点はあまり感じられない組み合わせのように思えます。

以上、父と母の見える地雷的側面を考えれば、出資するには相当に分の悪い賭けになりそうな気がします。

それを踏まえた上で、自分としては出資する方向で行きたいと思います。

まちかね太
まちかね太

なんでやねん!

とは自分でもちょっと思いますが、ワラウカドのマル外で勝ちたいんですもの(当方サクソフィーナ非出資)!

クリプティクコード(3500万)にもカポデテュティカピ(8500万)にもキングズロア(8000万)にも出資してダメだった(そして非のサクソフィーナは勝った)のに、この馬をスルーして勝たれたりした日にはちょっとアレな気分になるのは間違いないので、精神安定の為に一口ポチッと……8万かぁ……プレステ5買えるなぁ……ポチッとな!

まあ自分にはリーティアコナルもカハンガハンガもいますし、キングズロアも諦めてませんがそれはそれ。

まちかね太
まちかね太

毒を喰らわば皿まで!

あと、ブリスフルビート23にはダンシングブレーヴのクロス(というかウィミスバイトとホープの全姉妹クロス)が発生しているのはオッサン世代にはロマン。

それに栗毛だし……。

まあもちろん、成算が全くないわけでもありません。

父スーネイションの種牡馬実績はカラヴァッジオには見劣るとはいえ単体で見れば結構優秀で、2歳戦や短距離戦中心とはいえ既に重賞勝ち馬11頭を送り出しています(ちなみに同い年で種牡馬としても同期の人気種牡馬サクソンウォリアー産駒の重賞勝ち馬は5頭)。

更に産駒は実際には7ハロンまではこなす馬が多く、代表産駒の中でも現状唯一のG1ホースであるソックスネイションに至っては2200mのクイーンズランドオークスの勝ち馬(単勝100倍レベルの大穴でしたが)。
他にもマティルダピコットが英1000ギニーで3着するなど、マイル級の大レースでも活躍する馬はいます。

また、母ブリスフルビートの子供たちはそれぞれの父産駒の平均勝利距離よりも明確に長い距離で勝ち星を挙げている馬が多く(ホームオブザブレーヴだけはそうでもないですが)、血統特性が配合種牡馬の距離適性を伸ばす方向に作用しているのではないかとも思われます。

よって、上述した早熟スプリンターの番組問題はそこまで気にしないでもいい……かもしれない?

後はこの馬を競り落としてきたハリー氏(ですよね?)の相馬眼と、トップ厩舎の仕上げ能力を信じてオールイン!

まちかね太
まちかね太

信じる者よ、汝の名は愚者なり!
しかして人間は愚かであればこそ幸せなのだ!

祝福の雄叫びよ、いつかターフに轟け!
ウーララー!!(アパッチじゃなくてスーですけども)

……調子に乗って長くなったので他馬の感想は短くします。

アップワードスパイラル23

アップワードスパイラル23
ニューイヤーズデイ(種付け時 11歳)
アップワードスパイラル(出産時 13歳)
母の父Teofilo
性別
誕生日5/7
生産牧場パカパカファーム
調教師藤岡健一
募集価格2400万円

父・ニューイヤーズデイ

2011年生まれの米国産馬。父Street Cry、母Justwhistledixie、母の父Dixie Union。

母Justwhistledixieは米12戦5勝。ボニーミスS-米G2、ダヴォナデールS-米G2を制し、エイコーンS-米G1で2着した実績馬。
Chace City(サラトガスペシャルBCS-米G2の)の半妹、Bakken(トゥルーノースS-米G2・2着)の半姉。
繁殖としては、ニューイヤーズデイの他にMohaymen(ファウンテンオブユースS-米G2など重賞4勝)を産んでいる。

ニューイヤーズデイ自身の競走成績は米3戦2勝(BCジュヴェナイル-米G1)。

2歳8月にデルマーのAW5.5ハロン戦でデビューし3着。中一週で臨んだ2戦目では距離を1マイルに延ばし、レース途中から先頭に立ってそのまま最後まで押し切り初勝利を挙げた。
3戦目にはいきなり11月の2歳チャンピオン決定戦・BCジュヴェナイル(サンタアニタ・ダ8.5ハロン)に挑戦。初ダートながら5番人気に推される。レースでは中団から進めて徐々に前へ進出。直線で優勝を争っていた人気馬2頭を最後にまとめて交わし、2着Havanaに1馬身3/4差を付けて快勝。G1初制覇を飾る。
しかしその後故障してしまい、このレースを最後に引退。翌年から3歳の若さで種牡馬入りすることになった。

2019年に2世代目産駒のMaximum Securityが米国G1戦線で活躍。
当馬はケンタッキーダービーで1着入線後進路妨害で降着したり、第一回サウジC1着入線後の違法薬物投与による失格騒ぎを起こすなど何かと悪印象も多い馬ではあるが、フロリダダービーやパシフィッククラシックなどG1・4勝を含む重賞6勝を挙げた有数の強豪であることは間違いなく、この活躍を受けてか18年からブラジルに輸出されていたニューイヤーズデイが日本に輸入されることになった。

日本では社台スタリオンステーションで20年から種付けを開始し、産駒は23年にデビュー。
ダート戦を主体に早速頭角を現しており、既にエートラックス(兵庫CS-Jpn2、バイオレットS-OP)が重賞ウイナーとなっている。

海外繋養時代の他の代表産駒はFighting Mad(クレメントLハーシュS-米G1、サンタマリアS-米G2)、Bourbon Resolution(ベンアリS-米G3)、Yesterday's News(スターレットS-米G1・2着)など。
日本での代表産駒としては他にバロンドール(ブルーバードC-Jpn3・3着)などがいる。

2023年JRA2歳リーディング10位。ファーストシーズンリーディング3位。

アップワードスパイラル23は日本での3世代目(海外との通算では9世代目)の産駒。

2024年種付け料:200万円(受胎確認後。フリーリターン特約付き)。※前年から50万円DOWN
2022年種付け頭数121頭。2023年種付け頭数157頭。

母・アップワードスパイラル

2010年生まれの英国産馬。父Teofilo、母Welsh Cake、母の父ファンタスティックライト。

母Welsh Cakeは英11戦1勝。Trans Island(ロンポワン賞-仏G2、ダイオメドS-英G3)・Welsh Diva(セルジオクマーニ賞-伊G3)の半妹、Creekside(メルドS-愛G3・3着)の半姉。
繁殖としてはアップワードスパイラルの他に英国の上級条件戦を勝った馬を産んではいるが、特筆すべき実績は無い。

アップワードスパイラル自身は英米9戦2勝。重賞で4着が2回ある。

2歳5月にサンダウンパークの芝5ハロン10ヤード戦でデビュー勝ち。そのまま6月にアスコット5ハロンで行われたG2・クイーンメアリーSに進み、勝ち馬Ceiling Kittyから2馬身半差の4着に入る。
その後、9月に一般戦2着を経てニューマーケット6ハロンのチーヴァリーパークSでG1に挑戦。11頭立ての7番人気タイと事前評価は高くなかったが、勝ち馬Rosdhu Queenから2馬身1/4差の4着と健闘した。
11月には米国に遠征。サンタアニタ6.5ハロンのリステッド・ブリーダーズカップジュヴェナイルターフスプリントプレビューSに出走。10頭立ての3番人気だったが7着に敗れ、ここで2歳シーズンを終戦。
米国に移籍して3歳4月に復帰したが、短距離戦で2戦続けて6着に終わり、苦戦する。
しかし、距離をマイルに延ばした8月の一般戦で4着とすると、更に距離延長した9月のゴールデンゲート芝8.5ハロン一般戦を快勝して移籍後初勝利、通算2勝目を挙げた。
それが現役最後のレースとなる。

