こんにちは、まちかね太です。
6月18日の函館4レース・3歳未勝利(芝1800)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬タレントゥーサが出走しました。
納得のいかないレース内容で16着に惨敗した前走から約3か月ぶりのレース。
前走後からずっと次走はダート短距離を使うことを示唆されていたのに結局直前で芝での距離延長を選択したり、そもそも馬が無事なのに全然レースを使おうとしないなど、マネジメントに対して思うところは多々あれど、自分の思うとおりに事が運ばないのはこの趣味の常識であり必然。
レース出走が決まった以上は全力で応援するだけです。
実際問題として未勝利戦開催期間も残り2か月ちょいとなり、レースの条件がどうあれある程度の見せ場すら作れもしないならリストラ宣告を受けてしまっても仕方ない時期。
なんでもいいので次につながる競馬を見せてほしい。
Let's サバイバル dance!
生き残りを賭けて!
以下、レースのレポートです。
出走馬プロフィール・タレントゥーサ
タレントゥーサ
(牝3・モーリス×ショウナンタレント by アグネスタキオン)
栗東・池江泰寿厩舎

ここまでの戦績:2戦0勝(0・0・0・0・1・1)
前走:3月27日・3歳未勝利(阪神・芝1600)16着(→レース記事はこちら) 中11週
レースまでの状況
3月27日に走った前走は、明らかなミス騎乗に不利も重なり大惨敗。
レース後、「やはり芝がベストな条件ではないようにも思います。今度は以前からイメージにあったダートも選択肢に入れていきたいところです」という調教師コメントが出され、29日に早々に外厩へ放牧。
この際にチャンピオンヒルズが新たな外厩先となり、その後トラブルもなく順調に調整。
4月20日近況では「あと何本か速めを問題なく乗れるようであれば、トレセン帰厩を考えたい」と調教師が言っていたという外厩コメント。
……でしたが、早速その次の週には「函館開催の条件も悪くなさそうだが、次についてはもう少し考えたい」というコメントになっていたという事で、この時点で早々の帰厩はなくなりました。
函館開催は6月からなので、前走から最低3ヵ月は間隔開ける宣言に等しいワケですからなあ。
そして5月11日の更新で、「機を見てトレセンに戻し、函館開催のダート1000mを目指す方向で」と、方針が決定。
ちなみにこの時点までの外厩側のタレントゥーサの適性に関するコメントは「距離はあまり持たないのかもしれません(4月20日)」「走りは軽いですが、前捌きや腕の出方などから言えば、短めのダートも悪くないように思います(5月11日)」というものが出ており、ニュアンスを汲めば「短距離向き・ダートもこなせるが芝の方がベター」という感触のように思えます。
まあコメントを近況に載せる際にどう翻訳されているかはわからないので、あくまで表に出たコメントから汲めば、という話です。
調教師コメントにも同じことが言えますが。
出資者には発表されたコメントのみが判断材料なので、そこからあれやこれや類推(邪推?)するのは別に問題ないハズ。
そうやって表に出ていたコメントしか与えられていない側からすると、5月28日の帰厩後最初の近況更新(6月2日)で発表された次走予定は些かハテナマークが浮かぶものでした。
「今回はダートを選択肢に入れていましたが、その前に一度、洋芝に使ってその走りを見てみたいと思います。そこでも内容や結果が伴わないようであれば、ダートに矛先を向けていきましょう。目標レースは6月18日(土)函館4R 3歳未勝利(芝1800m)を予定しています(池江師)」
……???
芝はともかくなぜ延長?
先日の近況まとめ記事にも同じ疑問点を上げていますが、当週の松田騎手の騎乗予定を見ると土日に1レースずつある芝1200m戦にはどちらも騎乗予定馬がいるので、やはり松田騎手をタレントゥーサに乗せることを第一義としたローテーションなのではないかと思います。
ダート1000戦を予定してたけど今回は洋芝を試そう→変更決定が遅かったので芝1200m戦はどちらも松田騎手に先約が入ってしまってる!→1800なら空いてる! じゃあ1800で行こか!
