こんにちは、まちかね太です。
4月17日の園田5レース・SPRINGスプリント(C3・ダ1230)に、ワラウカドでの出資馬ヘリックスが出走しました。
昨秋ホッカイドウ競馬で1勝を挙げたものの、「JRA復帰条件の年内2勝」を果たせなかったヘリックス。
しかし「来年春頃を一区切りの目途として(23年11月15日近況)」園田競馬へ舞台を移し、改めて中央復帰を目指すこととなりました。
古馬での復帰要件は3勝となるので、春までの間にあと2勝を積み重ねる必要がありましたが、北海道でのレース内容からは充分に可能性はあるものと信じていましたが……。
ところがぎっちょん!
1月の園田初戦をよもやの6着に敗れると、その後も7着・5着と連敗、内容的にも見るものは無い完敗続き。
そしてC3級に降級した前走も4着に敗退し、気が付けばもう4月。
滑り台を落ちるが如くあっという間に追い詰められ、今回のレースには背水の陣で臨むことになりました。
こんなはずじゃ……
と困惑し嘆いていても現実は変わらないので、距離短縮に一縷の望みを賭け、あとは祈るのみ。
というわけで以下、どうにかいい結果が出てくれますようにと願って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ヘリックス
ヘリックス
(牡4・サトノダイヤモンド×アップワードスパイラル by Teofilo)
園田・飯田良弘厩舎

ここまでの戦績:10戦1勝(1・1・1・2・1・4)※うち地方(1・1・1・2・1・2)
前走:3月21日・C3-1組(園田・ダ1400)4着(→レース記事はこちら) 中3週
レースまでの状況
降級戦の前走でもいつも通り後方追走からの競馬となり、直線ではコース内目を追い上げたものの伸び切れず4着まで。
移籍後の最高着順は更新したものの、実質的には見通しの厳しさが増すばかりの結果に終わってしまいました。
この敗退後すぐに、次走は距離短縮する方針と発表。
個人的にはヘリックスの本来の適性はダートの短距離では無いと今でも思っていますが、北海道で果たした現状唯一の勝利はダート1200戦ですし、何よりもはや四の五の言っていられる状況ではありません。
実績のある距離で
どうにか変わり身を!
園田・姫路での四連敗は全て1400m戦でのものでしたから、きっとその200mの差が最後の伸びに影響していたのだ!
……と思いたい。
まあ舞台は園田なので設定は1230mになりますが。
4月5日の近況更新では「先週末の調教後に球節が少し浮腫んでいた」という不安な言葉もありましたが、週明けからはスッキリしてきたという事ですし、前進気勢は出てきているというコメントもあるので距離短縮に対応する態勢にはなっていそう。
しかし同日の近況には「本レース後に、地方競馬でのレース内容のレビューと今後の展望などを調教師とクラブ関係者で話し合いを行う予定です」というクラブコメントも掲載。
要は実質最後通告であり、次で勝てなければファンド解散は避けられないでしょう。
穿った見方をすれば、レース前にこのコメントが出てくる時点でクラブ側としても九割がた諦めているとも取れます。
ぐぬう……
これではたとえ勝ったとしても、勝ち方次第ではファンド継続は難しいかも。
……が、いずれにせよ勝たねばどうにもならない局面なので、その辺のことは勝ってから考えればよろしい。
ともかく目先で一つ
勝ち取らねば!
脚元の状態は先の報告にあった浮腫みが治まってからは問題は無かったようで、それでもより万全を期す為か当初の予定より一週間出走を遅らせることに。
迎える審判のレースは4月17日のSPRINGスプリント(C3・ダ1230)に決定しました。
鞍上は前走の笹田騎手から、移籍後3戦続けて手綱を執っていた杉浦騎手に戻ります。
確定した出走メンバー12頭を見渡せば、前2走3着を続けているモンテラパンや前走2着のコスモプロケッラなどもいますが、全体的に掲示板前後が精いっぱいというメンツが多い構成。
ヘリックス同様に近々迄C2級に居たスーパーアスラーダやスティールアグネスなどは成績表の額面通りには受け取れないかもしれませんが、概して与しやすそうな構成になってくれたと言っていいでしょう。
新聞の印を見る限り、どうやらヘリックスも人気サイドの一角に推されそう。
これまでのレースでは基本的に弱気なことが多かった調教師コメントも、今回はなかなか強気なように思えます。
やれるぞ!
勝って生き残って欲しい!
どうにかお願いします!
レース内容
レース当日の天候は晴れ、5レース時点の馬場は稍重。
6枠7番ヘリックスは前走比マイナス5キロの471キロで登場。現状の力を発揮するには問題ない状態のハズ。
人気はスーパーアスラーダ(2.4倍)、スティールアグネス(4.2倍)、ヘリックス(4.2倍)、モンテラパン(5.3倍)の順。
近走まで格上だった組が人気を集め、ヘリックスもしっかり上位人気に。
頼む~!
