こんにちは、まちかね太です。
最近アホみたいに寒いですね……。雪の少ない関西圏在住とはいえ、暖房が無い上に日当たりのよろしくないまちかね太ルームは凍えるような冷気に常に満たされており、屋内だというのにモッコモコに着込まないとやってられません。
コロナがどうとか関係なく、皆さんも風邪にはお気を付けくださいね。
さて、私が最近の競馬界の出来事について好き勝手書き連ねていくよもやま話コーナー、本日は先日エイシンフラッシュ産駒の珍名馬オニャンコポンが制した事で一般ニュースにも取り上げられた京成杯についての感想を中心に、NAR年度表彰・イクイノックスローテ決定・ブラストワンピース引退などの話題を取り上げてみたいと思います。
よろしければ最後までお付き合いください!
オニャンコポン、エイシンフラッシュ産駒初の重賞ウイナーに!
1月16日に中山競馬場で行われたG3・京成杯で、オニャンコポン(牡3・美浦・小島茂之厩舎)が優勝しました。
珍名馬に見えるけど言葉の意味は立派なモノだよ、というのはもはや語り尽くされているのでとりたてて触れませんが、私はアカン語という言語の存在をこの馬で初めて知りました(ちなみに某巨人が進撃する大ヒットコミックに同名のキャラがいるのは知っていました)。
なかなか触れる機会のない言語の名前を持つ競走馬も結構多いですから、普通に勉強になる場合もありますよね。
アカン語は流石に世間的にも超マイナーだと思いますが、メジャー外国語でも日々何となく聞き流している言葉の法則とかに気づけたりもします。
私も中高生くらいの若い頃、愛しのマチカネタンホイザなどドイツ語系の名を持つ馬の名前でドイツ語のウムラウトの存在を知ったりV・W・S・G、euなどが英語での発音とはなんか違うぞと気付いたり、エリシオやエルナンドでフランス語はHを発音しない、ヴェールタマンドで単語が分かれていても続けて発音する場合もあるという事を学んだり、名前を見ているだけでもなかなか面白かったり。
それが今現在何かの役に立っているかと問われれば、なーんにもですが。
私のように「気付いた! ヨシ満足!」で終わる人間ではなく、面白いから勉強を始めてみよう! という向学心に溢れた方なら、自分の武器に出来るくらいまで言語を学ぶきっかけにする事も出来るかもしれません。
アカン語ほどの(日本人にとって)マイナー言語ともなると使いどころも限られてくるとは思いますが……。
早速脱線しましたので話を戻します。
さてこのオニャンコポンの勝利、一般の人たちには珍名馬がそこそこ大きなレースを勝ったという事でもてはやされている訳ですが、競馬ファンにとってのトピックは別の部分にもあります。
そう、ダービー馬エイシンフラッシュから遂に重賞を勝った産駒が出たという事ですね。
2010年のダービーを制し、2012年には天皇賞・秋も優勝したエイシンフラッシュ(父キングズベスト)。
ダービーの時には私が応援していたバラ一族のローズキングダムが打ち負かされて非常に悔しい想いもしましたが、6歳まで一線級で走り続けた競争能力の高さと持続性に対する評価は高く、同じKingmambo系のキングカメハメハが上記のローズキングダムやロードカナロア、アパパネなどを次々と送り出していたタイミングでの種牡馬入りだった事もあって、初年度から3年続けて200頭程の種付け数を確保する人気馬として種牡馬生活をスタートさせました。
実際に出走まで至った産駒数も初年度から3年間は毎年120頭前後と、ボリューム的にも次代のリーディング上位を争う存在になっても何もおかしくは無かったのですが……。
皆さんご存知の通り、産駒がびっくりするくらい走らなかったのです。
勝ち上がり率も低く、大物も出て来ない。
初年度産駒となった2015年産から今年4歳を迎える2018年産までの4世代で、記事執筆時点で世代別アーニングインデックスが0.8を超えた世代は無し。
重賞勝ち馬はおらず、それどころかリステッド・オープン特別クラスのレースを勝ったのもカリオストロ(橘S)、タマモメイトウ(韋駄天S)、コスモイグナーツ(アイビーS)、ルクシオン(福島2歳S)の4頭だけ(父のイメージとは遠い短距離戦と2歳戦に偏ってますね)。
重賞で連対したのもココロノトウダイ(中山金杯G3・2着)だけという不振っぷり。
地方でもガミラスジャクソン(笠松・ゴールドジュニア)、ライトストーリー(佐賀・背振山賞)が目立つ程度(しかも両者ともに現状単発の重賞勝ち馬)で、ダートで活路を見出すという事も出来ずと、かなりの苦境です。
