こんにちは、まちかね太です。
4月15日の福島4レース・3歳未勝利(芝2000)に、ワラウカドでの出資馬ポーレットが出走しました。
前走、最後の直線で進路が詰まり万事休すと思われたところから根性で巻き返してギリギリ掲示板を確保し、もぎ取った優先出走権を使って臨んできたローカル牝馬限定戦。
初の長距離遠征になるなど難しい部分もありますし、相手にも1頭強い馬はいますが、普通に走れば普通に勝ち負け出来るはず。
毎度毎度あと少しというところで焦らされてきましたが、遠征の負担を考えても、もうここで決めて欲しい!
さあ勝つぞー!
以下、初勝利を期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ポーレット
ポーレット
(牝3・ハービンジャー×ポウリナズラヴ by Mizzen Mast)
栗東・吉岡辰弥厩舎

ここまでの戦績:3戦0勝(0・0・2・0・1・0)
前走:3月19日・3歳未勝利(阪神・芝1800)5着(→レース記事はこちら) 中3週
レースまでの状況
前々走に続き、2走続けて直線で詰まる不利を受けながら掲示板を確保してくれた前走。
メンバーレベルも高かったレースでのその結果は、敗れたりとはいえ次走でのジャンプアップを確信させてくれるものだったと言ってもいいでしょう。
レース後は使ったなりの疲れがある程度で状態に問題は無く、優先出走権を得たこともあって続戦が決定。
中1週で鞍上継続・芝1800で行くか、中3週で鞍上変更・芝2000・牝馬限定の条件で行くかの選択となりましたが、4月15日に福島と阪神で芝2000の牝馬限定戦が組まれており有力馬が分散する可能性なども加味した上で、15日の福島戦を第一目標に進めていくことになりました。
うむ。
個人的には、ハービンジャー産駒の福島での成績があまりよろしくないのと、見に行ける可能性がほぼ無くなる事から阪神戦の方がベターと思っていましたが、相手関係的には福島の方が楽になる可能性が高いでしょうから、この選択に否やはありません(結局当日は仕事になったので、どうせ見に行くことは出来ませんでしたし)。
ただし、前走で休み明けにもかかわらずマイナス馬体重での出走となった事から馬体の維持には一抹の不安もあり、長距離遠征となる福島戦だとより微妙な調整力が問われる事にもなるでしょう。
募集時の500キロサイズが懐かしい……
前走後は一週間程度楽をさせた後に改めてペースを上げていき、特にトラブルもなく順調でしたが、調教量に不足は無いものの速い時計はあまり出しておらず、状態・馬体重の維持を主眼に置いた調整だったように思えます。
輸送が控えているので当然そうなるでしょう。上積みはそう望めないかもしれませんが、これまでの力を発揮できれば好勝負間違いなしなので、問題は無いハズ。
そしてそのまま順調にレース当週を迎え、予定通り福島の牝馬限定2000m戦に松本大輝騎手で出走確定。1キロ減量騎手で、先行策を期待されているようです。
フルゲート16頭の枠は普通に埋まり、優先権なしだと出走には最低中9週の間隔が必要だったので、前走ハナ差で5着に入れた意味は大きかった。
自ら掴んだチャンスを活かしたい!
