こんにちは、まちかね太です。
8月30日の中京3レース・3歳未勝利(芝2200)に、ワラウカドでの出資馬リーティアコナルが出走しました。
近走毎度堅実に掲示板を確保するものの勝利にはあと一押しが足りないという走りを繰り返して、気づけばもう夏の終わり(とは思えないくらいの猛暑ですが暦の上ではまあ一応)。
デビュー前の調教で将来の活躍は約束されたものと大いに期待し、そして直後の新馬戦よもやの惨敗に(私が)膝から崩れ落ちてからおよそ8ヵ月。
3月には勝ち馬にクビ差まで迫る走りを見せるなど、あれからよく立て直してはきましたが、結局夢見た勝利は果たされないまま終わってしまうのか……?
なんとか……
なんとか……
真夏の連戦で状態面でも厳しい事は百も承知ですが、どうにかなんとか最後のチャンスを掴んで欲しい!
以下、無事と勝利を祈って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・リーティアコナル
リーティアコナル
(牡3・Kingman×Fahan Mura by English Channel)
栗東・友道康夫厩舎

ここまでの戦績:9戦0勝(0・1・1・2・1・4)
前走:8月2日・3歳未勝利(中京・芝2000)5着(→レース記事はこちら)中3週
レースまでの状況
小倉からの中1週競馬だった前走後も馬体に問題は無く、そのまま在厩で勝ち上がりを目指して続戦決定。
早々に8月30日の中京芝2200m戦を目標にすると発表されました。
中京2200は、3月29日のレースで3着した舞台。
当時は18頭立ての大外枠から好位に付け、4角10番手以降の馬がワンツーフィニッシュを決める流れの中で2着馬とはハナ差の勝負を演じました。
7月20日の小倉2000戦(4着)では「距離が少し短い」、6月22日の阪神芝2400戦(離された4着)では「距離が少し長い」と言われたリーティアコナルにとって、現状最もベターな距離・コースであるかもしれません。
しかし3月のレース後に短期放牧に出て5月に帰厩後、30日のレースで在厩5連戦目。
特に前々走の小倉から中1週で前走に臨む、輸送込みの真夏の連戦は流石に厳しいものがあったのか、今回は前走から中3週の間隔を取るとはいえ中間の調教は軽いものばかりで、状態アップというよりなんとか現状維持を図ろうと苦心している様子に見えます。
さもありなん……
常識外れの猛暑が続いていますし、「状態に問題ない」と言われてはいても当然疲労は蓄積しているはず。
とはいえもう勝ち上がりへ残ったチャンスは多くありません。
仮にここを落とした場合、掲示板外で権利を落とせば当然その時点でほぼジ・エンド。
権利を取れたとしても、来週の阪神芝2000・2週後の阪神芝2200は混合戦では無いので外国産馬には出走資格が無く、芝のレースでは9月13日の阪神1800戦が唯一の選択肢として残るだけ。2000でも短いと言われるリーティアコナルには厳しい条件でしょう。
つまり実質、ここが最後の勝ち上がり機会と言っても過言ではない状況。
どうにか出来るだけいい状態でレースに向かってもらえることを祈るのみ。
なお、今回はブリンカーを装着するとのこと。
2月の2戦目(レースにならず惨敗)の後に馬具を色々試した際には「結局何もつけない方がいい」との結論になっていましたが、あれから時間も立ちました。近走はチーク装着で走っていますが、特にレース序盤での物見が激しいのは見て取れますので、状況的にも伸るか反るかの勝負に出るのはここしかないでしょう。
仮に上手く行かなかったとしても、これは陣営が手を尽くしてくれていることを明示的に表すものですし、どんな結果でも受け入れます。
もちろん上手くハマって最後のひと押しを利かせる一助になる事を願いますが!
すべて上手く行きますように!
というわけで27日の芝コースでの最終追い切りはブリンカー装着で決行。
小崎騎手鞍上でも併走相手の新馬2頭に先行しながら遅れるという内容だったようですが馬なりでのものですし、ブリンカーの感触も悪くなかった様子。きっと戦える状態であるはず(だと思いたい)。
そして30日のレースの出走馬も決定。残り少ない勝ち上がりチャンスを争うのはリーティアコナル自身を含め15頭。
勝ち上がり順番待ち状態のままここまで来てしまった、という馬も多く見受けられ、メンバーレベルは高そう。
その中でも最右翼と見做されているのはリビングストン(父エピファネイア)でしょうか。8戦して2着3回3着1回、7回は掲示板内で最低着順は6着という正しく順番待ちの馬です。
他にも、デビュー2戦目・初芝の前走で僅差3着とした牝馬シーラスストリーク(父キズナ)、4戦3着2回4着1回の牝馬シュパネントダイヤ(父サトノダイヤモンド)、リーティアコナルが前2走続けて後塵を拝しているマイネルビスマルク(父ゴールドシップ)、5戦2着1回3着2回4着1回のレッドサジェス(父リアルスティール)、前走でリビングストンとアタマ差の勝負をしているサイモンノーブル(父ハービンジャー)など、ライバルは綺羅星の如く。
実績的にはリーティアコナルと同等以上の馬がほとんどで、その比較では強気にもなれませんが、彼らもまたこの真夏に強行軍してきた者たちでもあります。
リビングストン、マイネルビスマルク、サイモンノーブルなどは前8週で3走しており、シーラスストリークは8月3日にデビューしてこれで8月3戦目。
彼ら彼女らもまたギリギリの状況で勝ち上がりに望みを賭けて戦っており、前走から中3週開いているリーティアコナルは、比べればむしろ余裕のあるローテとすら言えるかもしれません。
付け入るスキはあるはず!
