2024年8月22日から9月25日までの3歳以上(2021年以前産)出資馬の近況まとめです。
この期間中は、エースとして期待していたスウィープフィートが夏バテの影響で秋の予定がすべて白紙になった事を皮切りに、さながら呪われたかのように良い事が何もなく、コスタドラーダ・ヒズハイネスが故障引退、そしてレースに出走した馬たちはことごとく掲示板外に敗退と、はっきり言って散々でした。
どうにか流れが変わって欲しいものですが……。
ということで以下、3歳以上出資馬たちの近況確認です。
5歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
結果はそれぞれながら、ドグマ・ウィンダミア共に在厩で奮闘中。
ドグマ(美浦・上原佑紀厩舎)牡・3勝C

ダート挑戦の予定を変更して8月25日の長岡S(3勝C・新潟・芝1600)で久々にマイル戦に出走しましたが中位から伸びずに11着(→レース記事)。
その後も在厩を続け、9月15日の納屋橋S(3勝C・中京・芝1600)を目指しましたが節が足りずに除外。
改めて9月28日の秋風S(3勝C・中山・芝1600)に目標を切り替えています。ここには出走出来る見込み。
現在は折り合い重視の調整を重ねられており、次のレースでは道中脚を溜めて最後に賭ける形をイメージしているとのこと。
それはドグマでやって欲しいと思っている形そのものなので、上手く運んで切っ掛けを掴んでくれることを願います。
どうにか……
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

3ヵ月ぶりのレースとなった8月25日の岩室温泉特別(2勝C・新潟・ダ1200)で4着(→レース記事)とし、中一週で連戦した9月8日の平場2勝C(中山・ダ1200)で5着(→レース記事)。
9月のレース後には「春先に比べて全体的に硬くなりがちで、もしかすると状態的にパフォーマンスが落ちてきているのかも」という内容の調教師コメントがありましたので休養に入るかとも思われましたが、その後の経過では問題が見られないとのことで、10月5日の平場2勝C(東京・ダ1400)に向かう事が決まっています。
新潟でのレース後に鞍上の吉田豊騎手からは「使える脚が一瞬なので、アタマ狙いなら中山ダ1200、無難に行くなら東京ダ1400」という意見が出ていたようですが、中山ダ1200だとやはり追走に苦労するように思います。
府中1400の方が向いていると個人的には思いますので、良いパフォーマンスを期待!
YGGオーナーズクラブ
ミーナティエルナは昇級2戦目で勝利。
ミーナティエルナ(船橋・新井清重厩舎)牝

9月17日の テレ玉BACHプラザ特別(C1・浦和・ダ1500)に出走し、見事逃げ切って勝利(→レース記事)。
その後も状態に問題は無く、次も得意の浦和開催での出走を目指して調整されています。
そろそろ現役生活も終盤に差し掛かる時期になってきましたが、それまでにあと一花二花咲かせてほしいところ。
次も期待!
4歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
テラステラは外厩調整中。ドンカルロはレース復帰しましたが、完敗に終わりました。
テラステラ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・2勝C

チャンピオンヒルズ在厩。
前走後に移動してからすぐの時期はトモに疲れが見られたようですが、インディバでのケアのみで回復。
9月からは15-15も開始し、順調に調整されています。
9月末~10月頭の関西での番組に2勝C1400戦が設定されていないこともあってか今のところ帰厩予定などは出ていませんが、その気になればすぐに帰って来れる状態ではありそう。
10月末の京都に1400平場戦があるので、ここらあたりを目標にしてくれないですかね?
ドンカルロ(栗東・高柳大輔厩舎)牡・障害オープン

8月24日に栗東帰厩。29日に四肢が浮腫むアクシデントで馬場入りを休止しましたが、その後回復して9月5日から追い切り再開。
ほぼ当初の予定通りに9月21日の清秋ジャンプS(オープン・中山・障害3210)に駒を進めることが出来ましたが、レースでは上位馬についていくことが出来ず完走馬中最下位の11着に大敗しました。
レース後には「中間に体調を崩したことが影響した」「絶好調ではなかった」という騎手・調教師コメントが出ていますが、同時に「叩くというよりは一戦一戦が勝負となってしまうタイプ」というコメントも出ており、
ならなんで出したんや……?
という感想にならざるを得ません。一戦一戦が勝負の馬を全力が出せない状態で出してどうしはるんよ?
障害オープン級ではこれで3戦連続の大敗。ゲートも良くなるどころか悪くなっていく一方ですし、状況は明るくありません。
どこかで切っ掛けを掴みたいところですが……。
ワラウカド
ヒズハイネスは復帰戦間近で無念のリタイア……。
ヒズハイネス(園田・新子雅司厩舎)牡

