一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

アリシアン、またもや不完全燃焼(広尾TC出資馬出走報)

アリシアン、またもや不完全燃焼

こんにちは、まちかね太です。

5月28日の新潟9レース・ゆきつばき賞(1勝C・芝1200)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬アリシアンが出走しました。

除外除外を繰り返してようやく出走に漕ぎつけた前走・雪うさぎ賞(福島・芝1200)では出遅れてしまい、最後に短い直線を猛然と追い込んだものの5着が精いっぱいという結果に終わってしまったアリシアン。

それから1か月、今度こその期待を込めての新潟初見参となります。

不運が続きながらも、このクラスでも力が足りることはここまで十分に示せていると言っていいはず。

まちかね太
まちかね太

そろそろいい目を見たっていいんじゃないスか?

そんな勝手な期待を込めていたレースのレポートです。

出走馬プロフィール・アリシアン

アリシアン

(牝3・エピファネイア×ベネディーレ by クロフネ)
美浦・加藤征弘厩舎

ここまでの戦績:6戦1勝(1・0・0・2・1・2)

前走:4月24日・雪うさぎ賞(1勝C)(福島・芝1200)5着(→レース記事はこちら)中4週

レースまでの状況

結構な脚を使った4月24日の前走後も幸いにも馬体に問題はなく、27日にはリフレッシュを主目的にリバティホースナヴィゲイトへ放牧。

この時点で、順調に過ごせれば5月28日のゆきつばき賞(新潟・芝1200)を目標としたいと発表されていました。

リバティHNでは予定通り疲労回復主体のメニューで過ごし、5月10日に美浦に帰厩。

坂路や南Wコースで馬なり中心での追い切りを重ね、菱田裕二騎手を確保して問題なくゆきつばき賞に向かう事も正式に決まり、レース当週まで順調に調整。

そして迎えた水曜日の出走想定、フルゲート16頭に対して出走希望馬は20頭。

まちかね太
まちかね太

……。

ゆきつばき賞ではなくまずは同週の東京で行われる平場1勝クラス(芝1400)の想定を確認する私

当該レースはフルゲートには遠く、もしゆきつばき賞を除外されてもこちらに回ることは可能そうです。

ここまでのクイーンオブ除外っぷりから、もはや除外されることを前提に考えてしまいますね。

結局抽選に通ってゆきつばき賞出走が叶ったので、結果的に(幸運にも)余計な心配となりました。

調教師コメントも「フルゲートを超える頭数が予定していましたので、これまでの経緯から“除外”の文字がよぎりましたが、今回はすんなり出走の運びとなりました」となっていたのには笑いましたが。

まちかね太
まちかね太

まあ身構えてしまいますわな。

コメントが笑い話になってよかったという事で、改めて出走メンバーを確認。

クラス上位着順を経験した馬はちらほらといますが、安定して勝ち負け級という馬はいなさそうな構成。
有力馬はクラス上位実績があり、近走でオープン級レースに挑んでいるデヴィルズマーブル(父Raven's Pass)、ゼロドラゴン(父ブラックタイド)、シナモンスティック(父ジョーカプチーノ)あたりでしょうか。
アリシアンとよく同じレースに出ているブランデーロック(父マクフィ)もいます。

アリシアンも「クラス上位実績があり、近走でオープン級レースに挑んでいる」カテゴリに入る馬であり、当然有力馬の1頭。

枠は3枠6番。
普段の新潟芝1200mでは5枠より内の勝率がやや高めなので、偶数枠という事も含めて悪くはないはずなのですが、現在の新潟芝コースは直線インが相当荒れており、騎手が皆どんな距離でも千直戦もかくやというくらい大外へ持ち出そうとする状況なので結構不安あり。

父エピファネイア産駒は他場同様この新潟コースでも芝1200は成績がよろしくなく(過去3年のべ20戦して2着が2度あるだけ)、血統は不安材料にしかなりません。

鞍上菱田騎手はこのコース過去3年19戦2勝2着3回3着1回。
他の出走馬に乗る騎手と比較すれば相対的に上位といえます。

レースの施行条件を総合すると、やや不利くらいの感じでしょうか。

そうは言ってもメンバー的には好勝負してほしい。

まちかね太
まちかね太

ってか、勝ってほしい!

パンサラッサに重賞初勝利(福島記念)を贈った菱田騎手、アリシアンにもローカルでの勝利をプレゼントしてください!

レース内容

当日は仕事がありましたので録画で観戦。

新潟競馬場は晴れ、9レース時点で馬場は良。
そこまでの芝レースを見ても、やはり皆直線では大きく内を空け、猫も杓子もとにかく大外狙いといった様相になっていますね。
コース取りが大きく勝負を左右しそうです。

アリシアンの単勝オッズは4.3倍。なんと1番人気です。

まちかね太
まちかね太

人気サイドなのは当然ですが、まさか1番人気とは。

広尾パワーもあるんでしょうが、追い込み及ばず惜敗タイプは人気を集めやすい傾向があると思うので、その辺も影響してますかね。

とはいえ10倍以下はデヴィルズマーブル、ブランデーロック、グランアリエル、ホウオウノーサイド、シナモンスティック、ゼロドラゴンとアリシアン自身を含めて7頭もおり、人気は相当な上位分散。
油断はできない、というかそんな余裕はなく、誰が勝ってもおかしくありません。

まちかね太
まちかね太

しかし人気に応えてくれることを願う!

