DMMバヌーシー YGGオーナーズクラブ ワラウカド 一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

馬名選挙・傾向と対策と反省(YGG・DMM・ワラウカド・広尾TC)

馬名選挙・傾向と対策と反省

こんにちは、まちかね太です。

今年の馬名選挙、加入しているクラブのすべての結果発表が終わりました。

私の応募馬名はワラウカドとYGGで計4案最終候補に残してもらえるという奇跡が起こったのですが(キトゥンズロア21、ナンシーフロムナイロビ21、プレインズウーマン21、アヴァマローネ21)、結果は2位1回3位3回で命名には至らず。

まちかね太
まちかね太

うーん、残念!

昨年ワラウカドのミロスラヴァで命名させていただいたのですが、彼女も2位からの繰り上がり当選だったので、実際には選挙戦では全て2位・3位という、絶妙にスイートスポットを外し続けているという形に。

まちかね太
まちかね太

なかなか笑ける。

というわけで反省を兼ねて、では実際に命名に至った名前にはどんな傾向があるのかな、というのを簡単に調べてみようかと思い立ちました。

私が入会中の各クラブの過去3年(19年産~21年産)の採用馬名を「近親馬名との関連性」「オリジナリティ」「文字数」で仕分けてみます。

※対象は「最終的に登録された馬名」なので、選挙結果2位以下からの繰り上がりの場合も含みます。

分類は以下の通り。

近親馬名との関連性

1、引継ぎ系

近親馬名の一部を直接取り入れた馬名。以下の場合も含む。
・日本語表記上の音は一致しているが意味上の繋がりがない場合(ex.ヴァリアントゴッド→母ゴッドフロアー)。英字綴りが一致していない場合も含む。
・日本語表記が一致していなくても綴りが同じ場合(ex.スウィープフィート→祖母スイープトウショウ)。
・一族で頭文字を連続させている場合(ex.セラヴィー※18年産→母セルフプリザヴェーション、姉セルフィー)。英字綴りが一致していない場合も含む。

意図せず偶然同じ音になったと考えられる場合は含めない。

2、翻訳系

近親馬名の一部を別言語にした上で直接取り入れた馬名(ex.ジーククローネ→父サトノクラウン)。意味上の繋がりがない場合も含む。
同言語でも近い意味の別の言葉へ言い換えている場合もこちらに分類。

3、連想系

近親馬名から連想した言葉を含む馬名。近親馬名の本来の意味とは違っても、馬名を構成する言葉の持つ別の意味から連想した場合も含む(ex.サクソフォン→母レトロクラシック)。

4、無関係

近親馬名とは無関係な馬名。あくまで馬名と無関係という事なので、馬体の特徴からの連想(ex.ドライスタウト→毛色から)、母の出身国からの連想(ex.ウィンダミア→母の生産国の地名)など、馬名以外の要素からの連想馬名もこちら。
使用言語だけ一致している場合、語感を相似させただけの場合などもこちらに。

なお、以上1~4の複数要素を併せ持つ馬名の場合は、より近親馬名との関連性の高い方(数字の若い方)に属していると見立てる(ex.コスタドラーダ→第二次大戦ノルマンディー上陸作戦においてオマハビーチ※父名と共に最初の攻撃目標として設定された地点の一つであるゴールドビーチのスペイン語訳。この場合だと2・3の要素を併せ持っているので分類は2とする)。

オリジナリティ

A.固有系

固有の事象を表すものとして既に存在している言葉。
人名・地名・動植物や宝石・神話や文学に登場する言葉・学術用語など、その言葉一つで特定の事象を表すもの。
一般名詞の他、諺などを含め成語として固定の言い回しが確立しているものや英熟語などもこちらに分類。逆に「形容詞一語のみ」のような馬名の場合もこちらへ。

B.独自系

形容詞+名詞、名詞+名詞などの形で、応募者自身が言葉を組み立てた名前。
造語は単語の形を取っていてもこちら。

要は「どこかで見かけたオレ的にカッコいい響きの言葉」と「オレの考えた強そうな名前」の対比。

文字数

甲.4文字以下

乙.5~6文字

丙.7文字以上

なお、英字綴りや日本語的発音がどうあれあくまで表記上の字数でカウントする(ex.別々の馬でvaをバ・ヴァとそれぞれ表記されていた場合、バの馬は1文字、ヴァの馬は2文字とカウント)。

