YGGオーナーズクラブ 一口馬主

静心なく花の散るらむ スウィープフィート のどけき春は巡り来ず(YGG出資馬出走報)

こんにちは、まちかね太です。

4月12日の阪神11レース・第68回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(G2・芝1600)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬スウィープフィートが出走しました。

昨年のオークス以来久々のレースだった前走・愛知杯を叩き、満を持して迎える復帰2戦目。
距離不足だった前走とは違い、今回は昨年チューリップ賞を制し桜花賞で4着した阪神マイルが舞台となり、中間の追い切りでは超抜の時計で状態も良さそう。

一年ぶりの開花を期待するには充分すぎると言える状況の中、レースを迎える事が出来そうです。

まちかね太
まちかね太

春は再び巡り来た!
今年もこの地で咲き誇れ!

そしてその先のG1へ!

以下、チューリップ賞以来の勝利を期待して見ていたレースのレポートです。

出走馬プロフィール・スウィープフィート

スウィープフィート

(牝4・スワーヴリチャード×ビジュートウショウ by ディープスカイ)
栗東・庄野靖志厩舎

スウィープフィート250323

ここまでの戦績:9戦2勝(2・2・1・1・0・3)
        1着-チューリップ賞(G2)

前走:3月23日・愛知杯(G3)(中京・芝1400)6着(→レース記事はこちら) 中2週

レースまでの状況

久々・大幅距離短縮だった前走ではスタートダッシュが付かず道中も追走に苦労しましたが、ほぼ直線だけの競馬で6着まで押し上げ末脚健在を誇示。

レース後は右トモに少し疲れが出たようですが、1週間程度は軽め調整にしたことで問題なく回復。
予定通り、中2週となる阪神牝馬Sに駒を進めることになりました。

鞍上も予定通り乗り替わりとなりましたが、当初打診されていたモレイラ騎手は都合が付かなかったようで、日本の大ベテラン横山典弘騎手を迎える事に。

前走騎乗してくれた永島騎手は今回は騎乗停止期間中であるため、元々乗り替わり予定だったことを置いておいてもいずれにしても騎乗は不可でしたが、永島騎手にとって横山騎手は師匠的存在であるとの記事を見た記憶もあるので、騎乗感の伝達なども期待していいのかな?

愛知杯で後方一気の競馬をしたのは「今日はジョッキーには1600mのつもりで終いだけという競馬をリクエスト」(前走時の庄野師)という今回に向けての陣営の作戦だった面もあるようなので、弟子のお膳立てを活かして師の貫禄を見せつけるような好騎乗を期待させてほしいところ。

まちかね太
まちかね太

ポツンでも結果が出るならヨシ!

4月9日の最終追い切りでは横山騎手が騎乗し、坂路50.1-36.7-23.7-12.0を馬なりで計時。
近況コメントを見ると馬なりといっても強め寄りの内容だったようですし騎手騎乗ではありますが、文句なしの好時計で自己ベストタイムも更新。叩いて確実に状態は上向いてきていると思っても良さそうです。

「あとは前回使った事によってレース勘が戻ってきてくれているかどうかという所がポイントになるかな(4月9日近況・庄野師)」ということながら、否が応にも期待は高まろうというもの。

まちかね太
まちかね太

これは勝ち負けイケるやろ!

ということでワクテカしながら迎えることになった阪神牝馬S。優勝馬にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられ、そこへ向けての最重要ステップレースと言う位置づけ。
今年の出走馬はスウィープフィート含め全14頭。

人気の中心となりそうなのはボンドガール(父ダイワメジャー)。
2歳時から重賞戦線を戦い続け、昨年の秋華賞2着など重賞で2着すること5回。未だに1勝馬ではありますが実力に些かの疑問も無く、ここで待望の2勝目&重賞制覇を狙います。
なおこちらとしては武豊騎手を取られた立場になるので、ここで撃破することで御恩返しをさせてもらいたいところではあります。

