一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

ドグマ、雪煙に沈む(広尾TC出資馬週報)

ドグマ、雪煙に沈む

2022年1月31日から2月6日までの広尾サラブレッド俱楽部出資馬の週報です。

ドグマがかささぎ賞に出走しました。レポートは下記。

また、2月6日を予定していたアンジアンのデビューは延期となり、改めてのデビュー予定がアナウンスされています。

クラブの話題としては、クラブ15周年記念特別募集の案内の郵送があり、そこで新たに2頭の1歳馬が募集される事がわかりました。

1/31~2/6の出走馬

ドグマ かささぎ賞(1勝C)出走レポート

現状マイ出資馬たちのエース格であるドグマが、2月5日小倉9レース かささぎ賞(1勝C・芝1200)に出走しました。

ドグマ

(牡3・キタサンブラック×ショウナンカラット by ブライアンズタイム)
栗東・武幸四郎厩舎

ドグマ・広尾公式HP210818

レースまでの状況

昨年11月12日のデイリー杯2歳S(G2)を6着に敗れた後にチャンピオンヒルズに放牧に出され、リフレッシュと調整を進めていました。

芙蓉S・デ杯と2戦続けて引っかかり通しで終わった事から、デ杯で騎乗した武豊騎手からは距離短縮を進言されていましたが、武幸四郎調教師は「一度短くすると再び延ばす事が出来なくなる」事を懸念して、レース直後は短縮に否定的なコメントでした。

が、1月14日に栗東に帰厩すると、目標レースは1200mのかささぎ賞であると発表。
騎手の進言の他に、体つきが短距離型に変化してきたとの見立てからの決断のようです。

個人的には流石に1200は短いんじゃ……と思わなくもないものの、ドグマの父キタサンブラックはその母の父が稀代のスプリントキング・サクラバクシンオーであり、ドグマの祖母ニュースヴァリューは札幌スプリントS(G3)2着の実績を持つ馬(勝ち星6つのうち4つは1800~2500mですが)。
血統的にはこなせたとしてもおかしくはないかも。

まちかね太
まちかね太

見せてもらおうか、気鋭の調教師の相馬眼とやらを……!

ということで、決まったからには応援あるのみ。

中間はCWコースを中心に順調に調教を重ね、レースでの騎乗が決まった吉田隼人騎手も参加して好感触を得た模様。

調整面での不安があるとしたら、1月20日以降ほぼCWコースのみで坂路にあまり入っていない様子(気性面を懸念?)なのと、1月25日時点で490キロ(前走時474キロ)あり見た目がポテッとしている印象ということで、若干太め残りの恐れがある事くらいでしょうか。

とはいえ、2月2日の最終追い切りもCWでしたが6Fで85.0-68.2-52.4-37.4-11.3(6) を馬ナリでマーク。
出走態勢は充分整ったとみていいでしょう。

レースにはフルゲートの18頭が出走。
強敵と目されるのは1月22日の同条件萌黄賞で2着したタムロキュラムン、同4着トーセンサンダーの他、既にこのクラス以上のレースで好走実績もしくは上位人気になった実績のあるラキエータ、エクロール、ポメランチェなどでしょうか。

彼らと比べても実績的にドグマはまったく見劣りせず、距離が違うとはいえ戦ってきた相手を考えればむしろ最上位クラス。

まちかね太
まちかね太

このメンバーなら勝ち負けしてもらわないと。

騎手は前述の通り吉田隼人ジョッキー。
今年の小倉開催で武幸四郎厩舎の所属馬を浜中騎手と共に二分して担当する厩舎主戦ジョッキーであり、実績的にもローカルとしては最上級、まったく文句なし。

枠は8枠16番。
ちょっと外すぎる気もしますが、データ的には可もなく不可もなくといったところ。
小倉競馬場の芝コースは開催が進んで外差し馬場になってきており、極端な内枠よりはいいでしょうか。

キタサンブラック産駒はまだデータが少ないですが、主に中距離での実績とはいえ小倉芝での成績は良好。
ドグマ自身が1800mで新馬勝ちしたコースでもあり、前走からのコース変わりはプラスでしょう。

あとは太めがどの程度まで解消されているか。

まちかね太
まちかね太

距離が未知数とはいえ、期待度はかなり高いですね。

好勝負を期待、というか後が無くなる危険を冒してまで距離短縮したんですから、本音を言えば勝ち切って欲しい。

レース内容

当日は仕事がありましたので、後からJRA-VANのレーシングビュアーで観戦(もちろんこの時点では結果は知りません)。

人気はドグマが堂々の1番人気。以下トーセンサンダー、エクロール、ラキエータまでが10倍以下。
どうやら外枠の馬の人気が上がり、内枠の馬の人気が下がっていた様子。

まずはパドック映像。
雪の舞い散る中、懸念の馬体重は前走比+12の486キロ。幸か不幸か、ドグマは輸送減りするタイプではないようですね。
ただ、見た目にはそんなに太くも見えませんでした。力は発揮出来そうです。

そして続いてレース映像へ。
一瞬ゲート上からのビジョンが流れた後、視点はゲート横に切り替わり、

まちかね太
まちかね太

!?

