こんにちは、まちかね太です。
10月15日の京都2レース・2歳未勝利(ダ1800)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬アンモシエラが出走しました。
デビュー3戦目だった前走で、出遅れながらも最後はこれまでにない伸び脚を披露して2着。
一躍勝ち上がりを視界に収め、そのまま続戦で迎える今回のレース。
手ごろな頭数ながらしっかり強敵も揃ったメンバー構成となりましたが、前走と同じだけ走ることが出来れば今回も好勝負出来るはず。
目指せ初勝利!
以下、勝利を期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・アンモシエラ
アンモシエラ
(牝2・ブリックスアンドモルタル×サンドクイーン by ゴールドアリュール)
栗東・松永幹夫厩舎

ここまでの戦績:3戦0勝(0・1・0・0・1・1)
前走:9月23日・2歳未勝利(阪神・ダ1800)2着(→レース記事はこちら) 中2週
レースまでの状況
勝ち馬からは離されたものの、3戦目にして初の連対となった前走。
砂を被らないよう外々を回した騎乗が上手く嵌まった他に、このレースから装着したチークピーシズの効果が出たのかもしれません。
騎手・調教師の工夫が実を結んだ結果だったと言えるでしょう。
それももちろん、出遅れかつ勝負所で不利を受けながらも最後までしっかり脚を伸ばしたアンモシエラ自身の根性があってのこと。
大いに実力を示し、勝ち上がりへの視界が一気に開けたレースとなりました。
9月2日の小倉戦からの連戦だったこともあってレース後は放牧が予定されていたようですが、この結果を受けて更なる続戦が決定。
レース後最初の近況更新だった9月28日近況で、10月15日京都のダ1800戦に松山騎手継続で向かう事が発表されました。
期待出来そう!
その後も状態面に問題は無く飼葉食いも安定、調教でもいい出来をキープと何の不安も無く2週間が過ぎ、順調にレース当週を迎えます。
目標の日曜ダ1800戦は存外にお手頃な出走頭数となり、結局9頭で出馬確定。
これはラッキー!
砂被りの不安や出遅れ癖の懸念を払拭しきれてはいないアンモシエラには、ゴチャゴチャしにくい頭数になったことは朗報でしょう。
ただ、頭数がお手頃だからと言ってメンバーレベルまでお手頃かと言われれば然にあらず。
新聞紙上ではアンモシエラと互角以上の評価を受けている馬が2頭居ます。
まずはノイヤーヘルト(父ニューイヤーズデイ)。
ここまでの3戦の内、2戦でアンモシエラと同じレースに出走している馬で、中京ダ1400のデビュー戦では5番人気でしたが2番人気だったアンモシエラ(6着)に大きく先着する2着に入っていた馬。
前走ではアンモシエラに雪辱を許し3着でしたが、この馬もアンモシエラ同様勝負所で不利を受けており、まともに走ればどう転んだかはわかりません。
鞍上がこの日牝馬三冠奪取に臨んでいる川田騎手というのも強調材料。
もう1頭はルディック(父Into Mischief)。
キャロットF所属の外国産馬で、前走阪神ダ1800の新馬戦では1番人気に推されていました。逃げ馬を捕えきれずに2着でしたが、2戦目でレース慣れも見込め、今回も当然の有力候補。
他にはウインメラナイト(父ジャスタウェイ)、オベイユアマスター(父アジアエクスプレス)などにそこそこ印が回っていますが、基本的には上位3頭の三つ巴という構図。
アンモシエラは3頭の中ではやや劣勢という事前評価のようですが、ノイヤーヘルトには実際に前走で先着。
ルディックの前走時計はアンモシエラ(とノイヤーヘルト)の前走時計より大幅に遅いもの。日時や馬場状態の違いから時計比較は参考以上にはならないことは承知の上ですが、少なくとも敵わない相手とは思えません。
相手も強いが
こっちも強いハズ!
枠は5枠5番。好走率は他枠に比べてはっきり低め。お世辞にも良くは無い枠。
アンモシエラ個体の特性的にも、砂被りの危険を減らすためにはもっと外の方が良かったでしょうが、内枠よりはマシでしょうか。
松山騎手のコース実績は良好。特に連対率・複勝率では優秀で、不安点は特にありません。
ブリックスアンドモルタル産駒がこのコースで出走するのは今回が初めてとなるので、データは無し。
まあコース相性データはどうあれ、頭数が少ないので立ち回りはしやすいはず。
松山騎手が前走同様のレース運びをしてくれれば、ある程度結果は付いてくると期待してもいいでしょう。
あとは勝ち切れるか否か。
どうにか勝利を!
