こんにちは、まちかね太です。
今回は、6月2日に全容公開となった「2024年2歳馬募集『Hiroo no REIWA』」募集馬についての簡単な感想記事です。
今回新たに募集をかけられるのは、ディメンシオン22・ステラリード22・レトロクラシック22・ハイアーラヴ22・エンパイアブルー22・エレナレジーナ22・フォーエヴァーユアーズ22・ルックオブラヴ22・ゼロカラノキセキ22・スーンシャイン22の10頭。
この時期の募集としては多くの頭数が揃えられましたが、例年とは違い当歳募集は無く、すべて1歳馬。
また、母馬はクラブもしくは関連会社所有の馬ばかりで他所様からの提供馬は無く、言うなれば自家生産馬ばかりのラインナップとなりました。
広尾ブランドで揃えてきた訳ですね。
以下、いつも通り血統論も馬体分析もないただの感想になりますが、お暇でしたらお付き合いください。
※以下文中敬称略。各種実績は記事執筆時点の物になります。なお、種牡馬などのプロフは以前投稿した同種の記事から一部流用しています。
募集馬プロフィール&感想
ディメンシオン22、ステラリード22は3000口、スーンシャイン22は1000口、他の7頭は2000口募集。
募集開始は6月17日から。記事執筆時点で公式HPでの告知はありませんが、パンフレット同封の資料によると昨年同様会員グレードによる受付開始時間の変更を今回も実施するとのこと(G1グレード会員=8時、G2グレード会員&母馬出資会員=9時、G3グレード会員=10時、それ以外の会員&新規=11時にそれぞれ受付開始)。
なお、7月いっぱいまでに出資完了すれば早得1の対象として18%のポイント加算があります(8月~24年1月までは9%、それ以降は通常の3%のみ)。※詳しい条件は公式HPを確認してください。
ディメンシオン22

| 父 | ロードカナロア(種付け時 13歳) |
| 母 | ディメンシオン(出産時 8歳) |
| 母の父 | ディープインパクト |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 2/3 |
| 生産牧場 | 木村秀則? |
| 調教師 | 藤原英昭 |
| 募集価格 | 6000万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・ロードカナロア
2008年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母レディブラッサム、母の父Storm Cat。
母レディブラッサムはJRA24戦5勝。ベルデームS-米G1、ガゼルH-米G1など重賞3勝したサラトガデューの娘で、アルカザン(京都2歳S)の半姉。
繁殖としては、ロードカナロアの他にロードバリオス(六甲S)を産んでいる。
ロードカナロア自身は日香19戦13勝。スプリンターズS-G1連覇、香港スプリント-香G1連覇などG1・6勝を含む重賞9勝。2013年の年度代表馬。
2歳12月に小倉芝1200で6馬身差圧勝デビュー。1600m・1400mだった続く2戦は2着に敗れたが、4月の500万下戦で距離を1200に戻すと翌年1月まで重賞2勝を含む5連勝を果たす。
勢いのまま1番人気で臨んだ高松宮記念は3着に敗れ、続く2戦も共に2着と敗れてしまったが、秋のスプリンターズSをレコードで制して短距離王座を奪取すると、以降は無敵街道を驀進。
日本馬にとって鬼門だった香港スプリントを勝利し、翌年は春秋スプリントG1制覇に加えて安田記念も優勝。香港スプリント連覇も達成して6戦5勝(うちG1・4勝)の活躍ぶりで、オルフェーヴルらを抑えて年度代表馬に選出された。
2014年から種牡馬入り。初年度産駒からいきなりアーモンドアイ(牝馬三冠、ジャパンC-G1・2回などG1・9勝を含む重賞10勝)を輩出し、人気が沸騰。
2018年には種付け頭数が300頭を超える過熱状態となり、抑制の為もあってか2020年には種付け料2000万円まで高騰した。
現在は落ち着いてきているが、今年もパンサラッサがサウジC-沙G1を、ファストフォースが高松宮記念-G1を制するなど産駒はトップレベルで活躍を続けている。
産駒は基本的に短距離向きで、やや晩成傾向。ただし母系次第でクラシックディスタンスをこなす馬も出せる柔軟性はある。
ダートもある程度こなせるが、重賞級タイトルを取った馬は前述パンサラッサの他にはレッドルゼル(JBCスプリント-Jpn1など重賞級3勝)、バーナードループ(兵庫CS-Jpn2)のみ。
上述した以外の代表産駒にはダノンスマッシュ(香港スプリント-G1、高松宮記念-G1など重賞8勝)、サートゥルナーリア(皐月賞-G1、ホープフルS-G1)など。
海外産駒含め、産駒のG1級ウイナーは9頭を数え、重賞勝ち馬は30頭に迫る。
ディメンシオン22は8世代目の産駒。
2022年JRA総合リーディング2位。2歳リーディング5位。
2023年種付け料・1200万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から300万円DOWN
2021年種付け頭数157頭。2022年種付け頭数136頭。
馬名の意味は「冠名+ハワイに伝わる海の神」。
母・ディメンシオン
2014年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母ミスペンバリー、母の父Montjeu。
母ミスペンバリーは愛国産のマル外としてJRAで走り、7戦0勝(地方交流1戦0勝含む)。Great Dane(愛インターナショナルS-愛G2など重賞2勝)の姪。
競走成績は貧弱だが繁殖としてはかなり優秀で、ディメンシオンの他にもパンサラッサ(サウジC-沙G1、ドバイターフ-首G1など重賞4勝)、エタンダール(青葉賞-G2・2着)を産んでいる。
ディメンシオン自身はJRA20戦5勝。京成杯オータムH-G3・2着、阪神牝馬S-G2・3着、キーンランドC-G3・3着の実績を持つ。現役時は広尾TC所属。プラスビタール遺伝子はTT型。
3歳3月のデビュー戦を2着し、2戦目で初勝利。その後は時折完敗する事もあったが、4歳10月までに5勝を挙げてオープン入りした(芝1800で2勝、芝1600で3勝)。
以降オープン級での戦いでは掲示板前後の着順が多かったが、5歳秋の京成杯オータムHでレコード勝ちしたトロワゼトワルに続く2着に入るなど、重賞で2着1回3着2回を記録する健闘を見せている。
6歳8月のキーンランドC3着を最後に引退し、繁殖入り。
ディメンシオン22は初仔。
馬名の意味は「次元(仏)。父のような異次元の走りを願って」。
生産牧場・木村秀則?
血統登録がまだされていないようなので記録上は不明ながら、9割9分9厘木村秀則氏のところで生産されたはず。
調教師・藤原英昭
毎年のようにG1戦線を賑わせる馬を出し続ける関西のベテラン敏腕トレーナー。
昨年もシャフリヤール、ヴァレーデラルナが海外と地方でG1を制するなど活躍はJRAに留まらず、ローテーションは多彩。
母ディメンシオンの所属厩舎でもあった。
2022年JRAリーディング9位。
代表管理馬はシャフリヤール(日本ダービー-G1、ドバイシーマクラシック-G1)、エイシンフラッシュ(日本ダービー-G1、天皇賞・秋-G1)、エポカドーロ(皐月賞-G1)など。
騎手の起用は所属の岩田望騎手が最優先だったが、彼がフリーになって以降は殆ど騎乗が無くなり、代わりの位置を西塚騎手が占めつつある。
外厩は、吉澤ステーブルWESTを主に使用。
測尺
馬体重355キロ・体高145センチ・胸囲160センチ・管囲18.0センチ(5月31日計測)
所感
・母は重賞好走、叔父にパンサラッサ。広尾のメインストリーム血統
・母も管理していた関西のトップ厩舎所属
・想定よりもお手頃価格
・測尺値に不安アリアリ(特に管囲)
・想定よりもお手頃価格とはいえ、安いとまでは……
血統が血統だけに当然とも言える、今回の募集での最高価格馬。
とはいえ、先行募集のモズ5000万パワーズなどとの比較から想定していたよりはだいぶ落ち着いた募集価格に。
個人的な出資基準値は楽々クリアしている馬ですが、価格発表前は高額すぎるだろうという見込みで手は出さないつもりでした。
が、私にもギリギリ手の届く水準になった事で一転出資候補筆頭に。
価格が抑えられた理由は、昨年から導入された会員グレードによる時差受付開始制度を利用しての、既会員により多くの口数を占めてもらうための施策かなと思っていました(既会員が多くの口数を取れば新規会員に無料提供する枠を結果的に少なく出来る=その分高額設定を緩和できる)。
しかし、発表された測尺値を見てびっくり。
……小さくないスか?
