こんにちは、まちかね太です。
3月9日の中山11レース・第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(G2・芝2000)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬ブラックジェダイトが出走しました。
昨年末に見事な新馬勝ちをした後すぐ、次走は弥生賞を目標にすると発表。
予定通りにここに駒を進めてくることが出来ました。
トモの痛みなどは抱えたままで、コメントを見る限りでは必ずしも万全とも言い難い状況でもありますが、成長途上の身である以上ある程度は仕方のない事。
キャリア1戦という事もあり人気はないものの、調教では今回も好時計を叩き出し、チャレンジする資格は充分あるでしょう!
クラシック出走の夢を掴みたい!
以下、あくまで挑戦者ながら、あわよくば……と思いながら見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ブラックジェダイト
ブラックジェダイト
(牡3・キタサンブラック×ウェルアウェイ by Monsun)
美浦・大竹正博厩舎

ここまでの戦績:1戦1勝(1・0・0・0・0・0)
前走:12月28日・メイクデビュー中山(2歳新馬)(中山・芝2000)1着(→レース記事はこちら) 中9週
レースまでの状況
年末の新馬戦快勝後、最初の近況となった年明け1月3日の更新。
「結構レースでのダメージが大きい」「右トモを中心に痛みが顕著」「飼い葉も楽をさせているわりに残す」とちょっと心配な状況になっているような報告でしたが、続く文章は「このタイミングなのでクラシックに乗せるという事を考えると次走は弥生賞かなと思っています」とのもの。
?!!
前走直後の自分的夢プランとしては、春の自己条件~勝てれば(その後の回復状況次第で)青葉賞~(同)上手く行けばダービー、というものだったので、皐月賞を狙いに行くとは予想外でした。
無論同じ更新内で「今の状況で連戦という事を考えるのはなかなか難しいと思いますので、トライアルを狙いに行くというよりは、そこで更にどういうパフォーマンスが出来るかという事を見て本番にという話になってくる」(大竹師)という事を言われていますので、皐月賞出走を真剣に狙ってというより、現状の力で春クラシック狙いの馬たち相手にどこまでやれるかという力試し、文字通りの意味でのトライアル的側面の強い目標設定ではあるのでしょうが、なんであれ重賞挑戦するに足る素質があると見られているのは出資者としては嬉しい事。
ヨシ頑張ろー!
と言っても、まずは3月までにコンディションを整えなおすところから始めねばなりません。
1月8日に森本スティーブル美浦エリアに放牧後も背腰とトモの疲労はなかなか抜けず、1月半ばと末ごろにショックウェーブ治療を実施。
ただ調整にはそれほど影響はせず、1月後半から少しずつ速め調教を入れ始めて徐々にペースアップ。
調教での動きは問題ないという事で、2月11日には美浦に無事帰厩することが出来ました。
まあ帰厩後も「右トモの痛みは完全には取りきれていない感じ」ということで、2月23日にこちらでもショックウェーブ治療が行われるなど万全の状態という訳ではなさそうですが、それでも2月27日のレース1週前追い切りでは騎手騎乗とはいえ南W78.3-63.4-49.5-35.6-11.3という抜群の時計を披露。
重賞挑戦するに当たって恥じることのない、どころかあわや一発の期待も充分持てそうな感じで、期待が高まります。
3月5日の最終追い切りでも、レースで騎乗する佐々木騎手を背に南W84.8-68.5-52.6-37.6-11.5と、やや軽めながら末はしっかり伸ばしてフィニッシュ。
騎手のコメントは「力は出せる状態にはあると思いますが、あまり変わったところはないかなと思います」と厳しめで、大竹師のコメントも「競馬も良い内容で権利が取れれば、その先の本番と言う話も出来るんでしょうけど、内容が伴っていなかったら、一回体を膨らましてという感じになるのかなと思います」というものなので、陣営のトーンは上がっているとも言い難いですが、少なくとも師は元々慎重派なのでこんなものでしょう。
師のコメント的には、3歳時のローテとしては厩舎の先輩であるソーヴァリアントのローテ(未勝利勝ち→弥生賞8番人気4着→北海道で連勝→セントライト記念2着)と似たような感じにすることを視野に入れているのかな、とは思いましたが。
ともかく無事にここまで来れた事が
まずヨシ!
