一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

灼炎の空に星は流れる テラステラ、惨敗……(広尾TC出資馬出走報)

灼炎の空に星は流れる テラステラ、惨敗……

こんにちは、まちかね太です。

8月12日の新潟10レース・新発田城特別(2勝C・芝1400)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬テラステラが出走しました。

古馬との初対戦となった前走では3着と敗れたものの、惜しい競馬で見せ場は充分。
展開一つで勝っていてもおかしくはなかったレースでもありました。

そこから中3週で改めてクラス勝ち抜けに臨む今回。
メンバーレベルは前走より上に見えますが、その中にあっても優勝最有力候補の一角であることは間違いありません。

まちかね太
まちかね太

あっさりまであっても
おかしくない!

以下、吉報を大いに期待して見ていたレースのレポートです。

出走馬プロフィール・テラステラ

テラステラ

(牡3・モーリス×ステラリード by スペシャルウィーク)
栗東・矢作芳人厩舎

テラステラ230720

ここまでの戦績:9戦2勝(2・1・3・0・0・3)
        2着・橘S-L

前走:7月16日・中京スポニチ賞(2勝C)(中京・芝1400)3着(→レース記事はこちら) 中3週

レースまでの状況

枠の不利や状態面が整い切っていない中で、惜しい3着に敗れた前走。

レース後は現状1400がベストという見解が出され、番組の都合上からも次の目標は8月12日の新発田城特別(新潟・芝1400)とすぐに決まり、中3週の間隔が開くこともあってチャンピオンヒルズへ短期放牧に出ました。

外厩ではトモにショックウェーブ放射を行うなど、疲労回復に主眼を置いた調整となっていた様子。

「葵ステークスのレース後ほど硬さは気にならず、今回のほうが反動は少なそうですね」(7月26日近況・小泉厩舎長)というコメントが出ており、幸い前走のダメージはそう大きくなかったようです。

7月29日に栗東へ帰厩し、その後は新発田城特別に向けて順調に追い切りを重ねていきました……と言いたいところですが、追い切りは馬なりでしか行われず、前走時に比べて時計も出しておらず、軽めの調整に終始している感じ。

「レース間隔は開いていないし、輸送もあるから」と、ちゃんとした理由はあるものの、傍から見ているだけの身としては懸念がないと言えば嘘になります。

前走時の状態は公式にも「絶好調ではない」と明言されていました。
叩いた分それよりは良くなってはいるのでしょうが、大きく上積みが見込める調整過程ではなさそうではあります。

まちかね太
まちかね太

まあクソ暑いし……

発狂しそうな暑さが続く中、無理して体調を崩してしまえば元も子もないですしね。

前走ではその状態でも好勝負に持ち込んだのですから、2勝クラスなら今回も好勝負。
叩いた分だけ順当に反応が良化してくれれば、より良い結果を期待してもいいでしょう。

ただ、新発田城特別は特別登録の段階からメンバーレベルは前走より高そうなことはわかっていました。

最終的にフルゲート18頭が揃った確定メンバーの中には、2勝クラスで上位の実績を持つ馬がズラリ。

前2走東京1400の同級で連続2着のティーガーデン(父ドゥラメンテ)、4ヵ月ぶりながらやはり前2走同級連続2着のタマモダイジョッキ(父ヘニーヒューズ)、全3走同級3着内を続けているメイショウカイト(父ラブリーデイ)、前走でテラステラに先着したエコロデイジー(父ハービンジャー)ら古馬の実績馬、バグラダス(父マジェスティックウォリアー)やミスヨコハマ(父カレンブラックヒル)といった古馬との対戦でも既にそこそこの走りを見せている3歳馬など、勝ってもなんら驚きのない馬を挙げると五指では足りません。

無論テラステラは彼らの中に入ってもなお最有力の一角ではありますが、一歩間違えれば……という層の厚さですので、油断は禁物です。

枠は4枠8番に決定。
好走率は6枠に次いで高い枠。偶数番でもありますし、最悪の枠だった前走と比べると雲泥の良枠ではないでしょうか。

鞍上戸崎圭太騎手はテラステラには初騎乗となりますが、過去3年コース実績は今回の騎手中で上位。
特に連対率・複勝率は高く、そつなく乗ってくれることを期待しても良さそう。

モーリス産駒のコース好走率は、他の出走馬の父産駒実績より頭一つ図抜けたもの。
明確に得意コースと言っていいでしょう。

データ的なコース相性は相当良く見えますね。
テラステラ自身の力がそもそも上位であることと合わせると、(油断は禁物と言った舌の根も乾かぬうちですが)相手が多少揃おうが関係なくも思えてきます。

まちかね太
まちかね太

よし、勝つぞ!

そしてその先へ!

レース内容

当日10レース時点の新潟競馬場は晴、芝は良。
9レースまでは曇りの発表ではありましたが、この日の新潟県は全28の観測地点がすべて真夏日となっていたらしく、暑さは相変わらず。

そんな中、テラステラは前走比プラス4キロの476キロでパドックに登場。
やや発汗が目立ち、舌を出して物見も激しかったこともあってか、パドック解説者からは他馬との比較上での高評価は得られませんでした(けなされてはいなかったですが)。

それもあってか、ティーガーデンと争っていた単勝1番人気の座は最終的に譲る形となり、2番人気に収まりました(ティーガーデン3.1倍、テラステラ3.8倍)。
他に10倍以下の評価を受けたのはバグラダス(7.0倍)のみで、なんだかんだティーガーデン・テラステラの2頭が他よりアタマ一つ抜けているという感じの人気に。

まちかね太
まちかね太

応えてほしい!