繁殖としては、ワラウカド所属の第3仔スパイラルノヴァ(現役4勝、父キズナ)がアイビーS-Lで3着し、ブラックタイプとなっている。同じくキズナを父とする第7仔・ギザキズラヴは今年7月のデビュー戦を4着。
ただし、それ以外のJRAで走った産駒4頭は第6仔サンデーダイヤ(父サトノダイヤモンド)が未勝利戦で一度5着に入った以外に中央での入着実績は無く、英国の障害で走った初仔Ehmajも4着が最高着順。

アップワードスパイラル23は第8仔。

生産牧場・パカパカファーム

言わずと知れたワラウカドの母体。
大樹ファーム場長、待兼牧場ゼネラルマネージャーなどを歴任したアイルランド出身のハリー・スウィーニィ氏が2001年に開設。

生産頭数は年間25頭前後。

2007年にピンクカメオがNHKマイルカップを制して生産馬がG1初制覇。
2012年にディープブリランテが日本ダービーを制し、クラシックタイトルも手に入れている(他に東京スポーツ杯2歳S-G3勝利)。
2023年にはContinuousがセントレジャー-英G1を勝利し、英国クラシックホース輩出にも成功した(他にグレートヴォルティジュールS-英G2、ロイヤルウィップS-愛G3、トーマスブリアン賞-仏G3勝利)。

2023年JRAリーディング117位。

他の主な生産馬にクラリティスカイ(NHKマイルC-G1)、ゼノヴァース(東京ハイジャンプ-JG2)、Power Gal(セリーニS-加G3)など。
※Continuousは母預託での生産馬の為、欧州競馬の表記上では生産者はパカパカファームにはなりません(母馬の所有者が生産者とされる)。

調教師・藤岡健一

安定した成績を続けている関西のベテラン調教師。2002年開業。

2023年JRAリーディング42位。
毎年コンスタントに30弱の勝利数を挙げ、重賞勝ち鞍も多い。

代表管理馬はジャックドール(大阪杯-G1など重賞3勝)、ジュエラー(桜花賞-G1)、ビッグアーサー(高松宮記念-G1)など。
ワラウカドではスパイラルノヴァをオープン馬に育て上げた。

主な起用騎手は、子息である藤岡佑介騎手や厩舎所属の高杉吏麒騎手など。

外厩は、スパイラルノヴァでは吉澤WESTやグリーンウッドトレーニングを使用。

測尺

[体重kg / 体高cm /管囲cm] :440/154/20.2 (9/19時点)※9/21追記

所感

・半兄はオープン馬スパイラルノヴァ
・スパイラルノヴァと同じ厩舎
・父の初年度産駒は高い勝ち上がり率を記録

・母の繁殖成績が不安定。更にそろそろ高齢の域
・5月生まれ

クラブの誇るオープン馬スパイラルノヴァの半弟。
アップワードスパイラルの子供はスパイラルノヴァ以降もインアスピン・ヘリックス・ギザキズラヴがクラブで募集されてきましたが、スパイラルノヴァと同じ藤岡厩舎に入るのはこの馬が初めてになります。

先日半姉ギザキズラヴ(父キズナ)がデビュー戦を4着に好走しましたが、母については昨年の半姉募集時の状況と大きく変わっておらず、父がキズナ以外の産駒の中央での実績は相変わらず壊滅的なまま。

また、そろそろ高齢の域に入ってきた母の6年連続出産での第8仔という事で、活力が残っているかどうか。
5月の遅生まれという点も不利に見えます。

しかし一方で、父ニューイヤーズデイ産駒の勝ち上がり率は優秀。JRAでデビューした初年度産駒83頭中39頭が勝ち上がりを達成しています。

ニューイヤーズデイ産駒の活躍馬には母方にシアトルスルーを持っている馬が多く、他にダンジグ、ストームキャット、珍しい所ではプレザントコロニーなどとの相性が良い様子で、実にアメリカンな感じ。
欧州血統のアップワードスパイラルにはシアトルスルーはありませんがダンジグの血は2本あるので、全く合わないという事も無いのでは。

また、父母共に現役時代は早い時期に活躍した馬。兄姉にはデビューが遅くなった馬も多いですが、ヘリックスのようなアクシデントさえ無ければ、アップワードスパイラル23は遅生まれであってもそれなりに早めの始動が期待できるのではないでしょうか。
であれば出走機会も増えますし、勝機も巡ってくる可能性は高いでしょう。

そしてこの世代のパカパカファーム生産馬で、セリを経ずに直接クラブ募集に回ってきたのはこの馬とテイストオブハニー23の2頭だけ。
牧場サイドの良心を信じるなら、クラブを引っ張る存在として選抜された馬でもあるはず。

価格も良心的だと思いますし、母の不安定さを差し引いても充分賭けが成立する募集馬だと思います。
少なくともブリスフルビート23よりは勝算は高いのでは?

父産駒の傾向的にダート向きになる可能性は高そうですが、それが許容できるなら楽しめるのではないでしょうか。

ただ、自分は自己出資ルールで5月以降の遅生まれはノールックスルーと決めているので見送ります。

まちかね太
まちかね太

もちろん応援はします!

ゴーノニゴー23

ゴーノニゴー23
ハービンジャー(種付け時 16歳)
ゴーノニゴー(出産時 8歳)
母の父Get Stormy
性別
誕生日2/16
生産牧場パカパカファーム
調教師小林真也
募集価格2000万円

父・ハービンジャー

2006年生まれの英国産馬。父Dansili、母Penang Pearl、母の父Bering。

母Penang Pearlは英愛16戦3勝。アスコット1マイルのリステッド・オクトーバーS勝ち馬。
Sauceboat(チャイルドS-英G3)の孫で、Kind of Hush(プリンスオブウェールズS-英G2)、Dusty Dollar(サンチャリオットS-英G2)の姪。
繁殖としては、ハービンジャー以外に特筆すべき実績を残した産駒はいない。

ハービンジャー自身は英9戦6勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスS-英G1など重賞5勝。

3歳4月にデビューし(2着)、2戦目のチェシャー10.5ハロン未勝利戦で初勝利を挙げると、次走7月のゴードンS-英G3(グッドウッド・芝12ハロン)であっさり重賞制覇。しかし続くグレートヴォルティジュールS-英G2は最下位、セントサイモンS-G3は3着に敗れ、3歳時は並みの強豪止まりで終えたが、休養を経て4歳時に本格化。
復帰戦のジョンポーターS-英G3(ニューバリー・芝12ハロン5ヤード)優勝を皮切りに、オーモンドS-英G3(チェスター・芝13ハロン84ヤード)、ハードウィックS-英G2(アスコット・芝11ハロン211ヤード)といずれも2着に1~3馬身差を付ける完勝劇で破竹の重賞連勝。
その勢いのまま、英ダービー馬ワークフォースや愛ダービー馬ケープブランコといった3歳トップ級が相手となった上半期の総決算・キングジョージに古馬代表として2番人気で臨み、2着ケープブランコに11馬身差を付ける圧勝でG1初制覇を果たした。
しかしその後骨折してしまい、引退が決定。社台グループに購買され、日本で種牡馬入りする。