それでも一気に種付け数が落ち込んだわけでもなく2020年・2021年も40頭程度の種付け数はありますが、2018年12月以降は社台スタリオンステーションからレックススタッドに移っており、このままだと正直先行きは明るくなさそうでした。
そこにやっと現れた重賞勝ち馬オニャンコポンは、その名前ひとつでニュースになるような目立つ馬。
社台ファーム産で祖母はサプレザ(英G1サンチャリオットSを3連覇)と環境も血統も悪くないのですが、セレクトセールでの取引価格が1000万円にも満たないというサクセスストーリー感があるのは日本人好みでしょうから、このまま無事にクラシック戦線を走り抜けられれば更にファンを増やす事は間違いないでしょう。
この2019年産世代からは、佐賀の重賞勝ち馬ムーンオブザクインも出ていますし、もしかするとエイシンフラッシュの当たり年なのかもしれません。
昨年末からディバインフォースやショウナンバルディ、ミスニューヨークと、エイシンフラッシュ同様不振だったキングズベストの直系子孫が何故かいきなり続々と重賞制覇を成し遂げており、その流れに乗れたとも言えるでしょう。
それでも今更種牡馬エイシンフラッシュの評価が大きく上昇する事は無いでしょうが、代表産駒に重賞勝ち馬の名前が出せるようになっただけでも、ダービー馬として一応の面目は保てたと言えるのではないでしょうか。
個人的にオニャンコポンがG1で通用するとは思っていませんが、その心証には名前が影響しているとも思います。
意味がどうであれ、日本語での響きとしてはなんともホワホワ感が否めないゆるふわ系ですからね。
名前と実力に相関関係は無いので、私の予想を覆す走りを見せてもまったくおかしくないですし。
キングカメハメハだって、私は最初珍名馬みたいに感じとりましたからなぁ。
オニャンコポンがもしG1馬になっても多分すぐ慣れるやろうし。
名前と言えば、京成杯で2着に入ったロジハービン。
こちらは珍名とされるオニャンコポンとは正反対に、「冠名+父名(ハービンジャー)の一部」という、言い方は悪いですが平凡極まりない命名です。
自分の所有馬にどんな名前を付けようと馬主さんの自由なのですが、私はこの手の名前があまり好きではありません。
ナリタブライアンとかサイレンススズカとかの名馬も、多分に名前が影響してイマイチ好きにはなれませんでした。
しかし、ロジハービンが属するロジ冠名の馬たちについては少し違う所感があります。
なにせ、決して少なくない所有馬のほぼ全てが「冠名+父名或いは母名(の一部)」 という命名方式になっており、父母の名が使用済みだったりした場合は祖父や祖母の名を持って来るという徹底ぶり。
絶対に先祖の名を馬名に入れてやるという強い意志を感じますね。これはもう馬主さんのスタンス、というか主義主張なのでしょう。
名づけの趣味が合わない私でも、ここまで来ると「スゲェなオイ……」という気持ちになります。
冠名の後の固有名部分を必ず母音ア行で始めるショウナン軍団だったり、世代ごとに命名テーマを決めて名付けていたかつてのメジロ軍団だったり、何かしらのこだわりを持っている事が感じられる命名を私は好みますが、こだわりという意味ではロジ軍団もそれらに劣後するものではないでしょう。
ロジハービンが無事皐月賞に出走できれば、そんなロジ軍団としても2012年皐月賞に出走したロジメジャー(14着)以来のクラシック出走となるはずです(多分)。
はたして、2009年の日本ダービーを制したロジユニヴァース以来の栄冠を軍団が頂く事が出来るのか。
オニャンコポンにロジハービン、それぞれ父の名を高められるか、軍団の名を轟かせられるか。
今年の京成杯1・2着馬のクラシック挑戦の結果を楽しみに見守りたいと思います。
NAR年度代表馬はミューチャリー! マルシュロレーヌも特別表彰馬に
1月17日にNARグランプリ2021の表彰馬が発表され、ミューチャリー(牡5、父パイロ・母ゴッドビラブドミー、船橋・矢野義幸厩舎)が年度代表馬に選出されました(※馬齢は2021年当時。この記事中は以下同じ)
JBCクラシック(Jpn1)を地方所属馬として初制覇したミューチャリーと、川崎記念(Jpn1)とかしわ記念 (Jpn1) を制したカジノフォンテン(牡5、父カジノドライヴ・母ジーナフォンテン、船橋・山下貴之厩舎)との間でどちらが4歳以上最優秀牡馬に相応しいかの激論が交わされた末、8票対6票の僅差でミューチャリーに軍配が上がり、年度代表馬は世代の最優秀賞受賞馬から選ぶという規定に沿ってそのまま年度代表馬もすんなり決まったようです。
Jpn1を2勝しながら惜しくも受賞を逃したカジノフォンテンも、ダートグレード競走特別賞馬として表彰されました。
関係者の皆さん、ファンの方々はおめでとうございます!
