2025年5月21日から6月15日までの3歳以上(2021年以前産)出資馬の近況まとめです。
この期間内で出資馬の勝利は無く、ヴィレムの3勝C3着・アスゴッドの未勝利戦2着が目立つ程度。
5月前半でちょっと上向いたかと思えば再び怒涛の連敗街道を突っ走りつつあり、結局今年の全体成績が不振を脱却する兆しが見えないのは困りもの。
上級クラスはともかく未勝利組はもう時間も無いので、おそらく大挙出走となる6月後半以降でどうにか勝ち星が欲しいものですが……。
ということで以下、3歳以上出資馬たちの近況確認です。
6歳出資馬たちの近況
広尾サラブレッド倶楽部
ウィンダミアは目標レースが直前取りやめとなり、スライドを強いられる不運。
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

5月25日の火打山特別(新潟・ダ1200)は想定通り除外となり、当初の予定通り31日の富嶽賞(東京・ダ1400)へ矛先を向けることに。
首尾よく出走も叶い、当日も本場馬入場から輪乗りに入ってあとはゲート入りを待つだけ、という状況でしたが、天候不順でここから長く待たされた挙句に落雷の可能性がある為レースが取りやめになるというまさかの事態に。
安全面を考えると致し方なしとはいえ、不運でした……。
その結果、翌週6月8日の八王子特別(東京・ダ1400)にスライドを余儀なくされることに。
元々八王子特別を予定していた組に加えウィンダミアのようなスライド組も押し寄せたことで大量の特別登録があり除外の可能性もありましたが、どうにかギリギリ出走枠に滑り込むことには成功。
いつもの東京戦に比べると行き脚が悪く中団から進めることになりましたが、直線ジリジリと脚を使って6着となりました。
元々レース前から在厩期間が長くなって馬が辛くなってきているという話があり、レース後は放牧へ出るのが既定路線。
しばらくは厩舎で様子見されますが、その後は秋競馬に備えてリフレッシュとなる予定。
5歳出資馬たちの近況
ドンカルロが昨年9月以来のレース復帰。他は放牧中で動きなし。
広尾サラブレッド俱楽部
テラステラは放牧中。ドンカルロは久々の復帰戦をとりあえずは無事完走。
テラステラ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・2勝C

チャンピオンヒルズ在厩。
坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター1本に加え、週2回半マイル58秒程度上限で、引き続きリフレッシュメインの調整中。
元気はあるようで、問題なく順調。
ドンカルロ(栗東・高柳大輔厩舎)牡・障害オープン

6月1日の障害オープン(京都・障害3170)で蟻洞からの復帰初戦を迎え、9着(→レース記事)。
まずは無事完走を果たしました。
レース後の蹄のレントゲン検査でも問題は無く、そのまま在厩で続戦を予定。
6月21日の障害オープン(阪神・障害3110)を目標に調整されています。
YGGオーナーズクラブ
トレブランシュ(美浦・伊藤伸一厩舎)牝・2勝C

森本スティーブル美浦エリアでテンションに注意しながら調整を進められていましたが、6月5日の近況で突如これまでの稲垣幸雄厩舎から伊藤伸一厩舎への転厩が発表されました。
5歳の夏となり既定の引退時期まで残り1年を切った中で、稲垣厩舎では出走機会が少なすぎるから、という事でしょうか?
真相は不明ですが、発表翌日の6日には美浦に帰厩(伊藤厩舎には初入厩)。
11日には追い切りも行われ、すぐに態勢は整いそうとのこと。
次走予定は出ていませんが、この調子なら6月末の福島1200戦などに出走してくるかもしれません。
環境変更が吉と出ることを願います。
4歳出資馬たちの近況
ヴィレム、フラーハなど、出走した馬たちには勝てないまでも好走した馬多し。
放牧中の馬たちも概ね順調に過ごしており、全体状況としては良好と言えます。
広尾サラブレッド俱楽部
アンモシエラ・パリッドキャリアともに次の展開に備え放牧中。
アンモシエラ(栗東・松永幹夫厩舎)牝・オープン