なお各馬の分類は必ずしも馬名由来に明記されたものを優先しているわけでもなく基本的に私の主観に拠りますので、命名者様の意図とは違う場合も多々あるとは思いますが、お遊びという事でご容赦ください。

パーセンテージは同クラブ内の総数に対するものと性別毎に分けたものを記載。少数点二位で四捨五入している為、総和は必ずしも100%にはなりません。

各クラブの傾向と対策

では、以下過去3年の登録頭数の多い順に、YGG→DMM→ワラウカドの順で、最後に選挙形式ではありませんがついでなので広尾も見ていきたいと思います。

YGGオーナーズクラブの傾向と対策

YGGオーナーズクラブ 49頭(牡21・牝28)

19年産 17頭(牡6・牝11)
20年産 13頭(牡7・牝6)
21年産 19頭(牡8・牝11) 

近親馬名との関連性

1、引継ぎ系 21頭(42.9%)
  牡12頭(57.1%) レインボーポラリス、ジャングルタキオン、モーメントキャッチ、オールスティール、ハートオブリバティ、ラッキーストーリー、ブエラフェルテ、ダイヤモンドナイツ、エアロソニック、リボルトバレット、ゴールドブレス、トレベルオール
  牝9頭(32.1%) ロフティースマイル、ラッキーミーティア、トレメルヴェーユ、ブエラプーラ、トレブランシュ、ハバナビーチ、スウィープフィート、オーソレリカ、ドレアンティア

父由来6頭 母由来12頭※牝馬は9頭中7頭母由来 父+祖父由来1頭 祖父由来1頭 祖母由来1頭
モーメントキャッチは元になった幼名茂吉(モキチ)のモが父モーリスのモだと思われるのでこちらへ。今の名でもモーを引き継いでもいますし。

2、翻訳系 5頭(10.2%)
  牡2頭(9.5%) ライラボンド、コスタドラーダ
  牝3頭(10.7%) ミニョンルミエール、モモナ、マロンアルジャン

父由来3頭 母由来2頭
モモナ(ハワイ語で「豊かな、実り多い」)は母名ラペーシュ(仏語で桃)の意味を音に落としたパターンとしてこちらへ。

3、連想系 13頭(26.5%)
  牡5頭(23.8%) シュヴァーン、ヴェルトクリーガー、コンフェッティ、クリスタライズ、ホルトバージ
  牝8頭(28.6%) フウゲツムヘン、ミーナティエルナ、バークエム、レーヌドゥール、ナナイロノユメ、サンシスイメイ、エレスペール、サクラヒメ

父由来2頭、母由来9頭、両親由来1頭、兄+母系由来1頭
公式の由来に明記はありませんが、ヴェルトクリーガー(天下無双)は父エスケンデレヤから、ミーナティエルナ(少女+かわいい)は母名の一部ウーマンから、レーヌドゥール(黄金の女王)は父オルフェーヴルからの連想とみなしています。

4、無関係 10頭(20.4%)
  牡2頭(9.5%) ドライスタウト、サツマハヤト
  牝8頭(28.6%) ニジイロノコマ、ディオアステリア、グラッテンハーレ、グリザマリア、ユヅルハ、リリーズブルーム、リナリア、ラシアス

ただし大半の馬は近親馬名ではなくても毛色や出身地、誕生日、所属先など自身に関する何かからの連想名で、連想関係がわからなかったのはリリーズブルームのみ。

オリジナリティ

A,固有系 16頭(32.7%)
  牡6頭(28.6%) シュヴァーン、ドライスタウト、コンフェッティ、サツマハヤト、クリスタライズ、ホルトバージ
  牝10頭(35.7%) フウゲツムヘン、バークエム、グリザマリア、モモナ、ユヅルハ、リナリア、サンシスイメイ、ハバナビーチ、エレスペール、ラシアス

B,独自系 33頭(67.3%)
  牡 15頭(71.4%)
  牝 18頭(64.3%)

文字数

甲、4文字以下 4頭(8.2%)
  牡 0頭(0.0%)
  牝 4頭(14.3%)

乙、5~6文字 11頭(22.4%)
  牡 5頭(23.8%)
  牝 6頭(21.4%)

丙、7文字以上 34頭(69.4%)
  牡 16頭(76.2%)
  牝 18頭(52.9%)