特に管囲18.0は気になる……。価格がややお手頃になったのはこの体格が主因だったのかもしれませんね。
しかししかし、ここで去年の今頃も同じような気分だったことを思い出します。昨年の夏募集馬も軒並み馬体が小さく、大いに不安を覚えていたのです。
参考として、そんな彼らが1年後の今どう育ったかを馬体重面で確認してみましょう。
・アスロス(牡、2月19日生まれ)
378キロ(22年5月中旬)→464キロ(23年4月中旬)
・ロディニア(牡、2月19日生まれ)
311キロ(22年5月中旬)→416キロ(23年5月上旬)
・ホームアンドドライ(牡、5月6日生まれ)
340キロ(22年5月中旬)→470キロ(23年4月下旬)
・ラヴシュプリーム(牡、3月5日生まれ)
337キロ(22年5月中旬)→434キロ(23年4月下旬)
・アフタヌーンティー(牝、2月24日生まれ)
395キロ(22年5月中旬)→476キロ(23年5月24日測定)
大体100キロ前後は大きくなっていますね。5月生まれのホームアンドドライに至っては130キロ増量しています。
競馬本番では強い調教や輸送などの影響で馬体減りを余儀なくされるでしょうから、皆これでも充分とは言い難いのも確かながら、まだこの先も成長していくでしょうし、レース時中格サイズくらいにはなってくれる馬も多いのではないでしょうか。
2月3日生まれのディメンシオン22は前提条件が彼らよりやや厳しい部分もありますが、同様の成長を見せてくれれば「牡馬としては小柄」の範疇に収まってくれる可能性は充分あるでしょう。
管囲が細いのはどうしようもないので、あまり大きくなりすぎると故障も怖いですし、そのくらいがちょうどいいかも?
……と、必死でいい方へ考えようとしていることからもお気づきでしょうが、私は出資するつもりです。
自分の出資基準では測尺をほぼ無視していますし(いざ見てしまえばこうやって迷いますが)、血統や調教師などの条件と馬格の問題や価格という配られた手札を見れば、私にとってはギャンブルに出る価値は充分あると思いますので。
流石にレイズしようという気にはならないので、自分的基本値の1/1000出資にするつもりですが。
というわけでコール!
ショウダウンは1年後!
ステラリード22

| 父 | ルーラーシップ(種付け時 14歳) |
| 母 | ステラリード(出産時 15歳) |
| 母の父 | スペシャルウィーク |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 2/3 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 高柳大輔 |
| 募集価格 | 5100万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・ルーラーシップ
2007年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母エアグルーヴ、母の父トニービン。
母エアグルーヴはJRA19戦9勝。ダイナカール(オークス)の娘で、天皇賞・秋-G1、オークス-G1など重賞7勝の名牝。1997年の年度代表馬。
繁殖としても名牝で、ルーラーシップの他にアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯-G1連覇など重賞5勝)、フォゲッタブル(ステイヤーズS-G2、ダイヤモンドS-G3)、グルヴェイグ(マーメイドS-G3)、ポルトフィーノ(エルフィンS)を産んだ。
アドマイヤグルーヴがドゥラメンテの母となるなど、孫や曾孫の代も重賞戦線で活躍しており、その血はいまや日本を代表する一大名牝系となっている。
ルーラーシップ自身は日香首20戦8勝。クイーンエリザベスⅡ世C-香G1など重賞5勝。
2歳12月にデビュー勝ちするも、その後取りこぼしなどもあって皐月賞には間に合わず、プリンシパルSを勝利して挑んだ日本ダービーでは5着。それ以来のレースとなった12月の鳴尾記念-G3で重賞初制覇。
以降はG2級レースでは勝利するもののG1では足りないという結果が続いたが、5歳4月の香港遠征でクイーンエリザベスⅡ世Cを完勝し、念願のG1制覇を成し遂げる。
しかし帰国後は出遅れ癖が付いてしまい、特に引退レースとなった有馬記念では大出遅れをかましてしまった(3着)ことなどもあり、それ以上のタイトル加算は成らなかった。
2013年から種牡馬入り。初年度から7年連続種付け頭数200頭越えを記録している。
初年度産駒からキセキ(菊花賞-G1)、2年目産駒からメールドグラース(コーフィールドC-豪G1など重賞4勝)を送り出して以降はG1タイトルを取る産駒に恵まれなかったが、昨年7年目産駒ドルチェモアが朝日杯FS-G1を勝利し、久々のG1勝利産駒となった。
産駒は芝の中長距離向きで、やや晩成傾向。
JRAオープンの勝利歴がある産駒25頭中、ダートオープンでの勝利実績馬は2頭のみであり、ダートでの勝利はほぼ下級条件に限られる。地方競馬でのAEIも低く、あまり潰しは利かない。
上述した以外の代表産駒にはダンビュライト(京都記念-G2、アメリカJCC-G2)、リオンリオン(青葉賞-G2、セントライト記念-G2)など。
G1にはなかなか届かないものの、G2・G3級の活躍馬は多い。
ステラリード22は9世代目の産駒。
2022年JRA総合リーディング7位。2歳リーディング3位。
2023年種付け料・350万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から50万円UP
2021年種付け頭数133頭。2022年種付け頭数97頭。
馬名の意味は「支配者の位、統治者の支配権」。
母・ステラリード
2007年生まれの日本産馬。父スペシャルウィーク、母ウェルシュステラ、母の父Zafonic。
母ウェルシュステラは愛国産のマル外としてJRAで走り、37戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。Second Empire(グランクリテリウム-仏G1など重賞3勝)、Balestrini(バリサックスS-愛G3)の姪。
ステラリード以外にゴッドフロアー・レトロクラシックと、2頭のJRA勝ち馬を産んでいる(共に3勝)。
ステラリード自身はJRA31戦2勝。広尾所属馬として走り、函館2歳S-G3を制した。
デビュー2連勝で重賞ウイナーとなったものの、それ以降は29連敗。降級後の1000万下戦(ダート1400)で2着が1度あるだけという完全なる早熟馬。
しかし繁殖としてはかなり優秀で、4番仔パラスアテナ(紫苑S-G3・2着)・5番仔カイザーノヴァ(クローバー賞-OP)が上級クラスで活躍。
そして6番仔キングエルメスが京王杯2歳S-G2を勝利し、重賞馬の母となることに成功した。
続く7番仔テラステラも2歳で2勝し、橘S-Lで2着。今後の活躍が期待されている。
ステラリード22は第9仔。
馬名の意味は「主演スター」。
生産牧場・木村秀則
広尾TC関連の母馬を数多く預かって頂いている、メインの預託先。
昨年広尾TCのパンサラッサがUAEのG1・ドバイターフを同着優勝したことで、G1馬輩出ブリーダーの仲間入りを果たした。
2022年JRAリーディング42位。
代表生産馬はパンサラッサの他にキングエルメス(京王杯2歳S-G2)、クレッシェンドラヴ(福島記念-G3など重賞2勝)など。
調教師・高柳大輔
進境著しい関西の若手調教師。高柳瑞樹調教師の実弟。
2017年の調教師デビューから年々着実にリーディング順位を上昇させ、2021年にはテーオーケインズでチャンピオンズCを制しJRAのG1を制覇。22年は前年から多少後退(リーディング37→42位、勝数27→25)したものの、23年は現在までリーディング10位台と好調。
今のところダート路線での活躍馬が目立つ。
広尾TCとはアドバンスマルス転厩以来の付き合いになり、2017年世代以降毎年預託馬がいるものの、故障馬が多く活躍馬といえるほどの馬はいない。
しかし、概ね順調に走れたスターリーソングは勝ち上がれはしなかったが11戦を重ね、手当込みなら控除前回収率100%オーバーを達成(募集価格700万円)。今春地方交流戦で勝ち上がったドンカルロも、3歳春にして同100%オーバーを達成している(募集価格1000万円)。
2022年JRAリーディング42位。
他の主な管理馬はサウンドビバーチェ(阪神牝馬S-G2)、ソリストサンダー(武蔵野S-G3)など。
最近は鮫島克騎手・亀田騎手・坂井騎手などをよく起用。
外厩は、チャンピオンヒルズをメインに使用している模様。
測尺
馬体重375キロ・体高151センチ・胸囲168センチ・管囲19.0センチ(5月31日計測)
所感
・母・兄が重賞勝ち。全姉パラスアテナが重賞好走
・母の繁殖実績が優秀。広尾のメインストリームその2
・チャンピオンヒルズ使用が期待される関西厩舎所属
・母がそろそろ高齢の域に。柳の下にドジョウは何匹?
