2024年6月16日から7月24日までの3歳以上(2021年以前産)出資馬の近況まとめです。
この期間中にJRAで勝利を挙げてくれたのはレイデラルースのみで、他に出走した馬たちは軒並み苦戦。
カポデテュティカピのファンド解散、キングズロアの地方移籍が決まるなど、3歳未勝利馬たちの身の振り方が決まってくる時期にも突入しました。
一方、夏休み中の馬たちは概ね順調。このまま猛暑を乗り切って秋を迎えることが出来れば。
ということで以下、3歳以上出資馬たちの近況確認です。
5歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
ドグマは転厩後初戦に向けて順調。放牧中のウィンダミアも問題なく順調そう。
ドグマ(美浦・上原佑紀厩舎)牡・3勝C

チャンピオンヒルズでの調整を経て、6月25日に美浦トレセンへ初入厩。
7月28日の佐渡S(3勝C・新潟・芝1400)を上原厩舎転厩後最初の目標に設定し、調教を続けられています。
折り合い面や操縦性には変わらず難があるとのことながら、7月18日の近況では「少しずつ改善に向かっている」とのコメントも。
新潟コースは初となりますが、個人的には向いていると思います。
距離も掛かりさえしなければ1200より1400の方がいいのでは。
状態そのものは良さそうですし、転厩初戦から大駆けがあってもおかしくはないはず。
引っ越し祝いに
一発ドカンと!
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

テンコートレーニングセンター在厩。
リフレッシュを取った後、7月からは坂路調教を再開。現在は週2回の15-15を行うペースになっています。
まだ動きは重いようですが単に乗り出し始めて日が浅いことによるもので、問題視するような部分は無いとのこと。
これから徐々に調子を上げていければという算段。
ウィンダミアは夏場はあまり上手く行かない印象がありますので、このまま無事に乗り切ってくれれば。
YGGオーナーズクラブ
ミーナティエルナは地方移籍後の初勝利をGET!
ミーナティエルナ(船橋・新井清重厩舎)牝

3ヵ月ぶりのレースとなった6月27日のハナカンザシスプリント(C2・船橋・ダ1200)を2着(→レース記事)とした後、7月15日の朝顔特別(C2・浦和・ダ1500)で優勝(→レース記事)。
念願の地方移籍後初勝利を挙げてくれました。
次走も浦和開催を本線に調整されていくようです。浦和ではここまで複勝圏内を外していないので、次も好勝負を期待!
もう一花咲かせましょう!
4歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
テラステラは一度頓挫がありましたがすぐに回復。
ドンカルロはなかなか上手く行きません……。
テラステラ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・2勝C

チャンピオンヒルズ在厩。
6月7日に左球節を打撲しましたがすぐに回復。12日には坂路17秒で乗り込めるまでになっていましたが、大事を取って帰厩はひと月ほど延期することに。
その後右トモに若干の疲れが出たようですが、これもショックウェーブ治療ですぐに良化。
以後は順調で、8月18日の中京スポニチ杯(2勝C・中京・芝1400)での復帰を視野に調整を続けられています。
このまま無事に!
ドンカルロ(栗東・高柳大輔厩舎)牡・障害オープン

3ヵ月ぶりの復帰戦として選んだ6月27日の平地の交流戦・円山川特別(園田・ダ1400)では出遅れてしまい完敗の5着(→レース記事)。
障害に戻り、7月20日のオープン戦(小倉・障害2860)に続戦しましたがここも出遅れ、レース半ばで落馬競走中止となってしまいました。
出遅れ癖が治らない事にはどうにもなりません……。
落馬の際に左前を打撲し内出血もあるとのことで、まずはケアと状況把握に努めていくとのこと。
踏んだり蹴ったり……。
大事ありませんように。
ワラウカド
ヒズハイネスはようやく療養を終えて帰厩の算段。
ポーレットは惨敗続きで厳しい状況。
ヒズハイネス(園田・新子雅司厩舎)牡

6月中は京北育成牧場で徐々にキャンターのペースを上げ、7月14日に園田へ入厩。
前走で鼻出血を発症して以降、まだまともに調教を積めていないので、復帰まではもうしばらくはかかりそう。
それでもとりあえず
帰厩おめでとう!
ポーレット(栗東・吉岡辰弥厩舎)牝・1勝C

6月29日の函館芝2000m戦、7月21日の札幌芝2000m戦と平場1勝クラス戦を連戦しましたがどちらも勝負にならず、9着・8着に惨敗。
復帰後の北海道三連戦が全て下から3番目の着順という結果に終わり、相当に厳しい状況に追い込まれました。
状態は良かったようですが、走る気が馬にもう無いのか……。
三連戦後も肉体的には何も問題は無いようですが、心身のリフレッシュを図る為ファンタストクラブへ放牧に出ました。
どうにか……
YGGオーナーズクラブ
レーヌドゥールは休養明け初戦を快勝しましたが、続く昇級戦は敗退。
トレブランシュはようやく復帰に向けて動き出しました。
レーヌドゥール(笠松・笹野博司厩舎)牝