2021年は他にキャッスルトップがジャパンダートダービー(Jpn1)を勝っていたり、サルサディオーネが日本テレビ盃(Jpn2)でクリソベリル・ダノンファラオを撃破したりと、全体的に地方馬が気を吐いたイメージがあります。
地方競馬の賞金が上がってきた事で、ダート向きの素質馬が当初から地方所属でデビューしたり、中央では出走もままならないダートのオープン・準オープン級の馬たちが早々に移籍したりすることで、全体のレベルが底上げされてきているのは確かなのでしょう。
交流重賞が面白くなるのは見ている方としても歓迎ですから、この流れが続いて行って欲しいものです。
でもマイ出資馬と戦う事があったら手加減しておくれやす……ってなもんですが。
NARグランプリでは、中央馬のマルシュロレーヌも特別表彰馬として表彰を受けました。
2021年にダートグレードを3勝(TCK女王盃・エンプレス杯・ブリーダーズゴールドC)したこの馬がBCディスタフを制した事で、地方競馬の名も高めたという理由のようですね。
こちらも、おめでとうございます!
なお、マルシュロレーヌが中央の年度表彰で何も受賞しなかった件について釈明(?)する記事がWebSportivaに掲載されていましたが……
リンク→ WebSportiva 2021年1月15日配信「関係者やファンの間で批判があるマルシュロレーヌに「賞なし」の真相。歴史的偉業は無視されたわけではない」
私が引っかかっていた「ライトファンの認知度が足りない」という言葉についても説明されていましたが、それが『マルシュロレーヌの年間を通じての実績と認知度が低め、という点において「ライトファンへの認知度」という表現になってしまいました。(上記リンク記事より引用)』
……?? ちょっと何を言っているのかよくわかんないよ?
実績どうこうはともかく、ちょっと競馬をやっている人ならマルシュロレーヌが地方交流の牝馬限定戦で無双していたことくらい知っていると思いますが。
「ライト」の捉え方が違うんでしょうね。
いずれにせよ、ファンの知識をバカにしてる感が否めない。
まあそれはおいといても、「今までがどうあれ今回の委員会の結論はこうだ! マルシュの成績は特別賞には値するものではない! 文句がある人はいるだろうが、変更は無いんだから受け入れろ!」くらいの事は言って欲しかった。
大きな批判が出るのはわかり切った選考だったのに、選考した当人が堂々と選考の正当性を主張せずに「どちらかといえば見送り」案件だったとか、言い訳がましいにも程がある。
この記事の選考委員が受賞賛成派だったならまだしも、言ってる当人はそもそもからして受賞反対派だったというのだから薄ら笑いしか浮かんできませんね。
言い訳ばっかりでカッコ悪いなぁ……。
という印象しかありませんでした。
あとこの件とは直接関係があるわけではないんですけど、マルシュロレーヌ (Marche Lorraine)をマルシュロと略しているメディアがあるのが気になる……。
マルシュロ(どこやねん)の女王と思ってる? レーヌは「女王(reine)」じゃなく地名のロレーヌ(ドイツ語ならロートリンゲン。アルザス・ロレーヌ地方って、私の世代では世界史で習ったはず)ですよー。
近隣諸国との係争地になる事も多かったロレーヌ地方の民謡のメロディなどを取り入れた、フランスの愛国的行進曲がマルシュロレーヌですよー。
それこそライトファンならともかく、調べればわかる程度の事を堂々と間違えるって、正確な情報を伝えるべきメディアとしてはちょっとどうかと思います。
条件馬ならまだしも、重賞級の馬の名前くらいちゃんと調べとけよ。
アカン語由来の名前がわかるなら、フランス語なんか楽勝でしょうが。……なんてね。
イクイノックス、皐月賞直行
2021年11月20日の東京スポーツ杯2歳S(G2)を圧勝し、現3歳世代屈指の実力馬と見なされているイクイノックス(牡3・美浦・木村哲也厩舎)の次走が、いきなり皐月賞(G1)への挑戦となる事が発表されました。
今年の皐月賞は4月17日に行われる予定ですので、ほぼ5か月ぶりのレースがいきなりのG1初挑戦になります。
理由としては、前哨戦を挟むと疲労回復に時間を要する可能性がある為、ということのようですね。
父キタサンブラックも母シャトーブランシュもタフネスを武器にしていた馬でしたが、息子は体質があまり強くないのかな?
