こんにちは、まちかね太です。
10月30日の東京5レース・メイクデビュー東京(2歳新馬)(芝1800)に、DMMバヌーシーでの出資馬オーヴァルブルームが出走しました。
募集当時から懸念されていた通りに馬体がなかなか大きくなって来ないこともあって、春先に言われていた予定よりは遅れてのデビューという形になりましたが、ここまで大きな頓挫などは無く、概ね順調にこの日を迎えられたと言っていいでしょう。
とはいえ、舞台は今後クラシック王道を意識する馬たちが集う東京芝1800新馬戦。
それも天皇賞当日とあって有力騎手も集結している為メンバーレベルは高いだろうことは事前に想定されていましたが、本馬の距離適性判断から敢えてこの条件でのデビューが選択されました。
調教は正直目立つほどのものではなく、「まずはどこまでやれるか見てみましょう」的な初戦だとは思いますが、斎藤調教師の期待値は以前から一貫して高そうな感じだったので、いきなりからやれても決しておかしくはないという期待はあります。
まずは掲示板目標も、
あわよくば勝ち負けまで。
以下、希望的観測による期待を込めて見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・オーヴァルブルーム
オーヴァルブルーム
(牝2・ハービンジャー×レッドオーヴァル by ディープインパクト)
美浦・斎藤誠厩舎
ここまでの戦績:初出走
レースまでの状況
2021年のセレクトセール1歳で税込み3190万円で落札され、DMMバヌーシーの募集ラインナップに加わったのが本馬。
募集時から体が小さく、血統的にも大きくならなさそう(母も兄姉も大きくない)というのは最初から言われていましたが、母がG1好走級の活躍馬に予算内で出資できる機会などそうそうないので迷わず出資を決めました。
母はデビュー戦446キロ、桜花賞(2着)の時は430キロ。
兄レッドデュラン、姉ミニマリズム共にその母よりも小さなサイズで苦戦していたので、せめて母と同じくらいまで育てばなあとは思っていましたが、やはりそうそう都合よくは行かずオーヴァルブルームもなかなか馬体が大きくなってはくれません。
募集開始当初は「血統的なものだから馬体重がそこまで増えなくても気にするほどのものではない」という風に言われていましたが、育成が進んでいくに連れて「馬体重が増えない」「馬体に余裕が欲しい」というようなことを言われ始めてしまい、結局かなり気にされている形になってしまいました。
そうなるだろうなとは
思っていた。
育成場の方で特に気にされていた印象。
血統的に小さな家系出身である以上、多少待ったところで劇的に成長が期待できるわけでもないので、当初の言葉通り気にせず進めていってほしかったなあ、というのが外から見ているだけの私のお気楽な本音です。
オーヴァルブルームに限らず「小さいから成長待ち」と言われる馬についてはみんなそんな感想ですが、実際育成に携わる側からはそうも言ってられないんでしょうね。
とはいえオーヴァルブルームに関しては馬体面のみならず、普通に成長が遅めという側面もあったようです。
しかし育成自体は大きな頓挫もなく、馬体の成長を促すために時折軽めのメニューを挟んだりしつつも順調に進捗。
8月頭には美浦入厩し、8月12日にはゲート試験にも合格。
その後一旦外厩に戻り、改めて10月4日に帰厩となりました。
目標は10月最終週の新馬戦。
どの条件に使うかは迷われていたようですが、調教での走りなどから短い距離向きではなさそうという事で、30日の東京芝1800戦に向かう事になりました。
美浦帰厩後の調教に関しては、タイム的には出色というほどのものではありませんが動きはいいという事で、感触は悪くない感じ。
充分期待は持てそう。
そして予定通り出走を迎えたレースは14頭立て。
ライバルの中で事前評価が高い馬は、リスグラシューの姪ココクレーター(父エピファネイア)、加藤士師が強気なエメリヨン(父ドゥラメンテ)、ルヴァンスレーヴの弟ノルドヴェスト(父ロードカナロア)、アパパネの甥セイウンパシュート(父ハーツクライ)など。
オーヴァルブルームはプレサージオやシェットランドあたりから成る次位グループの筆頭格で、一角崩しは狙えそうという評価。
うーん、まあ妥当かな?
枠順は2枠2番に決定。
コース形態上東京芝1800は内枠有利……と思いきやあながちそうでもなく、特段有利も不利もない枠(複勝率だとむしろこころもち悪い)。
となると、大跳びと言われるオーヴァルブルームにとってはちょっと難しい枠になったと言えるかもしれません。
ハービンジャー産駒のコース実績は、可もなく不可もなくな感じ。
鞍上ミルコ・デムーロ騎手は出走メンバー中ではルメール・松山両騎手に次ぐレベルのコース好走率。
ここはその手綱さばきに期待したいところ。
有力視されるライバルたちにも例えばココクレーターには口向きの悪さ、ノルドヴェストには母系から来る芝適性への不安などが取りざたされており、新馬戦だけあって手探り感があるのはみな同じ。
オーヴァルブルーム自身も同じ立場とはいえ、運と展開が向けば一角崩し以上があってもおかしくはないはず。
頑張っておくれ!
