こんにちは、まちかね太です。
8月27日の札幌6レース・3歳未勝利(芝1500)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬タレントゥーサが出走しました。
昨年12月にデビュー(5着)した後に春は1戦のみ(16着)に抑え、未勝利戦も残り少なくなった時期の北海道開催で勝利を狙うという背水ローテを敢えて選びながら、レース選択は「?」の連続。
前走時の記事にも書いた通り、
①敗北
②敗因を考えて次走の条件を設定
③直前で気が変わって別条件に出走
↓
①敗北
(以下繰り返し)
という美しい3拍子で敗北の迷走ワルツを踊らされ続けるタレントゥーサですが、おそらくラストチャンスとなるであろう今回もまた、中間では「1200に拘りたい」と言われながら結局1500の距離への出走となりました。
まあ今回に関しては、直前で気が変わって条件変更したわけではなく単純に出られるレースがここしかなかったというだけなので、厳密には今までとは状況が違いますが。
……
思うところは数あれど、タレントゥーサにとって芝1500という条件は決して悪くはないと思います。
ぶっちゃけ勝つまでは難しいとは思いますが、力が全くないわけでもないのはこれまでのレースで見せてくれているので、希望がゼロという事もない……はず。
出資者の欲目全開なのは
百も承知ですが。
以下、半分諦めながらも一縷の望みも抱いて見たレースのレポートです。
出走馬プロフィール・タレントゥーサ
タレントゥーサ
(牝3・モーリス×ショウナンタレント by アグネスタキオン)
栗東・池江泰寿厩舎

ここまでの戦績:4戦0勝(0・0・0・0・1・3)
前走:7月9日・3歳未勝利(牝)(函館・ダ1000)10着(→レース記事はこちら) 中6週
レースまでの状況
ずっとダートを使ってみたいと言っていた調教師の望み通りに初めてのダート戦に臨んだ前走でしたが、スタートで後手を踏むと中位より前に出ることは一度もないまま10着完敗。
レース後は「ダートは悪くないが距離が短い」というコメントでしたが、北海道開催の2場ではダートの距離設定が実質1000と1700しかない(2400はほぼない)こともあってか、「次は札幌の芝1200mか1500m、現時点では芝1200mの方が良いかとも考えています(7月14日近況・池江師)」という事で、滞在で続戦を狙っていく方針に。
しかし、中3週で出走を狙った8月6日の芝1200戦は除外必至の状況の為、出馬投票を見送ることに。
そらそうやろ。
この時期の短距離芝レースであれば、当然想定していて然るべき状況。
この時点(8月4日近況)では「現時点では、あくまでも芝1200mにこだわりたい気持ちの方が強いです」という調教師コメントが出ていました。
今更?
レースを選べなくなってからこんなコメントが出てくるのはギャグにしか思えませんでしたが、そんなことは言っている方もわかっているのでしょう、次の1200戦(8月20日)を待たずに、8月14日の芝1500戦に出馬投票。
理想の条件と多少違おうが、まず出られなければ始まりませんからね。
しかしここも非抽選除外。
20日の芝1200戦では、やっと抽選にはかかりましたが結局除外。
そして未勝利戦終了まで残すところ2週となった8月27日の芝1500戦に、ようやく出走が叶う事になりました。
8月18日の近況で「毎週、除外の可能性があるものですから、なかなか長めから追い切ることができず(以下略)」と調整に関して泣きが入っていますが、25日の近況では状態は維持できているとのこと。
調教師コメントは「何としても結果を残したい局面です」……。
……今更?
結果を残さなければ即終戦なんですから、当たり前でしょうが。
どうもピントがずれてる感は否めないですが、結果を残したいと本当に思ってくれているならそれはいい事です。
が、フルゲート14頭が揃うライバルたちには、まあ当然ですが近走で上位に何度も入っているような馬たちが目白押し。
好走を重ねつつも勝ち切れなかった馬たちが、残り少ない芝のレースに大挙出てくるのですから、これも当然。
タレントゥーサも、大きな不利のない芝のレースだった過去2戦(デビュー戦と3戦目)では大負けしているわけではありませんが、冷静に見れば現状の単純な力の比較では見劣ると言わざるを得ないでしょう。
騎手は最後の最後に松田縛りから外れて、ルーキーの鷲頭虎太騎手。
個人的にはデビュー直後の春先にワラウカドのヴィアルークスでびっくりするくらいの危険騎乗をやらかしていた印象しかないのですが、現時点で6勝を挙げて今年の新人騎手中4位(のはず)。
同期が派手なので目立ちませんが、3キロ減量の騎手の中から選ぶなら決して悪くはない選択だと思います。
とはいえワールドオールスタージョッキーズ開催に合わせ、ライバル陣営の鞍上は名手だらけ。
減量があってもアドバンテージはそうそう取れないでしょう。
モーリス産駒のコース実績は可もなく不可もなく。
と、正直あまり強調できる材料はなかったのですが、枠番は1枠1番に決まりました。
特段好走率が高いというわけでもないですが、札幌1500はコース形態上外枠(特に先行馬)が明確に不利。
内枠から減量を利して前へ行ければ、或いはもしかして一発があっても……。
あり得なくはないハズ!
