こんにちは、まちかね太です。
1月8日の京都4レース・3歳1勝クラス(ダ1800)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬ホルトバージが出走しました。
昨年末のホープフルSでG1に挑みましたが11着。
最低人気だったことを考えればむしろ健闘とも言えるかもしれませんが、その前3走が着順的にはブービー続きだったことも含め、近走は厳しい結果が並びます。
状況を打破すべく初のダート戦に挑む今回は、なんと遠征でのG1挑戦から連闘(変則開催なので中10日ありますが)での臨戦という事になりました。
先への展望を開くためにいい所を見せてほしいのはヤマヤマなれど、ちょっと心配の方が先に立つ部分もありはします。
まずは無事に、
その上で出来ればいい走りを!
以下、そんなことを願いながら見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ホルトバージ
ホルトバージ
(牡3・キンシャサノキセキ×プレインズウーマン by Zensational)
栗東・寺島良厩舎

ここまでの戦績:6戦1勝(1・0・0・1・1・3)
前走:12月28日・ホープフルS(G1・中山・芝2000)11着(→レース記事はこちら) 連闘
レースまでの状況
ホープフルSのレース直後の寺島師のコメントで「よほど芝のレースが頭数が揃わないとか、極端に手薄なメンバーにならない限りは一度ダートを試してみよう思います」と述べられ、次走はダート戦になるだろうと発表。
そもそもホープフルSに挑戦することが決まる前は年末の阪神ダート1800戦がターゲットでしたし、G1除外の場合はそちらへ回るとも言われていたので、予定調和の展開でしょう。
具体的にどこを目標にするかは「想定を見ながら年明けのレースを目指して」ということでその時点での明言はありませんでしたが、新年最初の近況更新となった1月3日のレポートで1月8日の京都ダ1800戦に出走すると発表されました。
って、すぐじゃないッスか!?
年明けと言われてはいましたが、言葉通りの年明けに使ってくるとはあまり考えていなかった(1回京都開催のどこかという意味に捉えていたので、21日あたりかと思っていた)ので少し意表を突かれました。
まあここまでの使い方を見ていれば別に意外でも何でもないのですが、まだまだ寺島イズムを甘く見ていたでしょうかね。
前走との間隔こそ詰まっているものの、その前(萩S)は2か月前のレースでしたので、疲労の蓄積という意味では過剰な心配をする必要は無いとは思いますが。
なお、「想定を見ますと頭数的には2000m芝も1800mダートも10頭程で同じくらいなので、それなら1800mダートに向かおうと思います(寺島師)」というコメントが出ているので、選択肢としては芝中距離に使う可能性もまだあった様子。
個人的には芝ダ云々よりも距離に不安を感じることもあって、少しでも短いダート1800戦に回ってくれたことに安堵。
そんなこんなで連闘という形になります(変則開催なので中10日)が馬の状態には問題なく、中間はポリトラックや坂路で軽く流して調整し、そのまま無事目標レースに出馬確定となりました。
レースにはホルトバージ自身を含め10頭がエントリー。
ホルトバージ以外に初ダートの馬はおらず、ライバル9頭は全て前2走以内にダート戦で勝ち上がってきた馬。
既にダート1勝クラスで好走歴のある馬も居れば新馬勝ち直後の馬も居り、少頭数ながらなかなか粒ぞろいのメンバー構成。
予想段階での人気の中心は、前走1勝Cで2着している逃げ馬ブルーサン(父モーニン)。
他では、ホルトバージが元々目標としていた年末の1勝Cで3着して連闘を掛けてきたハリウッドパーク(父カリフォルニアクローム)、未勝利戦圧勝直後のヴィアダクト(父ドレフォン)、未勝利戦でブルーサンと接戦したオーシンハーフ(父シニスターミニスター)、未勝利勝ち後リフレッシュ明けのノットイナフ(父マジェスティックウォリアー)あたりが人気サイドでしょうか。
ホルトバージにはほとんど印が回っておらず、今回も軽視される存在となりました。
まあねぇ……
一頭だけ初ダート、芝での近走成績も目立たずとあれば、この評価も致し方なし。
枠番(5枠5番)も好走率の低い枠になってしまい、鞍上今村騎手はこのコースで複勝圏に入ったことが一度も無く、キンシャサノキセキ産駒の過去3年コース実績も不振気味。
正直なところ評価を覆すような好材料は無く、あまり強気にもなれないというのも事実なのですが、ここでダート適性を見せてくれれば先の展望がグッと開けるので、どうにかいい所を見せてほしい。
まずは無事に、
あわよくば見せ場を一つは!
レース内容
京都市はレース前夜に寒気が入り込み、中心部では深夜に今年の初雪を観測。
京都競馬の前日発売も中止となりましたが、市の南端に位置する京都競馬場には大過なく、8日当日の開催は無事に行われました。
結局4レース時点の天候は晴、ダートは良馬場でレースを迎えます。
ホルトバージは前走と変わらず470キロで登場。連闘の先入観があるせいかパドックでの足さばきは若干硬く見えましたが、イレ込みなどはなく力を発揮するには問題なさそう。
最終単勝オッズはブルーサンが2.1倍で抜け出し、以下ヴィアダクト(5.1倍)、ハリウッドパーク(6.2倍)、オーシンハーフ(7.4倍)までが10倍以下。
ホルトバージは17.1倍の7番人気。これでも事前の想定よりだいぶ人気はある方ではないでしょうか。
期待する人もそれなりに
居てくれるのかな?
