2023年7月15日から8月8日までの3歳以上(2020年以前産)出資馬の近況まとめです。
この期間中に走った3歳以上出資馬はテラステラとアリシアンの2頭だけで、着順はテラステラの2勝C戦3着が最高と、動きが少ない期間でした。
しかしこの後、3歳未勝利馬たちが生き残りを賭けたラストチャンスに続々挑戦予定。
ラッシュに先んじてミロスラヴァの未出走引退が決まったりもしてしまいましたが、1頭でも多く生き残ってほしいものです。
なにとぞお慈悲を……。
ということで、以下、出資馬たちの近況確認です。
4歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
アリシアンは1勝C戦完敗後に協議入りとなりましたが現役続行。
ドグマ、ウィンダミアは外厩調整中。
ドグマ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・3勝C

坂東牧場在厩。
背腰の調子がイマイチということで、前走以降の夏場の全休が決定。
坂東牧場では「トモに疲れが溜まっており、ちょっと苦しいそうな感じがします(7月26日近況)」と言われ、治療とケアを行われています。
7月末の段階ではまだまだ回復途上と言ったところ。
北海道に来る前までは
調子良さそうだったのになあ……
流れは相当悪い感じですが、暑さも多少はマシな北海道にいるうちにどうにか上向いてほしいものです。
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

テンコーテレーニングセンター在厩。
7月後半からは坂路15-15の調教を開始。順調にペースアップされ、硬さも見せないという事で、昨年の同時期の状況とは大違い。
まだスケジュールは何も出ていませんが、今年はこのままなら秋競馬早々に復帰することも出来そう。
秋の飛躍に期待!
アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C

7月15日福島の牝馬限定平場1勝クラス(芝1200)で9着に完敗(→レース記事)。
着順も悪かったですが、レース内容も「馬が走るのをやめてしまう」と騎手コメントで言われてしまうようなもので、この結果を受けてレース後には関係者の協議入りが発表されました。
ここまでか……
ファンド解散を覚悟しましたが、20日の更新で一転現役続行が決定。
コメントを見る限り、厩舎サイドの方が諦めていないように見えます。
18日にリバティホースナヴィゲイトに放牧に出ていますが、一応夏の新潟開催のうちに出走機会があれば……という話でしたが、その後暑さの影響で球節に浮腫みなどが出てしまっているようなので、予定通りいくかは何とも言えない状況。
いずれにせよ、今回は現役続行が決まったとはいえ残された機会はそう多くはないでしょうから、悔いのない状態で次のレースに臨めるようにはしてほしいと思います。
もう一度走る気が戻りさえすれば……
ワラウカド
マテウスは進展が見えない状態。
マテウス(栗東・鮫島一歩厩舎)牡・1勝C(未勝利)

ドラゴンファーム在厩。
暑さにダウンすることもなく、一応は順調に調整を続けられていますが、一向に先の見通しが出て来ません。
9月の阪神・中山開催にはルール上出走不可ですし、8月末の小倉に間に合わせる? それとも秋の新潟開催まで待機?
あまり悠長にしていられる状況ではないと思いますが、大丈夫なのか……?
そろそろ展望を……
YGGオーナーズクラブ
一応復帰予定は出ましたが、順調とは……。
ミーナティエルナ(栗東・寺島良厩舎)牝・1勝C

宇治田原優駿ステーブル在厩。
一旦良化しかけた歩様が7月末にまた悪化。接着装蹄にしてまた徐々に良化してはいるようですが、どうにも蹄の調子が整いません。
調教師からは9月24日阪神の牝馬限定平場1勝C(ダ1400)を一応の目標にするという予定が出されていますが、あと2ヵ月弱で走れる状態まで戻れるのかはぶっちゃけ怪しい。
仕上がり自体は早い馬なので、早めに回復できれば間に合わないこともないとは思いますが……。
無理はしないように願います。
性急に復帰してまたすぐ故障とかはイヤよ?
DMMバヌーシー
現役馬はいません。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
テラステラは次走に向けて順調、ドンカルロも回復基調。未勝利2頭も一応は順調です。
カグヤ(栗東・池江泰寿厩舎)牝・未勝利