8月27日に園田でのゲート試験には合格しましたが、その後鼻出血を発症。
程度が良くないという事で北海道のパカパカファームまで戻って(その時に熱発もあり)獣医師チェックを受けた結果、肺からの出血で治癒までには時間を要し、再発の可能性も高いという診断を受け、ファンド解散・引退が決定しました。
ああ……
前走中に鼻出血を発症してしまった時点で正直遅かれ早かれこの展開が来るだろうとは思っていましたが、復帰直前のタイミングだったこともあり残念無念。
それでも、骨瘤・喉鳴り・鼻出血と常に体質的な弱さを抱えながら北海道・園田で計2勝を挙げてくれたヒズハイネスのここまでの頑張りには大いに感謝を。
今後はパカパカファームで静養したのち乗馬を目指すということなので、まずはしっかり回復に努めて次のステージへ向かってほしいと思います。
君の行く先に幸あれかし!
YGGオーナーズクラブ
トレブランシュは一旦放牧後、次走に備えてすぐ帰厩。
レーヌドゥールは芳しくない結果が続き、移籍が決まりました。
レーヌドゥール(笠松・笹野博司厩舎)牝

8月28日の処暑特別(B1・笠松・ダ1600)で6着(→レース記事)、9月11日のB5組(笠松・ダ1400)で7着(→レース記事)、9月23日のB5組で4着と、完敗ばかりの3連敗。
状態は決して悪くなさそうですが、気持ちの面が乗って来ないということでメンタルの不調が大きいようです。
23日のレース後に佐賀・真島正徳厩舎への転厩が発表。
環境の変化でメンタルにいい影響が出てくれることを祈ります。
トレブランシュ(美浦・稲垣幸雄厩舎)牝・2勝C

前走勝利後の8月21日に森本スティーブル美浦エリアに放牧に出され、背腰の治療を受けてから9月15日に美浦に戻りました。
次走は明言されていませんが、おそらく10月12日の飛翼特別(2勝C・新潟・芝1000)でしょう。
現在はまだ体の張りが無いという事ですが、調教師のネガティブコメントはいつものことなので大きな問題は無さそう。
このまま順調に!
DMMバヌーシー
モルトヴェローチェは外厩調整中。
モルトヴェローチェ(美浦・大竹正博厩舎)牡・1勝C
リバティホースナヴィゲイト在厩。トレッドミルで調整中。
一応秋の福島開催目標とのことなので、予定通りならそろそろ帰厩のはず。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
アンモシエラは復帰戦間近。
出戻り狙いのアスロス・パリッドキャリアはなかなか上手く行きません。
アンモシエラ(栗東・松永幹夫厩舎)牝・オープン

8月30日に栗東帰厩。その後も順調に調整され、大方の予想通り9月26日のマリーンC(Jpn3・船橋・ダ1800)で復帰戦を迎える事に決まりました。
既に出走は確定しており、鞍上は坂井瑠星騎手。
帰厩直後の馬体重は500キロを超えていたようなので、関東への輸送を経ても今回は春よりもベストな馬体重で出走できるでしょう。
相手も強いですが、馬体が減ったままで牡馬と伍して戦ってきたアンモシエラの実力を普通に発揮できれば好勝負は確実。
目指せ重賞2勝目!
そしてその後の大レースへ!
パリッドキャリア(盛岡・橘友和厩舎)牡・ファンド解散(地方移籍での出戻り挑戦中)