傾向

・最大勢力は引継ぎ系だが牡牝でやや偏りがあり、牡馬は6割近くが引継ぎ型なのに対して牝馬は3割程度。引継ぎ元に関しては牝馬は大半が母系由来で、父名から引き継いだのはドレアンティア一頭のみ。牝馬で引継ぎ型の名にしたい場合は母・祖母などから取る方が無難。牡馬の引継ぎ元は父系由来・母系由来がほぼ半々。
・牡馬の場合は、引継ぎ型でなくとも両親のどちらかとの関係性を持たせた名前がほとんど。
・牝馬の場合は近親の名と関係ない名前もそれなりに多い(牝馬の3割近くが無関係分類)が、近親馬名ではなくても毛色や出身地、誕生日、所属先など自身に関する何かにまつわる連想名である場合がほとんどなので、言葉通りの意味での「募集馬のプロフィールと無関係な名前」が候補選考・選挙の二段の篩を潜り抜けるのは牡馬も含めて厳しい。
・ただし、後述のDMMと比べると、少しひねりを利かせた変化球的な連想名でも受け入れられやすい様子。
・独自系の名前が7割を占める。既にある言葉より、自分で組み立てた言葉の方がウケやすい? そういう意味でもひねりを利かせた名前を受け入れやすい会員の土壌があるのかも。
・独自系は複数の単語で言葉を組み立てる形になるため、必然的に名前は長くなりがち。
・和名は49頭中7頭(14.3%)。フウゲツムヘン、サンシスイメイ、ニジイロノコマ、サツマハヤト、ユヅルハ、ナナイロノユメ、サクラヒメ(※モモナはハワイ語なので除く)。シンラバンショウの娘2頭を除いたとしても、他クラブより遥かに占有率が高い。和名を狙うならYGGが最有力。

対策

・(牡馬の場合は特に)親の名前を意識した名前を出来るだけ自分で構成した言葉で作り出し、(引継ぎ系以外の場合は)親の名前との関係性をわかりやすく32字以内に収めた応募文を書けるようにする。
・変化球系の名前は主に牝馬で挑戦する。ただし親の名前との関係性をわかりやすく32字以内に収めた応募文を書けるようにする。
・割とチャレンジングな名前でも「何かしらの連想馬名」であることさえはっきりさせられれば受け入れられる余地は結構ありそう。それなりに冒険してもいいか。

DMMバヌーシーの傾向と対策

DMMバヌーシー 44頭(牡24・牝20)

19年産 11頭(牡6・牝5)
20年産 17頭(牡9・牝8)
21年産 16頭(牡9・牝7)

近親馬名との関連性

1、引継ぎ系 26頭(59.1%)
  牡13頭(54.2%) バックスクリーン、クロニクルノヴァ、エールトゥヘヴン、ホープインザダーク、サイレントブラック、モルトヴェローチェ、レジェンドシップ、ミスティックロア、レイデラルース、ヘヴンズクライ、ウィープディライト、シンハナーダ、シャンパンポップ
  牝13頭(65.0%) ヴェールアンレーヴ、トゥザヒロイン、セットリスト、グランベルナデット、オーヴァルブルーム、エンプレスペイ、アイワナアイドル、クルチェット、ヴァンビスタ、ロベリア、スマイルコレクター、パンドジェーヌ、リーゼダムール

父由来5頭 母由来21頭※牝馬は全馬母由来

2、翻訳系 4頭(9.1%)
  牡3頭(12.5%) ジーククローネ、シュリット、トラウムライゼ
  牝1頭(5%) ツキヨノウサギ

父由来2頭 母由来2頭

3、連想系 7頭(15.9%)
  牡3頭(12.5%) アバンチュリエ、シャンドゥレール、インサラー
  牝4頭(20.0%) レプリューム、スージーテイラー、ドリームクルーズ、ベランジェール

父由来3頭 母由来3頭 両親由来1頭

4、無関係 7頭(15.9%)
  牡5頭(20.8%) グランデスフィーダ、プロスペラーレ、バスティオン、ビダーヤ、ベルウェザー
  牝2頭(10.0%) ニコニコルンルン、ベルファスト

オリジナリティ

A、固有系 18頭(40.9%)
  牡9頭(37.5%) アバンチュリエ、バックスクリーン、シャンドゥレール、プロスペラーレ、シュリット、インサラー、バスティオン、ビダーヤ、ベルウェザー
  牝9頭(45.0%) レプリューム、セットリスト、スージーテイラー、クルチェット、ロベリア、ニコニコルンルン、ベランジェール、ベルファスト、パンドジェーヌ