6月21日の飛騨川特別(C1・笠松・ダ1400)で4ヵ月ぶりのレースを迎え、これを完勝(→レース記事)。
続いて7月17日に昇級戦となるアジサイ特別(B2・笠松・ダ1600)に出走しましたが、ここでは先手を取れず掛かり気味となり5着に敗れました(→レース記事)。
この結果を受け、以降の調教ではハミ受けの改善に取り組んでもらっているようです。
次走は距離を1400に戻す予定。時期は7月末かお盆の開催になりそうとのこと。
現級でも次は好勝負を!
トレブランシュ(美浦・稲垣幸雄厩舎)牝・1勝C

福島開催目標という話でしたが、体重が減少傾向・トモが寂しいなどというワードが出始め、案の定予定は後ろ倒しに。
新潟1~2周目のダ1200戦が目標となり、7月18日に森本スティーブル美浦エリアから美浦トレセンへ帰厩しています。
その後調教での動きが重いという事で、更に2~3週程度の復帰戦の延期が示唆されました。
……
DMMバヌーシー
モルトヴェローチェは休養中。
モルトヴェローチェ(美浦・大竹正博厩舎)牡・1勝C
リバティホースナヴィゲイト在厩。
左前の球節、繋靭帯に腫れと痛みがあり、エコー検査でも血流が残っており、触診でも張りが強い状況である為、時間を掛けて回復を図っていくことに。
当初はウォーキングマシン運動で様子を見られていましたが、遊んでしまうためにトレッドミル10分に切り替えられています。
脚元以外の問題は無く、体調自体は良好で元気な様子。
このまま快方へ
向かいますように。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
夏休み中のアンモシエラは外厩で順調。
アスロス・パリッドキャリアは崖っぷち……。
アンモシエラ(栗東・松永幹夫厩舎)牝・オープン

チャンピオンヒルズ在厩。
今のところ夏バテもせず順調に調整中。7月後半からは15-15が開始されています。
秋の予定はまだ出ていませんが、このまま順調に行ければ。
パリッドキャリア(栗東・清水久詞厩舎)牡・未勝利

デビュー戦後、節稼ぎとリフレッシュを兼ねて6月15日にチャンピオンヒルズへ。
トモの緩さや頭の高さなどの課題を指摘されつつも調整自体は順調で、7月10日に栗東へ帰厩。
予定通り5節の間隔を開けて7月20日のレースに出馬投票しましたが、結果的に5節では足りず非抽選除外。
次週以降にスライドすることになりましたが、その後二週間は二場開催となる為それでも節不足の可能性が高く、まず出走すらままなりません。
厳しい状況……
アスロス(美浦・蛯名正義厩舎)牡・未勝利

故障明けで9ヵ月ぶりの復帰戦となった6月23日の東京ダ1600未勝利戦は、10着に完敗(→レース記事)。
その後北海道に移動して7月13日の函館芝1800戦に続戦しましたが、勝負所でスムーズに動けず6着に敗れました(→レース記事)。
13日のレースでは最悪の展開となってしまい優先権に一歩届かず、今後が非常に厳しくなりました。
ダート戦に向かってほしくは無いのですが……。
無理かな……
ワラウカド
カポデテュティカピはファンド解散、キングズロアは地方移籍が決定。フラーハは惨敗と厳しい状況。
夏休み中のヴィレムだけは比較的順調に過ごしています。
カポデテュティカピ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・未勝利

6月23日の京都ダ1800未勝利戦を10着に敗れ(→レース記事)、この結果を受けてファンド解散が決定しました。
正直なところだいぶモノ申したい使い方ではありましたが、4戦して全て二桁着順ではこの判断もむべなるかな。
既にサラオクでの売却も終わっていますので、後は環境が変わって好転することを祈るのみ。
新天地でいい所を見せておくれ!
キングズロア(栗東・藤原英昭厩舎)牡・未勝利

ファンタストクラブ在厩。
骨折箇所は癒えているものの、未勝利戦実施期間内には復帰が間に合わない事から地方移籍が決定(行き先は未定)。
でしょうね。
能力的な評価は変わらず高いという事ですので、ダート適性は不安ですがいずれ中央に戻って来れる日を信じて。
……その前にまず復帰出来なければ話になりませんが。
現在はウォーキングマシン運動40分からのパドック放牧というメニュー。
まだまだ時間はかかりそうです。
まあ気長に待ちます。
ヴィレム(栗東・藤原英昭厩舎)牡・2勝C

ファンタストクラブ在厩。
6月24日の到着直後に熱発するもすぐ落ち着いたとのこと。ただし腰に疲れがたまっているということで、ケアしながらの調整。
現在ではだいぶ良くなり、それに伴い乗り込み量も増やしているようです。
そのまま不安のない状態まで
持っていってください。
フラーハ(美浦・嘉藤貴行厩舎)牝・1勝C