2014年デビューの初年度産駒からベルーフ(京成杯-G3)などを出してはいたものの、大物と言えるほどの産駒が少なく評判が落ち気味だった2017年、3歳を迎えた第3世代の産駒が爆発。
ペルシアンナイト(マイルCS-G1、アーリントンC-G3、皐月賞-G1・2着)、ディアドラ(ナッソーS-英G1、秋華賞-G1など重賞5勝)、モズカッチャン(エリザベス女王杯-G1、フローラS-G2、オークス-G1・2着)などがG1戦線で活躍し、一気に評価を盛り返すことに成功した。

その他の代表産駒はブラストワンピース(有馬記念-G1など重賞5勝)、チェルヴィニア(オークス-G1、アルテミスS-G3)、ノームコア(香港C-香G1、ヴィクトリアマイル-G1など重賞5勝)、ナミュール(マイルCS-G1など重賞3勝)など。

産駒傾向は完全に芝向きの中距離型。
また、晩成傾向だった自身と違い産駒は早めから活躍でき、記事執筆時点の重賞勝ち産駒21頭のうちヒーズインラブとサマーセントを除く19頭は3歳の内に重賞3着以内の実績を持っている。
逆に言えば、古馬になってから初重賞制覇したような馬でも3歳時には既に重賞で好走できる馬だったという事で、若い時に全く無名の馬が古馬になってから爆発的に成長することはあまりない。

2024年からはプライベート供用となっており、種牡馬生活も最晩年に差し掛かりつつある様子。

ゴーノニゴー23は12世代目の産駒。

2023年JRA総合リーディング8位。2歳リーディング17位。

2024年種付け料:プライベート※参考・23年種付け料350万円(受胎確認後、フリーリターン特約付)。
2022年種付け頭数86頭。2023年種付け頭数60頭。

母・ゴーノニゴー

2015年生まれの米国産馬。父Get Stormy、母Lady Larkspur、母の父Perfect Soul。

母Lady Larkspurは米4戦1勝。Solid Eight(ポカホンタスSなど米リステッド2勝)の孫で、Euchre(ベルエアH-米G2など重賞4勝)・Louie the Lucky(サンクスギヴィングデイスプリントH-米L)・C. C. On Ice(パターソンS-米L)の姪。
繁殖としては、ゴーノニゴー以外に特筆すべき実績を残した産駒はいない。

ゴーノニゴー自身は米加19戦3勝。バーボネットオークス-米G3勝ち馬。

2歳5月にダート戦でデビューするも7着。2戦目も4着に敗れ、芝に矛先を変えた7月の3戦目(エリスパーク・芝5.5ハロン)で2着馬に4馬身半差を付けて圧勝。以後は芝路線を歩む。
次走でリステッドのイグザクタシステムズジュヴェナイルフィリーズS(ケンタッキーダウンズ・芝7ハロン)に挑戦。道中2番手から粘りこみ、3着に健闘した。続くチェルシーフラワーS-Lは8着、一般戦も2着と敗れたものの、12月の一般戦(ガルフストリームパーク・芝約7.5ハロン)では道中中団追走から直線で早々に先頭に立ち2着馬に6馬身差を付け完勝。1番人気に応え、2歳シーズンを7戦2勝で終えた。
3歳初戦となった2月のスウィーテストチャントS-G3は5着。しかし続いて挑戦した3月のG3・バーボネットオークス(ターフウェイパーク・AW1マイル)ではスタート直後の後方追走からレースが進むごとに前へ位置を上げていき、直線入口2番手からそのまま抜け出し2着In the Moodに2馬身差を付け優勝。オールウェザー初挑戦で重賞制覇を達成した。
この結果を受けてAWでのキャンペーンを続行し、5月にカナダのセリーニS-G3に挑むも5着。芝に戻り、6月のリグレットS-G3(チャーチルダウンズ・芝9ハロン)では積極的に先行し、勝ち馬Beyond Blameから1馬身半差の2着に粘った。
その後は年末までに芝の重賞・特別を4戦し、3→6(G2)→2→4着と勝ち切れずに3歳シーズンを終了。この年は8戦1勝となった。
4歳シーズンは復帰が遅れ、9月の芝リステッド競走・ファシグティプトンオールアロングSからスタートしたが、ここを最下位12着に完敗。その後は芝の一般戦・特別戦を3→4着と持ち直すも、年が明けた1月・5歳初戦となったAWでの一般戦では先行策から早々に後退して最下位7着に敗退。
初重賞制覇を成し遂げたターフウェイパークのオールウェザー1マイルコースでの敗北が、そのまま現役最後のレースとなった。

繁殖入り後、21年に初仔Hamilton's Way(父Constitution)を出産。
Hamilton's Wayは24年9月現在11戦1勝。今年5月のアケダクト(ベルモントパークの代替開催)の芝11ハロン未勝利戦で10頭立てのブービー人気を覆して勝利している。

初仔出産後の21年10月に輸入され、2022年産はAmerican Pharoahの仔となるはずだったが、残念ながら流産となった模様。

よってゴーノニゴー23が第2仔。

生産牧場・パカパカファーム

アップワードスパイラル23の同項目参照

調教師・小林真也

2021年に開業したばかりの関西の新進厩舎。

ワラウカドではゼノヴァースを再生した厩舎として名を高め、その後の預託馬の管理体制も好評で評価を確立している。

開業3年目となる23年は19勝を挙げ、初めてJRAリーディングで100位の壁を突破して78位を記録。
今年はやや出足が鈍かったが、8月に一気に5勝を挙げて100位圏内に割り込んできている。

代表管理馬はゼノヴァース(東京ハイジャンプ-JG2、中山大障害-JG1・2着)、サンライズアムール(栗東S-L、藤森S-OP)、プロクレイア(新潟2歳S-G3・3着)など。
ワラウカドではカフェロワイヤルを管理中。

主な起用騎手は富田騎手、藤懸騎手、角田大和騎手、川須騎手など。

外厩は、チャンピオンヒルズや宇治田原優駿ステーブルなどを使用。

測尺

[体重kg / 体高cm /管囲cm] :507/160/20.9 (9/19時点)※9/21追記

所感

・母は重賞ウイナー
・母8歳時の第2仔と走り頃
・価格がお手頃

・ハービンジャー産駒だが母系にサンデー・キンカメなし
・芝専科の可能性が高く、ダートで潰しが利かなさそう
・一年前とはいえセールで主取り

23年のセレクトセール当歳に上場され、主取り。

その経緯があるからかどうかは知りませんが、ワラウカドのハービンジャー牝馬の先輩たちより少しお安めでの募集となっています(19年産セルフエスティームは2400万、20年産ポーレットは2200万円)。

母はオールウェザーの重賞勝ち馬。近親にはそこまで大物がいる訳ではありませんが、母の大叔父にあたるユーカーは2000年に行われた第1回ジャパンカップダートに出走(8着)した馬で、そこはかとなく日本競馬との縁が感じられる馬でもあります。

母がアメリカに残してきた初仔ハミルトンズウェイ(3歳)は現在1勝。
1勝するまでに9戦を要し、その後アローワンスでは2戦続けて6着に敗れているので、今のところ上級クラスを狙えるという感じでは無いですが、初仔から勝ち馬を出したという意味ではある程度の繁殖能力は担保されていると見れるのではないでしょうか。

ゴーノニゴー23は、そんな母が8歳時に産んだ2番仔。一般的には繁殖牝馬として最も活躍が見込める時期の仔であり、兄以上の期待は当然持っていいはずです。

父ハービンジャー産駒の活躍馬はサンデーサイレンスもしくはキングカメハメハ、或いはその両方の血を持つ馬が大半を占め、アメリカ産馬のゴーノニゴーには当然その血はありませんが、これは仕方ない事。
母父・母母父は共に米国の芝マイル前後で実績を残した馬なので、そちらの方からスピードを幾らかでも補えていれば……いいなぁ。

そのあたりに少し不安はありますが、今回の募集ラインナップの中では目立った欠点が最も少ない安パイなのはこの馬だと自分は思いますので、今期の本命として出資する方向です。

まちかね太
まちかね太

価格もお手頃、厩舎もヨシ!