・牝馬で5000万オーバーの価格
第4仔パラスアテナ(ステラリード22の全姉)以降、第5仔カイザーノヴァ・第6仔キングエルメス・第7仔テラステラと、オープンレースでの好走馬を次々と輩出しているステラリードの娘。
測尺は牝馬としては及第点。兄たちのいる矢作厩舎でも全姉のいた高柳瑞樹厩舎でも無く高柳大輔厩舎に行った理由はよくわかりませんが、これからの広尾のメインステーブルを担う存在として盛り立てていくというクラブ側の意思表明みたいなものでしょうか?
母15歳時、9年連続出産での9番仔という事で、やや活力的に不安があるような気もしますが、ステラリードが優秀な母馬なのは間違いないので杞憂に終わる可能性も高いでしょう。
ただし、母の第3仔プシュケはデビュー出来ず、パラスアテナは体質が弱くデビューが遅くなった経緯があり、カイザーノヴァやキングエルメスは早い時期に骨折を経験。
テラステラだけは現在のところ元気に走ってくれていますが、体質面に不安がある血統なのもまた一面の事実。
1680万円募集だった全姉パラスアテナの3倍以上の募集価格(もちろん当時とは血統を取り巻く状況が全然違いますが)という事も含め、そのあたりのリスク・リターンを個々人でどう捉えるかが出資の是非にかかわってきますかね。
G3で2着・G1で4着の実績を残したパラスアテナの稼いだ賞金は手当込みで6000万円ほど。回収を考えるなら姉以上の活躍は必須となりますが、さて。
個人的にはこの価格の牝馬としての自分的出資基準値を満たせないのと、ルーラーシップの種牡馬能力をそこまで評価していないのでスルーの方向ですが、現役時代のみならず将来の母馬候補としてロングスパンで楽しめる可能性も高いでしょうし、魅力的な存在だとは思います。
まあ評価がどうでも
先立つものが無いので……
悲しきかな貧乏人、ディメンシオン22に行くならそうならざるを得ない……。
レトロクラシック22

| 父 | ルーラーシップ(種付け時 14歳) |
| 母 | レトロクラシック(出産時 10歳) |
| 母の父 | ディープインパクト |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 3/26 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 奥村武 |
| 募集価格 | 3400万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・ルーラーシップ
ステラリード22の同項目参照。
母・レトロクラシック
2012年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母ウェルシュステラ、母の父Zafonic。
母ウェルシュステラは愛国産のマル外としてJRAで走り、37戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。Second Empire(グランクリテリウム-仏G1など重賞3勝)、Balestrini(バリサックスS-愛G3)の姪。
繁殖としてステラリード(函館2歳S-G3)を産み、孫にキングエルメス(京王杯2歳S-G2)がいる。
レトロクラシック自身はJRA18戦3勝。現役時は広尾TC所属で、最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
2歳8月のデビュー戦はブービー16着に完敗するも、2戦目で4着に巻き返して3歳1月の5戦目(中山・芝1600)で初勝利。5月にはカーネーションC(500万下・東京・芝1800)を勝利し、秋には紫苑S-Lにも挑戦した(8着)。翌年6月に降級して平場500万下戦(東京・芝1800)で3勝目を挙げる。
その後は1000万下クラスで8戦したが掲示板に載ることが出来ず、5歳11月のレースを最後に引退した。
初仔サクソフォン(父エイシンフラッシュ)、第2仔ドンカルロ(父ドレフォン)は共に広尾TCで募集され、ドンカルロは交流戦(姫路・ダ1500)で勝利を挙げている。
レトロクラシック22は第4仔(生後直死産駒含む)。
馬名の意味は「レトロ+クラシック。バークレアーのレトロな街並。父母母名より連想」。
生産牧場・木村秀則
ステラリード22の同項目参照
調教師・奥村武
開業からまだ10年経っていない、比較的若手の関東調教師。
2022年JRAリーディング35位(関東に限れば11位)。
20年19勝(68位)、21年21勝(66位)、22年27勝と近年は毎年順調に勝ち星を伸ばしており、今年(23年)は現状でリーディング10位台にいる伸び盛りのトレーナー。
代表管理馬はノースブリッジ(アメリカJCC-G2、エプソムC-G3)クールキャット(フローラS-G2)、ライジングリーズン(フェアリーS-G3)など。
騎手は岩田康騎手や横山和騎手などを中心に起用。
外厩は、広尾のトゥジュールではジョイナスファームを使用。
測尺
馬体重371キロ・体高146センチ・胸囲167センチ・管囲19.5センチ(5月31日計測)
所感
・ルーラーシップ産駒で国内G1勝ちしたのは母の父ディープインパクトの2頭のみ
・従兄(ステラリードの子供たち)が活躍中。広尾のメインストリームに連なる血筋
・従姉パラスアテナと近い血統構成(7/8同血)
・厩舎が伸び盛り
・馬格に不安アリ
・厩舎が伸び盛りとは言え、関東厩舎なので外厩に不安アリ
同時募集ステラリード22の従兄弟。2頭の母が共にサンデーサイレンスを父系祖父に持つ姉妹なので、ステラリード22及びパラスアテナとは7/8同血の関係。
兄ドンカルロ(父ドレフォン)の当初募集価格2000万円を大きく上回って来たのは、そのような血統での強調点があるのに加え、馬格に恵まれているとは言い難い兄たちより体格面で優っているのではと思っていましたが、いざ測尺が発表されてみるとあにはからんやそんなに大きくない。
紹介文では「半兄ドンカルロの体重を上回れるかは今後の成長次第となりそう」とまで書かれる始末。
ドンカルロは現状450キロあるかないかというくらいですが、流石にこれくらいにはなってもらわないとちょっと……。
母自身は最終的に500キロで走っていたような馬で、父も現役時500キロ前後。大きくなれる血筋だと思いますが、うーん。
母の父ディープインパクトに(体格のみならず能力的にも)似てくれているなら別にこれでも構いませんが、それは都合よすぎるか。
「兄たちとはまた異なり、ひとたびスイッチが入るとヒートアップするような性格の持ち主」と、気性面にもちょっと不安があるような感じのコメントもあります。
良く言えば
負けん気は強そう?