6月29日に美浦に帰厩し、7月20日の牝馬限定1勝C(福島・ダ1700)に出走。
状態は良さそうでしたが、大外枠で出遅れてしまいリカバリーの為早めに進出したことで最後まで脚が残らず11着に惨敗。
なかなかにショックな結果でしたが、その分ダメージはなさそう。
レース後はまた一旦放牧に出る流れでしたが、場合によっては続戦の可能性もありそうです。
次こそ巻き返しを!
YGGオーナーズクラブ
スウィープフィートは夏休み中。ホルトバージは久々に胸のすくレースをして2着好走。
地方組のコスタドラーダは復帰戦を飾り、格付け初戦は4着。トレベルオールは2戦して共に敗退に終わっています。
ホルトバージ(栗東・寺島良厩舎)牡・1勝C

前走後は宇治田原優駿ステーブルに放牧に出ていましたが、新潟開催復帰の予定を早めて7月2日に栗東帰厩し、7月13日の平場1勝クラス(小倉・芝1800)に出走。
中団追走から直線では馬群を縫うように進出して2着に健闘しました(→レース記事)。
その後は休ませながら使っていきたいとのことで、中京開催での出走を視野に入れつつ島上牧場へ一旦放牧に出されましたが、検疫枠が空いたとのことで17日に帰厩。
27日の平場1勝クラス(新潟・ダ1800)に出走する予定になっています。
芝で好走して次走がダートと一見意味不明なローテですが、陣営が勝つ気を見せてくれているなら文句はありません。
次も頑張っておくれ!
スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)牝・オープン

宇治田原優駿ステーブル在厩。
何の問題も無く順調に調整が進められています。
ローズSから始動する線が濃厚になり、8月上旬に栗東に帰厩する可能性があるとのことで、そこまでに15-15を何本か入れられるくらいのペースで仕上げていきたいとのこと。
よろしく頼んます!
コスタドラーダ(船橋・新井清重厩舎)牡

復帰2戦目となった6月25日の3歳五(船橋・ダ1200)を完勝(→レース記事)。
返す刀で格付け初戦となった7月18日のC1級戦(船橋・ダ1200)で古馬との初対戦に臨みましたが、ここは4着に敗れて初めて連対を外しました(→レース記事)。
レース後は古傷の蹄冠部に痛みが出てしまい、様子見の為に放牧に出る予定になっています。
大事ありませんように……
トレベルオール(佐賀・真島正徳厩舎)牡

6月30日の佐賀ユースC(重賞・佐賀・ダ1400)では前に行き過ぎて脚が残らず6着に完敗(→レース記事)。
続いて7月22日に初の古馬との対戦となる文月特別(B・佐賀・ダ1800)に挑みましたが、今度は後ろから行き過ぎて届かず4着に敗れました。
いずれも陣営の指示に沿った乗り方とは言うものの、どうも騎手が変わってからチグハグな内容が続いてしまっています。
難しい馬なのはわかっていますが、どうにか早めに手のうちに入れて欲しいものですが……。
今後は未定。
DMMバヌーシー
レイデラルースは長距離戦で覚醒し2勝目。ドリームクルーズは休養中。シャンパンポップは療養中。
レイデラルース(美浦・手塚貴久厩舎)牡・2勝C
6月29日の開成山特別(1勝C・福島・芝2600)を逃げ切り快勝(→レース記事)。
切れずともバテない特性と豊富なスタミナを誇示し、長距離戦への適性を見せつけてくれました。
レース後も状態は変わらず、そのまま在厩で続戦が決定。レース間隔などを考慮し、7月28日の阿寒湖特別(2勝C・札幌・芝2600)に向かう事が決まりました。
鞍上はテン乗りとなる横山武史騎手。これまでテン乗り騎手では結果が出ていないことは不安材料ですし強い相手もいますが、ここを勝てれば秋の大舞台への道が開けるので是が非でも頑張って欲しいところ。
いい結果を期待!
シャンパンポップ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・1勝C
ノーザンファーム早来在厩。蟻洞治療中。
蹄が伸びるまではじっと我慢の時。
ドリームクルーズ(美浦・戸田博文厩舎)牝・1勝C
山元トレーニングセンター在厩。
ボロボロだった蹄も良くなり、馬体もふっくら。
乗り出しも開始され、順調なら8月最後の新潟での復帰が予定されています。
やっぱりタフガール!
全体の所感
エース級が概ね夏休みに入っていることもあって、全体の成績的にはあまり芳しくない期間となりました。
それでもレイデラルースやホルトバージなどはいい走りを見せてくれましたし、これが秋へとつながって行ってくれれば。
お休み組も稼働組も、猛暑の中なので皆とにかく体調を崩さないように気を付けて欲しいものです。
とはいえ未勝利馬はもう時間も残っておらず、悠長なことは言っていられません。
3歳未勝利馬でJRAに残っているのはもうアスロスとパリッドキャリアの2頭だけ。
最大限上手く行ってもあと2戦するのがが関の山でしょうが、どうにか少ないチャンスを掴み取ってもらいたい。
どうにかなりますように。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)
