こんにちは、まちかね太です。
3月12日の中山3レース・3歳未勝利(ダ1800)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬セントアイヴスが出走しました。
前走後は間隔を詰めての続戦が予定されていましたが、軽い頓挫が続いて先延ばしを繰り返し、ようやく出走に漕ぎつけた形になったのが今回。
と言っても前走から中5週しか開いてませんが。
心配された状態面は、直前の調教師コメントなどからはそこまで心配するようなものではない……と言うか、むしろ良化している感じ。
そうだとしても前走の結果からいきなり勝ち負け期待と言うのは高望みが過ぎるかも知れませんが、前進は期待しても良さそうです。
まずは掲示板を目指そう!
とは言いながら、出資者としては当然あわよくばの欲望も秘めつつ見たレースのレポートです。
出走馬プロフィール・セントアイヴス
セントアイヴス
(牡3・サトノアラジン×クエストフォーワンダー by Makfi)
美浦・中舘英二厩舎

ここまでの戦績:2戦0勝(0・0・0・0・0・2)
前走:1月29日・3歳未勝利(東京・ダ2100)7着(→レース記事はこちら) 中5週
レースまでの状況
1月29日の前走後、すぐに中1週となる2月12日の東京ダ2100戦へ連戦する予定が発表。
直後の2月2日の近況では大きな疲れは無いという事でしたが、次週9日の近況で一変。
「まだ少し疲れている様子で硬さが残り、昨日くらいからようやくほぐれてきたかなという状況(中舘師)」で体全体の疲れが抜けきらない為、予定を先延ばしにして19日の東京ダ2100戦に変更することに。
しかし続く15日の近況更新で、月曜(13日)に左後肢フレグモーネを発症したとの報告が。
ぎゃあー!
当然当週の出走は回避となりましたが、幸い大事には繋がらず15日からウォーキングマシン入り、16日からは騎乗調教も再開。
一度は放牧に出して仕切り直すことも検討されましたが、回復状況が良好なことからそのまま在厩継続。
23日の近況では追い切りを再開し、改めて3月4日 or 5日の中山ダ1800戦(計3レース編成されていました)のどれかに向かう事に決定しました。
しかし3月1日の近況更新で、前日午後に軽い腹痛を起こしたため馬場入りを中止したとの報告が。
ぎゃああー!!
適切な処置のおかげで尾を引くようなものでは無く既にダクも踏めているという事ではありましたが、当然予定はまたもや白紙に。
中舘師は「単純な疲れというのも原因の一つなのかもしれませんが、精神的に少々弱いところがあり、それが影響しているようにも感じます」とのコメント。
ただし同日のコメントからはもう放牧に出そうとするような気配は無く、実際翌3日にはウッドコースで速めを消化。
「特にダメージはなさそう(中舘師)」という事で、早速翌週3月12日の中山ダ1800戦を新たな目標に据えることが決定されました。
軽度とはいえ頓挫に次ぐ頓挫による三度の予定変更を繰り返した末の出走となる訳ですが、経過報告をただ追っているだけのこちら側としては、正直
大丈夫かいな……
という気持ちになってしまう事は否定できません。
しかし調教師サイドはあにはからんや楽観モードで、9日のレース前最後の近況更新では「以前よりも軽く動けるようになってきましたし、なかなか良かった」「フレグモーネや腹痛が後を引くようなことはなく、かえって馬は良くなってきたのではないか」と、頓挫の影響は無くむしろ状態は上がっているという見立て。
無論、だから好走確実というわけではなく「時計や展開などの助けがほしい」と、そもそもの現状の実力に対しては全幅の信頼がおかれているわけではなさそうなものの、それでも「今の未勝利戦ならやれてもおかしくはない」と存外に強気。
……信じてええんかえ?
そこまで言われるとこちらもその気になろうというもの。
目標レースの水曜出走想定発表時点で除外対象だったのにはハラハラしましたが、結局無事出走確定。運も向いているのかもしれません。
……とは思いましたが、フルゲート16頭の確定したメンバーを見渡せば、正直相手のレベルは高めなレース。
ここ2走連続2着のアクションプラン(父リオンディーズ)、1月のデビュー戦3着以来となるペンティメント(父レッドファルクス)、2週前の未勝利戦デビューを4着にまとめ上昇を狙うマロンロシェ(父デクラレーションオブウォー)などの既走好走実績持ちの他、ここがデビュー戦ながら評価の高そうなブライアンセンス(父ホッコータルマエ)なども居て、なかなか一筋縄ではいかなそうな相手が揃いました。
セントアイヴスも過去2走6・7着と字面上はそう大負けしているわけではありませんが、彼らの中に入ってしまっては新聞の印が全く回ってこないのも仕方がないかもしれません。
とはいえ白旗を上げるには早い!
枠順は5枠9番。
好走率としてはほぼ平均的な枠。悪くは無いでしょう。
騎手と種牡馬のコース実績に関してはデビュー戦の時点とそう変わりなく、相変わらず騎手にとってはイマイチ、種牡馬にとっては得意なコース。
都合よく相殺してくれないかなあ。
まあコース相性はともかく、道中でモタつく面さえなんとかなればこのメンバー相手でもソコソコやれる力はあるはずです。
目指せ掲示板!