ステラリード22のところでちょっと触れましたが、個人的には種牡馬ルーラーシップをあまり高く評価していないこともあって不安は大きいですが、今回の募集馬の中でディメンシオン22以外で自分的出資基準値を満たすのはこの馬だけなので、出資する方向で行きます。
顔はすらっとしたハンサム顔で好みですし。
まあ1年後には470キロくらいにはなってくれているでしょう、多分。
キセキ的な活躍を期待して。
まずは兄ともども
大きくなっておくれ。
ハイアーラヴ22

| 父 | レイデオロ(種付け時 7歳) |
| 母 | ハイアーラヴ(出産時 20歳) |
| 母の父 | Sadler's Wells |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 3/15 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 田村康仁 |
| 募集価格 | 3400万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・レイデオロ
2014年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母ラドラーダ、母の父シンボリクリスエス。
母ラドラーダはJRA18戦4勝、最終クラスは1600万下(現3勝クラス)。英オークス2着馬ウインドインハーヘアの孫で、3冠馬ディープインパクトの姪に当たる。
レイデオロ以外にもレイエンダ(エプソムC-G3)・ティソーナ(マーガレットS-L)とオープン級勝ち馬を2頭輩出し、彼らを含めた現4歳以上の産駒6頭がすべてJRA2勝以上を挙げているという優秀な繁殖牝馬。
レイデオロ自身の競走成績は17戦7勝(うち海外2戦0勝)。日本ダービーなどG1・2勝を含む重賞5勝。
2歳10月のデビュー戦から3連勝でホープフルS(当時G2)を制し、休み明けの皐月賞5着から臨んだ日本ダービーを早めにまくり上げる半ば奇襲のような形で勝利し、世代の頂点に立つ。
4歳時には天皇賞・秋-G1も制覇。王道路線の主役の一頭として活躍した。
2020年から種牡馬入り。
サンデーサイレンスの血を持っていないことから比較的配合面での制約が少なく、かつ近親のディープインパクトやブラックタイドが種牡馬として成功していることから、レイデオロへの期待値も高い。
ハイアーラヴ22は第2世代産駒。
2023年種付け料:700万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から据え置き
2021年種付け頭数170頭。2022年種付け頭数174頭。
馬名の意味は「黄金の王(西)。父名、母名より連想」。
母・ハイアーラヴ
2002年生まれの愛国産馬。父Sadler's Wells、母Dollar Bird、母の父Kris。
母Dollar Birdは英10戦1勝。リングフィールドオークストライアル-Lで2着の実績がある。Legend Maker(ロワイヨモン賞-仏G3)の全妹、Amfortas(キングエドワードⅡ世S-英G2)の半妹。Virginia Waters(英1000ギニー-英G1)、Alexander of Hales(ガリニュールS-愛G3)、Miss Lucifer(チャレンジS-英G2)の従姉。
繁殖としては、ハイアーラヴ以外の目立つ産駒はBuckland(英5勝)くらい。
ハイアーラヴ自身は英独7戦1勝。チェシャーオークス-L(1マイル3½ハロン、約2300m)で2着の実績がある。
産駒にクレッシェンドラヴ(七夕賞-G3・福島記念-G3)、Alive Alive Oh(サルサビルS-L)。孫(Alive Alive Ohの娘)にFree Wind(ミドルトンS-英G2、ランカシャーオークス-英G2など重賞4勝)がいる。
日本で産んだ子供は全て広尾TCに所属している基幹牝馬の1頭だが、現3歳以上の日本産馬6頭のうち勝ち星を挙げられたのはクレッシェンドラヴ1頭だけ。当たり外れは相当激しい。現3歳のボンドオブラヴは2頭目の勝ち馬となれるか。
ハイアーラヴ22は第12仔。
生産牧場・木村秀則
ステラリード22の同項目参照。
調教師・田村康仁
関東の中堅ベテラン調教師。
昨年は勝利数的にはやや不調だったが、例年は20~30勝前後の勝ち星を稼いでいる。
昨年アスクビクターモアが菊花賞-G1を制し、クラシック初勝利。
広尾関連馬では長く1勝Cで戦ったカナロアガールを管理していた。
2022年JRAリーディング88位(関東に限れば33位)。
他の主な管理馬はメジャーエンブレム(NHKマイルC-G1、阪神JF-G1など重賞3勝)、ディアジーナ(フローラS-G2、クイーンC-G3)、ケイアイドウソジン(ダイヤモンドS-G3、阪神スプリングジャンプ-JG2)など。
騎手は、田辺騎手、横山和騎手などを中心に起用。
外厩は、カナロアガールでは高木競走馬育成牧場・大瀧ステーブル・岩城ステーブルなどを使っていた。
測尺
馬体重328キロ・体高150センチ・胸囲163センチ・管囲18センチ(5月31日計測)
所感
・兄クレッシェンドラヴが重賞勝ち馬
・年上の姪Free Windが欧州で重賞連勝の活躍中
・測尺値に不安アリアリ(特に管囲)
・母出産時かなりの高齢
・母の産駒は当たり外れが激しい
・厩舎に不安。カナロアガール……。
クレッシェンドラヴを産んだ広尾の名繁殖ハイアーラヴ最後の仔。
姉Alive Alive Ohの娘Free Wind(5歳)が欧州で活躍中で、前走から10か月ぶりの出走だった5月のヨーク開催でミドルトンS(G2、10ハロン56ヤード)を勝利し、休養前と合わせて重賞4連勝を飾っています(記事執筆時点で通算8戦6勝)。
今期のFree Windの活躍次第ではハイアーラヴ22はG1馬の叔母になる可能性もあり、クレッシェンドラヴの活躍もそう昔の話でも無いので、活力ある牝系の中心に近い所にいる魅力的な募集馬なのは間違いありませんが、いかんせん小さい。
ハイアーラヴの直仔は日本ではクレッシェンドラヴしかJRAで勝っていない(今ボンドオブラヴが2頭目になるべく奮闘してはいますが)という結果も合わせて、個人的にはディメンシオン22より更にギャンブル要素は強く思えます。
ハマればデカいかもしれませんが。
サンデーサイレンスの血を全く持っていないので、将来の繁殖牝馬としては面白そうです。
長い目で見られる人なら賭けに出る手はありかも。
エンパイアブルー22

| 父 | リオンディーズ(種付け時 8歳) |
| 母 | エンパイアブルー(出産時 10歳) |
| 母の父 | エンパイアメーカー |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 4/17 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 高柳瑞樹 |
| 募集価格 | 2600万円 |
| 遺伝子型 | TT型 |
父・リオンディーズ
2013年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母シーザリオ、母の父スペシャルウィーク。
母シーザリオは日米6戦5勝。オークス-G1、アメリカンオークス-G1を制した名牝。2005年の最優秀3歳牝馬・父内国産馬。
競走馬としても優秀だったが繁殖としては更に最優クラスで、リオンディーズの他にエピファネイア(ジャパンC-G1、菊花賞-G1など重賞4勝)、サートゥルナーリア(皐月賞-G1、ホープフルS-G1など重賞4勝)、オープン馬のグローブシアター・ファーストフォリオ・ルペルカーリアなどを産み、孫の代からもオーソリティ(アルゼンチン共和国杯-G2連覇など重賞4勝)が出ている。
リオンディーズ自身はJRA5戦2勝。朝日杯FS-G1勝ち馬。
2歳11月の新馬戦を勝利し、2戦目でいきなり迎えたG1・朝日杯FSでエアスピネルを下して優勝。この年の最優秀2歳牡馬に選ばれる。
しかし3歳初戦の弥生賞-G2でマカヒキの2着に敗れ、続く皐月賞・ダービーはともに5着と、春のクラシックは善戦止まりに終わった。
秋に向けての調整中に屈腱炎を発症し引退、種牡馬入り。
初年度産駒は2020年にデビューし、芝の長距離からダートまで様々なカテゴリで活躍馬を出している。
2022年JRA総合リーディング20位。2歳リーディング32位。
代表産駒はリプレーザ(兵庫チャンピオンシップ-Jpn2)、インダストリア(ダービー卿CT-G3)、テーオーロイヤル(ダイヤモンドS-G3)など。
エンパイアブルー22は5世代目の産駒。
2022年種付け料・400万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から据え置き
2021年種付け頭数149頭。2022年種付け頭数143頭。
馬名の意味は「シェイクスピア「冬物語」に登場する王の名。父名、母名より連想」。
母・エンパイアブルー
2012年生まれの日本産馬。父エンパイアメーカー、母レフィナーダ、母の父サンデーサイレンス。
母レフィナーダはJRA23戦1勝、地方(名古屋)4戦1勝。JRAでの最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
Best in Showの曾孫、Sex Appealの孫という世界的名牝系の出身だが、エンパイアブルー以外の産駒にJRAで勝利した馬はいない。