枠は1枠1番に決定。勝率的にははっきり悪い枠ですが、スタートが良く前目に行けるリーティアコナルには好枠では。
少なくとも3月の同条件戦時の大外枠よりはレースは運びやすいはず。唯一の2着経験時も(阪神でしたが)1枠だったので、同じようなレースが出来れば。
Kingman産駒が過去3年でこのコースを走ったのはリーティアコナル自身のみ。3月のレース内容からは上述の通り、むしろ向いているはず。
鞍上小崎騎手の過去3年コース実績は芳しくないものの、試行数も少ないので参考外としたいところ。
データ的には若干不安な部分もあるにせよ、もはや四の五の言っていられる状況でもありません。
ここまで来たら兎に角健闘を祈るのみ!
どうか悔いなき戦いを!
レース内容
レース当日は夜勤明けでしたが、発走時刻の少し前に帰宅できたのでグリチャでWEB観戦。
場合によってはレース中止もありうるとされていたほどの灼熱の中京競馬場、3レース時点の天候は晴れで芝は良。
リーティアコナルは前走比プラス4キロの494キロで登場。チラッと確認したパドック映像では落ち着いて歩けていたようです。
単勝人気は最終的にリビングストン(2.8倍)、シーラスストリーク(4.1倍)、サイモンノーブル(5.9倍)、シュパネントダイヤ(8.2倍)の4頭が10倍以下となり、リーティアコナルは13.4倍の6番人気でした。
さて自分が映像を見始めたころには既に本場馬入場も終わっており、枠入りが始まろうとするところ。
先入れとなったらしいマイネルビスマルクが非常に手間取り、最後は目隠しをしてゲートに収まるまで結構な時間が掛かりましたが、それ以外の馬たちは特に問題なく続々ゲートイン。リーティアコナルも最内枠にすんなり収まりました。
大外レッドサジェスが最後に枠入りし、準備完了。
ゲートオープン!
ヨシ!
リーティアコナル、今日も好スタート!
3番シュパネントダイヤがスタート直後に内にヨレて2番サイモンノーブルは不利を受けたような形になりましたが、最内のリーティアコナルにまでは影響は無く、鞍上小崎騎手が軽く促すとスッと前へ。
逃げるか!?
ブリンカー効果かいつものようにホームストレートで物見をする様子もなく、楽に2馬身ほどのリードを確保。
このまま先頭に立ってレースを進めて行くのかと思われましたが、坂に入ると外から14番ネオクイーンが一気に押し上げハナを主張。
すると小崎騎手は抵抗することなく見送り、リーティアコナルはネオクイーンから1馬身ほどの2番手の位置で1コーナーへ入りました。
悪くない、悪くないよ!
キッチリ折り合いも付いている様子で無理なく番手キープ、これは絶好の展開では?
しかしリーティアコナルのすぐ後ろにはリビングストン、シュパネントダイヤ、シーラスストリークといった有力どころも半馬身~1馬身程度の間隔で続いてきています。彼らにとってもこれはいい流れ。
ともあれレースは向こう正面へ。
1000m通過は1分2秒くらいとの実況が入ります。
ヨ~シヨシ!
ペースもいい感じ!
淡々とした流れのまま、逃げるネオクイーンは3コーナーへ。リーティアコナルはぴったり貼りついていますが、3番手以降との差は2馬身程度に開いています。
4コーナーへ向けて、徐々に逃げ馬との差を詰めて行くリーティアコナル。
残り800から600の間で半馬身に詰め、そしてそのまま4角手前で外から早々に交わしにかかる!
さあリーティアコナル、先頭へ!
ヨシ行け!
しかし同時に、リーティアコナルの更に外から覆いかぶさってくる黒い馬体が!
リビングストンが4角手前で一気に進出、前の2頭をまとめて呑み込まんと襲い掛かってきました!
勢いは一番外、リビングストンが最優か!?
あああ~~
直線入り口でネオクイーンは脱落し、先頭を並走するのはリーティアコナルとリビングストン!
