こんにちは、まちかね太です。
5月7日の京都10レース・橘S(L・芝1400)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬テラステラが出走しました。
前走後はちょっとお疲れ感のある更新が続いて心配しましたが、4月に入ってからは状態も上向きとなったようで、無事今回のレースに向かう事が出来ました。
年初の目標だったNHKマイルCと同日という事もあり、ある意味予定通りのローテと言えなくもないかも?
G1に出られなかったのは残念ではありますが、その分今後に繋がるレースを期待したいところ。
モーリス産駒だけに本格化はまだ先でしょうし、今すぐ結果を出すことに殊更拘る事も無いのでしょうが、実質2勝級のリステッドなら現状でも充分好勝負出来るはず。
古来より「永遠」を象徴するとして貴ばれた「橘」の名を冠したこのレースに勝てば、夏以降の古馬混合戦にもオープン馬として臨める事が確定します。
目指せ永久オープン馬!
以下、出資馬初の恒久オープン馬誕生を期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・テラステラ
テラステラ
(牡3・モーリス×ステラリード by スペシャルウィーク)
栗東・矢作芳人厩舎

ここまでの戦績:6戦2勝(2・0・2・0・0・2)
前走:3月18日・ファルコンS(G3)(中京・芝1400)6着(→レース記事はこちら) 中6週
レースまでの状況
スムーズに走れなかったこともあって、あと一歩掲示板に届かず無念の重賞初挑戦となった前走。
公的にはまったく不利なしの結果として扱われているのが出資者としてはイマイチ納得いきませんが、とりあえず無事に上がっては来れたのでまあヨシと思っておくべきなのでしょう。
レース後は島上牧場を経て、21日にチャンピオンヒルズに移動。
しかし、無事だったとはいえ流石にノーダメージとは行かなかったようで、「いくらかトモに元気がないようにも見えます」と、その後複数回のショックウェーブ治療を施されました。
2月時点では腰回りが疲れやすいと言われていましたし、前走直前は状態が上がっていたようでしたが、やはりそんなにすぐに体質そのものが強化されるという都合のいい事にはなっていなかったようです。
ちょっと心配しましたが回復は順調だったようで、4月に入ると問題なくペースアップ。
4月5日の近況更新で、次走は5月7日の橘S(L・京都・芝1400)を意識して調整していくと発表されました。
妥当な選択。
ホンネを言えばNHKマイルCをスルーするのはちょっと残念ではありましたが、アーリントンCやニュージーランドTを使えなかった時点でそうなるだろうとは思っていましたし、体調次第では夏までお休みという事もあるかもと思っていたので、割とすぐレースを使える状態まで戻せたのは良かった。
NHKマイルCと同日の裏番組という事もあって実質「残念マイルC」となる事も予想され、さほどメンバーレベルも高くはならないでしょうから、実利を求める選択としても妥当でしょう。
勝ち負け期待!
その後は不安点を挙げられることもなく状態も順調に上がっていったようで、4月22日に栗東帰厩。
帰厩後もトラブルなく調整が重ねられ、無事にレース当週を迎えることが出来ました。
レースはフルゲートから遠い9頭立てとなり、当然問題なく出走確定。
地方馬のラビュリントスを除く8頭中6頭が収得賞金で2勝クラス相当であり、実質的に3歳2勝クラス戦の様相を呈しています。
予想時点での人気は相当に割れ気味で、オープン勝ち経験馬であるヤクシマ(父Havana Grey)や前走ファルコンS4着のミルトクレイモー(父バゴ)を始め、サンティーテソーロ、イティネラートル、エッセレンチの牝馬勢、唯一の1勝馬であるルガルまで、マル地・カク地の2頭(ラビュリントス・ジョリダム)を除いたすべての馬に印が分散している混戦模様。
テラステラもその混戦の一翼を担ってはいます、が……。
……
どうもテラステラの評価は他の中央馬よりは一枚落ちる感じで、重い印があまり見受けられません。
下手すれば地方関係の2頭を除いた中では最下位評価かも。
なんでやねーん!
前走重賞で4番人気6着、しかも(主観視点では)不利があってその結果だったというのに、馬鹿にし過ぎとちゃうけ?
……まあそんなことでモンペ化していても仕方ないので、こちらとしては応援あるのみ。
というわけでデータを確認。
枠順は1枠1番。過去3年コース実績は勝率0%。
モーリス産駒の過去3年コース実績は勝率0%。
鞍上藤岡康太騎手の過去3年コース実績は1勝(勝率7%)。
……改修したばっかなんで無効無効!
そもそもモーリス産駒の出走例なんか3回しかありませんし(ペガサスウイング2歳未勝利6着、タガノスペルノヴァ2歳未勝利9着、ラウディ2歳新馬7着。すべて改修前の2020年)。
気にしない気にしない!
色々と見返してやっておくれ!
レース内容
雨に祟られた週末。10レース時点の京都競馬場も雨、馬場は不良。
テラステラは前走比+2キロの474キロでパドックに登場。微妙に丸っこいようにも見えますが体型か。歩くペースは速いもののイレコミもなく堂々と歩いていて、状態は良さそうです。
人気はやはり割れましたが、最終的にはミルトクレイモーが3.6倍で1番人気。僅差3.7倍でルガルが続き、以下サンティーテソーロ(5.0倍)、エッセレンチ(6.3倍)、ヤクシマ(8.4倍)、イティネラートル(9.2倍)までが10倍以下。
テラステラは締め切りちょっと前に10倍圏内から落ち、11.0倍の7番人気。
本当に地方関係の2頭を除いた中では最低人気でした。
……
まあここに至っては結果が出るのを待つのみです。
その後の進捗は順調で、各馬のゲート入りまで問題なく進行。大外サンティーテソーロが枠に入り、準備完了。
ゲートオープン!