レース内容
当日2レース時点の京都競馬場は晴でしたが、前日夜の雨の影響が残りダートは重。
アンモシエラは前走比マイナス8キロの488キロでパドックに登場。余裕がある作りには見えませんが、気合良く外縁を周回しており力を発揮するには十分でしょう。
最終単勝人気はノイヤーヘルトが2.5倍で1番人気、差なく2.7倍でルディックが続き、アンモシエラは少し離れて5.4倍の3番人気。4番人気オベイユアマスター(10.0倍)との差はありますが、アンモシエラはやや低く見られてるかなという感じはします。
見返そう!
その後もトラブルなく進行していき、枠入りも順調。大外ルディックが収まり準備完了。
ゲートオープン!
今日はゲートで余計な動きをしなかったアンモシエラ、いつも通り若干伸び上がるような感じではありましたがタイミングよくスタート。
好発を活かし、そのまま楽に3番手の位置へ。
おっ?
そのまま好位キープで1コーナーへ入ります。
前に行ったバガリーロータスとオベイユアマスターがアンモシエラより内枠だったこともあって、無理なくその外側から追走出来ており、砂被りの危険も少なくいい展開。先頭との差は1馬身程度。
ライバルのルディックはアンモシエラの直後、ノイヤーヘルトは更にその後ろからとなりました。
2コーナーから向こう正面へ。馬群は全体的に固まっており、一団になって進んでいきます。
アンモシエラは前に行き過ぎないよう鞍上が少し抑え加減にしたように見える場面もありましたが折り合いは良く、相変わらず外目からテンポよく3番手をキープ。
3コーナーを回り、4コーナーへ。
アンモシエラは徐々に前2頭との差を外から詰めに掛かりますが、それよりも更に外から被せてこようとしているのがルディック。
しかし捲り切るには至らず、アンモシエラがやや前のまま4コーナーを回り、直線へ。
アンモシエラ鞍上は持ったまま、ルディック鞍上は手綱が動いている状態です。
いざ勝負!
直線に入る前後で、内側にいた先行馬2頭をあっさり交わし去るアンモシエラ。
満を持して単騎先頭へ躍り出る!
よし行け!
追い出しに入ったアンモシエラを外から追いかけてくるのはルディックのみ。その後ろからノイヤーヘルトが追いすがってくる姿も見えますが、手応え的にこちらはもう勝ち負け圏外か。
残り200手前、ムチが入るアンモシエラ。一時は1馬身ほどだったルディックとの差が徐々に開いていきます。
アンモシエラの脚色が鈍る様子は無く、むしろ追いかけるルディックの方がアラアラになりそうな雰囲気。
つまり……。
勝った!
鞍上松山騎手は趨勢が決した後も油断なく追い続け、結果として後続との差はみるみる開いていくことに。
後ろに大きな差をつけたまま、アンモシエラは堂々先頭でゴール板を駆け抜けました!
よっしゃー!!
優勝はアンモシエラ!
7馬身差の2着にルディック、更に3/4馬身差の3着にノイヤーヘルトの順で決着となりました。
結果
2歳未勝利(京都・ダ1800・重)
松山(55)馬体重488
1着(9頭・3人気)
所感
突き抜ける嵐!
完璧!
一言で言えばそれに尽きます。
走破タイムなどで重箱の隅をつつくきらいはあるかもしれませんが、レース内容に文句をつける人はいないでしょう。
最後まで油断せず馬をリードしきってくれた松山騎手、チーク装着から続戦決定までここまでのいい流れを作ってくれた松永師やスタッフの皆様、外厩など関係者の皆様、ありがとうございました!
そしてアンモシエラ、見事なレースを見せてくれてありがとう!
気分爽快!
今回は前回同様、砂を被らない立ち回りを騎手が徹底してくれたことに加え、スタートが良く楽に先行できたことで、馬の力を120%引き出して貰えたのだと思います。
今後なかなかこう上手くいくことは無いかもしれませんが、レース後に「砂被りにも慣れてあまり気にならなくなってきた」という調教師コメントが出ているように、この先順当に成長・レース慣れしていってくれれば展開にかかわらず今回のようなパフォーマンスをコンスタントに発揮できるようになるかもしれません。
今後は元々は放牧の予定であるものの、一応しばらく様子を見てから正式決定するとのことなので、場合によっては更に続戦という事もあるかのでしょうか。
個人的には一息入れる方に賛成で、勝ち上がって色々試せる猶予も出来たのでそのうち芝を試してみてほしいところですが(エリカ賞とかフェアリーSとかいかが?)、そこらへんはプロの判断にお任せ。
どういう進路を取るにせよ、今回のような見ている者を狂おしく夢中にさせる走りをまた見せてくれれば文句なし。
You make me crazy!
次も期待してます!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)