吉澤ステーブル在厩。
順調といえば順調。8月2日の近況では「そろそろ帰厩予定」とだけ言われて具体的なスケジュールは出ていませんが、状況から8月26日札幌芝1500未勝利戦が目標になる可能性は高いでしょう。
ぶっちゃけ相当に厳しいでしょうが、ラストチャンスでは持てる力を十全に発揮できることを願って。
せめて悔いなく……は無理か、
悔いを少しでも少なく。
テラステラ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・2勝C

7月16日の中京スポニチ賞(2勝C・中京・芝1400)では、先行策から直線抜け出しを図るもゴール寸前で捕まり3着(→レース記事)。
もう少しだったので残念ではありましたが、不利な大外枠で状態もさほど良くは無かったと思われる状況であわやというところまで行ったことは、このクラスで上位の力を持っていることを示すには十分だったと言えます。
次走は8月12日の新発田特別(2勝C・新潟・芝1400)を視野に、19日にチャンピオンヒルズに短期放牧に出され、ショックウェーブ放射などで疲労をケア。
「葵ステークスのレース後ほど硬さは気にならず、今回のほうが反動は少なそう」ということで、7月29日には栗東に帰厩しています。
調教時計的にはさほどですが、状態は前走時より上がっているのではないでしょうか。
新発田特別の登録メンバーを見る限りは前走よりレベルは上がっている感じですが、良い結果を期待です。
願わくば勝利を!
ドンカルロ(栗東・高柳大輔厩舎)牡・1勝C

グリーンウッド在厩。
放馬による外傷は7月末ごろには癒え、騎乗運動が再開されました。
今のところ体調に問題なしとのことなので、このまま順調に行ってくれれば。
頓挫ダメ絶対。
セントアイヴス(美浦・中舘英二厩舎)牡・未勝利

7月18日に美浦に帰厩。8月20日の新潟芝2400未勝利戦を目標に調整されています。
硬さも取り切れていないようですし、本調子とは言い難い気はしますが、それでも徐々に状態は上がってはいる様子。
新潟は最終週に芝2200戦も組まれているので、もし20日に勝ち切れなくても権利を取れれば続戦は可能かもしれませんが、掲示板を外せばジ・エンドという状況ではやはり一発勝負と思った方がいいでしょう。
どうにか……
ワラウカド
ミロスラヴァはゲート試験までは通りましたが、結局デビュー断念。他の未勝利馬たちも状態がいいとは言い切れず、かなり崖っぷち。
唯一勝ち上がり済みのポーレットは昇級戦に向けて帰厩しています。
クリプティクコード(栗東・藤原英昭厩舎)牡・未勝利

7月22日にイクタトレーニングファームから栗東へ帰厩。
8月12日の小倉ダ1700未勝利戦に岡田祥嗣騎手鞍上で向かうことになりました。
ダートが合うかも未知数ですが、鞍上が1年以上勝ち星に恵まれておらず、この人選の時点で陣営はほぼ勝機は無いと見ているとみなしてしまっていいでしょう。
……
とはいえ調教に乗ってくれてはいますし、元々地方のトップジョッキーという人なので、馬にダート適性があってかつ他馬を忌避する面が出なければ可能性もなくはない……と思いたい……。
奇跡を……
ヘリックス(美浦・大竹正博厩舎)牡・未勝利

美浦在厩。
前走後は札幌で次走を、という展望でしたが、その後も美浦にとどまり続けており「左回り苦手が解消」云々というコメントも出てきているので、ラストチャレンジは新潟になりそうな雰囲気になってきました。
今のところ具体的な予定は出ておらず、「ダートもしくは距離延長」狙いという事以外はわかりませんが、新潟で延長・芝という条件だとセントアイヴスと被りそう。まあそうなったら仕方がないです。
デビュー直後ですがもう後はないので、ともかく出来るだけいい状態で次のレースに臨めれば。
変わり身を!
ヒズハイネス(栗東・斎藤崇史厩舎)牡・未勝利

