こんにちは、まちかね太です。
6月17日の阪神競馬場で、2レース・3歳未勝利(芝2000)にクリプティクコード、6レース・3歳未勝利(ダ1400)にヒズハイネスと、ワラウカドでの出資馬が2頭出走しました。
クリプティクコードはデビュー戦を16着に敗れて以来3か月半ぶり、ヒズハイネスは2戦目を13着(最下位)に敗れて以来2か月ぶりとなるレース。
ともにキャリアはまだ浅いですが、未勝利戦のタイムリミットを考えればここで前進を見せてもらわないと先行きが厳しくなります。
どちらも完敗した前走から距離を変更し、相手関係もそこまで強力には見えないメンバー構成のレースを選択。
とはいえ両者ともに人気はありませんが、力は足りるはずなのです。
茜射す夜明け空を
見せておくれ!
以下、2頭の変身を信じて見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール
クリプティクコード
(牡3・Churchill×Veiled Intrigue by Pastoral Pursuits)
栗東・藤原英昭厩舎

ここまでの戦績:1戦0勝(0・0・0・0・0・1)
前走:3月4日・3歳未勝利(阪神・芝1600)16着(→レース記事はこちら) 中14週
ヒズハイネス
(牡3・モーリス×プリンセスプリンセス by Discreet Cat)
栗東・斉藤崇史厩舎

ここまでの戦績:2戦0勝(0・0・0・0・0・2)
前走:4月15日・3歳未勝利(中山・ダ1800)13着(→レース記事はこちら) 中8週
レースまでの状況
クリプティクコードは3月4日の前走後、9日に吉澤ステーブルWESTに移動。
背腰に疲れがある状態での到着だったようですが、およそ一週間程度である程度は回復し、乗り込みを開始して次走へ向けての鍛え直しが始まりました。
デビュー戦は完敗に終わってしまいましたが、「走力は十分にあると思うので、前走の結果は正直かなり残念でした」「運動能力はかなり高いと感じており、レースで落ち着いて良いフォームで走れれば結果は大きく変わると思います」と、馬の能力自体は外厩では変わらず高く評価されている様子。
しかしどうしても背腰に疲れが溜まりやすいようで、4月半ばには背腰のコズミ・右後肢の送り悪化が連続して発生してしまい調教ペースダウン。
幸い重い頓挫では無かったので4月後半からは再びペースを上げていきはしましたが、その進捗遅れが影響してか栗東帰厩も少し遅れることに。
気をもみましたがそこからは新たなトラブルは無く、5月19日に2ヵ月ぶりに栗東へ戻りました。
栗東では「各部のレベルアップはできていて力はついてきている」と成長は認められながらも、「持っているパワーを上手く走りに転換できていない」「時計はそれなりに出るが、しまいにかけてバランスを崩して頭が上がってしまう」(藤原師)と、大きな課題も残っている様子。
また、「本馬は追い切り後の反動がでる」ということで、背腰からトモにかけての疲れやすさは変わらずついて回ってしまっています。
体質ばかりはどうにも……
程度は以前より軽くなってはいるとの事ですが、追い切り後にイチイチ反動が出るのは正直ツライ。おかげで仕上げや目標レース選択もやりにくくなってしまっていまいます。
そんな困難を乗り越えて向かう次走は「忙しすぎない競馬の中で力をより出せるように」(藤原師)という目論見もあり、距離を延ばして6月17日の阪神芝2000m戦に向かう事に決定しました。
先述の通り調教では頭が上がってしまう面はあるものの時計はいっぱしのものが出ており、充分通用する素地はあるはず。
少なくとも未勝利級なら
足りるはず!
一方、ヒズハイネスは4月15日の前走後にも状態に問題はありませんでしたが、デビュー戦から2戦続けて使ったこともあり、リフレッシュと節稼ぎを兼ねて4月20日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧。
4月28日の近況で右前蹄に欠けている部分があると報告され心配しましたが、装蹄師による診療の元、保護しながら調教を進めているという事で、そう重篤な問題では無さそう。
時間が無いので進めざるを得ないという
側面はあるかもしれませんが……
ともかく3週間後の5月19日近況では回復成ったかもう蹄の事には触れておらず、同時に馬見に来た調教師が「外見がふっくらしてきた」と帰厩を決定したとの報告があり、その流れのまま5月24日に栗東帰厩。
帰厩後の調教では以前より精神面での成長が見られるとは認められながらも、「終いが甘くなる」と走りの面では最後で止まってしまう点を毎週指摘され続けてしまっており、正直ちょっと不安が拭えない状況。
それでも「スタミナ不足もあるかもしれませんが、ハミ受けを改善させることで息が入ってくるところも見られましたので、この後の調教でハミの種類を変えながら一番良いものを選んでいきたい」(斎藤師)などと厩舎側では色々対策を講じてくれているので、どうにか報われて欲しいところ。
目標レースについては「この期間でしかダート条件を試せないと思っていますので、チャレンジはしようと考えており、地方交流戦も視野に入れて進めて行きたいと思います」ということで、前走に引き続きダート戦に。
交流戦には結局出られなかったので、6月17日の阪神ダート1400戦に向かう運びとなりました。
距離短縮はいいんじゃないですかね!
