6月後半に出走した出資馬たちの内、個別記事を書けていない7頭の簡易版出走報です。
以下、出走の時系列順に簡単に感想を。
レーヌドゥール・6/21 笠松11R 飛騨川特別(C1イ)
レーヌドゥール
(牝4・オルフェーヴル×クラリティーアイズ by キングカメハメハ)
笠松・笹野博司厩舎
ここまでの戦績:8戦3勝(3・2・0・0・1・2)※うち地方(3・2・0・0・1・0)
前走:2月22日・第44回安田ろろ誕生日記念(C8)(笠松・ダ1400)1着(→レース記事はこちら) 中16週
結果
飛騨川特別(C1イ)
(笠松・ダ1400・稍重)
丸野(54)馬体重475
1着(8頭・2人気)
2月22日の前走勝利で中央復帰条件となる3勝目を挙げましたが、そのまま地方ファンドを続行。
馬体重の維持に課題があり輸送にかなり弱いと思われるレーヌドゥールには輸送必須の中央の環境はあまり向いていないと思いますので、自分としては全く文句のない采配です。
ただ、そもそも状態が下降気味だったところにもって左前の膝裏が腫れぼったくなって熱感があるとのことで、2月26日に名張ホースランドパーク内きおりステーブルに放牧に出て一息入れることに。
膝裏は幸い大きな問題にはならなかったようですが、移動後しばらくは背中の痛みなどもあってなかなか状態が良くなり切らない様子でした。
それでも4月半ば頃からはようやく良化の気配を見せ始め、5月からは坂路で強めの調整も入れられるまで復調。
その後は概ね順調で、5月30日に笠松に帰厩となりました。
残念ながら馬体重が大して増えていない(帰厩時475キロ)ようですが追い切りの時計は良かったとのことで、休養前よりは上向いた状態で6月21日に復帰戦を迎えることが出来ました。
久しぶりとなったレースではポンとスタートしてあっさりハナを奪うと、淡々と単騎逃げを展開。
4角時点で既に勝負アリの様相でそのままゴールまで突っ走り、最終的に2着馬に3馬身差を付けて完勝しました。
ここでは力が違った!
5月末に母クラリティーアイズの訃報がありましたが、手向けの勝利ともなったのではないでしょうか。
レース後も馬体重はそこまで落ちていないとのことで、中一週での連戦こそ回避したものの在厩で続戦していけそうです。
このまま上を目指して突き進んで行ってほしい!
カポデテュティカピ・6/23 京都2R 3歳未勝利
カポデテュティカピ
(牡3・Frankel×Fahan Mura by English Channel)
栗東・矢作芳人厩舎
ここまでの戦績:3戦0勝(0・0・0・0・0・3)
前走:4月14日・3歳未勝利(中山・ダ1800)12着(→レース記事はこちら)中9週
結果
3歳未勝利(京都・ダ1800・不良)
坂井(57)馬体重526
10着(16頭・12人気)
デビューから1ヵ月も経たない間にツーアウトまで追い込まれ、後がなくなったカポデテュティカピ。
3戦目の後はレースの疲れを取る為にチャンピオンヒルズへ放牧。当初はすぐ戻す予定という話もありましたが、それからしばらくは外厩で乗り込まれる形に。
少しずつ良化してさあ強めの調教を始めようかというところで厩舎からの声が掛かり、6月8日に栗東に帰厩しました。
外厩でのコメントの感触では完調までもう少し掛かりそうでしたが厩舎では状態が良くなっているという評価で、6月23日のレースに出走する方向に。
芝かダートかの選択はギリギリまで迷われていたようですが、最終的にダート1800戦への出走が決まりました。
不良馬場で迎えたレースでは若干煽り気味のスタートにも見えましたが、鞍上に促されるとスッと前へ。逃げ馬に外から並びかける勢いで2番手に付けます。
そのままレースは流れ、4角手前でバテた逃げ馬を交わして一瞬先頭に立つシーンもありましたが、後ろから追い上げてきた後続勢の動きも早く直線に向いた時点で既に呑み込まれてしまい、後は下がる一方。
結局10着に流れ込むのが精いっぱいでした。
距離が長かったとのレース後評でしたが、この結果を受けてファンド解散が決定。
スプリント戦を試される機会は巡って来ませんでした。
前走から間を開けたことでアウトカウントは一つ減っていましたし、レース内容は徐々に良くはなってきていたので出来れば短距離を一度試してほしかったのが本音ではあります。
が、デビューから4戦続けて2桁着順、勝ち馬との着差は最良でも2.5秒差という状況ではこのジャッジも致し方ないところとは理解しています。
それでも無念……
既にサラオクでの売却が決まっており、今後はおそらく地方競馬で現役を続けることになるはず。
否が応でも短距離戦を使う機会には恵まれるはずなので、そこで真価を発揮できることを祈っています。
いつか見返してくれれば!