母はダートで芽が出ず芝に矛先を変えてから活躍しだした馬で、父がハービンジャーですから、娘も当然適性は芝オンリーになる可能性は高いでしょう。
距離適性もマイル~中距離と思われますので、ノーザン社台とガッツリ戦わざるを得ないステージに上がることになりますが、厳しい分だけ上手く行った時には夢が見られます。

母は2歳戦からソコソコ走れていた馬ですし、ハービンジャー産駒も早いうちから動き出せますから、全てが上手く回った場合には……。

まちかね太
まちかね太

グフフ……

厩舎の先輩ゼノヴァースの栄光の再来を!
同父のポーレットで一度は見た夢を、今度は現実に!

まちかね太
まちかね太

今は前だけ見て GO GO!

チャパティ23

チャパティ23
デクラレーションオブウォー(種付け時 13歳)
チャパティ(出産時 4歳)
母の父スクリーンヒーロー
性別
誕生日4/7
生産牧場パカパカファーム
調教師鈴木慎太郎
募集価格1800万円

父・デクラレーションオブウォー

2009年生まれの米国産馬。父War Front、母Tempo West、母の父Rahy。

母Tempo Westは米11戦3勝。Terpsichorist(シープスヘッドベイH-G2など重賞2勝)の孫で、Union Rags(ベルモントS-米G1、シャンペンS-米G1など重賞4勝)の半姉。
繁殖成績は優秀で、デクラレーションオブウォーの他にもWar Correspondent(マイアミマイルS-米G3など重賞2勝)、Vertiformer(仏リステッド勝ち、パンアメリカンS-米G2・2着)などを産んでいる。

デクラレーションオブウォー自身の競走成績は英愛仏米13戦7勝。インターナショナルS-英G1、クイーンアンS-英G1など重賞3勝。

2歳11月にフランスのJC・ルジェ厩舎からデビューし、初戦のメイドン(ポルニシェ・AW8.5ハロン)を3馬身差、2戦目のコンディション競走(ドーヴィル・AW7.5ハロン)を8馬身差で連勝。
その後しばらく休養に入り、その間にアイルランドのA・オブライエン厩舎へ転厩。復帰戦となった3歳9月のソロナウェイS-愛G3は4着に敗れたが、続く一般戦(カラ・芝10ハロン)を完勝。10月のG3・ダイアモンドS(ダンダーク・AW10.5ハロン)も勝利し、重賞初制覇で3歳シーズンを締めくくる。
4歳初戦となった4月のヘリテージS-L(レパーズタウン・芝1マイル)も快勝。5月のロッキンジSで初めてのG1に挑んだが、ここはFarhhの5着に敗れる。しかしその次走、ロイヤルアスコット開催のクイーンアンS(アスコット・芝1マイル)でAljamaaheer以下を下し、あっさりG1タイトルを手に入れた。
その後は7~8月の英仏のG1を連戦し、エクリプスSで2着、サセックスSで3着、ジャックルマロワ賞で4着と好走するも勝ち切れない競馬が続いたが、ジャックルマロワ賞から中10日で英国にとんぼ返りして臨んだインターナショナルS(ヨーク・芝10.5ハロン)で愛ダービー馬Trading Leatherを2着に下し、エクリプスSで敗れたAl Kazeem(3着)やサセックスSで敗れたToronado(6着)らにもまとめて雪辱して優勝。G1・2勝目を挙げた。
その後はアメリカに遠征し、11月のブリーダーズCクラシックでダートに挑戦。勝ち馬Mucho Macho Man、2着Will Take Chargeとハナ・アタマ差の接戦を演じて3着に入り、この激闘を花道に引退となった。

2014年からアイルランドで種牡馬入りし、翌15年にはアメリカへ。また、豪州でのシャトル供用もされていた。
産駒は欧州でOlmedo(プールデッセデプーラン(仏2000ギニー)-仏G1など重賞2勝)、米国でGufo(ソードダンサーS-米G1連覇、ベルモントダービー-米G1など重賞4勝)、豪州でVow And Declare(メルボルンC-豪G1など重賞4勝)などが各地の重賞戦線で活躍。
日本でも持ち込み馬のデュードヴァン(青竜S、阿蘇S、ユニコーンS-G3・2着)が活躍を見せた。

2019年からは日本軽種馬協会で供用。日本供用初年度の世代からタマモブラックタイ(ファルコンS-G3)やトップナイフ(萩S-L)、2年目世代からセットアップ(札幌2歳S-G3)を出している。

海外供用時代も含めてG1勝ち産駒は7頭を数え、重賞勝ち産駒は30頭近い。

日本での産駒成績は芝・ダートどちらかに偏ってはおらず、距離も幅広くこなしている。オールラウンダータイプの種牡馬。

チャパティ23は日本供用4世代目(海外含めた通算だと9世代目)の産駒。

2022年JRA総合リーディング38位。2歳リーディング19位。

2024年種付け料:300万円(受胎確認後、流死産・産駒死亡時返還)。※前年から50万円UP
2022年種付け頭数108頭。2023年種付け頭数133頭。

馬名の意味は「宣戦布告」。

母・チャパティ

2019年生まれの日本産馬。父スクリーンヒーロー、母ナン、母の父High Yield。

母ナンは米18戦1勝。デルマーオークス-米G1・2着、サンタイネスS-米G2・3着などの重賞好走実績を持つ。
Star of Atticus(ポカホンタスS-米L・2着)の半妹で、Levitation(ジェニュインリスクH-米G2・3着)の姪、Key Hunter(CCAオークス-米G1・3着)・Hatfield(ガルフストリームパークターフスプリント-L)の従姉妹。
繁殖としてはカナダの重賞勝ち馬Power Gal(セリーニS-加G3)を出しているが、日本で走った産駒にJRAで勝利を挙げた馬はいない。

チャパティ自身は未出走。
ワラウカド所属馬として走る予定だったが、デビュー前の3歳3月に屈腱炎を発症し無念の引退。夢は子供たちに託される。

チャパティ23が初仔。

馬名の意味は「インド等で食されるパンの一種。母名より連想」

生産牧場・パカパカファーム

アップワードスパイラル23の同項目参照

調教師・鈴木慎太郎

2021年に開業した関東の新鋭調教師。

2023年JRAリーディング65位(関東に限れば22位)。
開業初年度・2年目の勝利数は一桁止まりだったが、3年目の23年に21勝を挙げて一気にトップ100の壁を越え、躍進。
今年も好調で、記事執筆時点で既に15勝。トップ50を狙う勢いを見せている。

代表管理馬はカシマエスパーダ(鳳雛S-L、不来方賞-Jpn2・2着)、ファイアダンサー(ルミエールオータムダッシュ-L・2着)、ノヴァエクスプレス(クローバー賞-OP・3着)など。
ワラウカドではメイリーを管理中。

