こんにちは、まちかね太です。
1月12日の中山12レース・4歳以上1勝クラス(芝2000)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬トレベルオールとワラウカドでの出資馬リーティアコナルが出走しました。
一走ごとにじっくり間隔を空けて使っているトレベルオールと、8月末に勝ち上がって以来となるリーティアコナルの復帰戦がかち合い、出資馬対決が発生。
と言っても2頭ともに現級での実績は薄く(リーティアコナルの方は昇級戦なので当たり前ですが)、レースの有力馬は重賞やオープンで好走歴があるような馬たちなので、揃って完全に挑戦者の立場。
むしろ2頭のどちらかだけでも爪痕を残すことが出来れば御の字、というのが客観的な評価でしょうか。
しかし一出資者の主観としてはこの2頭が現級で足りないとは思っていませんし、中山2000の条件は彼らに合っていると思うので期待は充分持てます。
新春ドリームジャンボの
夢見て行きましょ!
以下、人気薄を覆して上位馬に一泡吹かせてほしいと願って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・トレベルオール&リーティアコナル
トレベルオール
(牡5・オルフェーヴル×トレサンセール by Rip Van Winkle)
美浦・辻哲英厩舎

ここまでの戦績:22戦4勝(4・3・2・3・1・9)※うち地方18戦4勝(4・3・2・3・0・6)
前走:11月8日・三春駒特別(1勝C)(福島・芝2000)6着(→レース記事はこちら)中8週
リーティアコナル
(牡4・Kingman×Fahan Mura by English Channel)
栗東・高橋一哉厩舎

ここまでの戦績:10戦1勝(1・1・1・2・1・4)
前走:8月30日・3歳未勝利(中京・芝2200)1着(→レース記事はこちら)中18週
レースまでの状況
11月の福島戦では大外枠から終始外を回る展開を強いられてしまい、掲示板にわずかに届かなかったトレベルオール。
レース後も馬体に問題は無かったようですが、詰めて使うとメンタル面への悪影響が懸念されることもあり、11月14日にケイワンレーシングへ放牧に出ました。
この時点では26年の番組が発表されていませんでしたが、例年なら年明けの中山に芝1800~2000の番組が組まれるのでそこを目標にしたいとのこと。
なお、仮にそれが組まれなかった場合はダート1800を試したいとのコメントも同時に出ました。
佐賀でそれなりに活躍したとはいえ馬格も大きくないですし、この馬の本質は芝馬だと思っている自分としてはダート転向は避けてほしい展開。
芝の番組がありますように!
外厩移動後すぐとなる11月20日に、どこかでぶつけたようで右前の球節に熱感と痛みが出たとのことで心配しましたが、レントゲン検査では異常は無く腫れも引いて来ているとのことで一安心。
12月に入ると騎乗調教も再開しました。「元気が良くてちょっと特殊な子」などと言われてしまっていますがw
そのあとまた右前球節部をぶつけるアクシデントがあったようで(幸い大事には至らず)、その辺のヤンチャぶりに気を付けつつ進めてもらっているようなので、そういう言葉もそりゃまあ出てくるのでしょう。
幸いそれ以上のトラブルは起こらず、12月18日に美浦に帰厩。
首尾よく中山の2週目に芝2000の番組が無事組まれたので、そこを目標に進めて行くことになりました。鞍上も早々に大野騎手に決定。
中間の調教ではワンペースな部分はあるものの動きは良く、この馬としては充分ということで順調に状態はアップしている模様。
ゲート練習も問題は無く、気性面も元気ではあっても悪い方向性のものではなく、前回と比較して全体的に落ち着きがある印象とのこと。
いい感じでレースに臨むことが出来そうです。
ただ、トレベルオールが目標としている1月12日中山芝2000戦にはもう1頭の出資馬リーティアコナルが急遽矛先を向けてくることになり、出資馬同士でぶつかることに。
リーティアコナルは8月末に中京2200未勝利戦を鮮やかに勝ちあがって以来のレースとなります。
前走後は吉澤ステーブルWESTに放牧に出されリフレッシュ。
馬体には問題なしとはいえ夏場に連戦したダメージは内面にはしっかりあったようで、9月半ば以降乗り出しを再開してからは動きに精彩を欠く状況がしばらく続きました。
10月中まではまだ四肢がむくんだり背腰に疲れが出たりということがしばしばあったものの、11月半ば頃には苦しい様子も脱して前向きさも出てきた様子。
その後は調教を進めて行くごとにコンディションが良化しているようで順調に進捗していましたが、友道厩舎の馬房事情が厳しかったようで「本馬の良いタイミングで競馬ができる確約が得られない状況」になってしまったこともあり、12月16日の近況更新で転厩が決定したと発表。
栗東・高橋一哉厩舎にてこの先を戦って行くことが決まりました。
主戦の小崎騎手をよく起用している厩舎なので、もしかしたらその辺の事情も考慮されたのかもしれません。
リーティアコナルも元々は色々ややこしいメンタルの持ち主だった(或いは今も?)ので、情報の受け渡しがつつがなく行われれば幸いです。
ともかくも高橋厩舎の皆様、
今後よろしくお願いいたします!