リーティアコナル鞍上小崎騎手も激しくアクションしていますが、やはり手応えは外のリビングストンの方が優勢!
リビングストン、リーティアコナルの抵抗を交わし前に出たか!
ううう~~
勝ちは厳しいか。しかし5着以内を確保できればまだ、まだ希望は残るはず!
なんとか掲示板には!
と弱気な応援モードに切り替わった途端、形勢はまた一転。
坂に入ったリーティアコナル、止まらない!
それどころか、リビングストンをジリジリ差し返し始めている?
はい?
残り200手前、リーティアコナルが鞍上のムチに応え、グイッとひと伸び!
リビングストンを完全に差し返した!
先頭!
残り200!
残り200!!
うおおおおおおおーーー!!
リーティアコナル、1馬身のリード!
差は、詰まらない!
コザキィィィィーーー!!
残り100!
小崎騎手の最後の檄が飛ぶ!
リーティアコナル、ゴールへ邁進!
リビングストンがまた少し差を詰めてきたか、しかし、しかし!
リーティアコナル、セーフティーリードを保ったまま、ゴールイン!!
いよっしゃあああああああ!!
優勝はリーティアコナル!
3/4馬身差の2着にリビングストン、更に1馬身差の3着にシーラスストリークの順で決着となりました。
結果
3歳未勝利(中京・芝2200・良)
小崎(57)馬体重494(+4)
1着(15頭・6人気)
所感
約束の日、来たれり!
信じる者は救われた……!
デビュー前の期待値が高かっただけに初戦・2戦目のレースにならない大惨敗後は暫く引きずるくらいにショックを(私が)受けてましたが、あの絶望の日々もこの喜びの日の為にあったと思えば、すべて人生のスパイス。
報われるって素晴らしい!!
3戦目以降リーティアコナルがまともにレースを出来るようになって遂に勝利を掴むことが出来たのも、鞍上小崎綾也騎手の尽力が大きいでしょう。特に今回は見事な騎乗ぶり、勝利にはその手腕が大きく作用したと思われます。
ありがとうございました!
また、一介の未勝利馬に馬房を割きつつ最適な条件を常に模索し、今回のブリンカー作戦も見事に決めてくれた友道康夫調教師はじめ厩舎スタッフの皆様。デビューが想定より遅くなった時には不満もタラタラ並べましたが、ここにかつての非礼を謝罪し、改めて感謝を述べさせていただきます。
無論育成・外厩スタッフの皆様、クラブ関係者の皆様にも大いに感謝を!
ありがとうございました!
そしてもちろん、この喜びをもたらしてくれたのは真夏の連戦に耐え抜き、素晴らしいド根性を発揮してくれたリーティアコナルの頑張りあってこそ。
未来を繋いだその戦いぶりに大いなる敬意と、最大限の感謝を捧げます!
ありがとうありがとう!
今回の勝利要因は騎乗内容やブリンカー効果が大きいとは思いますが、そもそも枠に恵まれ、その上で展開が向いたこともあるでしょう。
しかし枠を活かせたのも好展開を活かせたのも、毎度好スタートを切れるというリーティアコナルの長所があってこそのもの。
また、明らかに坂での耐久力が高い部分も顕著に示しました。今回特に粘り強かったのはブリンカーが効いたのでしょうが、これまでの好走も坂のある阪神・中京で前受けしてのもの。
逆に前走・前々走のように序盤積極性を欠いた場合は、坂の有無にかかわらず最後の末脚比べで後れを取るシーンが目立ったので、今回の結果で改めて強みと弱みが浮き彫りになったとも言えます。
「坂のある競馬場で」「前目に付けて力勝負」というのが、現状リーティアコナルが最も力を発揮できる条件のように思います。
今回の勝ちタイムは前週の同距離1勝C戦の勝ちタイムとコンマ2秒差(今週は中京競馬場の時計がやたら速かったですが)、また翌日の2勝C戦の時計は上回っており、数字上は昇級しても充分戦っていけるはず。
この先も長所を活かせる舞台で、どんどん上を目指して行ってほしい!
距離は……小倉2000で「短い」と言われましたが小回り平坦での話なので、坂あり大回りコースだとまた話も変わってくるのでは。2400も、ブリンカーで集中力が増した今ならこなせなくもないことも……ないのでは……?
希望的観測ですが、いやらしい話ですが外国産馬のリーティアコナルには内国産手当が出ない分距離手当はもらいたいので、距離はこなせるようになってくれるとありがたく。
……などと、勝った途端に新たな欲望ダダ漏れとなってしましましたが、こんな話が出来るのも未来が繋がったからこそ。
まずはゆっくり休んでもらい熱闘の疲れを癒した後、またこの先にも期待させてもらいたいと思います!
古に約束された勝利をようやく果たした王が、これからも王国を笑顔で満たしてくれることを願って!
ワラウカドには福来る!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)