テラステラ、問題なくいいスタート! しかし他の馬たちも軒並み好発を切った事もあって、一歩後れを取っているようにも見えます。カメラ角度の問題?
ただなんにせよダッシュはイマイチで、鞍上藤岡康騎手が促しても前に進んで行けず、あっという間に最後方近くまで置かれてしまう事に。
あああ~
不良馬場がダメなのか? とも思いましたが、馬群の前方でサンティーテソーロやイティネラートルがハナ争いをしている映像が大きく映っている間に、ようやく行き脚のついたテラステラが内からスルスル上がっていくのが画面の端に映りました。
あああ~?
レースの流れに乗れたようなのはいいのですが、道中での急上昇ぶりが昨夏のデビュー戦・2戦目の悪夢を想起させ、不安が募ります。
しかし、3番手ルガルの2馬身ほど後ろの位置をミルトクレイモーやヤクシマあたりと並走して追いかける形になると、それ以上突っ走る事もなく、折り合いも悪くないようなのでまずは一安心。
その位置で3コーナーの坂を上り、そして下りへ。
下りに入ると、並んでいたヤクシマとミルトクレイモーが4コーナーへ向けて上昇していきましたが、テラステラはついていかず内側でじっとしたまま。
んん~?
今度はさっきとは逆についていかないことに不安を覚えましたが、鞍上は手を動かしておらず、仕掛けを待っている模様。
そのまま最内をキープして4コーナーまで進み、もたつき気味だったヤクシマにはコーナーワークで再び並びかけて、いざ直線へ。
先頭は逃げたサンティーテソーロ、そしてそれを外から交わしていこうとするルガル。
2馬身ほどあって、最内を粘ろうとするイティネラートルと馬場の中ほどを走るミルトクレイモーが続きます。
テラステラは更に1馬身ほど後ろ。イティネラートルとミルトクレイモーの間に入ろうとしています。
イティネラートルはラチ一杯、ミルトクレイモーは相変わらず馬場中ほどを走っている為2頭の間はかなり空き、そのスペースを通るテラステラの前に邪魔する者はいません。
よし行け~!
アクションが大きくなる鞍上の檄に応え、不良馬場をじわじわと伸びていくテラステラ。
残り200手前で伸びが鈍いミルトクレイモーを交わし、4番手へ。
この時点で先頭では、サンティーテソーロを交わしたルガルが更に差を広げつつあり、流石にこれには追いつけそうもありません。
しかしサンティーテソーロとイティネラートルは手応えが良くなく、テラステラの脚色なら……!
差せー!
テラステラはズンズン伸び続け、ミルトクレイモーを交わした時にもまだ3馬身あったイティネラートルとの差、4馬身あったサンティーテソーロとの差があっという間に詰まっていきます。
残り100過ぎ、イティネラートルに並びかけるとすぐ抜き去り、3番手へ。
よしもう一つ!
その勢いのまま、最後まで頑張っていたサンティーテソーロをもゴール手前で交わし、見事2番手でゴールイン!
よっし!
レースはルガルが直線半ばから独走し、5馬身差で圧勝。
それでもテラステラも3着サンティーテソーロに3/4馬身差を付け、堂々のリステッド2着となりました!
結果
橘S(L)(京都・芝1400・不良)
藤岡康(56)馬体重474
2着(9頭・7人気)
所感
力は示した!
スタートダッシュが付かなかった時は厳しい結果も覚悟しましたが、勝ち馬からは離されたとはいえ低評価を覆すには充分な力走を見せてくれました。
馬場の巧拙で力を発揮できなかったライバルも勿論いるでしょうが、2勝級レベルのメンバーなら力上位なのは確定です。
勝ち馬自体は1勝馬だったので、それに5馬身千切られるのはどうよ、という見方もあるでしょうが、馬場が悪いと着差は派手になりやすいものですから、少なくとも着差はそう気にする必要は無いでしょう。
そもそもテラステラ自身もこれまで悪い馬場での成績は良くなかったので、今回の2着で雨馬場にも目途が立ったことははっきり朗報と言えます。
敗れたとはいえ
収穫の多いレースだったのでは。
スタートに関しては、後でパトロールを見ると、スタート直後に外にヨレて隣のエッセレンチ(4着)にぶつかり、押し返されて内側に追いやられている感じなので、今回に関しては自業自得……というかむしろ加害者。
もう少し安定したスタートを切れるようになるまで安心は出来なさそうなので、そこは相変わらず課題として残っていますが。
次走は葵S(G3)と既に発表されており、ただでも距離短縮には不安があるのにこのスタートではより心配ですが、中2週で上達という訳にもいかないでしょうから、次走のスタートは運を天に任せる感じになるでしょうかね。
個人的には、スタートがどうあれ1200のスペシャリスト相手だと分が悪いと思いますので、除外になって同週の白百合S(L・芝1800)で逆に延長を試す、という超展開になったとしてもむしろ歓迎。
無論葵Sでも熱烈応援しますが!
いずれにせよ、まずは不良馬場での激走のダメージが残っていないことが前提。
記事執筆時点では大丈夫そうなので問題ないとは思いますが、無理しない範囲で頑張って欲しいと思います。
次も期待させておくれ!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)