高橋師は早速吉澤WESTで馬を確認してくれたようで、あれよあれよという間に12月25日には栗東に入厩。
1月18日の京都芝2400m戦を目標に進めて行くことが発表されました。
流れるようにスムーズな展開はとてもありがたく、転厩した甲斐もあろうというもの。
以降の調整も順調に進んでいるようでしたが、復帰戦での距離延長にはいささかの不安もあったのか(以前阪神2400戦を使ったときに距離が長いと言われたこともありましたし)、次週の近況で目標変更の可能性(1月11日の京都芝2000戦)が告げられました。
予定が早くなるということはそれだけ状態もいいという事でしょうし無問題(18日京都なら生観戦出来たので、それは残念でしたが)。
……と思っていましたが、この11日の京都戦は混合戦ではなく外国産馬のリーティアコナルは出走不可。
レース当週に翌12日の中山芝2000m戦に向かう事になったと発表されました。
あら?
鞍上はこれまでと変わらず小崎騎手継続なのでそこは安心ですが、トレベルオールとレースが被ってしまった……。
まあ芝中距離という似たような路線を辿っている以上、あり得ることですし仕方なし。
この時期の関東の芝レースに、関西馬のリーティアコナルが出走できたことが幸運だと思っておきます。
というわけで出資馬2頭出しとなった1月12日の中山芝2000m平場1勝クラス戦ですが、フルゲート18頭が埋まったメンバーは数だけではなく質もなかなかのもの。
ローズS5着・フラワーC5着のミッキーマドンナ(父エピファネイア)、スイートピーS2着馬で前走同級僅差2着のマリアイリダータ(父ドゥラメンテ)、スプリングS5着のスワローシチー(父ミッキースワロー)など昨年のクラシック戦線に挑んだ馬たちの他、ワラウカド民にはヴィレムの新馬戦での印象が強いアドミラルシップ(父ゴールドシップ)や現級2着が2回あるキャピタルリッチ(父オルフェーヴル)など、現級での実績が豊富な馬たちも多く顔を揃えました。
その中にあっては、現級では今のところ掲示板に載れるかどうかというところのトレベルオールと、10戦目での未勝利勝ち以来4か月振りとなるリーティアコナルというラインナップでは重い印が集まるはずもなく、両者ともに人気薄予想。
しかしトレベルオール・リーティアコナル共に中山の2000という条件は向いていると自分は思っていますし、リーティアコナルについては陣営からも強気なコメントも出ています。
枠はトレベルオールが1枠2番と今回はいい所を引いたのに対し、リーティアコナルは7枠15番とかなり苦しい所に入ってしまい明暗分かれはしましたが……。
ともかくやってやれないことはないはず。
為せば成る!
出来れば両馬とも、せめてどちらかだけでも好走して欲しい!
レース内容
当日12レース時点の中山競馬場は晴れ、芝は良。
トレベルオールは前走比プラス8キロの462キロ、リーティアコナルは前走比マイナス12キロの482キロでパドックに登場。
トレベルオールは集団の最後尾をパシュファイヤーなどでガチガチに固めたフルアーマー状態で回っていますが、イヤな感じで昂っている様子は見られません。
輸送減りもあるのか休み明けで大幅馬体減のリーティアコナルはちょっと心配ですが、見た目はそこまで細くも見えない……よね?
きっと大丈夫だと思いたい。
単勝最終人気はミッキーマドンナが1番人気で2.0倍。続いてマリアイリダータが2.9倍。3番人気以降は大きく離され、ミッキースワロー(15.5倍)以降は10倍以上と上位2頭に人気が集中する形に。
トレベルオールは25.1倍の8番人気、リーティアコナルは37.2倍の10番人気となりました。
パドック後もつつがなく進行し、枠入りもトラブルなくトレベルオールもすんなり。大外ミッキースワローも入って全馬準備完了。
ゲートオープン!
ヨッシャ!
トレベルオールもリーティアコナルもいいスタート!
特に良かったのはトレベルオールの方でそのまま前を窺う構えも見られましたが、リーティアコナル鞍上小崎騎手が押して一気に前へ。
進路を内に向けながらハナを奪い切り、逃げの手に出ました。トレベルオールは内側からそれを見送り、2番手グループに付けて1コーナーへ。
悪くない、悪くないよ!
最初のコーナーを先頭で回って行くリーティアコナル、リードはおよそ1馬身。2番手には人気の一角マリアイリダータが付け、トレベルオールはマリアイリダータを挟んでニシノインヴィクタと並ぶような形で3~4番手の位置。ミッキーマドンナはそこから2馬身程遅れた中団馬群に付けました。
向こう正面、快調に逃げるリーティアコナル。1000m通過は「60秒くらいのペース」との実況が入ります。
全体の隊列は大きく変わらず、このまま馬群は3コーナーへ……と思いきや、ここで後方にいたニヴルヘイムが外を捲って一気に急上昇。
3角では逃げるリーティアコナルに並びかけ、すぐ後ろのマリアイリダータと共に3頭で馬群から抜け出す形でコーナーを回って行くことに。
トレベルオールは我関せず、そこから2馬身程後ろの内目を淡々と追走中。
4角手前、奇襲を仕掛けられたリーティアコナルでしたが動じず先頭キープ。鞍上の手が少しずつ動き出してまた1頭抜け出し、単騎先頭を奪い返して4コーナーを回り、直線へ向きます。
そのままそのままー!