もちろんもっと上に行ってくれればなおヨシ!
レース内容
当日は仕事がありましたので録画観戦。3レース時点の中山競馬場は晴、ダートは良。
セントアイヴスの馬体重は前走同様498キロ。パドック動画ではノッシノッシとゆったり歩いていました。
人気はアクションプランが3.4倍、ペンティメントとブライアンセンスが共に3.6倍で三つ巴を形成。他に10倍以下なのはマロンロシェ(9.3倍)だけで、セントアイヴスは37.2倍の8番人気。
これでもむしろ思ったより人気は上位になった感じです。
それらを確認し、レース映像へ。
大外ペイシャハーメルンのスムーズな枠入りが映り、準備完了。
ゲートオープン!
おっ?
セントアイヴス、普通にゲートを出ました! 出遅れていたここ2走から一歩前進です。
全体的にバラバラッとしたスタートでダッシュがつかなかった馬もそれなりにいたことから、相対的にはむしろ好スタートの部類。
スタート直後には鞍上がややおっつけ気味だったこともあって、セントアイヴスは1コーナーに向けて前の方へ出ていきます。
とはいえ先団をキープする気までは無いようで、外から前目を狙っていく馬が押し上げてきたときにはそのまま前へ行かせましたが、それでも自身も1角通過時にはちょうど中位になるくらいの位置取りに収まりました。
これまでのレースよりはだいぶ積極的な展開です。
いいぞー
レースはロンリープラネットが先手を奪い、半馬身差でアクションプランが圧力をかけながら2番手を追走。マイショウチャン、ペンティメントと1馬身程度ずつの間を空けて続いていき、中位に控えるセントアイヴスと先頭との差は8馬身くらいか。
しばらくそのままの流れで進んでいきましたが、3コーナーに入ると中団より後ろの馬たちに動きが出始めます。
セントアイヴスも鞍上吉田騎手のアクションが大きくなり、馬群の外を回りながら前へと差を詰め始め、先頭からは5馬身差まで来ました。
4コーナーへ向けて、外を上がっていくセントアイヴス。ステッキも入り、いよいよ本格的な追撃に入ろうとしています、が。
ん~~?
捲り切る勢いがなく、4角手前の残り400標識の時点で既に脚勢が収まりつつあります。
順位的にも結局4角を回り切るまでに上昇することは出来ず、さらには直線に向いた時には既に周囲と完全に同じ脚色。
ああ~……
鞍上は更にムチも入れてファイトしていましたが、セントアイヴスにそれに応える脚は残っておらず、先頭争いにフォーカスする画面からそのままフェードアウト。
ああ~……
レースは最後人気3頭の熾烈な争いとなり、ペンティメントがアクションプランをハナ差退け優勝。更にアタマ差3着がブライアンセンス。
セントアイヴスは8着圏内も外す11着に終わってしまいました……。
結果
3歳未勝利(中山・ダ1800・良)
吉田豊(56)馬体重498
11着(16頭・8人気)
所感
うぬぬう……
スタートも今までで一番良く道中はいい展開に見えたのですが、結果は息切れして終了と言う無慈悲なものでした。
パトロールビデオを見ると3角手前で既にムチが入って鞍上は前へ押し上げようとしていますが、捲り切れずに脚も残らなかったという形だったようです。
早めにムチが入っているだけに今回も前進気勢に欠けた部分はあったのでしょうが、いずれにせよ勝負に行った結果だとは思うので仕方ありません。
是非もなし。
やたら時計が速かったのも敗因の一つに挙げられるかもしれません(セントアイヴスも11着でも持ちタイムを1.7秒更新)。現状この時計には対応できなかった面はあるでしょう。
ただまあ今回の結果に理由はいろいろあるかもしれませんが、デビュー戦6着(5着馬とはハナ差、勝ち馬から1.2秒差)→2戦目7着(6着馬から4馬身差、勝ち馬から1.7秒差)→今回11着(勝ち馬から2.7秒差)と、使うごとに勝ちからはむしろ遠くなっているという冷厳な事実が残ってしまう事になったのには流石に意気消沈せざるを得ません。
……
少なくとも、同じような条件下ではあと半年以内になんとかなるというイメージは抱きにくくなってしまいました。
頓挫の原因には体力不足もあったんでしょうし、精神面の弱さ(具体的にどういうことなのかはわかりませんが)も解決したわけではありませんしね……。
しかし、調教師サイドは馬具の装着やもっと長めの距離を考慮するという事で、試行錯誤をしてくれるようです。
レース後の調教師コメントに「結果的には仕上げては頓挫、仕上げては頓挫の繰り返しになったことが少なからず影響したものと思われます」とあった事には
おいおい今更そりゃないよ~
話がちがーう!
と、ちょっとは思いました(まあ外見ではわからない内面的な部分がそうだったのだろうと一応納得はしました)が、諦めずにいてくれるのはありがたい限り。
今回は重め残りだったという話もあるので、立て直してまた次に走るときには少しでも前進を見せて欲しい!
なんとかなるかな? なんとかなってほしいな!
※記事タイトルはマザーグース「London Bridge is Falling Down」(落ちたロンドン橋を色々な材料で修復しようとする歌詞)をもじったもので、セントアイヴスをladyと言っているわけではありません。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)