エンパイアブルー自身の競走成績はJRA10戦2勝。現役時は広尾TCの所属馬で、最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
喉の手術をしたり、他馬に蹴られて競走除外になるなどのトラブルもあって初出走は3歳6月(2着)。2戦目で初勝利を挙げたものの直後に右膝を故障し、1年後に復帰戦を迎えようとしていたところで今度は左後肢の脛骨を故障。更なる療養を経て、結局2年近い休養を挟んで迎えた5歳4月の昇級戦で3着とし、次走で2勝目を挙げた。その後は勝てなかったものの、1000万下級で6戦して2着3回5着2回という成績であり、同級では明らかに上位だった。
勝利は2度共に阪神ダート1800でのもの。全10戦中8戦がダ1800戦で、この距離では最後のレース(11着)以外は全て複勝圏を確保している。
エンパイアブルー22は第3仔。
馬名の意味は「緑がかった青色。父名の一部+勝負服より連想」。
生産牧場・木村秀則
ステラリード22の同項目参照。
調教師・高柳瑞樹
関東の若手中堅調教師。関西の高柳大輔調教師の実兄。
広尾TC関連馬ではパラスアテナを活躍させ、以降も毎世代預託馬を設定されているものの、18年産~20年産世代は不幸が続き、走らせるところまで辿り着かなかった。21年産のロディニアで払拭なるか。
昨年スターズオンアースが牝馬クラシック2冠を制覇し一躍スターダムへ駆け上がったものの、総合実績的には毎年20勝前後で中堅の域を出ていない。
2022年JRAリーディング81位(関東に限れば28位)。
他の主な管理馬はトウシンマカオ(京阪杯-G3)、ホウオウイクセル(フラワーC-G3)、タマノブリュネット(レディスプレリュード-Jpn2)など。牝馬での実績が目立つ。
騎手は三浦皇成騎手をよく起用。その他、ド新人よりは数年以上の経験を積んだ中堅以上の騎手を起用することが多い模様。
外厩は、パラスアテナでは松風馬事センターを主に使用。
測尺
馬体重360キロ・体高152センチ・胸囲161センチ・管囲19.0センチ(5月31日計測)
所感
・母産駒で現状唯一の芝向き種牡馬の仔
・母10歳時の3番仔と、脂の乗った時期の仔
・体質的な不安がある血筋
・TT型。紹介文コメントから距離不適ストレスを受ける可能性あり。
未完の大器エンパイアブルーの第3仔。上2頭の父がマジェスティックウォリアー、一つ下の妹は父ルヴァンスレーヴなので、現状芝をこなせる可能性がありそうな種牡馬の仔はこのエンパイアブルー22だけ。
血統診断などでは同じ血族のアーモンドアイとの類似点を毎度売りにしていますが、好んでその方向にもっていこうとはしていないのが一目瞭然。
ある意味潔い。
しかしこのエンパイアブルー22だけは芝実績のあるリオンディーズの仔で、キングカメハメハ系でもあるので、レフィナーダ牝系で疑似アーモンドアイ配合を熱望していた人には待ちに待った募集馬とも言えるのでは。
ただし紹介文では「距離はマイルから中距離のイメージ」という言葉があり、その通りにローテ選択されてもし結果が出なかった場合に、TT型の遺伝子型との乖離を感じてストレスを受ける可能性はあります。
また、レフィナーダ牝系はすべからく体が弱く、高柳瑞樹厩舎に入厩予定だった長兄エンパイアブルー20もデビューに至らないまま早逝してしまいました。
そこは明確なリスクと言えますが、一つ上の兄マジックブルーは2歳現在順調ですし、同様に体質さえ問題なければ大きな所を狙えて不思議ない血統馬だと思います。
エレナレジーナ22

| 父 | オルフェーヴル(種付け時 13歳) |
| 母 | エレナレジーナ(出産時 6歳) |
| 母の父 | ノヴェリスト |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 3/10 |
| 生産牧場 | 木村秀則? |
| 調教師 | 加藤征弘 |
| 募集価格 | 2400万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・オルフェーヴル
2008年生まれの日本産馬。父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーン。
母オリエンタルアートはJRA23戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
重賞にも3度挑戦したが全て2ケタ着順と競走馬としては並の中級馬だったが繁殖としては最優クラスで、オルフェーヴルとドリームジャーニー(有馬記念などG1・3勝を含む重賞7勝)がG1馬となったほか、リヤンドファミユ・アッシュゴールド・デルニエオールがオープン勝ちもしくは重賞3着内の実績を残した。なお上記5頭は全て父ステイゴールドの全兄弟(妹)。
オルフェーヴル自身は日仏21戦12勝。クラシック3冠などG1・6勝を含む重賞11勝。2011年の年度代表馬。
2歳8月の新潟でデビュー勝ちを果たすも、その後は京王杯2歳Sで10着に敗れるなど4戦して勝てず。
しかし震災の影響で阪神開催となったスプリングSで2勝目を挙げると覚醒。東京開催となった皐月賞、そしてダービーをも完勝した。秋は神戸新聞杯・菊花賞を余裕の連勝であっさり三冠達成。その勢いのまま有馬記念も制し、年度代表馬に選ばれた。
4歳シーズンは初戦の阪神大賞典で今も語り草となる逸走からの2着、続く天皇賞・春で11着と連敗スタートとなったものの、宝塚記念を快勝して復活。
凱旋門賞挑戦が決定し、前哨戦のフォワ賞を勝利。本番でも直線で完全に抜け出し日本馬悲願の優勝を目前としたが、なんと急激に斜行して失速。伏兵ソレミアに交わされ無念の2着に終わった。
続くジャパンカップはジェンティルドンナにぶつけられる不利もあってハナ差の2着。
5歳シーズンは初戦の大阪杯を勝利してスタートするも、連覇を目指した宝塚記念は直前に運動誘発性肺出血を発症し回避することに。
しかし症状が軽度だったことから再びの欧州遠征を敢行。フォワ賞を連覇して凱旋門賞に挑んだものの、トレヴに5馬身千切られて2着となり、夢は果たせず。
その次走、有馬記念をウインバリアシオン以下に8馬身差を付けて圧勝し、有終の美を飾って引退となった。
社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度産駒が2017年にデビュー。
ラッキーライラック(大阪杯などG1・4勝を含む重賞6勝)やエポカドーロ(皐月賞-G1)などがクラシック戦線で活躍したが、勝ち上がり率が低く、気性難を抱える産駒や体が小さすぎる産駒が多かったこともあって種牡馬としての人気が暴落。
当初250頭近かった種付け数が6年目には52頭まで減少したが、マルシュロレーヌ(BCディスタフ-G1など重賞級5勝)などのダート路線での活躍が評価されたこともあって最近は評価も持ち直してきた。
産駒はかなり晩成傾向で、3歳の夏からが本番なようなところがある。その分、早く勝ち上がれた馬は上級クラスで長く活躍する。
長距離適性が高く、芝では3000m超級のレースとローカル2600m戦は庭。逆に短距離戦では苦戦気味。
またダート適性は相当に高く、芝で2~3勝クラスやオープン頭打ちだった馬がダート替わりで重賞上位級に大変身する事例もあり、前述のマルシュロレーヌの他、5歳春のダート路線変更から1年経たない内にドバイワールドCを制したウシュバテソーロが好例。
既に記載した以外の代表産駒にショウナンナデシコ(かしわ記念-Jpn1など重賞級4勝)、オーソリティ(アルゼンチン共和国杯-G2連覇など重賞4勝)など。
エレナレジーナ22は8世代目の産駒。
2022年JRA総合リーディング11位。2歳リーディング68位。
2023年種付け料:350万円(受胎確認後、フリーリターン特約付)。※前年から据え置き
2021年種付け頭数157頭。2022年種付け頭数129頭。
馬名の意味は「金細工師(仏)」。
母・エレナレジーナ
2016年生まれの日本産馬。父ノヴェリスト、母フェニーチェ、母の父ファルブラヴ。
母フェニーチェはJRA24戦4勝。最終クラスは1600万下(現3勝クラス)。
オークス馬ダイナカールの孫で、エアグルーヴ(天皇賞・秋-G1、オークス-G1など重賞5勝)の姪。従って、アドマイヤグルーヴやルーラーシップは従兄弟に当たる。エガオヲミセテ・オレハマッテルゼ姉弟も従兄弟であるなど、日本有数の名牝系として近親には活躍馬多数。
しかし残念ながら早逝してしまい、繁殖としては3頭の娘を残したのみ。その内エレナレジーナとドナテッラがそれぞれJRA1勝を挙げたが、目立った実績は残せなかった。
エレナレジーナ自身はJRA11戦1勝。現役時は広尾TC所属。プラスビタール遺伝子はCT型。
2歳8月の新馬戦(札幌・芝1500)で、後にダート重賞の上位常連になるヘリオスを2着に下してデビュー勝ち。
その後はオープン戦を連戦し、ファンタジーS-G3・6着、ジュニアC7着、アネモネS6着と掲示板まであと一歩の戦いをしていたが、以降飛節後腫や腰部のトラブルなどでの長期休養もあり惨敗続きに。
スプリント路線では芽が出ず、ラスト2戦はダート戦を使ったが上向かず、6戦続けての二ケタ着順となった4歳11月のレースを最後に引退となる。
デビュー戦は408キロ、引退レース時422キロと小柄な体で頑張った馬だった。
エレナレジーナ22は初仔。
馬名の意味は「光の意味を持つ人名より+女王(伊)」。
生産牧場・木村秀則?