そしてリーティアコナルから再び1馬身遅れたマリア・ニヴル両頭の内側からはトレベルオールがコーナーワークも活かしてスッと進出。2頭に並ぶような形で、リーティアコナルを追って直線へ!
さあ直線、先頭はリーティアコナル!
2番手は内からトレベルオールが抜け出すか!
ワンツー来い! ワンツー!
リーティアコナルが逃げる! 外から迫るトレベルオール!
2頭が先頭・2番手で、残り200標識を通過!
そのままァァーー!!
坂の上で2頭の競り合いが続く!
トレベルオールが徐々に差を詰め、リーティアコナルに並びかける!
残り100、トレベルオールが先頭へ!
ここで2頭の後ろを付かず離れず来ていたマリアイリダータが外目から伸びてきた!
その後ろからも何か来ているか!?
そのままアアアアーーーー!!
トレベルオールが半馬身抜け出す!
苦しくなったリーティアコナル、マリアイリダータに交わされたか!?
あああ~~~。
後は頼むトレベル!
ゴールまであと少し、逃げ込むトレベルオール、追うマリアイリダータ、その差が詰まる詰まる!
そして更に外からもう1頭が急襲! 一気にリーティアコナルを交わし、前の2頭へも肉薄するのはキャピタルリッチ!
ゴールまであと一歩! あと一歩~~~!!
あーーーーーーーー!!
しかしわずかに逃げ込み切れず、トレベルオールが外の2頭に捉まったところがゴール板……。
あああ……
優勝は最後に大逆転を決めたキャピタルリッチ(5番人気)。ハナ差の2着にマリアイリダータ。トレベルオールは更にクビ差の3着。
リーティアコナルは人気のミッキーマドンナにも迫られましたがこれはハナ差抑え切り、トレベルオールから1馬身差の4着で決着となりました。
トレベルオール結果
4歳以上1勝クラス(中山・芝2000・良)
大野(58)馬体重462(+8)
3着(18頭・8人気)
リーティアコナル結果
4歳以上1勝クラス(中山・芝2000・良)
小崎(57)馬体重482(-12)
4着(18頭・10人気)
所感
悔しいいぃぃ~~
残り200地点が、いや120地点がゴールだったら出資馬ワンツーだったのに……!
などと益体もない愚痴が出てくるくらいには惜しかった。ああ無情……。
両馬の鞍上も、トレベルオールの大野騎手は枠を活かした好騎乗、リーティアコナルの小崎騎手は枠の不利を打ち消す積極的な競馬を展開してくれて、共に文句なしだっただけに悔しい結果。
とはいえ両馬ともに人気薄の身(トレベルオールは締め切り直前までリーティアコナルより人気が無く、12番人気くらいだったはずですが最終オッズでは逆転してました。Why?)ということを考えれば良くやってくれました。
時計も速かったですし、この相手でこの競馬が出来るなら双方ともこのクラスには完全にメドが立ったと見ていいでしょう。
リーティアコナルは次走が叩き2走目ともなることですし、次は人気馬として堂々クラスを突破してくれることを願います!
……なんて物分かりのいい風なことを書きましたが、やっぱりここまで来たからにはこの機会で勝っておいて欲しかった……(特にトレベルオール)!
悔しいィィ~~
まあ切り替えて行くしかありません。
トレベルオールはいつも通りこの後は一息入れ、3月の中山開催を目指していく予定。
メンタルの懸念がありますから連戦できないのは仕方ありませんね……。
とはいえ今までの成績だとコストパフォーマンスは正直悪かったですが、今回くらいの走りを毎回出来るようになればそれも十分見合うものになるので、これからもこの調子で行ってもらえれば。
ただ、3月の中山に芝中距離戦が組まれていないので次走はダートになりそうな雰囲気。
先にも述べた通り自分はこの馬の本質は芝向きだと思っていますし、せっかく芝で結果も出てきたところでもあるので、このいい流れが断ち切られないことを願うばかりです。
ともあれしっかりリフレッシュして次に臨んでもらえれば。
リーティアコナルはこのまま続戦の予定で、2月7日の戸畑特別(小倉・芝2000)に向かうとのこと。
坂のあるコースがベストだと自分は思っていますが、京都よりは小倉の方が向いているのではないかとも思いますので頑張ってもらいたい。
ブリンカーを付けてからは以前より行きっぷりも良くなっていますし最後の粘りも増しているので、前回小倉2000を使った時(未勝利戦0.3秒差4着)とは違う結果を期待できるはずです。
ただ馬体重を大きく減らした後にまた輸送競馬という形になるのでそこはちょっと心配ではありますが、厩舎の皆様が上手くケアしてくださるでしょう。
今回はあと僅かのところで夢破れてしまいましたが、2頭ともに次はもっといい結果になることを願って!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様・ワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)