ファンド解散後、9月3日に岩手競馬移籍初戦・大船渡市観光物産協会賞(3歳C26組・盛岡・ダ1200)に出走しましたが2着。
その後歩様にスムーズさを欠き、5日に検査した結果、右前種子骨部の剥離骨折が判明。
17日に三石の家畜診療所にて関節鏡による骨片除去手術を行い、無事終了しています。
比較的軽度ではあるものの、乗り運動は年明けからになりそう。
運が無い……
アスロス(門別・桧森邦夫厩舎)牡・ファンド解散(地方移籍での出戻り挑戦中)

ファンド解散後、8月27日にホッカイドウ競馬での初戦・C3C4-1(門別・ダ1800)に出走しましたが折り合いを欠き2着。
それを受けて距離を短縮し、連闘で臨んだ9月4日の競馬ほのぼの観戦ツアー特別(C1-2・門別・ダ1200)では明らかに距離不足で6着に完敗。
距離を再延長した9月18日の夏秋いちご品種すずあかね特別(B4-2~C2・門別・ダ1700)でも3着に敗れました。
この結果を受け、3走目のレース後クラブコメントは「次走の内容も確認しつつその先の方向性について考えていく」と不穏な内容となっています。
ハッキリ言っておかしなレース選択の影響も大きいと思いますが、早々にかなり追い込まれた状況になってしまいました。
厳しい……
ワラウカド
ヴィレムは菊トライアルに挑戦しましたが夢かなわず。
フラーハは外厩調整中。キングズロアはそろそろ調教開始できるか。
キングズロア(栗東・藤原英昭厩舎)牡・未勝利※中央登録抹消、地方移籍決定済み

パカパカファーム在厩。
8月末の獣医師チェックで脚に問題は見られませんでしたが、それとは別に挫跖による跛行を発症。
それでも排膿してからの回復は順調で、9月半ばには跛行も治まりマシン運動を開始。
現在はロンジングも開始され、育成復帰をするため受け入れ先を検討中という段階。
ようやく復帰へ向けての第一歩を踏み出せそうです。
ここからはどうか順調に!
ヴィレム(栗東・藤原英昭厩舎)牡・2勝C

8月23日に函館競馬場を出発し、栗東へ帰厩。そこからは順調に調整を重ねて9月22日の神戸新聞杯(G2・中京・芝2200)に挑みましたが、当日雨に降られる不運もあって9着に敗退(→レース記事)。
レース直後にはここ全力だったという話もあり一息入れるかと思われましたが、ダメージが思ったほど無かったとのことで在厩のまま新潟への続戦が検討されています。
具体的なレース名は出ていませんが、目標となるのはおそらく10月19日の村上特別(新潟・芝2000)でしょう。
即時の巻き返しを期待!
フラーハ(美浦・嘉藤貴行厩舎)牝・1勝C

ケイツーステーブル在厩。
暑さでリカバリーが遅れていましたが、補液を入れるなどのケアもされて9月に入ってからは調子も上向いてきた様子。
馬体重も500キロ超で安定。
調教後に浮腫みが出ることは今でも度々あるようですが心音などには問題ないとのことで、東京開催での復帰を目標にこのまま進められていくようです。
次こそは真価を!
YGGオーナーズクラブ
スウィープフィートは夏バテで秋華賞断念。ホルトバージは1勝C戦を不本意な内容で連敗。
トレベルオールは目標の前哨戦を完敗し、コスタドラーダは骨折で引退が決定しました。
ホルトバージ(栗東・寺島良厩舎)牡・1勝C

夏休みを早々に切り上げさせられて8月27日に帰厩し、9月8日の平場1勝C(中京・ダ1900)に出走しましたが強気の競馬が裏目に出て6着(→レース記事)。鞍上を変更し、中一週で中山の平場1勝C(ダ1800)に続戦しましたが、今度は後ろに控えすぎて7着に終わりました。
レース後は24日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧。次は11月の京都開催目標とのことなので、少しでもゆっくりしてもらえれば。
リフレッシュして次はいい競馬を!
スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)牝・オープン

ローズSを目指して8月24日に宇治田原優駿ステーブルから栗東に帰厩しましたが、夏バテで疲れが抜けず秋華賞までのローテが全て白紙になってしまいました。
28日にトレセンの入院馬房(クーラー付き)に移動し検査を行い、幸い大きな異常は無し。
その後9月3日にキャニオンファーム土山(クーラーあり)に放牧へ出ています。
キャニオンファーム移動後は体調も良くなってきてはいますが、まだ汗かきが良くないとのこと。
一応間に合うようなら12月のターコイズSに向かいたいという調教師コメントは出ていますが、果たして。
このまま回復に向かいますように。
コスタドラーダ(船橋・新井清重厩舎)牡

