一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

広尾TC11月募集(21・22年産)を考える

広尾TC11月募集を考える

こんにちは、まちかね太です。

今回は10月21日に全容が公開された広尾サラブレッド俱楽部の追加募集、2023年・2024年2歳馬募集『Hiroo no REIWA Additional Lineup』募集馬についての簡単な感想を残してみたいと思います。

今回新たに募集をかけられるのは、1歳馬がピエノフィオレ21・フォーエヴァーユアーズ21・クエストフォーワンダー21・ベネディーレ21の4頭、当歳馬がゴッドフロアー22・スマートオランプ22・ヴェイパー22の3頭、以上の合計7頭。

1歳馬については、10月26日の近況更新で測尺も発表されました。

募集開始は11月7日。
夏の本募集から導入された会員グレードによる受付開始時間の変更は今回もあり、G1が8:00、G2(&母優)が9:00、G3が10:00、それ以外の方&新規が11:00開始となるようです。

というわけで以下、例によって馬体を見る目も血統を読む力も無いオッサンによる、ただの感想です(評価はしません)。

まちかね太
まちかね太

お暇でしたらお付き合いください。

なお、種牡馬などのプロフは一部以前投稿した募集に関する記事から流用しています。
また、募集価格の参考値ともなる種牡馬の種付け料に関しては、種付け当時ではなく募集時の相場でないと意味が無いと思いますので、最新のものを記載します。

※以下文中敬称略。各種実績は記事執筆時点の物になります。

21年産(23年2歳)募集馬

現1歳の追加募集馬は4頭。

セール購買馬にパングロス所有繁殖の仔という事前に予想されたメンツに加わったのが広尾TCとお付き合いの深い木村秀則氏の生産馬1頭という事で、サプライズ募集馬はナシ。

なお、11月いっぱいまでに申し込み完了すれば早特1の対象として18%のポイント加算があります(12月~23年1月までは9%、それ以降は通常の3%のみ)。※詳しい条件は公式HPを確認してください。

ピエノフィオレ21

ピエノフィオレ21・221018
エピファネイア(種付け時 10歳)
ピエノフィオレ(出産時 9歳)
母の父キングカメハメハ
性別
誕生日3/9
生産牧場宮内牧場
調教師蛯名正義
募集価格7800万円
遺伝子型TT型(晩成長距離)

父・エピファネイア

2010年生まれの日本産馬。父シンボリクリスエス、母シーザリオ、母の父スペシャルウィーク。

母シーザリオは日米6戦5勝。オークス-G1、アメリカンオークス-G1を制した名牝。2005年の最優秀3歳牝馬・父内国産馬。
競走馬としても優秀だったが繁殖としては更に最優クラスで、エピファネイアの他にリオンディーズ(朝日杯FS-G1)、サートゥルナーリア(皐月賞-G1、ホープフルS-G1など重賞4勝)、オープン馬のグローブシアター・ファーストフォリオ・ルペルカーリアなどを産み、孫の代からもオーソリティ(アルゼンチン共和国杯-G2連覇など重賞4勝)が出ている。

エピファネイアはシーザリオの3番仔で、日香UAE14戦6勝。ジャパンC-G1、菊花賞-G1など重賞4勝。

2歳10月にデビュー勝ちすると、そのまま3連勝でラジオNIKKEI杯2歳S-G3も制して重賞制覇。クラシックでの主役の1頭となったが、皐月賞・ダービーは共に勝ち馬から半馬身差の2着に惜敗した。
秋初戦の神戸新聞杯-G2を制して1番人気で臨んだ菊花賞を2着に5馬身差を付けて勝利し、G1初制覇。
古馬になってからは2000m戦を3連戦して善戦止まりだったが、距離を伸ばしたジャパンCで早め先頭から4馬身差圧勝劇を演じ、二つ目のG1タイトルを手にした。
翌年のドバイワールドカップ9着からの帰国後に左前脚繋靭帯炎を発症し引退、種牡馬入り。

2019年デビューの初年度産駒から牝馬三冠馬デアリングタクト、2年目産駒から牡馬二冠に加え天皇賞(秋)・有馬記念も制し年度代表馬となったエフフォーリアを輩出し、早々にトップ種牡馬としての評価を確立した。
他の主な活躍馬はサークルオブライフ(阪神JF-G1)、アリストテレス(アメリカJCC-G2)、イズジョーノキセキ(府中牝馬S-G2)など。

産駒は芝の中長距離戦を得意とし、ダートは苦手。
現時点での重賞勝ち馬は上記の5頭のみであり、コンスタントに上級馬を出すわけではないが当たれば特大ホームランというRoberto父系の特徴が出ていると評されることもある(ただし重賞2・3着馬は20頭いる)。
また、2歳の早いうちから動けるが古馬になってからの成績に陰りが見られると指摘されており、今後の古馬産駒たちがその評価を覆せるか注目。

2021年JRA総合リーディング6位。2歳リーディング2位。

ピエノフィオレ21は5世代目の産駒。

2022年種付け料・1800万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数218頭。2022年種付け頭数163頭。

母・ピエノフィオレ

2012年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母フォーリアクイーン、母の父サンデーサイレンス。

