2023年9月11日から10月15日までの3歳以上(2020年以前産)出資馬の近況まとめです。
3歳未勝利馬たちがJRAから去っていき、勝ち上がった馬や古馬陣には体調が整わない馬も多く、この期間内の目立った成績はドンカルロが障害デビュー戦で2着してくれたくらい。
そもそも出走数が少ないとはいえ、他に出走できた馬は着外ばかり。そしてアリシアンがファンド解散。
地方移籍の未勝利組にはもう動き始めている馬たちもいますが、今のところ勝ち星は挙げられず。
ということで以下、ちょっと停滞気味の3歳以上出資馬たちの近況確認です。
4歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
ウィンダミアは半年ぶりの復帰戦を完敗した挙句、トモの状態が悪くなってすぐに放牧。
ドグマは復調に手間取り先の目途が立たず、アリシアンに至っては敗戦後ファンド解散が決定。
踏んだり蹴ったりな状況です……。
ドグマ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・3勝C

10月3日に坂東牧場からチャンピオンヒルズへ移動済み。馬体重517キロ(10月4日測定)。
前回まとめ記事の最新状況では「苦しさが取れてきた」と言われていましたが、結局その後も状況はたいして良くなっていません。
9月13日の近況では「加齢による回復の遅さがあるのでしょうか」とまで言われる始末。
まだ4歳なのに~!
チャンピオンヒルズ到着時にも「夏の後半を休養に充てた割には背腰やトモなどがもうひとつフレッシュさに欠ける感じ」と言われてしまっており、ケアしながら進めていくという事なので、まだまだ時間がかかりそう。
最新10月11日の近況では、背腰の問題とは別にハミ受けの悪さも指摘されています。
ちょっと前途多難な感じに……
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

ネガティブコメントを連発されながら9月17日に迎えた5ヵ月ぶりの復帰戦・浦安特別(2勝C・中山・ダ1200)では、終始中団のまま8着敗退(→レース記事)。
着差はそれほど開かなかったとはいえ、ダート戦では初めて掲示板を外す結果に終わってしまいました。
その後続戦予定でしたが、歩様が悪くなってしまい中止。
検査では問題なく、獣医師の見解では「背中が疲れている」「筋肉の疲れであろう」という事で大きな故障などでは無さそうですが、無理せずテンコートレーニングセンターへ放牧に出ることになりました。
はあぁぁ~……
無理をして本格的に壊れてしまっては元も子もないので致し方ない事ではありますが、半年休養してこの展開には正直ため息しか出ません。
誰が悪いわけでもありませんが……。
10月6日にテンコーTCに出されてからは歩様に乱れなども無いようなので、ここから順調勝つ早急に回復していってくれることを願います。
アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C(ファンド解散)

9月23日の平場1勝C(中山・芝1200)を12着に敗れ(→レース記事)、馬自身が走るのを止めてしまうという見解もあってファンド解散が決定。28日に競走馬登録が抹消されました。
振り返ってみれば、ターニングポイントは今年3月の中山芝1600戦で暴走して惨敗してしまったレースだったでしょうか。
それまでは曲がりなりにも常に掲示板前後を争っていたのが、それ以降は(ダート戦を使うなどの悪手もあったとはいえ)完敗ばかりになってしまいました。
もうこの時点では馬が短距離仕様になっていて、その上でのマイル戦惨敗で気持ちが切れてしまったんでしょうか……。
ただ、そうだったとしても元を糺せば3歳時に1200ばかり使われていたからそうなってしまった訳で。
3歳時唯一の1600戦だったアネモネSを使ったのも1200戦を除外されて仕方なくの流れでしたし。
初勝利が1200戦で、距離に結果が出ていたことと気性面の問題で安牌な方を取ったのかもしれませんが、本来の適性的には短距離馬では無かったと今でも思いますし、アネモネSの後の馬に気力がある時期にマイル(以上)のレースを使って、馬の仕様をそちらに整えてくれればもう少し違う未来があったのでは、とはどうしても思ってしまいます。
……とまあ、使われ方には色々ネガティブな感想の方が多くなってしまいますが、ともかく勝ち上がりを果たし、計16戦を大きな故障も無く戦わせてくれた陣営には相応の感謝を。
そしてアリシアン。今後は明言されていませんが、おそらく繁殖に上がることになるのでしょう。
今度は母として、再びその名を見られる日を待っています。
この先に幸あれ!
ワラウカド
マテウス、ようやく帰厩。
マテウス(栗東・鮫島一歩厩舎)牡・1勝C(未勝利)