ディメンシオン22と同じ状況
調教師・加藤征弘
関東のベテラントレーナー。
例年安定して30勝前後を記録し、リーディングも20~30位前後を常にキープしている堅実派。
広尾では現役のアリシアンを管理中。母エレナレジーナの所属厩舎でもあった。
2022年JRAリーディング30位(関東に限れば9位)。
代表管理馬はノンコノユメ(フェブラリーS-G1、ジャパンダートダービー-Jpn1など重賞級5勝)、シャドウゲイト(シンガポール航空国際C-G1など重賞3勝)、グレンツェント(東海S-G2、レパードS-G3)など。
騎手の起用は、横山武騎手など関東のトップ騎手が中心。
外厩は、アリシアンやエレナレジーナではリバティホースナヴィゲイトを主に使用。
測尺
馬体重328キロ・体高146センチ・胸囲161センチ・管囲19.0センチ(5月31日計測)
所感
・日本の誇る名牝系・ダイナカール牝系
・牡馬としては価格がお手頃
・馬格が無いオルフェーヴル牡馬は地雷
・外厩に不安。雨が降ると……
最近はダート種牡馬として名を上げてきたオルフェーヴルの仔ですが、母方の血の近い所にダート要素があまり感じられませんし、馬格もこのままなら大きくならなさそうなことから、芝の中長距離馬ではないかなあと予想。
紹介文には「比較的短めの距離、ダートにも楽しみがありそうだ」となっていますが、個人的にはそのルートは地雷原のように思います。
さてさてどうなるかな。
自分的出資基準値には届いていませんし、馬格の無いオルフェ牡馬は厳しいのは百も承知ながら、個人的にオルフェーヴル好きなので出資しようと思っていましたが、ディメンシオン22に行くことにしたので予算の制約から泣く泣く諦めます。
オルフェーヴル産駒は存在自体が色々な意味でギャンブルみたいなところがありますが、母は素質はあったと思いますし、初仔のこの馬も調教師が上手く導いてくれれば結構いいところまで行ってくれるんじゃないかなあと思ってます。
諸々上手く嵌まってくれれば。
フォーエヴァーユアーズ22

| 父 | シルバーステート(種付け時 8歳) |
| 母 | フォーエヴァーユアーズ(出産時 7歳) |
| 母の父 | Motivator |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 5/16 |
| 生産牧場 | パカパカファーム |
| 調教師 | 中舘英二 |
| 募集価格 | 2400万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・シルバーステート
2013年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母シルヴァースカヤ、母の父Silver Hawk。
母シルヴァースカヤは仏8戦5勝。ミネルヴ賞、ロワイヨモン賞と仏G3を2勝した活躍馬。デインスカヤ(アスタルテ賞-仏G2)の半妹で、シックスセンス(京都記念-G2)などの叔母。
繁殖としては、豪州でATCザメトロポリタン-G1を勝ち、欧州で愛ダービー-G1・2着などの実績を残したSevilleを産んだ。孫世代にはヴィクティファルス(スプリングS-G2)がいる。
シルバーステート自身はJRA5戦4勝。
2歳7月にデビューし(2着)、同月の2戦目でレコード勝ち(中京芝1600)。次走10月の紫菊賞(500万下)も連勝してクラシック候補とも期待されたが、屈腱炎を発症してしまい長期休養を余儀なくされてしまう。
1年半以上の時を経て4歳5月に復帰。オーストラリアT(1000万下)、6月の垂水S(1600万下)とあっさり連勝しオープンでの活躍を確実視されるも、屈腱炎が再発し、引退。潜在能力に期待されて種牡馬入りした。
2021年デビューの初年度産駒からウォーターナビレラ(ファンタジーS-G3、桜花賞-G1・2着)、セイウンハーデス(プリンシパルS-L)などをクラシックに送り込む事に成功。
元々産駒のデビュー前から評価は上がり気味で、種付け料も当初の80万円から2021年時点で150万円まで上昇していたが、デビューした産駒の活躍を受けて更に爆騰。2022年の種付け料は一気に600万円に達している。
産駒は芝のマイル~中距離あたりでの活躍が目立つ。ダートでの勝利数は芝の5分の1程度で、出走数自体が少ないことを差し引いてもやや不振気味。
上述した以外の代表産駒にはエエヤン(ニュージーランドT-G2)、ショウナンバシット(若葉S-L)、カルロヴェローチェ(ファルコンS-G3・2着)など。
22年デビューの第2世代産駒も初年度産駒に続き活躍を見せている。
フォーエヴァーユアーズ22は4世代目の産駒。
2022年JRA総合リーディング27位。2歳リーディング19位。
2023年種付け料・600万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から据え置き
2021年種付け頭数138頭。2022年種付け頭数200頭。
馬名の意味は「銀の州、ネバダ州の愛称」。
母・フォーエヴァーユアーズ
2015年生まれの仏国産馬。父Motivator、母Everlast、母の父Anabaa。
母Everlastは仏8戦1勝。ヴィコムテスヴィジェール賞・ケルゴルレイ賞とG2を2勝し、カドラン賞-G1で2着・3着するなどフランスの3000m超級長距離レースで活躍したCut Quartzの半妹。
繁殖としては、フランスの平地競走中心にコンスタントに勝ち馬を送り出してはいるようだが、目立った実績を残した馬はいない。
フォーエヴァーユアーズ自身は仏22戦7勝。4歳時の2019年11月にリヨン・パリリー競馬場の芝2400mで行われたリステッド競走Prix du Grand Campで勝ち馬Pontille(この翌年G3ベルドニュイ賞2着)から9馬身差の3着に入ったのがキャリアハイ。
2400m前後の距離を中心に走り、勝利のうち距離を確認できた6回の内訳は芝2400m3勝、芝2500m1勝、オールウェザー2500m1勝、同1900m1勝(いずれもハンデ戦や一般戦)。
ちなみに、現役時代の主戦騎手は日本にも来たテオ・バシュロ騎手。リステッド3着時の鞍上も彼。
フォーエヴァーユアーズ22は第2仔。
生産牧場・パカパカファーム
大樹ファーム場長、待兼牧場ゼネラルマネージャーなどを歴任したアイルランド出身のハリー・スウィーニィ氏が2001年に開設。
2007年にピンクカメオがNHKマイルカップを制して生産馬がG1初制覇。
2012年にディープブリランテが日本ダービーを制し、クラシックタイトルも手に入れた。
2022年JRAリーディング45位。
他の主な生産馬にクラリティスカイ(NHKマイルC-G1)、ゼノヴァース(東京ハイジャンプ-JG2)など。
調教師・中舘英二
開業からはまだ10年経っていない関東の中堅調教師。元ジョッキー。
ここ数年は安定して25勝前後、リーディング50位以内をキープ。
2022年JRAリーディング44位(関東に限れば14位)。
代表管理馬はハービンマオ(関東オークス-Jpn2)、オールアットワンス(アイビスサマーダッシュ-G3)、ビービーバーレル(フェアリーS-G3)など。
田辺騎手、吉田豊騎手を起用することが多い。
外厩は、広尾のセントアイヴス・スマイリンフィットではNSR、アンダーレではジョイナスファームを主に使用。
測尺
馬体重332キロ・体高144センチ・胸囲161センチ・管囲19.1センチ(5月下旬計測)
所感
・シルバーステートの評価上昇を考えると割安感あり
・母7歳時の2番仔。活力充分な時期の仔
・結構な遅生まれ
・母系はやや地味
測尺は小さめですが5月16日とかなりの遅生まれなので、今後の成長は見込めるでしょう。すぐに満口にはならないと思いますので、じっくり成長を確認する余裕もあるのではと思います。
母系を考えても普通に芝の中長距離向きに出る可能性が高いと思いますので、王道路線をお手頃価格で楽しみたい方には良い募集馬ではないでしょうか。まあ上手くいったとしてもクラシックに間に合うかどうかは微妙な気もしますが、古馬路線なら。
関東馬なので外厩力には不安はありますが、中舘厩舎の管理馬の使われ方を確認して納得できる人なら、勝ち上がりさえ出来れば長く楽しめるのではないかと思います。
あとはシルバーステートの脚元の弱ささえ遺伝しなければ。
ルックオブラヴ22

| 父 | ゴールドシップ(種付け時 12歳) |
| 母 | ルックオブラヴ(出産時 9歳) |
| 母の父 | キングズベスト |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 4/30 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 鈴木慎太郎 |