ニコニコルンルンは迷いましたがこちらへ。

B、独自系 26頭(59.1%)
  牡15頭(62.5%)
  牝11頭(55.0%)

文字数

甲、4文字以下 2頭(4.5%)
  牡1頭(4.2%)
  牝1頭(5.0%)

乙、5~6文字 10頭(22.7%)
  牡5頭(20.8%)
  牝5頭(25.0%)

丙、7文字以上 32頭(72.7%)
  牡18頭(75.0%)
  牝14頭(70%)

傾向

・親の馬名の一部を直接引き継ぐ形の馬がかなり多い。特に牝馬は7割近くがそうで、その全てが母馬の名の一部を引き継いでいる。牡馬なら父名を引き継ぐ形でもワンチャンあり。
・他クラブに比べて親の名を引き継がない連想馬名の割合は少なめ。無関係な馬名と同水準なので、引継ぎ型にしない場合は近親馬名からの連想に特段拘る意味は無い。
・引継ぎ・翻訳・連想系全てで由来元は親ばかり。やや血統的に遠い位置にいる近親に由来する名は厳しいか。
・引継ぎ系は自分で言葉を組み立てる形になる事も多いので、固有系より独自系の名前の方が多い。応募時点で他の応募者との被りが許されないのも一因か。ただし、固有系でも「親の名前を一部組み込んでいる固有系の言葉」の割合は高く、引継ぎ系かつ固有系という名前もそれなりにある。
要するに親の名前との関係性がはっきりしている方がいい。
・独自系が多いので、名前は長めになりがち。文法はあまり気にしなくても良い。
・44頭のうち和名はツキヨノウサギ・ニコニコルンルンの2頭のみ。そのどちらも「可愛らしさを強調するために和名という手段を取った」タイプにも見えるので、特化戦術を取らない和名は苦戦気味。

対策

・口数が多いので、他クラブよりも更に最大公約数的なことを意識(特に売れ行きの良い馬では)。
・親の名前の一部を取り入れる、連想系にするなら親との繋がりを応募文で相当明瞭にするなど、ぱっと見のわかりやすさを重視した方が良さそう。
・気づく人は気づく系のギミック満載の名前や、カッコよさ・可愛さを追求したスタイリッシュな名前(言い換えればウケる人とウケない人がはっきり分かれそうな名前)はわかりやすさの前に押し切られる事も多いかも?

ワラウカドの傾向と対策

ワラウカド 25頭(牡15・牝10)

19年産 10頭(牡6・牝4)
20年産 7頭(牡5・牝2)
21年産 8頭(牡4・牝4)

近親馬名との関連性

1、引継ぎ系 9頭(36.0%)
  牡4頭(26.7%) モーリスマイナー、ホワイトキャンバス、ウィンザーロア、キングズロア
  牝5頭(50.0%) セルフエスティーム、ポーレット、ミロスラヴァ、クライノーモア、サクソフィーナ

父由来2頭 母由来5頭 両親由来1頭 両親(+兄)由来1頭
ホワイトキャンバスは微妙ですが母オールアイキャンセイイズワウからの音引継ぎとみなしました。

2、翻訳系 1頭(4.0%)
  牡1頭(6.7%) ヘリックス
  牝0頭(0.0%) 

母由来1頭

3、連想系 8頭(32.0%)
  牡5頭(33.3%) バクマツ、ヒズハイネス、クリプティクコード、ヴィレム、ソハヤ
  牝3頭(30.0%) チャパティ、インアスピン、シームレス

母由来6頭、父由来1頭、両親由来1頭

4、無関係 7頭(28.0%)
  牡5頭(33.3%) バシール、エスタス、マテウス、ファベル、カポデテュティカピ
  牝2頭(20.0%) ミレーレ、フラーハ

ミレーレ、フラーハは言語と音の響きを姉レナーナと合わせていますが意味上の繋がりは無いのでこちらへ。

オリジナリティ

A、固有系 19頭(76.0%)
  牡11頭(73.3%) バシール、エスタス、マテウス、バクマツ、モーリスマイナー、ファベル、ヘリックス、ヒズハイネス、カポデテュティカピ、ヴィレム、ソハヤ
  牝8頭(80.0%) チャパティ、ミレーレ、セルフエスティーム、インアスピン、ポーレット、ミロスラヴァ、フラーハ、シームレス