母フォーリアクイーンはJRA6戦0勝。ダート1000mの未勝利戦で5着を2回記録。叔母に仏G3勝ち馬がいる。
繁殖としてはJRA3勝馬を2頭出している。

ピエノフィオレ自身はJRA17戦1勝。最終クラスは500万下(現1勝クラス)。勝ち星は小倉ダ1700でのもの。
初仔は生後直死だったようで、現3歳の第2仔テンダーメモリー(父ダンカーク)が最初の出走産駒。中央では4戦全て掲示板外だったが、地方に転じてこの9月に浦和で初勝利を挙げている。

ピエノフィオレ21は第4仔(生後直死産駒含む)。

生産牧場・宮内牧場

2021年JRAリーディング33位。

主な生産馬はシンブラウン(阪神大賞典-G2)、シンチェスト(京都記念-G2)、テイエムジャンボ(京都記念-G2)など。※以上3頭は母ブラウンデージを同じくする兄弟馬
近年の活躍馬にはスマッシャー(ユニコーンS-G3)などがいる。

調教師・蛯名正義

今年デビューしたルーキートレーナーにして、元2500勝ジョッキー。

調教師としての研修先だった名門藤沢厩舎から一部のスタッフなどを引き継ぎ、注目度は高い。

記事執筆時点で8勝(16馬房)。

広尾では20年産世代からさっそくランドオブラヴを預託し、22年産世代もキャッツアイ22の預託が決まっているので、ピエノフィオレ21を預けることで3世代連続のお付き合いが確定している。

ランドオブラヴの外厩は松風馬事センター。

測尺

馬体重443kg、体高154cm、胸囲178cm、管囲19.5cm(10/15測定)
※参考 セレクションセール上場時 体高156 胸囲176 管囲20.0

所感

まちかね太
まちかね太

流石にやりすぎ感はある……

セレクションセールで税込み3960万円落札。

募集価格6000万円くらいかなと思っていましたが、大きく上回ってきました。

デアタク配合の牝馬。
きっといい馬なのでしょうが、牝馬の7800万募集、母の競走成績・血統に大きな強調点がない、関東の未知数厩舎所属、などの点を考えると、夏募集で予算オーバーながら出資したステラリード21(牡馬で7200万募集、母と兄が重賞勝ち馬、関西のトップ厩舎)と比較して条件が同格以上とは個人的には思えません。

ステラリード21はかなり小柄で現状大きくなってきませんが、それを差し引いてもその考えは変わりません。

私は父エピファネイアにも母系の近親馬たちにも蛯名師にも特段思い入れはありませんので、スルーします。

逆に言えば、エピファ産駒が好きな人にはこの世代広尾唯一の選択肢ですし、蛯名師に期待馬が預けられているという事でぜひ応援したいという方には(価格面の折り合いさえつくなら)良い募集馬なのでは。

公式の募集馬ポイントに「本馬に惚れ込んだ蛯名正義調教師と共に大きな夢を狙っていきたい」とあるので、セールでの選馬に調教師がかかわっている可能性もあるのかもしれませんし(根拠はないただの邪推です)。

パンフレットによるとこの馬は牝馬の5%買い戻し対象であるようなので(セール出身なので当然ではありますが)、リース供用の他の牝馬に比べると、引退時の払戻金ありという金銭面以外にもローテ・騎手選択の自由度なども含めて運用面で色々と利がある可能性もあります。
最新の規約がまだHPにUPされていないようなので、確認は必要ですが。

ただ、馬自身の条件以外に気になる事が一点。

この馬に関してはセール上場時に「公表開示事項」として、ゆう癖持ちである事と2022年1月に右飛節のOCD除去手術を行ったという術歴がある事が発表されていましたが、募集情報ではそれらに関して一切触れられていませんでした(少なくとも私はHP上にもパンフレットでも見つけられなかった)。

「調べればすぐわかる事でも調べない会員が大半だろうから不利な情報は隠ぺいしたまま売り出したれ」などとクラブ側が考えているとは流石に思いませんが、見学会のような直接意見のやり取りができる場を設けているわけでもない以上、まるっと無かったものとして進めていくのは悪手オブ悪手だと思います。

触れていない以上はクラブ側は「それらはまったく競走能力に影響する恐れはない」という判断をしているという事でしょうが、それなら「これこれこういう懸念点があったが、今ではまったく問題ない」という公式見解を出すべきだと思うのです。

無事に走れば能力の高い馬なのかもしれませんが、必ずしも順調に進まない可能性もあるのが競馬。

最初からリスクがあると知っているならのるかそるかは完全に自己責任ですが、もし何らかのバッドニュースが発生したときに初めてそれらの情報を得た出資者がいたとしたら、「知っていたら出資しなかったのに……隠しやがって……」という無駄なヘイトを産むことにもなりかねません。なにせ高額馬でもありますからね。

募集開始までの近況更新でなんらかの言及があるかと思いましたが、26日の更新では何もありませんでした。

まあ発表しなければならない法的な義務とかはないとは思いますが、

まちかね太
まちかね太

義務は無くとも
義理は有るのでは?