アスロス・6/23 東京4R 3歳未勝利
アスロス
(牡3・レイデオロ×ステラリード by スペシャルウィーク)
美浦・蛯名正義厩舎
ここまでの戦績:2戦0勝(0・1・1・0・0・0)
前走:23年9月24日・2歳未勝利(京都・ダ1400)3着(→レース記事はこちら) 中38週
結果
3歳未勝利(東京・ダ1600・重)
原(56)馬体重456
10着(16頭・5人気)
前走後に左前肢第三中手骨を骨折。手術してボルトを埋め込み、以降はジェットレーシングで療養に努めてきました。
昨年12月からウォーキングマシン運動開始。
今年の1月末から騎乗運動開始。
2月からはハッキングを開始するも3月に骨膜の影響でペースダウン。
4月から坂路でのダク運動を再開し、5月に入ってようやく15-15の調教を開始したところで、5月11日に美浦へ帰厩(転厩したので初めてですが)となりました。
早速目標も出され、6月8日もしくは16日の東京ダート1600戦で復帰の予定とのこと。
……拙速が過ぎるのでは?
外厩ではロクに実戦へ向けての調教を積めてないのに大丈夫? と思いました(多分出資者の多くが同じことを思ったのでは)が、懸念通りそれからの調教時計もなかなか上がって来ずに結局復帰予定は延期に。
それでもどうしても東京戦に使いたかったのか東京最終週のダート1600戦に向かう事になりましたが、いかにも不安アリアリな状況。
そんな中で迎えたレースではスタートから鞍上が気合を入れまくり、3番手の位置を取って進めて行ったものの、直線を向いた時にはもう余力が無くそこから伸びずに10着敗退。
……早すぎたんだ……
気合を付けてポジションを取りに行ったことが原因で馬のリズムを壊した、という敗因分析がされていますが、それ以前の問題だったように思います。
まあ一度実戦を使ったことが調教代わりになって状態が上向いてくれれば。
幸いレース後も馬体に問題は無いとのことで、この後は北海道に移動して続戦の予定。
芝かダートかはまだ決まっていないようですが、個人的には芝の中長距離戦を使ってほしいところ。
気性面などの制約もあるでしょうが、万が一ダメでもその条件を試してくれれば納得もいきます。
TT型の真価を発揮できる舞台を!
コスタドラーダ・6/25 船橋3R 3歳五
コスタドラーダ
(牡3・Omaha Beach×アヴァマローネ by Curlin)
船橋・新井清重厩舎
ここまでの戦績:2戦1勝(1・1・0・0・0・0)
前走:5月28日・3歳五組(船橋・ダ1200)2着(→レース記事はこちら) 中3週
結果
3歳五(船橋・ダ1200・重)
森(56)馬体重512
1着(6頭・1人気)
前走後も脚元は問題なく、そのまま続戦。距離延長を示唆されていましたが、結局1200継続となりました。
今回はブリンカーを付けて臨むことに。
レースではスタートで1馬身ほど抜け出す好発を切りましたが、行きたい馬を行かせて2番手へ、と思ったら外からもう1頭上がってきて3頭横並びの真ん中という難しい位置に。3角手前からその形が崩れると、逃げ馬の外をじわじわと進出して4角へ。
直線に入って残り200地点で余裕を持って逃げ馬を捉えると、後は突き放す一方となり2着に6馬身差を付けて完勝しました。
今回は相手関係的に順当勝ちではあったと思いますが、それにしても気持ちいい圧勝劇でした。
気分爽快!
レース後には左前にソエが出たようですが、治療すれば問題ない程度で7月の船橋開催にも使おうと思えば使えそうとのこと。
距離については延長も視野には入っているようですが、このまま1200継続の可能性もありそうな感じ。
個人的にはやはり本質的に1200は短いと思いますが、そこは陣営の判断にお任せ。
なんにせよこの馬に関しては健康を維持できることが第一なので、暑くなるであろうこの後も無事に行ってくれれば。
下級戦に居るうちは、健康でさえあれば結果は勝手についてくると期待しています。
ともかく健康第一!