カポデテュティカピ(カポ・ディ・トゥッティ・カピ、イタリア語で(裏社会の)大ボス、ボスの中のボス)は迷いましたがこちらに。

B、独自系 6頭(24.0%)
  牡4頭(26.7%)
  牝2頭(20.0%)

クリプティクコード、クライノーモアは独自系としました。

文字数

甲、4文字以下 9頭(36.0%)
  牡 7頭(46.7%)
  牝 2頭(20.0%)

乙、5~6文字 8頭(32.0%)
  牡 3頭(20.0%)
  牝 5頭(50.0%)

丙、7文字以上 8頭(32.0%)
  牡 5頭(33.3%)
  牝 3頭(30.0%)

傾向

・牝馬は半数が引継ぎ系。また、クライノーモア以外の牝馬は母系(母もしくは姉)との相関がある名前であり(姉レナーナと意味ではなく言語・響きを寄せたミレーレ・フラーハも含む)、母系と全く無関係の名前は厳しい。
・牡馬はかなり自由な勝負ができる。ただし父のみに由来する名前は多くなく、母と合わせての両親由来の名前に出来ないなら無関係な名前の方がむしろ勝機あり。
・意味のつながりのあるなしにかかわらず、近親との音の響きの近さを(投票者からは)重視されていると思われる場合がかなりある。ミレーレ、フラーハ、ミロスラヴァ、サクソフィーナ、キングズロアなど。ヴィレム(兄ファベル)、マテウス(父モーリス)などもそうか?
・セルフプリザヴェーションの仔の頭文字「セ」縛りのように、縛りのある牝系も存在する。響きで縛られるナンシーフロムナイロビもそう言えるか(第1仔レナーナに後の妹たちの名前が寄せられている)。キトゥンズロアやザフィーナは今後そうなるかも? 
固有系の名前が4分の3を占める。独自系6頭の内ウィンザーロア・キングズロア・サクソフィーナは引継ぎ型なので、親の名前の一部を含まない創作タイプの名前は厳しい。
・固有系が多いこともあって馬名は短くなりがちだが、それにしても短い名前の占める割合が高い。今回の4クラブ中で4文字以下の馬名が占有率30%を超えているのはワラウカドのみ。7文字以上の名前の大半は引継ぎ系であり、親の名前を引き継がないなら短い名前の方がベター。
・ただし、外国産馬は出生国でも登録する必要があるせいか、被りの可能性が大きくなる固有系の名前はここまでの5頭中1頭のみ(カポデテュティカピ)。そもそも候補時点で絞られている印象があるので、外国産馬は独自系の方がいいか。
・和名はバクマツとソハヤの2頭。幕末と騒速(坂上田村麻呂の名刀)。歴史系がウケる? ただ、選出までにはなかなか至っていないという印象。なお、外国産馬は出生国の審査を通りやすくする為か、候補名には和名が残りやすいような気がする。ハマれば。
・選挙時の応募文が40文字前後ある候補名も見受けられるので、応募時点で由来を32文字以内に収める必要性はあまり無い(私の場合、むしろギリギリ32字以内で送った文章に加筆され、選挙時には文字数オーバーした文章で掲載されていました)。

対策

・牝馬の場合は母系との相関がわかりやすい固有系の名前を探す。また牡馬も含め、引継ぎ型にしない場合は短めの単語一つで済ませるよう心掛ける。
・外国産馬は独自系にする。親の名前をアレンジするのがベターか。
・縛り牝系の場合は特にだが、投票者全体的にも響き重視の傾向があると思われるので、意味の繋がりよりもむしろそちらに重点を置いた方がいいかも。

広尾サラブレッド俱楽部の傾向と対策

広尾サラブレッド俱楽部 45頭(牡24・牝21)※選挙形式ではありません

19年産 16頭(牡10・牝6)
20年産 14頭(牡6・牝8)
21年産 15頭(牡8・牝7)

近親馬名との関連性

1、引継ぎ系 13頭(28.9%)
  牡7頭(29.2%) キセキノセンシ、テラステラ、ボンドオブラヴ、ヴァリアントゴッド、マジックブルー、ホームアンドドライ、ラヴシュプリーム、
  牝6頭(28.6%) タレントゥーサ、スリールトウショウ、グランツベリー、メグルキセキ、ランドオブラヴ、アリーエテルネ