| 募集価格 | 1400万円 |
| 遺伝子型 | TT型 |
父・ゴールドシップ
2009年生まれの日本産馬。父ステイゴールド、母ポイントフラッグ、母の父メジロマックイーン。
母ポイントフラッグはJRA15戦1勝。チューリップ賞-G3・2着の他、エルフィンS・紅梅Sで共に2着するなど、桜花賞TR戦線で活躍した早熟馬。
繁殖としてはゴールドシップの他に、4勝したトレジャーマップなどJRA勝ち馬を5頭出している。
ゴールドシップ自身は日仏28戦13勝。有馬記念、菊花賞などG1・6勝を含む重賞11勝。
2歳7月に函館でデビュー勝ちし、2戦目でコスモス賞を勝つと、その後はクラシック王道を主役の一頭として駆け続け、3歳時は6戦5勝で皐月賞・菊花賞の二冠馬となり有馬記念も勝利。
古馬になってからは安定感を欠くようになったものの、宝塚記念連覇、天皇賞・春制覇とタイトルを加え、6歳冬の有馬記念(8着)を最後に引退、種牡馬入りした。
歳を重ねるに連れてゲートが悪くなるなど気性面に問題が出てきていたが、それが個性として受け入れられ、強さと面白さを兼ね備えた馬としてファンに非常に愛されている。
種牡馬としては、2019年にデビューした初年度産駒からブラックホールが札幌2歳S-G3を制して早々に重賞ウイナーを輩出することに成功。2年目産駒のユーバーレーベンがオークスを勝利し、G1馬も出した。
その他の代表産駒にウインキートス(目黒記念-G2)、ゴールデンハインド(フローラS-G2)、ウインマイティー(マーメイドS-G3)など。
2022年JRA総合リーディング23位・2歳リーディング22位。
意外に早いうちから動ける産駒が多い印象。ダートは苦手。
ルックオブラヴ22は6世代目の産駒。
2023年種付け料200万円(受胎確認後。フリーリターン特約付)※前年から据え置き
2021年種付け頭数106頭。2022年種付け頭数96頭。
馬名の意味は「黄金の船。父名より連想」
母・ルックオブラヴ
2013年生まれの日本産馬。父キングズベスト、母ハイアーラヴ、母の父Sadler's Wells。
母ハイアーラヴは英独7戦1勝。チェシャーオークス-Lで2着の実績がある。
産駒にクレッシェンドラヴ(七夕賞-G3・福島記念-G3)、Alive Alive Oh(サルサビルS-L)。孫(Alive Alive Ohの娘)にFree Wind(ミドルトンS-英G2、ランカシャーオークス-英G2など重賞4勝)がいる。
広尾TC基幹牝馬の1頭。
ルックオブラヴ自身はJRA3戦0勝。最高着順は3歳1月の新馬戦(中山・芝2000)での8着。
初仔アイルオブラヴ(未出走)、第2仔ランドオブラヴ(現役未勝利)が広尾TCで募集されているが、不幸もあってまだ結果は出ていない。
ルックオブラヴ22は第4仔。
馬名の意味は「愛の面影。母名より連想」
生産牧場・木村秀則
ステラリード22の同項目参照。
調教師・鈴木慎太郎
2021年にデビューしたばかりの関東調教師。
広尾ではカイザーノヴァ・ボンドオブラヴの転厩先となり、21年産のラヴシュプリームも所属。今後お付き合いが増えていきそう。
22年は8勝止まりだったが今年は現時点で既に6勝。リーディング100位の壁を越えられるか。
2022年JRAリーディング155位(関東に限れば67位)。
騎手の起用は内田博幸騎手が中心だが、関東の調教師の割には若手騎手もよく使っている印象。
外厩は、カイザーノヴァでは吉澤ステーブルEASTを使用。
測尺
馬体重310キロ・体高148センチ・胸囲159センチ・管囲18センチ(5月31日計測)
所感
・調教師がブログやSNSを多用しているので、動向が掴みやすいはず
・母は入着歴のない未勝利馬
・測尺値に不安アリアリ(特に管囲)
母ルックオブラヴはハイアーラヴの娘なので、ハイアーラヴ22の項目でも触れたFree Windは従姉に当たります。
このルックオブラヴ22も、どっちかと言えば日本より欧州の方が活躍できるのでは、という気がしますが、あからさまにクレッシェンドラヴにあやかった配合でしょうから、上手く嵌まれば活躍も望めるかも。
フォーエヴァーユアーズ22ほどではないにせよこの馬も遅生まれですがそれを差し引いても小さいようにも感じ、母の競走実績も乏しいという事で、嵌まるには条件がかなり厳しく思えますが、牡馬で1400万円募集という事ならリスクとの釣り合いはまあ取れている方かと。
イチバチ感は強いですが厩舎は叔父ボンドオブラヴに活路を見つけ出させつつある鈴木厩舎なので、厩舎のファン、或いは父ゴルシのファンなら楽しめる募集馬ではないでしょうか。
ゼロカラノキセキ22

| 父 | レッドファルクス(種付け時 10歳) |
| 母 | ゼロカラノキセキ(出産時 9歳) |
| 母の父 | キンシャサノキセキ |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 3/8 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 尾関知人 |
| 募集価格 | 1000万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・レッドファルクス
2011年生まれの日本産馬。父スウェプトオーヴァーボード、母ベルモット、母の父サンデーサイレンス。
母ベルモットはJRA23戦3勝。スティンガー(阪神3歳牝馬S-G1など重賞5勝)・サイレントハピネス(ローズS-G2など重賞2勝)の全妹、レガシーオブゼルダ(京成杯3歳S-G2・2着)の半妹、アーバニティ(オーシャンS-G3)の半姉。
繁殖としての実績は、レッドファルクスの他にはレッドシュナイト(JRA4勝)が目立つ程度。
レッドファルクス自身は日香29戦10勝。スプリンターズS-G1連覇など重賞4勝。
2歳11月にデビューし(3着)、3歳3月の3戦目で初勝利。以降は芝・ダート両刀遣いで1400m戦を中心に条件戦を走り、4歳10月に11戦目でオープン入り。5歳5月の欅S-L(ダート1400)でオープン初勝利を挙げると、その次走でCBC賞-G3を制して重賞初制覇。更にその勢いのままスプリンターズSも勝利して、一気にG1ホースの座にまで駆け上がった。
その年末の香港スプリント-G1では完敗を喫したものの、翌年6歳時も短距離戦線の雄として活躍。スプリンターズSを連覇し、マイルの安田記念-G1でも3着と健闘を見せている。
7歳時も現役を続けたが、その頃には衰えが目立つようになり往時の姿は見せられず、年末の阪神C8着を最後に引退した。
2019年から種牡馬入りし、初年度産駒は2022年デビュー。
現在までのところ産駒は中央・地方共に苦戦傾向にあるが、古馬となってから本領発揮した自身の如く、これからの成長が期待される。
主な代表産駒はナックブレイブ(すずらん賞-OP・2着)。
ゼロカラノキセキ22は3世代目の産駒。
2022年2歳リーディング43位。
2023年種付け料・50万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から30万円DOWN
2021年種付け頭数83頭。2022年種付け頭数68頭。
馬名の意味は「冠名+ラテン語で鎌の意味を持つ両手剣」。
母・ゼロカラノキセキ
2013年生まれの日本産馬。父キンシャサノキセキ、母スイートマカロン、母の父Tale of the Cat。
母スイートマカロンはJRA6戦0勝、地方(門別)1戦1勝。JRAでの最終クラスは500万下(現1勝C)。近親に目立った活躍馬はいない。
産駒に3勝を挙げたグランソヴァールなどJRA勝ち馬が3頭。
ゼロカラノキセキ自身の競走成績はJRA13戦0勝、地方(川崎、浦和)2戦1勝。地方実績は交流戦でのもの(川崎1500m)であり、JRA最終クラスは500万下(現1勝クラス)。現役時は広尾所属。
500万下戦で2着した事もあるが、JRAで勝ち星を挙げる事は出来なかった。500万下も含めたJRAでの3度の連対距離はダート1600~1700m。
繁殖として産んだ子はここまで全て広尾TCで募集されている。
初仔キセキノセンシ(牡3・父マジェスティックウォリアー)はデビュー戦(ダ1200)を3着したものの勝ち切れず。第2仔メグルキセキは順調さを欠くことが多く、今のところ結果は出ていない。
ゼロカラノキセキ22は第4仔。
馬名の意味は「零からの奇跡。父名より連想」。
生産牧場・木村秀則
ステラリード22の同項目参照。
調教師・尾関知人
獣医学科卒の経歴を持つ、関東の中堅調教師。
