こんにちは、まちかね太です。
4月7日の阪神11レース・桜花賞(G1・芝1600)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬スウィープフィートが出走しました。
トライアルを鮮やかに制し、一躍有力馬の一角として臨むことになったクラシック初戦。
前走後からは、期待の声だけではなく「前走は相手が弱かった」「展開がハマっただけ」等、一線級相手では力不足と断ずる声もまた大きく聞こえるようになりましたが、それも注目度が上がった証。
どうせ本番が終わればイヤでも結果は出るので、そのような言葉にいちいち心乱される必要性は微塵もありません。
こちらはここまで連れて来てくれた愛馬を信じ、健闘を祈るのみです。
ずっと夢見た春の花宴!
存分に楽しませてもらいまっせ~!
以下、この大舞台に到達した感謝と共に、乾坤一擲の勝利と無事の完走を願って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・スウィープフィート
スウィープフィート
(牝3・スワーヴリチャード×ビジュートウショウ by ディープスカイ)
栗東・庄野靖志厩舎

ここまでの戦績:6戦2勝(2・2・1・0・0・1)
1着-チューリップ賞(G2)
前走:3月2日・チューリップ賞(G2)(阪神・芝1600)1着(→レース記事はこちら) 中4週
レースまでの状況
鮮やかに勝利した前走後も馬体に異常はなく、7日にはリフレッシュのため2週間ほどの予定で宇治田原優駿ステーブルに放牧へ。
前走後のレクチャーでは「正直今回(チューリップ賞)がピーク」というようなことも言われていましたので、どうにか状態を維持したまま桜花賞へ向かえる事を祈るのみです。
関係者の皆様、
お頼み申し上げます!
外厩では疲れはそこまで見せず、テンションはいつも通り(いつも通り高めということですが)ということで、ハロン17~18秒の内容で順調に調整。
19日、予定通り無事に栗東へ帰厩となりました。
24日には桜花賞に特別登録。出走ボーダーが予想より下がったこともあって登録頭数は意外に多くなりましたが、トライアルを制しているスウィープフィートはもちろん出走が確約されています。
27日には坂路で追い切り、併せ馬一杯で54.3-39.2-24.9-12.1(アリエスキングを0.5秒追走クビ遅れ)。
調教師コメントからは状態維持を主眼に置いていることが窺えますが、川島調教助手からは「状態の良さを感じました」という言葉も貰い、調子落ちはなさそうです。
ヨーシヨシ!
レースを控えた4月3日の最終追い切りは坂路単走馬なりで52.7-38.1-24.3-12.0。この日はゲート確認もしていたとのこと。
調教内容は予定より速くなったという話ですが許容範囲内で、調教師・調教助手共に状態面に不安はないとの見立て。
あとはレースでの展開ひとつ、そこは前走に引き続き鞍上を任される名手・武豊騎手にお任せとのコメント。
神様仏様ユタカさま~!
前走同様のユタカマジック炸裂を願います!
そして桜花賞の出走メンバーも確定。出れば強敵と目されたボンドガールが3分の2の抽選の壁を越えられず除外されましたが、彼女が居ようが居まいがそこはクラシック、当然ライバルは超強力。
レース名に相応しく、まさに百花繚乱の様相を呈する好メンバーが顔を揃えてきました。
まずは昨年末スウィープフィートが7着に敗れた2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で優勝した無敗馬アスコリピチェーノ(父ダイワメジャー)、そして2着馬ステレンボッシュ(父エピファネイア)。
共にそこから桜花賞への直行策を選び、ここが今年初戦となりますが、そこは天下のノーザンファーム。調整に狂いはないでしょう。
前者は前走に続き北村宏司騎手、後者はモレイラ騎手が騎乗。優勝争いの最前線と目される2頭です。
阪神JFの3着馬コラソンビート(父スワーヴリチャード)は前哨戦としてフィリーズレビュー(G2)を使い、エトヴプレ(父Too Darn Hot)の逃げ足の前に不覚の2着と敗れたものの調子は良さそうで、今回も人気の一角を占めています。
また、阪神JFは回避となったものの、無事に出れていれば……との呼び声も高かったチェルヴィニア(父ハービンジャー)も、桜花賞には無事出走が叶いました。昨年10月以来の出走、鞍上の急遽変更など逆風もキツいながら、素質が評価されてここでも人気サイドのようです。
阪神JF組以外からは、クイーンC(G3)を完勝したクイーンズウォーク(父キズナ)が鞍上川田騎手、母・兄がG1馬という血統面も込みで最注目。オークス向きという声もありますが、このメンバーでも不足はないでしょう。
チューリップ賞を制したスウィープフィートも有力馬の一角とされているものの、これらの馬たちからは一枚落ちとされている感はあります。
阪神JFで実際に後塵を拝している相手も多いですし、馬柱もキレイとは言い難いですから、それは仕方のないところ。
しかしこちらもあの時とは違うぞ!
