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秋風わたる草の原 淡く色づく ホルトバージ(YGG出資馬出走報)

秋風わたる草の原 淡く色づく ホルトバージ

こんにちは、まちかね太です。

10月14日の京都8レース・紫菊賞(1勝C・京都・芝1800)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬ホルトバージが出走しました。

初重賞挑戦だった前走を残念ながら完敗した後、1ヵ月ほど外厩でリフレッシュ&再調整。

仕切り直しの一戦となる今回は、候補として挙げられていた3つのレースの中からメンバーレベルが最も低そうな所を狙い撃ちする形での出走となります(なお出走頭数5頭で、完走すれば掲示板確定)。

ここで力的に引けを取ることは無いでしょう。

しかし、ホルトバージ本来の距離適性としては「もって1600」というようなコメントが度々出されていることもあり、自身の適性に合致してる条件であるかという点においてはいささかの不安が。

まちかね太
まちかね太

このレース選択、吉凶いかに?

以下、期待も不安も相応に抱えて見ていたレースのレポートです。

出走馬プロフィール・ホルトバージ

ホルトバージ

(牡2・キンシャサノキセキ×プレインズウーマン by Zensational)
栗東・寺島良厩舎

ここまでの戦績:3戦1勝(1・0・0・0・0・2)

前走:8月27日・新潟2歳S(G3・新潟・芝1600)11着(→レース記事はこちら) 中6週

レースまでの状況

初重賞挑戦だった前走では出遅れから押し上げた際にハミを噛んでしまい、直線では余力無く最後は流す形でゴール。

レース後は脚元には問題は無かったものの、左トモの軽いケガや右トモの疲労を押しての出走だったこともあってか、その後の阪神開催は見送って京都・東京開催辺りで次走を考えるという方針に決定。

8月29日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。

移動後は流石にお疲れで、当初はマシン運動だけで様子見。
特に前走前から引き続いての右トモ部分を始め、体の後ろ側に疲れが来ている様子。

しかし、それもケアをしながら上げて行ける範囲だという話で、実際9月13日には15-15を開始され、以後も順調にペースアップ。

週2本の強めも問題なく行えるようになり、9月26日に栗東に帰厩しました。

次なる目標は10月14・15日の週。
帰厩直前の時点で挙げられていた候補は15日のもみじS(OP・京都・芝1400)と14日の紫菊賞(1勝C・京都・芝1800)でしたが、10月5日の近況で新たに14日東京で行われるプラタナス賞(1勝C・ダ1600)も選択肢に追加され、この3レースの出走想定を見ながらどこに出るか検討していくことに。

まちかね太
まちかね太

ふむふむ。

特別登録が出る前の時点での個人的な希望としては、1・もみじS、2・紫菊賞、3・プラタナス賞の順。

もみじSと紫菊賞に関しては、ホルトバージ自身の力を十全に発揮するには(これまでの騎乗者たちのコメントからも)短距離の方がいいのでは? という考えからこの順に。
出遅れ問題などがあるので、一概に短距離の方が良いとは言い切れない部分もあるとは思いますが。

プラタナス賞を一番最後に置いたのは、この時期のダート上級戦は数が少なく、どう考えてもメンバーレベルが高くなることが容易に予想されるからです。
ダート1勝C戦は年が明ければ番組も増えるはずですし、挑戦はそこまで待っても遅くないというのが個人的な考え。

もちろん、今ダート特別戦を勝てば2歳交流重賞戦線への道が開けるのは理解しています。
芝重賞で完敗を喫した以上、今すぐ重賞戦線での華々しい活躍を願うのであれば目先をダートに変えての覚醒狙いが妥当だとは思いますが、決して分のいい賭けでもないので、その前にまず芝短距離での現時点の力を確認したいというのが自分の希望。

そんなことをとりとめもなく考えているうちに日々は過ぎ、10月9日に各レースの特別登録の状況が出ました。

もみじS・紫菊賞は例年通り登録数は少なく、どちらもこの時点で既に一桁頭数。対し、プラタナス賞は多頭数確実な数が登録していました。
メンバーレベルとしては、紫菊賞が最も与しやすそうな感じ。

この状況を受けて、10月10日の近況でホルトバージは紫菊賞に向かう旨が発表されました。

まちかね太
まちかね太

まあ妥当なところ。

自分の希望と完全に合致する選択ではないですが、相手関係的に最も確実な結果が期待できるのはここでしょう。
この決定に否やはありません。

騎手も岩田望来騎手に決定し、最終追い切りはしまいを伸ばす形でいい感じ。
距離面に些か不安は残りますが、力を発揮するに十分な状態と言えそうです。

そして木曜、出馬確定したレースは最終的に5頭立てに。

まちかね太
まちかね太

これはラッキー!

