こんにちは、まちかね太です。
12月11日の阪神5レース・メイクデビュー阪神(2歳新馬・芝1600)に、ワラウカドでの出資馬ポーレットが出走しました。
育成開始以来ずっと優等生で、一時は夏ごろにはデビューが見えそうかなと言う雰囲気だったのですが、7月に左トモに血腫を発症してしまい頓挫。
結局この時期までデビューがズレ込んでしまいましたが、近々の調教師コメントなどの感触は良く、手応えはありそうです。
芝1600という条件だけにライバルも手強そうな馬たちが揃いましたが、ポーレットはこの世代の全出資馬の中でもトップクラスの期待を抱いて出資した馬だけに、初戦からいいところを見せて欲しい。
ポーレットは母が米国重賞の勝ち馬という良血で、馬名の由来はフランス皇帝ナポレオンの美しく恋多き皇妹ポーリーヌ・ボナパルト。
血筋やその名に相応しい華麗なるデビュタントとして、見る者を魅了してくれれば。
……まあ競馬ですのでそうそう都合よく行きはしないでしょうが、期待できるだけの状況が整っているのは確かなハズ。
なので素直に期待します!
というわけで以下、勝手に結構な期待を込めて見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ポーレット
ポーレット
(牝2・ハービンジャー×ポウリナズラヴ by Mizzen Mast)
栗東・吉岡辰弥厩舎

ここまでの戦績:初出走
レースまでの状況
2021年9月25日計測の募集時馬体重が503キロと、当時1歳にして雄大な馬格を誇ったハービンジャー牝馬、それがポーレット(ポウリナズラヴ20)でした。
私の個人的出資基準値は楽々クリアしている馬でしたが、敢えて懸念点を挙げるなら、諸刃の剣的なその馬格。
競走馬としては大きい馬の方が小さい馬よりも成績は良くなりやすいようですが、馬体が大きいと故障リスクも大きくはなります。
ただ、ワラウカドの馬は基本的にデビュー時の馬体重が募集時より激増することはあまりないのと、そもそも自分の好みとして大きい馬の方が小さい馬よりいい(馬体重があと○○キロ増えて欲しいからしばらく放牧して成長を促す、みたいなセリフをあまり聞きたくない)ので、私にとっては馬格の大きさはマイナス点にはならず、むしろ前世代の出資馬ミレーレ(デビュー戦546キロ)に続く
ワラウカド巨女の系譜を引き継ぐ者や~
と、むしろ嬉々として迷いなく出資決定。
2200万円の募集価格もかなりお手頃に感じましたし。
そうして我がチームに加わってくれたポーレットは、12月にファンタストクラブに移動し本格的な育成が始まって以降、出資馬の中でも特に順調・優等生な一頭として成長していってくれました。
まあ馬体重はどんどん減っていってしまったのですが……。
残念! とは言え予想の範疇ではある。
5月末に本州への移動決定後にファンタストクラブからは「欲を言えばあと10〜20kg 馬体重を増やして送り出せると尚良かった」(当時470前後)と言われてしまいましたが、深刻な感じではないので問題と言うほどでもなかったのでしょう。
6月初頭にチャンピオンヒルズ移動後、当初は飼い食いがやや悪かったようですがそれも徐々に良くなり、いざペースアップしていこうとなっていた7月初頭、左トモ付近が腫れてしまい、検査の結果筋肉の損傷が確認。
損傷箇所からの出血が多く血腫となってしまい、切開での治療対応を余儀なくされてしまいます。
Oh……
優等生のポーレットが初めての大きな頓挫。
この時期はヘリックスも血腫、ヒズハイネスが新たな骨瘤発症とワラウカド出資馬に不運が相次いでいたのでちょっと気分が落ちましたが、幸いにも予後は悪くなく、7月末から坂路にも入りだし、8月半ばからは時計も出し始めました。
大事にならずに良かった。
それでも8月中は流石にまだ状態が戻り切っていなかったようですが、9月に入ると調子も上がってきたようで、「ここで一度入厩させてゲート試験まで進める」と吉岡厩舎に入厩し、その後すぐの9月23日にあっさりゲート試験に合格。
その後はスクミの症状が出たこともあって、すぐチャンピオンヒルズに戻って体力・精神力の強化に努めることに。
ただスクミは一時的なものだったようで続報では触れられず、チャンピオンヒルズでは「トレセンに入れた効果がでており、調教がしっかり身になってきています」と成長を感じられるコメントが出され、以降も順調な進捗を伝える近況更新が続きます。
順調ぶりを確認した吉岡師は、予定を早めて11月18日にポーレットを帰厩させました。
帰厩後最初の更新となった11月23日の調教師コメントでは「今日はゲートから出して軽く動かして行きました。一歩目の反応はもう少し早いといいとは思いますが、その後はしっかりと加速できていましたので、レースでも問題ないと思います」「まだしっかり追っていない中ではありますが水準以上の馬だと思っています」との評価。
多少の課題は残りつつも、ついにデビューへ向けての態勢が整いました。