ドラゴンファームで先の見えないまま延々と調整されていましたが、急遽キャンセル待ちでの検疫が取れたという事で10月12日に栗東帰厩。
9月15日の時点で「検疫の準備を進める」、22日に「来週か再来週の検疫で入厩させる予定」と言っておいて10月12日にキャンセル待ちで運よく入厩というのはどういう事なのかと小一時間は問い詰めたいところではありますが……。
放牧直前の5月19日近況での「一旦ドラゴンファームへ移動してダメージの回復を図ってから、トレーニングを再開したいと思います。前走から走りは良くなってきていましたので、次のチャレンジでものにしたいと思っております」という調教師コメントはいったい何だったのか。
やる気が無いなら
夢を見せるようなことを言うなよ!
まあとりあえず入厩したならここからは流石にちゃんと見てもらえるでしょう。
障害入り云々という話も出ていますが、どういう進路を取るのであれ、とにかくちゃんと面倒見てください。
頼んまっせホンマに。
YGGオーナーズクラブ
ミーナティエルナは歩様が良化し、調教も再開。
ミーナティエルナ(栗東・寺島良厩舎)牝・1勝C

宇治田原優駿ステーブル在厩。
9月末には歩様も良化したということで、9月中のハロン18秒の普通キャンターから調教内容も強化され、10月からは週2本15-15を入れての調整になっています。
京都の後半あたりで使えるんじゃないかという外厩側の見通しも出ていますので、このまま順調に行けば11月後半のレースで見られるかもしれません。
良かった良かった。
DMMバヌーシー
現役馬はいません。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
ドンカルロは障害戦で復帰し、いきなり2着好走。セントアイヴスは格上挑戦での1勝C戦を8着で終えました。
テラステラは外厩調整中。
テラステラ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・2勝C

チャンピオンヒルズ在厩。
日々のトレーニングの結果、まだ腰の甘さが残ってはいるものの、前後駆のつながりがうまく整い始めており、走り方に安定感が出てきているというコメントが出ています。
今まではよくコメントされていた疲労感についてもこのひと月ほどは言われておらず、状態が良化しているのは間違いなさそう。
今後の予定は何も出ていませんが、この調子なら出番もそう遠くないかもしれません。
このまま順調に。
ドンカルロ(栗東・高柳大輔厩舎)牡・1勝C

9月12日の栗東帰厩直後から障害練習を始め、21日に障害試験合格。
そのままあれよあれよという間に迎えた障害初戦の10月9日障害未勝利戦(東京・障3000)で、大健闘の2着デビューを果たしました(→レース記事)。
その後は全身が筋肉痛でお疲れ状態となり、一息入れる為チャンピオンヒルズへ放牧。
その後、このまま障害戦での勝利を目指していく予定になっています。
まずはゆっくり休んでおくれ。
セントアイヴス(美浦・中舘英二厩舎)牡・1勝C(未勝利)

未勝利のまま格上挑戦という形で迎えた9月16日中山平場1勝C戦(芝2500)。
中1週続きでの三連戦目という事もあり苦戦が予想されましたが、存外に健闘して8着(→レース記事)。
とはいえ目途が立ったというほどの内容とまでは言えませんでしたが、リフレッシュを挟んで10月28日新潟の萬代橋特別(1勝C・芝2400)を次の目標にすると既に発表され、レース直後にNSRへ放牧に出されました。
歩様は固めながら以前に比べるとレース後の反動も小さいという事で、外厩では体調管理に重点を置いて過ごし、10月4日に再び美浦へ帰厩。
目標に向けて順調に調整中です。
次で目途を!
ワラウカド
放牧中のポーレットはそろそろ帰厩予定。
北海道移籍したヘリックス・ヒズハイネスは、好走するもまだ勝利はつかめず。
ヘリックス(北海道・小野望厩舎)牡