例年25勝前後、リーディング30~50位前後が定位置だったが、ここ2~3年はやや低調。
広尾との付き合いは長く、母ゼロカラノキセキ、叔父グランソヴァールなども管理。
ゼロカラノキセキの産駒は4年連続で尾関厩舎に預けられている。
2022年JRAリーディング67位(関東に限れば23位)。
代表管理馬はグローリーヴェイズ(香港ヴァーズ-G1・2回)、レッドファルクス(スプリンターズS-G1連覇)など。
騎手は横山武史など、関東の上位ジョッキーを起用する事が多め。
外厩は、広尾の馬ではスピリットファームを中心に使用している模様。
測尺
馬体重353キロ・体高149センチ・胸囲167センチ・管囲19センチ(5月31日計測)
所感
・調教師は父・母・兄姉を全て管理。勝手知ったる血統マイスター。
・一口あたりの価格は最安値(5000円)。
・父産駒は今のところ不振傾向
もはやお馴染みとなったゼロカラノキセキ-尾関厩舎ラインのニュービー。
母の仔はまだ勝ち上がりはないものの(2頭しか走ってませんが)、初仔キセキノセンシはあと一歩のところまでは来ていたので、繁殖としての能力が無いわけではないはず。
父産駒もこれからに期待という段階なので、現状の不振にはある程度目を瞑ってもいいのでは。
血統に慣れた調教師の元で開花……と、そう都合よくは行かないのも世の常でしょうが、この価格なら気楽に楽しめる部分もあるでしょう。
もし一つ勝てたら収支をプラスに持っていくことも容易でしょうし、なんなら未勝利戦の掲示板常連レベルでも回収できるかも。
割と突っ込みやすい賭けかもしれませんね。
スーンシャイン22

| 父 | サトノクラウン(種付け時 9歳) |
| 母 | スーンシャイン(出産時 6歳) |
| 母の父 | ジャスタウェイ |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 4/10 |
| 生産牧場 | 木村秀則 |
| 調教師 | 黒岩陽一 |
| 募集価格 | 900万円 |
| 遺伝子型 | CT型 |
父・サトノクラウン
2012年生まれの日本産馬(持ち込み馬)。父Marju、母ジョコンダⅡ、母の父Rossini。
母ジョコンダⅡは愛8戦2勝。リステッド勝ちやキラヴーランS-G3で3着などの実績がある。
繁殖成績も優秀で、サトノクラウン以外にも輸入前にライトニングパール(チーヴァリーパークS-G1など重賞2勝)、ジョリージョコンド(タイロスS-G3・3着)を、輸入後にポンデザール(札幌日経OP-L)、フィリオアレグロ(青葉賞-G2・3着)を産んでいる。
サトノクラウン自身の競走成績は日香首20戦7勝。宝塚記念-G1、香港ヴァーズ-香G1など重賞6勝。
2歳10月のデビューから重賞2つを含む3連勝でクラシック戦線に臨むも皐月賞6着、ダービー3着。以降G1では苦戦が続いていたが、4歳冬の香港ヴァーズで念願のG1制覇。5歳の宝塚記念ではキタサンブラック・ゴールドアクターらを破って国内G1タイトルも手にした。
ピンかパーかはっきりしているタイプで、7勝を挙げた反面、敗れた13走の内11回は掲示板すら外している。
2019年から種牡馬入り。
2022年デビューの初年度産駒から世代の頂点を獲ったタスティエーラ(日本ダービー-G1、弥生賞-G2)などを輩出し、クラシック戦線を賑わしている。
他の代表産駒にウヴァロヴァイト(スイートピーS-L)、トーセンローリエ(アネモネS-L)など。
スーンシャイン22は3世代目の産駒。
2022年JRA2歳リーディング24位。
2023年種付け料:150万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から50万円UP
2021年種付け頭数91頭。2022年種付け頭数78頭。
馬名の意味は「冠名+王冠」。
母・スーンシャイン
2016年生まれの日本産馬。父ジャスタウェイ、母モンスーンウェディング、母の父Monsun。
母モンスーンウェディングは英8戦1勝。英リステッド2勝のHyabellaの娘で、Poet(ローズオブランカスターS-英G3、キルターナンS-愛G3)の半姉。France(テトラークS-愛G3、愛2000ギニー-G1・2着)の従妹。
繁殖としてはライオネルカズマがJRA3勝を挙げているものの、他にJRAで馬名登録された産駒3頭中2頭が未出走、1頭は1戦のみで引退となっておりマトモに走れていない感がある。
なお、未出走馬のうちの1頭が広尾TCのウェディングソングであり、1戦のみで引退となったのも広尾TCのニューコローラ。
スーンシャインがもう1頭の未出走馬に当たる。
スーンシャイン22は第2仔。
馬名の意味は「まもなく輝く」。
生産牧場・木村秀則
ステラリード22の同項目参照。
調教師・黒岩陽一
獣医師資格を持つ関東の調教師。大学時代は馬術部という経歴がある。
調教師デビュー後しばらくはリーディング100位に入るか入らないかという位置をウロウロしていたが、10年目の21年に25勝を挙げて44位となり、プチブレイク。昨年も26勝を挙げており、このまま中堅に定着できそうなところに来ている。
2022年JRAリーディング41位(関東に限れば13位)。
代表管理馬はブレークアップ(アルゼンチン共和国杯-G2)、パッシングスルー(紫苑S-G3)、ミュゼエイリアン(毎日杯-G3)など。
永野猛蔵騎手が主戦。
測尺
馬体重365キロ・体高150センチ・胸囲163センチ・管囲19センチ(5月31日計測)
所感
・初年度からダービー馬を出したサトノクラウン産駒
・募集総額で最安値
・母系はやや地味
募集総額最安値のサトノクラウン牝馬。血統・厩舎などの字面上は特段強調点はないものの、特段悪い点も見当たらないように思えます。
母や伯母たちは順調な競走生活を送れませんでしたが、ライオネルカズマや日本以外で走った伯父たちはバリバリ数を使っているので、血統全体で体質不安という事もないでしょう。
強いて言うなら、サトノクラウン産駒の勝ち上がり率は決して高くはないという事くらいでしょうか。
それでもこの価格ならちょっと一口つまみ食いという感じもありでしょうし、グレード調整のお供にはゼロカラノキセキ22と並んで最有力候補と言えるかもしれません。
こちらは1000口募集なので、同じ口数だと他馬より維持費がかかる事には注意しなければなりませんが……。
最後に
今回の募集に関する感想はここまで。今まで以上に中身のない雑文となってしまった感がありますが、お付き合いいただきありがとうございました。
さて、測尺に関しては今回の募集馬だけでなく先行募集各馬のものも出ていますので、ついでに見ていきましょう。
・キャッツアイ22
馬体重396キロ・体高148センチ・胸囲170センチ・管囲19センチ(6月5日計測)
・ゴッドフロアー22
馬体重460キロ・体高151センチ・胸囲176センチ・管囲20センチ(6月5日計測)
・スマートオランプ22
馬体重358キロ・体高149センチ・胸囲167センチ・管囲20センチ(5月下旬計測)
・ヴェイパー22
馬体重388キロ・体高148センチ・胸囲171センチ・管囲19.8センチ(5月下旬計測)
・シンボリバーグ22
馬体重410キロ・体高147.6センチ・胸囲170センチ・管囲20センチ(5月30日計測)
・ストームハート22
馬体重377キロ・体高152センチ・胸囲171センチ・管囲19センチ(5月31日計測)
全体的に大きい!
というよりは今回の募集馬がやはり小さめではあるんでしょうが。
出資しているモズ5000万パワーズ(特にゴッドフロアー22)が大きいのは一安心で、馬格不安のあるディメンシオン22に行く気になったのも「仮に大きくならなくても彼らがいるので」という気持ちになれたことが心理的に大きいとは思います。
という訳で、本文中にも書きましたが今回の募集ではディメンシオン22とレトロクラシック22に1/1000ずつ出資する方向で行こうと思います。
多分出資できると思いますが、もし自分の受付時間までに完売していたらまたその時に考えることにしましょう。
皆様もお望みの馬に出資出来ますように!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)
※当記事はあくまで個人の感想であり、特定のファンドへの出資を推奨または制止するものではありません。
また、記事中のデータは執筆時点での正確なものを掲載するように努めてはおりますが、誤認や勘違いによるミスはあるかと思われます(※6/15 ゼロカラノキセキ22の性別表記を間違えていたため修正しました)。
ご利用される場合は必ずご自身で情報を精査された上で、自己責任でお願い致します。