一部にそれは口実で、実態はノーザンFの使い分けという声も上がっていますが、私は使い分け戦略をそんなに悪い事とは思っていないので、もしそうだとしても特に思うところはありません。
この馬がぶっつけでもG1を勝ち負けできる馬であるとノーザンF側で判断され、実際にそうなったなら出資者にもきっちり利益は渡りますし(そうならなかったら運用のミスということになるので、クラブが批判されても仕方ないとは思いますが)。
複数の所有馬がいて、どの馬にも単体で上級レースを勝ち負けできる力があり、かつ目標となり得るレースが複数あるのなら、全馬を同じレースに出すのはオーナー目線で見て愚の骨頂だと思いますから。
有力馬を集中させるのはどうしても勝ちたいレース(例えばダービーとか)だけでいい。
そうでないなら、勝てそうな可能性のあるレースを分担して全て勝つことを目指せばいいと思います。
そうやって有力馬が分散するとレースの質が下がって興が削がれるという意見もありますが、それに対する施策を考えるべきはプロモーターであるJRAであって、ノーザンFをはじめとする馬主側ではありません。
プロモーター側がこの流れを止めようとするなら、有力馬の出走にインセンティブを付けるとか、逆に出走しない事によるペナルティを与えるとかしないとダメでしょうね。
パッと思い付く限りだと、今年に入ってからの重賞成績に1着10ポイント、2着5ポイントなどとポイントを付けて、例えば皐月賞であれば毎日杯までの累積ポイント上位10頭くらいに、皐月賞での着順に応じてボーナス賞金を支給するとか。
これだと、インセンティブを得る為には年明けから少なくとも1回は出走しないと対象にならないですし。
逆にペナルティとしては、例えばレースでの枠順を指名制にして、トライアルでの優先出走権を持つ馬の陣営が最優先、以下出走間隔が短い馬から順番に好きな枠を指名できるようにするとか。
これなら、枠を理由にした敗因コメントも「自業自得やろ」の一言で済ませられる……かも?