お商売には信頼感の醸成も大事かと……。

フォーエヴァーユアーズ21

フォーエヴァーユアーズ21・221018
リアルスティール(種付け時 9歳)
フォーエヴァーユアーズ(出産時 6歳)
母の父Motivator
性別
誕生日3/2
生産牧場パカパカファーム
調教師奥村武
募集価格2600万円
遺伝子型CT型(普通成長中距離)

父・リアルスティール

2012年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母の父Storm Cat。

母ラヴズオンリーミーは不出走。マルセルブーサック賞-仏G1など欧州の2歳牝馬G1を2勝したRumplestiltskinの妹で、欧州最強マイラーMiesqueの孫。即ちKingmamboやEast of the Moonの姪であり、Study of Manの従姉。
競走歴はないが繁殖としては名門の血を遺憾なく発揮し、リアルスティールの他にラヴズオンリーユー(BCフィリー&メアターフ-米G1などG1・4勝を含む重賞5勝)、プロディガルサン(芙蓉S)、ラングレー(洛陽S)、ラヴユーライヴなどのオープン馬を産んだほか、孫の代にもテルツェット(クイーンS-G3連覇など重賞3勝)が出ている。

リアルスティール自身は日UAE17戦4勝。ドバイターフ-首G1など重賞3勝。

2歳12月にデビュー勝ちを飾ると、2戦目でいきなり共同通信杯-G3に挑み、ドゥラメンテを半馬身差2着に下して重賞制覇。
しかし皐月賞・ダービーはドゥラメンテの前にそれぞれ2・4着、秋の菊花賞もキタサンブラックの2着に敗れてクラシック制覇はならなかった。
4歳春に遠征したUAEでドバイターフを制し、海外で念願のG1初制覇を果たす。ただ、その年の天皇賞・秋でモーリスの2着したのがその後のG1での最高着順となり、最後まで国内G1を勝つことは出来なかった。
なお、生涯4勝の全てが1800m戦。

2019年から種牡馬入りし、産駒は今年デビュー。記事執筆時点で8頭が勝ち上がっており、特にフェイトには大物候補の期待がかけられている。

フォーエヴァーユアーズ21は2世代目の産駒。

2022年種付け料・300万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数173頭。2022年種付け頭数151頭。

母・フォーエヴァーユアーズ

2015年生まれの仏国産馬。父Motivator、母Everlast、母の父Anabaa。

母Everlastは仏8戦1勝。ヴィコムテスヴィジェール賞・ケルゴルレイ賞とG2を2勝し、カドラン賞-G1で2着・3着するなどフランスの長距離レースで活躍したCut Quartzの半妹。
繁殖としては、フランスの平地競走中心にコンスタントに勝ち馬を送り出してはいるようだが、目立った実績を残した馬はいない。

フォーエヴァーユアーズ自身は仏22戦7勝。2019年11月にリヨン・パリリー競馬場の芝1マイル4ハロン(2400m)で行われたリステッド競走Prix du Grand Campで勝ち馬Pontille(この翌年G3ベルドニュイ賞2着)から9馬身差の3着に入ったのがキャリアハイ。
2400m前後の距離を中心に走り、芝だけでなくオールウェザーでの好走歴もある(2勝)ようです。

フォーエヴァーユアーズ21は初仔。

生産牧場・パカパカファーム

大樹ファーム場長、待兼牧場ゼネラルマネージャーなどを歴任したアイルランド出身のハリー・スウィーニィ氏が2001年に開設。

2007年にピンクカメオがNHKマイルカップを制して生産馬がG1初制覇。
2012年にディープブリランテが日本ダービーを制し、クラシックタイトルも手に入れた。

2021年JRAリーディング91位。

他の主な生産馬にクラリティスカイ(NHKマイルC-G1)など。

調教師・奥村武

開業からまだ10年経っていない、比較的若手の関東中堅調教師。

2021年JRAリーディング66位。
毎年20勝を少し超えるくらいの勝ち星だが、22年は記事執筆時点で既に22勝しており好調。

騎手は岩田康騎手や横山和騎手などを中心に起用しているようです。

代表管理馬はクールキャット(フローラS-G2)、ノースブリッジ(エプソムC-G3)、ライジングリーズン(フェアリーS-G3)など。

測尺

馬体重449kg、体高154cm、胸囲176cm、管囲19.7cm(10/15測定)

所感

まちかね太
まちかね太

悪くないのでは。

今回募集開始1歳馬の中で唯一の牡馬。

関東厩舎になったこともあって私は見送りますが、初仔でも尺はそれなりにあります(少なくとも夏募集牡馬よりは全体的に上回る部分が多い)し、価格も牡馬としてはお手頃の範疇。

まあワラウカド会員でもある私にとっては、パカパカ育ちの割には小さめかなという印象ではあるのですが。

母の母の父がAnabaa(スプリンター)、三代母の父がSure Blade(マイラー)ではありますが全体としては欧州長距離型の印象が強い母系が日本の競馬に合うかという不安、リアルスティール産駒が今のところ期待されたほどの動きを見せていない不安などはありますが、上手くハマれば一発あってもおかしくなさそう。

価格と期待値のバランスはいいと思います。

個人的には母系から長距離での活躍を期待してみたい一頭です(CT型ですが)。

クエストフォーワンダー21

クエストフォーワンダー21・221018
サトノアラジン(種付け時 9歳)
クエストフォーワンダー(出産時 9歳)
母の父Makfi
性別
誕生日4/26
生産牧場パカパカファーム
調教師中舘英二
募集価格1800万円
遺伝子型CC型(早熟短距離)

父・サトノアラジン

2011年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母マジックストーム、母の父Storm Cat。

母マジックストームは米12戦3勝。モンマスオークス-G2勝ち馬。
繁殖としても優秀で、サトノアラジンの他にラキシス(エリザベス女王杯-G1、大阪杯-G2)、フローレスマジック(福島牝馬S-G3・2着)などを産んでいる。