そんなポーレットにとって最大のライバルとなるのは、エリダヌス(父ゴールドシップ)。
ここまで5戦。そのうち昨夏のデビューから3戦続けて走った福島芝1800戦でオール2着(全て0.2秒差以内)という一枚上のコース実績を持つ馬で、キャリア・実績共にポーレットをも上回る優勝候補最右翼。
ここ2戦は中山2000m戦で9・3着となっており、距離に若干不安がなくもないかもしれませんが、福島に戻ればそれも関係なくなるかもしれません。
というわけで彼女は強敵ですが、他には1月のデビュー戦3着以来のクラウンモチーフ(父サトノクラウン)、掲示板の常連シルバーニース、ベッピンサンが目立つ程度のメンバー構成。全体の層ははっきり薄めと言っていいでしょう。
ここがデビューという馬にも目立った存在は無く、エリダヌスさえ何とかできれば勝ちを掴める……と、思っていたのですが、私が見た新聞の印ではあまりポーレットが明確な対抗格とはなっていません。複数いる2番手候補の中では最有力の一角、くらいの評価に見えます。
いやいやいや。
バカにしすぎでしょうよ。見返してやるから目ん玉ひん剥いてよく見ときやがれ、とも一瞬は思いましたが、冷静に考えるとレースの条件自体はポーレットにそう向いているとも言い切れないのかもしれません。
上で少し触れたようにハービンジャー産駒の福島での成績は良くは無く、その中では2000m戦のアベレージはマシな方ではありますが、今回のメンバーの父馬実績としてはいいとこ中位。
先行策を託された鞍上松本騎手は今年まだ2勝のみ。デビュー3年目で昨年は32勝を挙げていますが、今年は今のところ過去最悪の進捗状況です。
コースのアベレージとしてはまずまずの数字が出ていますが、試行回数自体が少ないので参考の域を出るものでもありません。
まあ今回の騎乗騎手は今年の勝利数一桁の人たちばかりなので、五十歩百歩という事で収めてもいいかもしれませんが。
枠は7枠14番となりましたが、なぜかこのコースは7枠の成績が良くなく、隣の6枠と比べると勝率・連対率が3分の1。外の8枠との比較でも勝率・連対率は半分に満たず、全体でも2枠と並んでアベレージは最下層。
などなど、ポーレットにとって不利な要素が並んでいました。
……まああくまで過去の傾向ってことで。
力があれば関係ない……よね?
とにかく欲しいのは勝利だけ!
勝って栗東に凱旋しよう!
レース内容
当日は仕事があったので録画観戦。週末は全国的に悪天候でしたが、福島競馬場は影響が薄く4レース時点で天候は曇り、芝は良。
ポーレットは前走同様456キロで登場。輸送込みでも馬体の維持には成功した模様です。パドック動画では落ち着いて歩けているようで、精神面にも問題は無さそう。
人気はエリダヌスが2.4倍の1番人気で、ポーレットは4.3倍の2番人気。
順当。
以下クラウンモチーフ5.6倍、シルバーニース9.4倍までが10倍以下でした。
それらを確認し、レース映像へ。
大外シルバーニースでは無く15番ウインラフィネが最後のゲートインだったようで、彼女が収まって準備完了。
ゲートオープン!
おっし!
前走に続き、今回もなかなかのスタート。
鞍上松本騎手はそう促している感じも無いですが、ポーレットは馬なりでスーッと前へ上がっていきます。
松本騎手は右をチラ見しつつ、ポーレットを徐々に内へ寄せて先行態勢。
ポーレットが舌を出しながら走っている様子なのはちょっと気になりますが、4キロ減の永島騎手を鞍上に、押して先頭を奪った隣枠のキャラメルシフォンに続く2番手の位置をあっさりとゲット。
そのまま1コーナーに入ります。
よーしよし。
ここまではほぼ思惑通りと言っても良いのではないでしょうか。なかなかに都合のいい展開です。
後ろから上昇してくる馬もおらず、全体の隊列もあっさりと固まりました。
ポーレットは逃げるキャラメルシフォンから1~2馬身差の2番手をキープして向こう正面へ。自身から2馬身ほど後ろにシルバーニースとパヴァーヌ、人気のエリダヌスはその2頭の1馬身後ろを虎視眈々と追走する形。
馬群は長く伸びていますが、有力と目される馬は概ね前目の位置を取りました。
向こう正面ではそのままの馬順で淡々と流れ、1000m通過は1分1秒程度とこれもちょうど良し。
そして3コーナーに入り、残り600標識を通過。先頭は変わらずキャラメルシフォン。
ポーレット鞍上松本騎手が徐々に手を動かし、じわじわと差を詰めていきます。
すぐ後ろのシルバーニースとパヴァーヌは手応えが良くなく、その2頭の間をエリダヌスが持ったままで上昇開始。
さあ勝負の4コーナー!
