こんにちは、まちかね太です。
3月22日の阪神11レース・若葉ステークス(L・芝2000)に、サラブレッドクラブライオンでの出資馬コンフォルツァが出走しました。
休み明けの前走・つばき賞はアクシデントもあり4着に敗れてしまいましたが、続くレースとして陣営は強気に皐月賞トライアルへの挑戦を選択。
少頭数とはいえ相手にはG1好走馬など現状格上と言える馬もおり、コンフォルツァ自身にも今年に入ってから顕著になってきたゲート難など不安材料もありますが、潜在能力は決して引けを取らないはず。
秘めた素質の萌芽が見られれば、一発あってもおかしくない!
若葉芽吹く春到来、
となりますように!
以下、この先に繋がる好走を(あわよくば皐月賞の権利獲得を)願って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・コンフォルツァ
コンフォルツァ
(牡3・ドゥラメンテ×デルマキセキ by Scat Daddy)
栗東・松永幹夫厩舎

ここまでの戦績:4戦1勝(1・0・1・1・1・0)
前走:2月22日・つばき賞(1勝C)(京都・芝1800)4着(→レース記事はこちら) 中3週
レースまでの状況
つばき賞では直線に向くまでなかなかいい感じで進められていましたが、直線に入ると鞍上が馬の後方を気にする仕種を見せて追うのをやめ、4着で終戦。
どうやら馬がいきなりフワッとして気持ちを切らしたらしく、心房細動の可能性があると判断して無理をさせなかったとのこと。
結果としては馬体に異状はなくイレギュラーステップなどが原因だったのではという結論になりましたが、本当に何かあってからでは遅いので、自分は騎手の判断に文句はありません。
とはいえ百日草特別に続き、最後まで追わなかったことで着順を無為に落としてしまったという事もまた事実。
百日草特別もつばき賞もきっちり最後まで追えていれば少なくとも3着はあったでしょうから、モヤモヤ……というか不完全燃焼感はどうしても残りはします。
もっとやれてるはずなんよ……
昇級後は5・4着(共に8頭立て)という結果になってしまい、傍目には1勝クラスでの勝ち負けも現状厳しいというのが順当な評価でしょう。
能力を信じている出資者としては、忸怩たる思いもありました。
しかし馬体に異常が無かったことを報告するレポートの後半で、陣営は次走若葉Sに挑戦することも表明。
マジで!?
つばき賞では「走り切っていない」為にこの判断に至ったようですが、つばき賞直後は「成長途上なのでじっくり使っていく」「幼さが目立つので大事に使う」という騎手・調教師コメントが出ており在厩のまま格上挑戦する方向に行くとは思っていませんでしたので、かなり意外な選択。
とはいえもちろん楽しみな決定です。
仮にも皐月賞トライアルである以上楽な戦いには成り得ませんが、上手く行けばクラシック出走も……という可能性を夢見られるだけでもご飯三杯はイケる!
これぞ一口馬主の醍醐味!
が、その道行に立ちはだかるゲートの課題。
つばき賞直前に急浮上してきた「駐立も寄り付きも悪い」というゲート難問題です。
つばき賞出走時にはどうにかレース本番でも(先入れにはなったものの)無難にこなしはしましたが、若葉Sに向けて改めてのゲート練習を行ったところ大暴れした模様。
それでも「この機会に徹底的に叩き込む」という方針のもと、ゲート縛りを施すなど懸命な調教の結果、「観念してゲート内の仕種が大人しくなった」とのことですが、油断は出来そうにありません。
一方でスピード調教に関しては問題なく好調。調教駆けしなかった2歳時とはやはり違ってきているようで、好内容での追い切りを続けてくれています。
3月20日の最終追い切りでも古馬オープン馬を追走からアタマ先着し、「コントロールも利いていたし、動きも良かった」(横山典騎手)と、走ることに関しては何ら不安は無さそうです。
ゲート不安があるとはいえ、皐月賞トライアルに出走するにあたって決して恥ずかしくない状態と言えるでしょう。
「強い馬に混じって今後につながるレースをしてもらいたいと思っています」(松永師)との言葉も貰い、いざ挑戦へ!