9月21日に門別移籍初戦(C4-3級)を迎え、JRA最終戦の芝2400mから距離半減のダート1200戦ながら2着(→レース記事)。
出遅れながら3着以下には大きな差を付けた結果から初勝利を期待して迎えた2戦目・10月5日のC4-3級(ダ1200)でしたが、ここも3着と勝ち切るには至りませんでした(→レース記事)。
距離を延ばせばもっといいレースが出来るかと思いましたが、陣営サイドは体力不足を懸念しているのか延長には否定的で、次も同距離に向かう意向のようです。
うーむ……
この距離でもこのクラスなら順番待ちだとは思いますが、この距離でしか競馬が出来ないのなら、この相手にこの結果では先が思いやられますが……。
まあともかく、まずは一勝!
ヒズハイネス(北海道・小野望厩舎)牡

ノドの手術後初戦・移籍初戦として迎えた10月12日のC4-3級戦(ダ1000)では、勝ち馬には千切られたものの3着にまとめました(→レース記事)。
状況を考えれば及第点でしょうが、もう北海道開催も1ヵ月ほどしか残っておらず、タイムリミットが近いのが辛いところ。
ヘリックスともども、良化しきる前でもどうにか勝利(出来れば2つ)を挙げたいところですが、初戦の結果を見る限り楽では無さそう。
でもなんとか頑張っておくれ。
ポーレット(栗東・吉岡辰弥厩舎)牝・1勝C

グリーンウッド在厩。
それまでの疲労による調整遅れで帰厩予定が先延ばしになったほか、細々とした課題は残っていますが、今現在は概ね順調と言って良さそうです。
9月いっぱいで疲労回復にも目途が立ち、徐々に調子は上がって行っている模様。
10月後半に帰厩し、11月19日福島の牝馬限定芝2000m戦で復帰の予定。
いきなりから勝ち負け期待!
YGGオーナーズクラブ
2頭共にイマイチ順調に行きませんが……。
レーヌドゥール(笠松・笹野博司厩舎)牝

中央登録を抹消し、笠松に移籍する為9月10日に三重県の名張ホースランドパーク内きおりステーブルに移動しましたが、その際の写真がこれでもかというガレッぷりでびっくり。
当然牧場側からも「かなり体がガレているので、まずは体を戻す事に専念したいと思います」という報告があり、9月いっぱいはマシン運動に終始しました。
10月に入ってからはようやく馬体も回復し、飼葉食いも良くなって覇気も出てきたという事で乗り運動を再開。
とはいえまだ軽めの調整で様子見の段階。
ともかく体調回復第一。
YGGの馬ですし結果を急ぐ必要も無いでしょうから、まずはまともに戦える状態まで持っていってもらいたいところ。
トレブランシュ(美浦・稲垣幸雄厩舎)牝・1勝C

森本スティーブル美浦エリア在厩。
蹄打撲による脚部不安はつつがなく回復し、9月末ごろから乗り出しを再開。
とはいえ無理せず中京開催を目標に進めていくこととなり、蹄打撲を再び起こさないようトモのプロテクターの付け方を試行錯誤されつつやっていってもらえるようです。
ノーモアトラブル!
DMMバヌーシー
モルトヴェローチェがついに帰厩。
オーヴァルブルームはそろそろ園田移籍初戦を迎えそう。
オーヴァルブルーム(園田・新子雅司厩舎)牝
9月15日に園田・新子雅司厩舎に到着。馬体を回復させつつ、精神面での課題を克服できるように調整を図られています。
復帰戦は10月25日からの開催で迎えることになりそう。
ダートがこなせますように!
モルトヴェローチェ(美浦・大竹正博厩舎)牡・1勝C
入厩目前で患部に張りが出たり血流が強くなったりしましたが、紆余曲折を経て9月29日に美浦帰厩。
まだまったく調教は進んでいませんし、脚元の状態にも気を配りながらではありますが、ようやく復帰への第一歩を踏み出せたと言えそうです。
この後も無事で!
全体の所感
地方組以外の殆どの馬が外厩調整中なので、まだまだパッとしない状況は続きそう。
3歳以上出資馬については、しばらくは我慢の時という事になりそうですね。
暑さもようやく一息ついたと思ったらあっという間に肌寒くすらなってきましたが、馬たちの体調面にはその方が全然よいでしょうから、気候も味方にどうにか状態を上げていってほしいものです。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)