対抗格と目されるのはアルジーヌ(父ロードカナロア)。
昨年の10~12月にカシオペアSとターコイズSを連勝して一気に頭角を現し、ここはそれ以来のレース。実績からは1800ベストの感もありますが、マイルでも前走ターコイズSで重賞制覇しているように本格化した今なら問題なし。3連勝でG1へ突き進むことを目論みます。

スウィープフィートはその2頭に続く評価を、タガノエルピーダ(父キズナ)、ソーダズリング(父ハーツクライ)、ビヨンドザヴァレー(父イスラボニータ)あたりと争う感じでしょうか。

とはいえ新聞誌上ではスウィープフィートに本命対抗の重い印を回してくれている記者も多く、出資者目線でなくとも充分勝ち負けを狙える位置に居ると見て貰えているようです。

枠は5枠7番に決定。ゲートの問題があるので奇数枠は歓迎できませんが、好走率は高めに出ている枠。決して悪くはないハズ。

横山典騎手の過去3年コース実績は可も不可も無く。スワーヴリチャード産駒のそれは微妙ですが、スウィープフィート自身がこのコースで実績を残しているので問題はないでしょう。

コース相性よりも、前走後の「1600mのつもりで終いだけ~」コメントを見るにつけ今回もいつも通り後方一気で行くつもりでしょうから、明確な逃げ馬がおらず(出走馬中、過去3走内で逃げたことがあるのはサフィラだけ)スローペース必至の状況という展開の方が心配。

とはいえ毎度確実に末脚を伸ばしてくれる馬なので、それこそ展開ひとつで鮮やかに突き抜けることも出来るはず。

まちかね太
まちかね太

いい流れが来ますように!

レース内容

レース当週の後半は不安定な天候となりましたが、12日の阪神競馬場の空は持ちこたえ、11レース時点の天候は曇り、芝は良。
翌日に桜花賞を控え(あれから一年、時が経つのは早いものです)、競馬場内の桜もなかなか綺麗に風に舞っていました。

スウィープフィートは前走比マイナス2キロの488キロでパドックに登場。目の前で見たのは昨年の桜花賞以来でしたが、相変わらず目力は強烈なもののチャカつきぶりは少し控えめで、ちょっと大人になったような印象。
……でしたが、すぐ前を歩いていたドナベティが派手に獅子舞をしていたので比較上マシに見えただけかも。
まあどうあれ状態に問題は無さそうに見えます。

最終的な単勝人気はボンドガール(2.5倍)が1番人気、2番人気はやや意外でしたがタガノエルピーダ(5.5倍)、そしてアルジーヌ(6.2倍)、スウィープフィート(7.2倍)、ソーダズリング(9.7倍)と続いて、この5頭までが10倍圏内。

本場馬入場は見逃してしまったのですが特にトラブルも無く、輪乗りを経て枠入りも概ねスムーズ。
スウィープフィートもすんなり収まった様子で、大外イフェイオンも入って準備完了。

ゲートオープン!

スウィープフィート、1馬身ほど出遅れ!

まちかね太
まちかね太

はいお約束お約束。

見ているこちらとしても織り込み済みなので動揺はナシ。
鞍上もまったく促す素振りも無く、そのまま単独最後方を決め込みます。前走のように出脚がつかないという感じでは無く、あくまで自然とその位置になったような印象。

先頭に立ちかけたタガノエルピーダを大外からイフェイオンが交わしてハナを奪いましたが、それ以外は全体的にポジション争いは激しくはなく隊列はすんなり決まった様子。

スウィープフィートは馬群から2~3馬身ほど離されての最後方で向こう正面を通過。先頭からは12~13馬身ほどでしょうか。
それでも3コーナーへ向けて少しずつ前との差を詰め始め、外回りのコーナーへ入ってから一つ前に居たドナベティを交わしにかかると、更にそのまま前へ……?

まちかね太
まちかね太

んん?

上昇姿勢を見せるスウィープフィートですが、鞍上は明らかに抑えにかかっているように見えます。
しかし鞍上が引っ張る形をやめたように見えた途端、スウィープフィートは外からグングン位置を上げて……!

まちかね太
まちかね太

えっ、イヤこれ大丈夫?

持ってかれてませんか?