エンプレス杯のレース後、5月21日にチャンピオンヒルズへ放牧。
次走目標を7月9日のスパーキングレディーC(Jpn3・川崎・ダ1600)と定めて調整を進められています。
暑さに敏感とのことで、6月4日の近況では「週明けに坂路に入るとスクむことが多いため、月曜と火曜日は周回コースのみで調整している」との気がかりな報告もありましたが、スクミを軽減するために日ごろから十分な電解質を与えて対処してもらっているとのことですし、翌週の近況では触れられていなかったので大丈夫なのだと思いたい。
そろそろ栗東への帰厩タイミングになるかと思われますが暑さがキツくなりそうなタイミングでもあるので、まずは無事目標へ向かえますように。
パリッドキャリア(栗東・清水久詞厩舎)牡・1勝C

チャンピオンヒルズ在厩。
骨膜が出ている右前が浮腫むことはあるようですが歩様には出ず、触診痛も無いとのことで、日々の水冷や消炎剤などでのケアを行いつつペースアップを図られています。
6月末には再登録を行う方向とのこと。
依然脚元は油断できませんが、中央再デビューへ向けては前進していると見て良さそうです。
ワラウカド
ヴィレム・フラーハは自己条件で健闘。キングズロアは門別で苦戦が続きます。
キングズロア(門別・小野望厩舎)牡

5月21日のC4-2(門別・ダ1200)でまさかの10着惨敗(→レース記事)。距離を延ばした6月5日のC4-2(門別・ダ1600)でも4着に終わりました。
フレッシュさに欠ける状態であるとのことで、2~3週開けて立て直すことに。
状況はかなり厳しくなってきましたが、どうにか上向いてほしい……。
ヴィレム(栗東・藤原英昭厩舎)牡・3勝C

6月7日の垂水S(阪神・芝2000)で3勝C昇級初戦を迎え、惜しい3着(→レース記事)。
レース後は疲れが残っているとのことで、中1週での続戦(おそらく阪神芝2200のグリーンSが視野にあった)は断念し、代わって次走は中京芝2000を目標にするとのこと。
レース名は出ていませんが7月26日の関ヶ原S(中京・芝2000)のことでしょう。
既に吉澤ステーブルWESTに短期放牧に出ています。
暑さにはあまり強くないとの触れ込みがあるので真夏の中京には不安もありますが、跳ね返して次は勝利を!
フラーハ(美浦・嘉藤貴行厩舎)牝・2勝C

5月27日にケイツーステーブルから美浦へ帰厩し、予定通り6月8日の八王子特別(東京・ダ1400)に出走。
ウィンダミアの項で述べた通り前週のレース中止の影響でメンバーがかなり強くなる誤算がありましたが、先手を取って直線でもよく粘り4着に健闘しました。
レース後はケイツーステーブルへ放牧。血液検査でかなり疲労がたまっている結果が出たとのことで、しばらくはコンディション調整に努められる予定。
東京ダ1300/1400条件で安定して力を発揮できるようになってきましたが、秋まで待つのは間が開きすぎるため、次走は距離延長して新潟のダ1800戦を目標にするとの方針が示されています。
YGGオーナーズクラブ
ホルトバージ、スウィープフィートはやや不本意な内容で敗戦。トレベルオールはレースに向けて帰厩。
ホルトバージ(栗東・寺島良厩舎)牡・2勝C

3歳馬が混ざってくる前のクラス勝ち抜けを目指して中1週続きのローテで6月1日の與杼特別(京都・ダ1800)に出走しましたが、後方からの形になってしまい5着(→レース記事)。
次走は福島か小倉開催の最終週に組まれている芝のレースに向かう予定とのこと。
今更芝を使う意味がどれほどあるのかは正直疑問ですが、昨年小倉の芝1勝Cで2着しているので、後ろに構えすぎなければもしかするともあるかもしれません。
6月4日に宇治田原優駿ステーブル分場に放牧して一週間ほどリフレッシュした後、11日に本場に移動して次走への調整に入っています。
スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)牝・オープン

ヴィクトリアマイルを除外されてスライド出走した5月25日の都大路S(L・京都・芝1800)でしたが、道中引っ掛かってしまい8着敗退(→レース記事)。
レース前には6月のしらさぎS(G3)に続戦するプランも示されていましたが、昨年夏負けした状況も鑑みて秋まで休養に入ることが決定。
5月30日にキャニオンファーム土山に放牧に出ています。
無事に夏を過ごし、秋にはメンタル面でもリフレッシュ出来ていることを祈って。
トレベルオール(美浦・辻哲英厩舎)牡・1勝C