サトノアラジン自身は日香29戦8勝。安田記念-G1など重賞3勝。

2歳8月にデビュー勝ちし、直後から重賞戦線に挑戦。好走はするものの賞金加算には至らず、春のクラシックには出走出来なかった。夏に自己条件を連勝し、秋の菊花賞には出走が叶うも6着。
以降はマイルから1800の距離を中心に走り、4歳春にオープン入り。秋にはマイルチャンピオンシップで4着と、一線級でも好走できる力を身につける。
5歳時に京王杯スプリングC-G2を制して重賞初制覇。秋にはスワンS-G2も勝ったが、この年はG1では入着まで。
しかし翌年の安田記念で連覇を狙ったロゴタイプを最後に捉えて勝利し、ついに念願のG1ウイナーとなった。

2018年から種牡馬入りし、昨年初年度産駒がデビュー。JRAより先にシャトル先のニュージーランド産馬から豪州重賞ウイナーが出現した。
現在のところ牡馬産駒はダート中距離、牝馬産駒は芝短距離での活躍が目立つ。
2021年2歳リーディング31位(ファーストシーズンリーディングは7位)。

代表産駒はGrand Impact(MRCブルーサファイヤS-豪G3)、Sacred Satono(カウンティーズチャレンジS-新L・2着)、ウェイビー(コスモス賞-OP・3着)など。

クエストフォーワンダー21は第3世代の産駒。

2022年種付け料・100万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数124頭。2022年種付け頭数64頭。

母・クエストフォーワンダー

2012年生まれの英国産馬。父Makfi、母Sinndiya、母の父Pharly。

母Sinndiyaは愛4戦1勝。英愛ダービー、凱旋門賞などG1・4勝のカルティエ賞最優秀3歳牡馬Sinndarの1歳上の半姉。
繁殖としてSindirana(リングフィールドオークストライアルS-L)を出している。

クエストフォーワンダー自身は英10戦4勝。
オールウェザーでクラス5を2勝(メイドンとハンデ戦)、芝でクラス5とクラス3のハンデ戦をそれぞれ1勝という内容。
勝ち距離は1マイルから1マイル4ハロンまで。2400m前後の距離を中心に走っていたようです。
繁殖としては初仔からすべて広尾TC所属となっており、現3歳の第2仔ウィンダミア(父ミッキーアイル)がJRA2勝。

クエストフォーワンダー21は第4仔。

生産牧場・パカパカファーム

フォーエヴァーユアーズ21の同項目参照。

調教師・中舘英二

開業からはまだ10年経っていない関東の中堅調教師。元ジョッキー。
2020年はリーディング22位に食い込み、関東厩舎の中では上位に入りつつある。

2021年JRAリーディング48位。

田辺騎手を起用することが多い。

代表管理馬はハービンマオ(関東オークス-Jpn2)、オールアットワンス(アイビスサマーダッシュ-G3)、ビービーバーレル(フェアリーS-G3)など。

測尺

馬体重426kg、体高152cm、胸囲179cm、管囲19.0cm(10月中旬測定)

所感

まちかね太
まちかね太

見た目は好み。

昨年募集の全兄セントアイヴスから300万円上積みした価格になりましたが、昨今の情勢を考えると妥当の範疇でしょう。

どうやら私はサトノアラジン産駒の見た目が好みのようで、昨年の募集馬で一番見た目が良く見えた兄に続き、この妹も馬の形は好きな感じです。まあ兄よりサイズ面ではかなり見劣りはしますが。

ただ、私の出資基準に自分の相馬的好みは入れておらず、自己ルール上では父が齢を重ねたことなどで兄の募集時よりも評価点が落ちる為、スルーします。

とはいえウィンダミア・セントアイヴスと出資馬2頭の妹であるので、応援は惜しみなくしていきたいと思います。

半兄ウィンダミアは現状ダートで2勝していますが、妹は父サトノアラジンとはいえ牝馬なので芝での活躍を期待することも出来るでしょう。

加えて、いまだデビュー出来ていないCT型の全兄セントアイヴスと違ってCC型なので、早期からの稼働にも期待したいところ。

なお、この馬はパンフレットによれば牝馬の5%買い戻し対象外なので、その点注意されたし。

ベネディーレ21

ベネディーレ21・221018
リオンディーズ(種付け時 7歳)
ベネディーレ(出産時 14歳)
母の父クロフネ
性別
誕生日1/30
生産牧場木村秀則
調教師田中克典
募集価格1800万円
遺伝子型TT型(晩成長距離)

父・リオンディーズ

2013年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母シーザリオ、母の父スペシャルウィーク。

母実績はエピファネイア(ピエノフィオレ21)の同項目参照。

リオンディーズ自身はJRA5戦2勝。朝日杯FS-G1勝ち馬。

2歳11月の新馬戦を勝利し、2戦目でいきなり迎えたG1・朝日杯FSでエアスピネルを下して優勝。この年の最優秀2歳牡馬に選ばれる。
しかし3歳初戦の弥生賞-G2でマカヒキの2着に敗れ、続く皐月賞・ダービーはともに5着と、春のクラシックは善戦止まりに終わった。
秋に向けての調整中に屈腱炎を発症し引退、種牡馬入り。

初年度産駒は2020年にデビューし、芝の長距離からダートまで様々なカテゴリで活躍馬を出している。
2021年JRA総合リーディング20位。2歳リーディング12位。

代表産駒はリプレーザ(兵庫チャンピオンシップ-Jpn2)、アナザーリリック(福島牝馬S-G3)、テーオーロイヤル(ダイヤモンドS-G3)など。

2022年種付け料・400万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数149頭。2022年種付け頭数143頭。