という流れではないかと。
全部想像なんで、実際は全然違うかもしれませんが。
コメントの断片や状況からいろいろ想像することも一口馬主の楽しみ方の一つという事で、邪推はお許しください。
とにかく、実情がどうあれ騎手は松田騎手継続が決まったという事は事実。
正直なところ、これまでの結果からは「どうしても松田騎手でないと」という理由は全く見出せませんが、継続騎乗で馬の癖をつかめているであろうことは有利なポイントにはなるでしょう。
松田騎手の函館芝1800の戦績は良くない(過去3年9戦して複勝圏内なし)ですが騎乗回数そのものが多くはないですし、少なくとも前回と同じようなミスはしないでしょうし。
決まった以上は信じるのみ。
距離延長に関しても、初戦1400→2戦目1600→今回1800という推移だけ見れば、延長の経緯としては妥当に過ぎるもの。
ここまで距離延長に関してポジティブなコメントが一切なかったことを知らない一般馬券ファンから見れば、なにかしらのまっとうな理由(例えば血統面とか)で徐々に距離を伸ばしていっているようにしか見えないでしょう。
出資者はなまじここまでのコメントを知ってしまっているから不安に思いますが、それこそ父モーリス・母は1800の重賞ウイナーという血統面からはむしろ中距離に適性があると考える方が自然ともいえます。
気性面の事は知らぬ。
しかし、3ヵ月休んでいる間に気性面が成長している可能性もなくはない。
或いは滞在競馬が気性面にいい影響を及ぼす可能性もなくはない。
決まった以上は(以下同文)。
そして決定したレースの出走メンバーは13頭と手ごろな頭数。
ここ2走3→4着としているバレル(父シルバーステート)や7戦連続掲示板確保のジョーカーブラウン(父ケープブランコ)らが有力馬。
タレントゥーサは人気薄予想ですが、まあ前走を見る限り当然でしょう。しかし実力的にそこまで差があるわけではない、ハズ。
枠はだいぶ外に飛んで8枠12番となってしまいました。
コースの勝率的には悪くない枠ですが、先行策を取ると思われるタレントゥーサには良くはないでしょうね。
モーリス産駒のコース成績は悪くないですが、騎手や枠のことまで含めるとレース条件は不可寄りのようにも思えます、が。
決ま(以下同文)。
池江厩舎はなんだかんだ言って今年のリーディングトップを独走しているわけで、今回も見せ場なく惨敗するようなことがあれば即リストラ宣告を受けても仕方ありません。
出資者としては当然、前走はノーカンでありまともに走れればあんなことは無いと思っている(むしろちゃんと仕事してよと思っている)訳ですが、それは欲目というやつであることも重々承知。
その上で数字で結果を出されると(モンペ全開の)反論の余地すら無くなってくるわけで。
条件が合う合わないは置いといて、それでも今回は最低掲示板が欲しいのが本音。
その力はあるはず。
終わるにはまだ早すぎるので、どうにか頑張ってほしい。
レース内容
当日の函館競馬場の天候は4レース時点で曇り、芝は良馬場。
タレントゥーサは前走比プラス6キロの444キロで登場。
チャンピオンヒルズでは一時458キロまで増えていましたので、北海道輸送を経たとはいえ滞在競馬であるからにはもう一声欲しかったところではありますが、状態は良さそう。
パドックではゆったりと歩いており、他馬にチャカチャカしている馬が多かったせいもあって相対的に良く見えました。
が、騎手が騎乗すると一気にうるさい姿を見せるように。
今回も気性面の懸念はありそう。
人気はバレルが2.4倍で1番人気、以下ジョーカーブラウン、チムドンドン、ヒドゥンキングまでが10倍以下。
タレントゥーサは31.0倍の8番人気と、穴馬の域を出るものではありません。
ちなみにタレントゥーサのデビュー戦(5着)で一つ上の着順(4着)に入られたゴッドスイートビーと地味に再戦となっており、今度は先着したいところ(相手は85.9倍の10番人気)。
本場馬入場でコウガンカレンがラチに激突して騎手を振り落とし馬体検査(騎手は乗り替わり)となるアクシデントがありましたが、タレントゥーサは輪乗り以降はテンションを抑えられているように見え、結果的に予定時刻通りとなったゲートインもスムーズ。
大外フレイムリリーの枠入りもすんなり終わり、間を置かずゲートオープン!
んん~
ちょっとヨレるような感じのスタートになりましたが出遅れというほどのビハインドにはならず、徐々に内側に切れ込みながら前へと位置取りを進めようとする鞍上。
小回りコースの1コーナーに入る頃には逃げ争いをするチムドンドンとリアルモンスターが後続を2~3馬身引き離し更に後ろを離していこうとする構え。
その後ユイ、バレルが2列目、ヒドゥンキング、タレントゥーサが3列目という並びに。
コーナーを進んでいくにつれコーナーワークで内側の馬が前目の位置になっていき、タレントゥーサは6番手の位置に。
しかし、スムーズな走りではありません。
掛かってるなあ、やっぱり。
コーナーを回りだしたあたりから掛かり始めたタレントゥーサ、やはり気性面は治ってはいませんでした。
それでも前走程抑え付けた感じでもなく、ギリ許容範囲内でしょうか?