ケイワンレーシングで順調に調整され、5月24日に美浦帰厩。
6月21日の平場1勝C(東京・芝1800)を目標に進められています。
前走時よりもゲート含め全体的に良化しているとのことなので、前進を期待。
DMMバヌーシー
ドリームクルーズはタフに連戦。シャンパンポップはついに栗東帰厩、レイデラルースも回復順調。
レイデラルース(美浦・手塚貴久厩舎)牡・2勝C
ノーザンファーム早来在厩。
トレッドミルでのキャンター開始。患部の状況は良好で、あと1ヵ月ほどで乗り運動に移行できそうとのこと。
シャンパンポップ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・1勝C
骨瘤の影響で帰厩が延期になっていましたが、もう待てないとのことで調教師判断で栗東帰厩が決定。
6月4日にノーザンファーム早来を出発し、6日に栗東へ到着しました。
現在は坂路にも入っています。どうかこのまま無事に進んでくれますように。
ドリームクルーズ(美浦・戸田博文厩舎)牝・1勝C
6月1日の平場1勝C(東京・芝1800)に出走しましたが、ハナを取れず8着(→レース記事)。
レース後も状態に問題は無く飼葉食いも良好で、このまま21日の平場1勝C(東京・芝1800)へ続戦する予定。
3歳出資馬たちの近況
アスゴッド、コンタンゴ、リーティアコナルなど2着歴のある未勝利組が出走しましたが、いずれも勝ちには至らず。全体的な不振の印象はこの世代が不調なことが大きいか。
未勝利組にはタイムリミットが迫ってきているので、なんとか1頭でも多く勝ち残りを果たせるように頑張って欲しい。
広尾サラブレッド俱楽部
アスゴッド、コンタンゴ、ストラテージュは好走するも勝ち切れず。モダンは療養中。
アスゴッド(栗東・矢作芳人厩舎)牡・未勝利

チャンピオンヒルズで右トモのケアを受けながら調整され、6月1日に直接函館競馬場へ入厩。
そのまま6月15日の未勝利戦(函館・ダ1000)に出走しましたが、クビ差の2着に敗れ勝ち上がりは果たせず。
この後は状態を確認し、同条件戦への続戦を意識していくとのこと。
1000mの距離はやや短そうですが休養前の捻挫の影響はもう無さそうですし、使い詰めて行くとまたメンタルが煮詰まってくるかもしれないので、なんとかメンタルがフレッシュな内に決めてしまいたいところ。
ストラテージュ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・未勝利

5月24日の未勝利戦(京都・ダ1200)で先行して8着(→レース記事)。
その後6月7日の未勝利戦(阪神・芝1200)を除外された後、函館に移動して14日の未勝利戦(ダ1000)に出走し4着に入りました。
初の掲示板入りを果たし、多少は希望も見えてきた形。
将来的には1700も視野に入れつつ、次走は1000m条件を続ける構えとなっています。
コンタンゴ(栗東・藤原英昭厩舎)牡・未勝利

5月20日に吉澤ステーブルWESTから栗東に帰厩し、6月8日の未勝利戦(阪神・芝1600)に出走しましたが、スタートひと息でハナを取れず4着。
使ったなりの疲れはあるものの度を越したものでは無いとのことで、中1週で22日の未勝利戦(阪神・芝1600)に向かう予定となっています。
馬体重の問題からこれ以上の連戦は厳しいでしょうし、そこでどうにかしたいところですが……。
モダン(美浦・奥村武厩舎)牡・未出走

ジョイナスファーム在厩。
5月後半から術後の熱感が取れ、6月からはウォーキングマシン運動の時間を30分から60分に延長。
7日からは騎乗運動も開始されています。
さすがに未勝利戦実施期間内にまともな臨戦態勢には成り得ないでしょうが、とりあえず経過良好なのはヨシ。
ワラウカド
リーティアコナルは1番人気で臨んだ未勝利戦で完敗。ギザキズラヴは目標を除外されスライド。カハンガハンガは変身を狙って函館へ。
リーティアコナル(栗東・友道康夫厩舎)牡・未勝利

5月25日の未勝利戦(新潟・芝2200)に1番人気で出走しましたが、馬場や展開が向かなかったか9着に完敗(→レース記事)。
幸いレース後もコンディションに変わりは無く、このまま6月22日の未勝利戦(阪神・芝2400)に続戦する方向。
調教での走りからは未勝利クラスに居る馬では無いはずなので、なんとか巻き返してほしいところ。
カハンガハンガ(美浦・久保田貴士厩舎)牡・未勝利