という訳で同日の出走となったクリプティクコードとヒズハイネス。どちらのレースもフルゲート16頭が揃いましたが、チャンスは充分ありそうなメンバー構成となりました。
クリプティクコードの出走する芝2000m戦は、前走で3着以内に入っているのがジュンフカリ(父ドゥラメンテ)だけ。
そのジュンフカリもその前2走が二ケタ負けしているように安定感のあるタイプではなく、他の有力馬も前走崩れたプロミシングギャル(父ビーチパトロール)や掲示板安定も3着内歴がないレッドマジック(父ハーツクライ)などで、波乱があってもおかしくなさそうです。
8枠15番とだいぶ外枠になってしまいましたが、勝率的にはむしろ上位の枠ですし、他馬に怯む面のあるクリプティクコードにはむしろいい方に出るかも。
鞍上団野騎手のコース実績は可も不可もない感じですが、上手く導いてくれることを願います。
ヒズハイネスの出走するダート1400戦も、前走JRAで3着以内に入っているのはドウフォルス(父ハーツクライ)だけ。そしてそれは13番人気でのもの。
他にはここ数走安定して3~4着を繰り返しているランドティターン(父アドマイヤムーン)などがいますが、勝ち負け確実という実績の馬は見当たりません。
3枠4番の枠は好走率低め、鞍上小崎騎手のコース実績もお察しな感じですが、モーリス産駒はこのレース出走の他の種牡馬産駒に比べるとこのコースは相対的に得意。嵌まって欲しい。
まあ、どちらのレースも与しやすいような書き方をしましたが、クリプティクコードもヒズハイネスもそのメンバー中でも人気薄(=客観的には力不足の評価)であるというのも冷厳たる事実。
それでも2頭とも前走とは条件も違いますし、変わる可能性は充分にあるはず。
現実問題としても、ヒズハイネスはここで9着以下になるとツーアウト、クリプティクコードは疲れが来やすい体質から次を順調に迎えられる保証はなく、ここで結果を出してもらわないと先行きがかなり厳しくなりますし。
変身期待!
切実に!
少しでも前進を! 願わくばさらに上へ!
レース内容
当日の阪神競馬場は晴れ。私は朝まで仕事でしたが、2レースのクリプティクコードのレース発走前には何とか帰宅。レース前にパドック動画と人気を確認。
クリプティクコードは前走比プラス12キロの500キロ。
……太くね?
こころもちお腹に余裕があるような……。先に馬体重を見てしまったから先入観があるだけ?
まあ動きは悪くはなさそうです。
人気は最終的には78.9倍の12番人気でした。単勝1.8倍の馬(ジュンフカリ)がいるとはいえ、もう少し評価されても……。
調教時計はそこまで悪くないのになあ……
まあ大事なのは結果です。
映像は枠入りへ。奇数番のクリプティクコードは映像が映った時には既にゲートの中でした。時々横を向いたりもしてますが、割と大人しくしているように見えます。
各馬順調にゲートインしていき、お隣の大外ケイティウラノスも入って準備完了。
ゲートオープン!
クリプティクコードは良くも悪くもない普通のスタート。そんなに鞍上が促した感じもありませんでしたが、馬は徐々に位置取りを上げていき、ちょうど中位に付けるような位置で1コーナーへ。
うむ!
最初からついていけていなかった前走とは雲泥の差。外枠もいい方向に作用しているか。
そのまま馬群は2コーナーも回り、向こう正面へ。クリプティクコードはかなり外を通っているようですが、相変わらず中位を無理なくキープ。ただし若干頭が高い走りには見えます。
しかし3コーナー手前、早くも鞍上の手が動き始めました。仕掛けようという動きではなく、周りに付いていくのに苦労しているという動きのような……?
ア、アレ……?
なんとか馬群から引き離されないよう頑張っていますが、外を回っていることもあって段々と後退。
4コーナーを回り直線に向くときには、既に後ろから3~4番手という位置まで下がってしまいました。
あああ……
団野騎手はそれでも追ってくれていましたし、クリプティクコードも止まり切ったわけでは無いようでしたが、そこから前に追いつくことは出来ず、直線半ばで彼らは映像から消えました……。
レースは道中最後方にいた10番人気フォーチュンコードが人気馬をまとめてなで斬り優勝。クビ差2着も人気薄の7番人気コステロアスール。3着がレッドマジックで、圧倒的1番人気ジュンフカリは8着。
人気薄が台頭するまでは良かったのですが、肝心のクリプティクコードは14着での入線でした……。
結果
3歳未勝利(阪神・芝2000・良)
団野(56)馬体重500
14着(16頭・12人気)
クリプティクコードのなかなかショックな敗戦から約2時間後、ヒズハイネスが6レースのパドックに登場。
馬体重は前走比マイナス12キロの438キロ。
……細くね?