ミーナティエルナ・6/27 船橋6R ハナカンザシスプリント(C2選抜)
ミーナティエルナ
(牝5・ドゥラメンテ×プレインズウーマン by Zensational)
船橋・新井清重厩舎
ここまでの戦績:18戦1勝(1・1・2・0・1・13)※うち地方(0・1・1・0・0・2)
前走:3月25日・4歳以上C2二特選(浦和・ダ1500)2着(→レース記事はこちら) 中12週
結果
ハナカンザシスプリント(C2選抜)
(船橋・ダ1200・良)
和田譲(54)馬体重450
2着(8頭・2人気)
前走後は左前・右トモなどに疲れがあったこともあり、治療して在厩のままリフレッシュ期間へ。
疲労が大きかったのか結構時間を要しましたが、6月に入ってから早い時計も出し始めました。
その途端に四肢の浮腫みや腫れなども出たようですが大事には至らず、無事に27日のハナカンザシスプリントに出走。
レースではスタートから積極的に前へ行きましたがハナは取れずに2番手から。
4角までそのまま流れ、直線ではジワジワ伸びつつも外から来る馬たちに交わされてしまいそうになっていたところで、なんとすぐ外に迫っていた人気馬が故障落馬。
ゴタついた中でドサクサ紛れに2着入線を果たしていました。
まともなレースになっていたら、おそらく4着かいいとこ3着くらいだったと思われます。
ただそれでも、ハナを取り切れない中で馬は頑張ってくれていました。
レース後は飼葉食いが落ちたものの問題となるほどのものではないとのことで続戦予定。
船橋自体がちょっと向いていないような気はするので、次走浦和などに出られれば。
ドンカルロ・6/27 園田8R 円山川特別
ドンカルロ
(牡4・ドレフォン×レトロクラシック by ディープインパクト)
栗東・高柳大輔厩舎
ここまでの戦績:12戦2勝(2・2・1・0・0・7)※うち障害(1・1・0・0・0・3)
前走:3月30日・三木ホースランドパークジャンプS(OP)(阪神・障3140)10着(→レース記事はこちら) 中12週
結果
円山川特別
(園田・ダ1400・良)
永島(56)馬体重458
5着(9頭・3人気)
前走後はテンションの問題もありグリーンウッドに放牧へ。レース中に打撲した右前の影響が予想外に長引き、痛みが完全に抜けたのは5月半ば。
しかしそこからは順調に調整が進み、6月14日に栗東へ帰厩。すぐに27日の円山川特別が目標になると発表されました。
久々の平地戦になりますが、ドンカルロは障害入り前に平地で完全に底を見せたわけでもない(と自分は思っている)ので、良い選択だと思います。
距離は大幅短縮になりますが、平地と障害では距離適性を同じに捉えることは出来ませんし問題視する程でもないでしょう。
ただし出遅れなければ!
出遅れ癖だけはどうにかしないと、距離的に致命傷になりかねませんが。
そして出馬表が出て見れば、地元馬に明らかに格上の馬が1頭いるものの他は中央馬含め五十歩百歩のメンバー。
これなら、と色気を持って迎えたレースでしたが……。
本番では立ち遅れ気味のスタートとなった上、両側から挟まれる形になってのっけから最後方。
最初のコーナーから向こう正面、3角へと進んで行くうちに外から徐々に進出していったものの、先団に取りつくまでには至らないまま4角手前でガス欠。
まったく勝負に絡めないまま、大きく離された5着で終戦しました。
スタート後に挟まれましたがまともに発馬出来ていれば防げたかもしれないですし、スタートで終わったレースだっとも言えるでしょう。
陣営としてはこの敗戦を以って平地に見切りをつけ、今後は障害一本でやっていく方向のようですが、スムーズに行かないとやる気を失くしてしまう馬だけに出遅れ癖をなんとかしないと結局厳しい道のりにはなりそうな予感。
気分よく行ければ素晴らしい飛越が出来るだけに、なんとか力を十全に発揮できるようになればいいのですが……。
ポーレット・6/29 函館7R 3歳以上1勝クラス
ポーレット
(牝4・ハービンジャー×ポウリナズラヴ by Mizzen Mast)
栗東・吉岡辰弥厩舎
ここまでの戦績:11戦1勝(1・0・4・1・1・4)
前走:6月15日・奥尻特別(1勝C)(函館・芝2000)10着(→レース記事はこちら) 中1週
結果
3歳以上1勝クラス(函館・芝2000・良)
高杉(53)馬体重478
9着(11頭・10人気)
芝戻りで期待した前走でしたが、前に行けずに完敗。それでも状態は良いという事で、中一週で同じく函館芝2000の条件に続戦してきました。
今回はブリンカー着用。鞍上は今年のルーキーで現状最多勝の高杉騎手となり、減量の恩恵も受けて今度こその巻き返しを図ります。
レースではまずまずのスタートから若干気合を付けて積極的に前へ行く構えを見せ、4番手の位置を取って最初のコーナーへ。
しかし向こう正面で徐々に周囲の馬に抜かれ5~6番手に後退。3角から4角へ向けての勝負どころでは上がって行こうとするものの周りの上昇についていけず遅れないようにするのが精いっぱい。
そして直線では脚を全く使えず、結局9着に終わりました。
厳しい……
今回は前走よりは序盤前に行けていましたが、ハナに行ってもいいという作戦だったようなので、そうなるとまた見方も変わってきます。
往時の輝きが全く見られない現状。やはりもうメンタル面で厳しいのでしょうか……。
馬の状態は良いということでこの後札幌で続戦してもらえる予定が出ていますが、そろそろ結果を出さないと進退への言及も出てくる頃でしょう。
どうにか復活のきっかけが欲しいものですが……。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております)