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まつろわぬ妖精のいたずら スウィープフィート 魔法は光に掻き消えて(YGG出資馬出走報)

まつろわぬ妖精のいたずら スウィープフィート 魔法は光に掻き消えて

こんにちは、まちかね太です。

2月3日の京都10レース・エルフィンS(L)(牝馬限定・芝1600)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬スウィープフィートが出走しました。

2歳G1挑戦を終えて2ヵ月、3歳になって迎える初のレース。
しかし1勝馬であるスウィープフィートが春のG1戦線、特に桜花賞へ向かうためには賞金の加算が必須という状況でもあり、いきなり正念場とも言えます。

中間は本馬最大の課題点であるゲート対策を入念にこなした上で坂路調教でも優秀な時計を叩き出しており、調整は順調。

勝利を期待するに充分な態勢で臨むことが出来そうです。

まちかね太
まちかね太

さあ、エルフの飛矢に魔法を乗せて!

桜へ向けて一直線に撃ち放たれるような、鮮やかな走りを見せてほしい!

以下、クラシック出走の夢へと続く勝利を願って見ていたレースのレポートです。

出走馬プロフィール・スウィープフィート

スウィープフィート

(牝3・スワーヴリチャード×ビジュートウショウ by ディープスカイ)
栗東・庄野靖志厩舎

スウィープフィート231210

ここまでの戦績:4戦1勝(1・1・1・0・0・1)

前走:12月10日・阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)(阪神・芝1600)7着(→レース記事はこちら) 中7週

レースまでの状況

中1週でのG1挑戦となった前走でしたが、予定通りのローテだったこともあってか馬の状態に問題はなく、レース2日後の12月12日の近況更新で次走はエルフィンSを予定していると発表されました。

エルフィンSからチューリップ賞(G2・阪神・芝1600、3月2日)を経て権利を取り、桜花賞(G1・阪神・芝1600、4月7日)へ向かうという青写真。
騎手に関しては永島騎手継続か否かは考え中という事でしたが、コメントのニュアンス的にはもう一度チャンスを与えたい感じには見えます。

まちかね太
まちかね太

ふむ……

自分としては永島騎手継続でも不満は無いですが、一生一度のクラシックに出走できるか否かの瀬戸際であるだけに、より経験値の高い騎手に変えてほしいという意見もわかります。
陣営としても難しい判断を強いられることになりそうですね。

渦中のスウィープフィートは12月15日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧へ。

先の厩舎での近況では馬の状態はレース前と変わらないと言われていましたが、さすがに疲労ナシとはいかなかったようで、馬体重は戻したものの右トモにしんどい部分が出ていたようです。

ただそれも治療を入れれば進めていく分には問題ない程度のものではあったようで、ケアはしつつも月末から徐々に調整のペースをアップ。

年が明けての1月12日に、無事に栗東へ帰厩となりました。

今回は、今までは「まだそこまでいじめたくない」と手控えられていたゲート練習に本格的に着手される様子。

まちかね太
まちかね太

前走のスタートを見れば、まあ……

気性面を考えれば諸刃の剣でしょうが、毎度あのスタートだと勝てるものも勝てなくなってしまうのも事実。
一朝一夕に上手くは行かないかもしれませんが、どうにか良い方向に進んでほしいところ。

帰厩後最初の17日の近況更新では悪戦苦闘する様子が伝えられ心配でしたが、レース1週前となる24日の更新では「ゲートもだいぶ落ち着いて駐立できるようになってきました(庄野師)」と、一定の効果はあったという嬉しい報告。

まあ一過性のものかもしれませんし安心するわけにもいかないのですが、同日には坂路での追い切りでも51.7-37.2-23.9-12.0の好時計を出し、レースに向けて順調に臨戦態勢が整ってきているのは間違いなさそうです。

まちかね太
まちかね太

期待しても良さそう!

31日の最終追い切りは少し軽めながら、レース本番で内目でも我慢できるように他馬の後ろに入って最後抜け出す形で調整。
この中間から着用しているシャドーロールを本番でも装着して臨むことも発表されました。

「出遅れずに」「内目からレースを出来るように」という命題で進められていることがわかります

「何をどうしたいのか」という事がはっきり見えるやり方をしてくれるのは、報告を見ている事しかできない一出資者の立場から見ると非常にありがたく思います。

まちかね太
まちかね太

本番で効果がありますように……!

そしてエルフィンSの出馬表も確定。出走頭数は11頭となり、スウィープフィートも問題なく名を連ねることが出来ました。
鞍上は結局特に他の候補の名が出ることも無く、永島まなみ騎手が継続騎乗しています。

さて相手関係を見れば、予想段階での印は5頭ほどに集中していますが、その中でも上位2頭・下位3頭という形勢になっているようです。

上位とされているのは、前走アルテミスS(G3)を出遅れながらも4着としてきたライトバック(父キズナ)と、6月のデビュー戦をゴンバデカーブースの4着とした後、半年ぶりとなった12月の未勝利戦を完勝してきたエリカエスティーム(父モーリス)。

スウィープフィートはその2頭に続く評価を、共に新馬勝ち直後のブルーアイドガール(父キタサンブラック)・チルカーノ(父ハービンジャー)と争っている、という感じ。

素質馬ぞろいだとは思いますがキャリアの浅い馬が多く、4戦を経験しG1にも出走しているスウィープフィートの経験値はこのメンバーでは一歩抜きんでています。

自身も含めてですが出走全馬が1勝馬であり実質的には1勝クラス特別とも言えるこのレース(レベルはもちろん高めですが)で勝負にならない訳はなく、新聞の評価がどうあれ勝利にはかなり近い位置にいるはずです。

ただし枠は5枠5番。好走率が若干ながら低めな枠で、さらに奇数枠なのがゲート不安のあるスウィープフィートにとっては歓迎できません。内すぎる枠でなかっただけマシと思うしかないでしょうか。

永島騎手は内回りも含めてですがこのコースを得意にしており、逆にスワーヴリチャード産駒のアベレージは良くないですがスウィープフィート自身がやはり内回りとはいえ実績を残しているコースであるだけに不安は無いでしょう。
内回りよりも外回りとは皆がずっと言っていたことでもあるので、実際に外回りになったことで更なるパフォーマンスアップを期待。

今回の開催での京都芝コースはかなり特殊な状況になっているようなので、これらのコース相性データがどれほどの意味を持つかには疑問符も付きますが、枠さえ克服できればレースの施行条件はむしろスウィープフィートに向いているとも思えます。

スタートさえ決められれば!

鞍上永島騎手にとってはここが馬よりも一足早いラストトライアルとなるはずで、互いの夢を掴むためにも頑張ってほしい。

まちかね太
まちかね太

勝って共に桜へGo!
頼んます!

レース内容

当日10レース時点の京都競馬場はかなり雲が立ち込めていましたが、ギリギリ雨や雪は降らずに持ちこたえているような天気。発表された天候は曇り、芝は良。

この開催の京都競馬場は芝の状態が悪く、直線では内側を空けて外に各馬が集中する形が目立ち、騎手の進路取りがいつも以上に勝負に直結する状況です。
この日の5レース、内回りながら芝1600で行われたレースで永島騎手の騎乗馬が勝利。そこでの知見をここでも活かしてほしいところ。

スウィープフィートは前走比マイナス4キロの462キロで登場。ここは正念場ではあっても本番ではないので、正直なところ減ってほしくはありませんでしたが、誤差の範疇ではあるでしょうか。
パドックでは終始落ち着いて歩けており、以前ほどにチャカ付く様子もありませんでした。このままテンションを上げすぎずにゲートに行ければ。

単勝人気は割れましたが、最終的にライトバックが1番人気(3.3倍)。以下エリカエスティーム(3.8倍)、スウィープフィート(4.4倍)、ブルーアイドガール(4.7倍)、チルカーノ(7.1倍)となり、前評判通りの五つ巴の形になりました。

まちかね太
まちかね太

結果は1番でお願いします!

その後もトラブルなく進行。枠入りも概ねスムーズに進んでいき、奇数番で早めに入ったスウィープフィートもどうにか我慢しているように見えます。そして大外チルカーノも収まり準備完了。

ゲートオープン!

まちかね太
まちかね太

ん、ん!?

スウィープフィート、隣の6番ナムラエデンからは1馬身ほど遅れたように見えましたが、それは相手のスタートが良かっただけで自身は普通より若干遅れた程度の発馬となったでしょうか。

まちかね太
まちかね太

とりあえず出遅れではない!

まずは課題クリア。それでもそこから前目に行こうとまではせず、早々に馬群の後方を付いていく形に収まりました。

ただし前2走などとは違い、先頭からは5~6馬身程度。馬群から置かれず最後尾にはしっかり付いて回っています。

まちかね太
まちかね太

悪くない、悪くないぞ~

馬群を引っ張るのはナムラエデン。リードは1馬身程度で、2番手を争う組にエリカエスティームとブルーアイドガール。
ライトバックは引っ掛かり気味に中団を追走し、後方内目にスウィープフィート、外目にチルカーノと有力候補の位置取りはバラバラ。

勝負所まではその形が崩れずに行くのかと思いきや、3角に入る手前のバックストレッチから早々に動き出した有力馬が。

まちかね太
まちかね太

んんっ!?

スウィープフィートが動いた!

荒れた内目を嫌ってか前がガラ空きだったこともあるからでしょうか、内目からスルスルと上昇を開始。
3角では3番手のエリカエスティームと並ぶくらいの位置にまで押し上げていきます!

引っ掛かっているような様子はなく、自然な流れで動いているようですが、ここから動いて最後まで脚が残るのか!?

まちかね太
まちかね太

頼む~!

しかしそんなこちらの不安をよそに、スウィープフィートの手応えは良さそう。

持ったままで4コーナーを回り、逃げるナムラエデン、2番手のチークタイムに次ぐ3番手で直線へ!

進路は……内しか無い!

まちかね太
まちかね太

ぬおああ~~

3~4角の勝負所でずっとすぐ外にエリカエスティームが居たこともあって自身が外に出せるような隙は無く、必然活路を求める場所は内側!