経験と実績を重ねて成長した姿、
刮目して見よ!
もちろん、人気的にスウィープフィートより下位となりそうな馬たちにも油断は出来ません。
特にライトバック(父キズナ)にはエルフィンSで敗れているわけで、むしろこちらが挑む立場。
他にもチューリップ賞で最後まで抵抗されたセキトバイースト(父デクラレーションオブウォー)やフェアリーS(G3)勝ち馬イフェイオン(父エピファネイア)など、見渡す限り強敵だらけです。
さすがはG1、これがクラシック!
枠は4枠7番に決定。
正直なところ偶数番が欲しかったですが、好走率としては上位寄りの枠。チューリップ賞は6番だったので同じようなレース運びが出来れば。
武豊騎手の過去3年コース実績は可も不可もなしという感じですが、かつては桜花賞男の名を欲しいままにした名手。
ここで新たなレジェンドを打ち立てて欲しい!
父産駒のコース実績はまだデータ不足。見かけのアベレージは良く見えますが、勝利は1回だけ。
ただしその勝利がスウィープフィート自身の前走なので、不安視するにはあたらないでしょう。
前走時同様、好走するに不安があるというほどのコース相性データはありませんと断言させていただきます!
どうあれ、ここは3歳牝馬の最大目標と言って良いレース。
そんな舞台に連れて来てくれたスウィープフィートと関係者の皆様にまず感謝を。
そして悔いなき戦いを!
さあ楽しむぞ花の宴!
レース内容
レース当日は好天に恵まれ、汗ばむ陽気。競馬場内の桜も綺麗に咲いており、時折吹く風に花弁が舞い散る姿が「桜花賞の日やわぁ……」という感慨を呼び起こす競馬日和。
ただしスタンド内やパドックは人、人、人。激込みという程ではありませんでしたが、その辺ではさすがに風情も何もあったもんじゃない。まあG1の日なので仕方ありません。
ともかく11レース時点の天候は晴れ、芝は良。
スウィープフィートは前走比マイナス2キロの462キロで登場。前走とほぼ変わりない体重で出てこれたのは重畳。
パドックは人が多くなりすぎたので早々に退散したのですが、自分の見られた範囲では前走より落ち着いていたようには見えました。吉と出るか凶と出るか。
良い方に出ますように!
最終単勝人気はアスコリピチェーノが1番人気(3.5倍)。以下ステレンボッシュ(4.3倍)、クイーンズウォーク(5.7倍)、チェルヴィニア(6.1倍)、コラソンビート(7.7倍)までが10倍以下。
スウィープフィートは前売り開始後から長く10倍以下をギリギリキープしていましたが、最終的に少し人気を落として11.4倍の6番人気となりました。
自分は競馬場に行った際は臨場感重視でレース観戦は必ず外でしているのですが、この日は目の前が背の高い人でターフビジョンの大半が見える視界の確保に四苦八苦。
馬たちの方は本場馬入場や輪乗りも無事終えて、枠入り開始。スウィープフィートも早々に無事収まりましたが、ゲートの中ではソワソワしている様子がビジョンに映っています。
どうにか我慢して
おくれやす……
祈っている内に偶数番の各馬も続々ゲートイン。最後に大外チェルヴィニアも収まり、準備完了。
ゲートオープン!
……!?
その瞬間はつい遅れ気味だった馬たちばかりを注視してしまいましたが、その中にYGGの勝負服がありません。
視線をすぐ前にやると、前方集団の直後にスウィープフィートの姿が!
おお!?
望外の好スタート! ここからどう動くのか!?
しかし前に行くのかと思う暇もなく、スウィープフィートは後退。
どんどん位置取りを下げ続け、あっという間に最後方近くまで下がります。
予定通り、問題ない!