騎手の起用は内田博幸騎手や丹内騎手を中心に、原騎手や小林美駒騎手など若手も積極的に登用している印象。

外厩は、メイリーではヒモリファーム(NEW ERA)を使用。他馬では吉澤ステーブルEASTなども利用。

測尺

[体重kg / 体高cm /管囲cm] :491/159/21.2 (9/19時点)※9/21追記

※参考・セレクションセール上場時
体高158センチ・胸囲179センチ・管囲20.9センチ

所感

・厩舎が上り調子
・(セール時点の)測尺は充分

・未出走の母の初仔
・母系の日本適性に不安
・母父のBMS実績が不足
・セレクションセール実質主取り

セレクションセールに上場され、クラブが税込み1210万円で落札。
左後肢球節の肢軸矯正手術の術歴あり(2023年6月)。

術歴に関しては、同じくセレクションセール上場からクラブ募集になった先輩フラーハも全く同じく1歳6月に左後肢球節の肢軸矯正手術を行っており、彼女は普通に2歳12月にデビューして3歳2月に勝ち上がれているので、力さえあれば大きな問題にはならないでしょう。

問題は「力さえあれば」の部分。「日本適性があれば」と言い換えてもいいでしょうか。

祖母ナンはカナダのオールウェザー重賞勝ち馬パワーギャルを輩出してはいますが、日本で走った産駒3頭は未勝利。
ナンの長女ロジナン(父ディープインパクト)の子供たち(チャパティ23にとっては従兄姉たち)も、地方では勝っているものの中央では未勝利。

チャパティは未出走引退となりましたが調教ではよく動けていたようなので、走れていればもしかしたら……という部分はありますが、実際には走れていないので全ては妄想。

母の父スクリーンヒーローも、父の父としてはモーリスを通して活躍馬を送っていますが、母の父としての実績はシカゴスティングが目立つ程度で、現状重賞勝ち馬ナシと不振。

正直な話、この状況で出資に至るほどのポイントは元クラブ馬の仔という部分くらいしか見出せませんが、私はチャパティ非出資でしたし……。

と言いつつも、現在のところ出資する方向で行こうと思っています。

まちかね太
まちかね太

なんでやねん、その2!

こっちの理由はただ一点、チャパティ23がデクラレーションオブウォーの仔だから。

個人的な推し種牡馬の一頭ですが今まで出資する機会が無く、今回が初めての機会なのでまあ行っとこうかな、と。
価格もまずまずお手頃にしてもらえましたし。

まちかね太
まちかね太

推しは推せる時に推せ~!

ワラウカド公式ホームページのレポートコーナー「ワラウカド不定期便」の最新記事(3年以上前の日付ですが)で可能性に注目されているウォーフロント系種牡馬の日本でのトップスタリオンですし、クラブとしても満を持しての産駒募集のはずです(一度はセールに行きましたが)!

厩舎も評判のいい鈴木厩舎。成績も順調に上がってきていますし、期待しても良いでしょう。
メイリーでは外厩に噂のNEW ERA(ヒモリファーム)を使っているとのことなので、それにも興味があります。まあチャパティ23でそこを使うかはわかりませんが。

チャパティ23は母の初仔になりますが、セール時の情報を見る限りは馬格もおそらく問題ないハズ。
まずは故障せず、一年後には元気にデビューの日を迎えていられることを願って!

まちかね太
まちかね太

生き残ることが戦いだ!
FIRE~!!

テイストオブハニー23

テイストオブハニー23
パイロ(種付け時 17歳)
テイストオブハニー(出産時 6歳)
母の父オルフェーヴル
性別
誕生日4/23
生産牧場パカパカファーム
調教師嘉藤貴行
募集価格1500万円

父・パイロ

2005年生まれの米国産馬。父Pulpit、母Wild Vision、母の父Wild Again。

母Wild Visionは米1戦1勝。Carol's Wonder(エイグリームH-米G3・3着)の娘で、Wild Wonder(マーヴィンリロイH-米G2など重賞3勝)の全妹、Cuvee(フューチュリティS-米G1など重賞3勝)・Early Flyer(サンヴィセンテS-米G2など重賞2勝)・Fun House(ブエナヴィスタH-米G2)・Will He Shine(トゥルーノースH-米G2)の従姉妹、Olympio(ハリウッドダービー-米G1など重賞6勝)の姪。
繁殖としては、パイロの他にWar Echo(シルヴァービュレットデイS-米G3)、Farrier(ジェベルハッタ-首G1・2着)、Longview Drive(オールアメリカンS-米G3・2着)などを産んでいる。

パイロ自身の競走成績は米17戦5勝。フォアゴーS-米G1など重賞4勝。

2歳7月にチャーチルダウンズのダート6F戦でデビュー勝ち。一般戦3着を経て2歳G1戦線に挑むも、シャンペンS-米G1、BCジュヴェナイル-米G1と2戦続けてWar Passの前に完敗の2着に終わる。
3歳初戦のリズンスターS-米G3(フェアグラウンズ・ダ8.5ハロン)を制して重賞初制覇、続くルイジアナダービー-米G2(フェアグラウンズ・ダ8.5ハロン)も制したが、ケンタッキーダービー前哨戦のブルーグラスS-米G1を10着大敗し、本番も8着と振るわなかった。
その直後のノーザンダンサーS-米G3(チャーチルダウンズ・ダ8.5ハロン)を勝利したものの、3歳シーズンは以降善戦までとなる。
しかし、休養を挟んだ4歳7月のマーヴィンリロイH-米G2(サラトガ・ダ7ハロン)で2着すると、次走フォアゴーS(サラトガ・ダ7ハロン)でKodiac Kowboy以下を抑えてG1初勝利。7ハロン戦で栄光を掴んだ。
以後はマイルG1を2戦連敗する形で現役を終え、そのまま2010年から日本で種牡馬入り。

産駒は主に地方競馬で活躍。JRAリーディングの最高位は21年の19位だが、地方リーディングではトップ3の常連であり(ただし1位になったことは無い)、ここまで輩出した重賞馬8頭中6頭は交流重賞を勝利している。
また、記事執筆時点での産駒の重賞級勝利14勝の内10勝は1800m以上の距離でのものであり、7ハロン戦でG1ウイナーとなった自身の戦績とは裏腹に上級産駒は中長距離戦で強さを見せる。

代表産駒はメイショウハリオ(帝王賞-Jpn1連覇、かしわ記念-Jpn1など重賞級5勝)、ミューチャリー(JBCクラシック-Jpn1)、デルマルーヴル(名古屋グランプリ-Jpn2、兵庫ジュニアグランプリ-Jpn2)など。

2023年JRA総合リーディング32位。2歳リーディング33位。

テイストオブハニー23は13世代目の産駒。

2024年種付け料:400万円(産駒誕生後)。※前年から据え置き
2022年種付け頭数131頭。2023年種付け頭数70頭。

母・テイストオブハニー

2017年生まれの日本産馬。父オルフェーヴル、母スウィートアンドフローレス、母の父Unbridled's Song。

母スウィートアンドフローレスは米19戦1勝。アーリントンオークス-米G3・2着、ビウィッチS-米G3・3着などの重賞好走実績を持つ。
Sweet and Ready(プリンセスS-米G2)の娘で、マチカネタマカズラ(クイーンC-G3・3着)の半妹。
繁殖としては、テイストオブハニー以外のJRA勝ち産駒はシゲルエベッサン(1勝)のみで目立った実績は無い。