適度に気合は乗ってそうではあります。
最終人気は173.7倍の15番人気。
いやいやいや。
流石にナメすぎじゃないですか? とはいえ前走最下位では仕方ないか。見返す走りを期待。
その後ゲート入りまで順調に進行。各馬枠に収まっていき大外ケイアイアニラもゲートに入り、準備完了。
ゲートオープン!
取り残される赤い勝負服!
あー!!
ものの見事に出遅れたヒズハイネス、行き脚も付かず、あっという間に後方へ。
同じく大きく出遅れたルジマトフと共に、2頭だけ馬群に入れず離れた場所から追走。自身の5馬身後ろにいるルジマトフよりはマシですが、ヒズハイネスも馬群の最後尾からは3馬身ほど置かれてしまっています。
それでも徐々に前との差を詰めていき、3コーナーを回る頃には馬群の最後尾へ取り付きました。
勢い的にはもう少し捲り上げるかとも思いましたが、頭が高い走りになってきた事もあってかそれ以上前には上がっていけません。
4コーナーを回り、依然後方3~4番手のまま直線へ。
外目に出して伸びようとしている姿が映りましたが前との差が有りすぎ、前方にフォーカスしたカメラからフェードアウト。
残り200過ぎでカメラが切り替わった時に一瞬後方でバテた馬を交わしていく姿が映りましたが、またすぐにフェードアウト。
最後は決着後、ゴール前で固定したカメラに流れ込む姿が映っただけでした……。
レースは2番人気ケイアイアニラが先行押し切りで優勝。2着は中位から差した3番人気ランドティターン。クビ差3着は7番人気ハッピーアズラリー。
ヒズハイネスは道中より順位を上げてくれはしましたが、11着まで。
結果
3歳未勝利(阪神・ダ1400・良)
小崎(56)馬体重438
11着(16頭・15人気)
所感
父よ未だ我は~
己を知りがたし~♪
結局2頭ともに今回の条件が前走(以前)の条件より向いていたのかはよくわからないままの完敗となってしまいました。
ヒズハイネスに関しては、距離面では短い方が良さそうなのは間違いなさそうですが……。
ただ出遅れ癖が出てしまうと短距離戦では今回のような事になりやすくなってしまいます。
前走・今回の走りっぷりからダートもこなせるのはこなせるとは思いますが、着差を考えると芝の方がベターかもしれません。しかし今の時期の芝は出ることからして難しいですしね……。
レース後のコメントの感触からはダートの中距離戦を狙っていく感じのようにも。
出走のしやすさを考えれば(好走した場合の更なる続戦の事を考えても)その条件をこなせればベストではあるでしょうが、さて。
中山戦の時は前に行き過ぎた面もあるので、後ろから行けば距離もある程度我慢できるかもしれません。
……そういう時に限って好スタートを切ったりして。
ともかくツーアウトになってしまったので次走の条件選択は生死直結。いまだに適性迷子な感もありますが、どうにか合っている条件を見つけてなんとか浮上して欲しいものですが……。
クリプティクコードに関しては、距離云々よりも精神的な面で力を出せていない感。
元々育成開始当初から物音に過剰に反応したり、「後ろから来たりしてもそれほど慌てないのですが、横から来ると気にするところがあります」(ファンタストクラブ・22年2月4日近況)という面を指摘されていたので、本質的な部分は変わらないままここまで来てしまったのでしょう。
走行フォームが整っていない面と合わせて二重での能力スポイルを喰らっている印象。
次走は戦場・戦法を変えることを示唆されています。「後ろから来たりしてもそれほど慌てない」のが今もそうならば、確かに前に行ければ能力の一端を見せてくれるかもしれません。
……行けるかなぁ?
テンのスピードが足りるかどうかはかなり不安ですが。
ダートは……一応チャーチルの母の父はストームキャットですし、都合よくその辺の血が表に出ればどうにか……。
ただクリプティクコードに関しては、まずレース後の体のダメージがどの程度かにも今後が左右されます。まずは無事に。
という事で、今回は2頭ともに至極残念な結果に終わってしまいましたし、正直厳しすぎる状況ですが、まだ続きがあるなら可能性を信じて応援あるのみです。
それでもと言い続けますよ!
勝ち上がりと言うまほろばにたどり着けることを夢見て!
それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)