ワラウカド 一口馬主

めくられた最初のページ はじまりはじまり ヒズハイネス流離譚(ワラウカド出資馬出走報)

めくられた最初のページ はじまりはじまり ヒズハイネス流離譚

こんにちは、まちかね太です。

11月8日の門別2レース・3歳以上C4ー3(ダ1000)に、ワラウカドでの出資馬ヒズハイネスが出走しました。

ノドの手術を終えて門別に移籍してからのここまで2戦は3・4着。
着順はともかく、2戦共に勝ち馬からの着差はかなり大きく、勝利をイメージするのは正直難しい状況。

しかし泣いても笑ってもここが今季の門別最終戦。人事は尽くされているでしょうから、もはやあとは天命を待つのみ。

骨瘤・ノドと、多くの体質トラブルを抱えながらもここまで頑張ってきているヒズハイネスを、

まちかね太
まちかね太

憐れみたまええ~~

以下、祈りながらも色々覚悟はして見ていたレースのレポートです。

出走馬プロフィール・ヒズハイネス

ヒズハイネス

(牡3・モーリス×プリンセスプリンセス by Discreet Cat)
北海道・小野望厩舎

ヒズハイネス231024

ここまでの戦績:6戦0勝(0・0・1・1・0・4)※うち地方(0・0・1・1・0・0)

前走:10月24日・3歳以上C4ー3(門別・ダ1000)3着(→レース記事はこちら) 中1週

レースまでの状況

移籍2戦目かつノドの手術明け2戦目となった前走では叩いての上積みを期待していましたが、結果は着順・着差・走破タイム全てが初戦を下回ってしまうという悲しいものに。

この敗戦は同時に、門別の開催期間の都合上、少なくとも当地で今年中に2勝を挙げることが不可能になったことも意味します(現実問題としては2勝どころか目先の1勝を挙げられるかどうかも怪しい状況なので、そこはもう問題にならないのかもしれませんが……)。

ヒズハイネスの競走馬生は骨瘤で大きく出遅れ、さらにここまでに熱中症やノド不安などにも見舞われ、順風満帆とはとても言えません。
心情的にはもう少し時間的猶予がほしいところではありますが、現状でファンドが続いているだけでも大概甘いとすら言えるわけで、そこまで望むのもワガママでしょう。

まちかね太
まちかね太

崖っぷち of 崖っぷち!

そんな追い込まれた状況ではありますが、前走後すぐに中1週で門別ラストレースに向かう事が決定。

もはや期間内2勝は無理とはいえ、ラストチャンスとなる最後のレースで1勝すら勝ち取れなければファンド解散一直線なのは間違いなし。

しかし、これまでの結果から中1週でどれだけ変われるかと問われれば、正直……。

まちかね太
まちかね太

覚悟は必要か……

ただし幸いにも馬自身は疲労も少なく、中1週続きの連戦ながら動きも良いとのこと。
気性面に幼さを残しているものの、力を出し切れさえすれば勝つ力はあるとの陣営サイドからのコメントもあります。

それをよすがに、希望は忘れず応援に励みたい所存。

レースは11月8日のダート1000m戦に決定。条件はここまでの2戦と同じになります。

出走馬12頭中、前2走で3着以内に入ったことがあるのはヒズハイネス以外に2頭(カワカミアンフィニ・タイセツオー)のみという低調なメンバー構成になったのはもっけの幸い。
ここまで前へ前へというレースをしてきた馬も多くなく、展開的にも追走が楽になる可能性は大いにあり得ます。

まちかね太
まちかね太

これなら或いは!

と出馬表を見た時には色気づきましたが、高揚感を帳消しにする出来事が。

ヒズハイネスのレース前日となる7日、一足先に門別最終戦を迎えた僚友ヘリックスが4着に敗退し、当地で2勝・即中央復帰の夢を絶たれてしまったのです。

まちかね太
まちかね太

無念……

なんとなく嫌な流れを感じますが、せめてヒズハイネスはと、あとはもう祈るだけ。

まちかね太
まちかね太

骨瘤殿下に救いあれ……

レース内容

当日2レース時点の門別競馬場は晴でしたが、馬場は重。

2枠2番ヒズハイネスの馬体重は前2走と変わらず456キロ。調子はきっちり維持されている模様。前走同様パシュファイヤーを付けてレースに臨むようです。

単勝人気では一時はヒズハイネスもかなり上位になっていましたが、最終的には4番人気(7.8倍)に落ち着きました。
一番人気はカワカミアンフィニ(2.7倍)で、以下エヌタキオン、サクラレイピアと続きます。ヒズハイネスを含め6頭が10倍以下という混戦模様。

まちかね太
まちかね太

勝ち目はあるはず!
あるはず!

パドック後、本場馬入場から枠入りまで順調に進行。大外カワカミアンフィニもゲートインし、準備完了。

まちかね太
まちかね太

まずはスタート大事!

ゲートオープン!

ヒズハイネス、アタマを大きく上げて重心を後ろに倒すような形でスタート! 出遅れです!

まちかね太
まちかね太

おゥフ!?