調教時計は嘘をつきませんし、勝負は水物。
やってやれないことは無いハズ!
という訳で無事出走が叶った第62回報知杯弥生賞ディープインパクト記念(何年たっても何回聞いても、無駄に長いレース名になったなという感想から抜けられない……)。
皐月賞への切符3枚を賭けて争うのは、ブラックジェダイト含め14頭。
人気の中心となるのはミュージアムマイル(父リオンディーズ)。
デビューから3戦2勝で臨んだ前走・朝日杯FS(G1)で2着とし、ここはそれ以来のレース。今回のメンバー中唯一の重賞連対実績馬でもあり、格上ともいえる馬。
距離延長もプラスと思われ、怪物クロワデュノールに挑戦状を叩きつけるためにもここは負けたくないところ。
それに続く評価は、2戦2勝かつ前走で芝2000mの1勝クラス勝ちという共通項を持つ2頭、ヴィンセンシオ(父リアルスティール)とナグルファル(父エピファネイア)。
更に、昨年末行われた今回と同舞台のG1・ホープフルSで3~6着のファウストラーゼン(父モズアスコット)、ジュタ(父ドゥラメンテ)※その後若駒S勝利、クラウディアイ(父サートゥルナーリア)、アスクシュタイン(父ドゥラメンテ)や、新馬勝ち直後の中山芝2000m1勝クラスで2着してきたアロヒアリイ(父ドゥラメンテ)など、コース経験のある強豪も多くいます。
ブラックジェダイトの評価は下から数えた方が早そうですが、同じ舞台の新馬戦で完勝を見せたこともあり、伏兵として挙げてくれる予想家はチラホラ居る感じ。
厳しくはあれど、やる前から白旗を上げるような状況ではありません。
やってやろうぜ!
枠は4枠5番。奇数ですが、好走率は高めに出ている好枠。
騎手・父産駒の過去3年コース実績は可も不可も無く。まあ前走で快勝しているコースなので、相性は問題ないでしょう。
まずは無事に経験値を積んでくれれば、とは思いますが、やはりあわよくば一発というのが本音!
頑張れ~!
レース内容
週末は寒波が到来。日曜日の前日発売が中止されるなど一時は開催自体が危ぶまれる状況でしたが、当日は天候も回復し、なんとか無事レース施行まで辿り着きました。
11レース時点の中山競馬場は晴、芝は稍重のコンディション。
ブラックジェダイトは前走比プラス4キロの454キロでパドックに登場。まずは馬体が減っていなかったことに一安心。ゆったり歩けており硬さも感じられず、状態は問題なさそう……に私の目には見えます。
単勝最終人気はミュージアムマイルが2.9倍の1番人気。以下ヴィンセンシオ(4.5倍)、ナグルファル(5.3倍)、ジュタ(8.1倍)、アロヒアリイ(9.9倍)までが10倍以下。
ブラックジェダイトは46.6倍の10番人気。妥当なところだとは思いますが、同じ1戦1勝馬のレディネス(父スワーヴリチャード)が11.3倍の6番人気とソコソコ支持されているのでちょっと悔しい。
まあそれはともかく、パドック後も進捗は順調。本場馬入場、輪乗りへつつがなく進行し、枠入りもスムーズ。
大外マイネルゼウスもゲートに入り、準備完了。
ゲートオープン!