母・ベネディーレ

2007年生まれの日本産馬。父クロフネ、母ブレッシング、母の父マルゼンスキー。

母ブレッシングはJRA9戦1勝。最終クラスは500万下。牝馬三冠馬スティルインラブの半姉で、ビッグバイアモン(ラジオたんぱ賞-G3)の半妹。
繁殖としては優秀で、アズマシャトル(小倉記念-G3)、ピサノパテック(UHB杯)などを産んでいる。

ベネディーレ自身はJRA11戦1勝。最終クラスは500万下。
繁殖としてはガンサリュート(京成杯-G3・2着)、パブロフテソーロ(クローバー賞-OP・2着)などを産んでいる。
広尾TC所属の現3歳1勝馬アリシアンは第8仔に当たる。

ベネディーレ21は第9仔。

生産牧場・木村秀則

広尾TC関連の母馬を数多く預かって頂いている、メインの預託先。

今年広尾TCのパンサラッサがUAEのG1・ドバイターフを同着優勝し、G1馬輩出ブリーダーの仲間入りを果たした。

2021年JRAリーディング56位。

代表生産馬はパンサラッサの他にキングエルメス(京王杯2歳S-G2)、クレッシェンドラヴ(福島記念-G3など重賞2勝)など。

調教師・田中克典

昨年開業した関西の新鋭調教師。元ジョッキー。矢作芳人調教師の娘婿でもある。
その縁もあってか、開業当初から広尾の馬を預かっている。

2021年JRAリーディング126位。今年は既に馬房数(18)を上回る20勝を挙げ、リーディング40位台に浮上してきている。

主な起用騎手は坂井瑠星騎手・高倉稜騎手・吉田隼人騎手など。

代表管理馬はピンハイ(チューリップ賞-G2・2着)など。

測尺

馬体重410kg、体高156cm、胸囲175cm、管囲19.5cm(10/19測定)

所感

まちかね太
まちかね太

ちょっと小さいかな?

私は自分の出資基準から外れるのでスルーですが、諸々の条件的には悪くなさそうです。

ただ、1月生まれの割に馬体重がないのは気になります。
この世代の木村秀則牧場産馬は大半が小さめなような気がしますが……。

測尺の数値的にはもっと体重があってしかるべきな感じですから、この後成長する可能性はありますが、少し様子見はしたいところ。

現状では姉アリシアンの募集時に比べるとやや見劣る印象はあります。

あとは田中克師がつい最近よそのクラブとひと悶着あったというような話もあり、そのあたりも気になる人は気になるかもしれません。

また、この馬もパンフレットによれば牝馬の5%買い戻し対象外なので、注意されたし。

22年産(24年2歳)募集馬

当歳募集は3頭。

木村秀則牧場1頭・桑田牧場2頭という出身牧場の構成は想定内でしたが、メンツが想定外でした。

特に桑田組は、もし今年も提供があるならエピファレーヌの仔(リアルスティールの牝馬でした)がラインナップ入りする可能性が高いのではと思っていて、ヴェイパーはともかくスマートオランプの仔が来たのは驚き。

あと唯一の木村産であるゴッドフロアー22の価格にも驚き。

なお、11月いっぱいまでに申し込み完了すれば早特1の対象として18%のポイント加算があります(12月~23年1月までは15%、2月~7月までは12%、8月~24年1月までは9%、それ以降は通常の3%のみ)。※詳しい条件は公式HPを確認してください。

ゴッドフロアー22

ゴッドフロアー22・221018
モズアスコット(種付け時 7歳)
ゴッドフロアー(出産時 12歳)
母の父ハーツクライ
性別
誕生日2/15
生産牧場木村秀則
調教師矢作芳人
募集価格5100万円
遺伝子型CC型(早熟短距離)

父・モズアスコット

2014年生まれの米国産馬。父Frankel、母India、母の父ヘネシー。

母Indiaは米15戦6勝。コティリオンBCH-G2など重賞2勝。ファンタジーS-米G2・2着のMisty Hourの娘で、To Honor and Serve(ウッドウォードS-米G1などG1・2勝を含む重賞6勝)、Angela Renee(シャンデリアS-米G1)の叔母。
繁殖としては、モズアスコットの他に米リステッド勝ち馬Kareenaを産んでいる。

モズアスコット自身は日香26戦7勝。安田記念-G1、フェブラリーS-G1など重賞3勝。

デビューは3歳6月と遅かったが、3戦目の7月中京で初勝利を挙げるとそのまま4連勝で11月にオープン入り。
オープン級では惜敗続きだったが、連闘で臨んだ4歳の安田記念を9番人気ながら勝利し、重賞初制覇がG1初制覇となった。
しかしその後5歳いっぱいまで、スワンS-G2で2年連続2着した以外は着外ばかりというスランプに陥る。
目先を変えて6歳の初戦で初ダートとなる根岸S-G3に挑戦し、見事に復活勝利。続くフェブラリーSも制して、芝ダートの東京マイルG1を制した馬となった。
その後はマイルCS南部杯-Jpn1で2着したのが目立つ程度だったが、12月のチャンピオンズC(5着)を最後に無事種牡馬入り。

ゴッドフロアー22は、その初年度産駒。

2022年種付け料・250万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数167頭。2022年種付け頭数139頭。