ファンタストクラブに移動し、中央の登録も抹消されました。
その後、ADAF(披裂喉頭蓋ヒダの軸側逸脱)の症状を緩和するため手術を行うことに決定。
8月3日に施術は無事終了し、しばしの安静期間に入っています。
体調万全で地方へ!
ポーレット(栗東・吉岡辰弥厩舎)牝・1勝C

7月27日にファンタストクラブから函館競馬場へ移動。8月20日札幌の牝馬限定1勝C(芝2000)へ向けて調整されています。
移動直前は疲労が少し残っているという見立てでしたが、移動後は状態がいいという見解の様子。
まあ万全ではないのかもしれませんが、レースをするには足りる状態ではあるのでしょうから、あまり心配するのも関係者に失礼でしょうか。
力は1勝クラスでも遜色ないでしょうし、昇級初戦から期待させてもらいます。
目指せ連勝!
ミロスラヴァ(栗東・小林真也厩舎)牝・未出走

怒涛の転厩・栗東入厩から7月27日にはゲート試験にも合格。
しかし、合格を報告した近況には同時に「上がってきてからの歩様は少しスムーズさを欠いていますが、いつもと同じ状況」という不安を煽る調教師コメントも同時に上がっていました。
そして31日、右前の球節が腫れ、骨膜も確認。症状は重くないという事でしたが、当然未勝利戦実施期間内に治癒が間に合うものでは無く、引退・ファンド解散が決定しました。
ああ……
こういうことも覚悟していましたし、そもそもデビューできたとしても一周回ってくるのが目標という状況だったのも間違いないのですが……。
残念無念。
しかし一度は完全にデビューを諦めていたので、夢を見せてくれただけでも個人的には感謝しています。
感想はいずれ別記事にでも。
YGGオーナーズクラブ
2頭ともに完全に順調とは言い難い状況ですが、一応次走へ向けて調整は進んでいます。
レーヌドゥール(美浦・尾関知人厩舎)牝・未勝利

骨瘤は触れば反応はあるという事で完治はしていませんが、歩様には出ていないという事で7月後半から15-15を開始。そこからも問題はないという事で、8月5日にスピリットファームから美浦に帰厩しました。
スケジュールは出ていませんが、チャンスはあと一度と思っていた方がいいでしょう。
460キロ台まで戻った馬体をこれ以上減らさず、どこまで状態を上げてレースに向かうことができるか。
これ以上は痩せないでおくれ。
トレブランシュ(美浦・稲垣幸雄厩舎)牝・1勝C

森本スティーブル美浦エリア在厩。
脚元の腫れや熱感は落ち着いているようですが、馬体重が430キロ台からまったく増えていかない様子。
2月の外厩在厩時には450キロあったので、暑さも影響しているのでしょうか。
まあ脚元も安心とは言えない状況なので、涼しくなるまでにじっくり調整してもらえれば。
焦りは禁物。
DMMバヌーシー
オーヴァルブルームは一発勝負へ向けて帰厩。
モルトヴェローチェは脚元が一進一退の状況。
オーヴァルブルーム(美浦・斎藤誠厩舎)牝・未勝利
7月18日に山元トレーニングセンターから美浦へ帰厩。
8月13日新潟の牝馬限定未勝利戦(芝2000)を目標に調整されています。
外厩で460キロまで増えた馬体が帰厩後すぐ20キロ減ってしまっており、チャンスが限られていることもあって不安は尽きませんが……。
それでも順調は順調なようなので、一発回答に期待します。
頼むでルメール!
モルトヴェローチェ(美浦・大竹正博厩舎)牡・1勝C
吉澤ステーブルEAST在厩。
患部の状態が良化してハッキングまで進んでいましたが、エコー検査の結果また血流が強くなっていたという事で再びペースダウン。
なかなか状況が改善しませんが、馬自身は元気ではあるようなので、暑さが引くころまでには本当に良化していることを祈って。
全体の所感
どうにもパッとしない状況の馬が多いですが、テラステラやポーレットなど数少ない順調な馬が8月に出走を予定しているので、彼らの奮闘に期待。
未勝利馬たちは奇跡待ちの馬が多いですが、可能性が全くないという馬も少ないので、大逆転を最後まであきらめません!
暑さが激烈なので人馬共に熱中症などには注意してもらいつつ、健闘期待!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)