アリシアンは前走比+4キロの496キロ。
パドック動画では体重がどうこうより、終始チャカチャカしていたのが気になりました。

5月19日の近況では「最近は落ち着きも出てきてゆったりと動けるようになるなど、精神的にもだいぶ大人になってきている(加藤師)」と言われていましたが、少なくともこの日に関してはその片鱗は見られませんでしたね。

前走も録画観戦でしたがここまでチャカチャカしていなかったはずなので、やや不安。

まちかね太
まちかね太

ゲート大丈夫?

前走出遅れているので、このチャカつきっぷりに一抹の不安を抱えたままレースの動画へ。

大外グランアリエルのゲートインが映って準備完了。

ゲートオープン!

まちかね太
まちかね太

うぅっむ!?

半馬身ほど周囲に後れを取ったようにも見えましたがそこまで悪くもなく……と思いましたが、周りの速い馬たちにカメラが移って、アリシアンは一旦視界から消えます。

大外から逃げようとするグランアリエル、競り掛けていくホウオウノーサイド、ロープスピニングら、まずは先行争い組にフォーカスしてから徐々に後ろへと移っていくカメラ。

ところが、中団まで行ってもアリシアンが映らない。

まちかね太
まちかね太

アレ?

スタート直後に最後に映った時には、鞍上にゆるく促されてゆっくりめに前へ行こうとする姿が映っていたのに……。

中団後方までカメラが移ってやっと姿が見えたかと思いきや、勝負服が似ているゴドルフィンのデヴィルズマーブルとの見間違い。

まちかね太
まちかね太

アレ?

カメラは更に後ろに映り、最後方へ。
そこでやっと、ブービーを走るアリシアンの姿が!

まちかね太
まちかね太

なんでやねーん!

新潟芝1200で追い込みは死に策。
猛追及ばなかった前走の姿が頭によぎります。

まちかね太
まちかね太

まずいまずいまずいよ~これは!

勝ち負けを期待する心が急速に萎えるのを感じつつ、一縷の望みをかけての3~4コーナー。

アリシアンは相変わらず最後方近くを追走したまま、直線を向いて馬場の中ほどへ、と思いきや、鞍上は馬体を傾けて進路を内側に向けます!

まちかね太
まちかね太

アッカ~ン!

アリシアンの外側に馬が多かったので、スムーズに外に持ち出すのは難しかったのはわかります。

わかりますが、その進路選択はきっとアウト!

他馬が一斉に大外を回す中、内目を突いたアリシアンはコーナーワークで一気に順位を上げます。

残り200m地点では5番手くらいの位置にまで上がっていましたが、やはり伸び脚は外目の馬たちの方がよく、それ以上上へ行くことは出来そうにありません。

まちかね太
まちかね太

デスヨネ……。

アリシアンは結局、そのままゴールまで前の馬に追いつくことは出来ませんでした。

勝ったのは逃げを打ちながら直線一旦外ラチ近くまで持ち出したグランアリエル。2着は2番手から馬場の真ん中を通ったホウオウノーサイド。3着は道中後方から最後大外で脚を伸ばしたブランデーロック。

アリシアンはどうにか6着で流れ込むのが精一杯、という結果に。

結果

ゆきつばき賞(1勝C)(新潟・芝1200・良)
 菱田(54)馬体重496

 6着(16頭・1人気)

所感

まちかね太
まちかね太

そりゃそうなるよね……。

としか。

騎手が前走の競馬を見て、「アリシアンの強みは鋭い末脚だ!」と思っていたんでしょうか
そうでなければ道中のあの位置取りはちょっと。

今回は馬の方にイレ込みもあったようですし、スタートも決して良くはなかったので、促していって制御が利かず暴走するのが怖かったのかもしれませんが。

レース後の調教師コメントには「ゲートはそれなりに出てくれたのですが、そこから下がってしまっては前回と同じになってしまいますよね」とありましたが、テン乗りの騎手だったので、前走と同じ競馬をしてほしくないなら明確にそういう指示を出しておくべきだったのではないかと思いますが、どうだったんでしょうね。

直線の進路どりは、4角の周囲の状況から大外に持ち出そうとするとかなりロスが出るのは明白だったので、イチかバチかのギャンブルに出たということでしょうが、傍目に見ても分の悪い賭けでした。

まちかね太
まちかね太

負けるべくして負けた賭けですな。

まあ全ては結果論です。
仮に勝っていれば英断と言われていたでしょう。

アリシアンの上がりは一応全体2位ですが経済コースを通ったからだという見方も出来るでしょうし、ロスを覚悟で外に回したとして6着より上位にこれたかは何とも言えないので、一概に騎乗ミスだと責めるつもりもありません。

ありませんが、やっぱり不完全燃焼感は否めない。

あと、今回ブランデーロックに初めて先着を許したことが地味にショック。

アリシアンの母ベネディーレの産んだ上級馬は早熟寄りですし、父エピファネイアも成長力に関していろいろ言われているので、アリシアン自身も成長力に関しては……な可能性はあるので、出来るだけ早めに行けるところまで行ってほしいんですけど。

まさかもうブランデーロックに恒久的に逆転されたなんてことは無いと思いますが……。

次走が古馬混合戦になるなら斤量面でかなり有利になるので、今度こそこのクラスを突破して私の勝手な不安を吹き飛ばしてくれることを願います!

まちかね太
まちかね太

でもまずはゆっくり休んでください!
急に暑くなってきたので夏負けにはお気をつけなはれ。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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