完走すれば掲示板は確定という事になりました。このレースを選択された甲斐もあったというものです……が、もちろんそれで満足しているわけにはいきません。

こうもお膳立てが整ったからには、一つでも上の着順を目指してもらわねば。

というわけで、ホルトバージの前に立ちふさがるライバルたちをチェック。

1番人気確実とみられるのは、友道厩舎のジュンゴールド(父エピファネイア)。
8月の小倉芝1800新馬戦で、短い直線だけで他馬を突き放す豪快な差し切り完勝を演じた馬。ここはそれ以来、中7週でのレースとなります。
他の出走馬は皆少なくとも一度は完敗を経験しているので、馬柱がキレイなのはこの馬だけ。将来的な可能性という意味も含め、最注目されるのは当然ではあるでしょう。

続く2番人気濃厚なのは、今を時めくスワーヴリチャード産駒ナムラフッカー
初戦は完敗を喫したものの、2戦目の前走・阪神芝1800未勝利戦で、9頭立て7番人気の低評価をあざ笑う見事な逃げ切りで快勝してきた馬。

他の2頭は共に前走で未勝利勝ち直後に野路菊S(OP・阪神・芝1800)に挑んでいた馬で、7頭立ての5着だったフナデ(父ゴールドシップ)と6着だったモアリジット(父ロードカナロア)。

これらに、前走で未勝利勝ち直後に挑んだ新潟2歳S(G3)で12頭立ての11着だったホルトバージが加わるという構成です。

ホルトバージに限らず出走全馬に言えることではありますが、なにかしらの不安があったとしてもある程度以上の走りを見せてもらわないと今後が厳しくなりそうなメンツではあります。

とはいえホルトバージはこのメンツにあっても事前評価が高いわけではありませんが、ナムラフッカー以下とは戦績的にも差があるわけでもありませんし、ジュンゴールドはキャリア一戦・休み明けで色々と未知数。

まちかね太
まちかね太

何かが起こっても
おかしくはない……はず!

枠は1枠1番。
一応データ的には芳しくない枠ですし、スタート不安のあるホルトバージ自身の状況からも良くはないでしょうが、なにしろ5頭しかいないのでそこまで気にする必要もないか。

騎手のコース実績は悪くなく、キンシャサノキセキ産駒はこの距離にはほとんど出ていないので参考外。

総合的なコースの相性データとしても、良いとはいえないが気にするほどでもないという感じになるでしょうか。

まあやはり距離不安はどうしても拭いきれませんが、実際に未勝利戦をこの距離で勝っているわけですからどうにもならないわけでは無い事は証明済み。
どスローの上り勝負になったとしても、過去3戦中2戦で上がり1位タイという実績があるホルトバージなら十分対応してくれるはず。

まちかね太
まちかね太

何かを起こしてくれ~!

願わくば勝ち負けまで行ってほしい!

レース内容

当日8レース時点の京都競馬場は曇り、芝は良。

ホルトバージは前走比マイナス6キロの466キロで登場。パドックでは細くも見せず、外側を落ち着いて周回。気合も程よく乗っている感じで、状態は良さそうに見えます。

単勝人気はジュンゴールドが1.5倍で圧倒。以下3.7倍のナムラフッカー、7.7倍のフナデと続き、ホルトバージはモアリジットとの争いにも敗れて最低人気14.1倍。

さすがにバカにされすぎかな?

まちかね太
まちかね太

見返したりや~!

本場馬入場以降もトラブルはなく、ゲート入りも皆つつがなく進行。大外5番ナムラフッカーもすんなり入って準備完了。

ゲートオープン!

まちかね太
まちかね太

よし!

ホルトバージは無難なスタート。他ではフナデが若干後ろからになりましたが、それでも各馬あまり差のない発馬。

まずナムラフッカーとモアリジットが前へ行く構えを見せ、ホルトバージは馬なりでその後ろ。
前2頭との差はあっという間に3馬身ほどまで開きましたが、鞍上に急ぐ素振りは無くその位置で進めていくようです。
人気のジュンゴールドはホルトバージの1馬身後ろ、少し離れた最後方にフナデという形になりました。

これで展開が決したかと思いきや、2コーナーとの合流地点を過ぎ向こう正面へ入った所で早くも動きが。

なんとジュンゴールドが外から一気に押し上げ、ハナを切っていたナムラフッカーまでまとめて交わして単騎先頭に躍り出ます!

まちかね太
まちかね太

おお~~?

同時にホルトバージも前との差を詰めていきましたが、こちらはモアリジットの後ろに取りついたところで抑え加減にされたシーンもありました(モアリジットとジュンゴールドに挟まれて狭くなった?)。
しかし一瞬の停滞ののち外からそのままモアリジットに並びかけて共にナムラフッカーにも追いつき、内からスルスル上がってきたフナデも加えた4頭が一団になってジュンゴールドを追いかける形に。

一時は2馬身ほど抜け出したジュンゴールドでしたが、3コーナー入り口で後続が追い付き、固まって坂を駆けあがります。

その流れの中でまた馬群が割れ始め、前にジュンゴールドとモアリジット、2馬身遅れでナムラフッカーとホルトバージ、更に2馬身遅れでフナデという形になったところで残り800を通過、坂の下りへ。

そのまま坂を下り切り、4角も回って直線へ。
先頭はジュンゴールド、その外2番手にモアリジット。ナムラフッカーは内を突こうとし、ホルトバージはモアリジットの外へ出そうとしている様子。フナデは大外へ。

皆手応えは残っていそう!