母・ゴッドフロアー

2010年生まれの日本産馬。父ハーツクライ、母ウェルシュステラ、母の父Zafonic。

母ウェルシュステラは愛国産のマル外としてJRAで走り、37戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。Second Empire(グランクリテリウム-仏G1など重賞3勝)、Balestrini(バリサックスS-愛G3)の姪。
繁殖としてステラリード(函館2歳S-G3)を産み、孫にキングエルメス(京王杯2歳S-G2)がいる。

ゴッドフロアー自身はJRA32戦3勝(交流2戦0勝、障害3戦0勝を含む)。平地での最終クラスは1600万下(現3勝クラス)。
繁殖としては生後直死産駒が2頭出るなどトラブルもあり、既走産駒はゴッドシエル1頭のみ(未勝利)。

ゴッドフロアー22は第5仔(生後直死産駒含む)。

生産牧場・木村秀則

ベネディーレ21の同項目参照

調教師・矢作芳人

広尾民に神と崇められるリーディングトレーナー。
今年パンサラッサ・バスラットレオンをドバイで勝利に導いた快挙は記憶に新しい。

2021年JRAリーディング2位。

代表管理馬はコントレイル(クラシック3冠などG1・5勝を含む重賞7勝)、ラヴズオンリーユー(ブリーダーズカップフィリー&メアターフなどG1・4勝を含む重賞5勝)、リスグラシュー(有馬記念などG1・4勝を含む重賞6勝)、マルシュロレーヌ(ブリーダーズカップディスタフ-G1など重賞(Jpn含む)5勝)など。

騎手は所属騎手を起用する事が多い。

測尺

不明

所感

まちかね太
まちかね太

ほう、これは驚きです。
(いろいろな意味で)

モズアスコット産駒で5000万越え、驚きです。
まさかの矢作厩舎入り、驚きです。
お尻ムキムキマッチョマン、驚きです。

父モズアスコットが矢作厩舎出身という事を考えれば所属厩舎に驚きを感じることは無いのかもしれませんが。

当歳にしてこのマッチョぶりもまた、矢作師のお眼鏡に叶った一因なのでしょうか。

ただまあ正直な話、厩舎プレミアムで2000万円分くらいは上乗せされている気はするので、元々よほどのNG厩舎でなければ出資したいと思っていた身からすれば別の厩舎でも良かったかな~なんて思ってみたり。

この世代の木村秀則牧場やパカパカF産の広尾関係の産駒に栗毛馬が少ないので、栗毛スキーとしては貴重な馬だったのですが、値段ももちろん競争率も高くなりそう。

と言いつつ既に出資する気はマンマンな訳ですが、不安点ももちろんあります。

海の物とも山の物とも知れない最新種付け料250万円の新種牡馬産駒に募集価格5000万オーバーでどこまで回収できるかという現実的な問題もそうですが、一番は母の仔がここまで体質・精神面に脆さを見せている事。

初仔の18年産ゴッドシエルは行きたがる気性が改善されず、競馬に行くたびに馬体重が大きく減少していたこともあって中央4戦全て2ケタ着順でファンド解散(地方で現役続行中)。
現2歳の20年産ヴァリアントゴッドは今年2月に種子骨炎を発症し、夏にやっと良化してきたと思ったら9月に種子骨骨折。
19年・21年に生まれた産駒は共に生後直死と記録されており、ゴッドフロアーの仔はここまで順調さを欠くことが日常茶飯事と言った様相。

幼くしてムキムキマッチョマンに見えるゴッドフロアー22も、これから成長していくにつれ体質に不安が出てくる可能性は否定できません。

従兄弟にあたるステラリード産駒たちもよく骨折したりしているので、母系的にやや体質が脆いかもという危惧はつきまといます。

その点から考えればギリギリまで様子見の時間があればいいのでしょうが、矢作厩舎になったこともあって猶予はそんなになさそうにも思います。
速めのタイミングで決断せざるを得ない可能性は高そう。

あとはその矢作厩舎であることによって、もし体質に問題なく大活躍できた場合にキングエルメスパターンの海外遠征に連れていかれる可能性がある事も、リスクと捉えることも出来るでしょう。

仮に活躍したとて、それがストレスになる方には向いていない募集馬でしょうね。キングエルメスより高額なので、費用対効果面からは尚更です。

まあ私は出資するつもりです。CC型という事で早くからの活躍を期待したいところ……ですが、まずは順調に成長してもらうことが肝要。
この価格で物理的に走れもしないなんてことにはなってほしくはないなあ。頭の片隅で覚悟はしておきますが。

あと、ハイアーラヴ一族の「ラヴ」縛りのように、ゴッドフロアーの仔は馬名に「ゴッド」縛りがつくのでしょうか。
馬名の意味からはGodfroyは日本語では一般的にゴドフロワと表記される人名由来ですが、縛りがあるなら音楽系の馬名は考えるだけムダか……?
音楽の神様にするとか?