実況でもスウィープフィートが上がって行く様子が伝えられ場内も沸きましたが、逆に募っていく不安。

それでも大外から直線に向く頃には6~7番手ほどまで位置を上げ、逃げる最内イフェイオンとの差も3馬身程度に来ているのも事実。
この勢いのまま行けるなら……!

まちかね太
まちかね太

ええい、ままよ!

とにかく頑張れー!

内外回りの合流地点を通過し、外からジリジリ迫るスウィープフィート!

しかしいつもほどの切れ味は……!

まちかね太
まちかね太

くぅ~~~

なかなか前を交わせないまま、残り200!

そこで後ろから来たラヴァンダに内から、ほぼ同時に外からボンドガールにも抜かれると、もはや余力は無く……。

まちかね太
まちかね太

あああ……

レースは3頭による大接戦を制したサフィラ(9番人気)が優勝。ハナ差2着がアルジーヌ、更にハナ差の3着にラヴァンダ(8番人気)。ボンドガールは5着まで。

そしてスウィープフィートは結局12着に終わりました……。

結果

第68回阪神牝馬ステークス(G2)
(阪神・芝1600・良)
 横山典(55)馬体重488(-2)

 12着(14頭・4人気)

所感

まちかね太
まちかね太

……

言葉も出ない……。

着順はもちろんの事、内容的にもだいぶショックな敗戦となってしまいました。

負けるにしても「展開向かずに差して届かず」みたいな形(要はいつもの形)を想定していたので……。

敗因は見たまんま、3角から抑え切れずに動いてしまった事。
「3コーナーくらいで少し全体の流れが動いた時にがっつり噛んで(横山騎手)」しまったことで「使える脚がそんなに長くない(庄野師)」弱点をモロに曝け出す形ともなり、最後まで脚を残す余力を持てませんでした。

スウィープフィート自身が昂ったことによる自滅であるのは間違いないのですが、それでも騎乗ミスの誹りを受けても正直已む無しの内容。

3角時点では制御できるようやれることをやってくれたのは見て取れましたが、結果として果たせませんでしたから、テン乗りを考慮したとしても「結局御せなかった」という点において騎手の仕事としては決して褒められたものではありません。

とはいえ今回の戦術の失敗は、ここに至るまでの戦略の失敗がそもそもの根底にあると言えるでしょうか。

前走愛知杯でスプリンターの作るハイペースの流れ(前半3F32.7)の中で久々の実戦をこなした後、中2週でスローペースの流れ(前半3F35.5)の中に突っ込まれては、元々掛かる気性のスウィープフィートがこうなるのも是非もなし。

あくまで結果論ですが、久々の復帰戦にスプリンター揃いの愛知杯を選んでしまった時点でこの流れは決まっていたのかもしれません。
愛知杯そのものの内容は決して悪くなかった(むしろ良かった)とは今でも思いますが、後に続くレースへの流れを作るという意味では、大目標がヴィクトリアマイルである以上は戦略的に失敗だったのでしょう。

「(掛かる気性の馬が)距離を一度短縮すると、もう戻せない」という言葉はよく聞きますが、スウィープフィートにそれが当てはまらない事を祈るばかりです。

まちかね太
まちかね太

ま、済んだことはしゃーない。

という訳で愚痴はここまで。

とても残念な結果ではありましたが、実力負けではないこともまた火を見るより明らか。

まあこの状況が続くようなら実力を発揮することがまず至難ということにもなりかねませんが、G1のヴィクトリアマイルなら今回ほどスローペースになる可能性は低いでしょうし(昨年前半3F33.8、一昨年34.2。ちなみに昨年のチューリップ賞・桜花賞は共に34.5、オークスは34.7)、レースはやりやすくなるはず。

また、過剰に引っ掛かった事も状態が上がってきた裏返しである可能性もあるでしょう。

ヴィクトリアマイルについては出走枠に入れることをまず祈らなければならないものの、このまま無事出走出来て折り合いさえつけば一変してもおかしくない、と出資者としては信じるのみ。

今回はチューリップ賞以来の花を咲かすことは出来ませんでしたが、近いうちにまた開花の季節が巡ってくることを願っています!

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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