テイストオブハニー自身はJRA16戦2勝。ワラウカド所属馬として走り、最終クラスは2勝クラス。

2歳8月に札幌芝1500の新馬戦でデビューし、2着に好走。続く10月の京都での芝2000・芝1800戦も連続3着。勝ち上がり目前の状態で2歳シーズンを終える。
年が明け、3歳初戦には1月の京都ダート1800戦を選択。単勝1.4倍の圧倒的1番人気に推され先行するも直線で伸びず、7着に敗れた。その後は間隔を開け、6月の阪神で復帰し芝に戻して2戦するも6着・15着。
まさかの足踏み状態のまま未勝利戦終了間際となった8月、陣営は再びダート挑戦を選択(小倉ダ1700)。大きなチークピーシーズを初装着したテイストオブハニーは、序盤先団を見る位置に付けるも向こう正面に入ると早々に動き出し、3角手前で先頭を奪取。4角に入る頃には後続に4~5馬身の差を付けており、そのまま最後まで押し切って2着馬に3馬身差の快勝で見事勝ち上がりを果たした。その後はダートが主戦場となる。
1勝クラス昇級後の2戦はそれなりに人気もあったが7着・10着に敗れ、クラス3戦目となった11月の福島ダート2400m戦では12頭立ての最低人気にまで評価を落としていた。今度はチークピーシーズを外したテイストオブハニーは、スタート後しばらくは後方に構えていたものの、最初のホームストレートで外から一気に押し上げ先頭を奪取。そのままコース一周先頭で押し通し、2着馬に1馬身差を付け2勝目を大穴で勝ち取った。
以降はダート2000m以上の条件を中心に出走するも2勝クラスでは苦戦が続き、5戦して4歳1月の東京ダ2100戦で3着した以外は全て着外に終わる。
4歳8月の阿賀野川特別で久々に芝に挑戦(7着)した後に浅屈腱に炎症が出てしまい、回復状況を鑑みて年末に引退の決断が下され繁殖入りとなった。

2歳のデビュー戦時には既に542キロという雄大な馬格を誇る馬だった(生涯最高馬体重は3歳12月・鳥取特別出走時の556キロ、最低馬体重は3歳1月・未勝利戦出走時の530キロ)。

テイストオブハニー23が初仔。

馬名の意味は「蜜の味。母名より連想」

生産牧場・パカパカファーム

アップワードスパイラル23の同項目参照

調教師・嘉藤貴行

2022年に開業した、関東の新進調教師。元ジョッキー。

2023年JRAリーディング103位(関東に限れば45位)。
初年度から16勝を挙げ、昨年も15勝。今年は記事執筆時点で既に15勝。元々勝率はトップ50レベルとも遜色なく、馬房数が14から20に増えた今年は初の年間トップ100圏内(を飛び越えて50位圏内も)を視野に入れている。

代表管理馬はカンティーユ(ラピスラズリS-L・2着)、パウオレ(ながつきS-OP・2着)、ジョージテソーロ(昇竜S-OP・2着)など。
ワラウカドではフラーハを管理中。

主な起用騎手は、横山兄弟や丹内騎手など。

外厩は、フラーハではケイツーステーブルを使用。

測尺

[ 体重kg /体高cm /管囲cm] 469/157/20.2 (9/19現在)※9/21追記

所感

・新進気鋭の厩舎
・母は元クラブ馬でJRA2勝

・狂気の父×狂気の母父
・ダート血統の牝馬

チャパティ23同様に元クラブ所属馬の初仔になりますが、こちらはセールには出されず最初からクラブ募集馬として温存されていた存在。

現状クラブ馬の初仔はほぼセール行きになっている(=クラブへ持ってくる基準を満たせていない?)中でのこの扱い。
アップワードスパイラル23と同様、クラブを引っ張る存在として選抜された馬だと見ていいのでは。

前年のメイリーの項でも触れた通り、自分はオルフェーヴルは母の父として優秀なのではと思っていますし、母テイストオブハニーは馬格充分(過ぎる)2勝馬。
繁殖として優秀な可能性は高いと思っていますし、初仔から活躍馬を出してもおかしくないとも思っています。

厩舎も、私は将来的に関東を代表するレベルになるかもと見ている嘉藤厩舎。

牝馬という事もあってチャパティ23よりも募集額は安いですが、今期の東のエース枠はこの馬のように思えます。

ただ、テイストオブハニー23に関しては完全にダート血統の牝馬なので、上のクラスに上がることが出来た時にローテ面での難しさなどはあるでしょう。
また、パイロ×オルフェーヴルという字面だけ見るとどうしても気が狂ってる、じゃなかった気性が過度に荒ぶるタイプではないかという懸念が拭えませんので、その辺りは事前にしっかり情報をチェックして納得してから判断した方がいいかもしれません。

自分としては昨年のカフェロワイヤル同様、ハナからダート! という血統の牝馬には魅力をあまり感じないこともありますので、出資は見送ります。

後にこの判断をビターテイストな思い出として振り返れるくらいの活躍をしてくれることを願っています!

まちかね太
まちかね太

それもまた一興!

(※25年1月追記 見送るつもりでしたが、母テイストオブハニーが逝去しその最初で最後の産駒となってしまった事もあり、出資することにしました)

スウィートアンドフローレス23

スウィートアンドフローレス23
アメリカンペイトリオット(種付け時 9歳)
スウィートアンドフローレス(出産時 17歳)
母の父Unbridled's Song
性別
誕生日5/3
生産牧場パカパカファーム
調教師高橋一哉
募集価格1200万円

父・アメリカンペイトリオット

2013年生まれの米国産馬。父War Front、母Life Well Lived、母の父Tiznow。

母Life Well Livedは米7戦1勝。リステッド勝ち馬Well Dressedの娘で、Well Armed(ドバイWC-首G1、グッドウッドS-米G1など重賞4勝)の全妹、Witty(レイルバードS-米G3)・Helsinki(トラヴァーズS-米G1・3着)の半妹。
繁殖としては、アメリカンペイトリオットの他にMuqtaser(ニッカボッカS-米G2・2着)などを産んでいる。

アメリカンペイトリオット自身の競走成績は米英14戦5勝。メイカーズ46マイルS-米G1など重賞2勝。

3歳1月にデビューし、4月に3戦目のキーンランド芝1マイル未勝利戦で初勝利。直後に挑戦したアメリカンターフS-米G2は10着に大敗したが、その後一般戦とケントS-米G3(デラウェアパーク・芝9ハロン)を連勝。重賞ウイナーとなった勢いのまま挑んだセクレタリアトS-米G1でもビーチパトロールの3着に好走した。
以降3歳時は2戦して勝てなかったが、4歳2月に一般戦を勝利して復調を見せると、4月のメーカーズマーク46マイルS(キーンランド・芝1マイル)でHeart to Heart以下を僅差下して優勝。G1初制覇を飾る。
その次走は英国遠征でのクイーンアンS-英G1挑戦となったがここは11着に終わり、帰国後の2戦も完敗となって引退。
翌2018年から日本で種牡馬入りとなった。