白い! オイ雪ヤバくね!

解像度が低めだったこともあって見にくい!

ゲートが開いた!

まちかね太
まちかね太

見えねぇー!!


ドグマはやや立ち遅れ加減のスタート……?

雪煙の中、ドグマの動向を追うのが精一杯で他馬の様子を見ている猶予はありません。

ドグマは前と後ろの二つに分かれた馬群の前方馬群の最後尾外目に付けた様子。10番手くらいでしょうか。

若干引っかかっているようにも見えなくもない……が。

まちかね太
まちかね太

わからねぇー!!

何が起こっているのかはっきりとは見えませんので、なんとも……。

そうこうするうちに逃げるゼットレヨンを先頭にした馬群は早くも3コーナーへ。

まちかね太
まちかね太

見えねぇー!!

この辺りが一番雪が酷く、勝負服と帽子の色で動きを見るしかありません。

ドグマは周りの馬と共に捲りをかけていった様子。外を回して上がっていく青っぽい勝負服のピンク帽が2頭(もう1頭はトーセンサンダー……?)。

4コーナーを回り、やっと雪の映像への影響が薄くなって各馬がはっきり区別できるようになります。

逃げたゼットレヨンがそのまま馬場の三分所を通って粘り込みを図る中、まずそれを追いかけていくのは内を突いたポメランチェ。

我らがドグマは4角を回った勢いのまま馬場の中央をトーセンサンダーと並んで走り、新馬戦の末脚の再現を狙ったのですが……。

まちかね太
まちかね太

アカン、フラッフラしとる!?

余力が無かったのか内へ外へとフラフラしてしまい、まっすぐに走りません。

その間にさらに外から凄い勢いで伸びて来たエクロールにあっさり躱し去られ、やっと体勢を立て直した時にはもう遅く、ホワイトターフ以下そのまた後ろから来た組にもゴール寸前で抜かれて、ギリギリ掲示板を確保できなかったかという位置でゴール。

レースはゼットレヨンがエクロールの猛追をハナ差凌いで逃げ切り勝ち、3着は更に3馬身差でホワイトターフ。

ドグマはホワイトターフから0.1秒差で7着でした。

結果

かささぎ賞(1勝C)(小倉・芝1200・良)
 吉田隼(斤量56)馬体重486

 7着(18頭・1人気)

所感

4角手前から上がっていった時には新馬戦のリプレイなるかとも思ったのですが、そうは問屋が卸してくれませんでしたね。

もちろん1番人気だった訳ですし、レース前の期待感からすればこの結果は到底満足のいくものではなく、ガッカリしているといえばその通りではあるのですが……。

まちかね太
まちかね太

状況が特殊すぎてね? ノーカンでいいような……。

伝説の1996年バイオレットSには全然及びませんが、これはちょっと色々普通ではなかったように思うので。
パトロールビデオの映像もロクに見れたモンじゃなかったですしね。なんだアレ。

もちろん全馬同じ条件な訳で、勝ち馬を始め能力をきっちり発揮した馬たちもいるので本来言い訳にはならないんですけど。
でも、いくら馬が寒冷地に生息する生き物と言っても吹雪の中で走るのはイヤなキャラクター持ちもいくらでもいるでしょうし、今回走る気になれなくっても責める気にはなりませんね。

全然関係ないですけど、こんな状況でも何事も無かったかのように実況するアナウンサーの方々は凄いですよね。流石プロ。
騎手の皆さまも、お疲れさまでございました。

ともかく、そういうわけで個人的に今回の結果は残念ではありますが、「仕方ない」の範疇です

距離適性もなにも、今回の結果だけではわからないですね。そういう意味では無駄な一戦ではありました。

強いて成果を上げるなら、今回発見できた課題として、直線で自分より外から来られるとそこから伸びなくなる傾向があるのがわかったということでしょうか。
ここ3走で共通しているかな? と思います。まあ、今回は完全に止まっているワケでも無いですが。