ブラックジェダイト、まずまずのスタート。鞍上佐々木騎手は特に促すような素振りは見せませんでしたが、1コーナーまでの直線で馬は徐々に位置を前目に上げていき、逃げを打ったヴィンセンシオに続く2番手集団に入ってコーナーへ。
コーナーワークもあってブラックジェダイトはベストシーンに次ぐ3番手の位置となり、2コーナーへ向かっていきます。
逃げるヴィンセンシオとの差は2馬身ほど。自身の内目にはレディネスが並走し、ナグルファル、ジュタらが続いてくる形。
ミュージアムマイルは中団後方となりましたが前との差は大きくなく、先頭から最後方まで10馬身くらいの凝縮した展開で向こう正面へ。
隊列が固まったかと思ったのも束の間、1000m標識手前から後方に居たファウストラーゼンが外から一気に上昇。
3着に入ったホープフルSを彷彿とさせる捲り上げで、3角手前までに前の馬全てをごぼう抜きして先頭へ立ち、更にヴィンセンシオを2馬身突き放して完全に単騎先頭へ。
ブラックジェダイトはこの流れの中でも自身の位置は変わらず、ヴィンセンシオ・ベストシーンの後ろに続いていましたが、3角を通過してから鞍上の手が動き始め、少し苦しそうな感じに。
んん~
4角手前に来る頃には鞍上のアクションもだいぶ大きくなっていましたが前との差はさほど詰まらず、そうこうしている間に外から競うように上昇してきたミュージアムマイルら3頭ほどに一気に呑み込まれ、一瞬で位置を大きく落として直線へ向きます。
巻き返す余力は……?
厳しいかあ……
そこからは、ラストスパートに入った各馬に付いていくのが精いっぱい。
馬群の後方に置かれてしまい、そのまま流れ込むだけで終戦となりました……。
レースはファウストラーゼンがそのまま押し切り優勝。ヴィンセンシオは最後再び差を詰めたもののクビ差の2着。差rにクビ差の3着に後方から追い上げたアロヒアリイが入り、この3頭が皐月賞の優先出走権を獲得。
ミュージアムマイルは3着から1馬身差の4着まで。自分が勝手にライバル視していたレディネスは8着。
ブラックジェダイトは勝ち馬から1.8秒差のブービー13着に敗れました。
結果
第62回弥生賞ディープインパクト記念(G2)
(中山・芝2000・稍重)
佐々木(57)馬体重454(+4)
13着(14頭・10人気)
所感
残念!
しかしナイスチャレンジ!
本来の作戦としてはもう一・二列後ろから進めて着を狙うというものだったそうなので、前目で力勝負に打って出る形になったのは誤算だったのでしょうが、真っ向から勝負しての敗北だけに諦めもつきます。
捲られる形への対応が上手く行かなかった様子で、直線入り口で若干進路が無くなる場面もありましたが、あの時点で既に手応えも怪しかったので、スムーズだったとしても結果はそう変わらなかったと思われます。
現時点では力負け、それは素直に認めざるを得ません。
というわけで厳しい結果になってしまいはしたものの、新馬勝ち以降ここまで充分夢を見せてくれました。
うたかたのクラシックドリームではありましたが、背腰やトモに痛みを抱えたままでも重賞挑戦を楽しませてくれたブラックジェダイトの健闘には大いに感謝!
ロートル競馬ファンとしてはクラシック本道という印象が消えない弥生賞に出資馬が出走したというだけでも、誇らしい気持ちになれます。
よく頑張りました!
もちろん、レース後の調教師コメントに「こんな馬じゃない」とあった通り、この一戦だけで評価が落ちる訳もなく、今後の成長を以っていつかはリベンジを果たしてくれるはず。
今回はレーススケジュールの方に馬を合わせたという側面もあると思いますので、馬のコンディションをより整えてポテンシャルを発揮できる状態の時にレースを使えれば、即巻き返しも可能でしょう。
レース直後は次走は春の(おそらく後半の)東京1勝クラスあたりを目指して行くとの指針が示されていましたが、11日の近況更新でレースを使った後の右トモなど背腰の痛みが前回以上に顕著な為、目標を定めず状態が良くなったときに使っていくという方針に変更されました。
よし、ソーヴァリアントローテで!
夏の上り馬として秋にまた中山の重賞舞台に戻ってこれたら最高!
……ですが、まだ全く完成からは遠い状態なのは間違いないので、まずはフィジカルの回復と成長を気長に待ちます。
またレースに出てくる頃には、いろんな意味で一回り大きな男に成長していることを願って!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)