母由来12頭、姉由来1頭。
ボンドオブラヴ、ランドオブラヴ、ラヴシュプリームはハイアーラヴ牝系。キセキノセンシ、メグルキセキは母ゼロカラノキセキ。ヴァリアントゴッドは18年産の兄ゴッドシエルと共に母ゴッドフロアーからの引継ぎ。

2、翻訳系 4頭(8.9%)
  牡1頭(4.2%) トゥジュール
  牝3頭(14.3%) コトヴィア、リヤンイヴェール、ピークブルーム

母由来3頭、父由来1頭

3、連想系 18頭(40.0%)
  牡9頭(37.5%) キングエルメス、ルーシッド、オトニエル、サクソフォン、ドンカルロ、イエルバブエナ、セントアイヴス、パリッドキャリア、ロディニア
  牝9頭(42.9%) アンジアン、ハキ、カリグラフィー、メリタテス、トリフィス、チェルシー、アンモシエラ、レモンシフォン、アフタヌーンティー

父由来5頭※牝馬4頭が父由来 母由来4頭 兄由来3頭 父・兄由来2頭 母・父系由来1頭 祖母由来2頭、曾祖母由来1頭
レモンシフォンは祖母スイートマカロンから、セントアイヴス(英国の都市名)は兄ウィンダミア(英国の湖)からの連想とみなしこちらへ(チェルシーは兄由来と明記アリ)。アンモシエラ(砂嵐)は母サンドクイーンに加え父系(父がクロスを持つストームバード)からも由来しているとみなしています。

4、無関係 10頭(22.2%)
  牡7頭(29.2%) ドグマ、ウィンダミア、アタビズム、アシタカ、アンダーレ、ジーベック、アスロス
  牝3頭(14.3%) アリシアン、ソアヴィータ、カグヤ

オリジナリティ

A、固有系 32頭(71.1%)
  牡17頭(70.8%) ルーシッド、ドグマ、ウィンダミア、アタビズム、オトニエル、アシタカ、アンダーレ、ドンカルロ、イエルバブエナ、セントアイヴス、ジーベック、パリッドキャリア、アスロス、ロディニア、ホームアンドドライ、ラヴシュプリーム、トゥジュール
  牝15頭(71.4%) ハキ、アンジアン、アリシアン、タレントゥーサ、カリグラフィー、ソアヴィータ、トリフィス、カグヤ、メリタテス、コトヴィア、チェルシー、アンモシエラ、レモンシフォン、アフタヌーンティー、ピークブルーム

B、独自系 13頭(28.9%)
  牡7頭(29.2%)
  牝6頭(28.6%)

文字数

甲、4文字以下 5頭(11.1%)
  牡3頭(12.5%)
  牝2頭(9.5%)

乙、5~6文字 20頭(44.4%)
  牡11頭(45.8%)
  牝9頭(42.6%)

丙、7文字以上 20頭(44.4%)
  牡10頭(41.7%)
  牝10頭(47.6%)

傾向

・引継ぎ系の割合が低め。更に引継ぎ型の大半は広尾血統の一部特定牝系に偏る傾向が見られる(当然引継ぎ元は母方が多い)ため、他の牝系出身馬は親の名前を引き継がない方がむしろ無難かも。
・ここ3年では父から名の一部を直接引き継いだ馬は1頭もいない。父名の要素を導入したい場合は翻訳するか連想系にしておく方がいいか。
・最大勢力は親の名前を直接引き継がない連想系だが由来元は様々。牝馬でも父馬が連想元の場合も多い。かなり遠い近親馬名に由来しているものも普通にある。また牡馬は親の馬名と全く無関係なものが3割近くになるなど、自由度は相当高い。三案提案できるので冒険しやすいからかもしれない。
・ただし固有系の名前が独自系の倍以上。「自分で考えた強そうな名前」より「どこかで見かけたカッコいい(かわいい)響きの言葉」の方が通りやすいかも。固有系が多いので馬名は短めになりがち。
・45頭中和名は5頭。引継ぎ牝系と判断できるゼロカラノキセキの仔を除けば3頭(アシタカ、カグヤ、ハキ)。物語系なら和名もワンチャンあり?

