一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

お久しぶりのウィンダミア、出遅れるも掲示板確保(広尾TC出資馬出走報)

お久しぶりのウィンダミア、出遅れるも掲示板確保.

こんにちは、まちかね太です。

11月26日の東京8レース・3歳以上2勝クラス(ダ1400)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬ウィンダミアが出走しました。

5月7日の1勝クラス戦(東京ダ1400)を鮮やかに勝利し、この先の活躍を期待させてくれたウィンダミア。

その後、予定では夏をメンテナンスに充て秋からの復帰という目算でしたが、疲労の回復に期間がかかり、また歩様の硬さや軽い挫跖などもあって、美浦に帰厩できたのが秋も深まった10月末。

そこから更に調整を重ね、久々に迎える実戦となったのが今回のレース。

気づけば前走から半年以上の時間が経過してしまっていました。

陣営も決して強気ではありませんし、久々で昇級戦という事もあって「まずはどこまでやれるか見てみましょう」感の強いレースではありますが、休養前のパフォーマンスから即通用してもおかしくないだけの力は持っているはずです。

まちかね太
まちかね太

初戦から充分期待できるはず!

以下、「まずはクラスに目途を」とは思いながらも一発あっても……との期待も持ちながら見たレースのレポートです。

出走馬プロフィール・ウィンダミア

ウィンダミア

(牡3・ミッキーアイル×クエストフォーワンダー by Makfi)
美浦・林徹厩舎

ウィンダミア220512

ここまでの戦績:7戦2勝(2・2・0・0・1・2)

前走:5月7日・平場3歳1勝クラス(東京・ダ1400)1着(→レース記事はこちら) 中28週

レースまでの状況

5月7日の前走快勝後、「馬体が萎んでしまいました」「3ヶ月近くも続けてトレセンに在厩しており、ストレスが溜まってきています」(林師)という事で心身のリフレッシュが必要と判断され、5月21日にテンコートレーニングセンターへ放牧。

「肩の角度や捌きなどから疲れがきやすいタイプ」「夏競馬の平坦ダート1200戦などは差しが利きづらいですし、ここまでレースに使い続けてきましたので、この夏はメンテナンスをして秋競馬に備えたいと考えます。ここでご褒美の休養を与えてあげましょう」(5月19日近況・林師)というコメントだったので、オーバーホールの意味合いが強かったとは思いますが、外厩到着後には「調教師からはこちらで鍛え直すことによって、ひと夏越してのパワーアップを求められていますからね」(6月1日近況)というコメントも出ており、完全休養とまでは行かず、疲労を取りつつも少しずつ調整も進めていくという予定だったようです。

しかし、外厩移動後1か月くらいしてから体調不良のような状態に

6月29日近況で「いくらか捌きが硬く感じられましたので、調教師とも相談の上、今週はゆっくりさせてあげることになりました」との報告後、その週だけでなく1ヵ月ほどその状態が継続。

「奥の深いところにまだ疲れが残っていたということでしょう」という事で神経治療などを施され、しばらくはマシン運動やトレッドミルでの調整に留められていました。

7月末にはようやく状態が好転したようで、8月3日の近況で騎乗調教を再開したことが報告され、以降数週かけて徐々に立ち上げられ、8月後半から15-15を開始。

まちかね太
まちかね太

このままなら秋の東京開催には
間に合うかな。

と思いましたが、9月14日に左後肢を挫跖したとの近況更新。

ただこれは幸い大事には至らず、9月27日には15-15を再開するなど、進捗の遅れは最低限に留められたようでした。
それでも2週ほど遅れたのは事実ではあるのですが……。

その後は疲労予防のショックウェーブ放射などは行いながらも順調に調整が進み、ひと頃の懸念材料を払拭するような状況になりだいぶ状態も上向いたという事で、10月29日についに美浦に帰厩できることになりました。

まちかね太
まちかね太

長かった……

正直放牧時点ではここまで長い休養になるとは思っていませんでしたからね。

そして、帰厩直後に当面11月26日の東京ダ1400の平場2勝クラス戦を目標にするとも発表されました。

今年最後の東京競馬場開催の週。ここまで2戦2勝の府中ダート戦にギリギリ間に合わすことが出来そうという形ですが、「東京のうちに今一度適性を窺いつつ、中山開催につなげていければと考えます」(林師)というコメントからは叩き台のにおいが漂います。

その後、調教で左にもたれる面を気にされはしますが調整自体は順調に進み、予定通り当レースに出走が叶いました。
が、最後まで調教師のトーンは若干低め。

まちかね太
まちかね太

まあそりゃそうか。

休みが長引いたこともあり、更にウィンダミアは今年ここまで結局2走しかしていないということもあって、出資者としては即結果を求めたい気持ちになりがちですが、半年以上ぶりの休み明け・昇級初戦と言う条件で強気には出にくいのが当然。