ま、インセンティブに関しては既に有馬記念で似たような事をしていますがあまり効果はないみたいなので、もし本当にやるとしても賞金2倍くらいにしないと何も変わらないかもしれませんがね。
また話がズレましたので戻します。
イクイノックスの体質の真相がどうであれ、最近ではホープフルSから皐月賞への直行ローテも珍しくはない……というか、2019年サートゥルナーリア・2020年コントレイルと直行馬が連勝し、2021年は弥生賞を経由したダノンザキッドが本番を惨敗したので、むしろこれからは主流ローテとなっていくかもしれません。
英国とかでも2000ギニーが年の初戦という2歳チャンピオンは珍しくないですし。
今年もホープフルS2着のジャスティンパレスは既に直行を決めているようですね。
東スポ杯とホープフルSでは1ヵ月くらいしか施行時期が変わりませんし、大差はないでしょう。
イクイノックスも順調に調整出来れば、特に問題はないと思います。あとはキャリア2戦でのG1挑戦がどう出るかですが、こればっかりはやってみないと何とも言えないですね。
いざ実際にレースを迎えた時に自分がどういう予想をするかと考えれば、今の時点では多分「切り」にするだろうなあとは思いますが、あっさり勝っても別に驚きはしないでしょう。
個人的にイクイノックスの調教師はすぐ馬を故障させるようなイメージがある(あくまで勝手なイメージです)ので、あまり長い間厩舎に置いておかない方がいいとは思います。
肝心なところで骨折するオーソリティ、使い物にならなくなったシェドゥーヴル、ガトーバスク……。
一部のオルフェファン(私のことです)の恨みは深いのです……。
なお、ノーザンF生産馬ではない上述の京成杯1・2着馬の2頭も、直行が濃厚のようです。
多分このあときさらぎ賞・共同通信杯の勝ち馬もそれが誰になるにせよトライアルを使わずに皐月賞直行になるでしょうから、こうなってくると出走順位決定の賞金ボーダーがかなり高くなってくるかもしれませんね。
イクイノックスやオニャンコポンは大丈夫でしょうが、ロジハービンはギリギリアウトの可能性も。
去年のダービーなんかは、ボーダーが高くなりすぎて登録するだけ無駄と思った陣営が多くなって登録そのものが少なくなった結果、フルゲート割れするというまさかの事態が起こったので、いざその時を迎えるまではわからないですけど。
いずれにせよ、これから直行ローテを選ぶ場合はその辺のボーダー上昇も考えていかなければならないでしょう。
皐月賞に関しては、一昔前は本賞金が1000万円を超えていたら大体出走確定だったんですけど、時代は変わりましたねえ。
ブラストワンピース引退。ノーザンホースパークで乗馬に
2018年の有馬記念(G1)を制したブラストワンピース(牡7・美浦・大竹正博厩舎)が引退し、今後ノーザンホースパークで乗馬となると発表されました。
先日のペルシアンナイトに続くハービンジャー産駒のG1ホースの引退・乗馬入りに、界隈はややざわついているようです。
特にこの馬に関しては、日本で最も注目されるレースと言っても過言では無い有馬記念を制し、それを含めて重賞5勝。
ダービー・菊花賞でも上位人気(それぞれ2番人気5着・1番人気4着)、4歳時にはフランス遠征を敢行して凱旋門賞にも挑戦した身である事から、流石に予想外との感想も多く見受けられましたね。
ただ、血統的に見ると母の父がキングカメハメハでサンデーサイレンスの血も持っており、Northern Dancerの血も多く、「日本の」種牡馬として使いやすいとは言えません。
そうは言っても有馬記念馬が種牡馬入りしなかったのは少なくとも私が競馬を見出してからは無かったと思うので、私もこの馬が種牡馬入りするのは既定路線だと思っていました。
2020年の有馬記念までは。
そのレースで競走中止となった時に、年齢面と当年の実績を考えてそこを区切りに引退・種牡馬入りすると思ったんですよね。
ところが、まさかの現役続行の判断。
ん? もしかして、種牡馬入りさせる気が無い?
と、その時思いました。
もし2021年に活躍できるようなら種牡馬入りの気運も復活したのかもしれませんが、そう上手くいくはずもなく、2021年も2戦のみで終了。
その2戦は鳴尾記念(G3)3着、札幌記念(G2)5着とそこまで悪いものではなかったのですが、評価を覆すまでには至らなかったようです。
ただ、シルクホースクラブの募集馬として2000万円の価格でありながら(諸手当込みで)6億5000万円近い賞金を稼いだこの馬は、ファンドとしてはこの上ない成功事例であると言えるでしょう。
子供に出資する事が叶わないのは残念でしょうが、出資者の皆さまは充分以上に楽しまれた事ではないでしょうか。
ペルシアンナイトの出資者の方同様、素直に羨ましいと思います。
メールドグラースのようにここからオファーが来て他国で種牡馬入りという可能性もまだあるとは思いますが、長距離寄りの実績が好まれるとは思えませんし、トルコなんかは経済状況も厳しいですから、いくら円安傾向とはいえ手を上げる所は少ないでしょう。
ノーザンホースパークならいつの間にか行方不明という事にはならないでしょうし、老後の安泰という観点からは乗馬入りも悪くないと思います。
もう少しローテを何とかしていれば(特に4歳時)……と思わなくもないですが、とにもかくにもお疲れさまでございました。
長きに渡る健闘に敬意を表し、今後の馬生の幸福を祈っています。
それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。
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