対策

・選挙形式ではないので一般ウケを考慮する意味は無い(万が一採用された場合の周囲の反応は一旦置いておきます)。
・特定母系以外で引継ぎに拘る必要性は基本的に薄いが、ハイアーラヴ牝系など明確な引継ぎ型系統の場合は引継ぎネームを忌避するのは自殺行為。三案中少なくとも一案は入れておいた方が良さそう。エンパイアブルーやセイリングホームは今後引継ぎ型牝系になるかも?
・自由度が高いということは、逆に言うと狙いを絞りづらい。幸いにも三案提出できるので、連想型2(特定牝系の場合は引継ぎ1・連想1)・無関係1くらいで応募して、選考者とのフィーリングの一致を願うしかないか。

反省

今回最終候補に残った自案に対する振り返りと反省。YGGとワラウカドでの4案と、ついでに昨年のミロスラヴァも。

もし各馬名にご投票いただいた方がいらっしゃいましたらありがとうございました!

なお、DMMと広尾では全案門前払い。また、一度最終候補に残った案を再使用する気はありませんので、もし何かしらに使用されたいようでしたら遠慮なくどうぞ。

まちかね太
まちかね太

そもそもそんなにオリジナリティないですケド。

プレインズウーマン21

「ワイルドビル」という名前で応募していました。選挙結果3位。

連想系(母由来)・固有系・5~6文字。

プレインズウーマン21

まあ見ての通り母名に引っ掛けた応募名ですね、何のひねりもなく。

分かりやすすぎるので、逆に今年応募した馬名の中で最終候補に残る事があるとしたらこれかな、と思っていましたが、同時に多分もっと響きのいい名前が来るだろうから選挙では勝てないだろうなとも思っていました。

他の候補名に「ホルトバージ」があったのを見て、

まちかね太
まちかね太

こりゃ負けた。

と。

最終案に残ったのもそうですが、3位になれたのも僥倖でしょうね。悔いなし。

実は最初は「ジュンジョウボーイ」という名前で応募しようかなと思っていた時期がある(姉ミーナティエルナ「少女+かわいい」からの強引な連想)ので、門前払い間違いなしのその案よりは健闘できたと言えるでしょう。

アヴァマローネ21

「オーヴァーロード」という名前で応募していました。選挙結果3位。

連想系(父由来)・固有系・7文字以上。

アヴァマローネ21

決定馬名コスタドラーダのところにもちょっと書いていますが、父オマハビーチからの連想で作戦のコードネームをそのまま。

アヴァマローネとオマハビーチを合成したような響きでもあるかなと思って応募しました。

とはいえ安直すぎる感は否めず、やはり他にも同じ名前で応募した方がいらっしゃったようで選挙での由来文は全然違うものになっていましたから、正確には胸を張って自分の案ですと言えるようなものでは無いのかもしれませんが。

ともあれYGGでの応募名で最終決定馬名としてもし通るならこれかなと思っていました(候補に残る事自体は難しいと思っていましたが、もし残った場合選挙ウケはするんじゃないかと思っていた)が、3位まで。コスタドラーダに比べるとひねりが足りなかったかな。

まあ仮に通ったとしても商標でハネられた可能性があると思いますので、結果オーライ。

ナンシーフロムナイロビ21

「ミズハ」という名前で応募していました。選挙結果2位(1位との得票率差2%)。

連想系(母由来)・固有系・4文字以下。

ナンシーフロムナイロビ21

「ナイロビ」がマサイ語「Enkare Nairobi(冷たい水のある場所)」に由来するそうなので、冷たい水からやってきた恵み(ナンシー)という事で水の女神を連想。

豊穣や安産も神徳とする日本神話の水の女神・罔象女神(ミヅハノメノカミ)の別称である水速女命(ミズハノメノミコト)から頂きました。

一応、現役時には出資者に豊穣を、いずれは無事引退して子宝に恵まれますようにという意味も込めて選んだ名前ですが、まあそんなことを書ける文字数の余裕は流石にありませんね。

仮に最終候補に残ったとしても、スワヒリ語で「○○ー〇」という響きの名前が出てきたら大差で完敗すると思っていましたので、残った上にフラーハと僅差2位に健闘できたのは望外の結果。