まちかね太
まちかね太

まあそれこそ出資出来てから
考えろ、ってなもんですな。

スマートオランプ22

スマートオランプ22・221018
ミッキーアイル(種付け時 10歳)
スマートオランプ(出産時 8歳)
母の父キングズベスト
性別
誕生日4/25
生産牧場桑田牧場
調教師武英智
募集価格3500万円
遺伝子型TT型(晩成長距離)

父・ミッキーアイル

2011年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母スターアイル、母の父ロックオブジブラルタル。

母スターアイルは愛国産のマル外としてJRAで走り、13戦2勝。最終クラスは500万下。米仏で重賞2勝のアイルドフランスの娘で、ダイヤモンドビコー(阪神牝馬S-G2など重賞4勝)の姪、アエロリット(NHKマイルC-G1など重賞3勝)の伯母。
繁殖としてはミッキーアイルの他にタイセイスターリー(シンザン記念-G3・2着)などを出している。

ミッキーアイル自身は日香20戦8勝。マイルCS-G1、NHKマイルC-G1など重賞6勝。

2歳9月にデビューし、11月の2戦目で初勝利。そこから5連勝でNHKマイルCまでぶっこ抜き、一気にG1馬に。
その直後に3歳で挑戦した安田記念を16着、休み明けのスワンS1着を挟んでマイルCSでも13着に敗れると、以降は1400以下のスプリント路線を中心に歩んだが、4歳時は好走止まりで勝ち切れなかった。
しかし5歳時は阪急杯勝ちからスタートし、高松宮記念・スプリンターズSで連続2着した後、久々のマイル戦だったマイルCSを制して二つ目のG1タイトルをゲット。その次走阪神C(6着)を最後に引退、種牡馬入りした。

産駒は2020年にデビュー。
激しい気性による破天荒さでアイドル化しつつあるメイケイエール(セントウルS-G2など重賞6勝)などの活躍馬を出し、次代の短距離種牡馬界の旗手として期待されている。

他の代表産駒はナムラクレア(函館スプリントS-G3など重賞2勝)、デュアリスト(兵庫ジュニアグランプリ-Jpn2)など。

牝馬は芝の短距離中心だが、牡馬はダート馬になる事も多い。
2021年JRA総合リーディング27位、2歳リーディング15位。

スマートオランプ22は第5世代の産駒。

2022年種付け料・250万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数155頭。2022年種付け頭数136頭。

母・スマートオランプ

2014年生まれの日本産馬。父キングズベスト、母タバサトウショウ、母の父ダンシングブレーヴ。

母タバサトウショウはJRA6戦1勝。最終クラスは500万下。エプソムC-G3勝ち馬サマンサトウショウの娘。
繁殖としてはかなり優秀で、宝塚記念などG1・3勝を含む重賞6勝を挙げたスイープトウショウの他、ピンクカメハメハ(サウジダービー)、トウショウフリーク(関越S)などを出している。

スマートオランプ自身は不出走。
現3歳以上の産駒は2頭いるが、共にJRAでは未勝利(2頭とも地方移籍後に複数勝利してはいる)。

スマートオランプ22は第5仔。

生産牧場・桑田牧場

ここ数年、広尾に主に内国産繁殖で筋の通った血統の馬を提供してくれている牧場。
大体当歳募集で2頭くらいの事が多い。

なお、ここの生産馬はレースで松田騎手を起用する事が多くある。

2021年JRAリーディング44位。

主な生産馬はカチウマホーク(鳴尾記念-G2)、ショウナンアルバ(共同通信杯-G3)、ショウナンタレント(フラワーC-G3)など。

調教師・武英智

開業から年数も経っていないが、上位へ切り込みつつある関西の新進調教師。

2021年JRAリーディング30位。22年は現時点で馬房数(20)を大きく上回る28勝を挙げ、リーディング10位台にいる。

代表管理馬はメイケイエール、ペプチドバンブー(名鉄杯-OP)など。

起用騎手は富田暁騎手、松田大作騎手などが中心の模様。

測尺

不明

所感

まちかね太
まちかね太

現時点では割高感あり。

ミッキーアイル産駒が武英智厩舎所属という事で、あからさまにメイケイエール人気へのあやかりを狙っていると思われる募集馬。

母馬は桑田牧場所有馬のようですが、産駒はこれまで母現役時の個人馬主さんがずっとお持ちになっていたので広尾に回ってきたのは意外でした。

これをどう捉えるべきか……。

その辺の思惑を類推(邪推?)するのも楽しいですが、それがどうあれ父ミッキーアイル・母不出走・兄姉未勝利という条件で3500万円募集は当歳の現時点で手を出すには割高かなあと。

同期にゴッドフロアー22がいるので目立ちませんし、割高具合で言えばマシだとは思いますが。

ミッキーアイル産駒ですがTT型なので、血統のイメージと遺伝子検査の結果が若干乖離している感があり、デビュー後のローテや結果次第では運用にストレスがたまりやすくなるかもしれないのも懸念点。

個人的にはこれから育成の過程を見守りつつ、価格に見合う成長を見せてくれるか見守りたいところ。

厩舎は優秀だと思いますが、生産牧場関係なく普通に松田騎手を多用しているようですので、牡馬ですが主戦騎手になる可能性は大いにありかと思われます。騎手にアレルギーがある方は覚悟のうえでどうぞ。

ヴェイパー22

ヴェイパー22・221018
ブリックスアンドモルタル(種付け時 7歳)
ヴェイパー(出産時 14歳)
母の父Galileo
性別
誕生日3/10
生産牧場桑田牧場
調教師栗田徹
募集価格3000万円
遺伝子型TT型(晩成長距離)

父・ブリックスアンドモルタル

2014年生まれの米国産馬。父Giant's Causeway、母Beyond the Waves、母の父Ocean Crest。
母Beyond the Wavesは米仏で25戦3勝。リステッド勝ちの他、ロワイヤリュー賞-G2・2着など重賞2着が4度ある。