目指せクラシック!
皐月賞への2枚の切符を獲りに若葉Sに出走してきたのは、コンフォルツァ自身を含め9頭。
新聞紙上で中心と見られているのはジョバンニ(父エピファネイア)。
新馬戦勝利後3戦連続2着ながらその内容は濃く、前走はG1・ホープフルSでクロワデュノールに続く2着。ホープフルS組は今年に入ってクラシック前哨戦で大活躍しており、そこで最上級の成績を収めているとあって当然ここでは不動の本命。
順当に2勝目を挙げてクロワデュノールへの雪辱戦に向かう事を目論みます。
続くのはミッキーゴールド(父リアルスティール)。
芝2000で新馬・1勝Cを連勝し、前走若駒Sではジュタ(ホープフルS4着)から半馬身差の2着。今回も十八番の2000m戦で、皐月賞への切符を狙います。
この2強に続くのは、前走1勝クラス戦で勝ち負けしてきた馬たち。
あすなろ賞勝ちのタイセイリコルド(父ゴールドシップ)、前走ミッキーゴールドの2着しているデルアヴァー(父Frankel)、つばき賞2着のローランドバローズ(父ヘンリーバローズ)など。
コンフォルツァには連下印がチラホラ付く程度。つばき賞3着のダイシンラー(父サトノダイヤモンド)などと共に、1勝クラス勝ち負けグループに次ぐ評価といったところでしょうか。
現状妥当とはいえ、
見返したい!
枠は4枠4番。少頭数なので参考程度とはいえ、好走率の高い好枠。
鞍上横山典騎手の過去3年コース実績は平凡ですが、ドゥラメンテ産駒のそれはかなり好成績。
総合すれば、コース相性データは充分に良好。
ゲートを克服して少なくともつばき賞組には雪辱し、あわよくばクラシックへの切符を掴みたい!
頑張れ~!
レース内容
週中は気温の変化が激しく、数日で10度ほども変わるような不安定な気候でしたが、レース当日は穏当な天気となり、11レース時点の阪神競馬場は晴、芝は良。
コンフォルツァは前走比マイナス12キロの482キロでパドックに登場。
えっ……
ここに向けて仕上げてきた……という認識でいいのでしょうか?
歩様は問題なさそうですが、そういう目で見ているせいか馬体は若干細く映ります。
映像に映っている範囲ではパドックでのテンションは大丈夫そうに見えましたが、本場馬入場では怪しい挙動も。
大丈夫かな……
輪乗りを経てゲート入りへ。一番先にゲートへ向かったミッキーゴールドがゴネにゴネて時間が掛かりましたが、2頭目の先入れ組となったコンフォルツァは割合すんなりゲートイン。
しかし他馬の枠入りを待っている間も枠の中でゴソゴソ。なんか上を向いていますが……。
大丈夫かいな……
そうこうしている内に大外ジョバンニまで全馬入って準備完了。
ゲートオープン!
その瞬間にも上を向いていたコンフォルツァ、やはり立ち遅れ気味のスタート!
両側の馬に挟まれ気味になったこともあり、のっけから最後方へ。
ま、まだこのくらいなら……!
鞍上は特にリカバーしようとする動きは見せず、そのまま最後方からレースを進めて行くことを選択した模様。
とはいえ馬群は凝縮気味で前と大きな差は開かず、先頭から6~7馬身程度で1コーナーへと入ります。
コーナーでは内側から前との差を詰めて行き、向こう正面には7番手くらいで進入。
そこからは全体的に大きな動きも無いまま、ダイシンラーが引っ張る馬群は3コーナーへ。
コンフォルツァの外からデルアヴァーが上がって行き位置が一つ下がりましたが、コンフォルツァは内目をキープしたまま4角も回り、最後方近くとはいえ先頭からは4~5馬身の位置で直線へ向きます!
ここからどこまでやれるか!