そしてレース本番へ。枠入りは順調に進行し、ヘリックスもゲートへ。最後に大外エイシンブギーマンが収まり、準備完了。
出遅れだけはナシで
頼んます!
ゲートオープン!
んんっ!?
ゲートの中で横を向いていたヘリックスは若干踏み遅れたようにも見えましたが、出遅れという程では無いか。
いつもならそのまま後ろから進めて行くヘリックスですが今日は様子が違い、鞍上杉浦騎手のムチが撓る!
出ムチ!?
一度、二度! 檄を飛ばされたヘリックスは勢いよく前へと上がって行き、ハナ争いをしていたグループに外から競りかけながら1コーナーへ。
とはいえハナを奪おうという気までは無かったようで、結局コーナーワークなどもありやや位置は下がりましたが、それでも先頭を並走するスティールアグネスとショコラルビーから2馬身後を追いかけるスーパーアスラーダに外から付いていく4番手でコーナーを通過。
バックストレートへ入ります。
こちらへ移籍してからは最も積極的なレース展開。
これが吉と出て欲しいところですが、しかし。
んん~……
すぐ前のスーパーアスラーダが無理なく走っているのに対し、ヘリックスはずっと押っつけ気味。
3コーナー手前では後ろから上がって来たモンテラパンにあっさり外から交わされるも付いていけない感じ。
前へ動き始めたスーパーアスラーダからも徐々に離され、内からはコスモプロケッラにも並びかけられ、そしてコーナー途中で突き放されていきます。
ああ~……
前から下がってきたショコラルビーは交わしたものの、更に自分の後ろから来た馬たちにも呑み込まれるような形で直線へ向くヘリックス。
その頃には先頭争いグループはもうはるか彼方。
脚色的に追いつける見込みは……。
……
レースを勝利したのはスーパーアスラーダ。1馬身3/4差の2着に逃げたスティールアグネスが粘り、更に1馬身半差の3着にモンテラパン。
ヘリックスは上位人気組で唯一掲示板を外す8着に敗れました……。
結果
SPRINGスプリント(C3)
(園田・ダ1230・稍重)
杉浦(56)馬体重471
8着(12頭・3人気)
所感
悲しみの渦に落ちて……
勝ちに行くために強引にでも先行策に打って出たのでしょうが、結果として裏目に出ました。
とはいえ勝ち馬はヘリックスと同じような位置から競馬をし、2着は逃げ馬。展開的には間違っていなかった策でもあります。
勝ち以外は意味が無い状況だったので、伸るか反るかのギャンブルに出たのも致し方なし。
まあ仮に今まで通り後方からレースを進めたところで勝ち切るまでいけたかも疑問ですし、残念ながらこれが現状の限界であると認めざるを得ないのでしょう。
この結果を受けて、ヘリックスのファンド解散が決定しました。
是非もなし……
北海道の時の走りから考えるといくら何でも走らなさ過ぎたように思える兵庫での結果でしたが、北海道での最終戦では既にコンディションは下降局面に入っていたようです。
昨年12月の園田移動直後から下痢→喉鳴り→蹄底の不調と体調面での不安が続き、レースに出るようになってからも新聞での調教師コメントは弱気なものばかりでしたし、春までに万全な状態にするには時間が足りなかったこともあるのでしょう。
ましてやレースを使いながらとあっては尚更です。
昨年12月のヴィレム勝利時のレクチャーでヒズハイネスとヘリックスの見通しを聞いた時に、ヒズハイネスは成長込みで期待出来ると明言されましたがヘリックスについては言葉を濁されるようなところもありましたので、クラブ側も体質面の良化が期間内に進むかは賭けだったのだと思います。
もっと根本的な話をすれば、3歳7月のJRAデビューから道営・兵庫まで計11戦したヘリックスではありますが、兵庫在籍時に限らず万全な状態で走れたことなど結局一度も無かったのではないでしょうか。
2歳6月に発症した右トモ血腫に端を発する頓挫の連続とその影響を排除しきれないまま、見切り発車感がある中での出走が多かったように思います。
JRAでは未勝利戦が終わるまで、北海道では11月の開催中に2勝、兵庫では春までにメド、と常に時間に追い立てられていましたからね。
仕方ない事ではあるのですが、元々の期待は大きな馬だっただけに、万全の状態で走る姿を見たかったものですが……。
これもまた競馬、
ということなのでしょうね。
そのような状況の中で11戦し、勝ち星も挙げてくれたヘリックスのこれまでの頑張りに感謝を。
難しい状況が続く中、どうにかこうにかでも出走に漕ぎつけられる態勢を整えてくれていた各地の関係者の皆様の努力にも、改めて敬意を表させて頂きます。
ありがとうございました!
ファンド解散により出資馬では無くなってしまいますが、無事に新オーナー様が決まればおそらくヘリックスは現役を続行するでしょう。
時間制限も無くなりますし、これを契機に体質面の状況が良くなる、という可能性ももしかしたらあるかもしれません。
滑り落ちたどん底から激しく逆巻き、またいつか勝利を掴める日が来ることを、これからも陰ながら願っています。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)