21年デビューの初年度産駒からビーアストニッシドがスプリングS-G2を勝利し、重賞ウイナーとなっている。

他の代表産駒はグラインドアウト(関東オークス-Jpn2・3着)、ブレスレスリー(葵S-G3・3着)、シルフィードレーヴ(小倉2歳S-G3・3着)など。

産駒の傾向としては、ダートもこなせるが芝の方がベター。距離は1800までで、それを超えると苦しくなる短距離寄りのマイラータイプが多い。

スウィートアンドフローレス23は5世代目の産駒。

2023年JRA総合リーディング41位。2歳リーディング57位。

2024年種付け料:150万円(産駒誕生後)。※前年から据え置き
2022年種付け頭数185頭。2023年種付け頭数130頭。

母・スウィートアンドフローレス

2006年生まれの米国産馬。父Unbridled's Song、母Sweet and Ready、母の父El Prado。

母Sweet and Readyは米23戦4勝。プリンセスS-米G2、ピピンS-Lで優勝した実績を持つ。
Shaunavon(ストラヴィンスキーS-L・2着)の全姉、Sweet and Firm(ミラーライトS-L・2着など)の半姉、Chris's Bad Boy(リステッド3勝、ニアークティックH-米G2・2着など)・Live Your Best(デビュタントS-米G3・3着)の従姉妹。
繁殖としては、スウィートアンドフローレス以外にマチカネタマカズラ(クイーンC-G3・3着)を産んでいる。

スウィートアンドフローレス自身は米19戦1勝。重賞で複数回の好走実績を持つ。

2歳12月にデビューし、3歳3月の3戦目で初勝利(マウンテニア・ダ1マイル)。その後AWとダートの一般戦・特別戦で2→2→3着と好走を続け、7月にアーリントンオークス-G3(アーリントン・AW9ハロン)で重賞初挑戦。6頭立ての最低人気だったが後方追走から直線脚を伸ばし、勝ち馬Peach Brewから半馬身差の2着に健闘する。続いて8月のアラバマS-G1(サラトガ・ダ10ハロン)に挑み、ここも8頭立ての7番人気と人気薄だったがCareless Jewelの4着に健闘した。
その後芝の特別戦3着、ダートのG2を6着、ダートのリステッドを3着として3歳シーズンを終える。
4歳時は芝の中距離戦を中心に堅実な走りを続け、ビウィッチS-G3(キーンランド・芝12ハロン)で3着、イエローリボンS-G1(ハリウッドパーク・芝10ハロン)で4着、ルードアンドリドルダウイジャーS-L(キーンランド・芝12ハロン)で2着するなど7戦して5度5着以内に入ったが、勝ち星を加算することは出来なかった。
5歳1月の一般戦で繰り上がり3着となったのを最後に現役生活に終止符を打つ。

全19戦で2着4回3着6回4着3回5着2回、最低着順は6着(3回)で非常に堅実だったが勝ち味に遅く、勝ち星は結局一つに留まっている。

2012年のキーンランド・ジャニュアリーセールでパカパカファームに19万ドルで落札された。

現3歳以上の産駒は5頭おり、初仔の米国産馬シゲルエベッサン(1勝、父Stormy Atlantic)、3番仔のワラウカド所属馬テイストオブハニー(2勝、父オルフェーヴル)がJRAで勝ち上がっている。

スウィートアンドフローレス23は第7仔。

生産牧場・パカパカファーム

アップワードスパイラル23の同項目参照

調教師・高橋一哉

本年デビューの、関西のルーキー調教師。

記事執筆時点ではJRA4勝、交流1勝。今年の新規開業厩舎は現状どこも似たり寄ったりの成績であるものの、若干苦戦気味ではあるか。
ただし馬房数が最少の14なので、そのあたりを考慮する必要はある。

管理馬に転厩してきたオープン馬はいるが、自前ではまだ1勝クラス勝ちまで。
JRAでの4勝に1番人気は一度も無く、2回は11番人気での大穴勝利を演出している。

主な起用騎手は、現状では北村友一騎手や小沢騎手、斎藤騎手など。

測尺

[ 体重kg /体高cm /管囲cm] 516/161/21.5( 9/19現在)※9/21追記

※参考:セレクションセール上場時
体高161センチ・胸囲176センチ・管囲20.8センチ

所感

・価格はお手頃
・(セール時点の)測尺は充分

・母高齢
・厩舎が未知数
・セレクションセール実質主取り

セレクションセールに上場され、クラブが税込み715万円で落札。
左後肢球節の肢軸矯正手術の術歴あり(2023年7月)。

同時募集のテイストオブハニー23の叔母に当たる馬。術歴についてはチャパティ23同様気にするほどのものでは無いでしょう。

セレクションセールに上場できているくらいなので上質な馬ではあるのでしょうが、父はやや地味、母は高齢、厩舎は開業直後で未知数とあって、字面上は強調点には欠けるきらいは否めません。

ただ、テイストオブハニーに思い入れがある人なら、娘と妹に同時出資出来る嬉しい機会なのではないでしょうか。

5月生まれなので、自分はノールックスルーとなります。

イフィゲニア23

イフィゲニア23
サンダースノー(種付け時 8歳)
イフィゲニア(出産時 5歳)
母の父エピファネイア
性別
誕生日2/6
生産牧場パカパカファーム
調教師岩戸孝樹
募集価格1000万円

父・サンダースノー

2014年生まれの愛国産馬。父Helmet、母Eastern Joy、母の父Dubai Destination。

母Eastern Joyは仏4戦1勝。サンチャリオットS(当時G2)勝ち馬Red Slippersの娘で、ディアヌ賞(仏オークス)-G1勝ち馬West Windの半妹。英愛オークス馬Balanchineの姪でもある。
繁殖としてかなり優秀で、サンダースノーの他にIhtimal(メイヒルS-英G2など重賞3勝)・First Victory(オーソーシャープS-英G3)・Eastern World(マハブアルシマール-首G3)・Always Smile(リステッド勝ち、サンチャリオットS-英G1・2着)・Winter Lightning(リステッド勝ち)と多数の上級馬を産んでいる。

サンダースノー自身は英愛仏米首24戦8勝。ドバイワールドC-首G1連覇などG1・4勝を含む重賞7勝。

S・ビン・スルール厩舎に所属して英国で2歳5月にデビュー勝ちし(レスター・芝6ハロン)、その後4戦して7ハロンのG2で2着2回を記録。シーズン最後にはフランスに遠征し、クリテリウム国際-G1(サンクルー・芝1400)で2着South Seasを5馬身千切り捨てて圧勝。重賞初勝利がG1初制覇となり、2歳シーズンを6戦2勝で終える。
3歳時はドバイからスタート。ダート初挑戦だったUAE2000ギニー-G3(メイダン・ダ1600)で2着馬を5馬身3/4千切って勝利すると、UAEダービー-G2(メイダン・ダ1900)でもエピカリスを短頭差下して重賞連勝。
勇躍アメリカへ遠征しケンタッキーダービー-G1に挑んだが、スタート直後に競走中止。しかし21日後には欧州へ舞い戻り、愛2000ギニー-G1でChurchillの2着に健闘。セントジェームズパレスS-英G1での3着を挟み、7月のジャンプラ賞-仏G1(シャンティ・芝1400)でTrais Fluorsを2着に下して2度目のG1勝利を果たす。
続くジャックルマロワ賞-仏G1でも3着に好走したが、10月のクイーンエリザベス2世S-G1は最下位15着に大敗してシーズン終了となり、3歳時は8戦3勝。
4歳時もドバイからスタート。メイダン競馬場のダート重賞を3戦して2→1→2着とした後、ドバイワールドカップ(メイダン・ダ2000)に挑戦。米国馬West Coastに5馬身3/4差を付け圧勝し、ダートでもG1タイトルを手にする。その後休養に入り、8月のインターナショナルS-英G1で復帰(8着)した後は再度アメリカ遠征。ジョッキークラブゴールドC-米G1でクビ差の2着、BCクラシック-米G1でAccelerateから1馬身3/4差の3着と勝てないまでも健闘し、この年は7戦3勝。
5歳時もドバイでスタート。初戦のマクトゥームチャレンジラウンド3-G1を2着し、叩き2戦目で迎えたドバイワールドカップでは地元の伏兵Gronkowskiをハナ差で下し優勝。史上初の連覇を達成した。
その次走、アメリカのメトロポリタンH-G1(3着)が最後のレースとなり、この年は3戦1勝で終えた。