大半YGG会員というオチかもしれませんが。
それはともかくパドック後もトラブルなく進行し、枠入りも順調。出走馬は続々とゲートに入り、最後に大外ミスティカが収まり準備完了。
ゲートオープン!
ホルトバージにしてはいいスタートを切ったように見えましたが、少し隣の馬と接触したようにも。
その反動か、一気に最後方へ下がります。
んん~
とはいえ後方からレースを進めるのは予想の範疇。ブービーからも早速2馬身遅れというのは後ろ過ぎかなとも思いましたが……。
ともあれ、最初の1コーナーはそのまま最後方で通過。
一方、前ではワイワイレジェンドがハナを奪い、2馬身のリードを取っての単騎逃げ。
ブルーサンは前を譲って2番手、更に1馬身差でハリウッドパークが続いていく展開で、馬群は向こう正面へ。
相変わらず最後方を追走していくホルトバージはクビを上げ気味の変なフォームで走っており、私の脳裏にはかつてレース中に砂を被って頭を上げ、ダーッと後退した姉ミーナティエルナの姿がフラッシュバック。
大丈夫かいな……
しかしそう思った直後、先団が1000mを通過したタイミングで、ホルトバージはおもむろに外から位置を上げていく動きを見せます。
お?
3コーナーに入る頃には馬群後方に固まっていた3頭ほどを一気に交わし、びっくりするほど外を回しながらではありますが、カーブを手応え良く回って前を追う構え!
そのまま大外から直線に向いた時には、先頭をキープしたまま直線に向いたワイワイレジェンドからの差はおよそ6馬身。
外を回ったこともあって順位は変わらず7~8番手くらいですが、ここからどこまで迫れるか?
頑張れー!
目指せ掲示板ー!
ホルトバージ、徐々に脚を伸ばし、内目で5番手争いを繰り広げる3頭ほどを交わします!
いいぞ!
もっとやれ~!
残り200、前にはあと4頭。相も変わらず先頭のワイワイレジェンドとの差は既に3馬身。
ホルトバージ、ズンズン伸びる!
ハリウッドパーク、更にブルーサンと、先行してきた人気馬2頭を次々と交わし去り、3番手に浮上!
うおお~!
残り100、前にはあと2頭!
逃げるワイワイレジェンドとの差はもう2馬身も無く、手応えの差からゴールまでにはこれも交わせそう!
あとはホルトバージより一歩先んじて差し脚を伸ばしていたノットイナフだけが標的だ!
やれー!!
ノットイナフがワイワイレジェンドを抜き、先頭へ!
ホルトバージ、その1馬身背後に迫る!
そのまま2頭で逃げ馬を置き去りにし、いざマッチレースへ!
しかし……!
くぬぅ~~
2頭で抜け出してからは脚色が同じになってしまい、あと1馬身の差を詰められないままゴールに到達。
惜しい~!
優勝は見事な捲りを見せたノットイナフ。
ホルトバージは1馬身差の2着。3着には3馬身遅れながらもワイワイレジェンドが粘りこみ、1番人気ブルーサンは5着に終わりました。
結果
3歳1勝クラス(京都・ダ1800・良)
今村(54)馬体重470
2着(10頭・7人気)
所感
それでも春は近い!
あと一歩及びませんでしたが、いい走りを見せてくれました。
向こう正面以降はひたすらに大外を回すレースをしていたので正直ロスが大きすぎる競馬だったとは思いますが、馬群に揉まれず外に持ち出せたことが最後の伸び脚に繋がったかもしれないので結果オーライでしょうか。
3角以降は他馬が内に凝縮していたのでともかく、最後方に陣取っていた向こう正面でもかなり外を回していた理由は、途中で変なフォームになったときに砂被りを嫌がったりしたのかなとも思ったのですが、レース後の騎手コメントでは「砂を被っても全然大丈夫でしたし、向こう正面は唸って行きそうな勢いでコントロールが難しかった」とのことなので単に引っ掛かりそうだったというだけだったようです。
いずれにせよこの競馬ぶりだと、多頭数で揉まれる競馬になった時にどうかという懸念はあります。
スタートが不安定な点も含め課題が残ったことは確かですし、今回は勝ち馬もホルトバージと同じような立ち回りを演じた馬だったので展開利があった(かつ勝ち馬には立ち回りの上手さで後れを取った)ことも事実でしょう。
それでも、ダートも充分以上にこなせることを証明しましたし距離も克服、そして1勝クラスでも勝ち負け出来る力があることも示しました。
結果として未来が大きく開ける一戦になったと思います。
レース後は右前に骨膜のような症状が出たようですが、一週間程度で落ち着くだろうとの見立て。
ちょっと心配では
ありますが……
普通に進めて行って問題ないとの事なので、予定通り宇治田原優駿ステーブルに放牧後、2月18日の京都ダ1900戦をとりあえずの目標として調整していくことになるようです。
まあ寺島厩舎なのであくまで暫定の予定と思っておいた方がいいでしょうが、ゆったりした流れを求めてレース選択されておられるようで、今回のレース後コメントでも「コーナー4つの方が脚が溜まって良さそうですね」というものが出ているので、しばらくは中距離戦を中心にローテが組まれていくことだけは確実そうですね。
出資当初の自分の見立てとは解釈違いではありますが、実際に結果を出してくれるのであればもちろん否やはありません。
かなり寒い日が続いていますが、大草原に新たな喜びの花が咲く季節はそう遠くなさそう。
その日を楽しみに待ってます!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)