いや、他の馬たちもバラバラのスタートで、隣の1番キャッチクライが好スタートだったために出遅れたように見えるだけ?
いやしかし、後手を踏んだには違いない!

もちろん鞍上小野楓馬騎手もそのまま手をこまねいているわけはなく、手綱をしごいて懸命に馬を前へ進めようとしています。

その甲斐あってか、好スタートからそのまま先手を取らんとするキャッチクライと、それに外から競りかけようとするサクラレイピア・カワカミアンフィニに次ぐ4番手まではすぐに上昇。

3~4コーナー中間地点では、人気2頭に交わされて位置を落としたキャッチクライをヒズハイネスも外から交わし、3番手に上がらんとする勢い。

まちかね太
まちかね太

頑張れ!

あっという間に勝負どころの4コーナー手前、ヒズハイネスにムチが入りサクラ・カワカミを本格的に追い上げる態勢に!

しかし前の2頭も手応え充分、1馬身差から詰められないままコーナーを回り、直線へ!
が、直線へ向く際のヒズハイネスはアタマを上げて外側に向け、だいぶ制御しづらそうな感じに見えます。

まちかね太
まちかね太

うわあ~~

これはヤバいか? この後ちゃんと走れるか?

不安がよぎりましたが、直線に入ったヒズハイネスは外目のコースを存外にまっすぐ走ってくれています。

しかしズバッと伸びる脚は見せられず、ジワジワとした足取り。
先頭までは2馬身程度ですが、前の2頭も止まらず、なかなか差は詰まってくれません。

ダメなのか、ここで終わりなのか!?

まちかね太
まちかね太

頼む~~!

残り200、ビシバシムチが入るヒズハイネス!
しかし反応は芳しくないか?

それでも先頭サクラレイピアとの差は、カワカミアンフィニを挟んで1馬身と少しくらいには縮まっているか!?

まちかね太
まちかね太

神様~!!

祈りが通じたわけではないでしょうが、さらにムチ打たれたヒズハイネスはここでグイッとひと伸び!

残り100、まずはカワカミアンフィニに外から並びかけ、すぐにこれを交わすと、その前に居るサクラレイピア、内から差し返してきていたキャッチクライにも一気に追いつきます!

まちかね太
まちかね太

よぉぉぉぉし!!

勢いのままに先頭へ躍り出ようとするも、一瞬サクラレイピアの抵抗を受けましたが、それもわずかのこと。

ダメ押しのムチに応えて1頭完全に抜け出したヒズハイネス、激しくなる2番手争いを尻目にそのままゴールへ飛び込みました!

まちかね太
まちかね太

よしよしよぉぉぉし!!

優勝はヒズハイネス!

1馬身差の2着にはサクラレイピアが粘りこみ、アタマ差の3着には後ろから詰めたエヌタキオン。以下7着馬まで、クビ・アタマ・ハナ・クビ差という接戦の2着争奪戦となっていました。

結果

3歳以上C4ー3(門別・ダ1000・重)
 小野楓(56)馬体重456

 1着(12頭・4人気)

所感

まちかね太
まちかね太

願い届く!

待望の初勝利! これでどうにか首の皮1枚繋がったでしょうか?

出が悪く、道中もアタマを高くする場面も目立ち、直線でもビシバシにムチ打たれてようやく反応したという感じ。
お世辞にも格好いいレースだったとは言えず、むしろこれでもかというくらい不格好なレースぶりで、タイムも褒められたものではありません。

しかし今この時求められていたのは、格好いいレース過程ではではなく勝利という結果。

勝利以外ではこれまでの全てが無に帰すこの場面で、値千金の勝ち星を掲げてくれました。

終始追いどおしだった小野騎手、病み上がりの馬を短期間で走れる仕様にしてくれた厩舎関係者の方々、そしてクラブ関係者の方々、皆様に感謝を。

そして度重なる苦境を超えて遂に勝利を手にしてくれたヒズハイネス、貴方のその健闘にはもちろん感謝感激雨あられです!

まちかね太
まちかね太

幸甚の極み!

骨瘤殿下というニックネームには親しみと同時に一種の諦念のようなものも籠っていたかと思いますが、これでその思いも少しは昇華されるのではないでしょうか。

ヒズハイネスの物語はここからが本番。

物語文学の類型の一つに、若き貴種が異郷をさまよいながら苦難を乗り越え、やがて大成するという「貴種流離譚」があります。
「殿下」の名を持ち、苦難の果てに北海道で初勝利を掴んだヒズハイネスにも、そのお約束通りにいつか大成してもらいたい。

もちろんまだまだ課題はてんこ盛り(ノドのリスクも再燃しているようですし)な上、そもそも今回勝利したからと言ってファンド継続が約束されたわけでは無いので、もしかすると……という事もあり得ます。

今回の内容から、この先すぐに上でどうこうというのは厳しいから、という判断をされることも覚悟はしていますが……。

個人的には、今後の殿下の物語を出資者として多少の負担があろうが見届ける覚悟はあるかと問われれば、

まちかね太
まちかね太

Yes, Your Highness!

以外の返事はありません。ヘリックスも是非一緒でお願いします!

まちかね太
まちかね太

厳しいのは承知、でもまだ夢を見たい!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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