美浦で調整中。6月12日に函館へ向けて出発し、22日のダ1000未勝利戦に出走する予定。
ダートが合う血統には思えませんが距離は向いていると思われますし、初速の速さはコースに合っているはずなので、どうにか変わり身を見せてもらいたい。
ギザキズラヴ(栗東・藤原英昭厩舎)牝・未勝利

順調さを欠く状況が続いていましたが、5月27日にようやく栗東へ帰厩。
6月14日の牝馬限定未勝利戦(阪神・芝1600)で復帰する目算でしたが、節が足りずに除外の憂き目に。
やむなく予定を1週スライドし、22日の未勝利戦(阪神・芝1600)に向かう事になっています(同厩のコンタンゴと同じレースですが……)。
1400以下に短縮するのかと思いきや、結局1600に拘る形。
ここまでのレースぶりからは距離が長いとしか思えないので厳しい戦いは避けられないでしょうが、メンタルが成長していることを祈って。
YGGオーナーズクラブ
トレサフィール・ブラックジェダイトとも予定のレースに向けて順調。
ブラックジェダイト(美浦・大竹正博厩舎)牡・1勝C

5月28日に森本スティーブル美浦エリアから美浦に帰厩。
当初6月22日の平場1勝C(函館・芝1800)目標との予定とアナウンスされていましたが、6月4日の近況で「重め感がある」「洋芝適性に疑問符」とのことで次週の福島戦に予定変更の可能性を示唆。
しかし5日の追い切り(南W67.4-51.8-37.1-11.9)が好内容・好時計で、意外とすぐ仕上がりそうという事で師に迷いが生じ、11日の追い切り内容も良かったことで結局当初の予定通り函館に向かう事になりました。
洋芝合わない疑惑が払拭されたわけでは無いものの、調教内容的には1勝Cでは間違いなく上位なので、勝利を期待!
トレサフィール(美浦・稲垣幸雄厩舎)牡・2勝C

5月30日に森本スティーブル美浦エリアから美浦に帰厩し、6月29日のラジオNIKKEI賞(G3・福島・芝1800)に向けての調整を開始。
12日の師を乗せた追い切りでは南W65.1-49.9-35.8-23.0-11.2の好時計を披露。
ハミ受けや左トモの弱さなど、師に気になる点は多々残ってはいるようですが、現状の中では調子が良いというのは間違いなさそうです。
横山和生騎手が同日の函館記念騎乗の為乗れず、横山典弘騎手にスイッチするのは正直不安ではありますが、教育騎乗に徹されるようなことさえなければ重賞とはいえ好勝負も期待できるはず。
楽しみにしてます!
DMMバヌーシー
キングスコールは北海道で調整。ヘヴンリーゴールは在厩調整中。
キングスコール(栗東・矢作芳人厩舎)牡・1勝C
シュウジデイファーム在厩。
脚元に問題は無く、6月11日からBTCでの調教を開始。
走行時のフォームバランスが悪くなっているとのことで、その修正をしていくとのこと。
順調なら8月の札幌開催で復帰の見通し。
ヘヴンリーゴール(美浦・戸田博文厩舎)牡・未勝利
美浦在厩。
東京の芝短距離戦への出走を目論んでいましたが節的に出られる訳も無く、目標を福島開催初週の芝1200戦に変更して調整されています。
サラブレッドクラブライオン
コンフォルツァは北海道で調整中。エーグルドールは帰厩してきました。
エーグルドール(栗東・橋口慎介厩舎)牡・未勝利

5月半ば以降はソエを気にしなくなったため、グリーンウッド・トレーニングの坂路で15-15を開始。
そして6月10日に栗東に帰厩しました。7月5日もしくは6日の小倉ダ1700未勝利戦に向かう予定。
2歳の時期も含めてここに至るまでの間に頓挫していた時間が長すぎるので絶対的に鍛錬が足りておらず、厳しい戦いは避けられないでしょうが、少しでも前進出来れば。
コンフォルツァ(栗東・松永幹夫厩舎)牡・1勝C

社台ファーム在厩。
健康状態は安定し、メンタルにもフレッシュ感がありゆとりが感じられるとのことで順調。
クロス鼻革使用でハミ受けが安定しフォームのアンバランスさも目立たなくなったこともあり、このまま札幌開催での出走を目指していくことになりそうです。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様・サラブレッドクラブライオン様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ており、公式HPの写真等は使用しておりません)