頑張れ!
しかし一瞬進路が無くなり、クビを外に向けて鞍上の動きも緩くなって勢いが落ちると、逆にスパートを開始した前の馬たちに一気に引き離されてしまいます。
前の馬が抜けて再び進路が開くと鞍上も追い出しを再開したようですが、もはや大勢は決した後で脚色もジリジリとしたものに留まり、そのまま流れ込むようにゴールするのが精いっぱい。
うぬう……
レースを制したのはジョバンニ。クビ差2着にローランドバローズが入り、この2頭が皐月賞への優先出走権を獲得。ミッキーゴールドは2着馬から1馬身差の3着。
コンフォルツァは逃げたダイシンラーも捉えられず、7着での終戦となりました。
結果
若葉ステークス(L)
(阪神・芝2000・良)
横山典(57)馬体重482(-12)
7着(9頭・7人気)
所感
春と聞かねば
知らでありしを……
7番人気で7着なので、まあそんなもんでしょと言われれば「そうね」としか言えないのですが、割とマジメに一発を期待していたので、ほとんどレース展開に関与せずに後ろを付いて回っただけで終わった今回の結果はなかなかにツラいものがあります……。
マトモに走ればつばき賞組には先着出来ると真剣に思っていたので、ローランドバローズとの明暗、またダイシンラーにも届かなかったのは悲しい……。
が、レース後の騎手・調教師コメントによると、レース前にテンションが上がってしまって既に燃え尽きているような状態だったとのこと。
能力面での評価はこれまで同様高いとされてはいますが、「考えてテコ入れしないと厳しいかも」(横山典騎手)とこれまでになくネガティブな表現が飛び出しており、気性面の問題が相当大きくなっていることが窺われます。
対策として去勢することも騎手から進言されたようですが、レースから上がってきて一言めがそれだったとのことなので、相当だったのでしょう。
まだ決定ではありませんのでどう転ぶかはわかりませんが、個人としてはどうなったとしても陣営の判断を受け入れます。
そもそもファンド出資者は運用方法への是非を問う立場ではありませんし(運用した結果への称賛・批判は当然しますが)、「出資者及び馬自身の最大幸福」を実現するために陣営が考えてくれた運用方法であるなら否やはありません。
去勢すれば種牡馬への道は断たれますが、テンションが高すぎて力が発揮できないというならそもそもそこまでの実績を残すことが至難。
仮に去勢することで成績を上げることが出来ればネームバリューが上がり、種牡馬でなくとも将来的な行き先の選択肢も増えるでしょう。
「知っている人」が増えることは馬の将来にとって大きな財産になり得ます。
その可能性が少しでも上げられるというのであれば、決して悪くはない選択だと思います。
今回のゲート訓練のレポートに見られるような、日々の管理をする方々の負担も軽減できるかもしれませんしね。
一点注文を付けるとすれば、決断は早いうちに行ってほしいという事。
「やる」ならさっさと施術して夏ごろには復帰できるように、「やらない」なら腹を括って気性の矯正に努めていただきたい。
この後は少々長い休みを入れるとの話ですし、「次走での様子を見て」となった挙句に結局その後去勢、なんてことになったら時間が無駄です。
元々去勢手術は遅くなるほど効果が薄れると聞きますし、コンフォルツァは既に馬格も充分あり、去勢しても成長阻害の懸念はほぼありません。
古馬に対して斤量優位な夏の内に復帰出来れば、レガシーワールド(たとえが古くて恐縮ですが)することだって夢ではないかもしれません。
無論後戻りできない選択肢ですし逆効果となる恐れもありますので決断は慎重になされるのでしょうが、続報を待ってます。
いずれにせよ、この先「去勢したことを惜しまれる活躍騙馬」もしくは「去勢の危機があったことを笑い話に出来る活躍牡馬」となる未来はまだまだ夢見ていますので、一息入れた次の舞台では見違えた姿を見せてくれることを願います!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はサラブレッドクラブライオン様公式HPより許可を頂き掲載しております。)