ウィンダミアが快勝した前走の上位入線馬たちのその後の成績が芳しくないことも、強気になりにくい一因として言及されていました。
(ただし、ウィンダミアが2着だった前々走の上位入線馬たちはその後2勝クラスで活躍しています)

また、左にもたれる面があることから右回りの方が向いているのではないかという思いも調教師は持たれているようです。

「動き自体は良かった」「リフレッシュ後の競馬でもありますし、1400mの距離も良さそう」とも言われているので、馬の状態そのものには問題なしと思われてもいるようですが、「昇級初戦のここでどのような競馬をしてくれるか見てみたいと思います」というコメントにすべてが集約されていると思われます。

まちかね太
まちかね太

ウィンダミアには、ぜひここで
目途を立てて我々(調教師含む)を
安心させてほしい。

現実の結果として東京ダートでは2戦2勝なんですから、舞台が向いていないとは思えませんし。

そんなウィンダミアのこれからに向けての大事な一戦となるレースには、フルゲート16頭が参戦。

評価が高いライバルは、春にユニコーンSに挑んだ(11着)ロードジャスティス(父Fort Larned)、前走1番人気4着から巻き返しを期しての連闘をかけてきたバルミュゼット(父フリオーソ)のウィンダミアと同世代の3歳2頭の他、クラス上位常連の4歳馬タイキドミニオン(父ダノンシャーク)、アラゴナイト(父モンテロッソ)など。

ウィンダミアは彼らに次ぐ辺りの、一角崩し狙い組という評価。

世間の評価としては臨戦過程を考えればまあ妥当でしょうか。

枠は5枠9番。
このコースでは複勝率がやや低めに出ている枠ではありますが、勝率などには大差があるわけでもないので問題ではないでしょう。

騎手は4度目の騎乗となる丸山元気騎手。
今回の騎乗騎手中での過去3年コース実績は最悪レベル。はっきり言って不安ですが、唯一複勝回収率は高めなのでそこに一縷の期待。

ミッキーアイル産駒のコース実績は可もなく不可もなくと言ったところですが、ウィンダミア自身が前走このコースで快勝しているので不安はありません。

以上、騎手とコースの相性に不安はありますが、ここまでウィンダミアに3度の騎乗で2着2回5着1回と馬との相性は悪くないハズなので、それでカバーしてくれれば。

もちろん出資者としてはウィンダミアの力はこのクラスでも上位の物があると当然思っていますので、あわよくば……の期待もありますが、

まちかね太
まちかね太

まずは目途の立つレースを!

レース内容

当日は所用がありましたので録画観戦。

天候はぐずつき気味で、8レース時点の東京競馬場は曇り、ダートは稍重。

まずはパドックや人気状況を確認。

ウィンダミアの馬体重は前走比+12キロの466キロ。
とはいえ外厩時点では480キロオーバーにまでなっていましたし、大半は成長分という事でいいのではないのでしょうか。
そもそも前々走は462キロだったので、そこからだと4キロしか増えていませんし。

人気はロードジャスティス(3.4倍)、バルミュゼット(4.2倍)、タイキドミニオン(5.1倍)、アラゴナイト(8.0倍)の4頭が10倍以下で四つ巴。
ウィンダミアは前日はあまり人気がありませんでしたがじわじわオッズが下がっていたようで、最終的に5番人気で10.5倍となっていました。

充分期待できそうと思いながら、レース映像へ。

大外フクウンのゲートインが映り、準備完了。すぐにゲートオープン!

派手に出遅れた馬がいるぞ! 青い勝負服だ!

まちかね太
まちかね太

ギェェェーーー!?

ウィンダミアじゃねーか!!

出遅れたのみならずダッシュもイマイチなようで、同じく出遅れたクロッチなど2頭からも1馬身ほど後れを取り、見事な最後方スタート!

まちかね太
まちかね太

終了……?

絶望的な気分になりましたが、レースはまだ始まったばかり。

鞍上が少し気合を付けて前へ追いつこうとするウィンダミアの姿は、先頭争いにフォーカスしていくカメラからいったん消えます。

ハナは、内から前を狙ったラブリークイーンを制した人気のロードジャスティスが奪取。

その後ろの馬群を映す際に表示された画面上部の馬群全体を映す帯部分(正式名を知りません)に、馬群の中から外目をグーンと上昇していく青い勝負服の姿が。

まちかね太
まちかね太

お?

ウィンダミアじゃねーか!

折り合いを欠いているようにも見えませんが、上昇していく過程では騎手の手はそう動いているわけでもないように見えました。
最初に少し気合を付けた事で馬が行く気になったのでしょうか?