逃げ争いは向こう正面に入ってすぐチムドンドンが制し、一時は後続に4馬身ほど付けていましたが、3角から2番手以降が一気に接近。
タレントゥーサもその流れに乗って押し上げていきますが、ばらけ気味の馬群の中で4コーナーを回った直後には目の前に失速しつつあったリアルモンスターがおり、進路どりの邪魔に。
まずいか……おっ!?
ここで松田ジョッキー、馬を内側へ誘導。コーナー通過時の遠心力でわずかに膨らんでいたリアルモンスターの内を掬います。
それは抜け出そうとしていたヒドゥンキングの後背をそのまま追いかけるような位置取りとなり、外を回った馬をコーナーワークで躱す形にもなって、一気に3番手争いに浮上。
おおっ!?
上位争いなるか! と希望が生まれましたが残念ながらほんの一瞬。
そこからは目立つ足を使うことが出来ず外から来た馬たちに伸び負け、次々と抜かれながら雪崩れ込むようにゴールイン。
レースは早めに抜け出したヒドゥンキングがそのまま押し切り1着、馬場の中ほどを突いたユイが2着、最後大外から一気に突っ込んできたキセキノエンジェルが3着。
タレントゥーサは7着での入線となりました。ちなみにゴッドスイートビーとは直線で軽い接触もありましたが競り負け(相手が6着)、雪辱もならず。
結果
3歳未勝利(函館・芝1800・良)
松田(54)馬体重444
7着(13頭・8人気)
所感
レースまでの過程には疑問もありますが、レース内容そのものには納得。
掛かり気味ではありましたが特に大きな不利もなく、直線もロスのないコース取りをしてその上で伸びなかったのですから、今回の条件では現状力不足でした。
8番人気で7着ですから、人気面から考えても(残念ながら)妥当な結果。
距離が長いようにも見えましたが、タレントゥーサは初戦でも直線の最後の部分で止まっているので、もしかするとそういう癖がある可能性も否定しきれません。
あの時は坂が原因かなと思っていましたが、積極的に先頭に出ようとする気がない可能性も……。
でも道中は引っ掛かるくらいやから杞憂かな?
やっぱり止まるのは距離や坂が原因か。
なんにせよ現状では判断する材料に欠けますかね。もう少しキャリアがあれば……。
松田騎手は前回とは雲泥の差の騎乗ぶりを見せてくれたと思います。
まあ、毎度ああも掛かり気味になるならもう逆らわずに前へ行けば? とも思いますけども、それは外からお気楽に見てる素人の感想であって、実際はそんなに簡単なものではないんでしょう。
今回については、特に4角の判断は良かったと思います。
今後もこの馬をはじめ桑田牧場産の出資馬に騎乗する機会が多くなるでしょうから、これからもよろしくお願いいたします。
さて、レース後の調教師コメントは……。
ドキドキ……。
「今回は洋芝を試してみる一戦。レースを迎えるにあたって段々とテンションが高まる感じはありましたが、前走よりもレース内容は良かったと思います。好位から最後にもうひと脚が使えなかったところを見ますと、距離だけで言えば少し長いのかもしれません。ただ、短縮すると今度はリズム良く追走できないようなところもありそうですからね。引き続き色々と考えながら、また次に備えます(池江調教師)」
という事で、この1戦でのリストラは免れたようです。
掲示板には載れませんでしたが、一応の見せ場はありましたしね!
ふう……。
今度は短縮に対する不安を醸し出す内容があったりするのがアレですが。
伸ばすのもダメ、短くするのもダメじゃ、出れるレース無くね?
どないせえっちゅうねん。
とツッコミを入れたいところですが、思うだけにしておきます。
この後はこの馬としては初めて在厩での続戦を考えられているようです。
先のコメント内容もありますし、優先権も取れませんでしたから、いつどのような条件のレースに出走を考えているのかは現状予測が付きません。
しかしそこはリーディングトップ厩舎、創意工夫で勝ち上がりに希望を持たせてくれることを願います。
タレントゥーサのサバイバルゲームはまだ続く!
それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)