蹄の状態が落ち着いてきて乗り出せそうという事で8月28日に石井ファームからケイワンステーブルへ移動しましたが、直後に跛行。
30日に行ったレントゲン検査の結果、左前脚の蹄骨骨折で1年以上の加療を要し、完治の保証も無く競走馬として復帰できない可能性もあることから、ファンド解散・引退が決定しました。
どのタイミングで骨折していたのかは不明で、馬が痛みを表に出さなかったことから発見が遅れてしまったようです。
素質は確かだったと思いますしデビュー勝ちした時には大いに夢も見ましたが、幼駒時代からの懸念だった骨の弱さを克服することが出来ませんでしたね……。
そんな状況の中、南関東で2勝を挙げてくれた頑張りには改めて感謝したいと思います。
ありがとうありがとう!
しかし骨折の状況から乗馬での引受先が決まらず、オークションに上場されることが決定。
どうにか良い引き取り先が見つかるといいのですが……。
なにとぞ……
トレベルオール(佐賀・真島正徳厩舎)牡

秋の目標であるロータスクラウン賞(9月29日)前の最後の前哨戦として9月7日に長月賞(B・佐賀・ダ1750)に出走しましたが、先行して止まり6着に完敗(→レース記事)。
夏の一連のレースで手綱を取った山田騎手とはとにかく手が合わず、本番に向けて不安しか残らない結果が続きましたが、本番ではトレベルオールを佐賀の世代重賞級に育て上げた石川倭騎手が北海道から乗りに来てくれるという事なので、変わり身を期待したいところ。
ただ、長月賞の後から馬に元気が無く注射を打っているという状況らしく、体調面が不安ではありますが……。
まずは無事完走が目標かな……
DMMバヌーシー
レイデラルース、ドリームクルーズはレースに出走して敗れるも状態に問題は無し。
シャンパンポップは療養中。
レイデラルース(美浦・手塚貴久厩舎)牡・2勝C
9月3日に美浦帰厩して以降体調はすこぶる良好で、菊花賞出走の望みを賭けて21日の九十九里特別(2勝C・中山・芝2500)に出走。
しかしスタートが遅く先手を取れず、最後の直線でジリジリ伸びてはきたものの4着までとなり夢は叶わず。
レース後も状態に問題は無く、25日にノーザンファーム天栄へ放牧。
鞍上を選ぶタイプという事で、津村騎手もしくは北村宏司騎手に確実に乗ってもらうため、次走は12月1日の平場2勝C(中山・芝2500)まで開けることになりそうです。
なんだかんだ夏場もしっかり走ってきたので、少しリフレッシュする機会になれば。
シャンパンポップ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・1勝C
ノーザンファーム早来で療養中。
蟻洞は少しずつ良化はしている様子。
ドリームクルーズ(美浦・戸田博文厩舎)牝・1勝C
8月31日に新潟で復帰戦を迎える予定でしたが、台風の影響を考慮してスライド。
9月8日の平場1勝C(中山・芝1600)に出走しましたが、道中後方からの展開になってしまい11着に惨敗しました(→レース記事)。
しかしレース後も馬は元気で飼葉食いも良く、体調は変わらず良好な様子。
次走は女性減量騎手を起用して新潟へ、という話もありましたが騎手の都合がつかなかったようで、東京で10月14日に行われる平場1勝C(芝1600)に西村騎手で向かう予定になりました。
次でクラスに目途を立てたい!
全体の所感
ミーナティエルナとウィンダミアのベテラン2頭が比較的頑張ってくれたことだけは救いでしたが、全体の成績的には不振の極み。
先月時点ではスウィープフィートを始め秋への期待が大きかっただけに、不慮の故障引退なども含めてかなり辛い1ヵ月でした。
とはいえこの後もアンモシエラの重賞挑戦を始め楽しみなレースも続くので、流れが変わることを願ってめげずに期待し続けたいと思います。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)