追い出しを開始したキャラメルシフォンが先頭をキープしたまま直線へ向き、それに外から被さろうとしていくポーレット(相変わらず舌を出している……)、その1馬身後ろまで迫ってきたエリダヌス!
よし、前を交わして
後ろを待ち受けるぞ!
ポーレットは松本騎手の手が激しく動き、まずは前を行くキャラメルシフォンを抜き……抜き……?
え?
抜けない!?
キャラメルシフォンも余裕がそうあるようには見えませんが、ポーレットも伸びが鈍く、差を詰められない!
そしてそうこうしている内にヒタヒタと外から迫りくるエリダヌスの影。
残り200、ポーレットは外から並びかけてきたエリダヌスの方へ馬体を寄せます。
併せ馬の形にすることで起死回生を図ったか、それともただヨレただけか。
意図はともかく併せの形になった事には意味があったようで、それから100m程2頭は並んで競り合いましたが、残り100を超えた辺りで勢いに明確な差が。
ポーレットの競り負けです……。
あああ~~~
それでもポーレットも食らいつきましたがもう態勢の覆しようもなく、逃げ馬にも追いつけないまま無情のゴールイン。
レースはエリダヌスが粘りに粘ったキャラメルシフォンを最後アタマ差捉えて優勝。
ポーレットは2頭から1馬身遅れの3着となりました……。
結果
3歳未勝利(牝)(福島・芝2000・良)
松本(53)馬体重456
3着(16頭・2人気)
所感
んんん~~
残念無念……。
レース展開は良かったと思うのですが……。
ただ、今回はポーレットのみならず、エリダヌスやキャラメルシフォンにとっても良展開だったという事は間違いありません。
キャラメルシフォンは言わずもがな、4キロ減の恩恵を最高に活かしたいいペースでの単騎逃げを展開。彼女も7枠でしたが関係ありませんでしたね。
ローカル減量起用のお手本のような競馬でした。最後の粘りも故あってのものでしょう。
エリダヌスは先団直後で、逃げ馬や最大のライバル(ポーレット)の動きをじっくりと眺めながら、不利もなくスムーズにベストの仕掛けどころを探れました。
最後図ったように差し切ったのも納得です。
ポーレット鞍上松本騎手もいいレースをしてくれたと思いますが、皆がベストのレースをした時に突き抜けられなかったということで、現状相手が普通に上回っていたと認めざるを得ないでしょう。
無念であります……
まあ敢えてタラレバを言うなら、ポーレットがエリダヌスの位置でレースを出来ていたら結果は変わったかもとは少し思いますが。
作戦通りの先行策でしたが、ポーレットは行くと末が甘くなるタイプのような印象を今回のレースからは受けましたので。
ま、今回のレースをしたからこその感想ですね。
さて切り替えましょう。
今回の結果は残念なものでしたが、着差はコンマ1秒。ここまで4戦して3着3回5着1回という実績は、いつ勝ちあがってもおかしくないというものに相違ありません。
そこは変わらない。
ただ、今回では無かっただけ。
しかし、この後の続戦は無い模様。
近況では特に触れられていませんでしたが、やはり前走休み明けでの馬体減で力走したツケは実際には重かったようにも感じていましたので、乾坤一擲の遠征後は成否かかわらず一息入れるのが既定路線だったのではとも思いますし、覚悟はしていた事。
もし優先権を放棄するほどしっかりとした休養を取る形になるならば、出走間隔を大きく開けざるを得なくなるでしょうから、時期的にもチャンスは限られてきてしまいます。
かなり心乱される状況になってしまいましたが、しっかり疲れを取って状態を整えてくれれば、それでも必ず機はやってくるはずです。
笑える日が来るのを
信じて待つのみ。
想いよ届け!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)