欧州の芝短距離でも活躍したがドバイ(メイダン)のダートでは更に強く、当地では8戦5勝2着3回。アメリカのダートでも勝ち星こそなかったものの、競走中止したケンタッキーダービー以外での3戦全てで3着以内だった(全てG1)。

引退後は日本のダーレージャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬入りすることに決定。
世界を駆け巡る旅の終わりとなる6ヵ国目の来訪地として日本にやってきた。

産駒は2023年からデビューしているが、初動はあまり芳しくない。そんな中、現状牡馬よりも牝馬の方が勝ち上がり率が高いという珍しい傾向を示している。
今のところJRAでの産駒勝利の大半はダート、それも中距離のものが多い。

代表産駒はミスターダーリン(園田ジュニアC・2着)、テンカジョウ(JRA3勝)、ジーサイクロン(JRA3勝)など。

イフィゲニア23は3世代目の産駒。

2024年種付け料200万円(産駒誕生後)。※前年から50万円DOWN
2022年種付け頭数124頭。2023年種付け頭数145頭。

母・イフィゲニア

2018年生まれの日本産馬。父エピファネイア、母エヴァモア、母の父Dansili。

母エヴァモアは英8戦0勝。Reunite(ヴァージニアS-L、ウィンターヒルS-英G3・2着)の娘で、Allez les Trois(フロール賞-仏G3)の孫、Anabaa Blue(ジョッケクルブ賞-仏G1など重賞3勝)の姪、Tamayuz(ジャックルマロワ賞-仏G1、ジャンプラ賞-仏G1)・Great House(NJCニューカッスルS-豪G3、VRCボザムS-豪G3)・Aboulie(ミエスク賞-仏G3)・Half Light(ハンブルク牝馬マイレ-独G3)の従姉妹。
繁殖としてはJRA3勝のロワマージュを産んでいるが、特筆すべき実績を持った産駒はいない。

イフィゲニア自身はJRA10戦0勝。上記ロワマージュの全妹。

3歳1月に中京芝1600新馬戦でデビューし、勝ち馬とクビ差の2着に惜敗(ちなみにこの時4着だったのがワラウカドのセラヴィー)。続く2月小倉芝1800戦でもクビ差の2着。
更に3月の中京芝2000戦で3着、ダートに転じた4月の阪神ダ1800戦でも3着と、あと一歩の競馬が続く。
それでも勝利は近いと思われたが、次走6月の中京芝2000戦で5着に敗れると以降はスランプに。
ダートで2戦して共に着外に終わり結局未勝利戦を勝ち上がれず、以降は1勝Cへの格上挑戦を行うも、芝2戦・ダート1戦して全て着外。10月の柏崎特別(10着)を最後に現役を退いた。

イフィゲニア23が初仔。

馬名の意味は「ギリシア神話に登場する王女。父名より連想」。

生産牧場・パカパカファーム

アップワードスパイラル23の同項目参照

調教師・岩戸孝樹

関東のベテラントレーナー。元騎手。2002年開業。

2023年JRAリーディング86位(関東に限れば35位)。
2014年前後の年間10勝に満たない最低迷期は脱したが、それでも年間20勝は厳しく、苦戦中(21年は不祥事を起こした他厩舎の管理馬を引き受けて馬房数が増えていた為、参考外)。
年間15勝くらい、リーディング100位前後で安定しているとも言える。

代表管理馬はラヴアンドポップ(東京ハイジャンプ-JG2、東京ジャンプS-JG3)、ゲットフルマークス(京王杯2歳S-G2)、フサイチアソート(東京スポーツ杯2歳S-G3)など。

騎手は木幡巧也騎手や丹内騎手、菊沢騎手、横山武史騎手などを起用することが多い。

測尺

[ 体重kg /体高cm /管囲cm] :500/156/20.2 (9/19現在)※9/21追記

※参考・サマーセール上場時
体高156センチ・胸囲183センチ・管囲20.0センチ

所感

・価格はお手頃
・(セール時点の)測尺は充分
・元を辿れば名牝系

・父産駒は現状不振
・未勝利の母の初仔
・サマーセール実質主取り

サマーセールに上場され、クラブが税込み660万円で落札。

母イフィゲニアは自分にとっての一口馬主初レースだったセラヴィーの新馬戦に出走していて、セラヴィー(4着)に先着する2着となっていた馬。
自分にとってはある意味原初のライバル馬であり、思い出の一頭とも言えます。

まちかね太
まちかね太

今でも簡単に思い出せる
最後の直線……

その時のレースぶりからは早々に勝ち上がるかと思われましたが、惜しいレースを繰り返した挙句(結果的に)レース選択を誤って未勝利で終わってしまいました。

名繁殖アレグレッタを四代母に持つ(イフィゲニア23から見れば五代母)馬なので、かなり遠くはなりますが一応アーバンシー、ガリレオ、シーザスターズ、キングズベスト、アナバーブルー、タマユズ他、欧州のそうそうたる名馬たちと同じ一族という事になります。

とはいえ母自身は未勝利馬(1勝馬レベルの力はあったと思いますが)。
そしてイフィゲニア23は初仔で、父は昨年デビューの初年度産駒が現状厳しい結果のサンダースノー(JRAデビューの初年度産駒68頭中勝ち上がり18頭)。
ダート適性の割に牡馬より牝馬の方が勝ち上がり率が高いのは、イフィゲニア23には良いデータですが……。

馬格は充分そうですし価格が安いので、1勝でも出来れば(下手すれば未勝利のままでも上位入線を何度かすれば)充分回収が視野に入るので決してナシでは無いと思いますが、字面からはあまり積極的に行く理由も無さそうでしょうか。

まあどちらにせよ自分としては昨年のシックスレイヴンズの時同様、厩舎でパスとなります。

まとめ

以上、適当感想でした。

まちかね太
まちかね太

お付き合いいただき
ありがとうございました!

いつも通り自分の主観でしか語ってないので他の人の参考になる部分は皆無かと思いますが、暇つぶしにでもなっていれば幸いです。

上述の通り、自分としてはブリスフルビート23・ゴーノニゴー23・チャパティ23の3頭に出資する予定。
うちガチ枠はゴーノニゴー23だけで残りの2頭はぶっちゃけロマン枠になりますが、非出資組も含めてみんな頑張っておくれ!
(※25年1月 テイストオブハニー23にも出資することにしました)

……ともう出資したような気分になっていますがいまだ募集日程も何も出ていないので、募集開始当日は仕事になるかもしれません。
チャパティ23は一部の方々の熱い支持があるので、もしかすると即日満口になって出資出来ないなんてこともある……のか?

募集日やその他詳細の発表を心して待ちたいと思います。

まちかね太
まちかね太

皆様もお好きな馬に出資出来ますように!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

※当記事はあくまで個人の感想であり、特定のファンドへの出資を推奨または制止するものではありません。
また、記事中のデータは執筆時点での正確なものを掲載するように努めてはおりますが、誤認や勘違いによるミスはあるかと思われます。
もしご利用される場合は必ずご自身で情報を精査された上で、自己責任でお願い致します。

-ワラウカド, 一口馬主
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