騎手が行きたかったのか馬が行きたがったのか真相はわかりませんが、ウィンダミアは一気に中団まで順位をアップ。人気の一角バルミュゼットなどは道中で抜いています。
セオリーから外れた動きに見えますが、吉と出るか凶と出るか。

その間にもレースは進み、あっという間に3コーナーを通過して4コーナーへ。

ロードジャスティスの逃げを、2馬身差で外目から追走するのはこれも人気のタイキドミニオン。ハナを譲ったラブリークイーンは最内で3番手集団の先頭。ウィンダミアはその集団の後方外目、6~7番手を追走しています。

そのまま4コーナーを回り、ロードジャスティスに外からタイキドミニオン、内からラブリークイーンが迫る形で直線へ。

ウィンダミアは外目から前を追いかけようとしています。手応えは抜群という訳ではありませんが、そう悪くも見えません。

まちかね太
まちかね太

これならソコソコ……んん?

しかし直線に入ってすぐ、前を併走していたバーンパッションとゴーストレートの真後ろへ切れ込んでいくような動きを見せるウィンダミア。

ヨレたのでしょうか? 当然スペースもなく、若干引っ張るような格好に(それともキックバックを受けて馬が嫌がったのか?)。

すぐにゴーストレートが前に抜けていったこともあって不利と言えるほどのものでもありませんでしたが、多少勢いは削がれたか。

残り400、ウィンダミアはジリジリ伸びてはいますが先頭争いに参加できるほどの脚色はありません。

しかし止まっているわけではないので、前から脱落してくる馬を確実に躱していきます。掲示板なら充分射程圏内です!

まちかね太
まちかね太

いけるぞ掲示板! 
頑張れ!

が、この辺りから後方の馬たちもスパートを開始。大外から来たバルミュゼットに抜かれてしまいます。

残り200、ウィンダミアは6番手。
3馬身前で先頭争いを展開しているラブリークイーンやゴーストレート、それに迫ろうとするバルミュゼットらはもうどうにもなりませんが、ロードジャスティスやタイキドミニオンの脚が止まっていて、彼らを抜けるかもしれません。

しかし、大外からアラゴナイトら何頭かが最後の最後に勢いを付けて伸びてこようとしているのが画面の端に映ります。彼女らには追いつかれるかもしれません。

まちかね太
まちかね太

頑張れ、って、あー!

しかし緊迫の掲示板争いをカメラがフォーカスしてくれるわけもなく、最後は熾烈な優勝争いがアップとなってウィンダミアらは画面から消えました。

優勝争い組がゴールした後、ゴール板で固定された映像には、外から来た馬に躱されながらも前に居た馬を躱して5番手で雪崩れ込んだ青い勝負服の姿が!

まちかね太
まちかね太

ヨシ5着!

レースは、7番人気の伏兵ラブリークイーンが東京ダ1400で3戦3勝となる勝利。2着はクビ差まで迫るも及ばずのバルミュゼット。更に1馬身1/2差で3着ゴーストレート。

上位3頭から3馬身遅れの4着に最後方近くから直線追い上げたアラゴナイトが入り、しぶとく伸びたウィンダミアは更に半馬身差で5着入線となりました。


結果

3歳以上2勝クラス(東京・ダ1400・稍重)
 丸山(56)馬体重466

 5着(16頭・5人気)

所感

まちかね太
まちかね太

充分及第点では。

まあ出遅れがなければ……とはもちろん思いますが、道中の急上昇が吉凶いずれに作用したかはわかりかねます。

あそこで脚を使ったせいで溜めることが出来ずに最後の伸びを欠いたと言われればそれはそうだろうなあと思いますが、結局最後方近くから掲示板まで来たのは4着のアラゴナイトだけだったので、あのまま後方待機していたとしても同じような着順になっていた可能性も高いようにも思いますし。

まあそもそも出遅れがなければ……とはもちろん思いますが(しつこい)。

レース後の調教師コメントでは「跨ってから少しテンションが高くなり、ゲート内で隣の牝馬に馬っ気を出したのか出遅れてしまいました」とありましたから、枠の並びに運がなかったのかもしれません。
と言ってもメンバー中半数近い7頭が牝馬だったので、どうしようもなかった気もしますが。

タラレバは言い出せばキリがないのでここらでやめておきますが、それでも半年以上の休み明け・昇級初戦という条件で迎えたレースを掲示板確保で終えたというのは、充分このクラスに目途を立てる内容だったと言っていいでしょう。

不利があってかつおかしな展開でも掲示板確保できたという事で、むしろクラス上位の力があるという事を示せたとすら言えるのでは?

まちかね太
まちかね太

言い過ぎ?

むろん諸手を上げて喜べる結果という訳でもありませんが、人気通りの着順でもありますし、次走以降に期待を繋げられるという意味では充分及第点だったと思います。

レース後の騎手・調教師コメントでは「返し馬で左にもたれる」という点をかなり強調されてしまいましたが、レースではまっすぐ走れているという事なので、お手数ですが実戦を重ねつつ矯正していってもらうほかないでしょう。

課題はありますが、この後は続戦の方向のようです。

思えば1勝クラス昇級時も初戦は5着。
そこから2着→2着と来ての、4戦目でのクラス勝ち抜けでした。

2勝クラスでも同じように、次走以降での上昇に期待させてもらいたいと思います。

まちかね太
まちかね太

先はきっと明るいぞ!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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