まちかね太
まちかね太

とりあえず、次走改めて試金石という事で。

順調なら中1週で連戦もあり得るとの事なので、巻き返しを願います。

出資馬たちの近況

公式HPで出資馬の近況が更新されています。
以下、出走したドグマ以外の各馬の現況への所感です。

3歳馬

トラブルがあった訳ではありませんが、アンジアンのデビュー予定が延期になりました。
他の馬たちは順調に調整中。

タレントゥーサ(栗東・池江泰寿厩舎)牝・未勝利

タレントゥーサ広尾公式HP200911

吉澤ステーブルWEST在厩。

坂路で週2回の15-15を開始。馬体重448キロ。
今のところ背腰に疲れが来ることもなく、コンディションは良好な様です。

調教師が来場し現状を確認したという事で、順調なら2月末か3月頭くらいには再入厩出来るかもしれませんね。

まちかね太
まちかね太

もうあんまりのんびりしている時間も無いので、いけそうなら早め早めにお願いしたいところ。

ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・1勝C

ウィンダミア広尾公式HP210604

テンコーTC在厩。馬体重456キロ。

球節の問題は解消し、再度の立ち上げは順調。
以降は週2回の速めを入れつつ帰厩への態勢を整えていくという事です。

こちらも、早ければ月末くらいに移動できるかもしれませんね。

まちかね太
まちかね太

こっちは焦る必要はないけども、使えそうなら使ってもらえるとありがたいですな。

アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C

アリシアン広尾公式HP210305

リバティホースナヴィゲイト在厩。

周回コースでキャンター調整。馬体重503キロ。

運動時にやや力みが見られる面があるので、メンタル重視の調整にしていきたいとの事。

まちかね太
まちかね太

牝馬は特にメンタルが大事ですからな。よろしくお願いします。

アンジアン(栗東・藤原英昭厩舎)牝・新馬

アンジアン広尾公式HP210830

追い切りは行ったものの、結局まだ物足りないということで2月6日中京芝1600戦でのデビューは見送り。

ダートでのデビューに切り替え、2月20日阪神ダ1400新馬を目標にするとの事です。

まちかね太
まちかね太

妥当な判断やと思います。

馬格が無いという問題はありますが、実際坂路では全然時計が出ず、いくらかでも見れる時計が出せるのはBコースでの調教の時だけですからね。

奇跡が起きる確率はダート戦の方がなんぼか高いでしょう。
母系はアメリカダートで結果を残している血筋ですし。

敢えて言うならこの馬はTT型なので1400だと短い可能性が高いですが、プラスビタール検査を実際のレース選択に活かしている調教師の方はあまりいらっしゃらないように思いますし、気にしすぎない方がいいでしょう。
現場の判断としては短い方がマシ(体力不足?)という事なのでしょうね。調教過程で想像はつきます。

除外に備えて次週から出馬投票はするかもしれないという事ですが、いずれにせよこの猶予で馬が良くなることが……。

まちかね太
まちかね太

あったら……いいなぁ……。

クラブの話題

ドグマ以外にクラブ馬の出走はありませんでしたが、現3歳(2019年産)世代で募集時1番人気だったといっていいであろうアシタカが、デビューに向けて入厩を果たしています。

また、クラブ15周年記念特別募集実施のお知らせがありました。

クラブ馬出走結果

出走はありませんでした。

その他の話題

アシタカ、ついに入厩!

募集開始即満口になった人気馬、ミスペンバリー19ことアシタカ(牡3・矢作芳人厩舎)が、2月3日にようやっと栗東への入厩を果たしました。
まずはゲート試験からですが、状態次第でそのままデビューも見据えているようです。

元々は昨年の秋ごろのデビューを予定しシュウジデイFで順調に育成を進めていたものが、6月頃に飛節に外傷を追って以降何度か飛節の腫れを繰り返し、気が付けばこんな時期に。
540キロ級の大型馬に育ったのもケガに影響があったのかもしれませんね。

デカい体は諸刃の剣ですが、順調に行ければそれだけで武器にもなります。

デビューは早くても3月くらいでしょうが、いまやクラブの枠を超えて人気馬となった半兄パンサラッサに追いつけ追い越せといきたいものですね。
名前が名前なので、勝っていけば話題になると思いますし。

遅れて来た大物になれるか、クラブ期待の良血馬の今後に注目です。

クラブ15周年記念特別募集、募集馬発表!

例年2~3月ごろに行われる周年募集を今年も行うとの案内がありました。

クラブ15周年記念特別募集でラインナップされたのは以下の2頭です。

・エンパイアブルー21(父マジェスティックウォリアー)栗東・矢作芳人厩舎
・ゼロカラノキセキ21(牝・父ホッコータルマエ)美浦・尾関知人厩舎

より話題になるのは、まさかの矢作厩舎所属となったエンパイアブルー21でしょうかね。
価格は未発表ですが、マジェスティックウォリアー産駒としては相当高額になるのは目に見えているので、そこをどうとらえるかが出資判断の焦点になるでしょう。

ゼロカラも含め、純ダート血統の馬を地方馬主資格を取らない広尾TCで出資する事が採算面でどう出るかという事も考慮する必要はあるでしょうが。

巷で募集の有力候補として噂されていたステラリード21(牡・父レイデオロ)は夏の本募集に回るのでしょう。
どうもミスペンバリー21(父キズナ)が何かトラブルでもあったのか血統登録されていないようなので、本募集の目玉になるのはステラリード21ということなのでしょうね。
※追記 ミスペンバリー21ですが、グリーンチャンネルの特集で木村秀則牧場のインタビューがあり、そこで映像に映っていたようです。無事だったようですね、良かった。

価格などの全容公開は3月11日、募集開始は3月26日を予定しているようです。

矢作厩舎所属馬がいるので、今回もサイトに繋がりにくくなる可能性はありそうです。
参戦される方はお覚悟を……。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

次週の週報はこちら

広尾TC週報2022年2月13日

先週の週報はこちら

広尾TC週報2022年1月30日

なお、他クラブ出資馬の同週週報はこちら↓

ワラウカド

ワラウカド週報2022年2月6日

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