その後トラブルもなく枠入りまで進行。テラステラもすんなりゲートに収まり、大外アンクロワもスッと入って準備完了。

ゲートオープン!

まちかね太
まちかね太

まずまず!

さすがに前走ほどではありませんが、なかなかのスタート。
鞍上戸崎騎手は手綱をしごき、前へ出していく構え。

しかし内からミスヨコハマやインテグリフォリアが出ていこうとすると、それらと積極的に競ろうとまでする気は無いように見えます。

むしろ、

まちかね太
まちかね太

引いた!?

その2頭と、外から前へ行っていたバグラダスの後ろの位置まで来た時に、こころもち鞍上が手綱を抑えつけるような動きをすると同時に、テラステラが少し頭を上げます。

その間に内外からベンガン、カフェサンドリヨンにも前に行かれて位置取りが後退。

外からかかり気味に上がっていったスーパーホープにも抜かれ、代わって外から並んできたコズミックフロストと共に7番手あたりで3コーナーへ入り、そのままの形で4コーナーへ。

コーナーの終わりでは、逃げたミスヨコハマら4頭が横並びで先頭。
テラステラはそこから3馬身ほど後ろ、やたらゴチャついた感じの馬群の真ん中で最終コーナーを通過、直線へ向きます。順位は8~10番手くらいか。

まちかね太
まちかね太

んんん……?

あれ、勢いに欠けるぞ……?

先頭では、コーナーワークで一度差を広げたミスヨコハマにバグラダスやインテグリフォリアらが迫っていきますが、テラステラはその4~5馬身後ろで藻掻いています。

伸びそうな気配は皆無!

まちかね太
まちかね太

嘘やん……

徐々に馬場の中ほどに持ち出されていったテラステラ、決して止まっているわけではなくそれなりに脚は使っているようにも見えますが、それは周囲の脚色とほとんど変わらないもので……。

前方で繰り広げられる激しい優勝争いにはまったく絡めないまま、テラステラは惰性で流れ込むように後方でゴールイン。

まちかね太
まちかね太

なん……だと……

レースは穴馬3頭の熾烈な争いとなり、11番人気インテグリフォリアが10番人気メイショウカイトをハナ差、7番人気ミスヨコハマを更にアタマ差抑えて優勝。

テラステラはまさかの14着に終わり、17着に敗れたティーガーデンと共に、3連単110万オーバーの大穴馬券を演出する助演男優賞に輝いてしまいました……。

結果

新発田城特別(2勝C)
(新潟・芝1400・良)
 戸崎(56)馬体重476

 14着(18頭・2人気)

所感

まちかね太
まちかね太

いやいやいや、
これはさすがに……

負けるにしても負けすぎでしょう。

相手が揃っていたとか、状態が上がり切っていなかったのかもとか、戦前の不安がまとめて現出したとしてもさすがにこれは無くない?

なお、鞍上の戦後コメントとしては「新潟の1400mは他場のそれとは異なり、この馬にはちまたょっと忙しい」「出して行かずに溜める競馬をした方が良かったのかも」というものが出ています。

また、先行争いで引いたように見えた場面は、あとからパトロールビデオを見返すと周囲から挟まれそうな形になっていたのでそれを避ける動きだったと思われます。

あれで中途半端な位置取りを已む無くされたようにも見えるので、少し運は無かったかな、とは思います。

多頭数の馬群の中で揉まれる経験もあまり無かったので、そこも影響したかな。

……とまあ、戦前からの不安や騎手コメントの内容も含め、いろいろ負けた理由を探そうと思えばいくらでもこじつけは出来るのですが、ここまで負けるともうシンプルに馬に気力がなかったような気も。

アホほど暑いし、初めての競馬場だし、集中できなかったりやる気が無かったってまあ仕方ないかも。

まちかね太
まちかね太

だって人間……じゃないけど
生き物だもの。

ゲームのパラメータが走っているわけじゃないので、そういうこともあるさ……。

ま、着順はだいぶアレですが、着差的には0.8秒。勝ち馬からの着差だけなら橘Sの時と変わりありません。

テラステラはこれまでのレースで、初めての競馬場ではことごとく0.5秒差以上の敗北を喫していますが、札幌以外の阪神・京都・中京では二戦目で確実に着差を詰めてきた実績があります(札幌は初戦の暴走が尾を引いていたと思いますのでノーカンにしたい)。

次に新潟にお目見えするときには巻き返してくれるでしょう……とりあえず次走は新潟ではないでしょうが。

ともかく、今回は度外視する方向で。

これもいい薬として、まずはじっくり立て直して疲労回復・状態アップを図ってもらい、次こそは実力を発揮してほしいと思います。

まちかね太
まちかね太

今回は残念やったけど、次も変わらず期待してまっせ!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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