3コーナーに入る頃には単騎最後方となりましたが、これがいつも通り、何も問題はナシ。
ないはず! 信じてる!
ここから大外一閃が待っているはず!
しかしスウィープフィートの少し前方外側にライトバックが張り付いているのが気になります。
ジャマ……。
早く前に行ってくれへんかな……
しかし3コーナーから4コーナーの間もずっとライトバックが……!
ジャマやー!
そのまま4角を回り、直線へ!
ほぼ最後方から前を向くスウィープフィート、しかしその外にはライトバック!
そしてすぐ前にマスクオールウィン!
抜ける場所が……!
アッカーン!!
しかし鞍上武豊騎手、大外持ち出しも直進も困難と見るや、進路を内目へ切り替え!
マスクオールウィンの内を掬い、その近辺に居た何頭かもまとめて抜き去る!
残り200、ここでようやく前に何もいない進路を確保!
頑張れー!!
スウィープフィート、点火!
外からグングン伸び、一気に中団馬群に追いついた!
2馬身前では、一歩早くスパートしていたライトバックが抜け出しつつあるステレンボッシュやアスコリピチェーノを追いかけている!
行けーーー!!
追いつき追い越せ!
先頭グループを外から追い詰めるライトバック、その更に外からスウィープフィート!
一陣の風のように内側の馬たちを交わし、前へ、前へ!
しかしゴールまではあと……!
行けぇーーー!!
武豊騎手のムチが飛ぶ!
スウィープフィート、ライトバックの後背を捉えた!
そして体を併せ、ようとしたところでゴールイン!!
ぬあああ~~~
激闘を制し、見事桜の女王戴冠を果たしたのはステレンボッシュ。3/4馬身差2着がアスコリピチェーノ。それを追い詰めたライトバックが更にクビ差の3着。
スウィープフィートはライトバックに半馬身届かず、4着惜敗となりました。
結果
桜花賞(G1)
(阪神・芝1600・良)
武(55)馬体重464
4着(18頭・6人気)
所感
悔しい~!
でも頑張ってくれた!!
最後の脚は出色だっただけに、踏み遅れは痛かった。
ライトバックの存在が道中からずっと重石でしたね。
直線入り口で締められた部分は当然ライトバック鞍上坂井騎手の意図的なものだったでしょうが、道中のあの位置取りもスウィープフィートの良さを殺すためにやっていたのなら、レジェンドを手玉に取る見事な騎乗と言えるでしょう。
図に当たってお見事と言わざるを得ません。
敵ながらあっぱれ!
直線入り口の部分がスムーズだったなら、というタラレバはいくらでも出てきますが、これも競馬。
追い込み戦法を武器とする以上不利を受け易いのは当たり前で、それは織り込み済みの事。
この日の結果がこの日の実力だったという事でしょう。
しかし悲観することは
何も無し!
勝ったステレンボッシュからはコンマ2秒差。
この日示した実力、それは即ち3歳牝馬最強を争える力です。
そしてこれでスウィープフィートの戦いは終わりではありません。
武豊騎手の「オークスに行きましょう」の号令の下、次は府中2400樫の舞台へ!
幸いレース後も問題はなく、9日には宇治田原優駿ステーブルに放牧に出ているとのこと。
現在のところは元気いっぱいで、三週間後の帰厩を目途に、という予定のようです。
前走のピークから今回はどうにか状態を保たせましたが、これをこの後オークスまで維持、或いは上昇に転じることが出来るのか?
初の長距離輸送、初の競馬場、初の左回り、初の距離と初物尽くしになる府中2400。気性の問題も影響する可能性があるだけに、果たして適性は如何に?
などなど、不安要素はもちろん多いですが、個人的にはスウィープフィートは桜花賞よりもオークスの舞台の方が向いているのではないかと思っています。
父スワーヴリチャード・母の父ディープスカイが栄光を掴んだ府中2400、そして祖母スイープトウショウが栄冠まであと一歩に迫った樫の舞台。
その身に流れる血の力を爆発させるに、これ以上相応しい舞台もそうそうないのではないでしょうか。
今回の風のような末脚を如何なく発揮できれば、一気に頂点まで吹き抜けてもおかしくはありません。
桜は散れども希望の色は褪せず、なお鮮やかな花弁は風に乗って5月の府中へ!
世界樹を花で彩る魔法の成就を信じています!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)