まちかね太
まちかね太

行けるか~!?

残り300、鞍上の手綱が動き始めたジュンゴールドが後ろとの差を着実に広げていきます。

2番手で並ぶナムラフッカー・モアリジットは、外のモアリジットが苦し気な感じに。逆に大外、現在最後方のフナデが伸びて来そうな気配。

ホルトバージは変わらずモアリジットの直後。ちょっとモタついているか?

まちかね太
まちかね太

ダメなのかあ~!?

残り200、最後方から迫ってくるフナデがまずは4番手のホルトバージに並びかけてきました!

失速気味のモアリジットとの間に挟まれる形になったホルトバージには苦しい流れかと思われましたが、逆に並ばれたことが良かったのでしょうか、ここからホルトバージも頑張りを見せます!

残り100、フナデに先に行かれ最後方に落ちたホルトバージでしたが、そこからもじわじわと脚を伸ばし、モアリジットに並び!

まちかね太
まちかね太

お?

捉え!

まちかね太
まちかね太

おお!?

更にその1馬身前、内で粘りこんでいたナムラフッカーにもみるみる迫り!

まちかね太
まちかね太

おおお!?

クビ、アタマ、そして交わしたところでゴールイン!

まちかね太
まちかね太

やった!!
3着だ!!

……と喜んだのですが、写真判定の結果ほんのわずか届いていなかったことが判明。

優勝はジュンゴールド、3馬身半差の2着にフナデ。そこから3/4馬身差3着はナムラフッカー。

ホルトバージは更にハナ差の4着。

まちかね太
まちかね太

キョエエェェ~~!!

結果

紫菊賞(1勝C)
(京都・芝1800・良)
 岩田望(56)馬体重466

 4着(5頭・5人気)

所感

まちかね太
まちかね太

同着でも良かったのに~

くそう……。

まあしかし、最後の渋太い伸び脚は見どころ充分でした。
勝ち馬はあっさり抜けていきましたから一線級とは現状差があるのも事実なのでしょうが、2着馬とは差も無いですし、充分このクラスでも戦っていけることを示したと言える結果では無いでしょうか。

着順だけ見ればブービーという事になってはしまうのですが、内容はそれで片付けられるものでは無かったでしょう。
一息入れての秋初戦としては悪くない結果だと思います。

道中ジュンゴールドが捲ったときにちょっと気になる挙動だったようにも思いましたが、レース後コメントでは「捲られた時も変に力まずに走れていたと(岩田)望来は話していた」(寺島師)とのことなので、気にしすぎだったようですね。

モタれについては右回りの方がマシだったということなので、今後は右回り中心のレース選択をされていくのでしょうか。

騎手には「もう少し成長は必要かなと思います」というコメントを出されてしまいましたが、まだ2歳ですし普通に成長は望めるでしょう。

今後も今回のような渋太い競馬を続けつつ、徐々に成長していずれチャンスを掴んでくれれば。

……と、自分としてはやや長い目で見るモードに入りつつありますが、そこは寺島師、成長待ちでのんびりじっくり、とかそういう手には出ません。

「どこかでダートも試したいなと思っている」という事で、早速15日が登録締め切りだったJBC2歳優駿(Jpn3)に登録。

結局ここは登録数が多すぎて補欠にも入ることが出来ませんでしたが、そのまま続戦の方針で、中1週で行われる今回と同舞台のリステッド・萩Sと、中2週で行われるダート1800の1勝C・もちの木賞が次走候補としてすぐにピックアップ。

17日の近況によるとどうやら鞍上にミルコ・デムーロを確保できたらしく、萩Sに向かう事になりそうです。

ぶっちゃけ勝ち負けという意味では厳しい戦いになるでしょうし、個人的には上で書いている理由から秋明菊賞あたりを狙ってほしかったという気持ちもありますが、萩Sも例年出走頭数は少なくなりがちなレースですので、堅実に稼げる可能性は高いでしょう。

まちかね太
まちかね太

悪くない!

あとは、故障しないようにだけ気を付けてもらえれば。
姉ミーナティエルナは2歳秋に骨折し、そこから故障がちになってしまったので、その轍だけは踏まないようにお願いしたいところです。

ということで、秋初戦から「実りの秋」とまでは行きませんでしたが、この先の収穫へ向けて色づきは感じられました。

近いうちに収穫祭が迎えられることを願って。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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