自身はアメリカの芝レースのみを走り13戦11勝。BCターフなどG1・5勝を含む重賞7勝。
デビューは3歳2月と遅く、キャリア途中で1年の休養もあるなど必ずしも順風満帆な競走生活では無かったが、長期休養明けとなった4歳12月のアローワンスから引退レースとなった5歳11月のBCターフまで1年間を7戦無敗(うちG1・5勝)で駆け抜けた。
その結果、ダートメインのアメリカで芝しか走った事のないブリックスアンドモルタルが年度代表馬に選ばれる。

社台の吉田照哉氏が事前に種牡馬としての権利を購入しており、引退後はすぐに日本へ輸入され無事種牡馬入り。

ヴェイパー22は第2世代の産駒

2022年種付け料:600万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。
2021年種付け頭数180頭。2022年種付け頭数127頭。

母・ヴェイパー

2008年生まれの英国産馬。父Galileo、母Love The Rain、母の父Rainbow Quest。

母Love The Rainは仏3戦1勝。Bonash(マルレ賞-仏G2など重賞3勝)の全妹、Media Nox(ブエナヴィスタH-米G2など重賞2勝)の半妹で、Nebraska Tornado(ディアヌ賞(仏オークス)-仏G1、ムーランドロンシャン賞-仏G1)の叔母。
繁殖としてRaincoat(ダンテS-英G2・2着)、Quenched(英リステッド勝ち)を産み、孫の代に豪州重賞馬がいる。

ヴェイパー自身は仏3戦0勝。
現3歳以上の産駒は米国時代に4頭、輸入されてから2頭が走っているが、持ち込み馬の第5仔ニルカンタテソーロがJRA2勝したものの、ほかに目立つ実績を残した馬はいない。
第6仔リナーシェ(父キングカメハメハ)は広尾所属馬として走ったがJRA9戦未勝利、最高着順は4着だった(現在は地方移籍して1勝)。

ヴェイパー22は第9仔。

生産牧場・桑田牧場

スマートオランプ22の同項目参照。

調教師・栗田徹

毎年25~30勝前後の勝ち星を挙げている関東の中堅厩舎。
タイトルホルダーの存在でその名が一気に全国区に。

他の主な管理馬はアルクトス(南部杯-Jpn1連覇)、シャインガーネット(ファルコンS-G3)など。

2021年JRAリーディング41位。

騎手起用は関東の上位ジョッキー中心。

測尺

不明

所感

まちかね太
まちかね太

顔は好き。

長いまつ毛にぱっちりとした瞳、形の良い流星と、なかなかの美女っぷり。青鹿毛には見えませんが。

価格は昨年の桑田牧場産ブリックスアンドモルタル牝馬サンドクイーン21より200万円上がっていますが、情勢を加味すると評価額としてはサンドクイーン21より下なのではないでしょうか。

母の繁殖成績は優れているとは言い難いですが、日本で競走実績があるのはニルカンタテソーロとリナーシェだけで、ニルカンタは2勝しているわけですから、あながち日本に合わない母馬だと決めつけることは出来ません。

とはいえブリックスアンドモルタル自体が未知数なのに加え、ニルカンタもリナーシェも馬格に恵まれた馬ではない(広尾の会員ならリナーシェの馬体重苦闘っぷりは記憶に残っている人も多いはず)ので、様子見はしたいところでしょう。

一応最初の近況更新では「骨格の良いミドルサイズの馬体」と言われていますが、こういうセリフは親の欲目でワンサイズ大きく言われている事が殆どのように思いますので、現状では馬格に不安があると見ておいた方が精神衛生上安全かな。

なお、この馬はパンフレットによれば牝馬の5%買い戻し対象外なので、その点注意されたし。

まとめ

以上、適当感想でした。

まちかね太
まちかね太

お付き合いいただき
ありがとうございました!

今回の募集に関しては、私は1歳馬は全スルー、当歳も募集開始日に突撃するのはゴッドフロアー22だけという形になりそうです。

まあ当日仕事があるので、場合によっては売り切れてしまい出資ゼロになってしまう可能性もなきにしもあらず。3000口なので大丈夫だとは思いますがどうでしょう。

価格面については、見た瞬間は「高っ!?」と思う事も多いですが、価格と当該馬の魅力が釣り合わないと思うのなら見送ればいいだけの話ですし、是非を論ずるほどの事でもないでしょう。低価格帯の馬は妥当なレベルに収まっていますし。

まちかね太
まちかね太

もちろん安い方がありがたくはありますよ~

ただ、高額にするならいつも以上に説明責任はしっかりしてほしいとは思います。

耳ざわりのいい美辞麗句ばかりを並べるのではなく、不安点もしっかり事前に提示した上で「出資は自己責任です」とやってくれると信頼感も増すんですけど。

競走馬ファンドをやろうという人は「分の悪い賭けは嫌いじゃない」人間が多いとは思いますが、目隠し紐なしバンジーが好きな人間は流石にそうそういないでしょうからね。

最後は本筋とズレてしまいましたが、皆様もお気に入りの馬に出資できますように。

まちかね太
まちかね太

ぜひ楽しい出資ライフを!

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

※当記事はあくまで個人の感想であり、特定のファンドへの出資を推奨または制止するものではありません。
また、記事中のデータは執筆時点での正確なものを掲載するように努めてはおりますが、必ずしも正確性を担保するものではありません。
ご利用される場合は必ずご自身で情報を精査された上で、自己責任でお願い致します。

-一口馬主, 広尾サラブレッド俱楽部
-, , ,