レース内容
レース当日5レース時点の東京競馬場の天候は晴れ、芝は良。
芝コースでは前日から外寄りの枠の馬の好走が目立ち、少し不安が募ります。
オーヴァルブルームは438キロでパドックに登場。母のデビュー時よりは小さいですが、思ったよりは馬体重がある状態で出走してくれました。
とはいえ馬体に余裕があるとまでは流石に見えませんが、ゆったりと歩けていて状態は良さそう。
単勝オッズは応援票が多かったのか最初はかなり上位人気でしたが、最終オッズは11.4倍(5番人気)。
上位人気はエメリヨン(3.2倍)、ココクレーター(4.8倍)、ノルドヴェスト(5.1倍)、プレサージオ(5.3倍)の順。
鞍上ドイル騎手が影響したのかプレサージオがかなり人気していました。オッズだけ見るとこの四頭による四つ巴の様相です。
その後本場馬入場、返し馬と順調に進んでいきましたが、ゲート入りでトラブル発生。
1番人気のエメリヨンが枠入りを嫌がり、なかなか入ろうとしてくれません。
まだ外に残っていたオーヴァルブルームはエメリヨンの枠入りを待っていましたが、エメリヨンは入るどころか大暴れ。
飛んで跳ねて体ごと芝生に倒れこみ、鞍上福永騎手を盛大に振り落としてしまいます。
あっちゃ~
これは馬体検査かな、と思いましたが、立ち上がったエメリヨンに何事もなかったかのように福永騎手が再騎乗。
あれ、このまま行くのん?
そっちの方が驚きでしたが、目隠しをしてグルグル回されたエメリヨンがようやくゲート入りを果たすと、すぐに待たされていたオーヴァルブルームもすんなりとゲートイン。最後に残っていた大外シェットランドも素直に枠入りし、すぐにゲートオープン!
んんっ!?
オーヴァルブルーム、トモを落とし気味のスタートに見えました。
そこまで大きく立ち遅れてはいませんでしたが、最初鞍上デムーロ騎手が手綱を少ししごいても前には行けず(行かず?)、位置取りは後方へ。
ハナにはアルファホールがすんなりと立ち、1馬身後ろにウィッチハットとグレイトインディが並んで続きます。
ノルドヴェストはその直後の4番手グループ。エメリヨンとココクレーターは中団後方、オーヴァルブルームはココクレーターを見るような位置取りで馬群の最内を進みます。プレサージオはオーヴァルブルームの外目に陣取りました。
3~4コーナー、隊列に大きな変更はありませんが、4番手グループにいたシェットランドが外から捲り上げを開始すると、エメリヨンもその後ろから押し上げていきます。内目からはセイウンパシュートがそろそろと上昇開始。
オーヴァルブルームはセイウンの後ろで、相変わらず中団後方の最内。
直線に向き、粘りこみを図るアルファホールに迫ろうと動くのは内側から順にセイウンパシュート、グレイトインディ、シェットランド。
オーヴァルブルームはココクレーターと並んで最内から彼らの後を追いますが、残り400地点で失速しつつあるアルファホールと、外から内にヨレてきたグレイトインディとそれに押されてさらに内に来たセイウンパシュートの3頭が進路を埋める形に。
外にはココクレーターがいるのでにっちもさっちも行きません。
ああ~~~
しかしゴチャつきは長くは続かず、内側のグループから力強く抜け出して先頭に立とうとするセイウンパシュート。
それに襲い掛かろうとするのが、シェットランドを躱して馬場の中ほどを一気に伸びてくるエメリヨン。
そしてココクレーターが、グレイトインディがまた外にヨレて空いた道を突き、2頭を追う態勢。
オーヴァルブルームもバテた逃げ馬とグレイトインディを躱します。セイウンとココが抜けたことで進路はオープン。
しかし、前の流れにはついていき切れない!
ぐぬうぅぅ……
前の3頭による熾烈な優勝争いを制したのはエメリヨン。
あんたが勝つんかーい!
2着はクビ差でココクレーター、さらにクビ差の3着がセイウンパシュート。
オーヴァルブルームも最内から最後まで止まらずに頑張りましたが、大外から来たプレサージオに一気に躱され、直前にいたシェットランドには追いつけず、同じような位置にいたノルドヴェストには競り負けて、7番手での入線となりました。
結果
メイクデビュー東京
(東京・芝1800・良)
M.デムーロ(54)馬体重438
7着(14頭・5人気)
所感
悲観することはない。
レース前にあんなアクシデントがありながらも勝ち切った勝ち馬は強かったですね。
まあゲートに長時間閉じ込められた他馬たちや、外でずっとワチャワチャを見ながら待たされたオーヴァルブルームとシェットランドにも負の影響はあったかもしれませんが。
しかし、最後に伸び負けてしまう形になりましたが、オーヴァルブルームの勝ち馬からの着差は0.6秒。
残念ではありますが今後充分やっていけると思えるだけの内容は示してくれたと言えるでしょう。
結果には直線の進路取りの影響もあったでしょうし、今回は枠順が裏目に出てしまいました。大跳びと言われていた馬なので尚更ゴチャつくのは痛かった。
もう少しスタートが良くて前目につけられていれば違ったかもしれませんが、先行した組は残れなかったので何とも言い難いところ。
ただまあ瞬発力勝負は分が悪そうではあります(一応上がりは5位ですが)ので、今後スタートが上手くいけば先行策も考慮に入れて欲しいとは思います。
見る限りバテていた様子は無いので、距離は大丈夫でしょう。
今後冬場になると芝のレースが少なくなってくるので、この後無事なら続戦して早々に目途を立ててくれると安心できるのですが、まあ馬の状態第一で。
次走での巻き返しに期待します!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)