まちかね太
まちかね太

為せば成るー!

逃げるナムラエデンよりも内に進路を向け、追撃を図るスウィープフィート。エリカエスティームは4角でしっかり外に行った分、コーナーワークもあってやや遅れる形に。

勢いを失くし始めたチークタイムはあっさり交わし、外にヨレた(それとも芝のいい所を狙ってわざとそう動いた?)ナムラエデンにも残り200で並び、わずかに抜き去る!

まちかね太
まちかね太

うおおおーー!!

しかしその時にはもう外から脚を伸ばしてくるライバルたちの姿が!

馬場のいい所から再撃を始めたエリカエスティーム、そのすぐ後ろにはライトバックも来ている!

脚色はどうだ!?

先頭に立ったスウィープフィートもまだジワジワ伸びている!
後ろは……そこまでキレないか!?

ライトバックに至ってはナムラエデン・チークタイム・エリカエスティームの間で進路が狭くなっている!

悪いが、これはイケるかも!?

まちかね太
まちかね太

うおおおーー!!

驀進スウィープフィート!
2番手はまだ粘るナムラエデン、存外にしぶとく差し返してくるも、差は1馬身から詰まらない!

残り100、スウィープフィート先頭!

ここでナムラエデンの外から一気に迫る黒い影!

前が開いたライトバックの急襲だ!

まちかね太
まちかね太

うおおああーー!?

勢いが違う!?

半馬身、クビ、並ばれて、

まちかね太
まちかね太

あああああ~~

最後に抜け出されたところがゴール板……。

優勝はライトバック。
スウィープフィートはクビ差の2着に惜敗。更に半馬身差の3着には、こちらも最後に脚を伸ばしたエリカエスティームが入りました。

結果

エルフィンS(L)
(京都・芝1600外・良)
 永島(55)馬体重462

 2着(11頭・3人気)

所感

まちかね太
まちかね太

惜しい……無念なり……

あと少しだったのに……。勝てる力があることは充分示しただけに、残念です。

馬はゲート内で多少怪しい挙動はあったようですが発馬は無難にこなし、(ガラガラだったとはいえ)内側を突いて伸びて来ました。

「ゲートを上手く出られれば(1月31日の調教師コメント)」「内を捌いて距離ロスがないように勝ちに行く競馬をしよう(白菊賞後の調教師コメント)」という課題を愚直に、そして見事にこなしてくれたと思いますし、それは騎手についても同じことが言えると思います。

ただ、今回の馬場状態だと出遅れて大外ブン回した方が結果的には良かった可能性もあり得ますので、今回に限っては成長したことが結果だけ見れば裏目に出たかも……ということで、タラレバは承知の上で端的に言えば間が悪かった。

(※なお、個人的にはスウィープフィートは今回に限らず多少ロスがあっても外をノビノビ走らせた方がいい馬だと勝手に思っています。馬ごみを華麗に捌く器用さはあまり期待できないような……)

それでも並みの相手なら押し切っていたと思いますので、掛かったり直線狭くなるシーンがありながら突き抜けてきたライトバックが普通に強かったという事も間違いありません。

ただ、現在の馬場ではキズナ産駒がよく好走を見せていることもありますし、条件は(結果的には)あちらの方が向いてはいたかと思います。

こういう馬場になってしまっていた事を含めれば、間の悪さとも合わせて総じて運が悪かったのでしょう。

オープン級ともなると、幸運も勝敗に繋がる重要な要素となってくるのでしょうね。

まちかね太
まちかね太

次は幸運に恵まれますように。

個人的には馬も騎手も頑張ってくれたと思いますので健闘を称えたいところではありますが、現実問題として桜花賞を目指すうえでこのクビ差は痛恨事。

最新の近況では、レース後にも馬は無事であり、在厩で予定通りチューリップ賞を目指すというコメントが発表されていますが、場合によってはチューリップ賞も賞金不足で除外される可能性があります。

ライバルも朝日杯3着のタガノエルピーダなど、既に手ごわそうな名前が何頭か上がっていますし、今回の上位メンバーも揃って出走という事もあるかもしれません。

ただ、除外の恐れがあるのはタガノエルピーダ筆頭に他陣営の大半も一緒なので、次走はまず出走段階から運の良さを問われる展開になるかも。仮にフルゲートを超えたとしてもそこまで厳しい抽選にはならないとは思いますが、油断は禁物。

まちかね太
まちかね太

次は幸運に恵まれますように!

チューリップ賞での鞍上は武豊騎手にスイッチ予定。

永島騎手には残念な結果になりましたが、今回武豊騎手騎乗のエリカエスティームに勝負所で内目に閉じ込められたことがこの結果に繋がったともいえるので、これも因果でしょうか。
外から見れば何かしら学びがあるでしょうし、いずれまたの機会がありましたらその時はパワーアップした騎乗を宜しくお願い致します。

スウィープフィートにとっては次が桜へのラストチャンス。
とはいえ次も出遅れず、落ち着いて実力を発揮できれば、強い相手が多少増えようが権利取りはもちろん勝ちまで充分あると信じています。

名手の導きに願いを!
信じる者に救いあれ!

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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