11月30日の更新で、デビュー戦は12月11日の阪神芝1600戦に決定したとの報告。
鞍上は岩田望来騎手。
良きかな。
ポーレットは26日(土)に栗東CWコースで追い切っており、「良く動けていましたし期待通りの成長をしてきている」との評価。タイムも悪くありません。
芝1600という条件だけにライバルも強いことが予想されますが、充分戦えるはずです。
その後12月3日(土)にも好内容の追い切りを重ね、7日(水)は坂路で軽めに調整して迎えたデビュー戦。
除外が一番怖かったですが、レースの出走馬はフルゲートに満たない14頭となり、問題なく出走が確定しました。
新聞紙上で印の多い主なライバルはアルーリングビュー(父イスラボニータ)、ヒビキ(父ドゥラメンテ)、フェールデレーヴ(父トーセンラー)、シェケラート(父ハーツクライ)、ロベリア(父ロードカナロア)、アルアマル(父キズナ)など。
アルーリングビューがやや中心的ではありますが、かなり印は分散しており混戦模様です。
ポーレットは複穴級の評価が多い感じで、予想オッズ的には10倍前後と言ったところでしょうか。
思ったよりは評価が低いかな。
ワラウカド内部での評価はずっと高い馬だったのですが……。
まあそれよりも、新聞紙上ではポーレットに「イレ込み不安」「当日落ち着いていれば」などと言われている事が気になりますが。
そんなに気性が危ういのか?
そこまでの話はこれまでなかったような。
ちょっと不安ではあります。
枠は5枠10番。
好走率は決して高い枠ではありませんが、そう大差があるわけでもないので問題は無いでしょう。
気性面に不安があるなら偶数枠なのはいいと思います。
岩田望騎手の過去3年コース実績は可もなく不可もなく。
ハービンジャー産駒の過去3年コース実績は、アベレージ的にも他の出走馬の父馬産駒実績との相対比較的にも正直褒められたものではありませんが……。
壊滅的と言うほどでもないので、力さえあれば問題ないと思いたい。
という事でコース条件はそこまで向いているわけでは無いと思いますが、ちょっと力があれば覆せるレベルの話でしょう。
そして力はあるはず!
まずは目指せ掲示板、しかしあわよくば突き抜けて欲しい!
レース内容
当日は時間が取れたので久しぶりの現地観戦。
5レース時点の阪神競馬場は晴れ(パドック暑かった……)、芝は良。
ポーレットは466キロでパドックに登場。
結局募集時より40キロ近く減った形になりましたが細い感じもせず、ずっと落ち着いた周回を見せていました。
他馬が唐突にいなないたりしても反応することもなく、急遽浮上した気性面の不安は杞憂に終わりそうです。
人気はやはりかなり割れていましたが、最終的にアルーリングビューが3.1倍で1番人気。以下フェールデレーヴ(6.3倍)、ロベリア(7.1倍)、ヒビキ(7.4倍)、シェケラート(8.1倍)と続き、ポーレットは25.3倍の9番人気。
そんなバカな……。
いやいやいや、いくらなんでも
人気無さ過ぎでしょうよ。
当日朝の時点で20倍くらいの8番人気前後でしたが流石にもうちょっと上がるだろうと思ったら、まさか最後までこのままとは。むしろ下がった?
パドックでも悪いところは無かったと思いますが……。
見返してやってや!
返し馬はよく見れませんでしたが、進行はスムーズ。
ただ、ゲート入りで2頭ほど手こずる馬がいましたが、ポーレットはそこでも落ち着いて他馬の枠入りを待ち、自身はすんなりとゲートに入りました。
そして全馬ゲートイン完了し、準備OK。
ゲートオープン!
おし、まあまあ!
かなりバラついたスタートとなりましたが、ポーレットは出遅れるでもなく好発でもなく、「普通」のスタート。
スタートが良かった馬と悪かった馬が4頭ずつくらいいたので、この時点で中位の位置に。
鞍上は多少手を動かしてはいますが特段前に行こうという構えは見せず、出たなりでレースを進めていくようです。
ハナを奪ったのは好スタートを切ったシモズル。1馬身差でヒビキ、カリーナベローチェが追走し、アルーリングビューはそれらをすぐ後ろから見る形。
この形で決したかと思ったら、3コーナー前からフェールデレーヴが外から一気に押しあがっていき、捲り切って先頭を奪います。カリーナベローチェがそれを追って2番手に上がり、シモズルは内をキープしながらも3番手に下がりました。
ポーレットは前の動きにかかわらず相変わらず中団馬群にいますが、3~4コーナーで馬群全体が前がかりになっていく中でやや遅れ気味になり、最後方に離された2頭を除く馬群の最後尾近くまで位置を下げています。
しかし流れについていけないとかいう感じではありません。策としてじっとしている印象。
ハマってや~……
レースはそのまま4コーナー、逃げるフェールデレーヴに外から並びかけようとするカリーナベローチェ、内から追いかけるシモズル、そしてそれらをまとめて躱さんと馬場の中ほどに持ち出したアルーリングビュー。
ポーレットは……
来た!