結果的にワラウカドの傾向に合致していたのも良かったのかな? 僅差なので残念は残念ですが、敗れて悔いなし。

キトゥンズロア21

「レクスイグニス」という名前で応募していました。選挙結果3位(1位との得票差5%)。

翻訳系(父由来)・独自系・7文字以上。

キトゥンズロア21

最初は「レオンハルト(ドイツ語で勇敢なる獅子を意味する男性名)」で応募しようと思っていましたが、父キング・母キトゥンからネコ科の王→ライオン→レオンハルトという連想過程を字数の都合上書かずに理解してもらえるかという点に不安を感じたので直前で変更しました。

他の候補名に獅子関係の名前があったので、同じような思考をした方はいらっしゃったようです。

馬名に関しては、クスーグニスの部分で韻を踏むような音感にしてみたつもりなのですが、ちょっと言いにくいところはあったのかな。

ワラウカドで残った2案に関してはもし通るならこっちかなと思っていたので、ちょっと残念です。

ちなみに、上の応募文から選挙時に文章は少し変更されて、「火の王」を「火の王」に変えられていました。

厨二感がだいぶ薄れて幼い感じになってしまったので、そこもちょっと残念。

まちかね太
まちかね太

送った文で勝負したかったなあ……

まあ文を変えられる可能性がある事はわかっていましたし、どうであれ結果は変わらないでしょうが、ちょっと悔いは残るかな。

また、他の変更点も合わせ、文字数も31文字から選挙時は34文字となって32字をオーバー。3位となって一応は申請馬名になったからか、申請時には32字に調整し直されたようです。

ボカイウヴァ20※昨年の選挙

昨年の選挙で「ミロスラヴァ」で応募し、2位からの繰り上がりで命名させてもらいました(1位との得票差4%)。

引継ぎ系(母由来)・固有系・5~6文字。

ボカイウヴァ20

ポルトガル語の素敵な名前は競争率が高そうだったので、別のアプローチを考えてみた結果の応募名です。

韻を踏むのが好きなので、母名と語尾を揃えてみました。

本当は頭文字もBで揃えたかったのですが、しっくりくる言葉が見つけられなかったので、母名を日本語発音にした時の母音の構成(bo・ka・i・u・va)と同じく、日本語発音にした時にa・i・u・o各1音を持って語尾がヴァで終わる(出来ればいい意味を持つ)言葉を探し、ミロスラヴァ(mi・ro・su・ra・va)に辿り着きました。
本当は音の順序も母と揃えられたら美しかったんですけど、そこまで頑張って探す根性はありませんでした……。

「響き」だけで母名とのつながりは他に何も無いので、候補に残るのも難しいだろうなと思ってましたが、まさかの選挙エントリーでかつ2位に支持していただけたので、サブリミナル効果ぐらいはあったのかな。

……と、上の文章は以前の記事からの再掲です。当時は特に何も考えていませんでしたが、ワラウカドの傾向には添っている名前でしたかね。

ワラウカドでは「響き」だけでもそこそこいい勝負は出来るという証左にはなったかもしれません。

まちかね太
まちかね太

まあ2位ですが。

しかし彼女で命名させてもらっていなかったら、今年の結果には文字通り悶絶していたのは間違いないでしょう。

まちかね太
まちかね太

めぐりあわせに感謝。

最後に

以上、適当な傾向と対策と反省でした。

まあ今回は3年分纏めて見てますが、実際には年ごとにトレンドがあったりするのも見えてますので、正直参考以上のものにはなりません。

そもそも100年継続したことでも101年目には起こらないなんてことも日常茶飯事、それを承知で利用するのがデータというもの。

まちかね太
まちかね太

この程度をデータと呼べるかは
脇においとくれやす。

来年には採用担当者が変わっていたり、クラブ会員の構成がガラッと変わっていたりする可能性もゼロではありませんし。

私自身もこういう傾向ではあるんだなあと思いつつも、多分今後も自分の付けたい名前で応募することになるでしょう。

万が一が起こった時に、自分自身が気に入ってない名前だったりしたら色々と意味ないですしね。

まちかね太
まちかね太

ま、今後そうそう候補に残る事も無いでしょうが。

今年は千載一遇の命名チャンスだったと思いますので、それを逃してしまった以上もう機会が巡ってくることもないかもしれませんが、いつかまたを願って。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

-DMMバヌーシー, YGGオーナーズクラブ, ワラウカド, 一口馬主, 広尾サラブレッド俱楽部
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