厳しいのは承知していますが、わずかにでもチャンスがあるなら応援あるのみ。
レース内容
当日は仕事がありましたが、レース10分前くらいから休憩に入れたので急いでスマホで観戦。
まずは取り急ぎ、人気や馬体重を確認。
タレントゥーサは当然人気薄(最終的に70.8倍の10番人気)。
馬体重は前走比+6キロの454キロ。
成長分ならいいんですけど、調整過程から太め残りの不安もあるか、と思いながらパドックの録画を確認。
なんじゃこりゃあ……。
2人引きで押さえつけながらどうにか周回しているという感じで、イレ込みが激しい。
たまたま録画に映った場面がそうだっただけだと思いたい、と現実逃避しながらグリーンチャンネルのライブ配信へ。
3番のチカレンヌが競走除外になったという報を耳にしながら、枠入りするタレントゥーサを見ますが、ゲート内でもだいぶギャンギャンしている様子。
これはちょっと……。
全馬のゲート入りが終わり、すぐにゲートオープン!
タレントゥーサ、上に飛び上がるようなスタートを切ってしまい思いっきり出遅れ!
あっ、終わった。
この時点で事実上レースは終了しました。
こうなってしまっては内枠も仇にしかなりません。
それでも鞍上鷲頭騎手は開き直っての後方ポツンから4角まくりを試み、直線入り口では一瞬伸びるかのようにも見えましたが、どうやら本当に一瞬の脚だったようで浮上はならず。
結局、最下位ベルマレットにどうにかハナ差先着するだけのブービー12着で、タレントゥーサのラストチャレンジは終わりました……。
結果
3歳未勝利(札幌・芝1500・良)
鷲頭(51)馬体重454
12着(13頭・10人気)
所感
……まずはお疲れさまでした。
馬は北海道に来てから3戦、結果はともかく頑張って走ってくれたと思います。
今回の鞍上鷲頭騎手も、出遅れたなりにイチバチのポツンまくりを試みてくれたのは良かったのではないでしょうか。
少なくとも、慌てて前に押し出していって掛かって自滅するよりは。
戦後の調教師コメントでは「競馬に行くとテンションが高ぶってしまうようなところはありますが、状態自体は悪くなかった」とあるものの、実際問題として今日の馬の状態では誰が乗ってもどうとも出来なかったと思いますし。
レースの時には栗毛の馬体が汗で白く染められてましたからね……。
これでタレントゥーサは終戦となるわけですが、結局納得感のなさを払拭することは出来ないまま終わりを迎えてしまいました。
もちろん、残念ながらタレントゥーサ自身に勝ち上がるだけの力が(少なくとも現時点では)無かったという事は間違いのない事実。
デビュー戦が0.6秒差5着(2番人気)だったので期待を持った人は多かったと思いますが(私もそうです)、振り返ってみればメンバーレベルは相当低く、そのレースの出走馬のうち勝ち馬以外の17頭で中央で勝ち上がったのは、ダート戦で勝ったカグラマツリウタ1頭だけ。
それどころか、勝ち馬以外にその後芝のレースで掲示板に載った馬が1頭もいないという稀に見る低レベル戦でした。
なので、「新馬戦で僅差5着に来たのに勝ち上がれなかった」というよりは、「あの新馬戦でも5着に来ることしか出来なかったから勝ち上がれなかった」と見る方が正しいのでしょう。
それを承知の上で、それでも納得感がないのは、やはりローテが二転三転し、その上でそれが全て裏目に出てしまったからでしょう。
また、前走時のレース記事にも書いている通り、松田騎手の騎乗機会を確保するためのようなローテーションであったのもそう。
あとは、3月27日の2戦目を不利もあって完敗した後、次走を早々に6月函館に決めて3ヵ月の時間を無駄にしたこと。
故障したわけでもないのにムダに間を開けて、挙句に迷走円舞曲では好印象を抱けという方が無理というもの。
タダでも未勝利戦実施期間には限りがあるというのに……。
夏休み終わり直前に宿題をまとめて片付けようとするアホな学生のごとき無計画性を感じてしまうのです。
ダート1000で負けた後のクラブコメントに「(今回の距離は忙しすぎましたが、ちょっと距離を伸ばそうにも)番組にバリエーションが少ないのがつらいところ」というのがありましたが、それを見た時に
じゃあ4~5月の阪神・中京・新潟あたりで
ダ1200~1400使ってればよかったんじゃん?
と思ったのは私だけではないのでは。
いつも通り、結果論ですがね。
まあ、これも前走時の記事に書いた通り、調教師側にも騎手縛りの悪影響は少なからずあったかもしれないので、このあたりでやめておきます。
今回のタレントゥーサのイレ込みっぷりを見ると、厩舎に長く入れておくのはこの馬にとって良くないという判断をするのも一理あるとは思いますし。
じゃあ10日競馬を試みておくれよとは思いますが。
ともかく、残念ですがこれでタレントゥーサの登録抹消分厩舎の枠は空くので、そろそろ2歳のカグヤの入厩を検討してほしいところ。
この調子だとカグヤのデビューもタレントゥーサと同時期かそれより遅くなりそうですが、結果も同じにするのはご勘弁願いたい。
カグヤにはタレントゥーサの分まで活躍を期待しています。
タレントゥーサについては、騎手選択は松田縛りがありましたがリース提供馬ではないので、場合によってはこのまま現役を続けていく方向になる可能性もあるかもしれません。
再ファンドを目指す形になるのかオークション行きになるのか、はたまた繁殖入りする形になるのかは現時点ではわかりませんが、いずれにせよ今後の馬生に幸あらん事を。
色々ありましたが、
楽しませてくれてありがとう!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)