アルーリングビューの2馬身後を追いかけるように、ポーレットも馬場の中ほどへ進出。この時点で他馬と横並びの8番手くらいか。
馬群はもう完全にバラけており、前を遮る者はありません。
手応えは充分!
よし行け!
ポーレット、点火!
外回り・内回りコースの合流地点で、内外から並んでいたロベリア、アルアマルをパス。
残り200の手前、先行集団から脱落してきたヒビキ、テイエムネイアをパス。
これで5番手。
行け行け~!
豪快に脚を伸ばすポーレット、しかし2馬身前をゆくアルーリングビューもまた力強く驀進中。
勢いは劣るもののカリーナベローチェも止まる気配はなく、シモズルもジリジリ伸び続けています。さらに最内を必死で粘るフェールデレーヴ。
前4頭は健在!
残り100、フェールデレーヴの脚は止まりカリーナベローチェが先頭に代わりますが、その外から伸びるアルーリングビューの勢いが完全に上回っており、更なる入れ替わりは必至。
そしてポーレットは、シモズルとの差をジワジワ詰めながら前を追う!
残り50、アルーリングビューが抜け出し、カリーナヴェローチェが2番手に。
この2頭には追いつけなさそうですが、それでもポーレットはついにシモズルに馬体を並びかけ、同時に最内で脚を止めたフェールデレーヴを抜き去ります。
行けぇーー!!
シモズルも最後まで止まりませんが、それを上回る脚で追い詰めるポーレットは一完歩ごとに差を縮め、最後の最後に完全に馬体を並べてゴールイン!
どうだ!?
勢いならポーレットの方が上でしたが……。
レースはアルーリングビューが優勝、1馬身3/4差の2着がカリーナベローチェ。
3/4馬身差の3着は……ポーレット!
よっしゃあ!!
4着シモズルとの着差はアタマ差でした。
結果
メイクデビュー阪神(2歳新馬)
(阪神・芝1600・良)
岩田望(54)馬体重466
3着(14頭・9人気)
所感
目にも見よー!!
ガハハ、これぞワラウカド秘密兵器の力の一端であるぞよ!
……失礼、取り乱しました。
まあずっと期待していた馬が特段大きな不安もないのに事前の予想オッズよりもかなり低い評価をされていたので、少々思うところはありましたのでね。
もちろん勝ち切ったわけではないので本来そこまで大威張りするようなものでもないのですが、上がり3ハロン最速での新馬戦3着確保は力を示すに充分とは言えるはずです。
これで次走以降ではワラウカドの者以外にも正当な評価を期待していいでしょう!
逆に言えば、これで馬券的に美味しい状況は過ぎ去ったとも言えます。
「穴馬として目を付けたばかりなのに……」と言う方には残念でした。
まあ私は馬券買わないので無問題。
さて、少々真面目にレースを振り返ってみるならば、今回のレースで他の掲示板入着馬が軒並み4角5番手以内という流れの中を4角11番手から上がり最速で3着に突っ込んできたのは間違いなく強かったとは思いますが、もし道中でもう少し前目に付けられていれば更に勝利に肉薄できたという可能性はあるのかもしれません。
これについては、レース後のスポーツ紙などに載っていた騎手コメントで「二の脚がもうひとつで、後ろからになりました」とあります。
道中溜めていたのは「行かなかった」のではなく「行けなかった」という部分も大きかったという事でしょう。
後ろ一辺倒だと実力上位であっても展開次第で取りこぼしも多くなりがちですから、この点については今後の明確な課題だとは言えます。
ですが道中は馬群の中に居ましたが問題なかったようですし、戦前懸念されていた気性面の問題も(少なくとも今回は)露呈しなかったという事で、内容的にもまずは上々のデビュー戦だったと言っていいのではないでしょうか。
騎手コメントでは「すぐに何とかなると思います」ともあります。
本当にすぐになんとかなれば、もしかしたら春の大舞台に間に合うという目もあるかも……?
飛躍しすぎなのは承知ですが、敗れたとはいえ夢が広がる新馬戦でした。
これだから一口馬主は面白い……!
次は年明けになるかと思いますが、(今度は人気サイドで)勝利を掴んでくれることを願います。
まずは無事に年を越しておくれ。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)