こんにちは、まちかね太です。
11月12日の阪神2レース・2歳未勝利(ダ1400)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬ドンカルロが出走しました。
10月2日のデビュー戦(中京・ダ1400)で好スタートから2着に好走。
当初は新馬戦のメンバーレベルがそう高くないのではとも思われましたが、ドンカルロと2着を争った3着馬インザストーンが次走で楽勝。4着馬エンプレスペイも次走勝ち馬からハナ・ハナ差の3着に好走し、新馬戦のレベルは逆にむしろ高めだったのではという結果が続きました。
ドンカルロへの期待も
俄然高まります!
リフレッシュ放牧から帰厩した後の調整過程も順調そう。
以下、初勝利を期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ドンカルロ
ドンカルロ
(牡2・ドレフォン×レトロクラシック by ディープインパクト)
栗東・高柳大輔厩舎

ここまでの戦績:1戦0勝(0・1・0・0・0・0)
前走:10月2日・メイクデビュー中京(2歳新馬)(中京・ダ1400)2着(→レース記事はこちら) 中5週
レースまでの状況
見事な走りを見せた前走後、「馬体だけ見れば続戦出来なくもないが飼い葉を食べておらず、精神的なダメージはあったのではないか(高柳大師)」という事で、当初の予定通り10月5日にリフレッシュの為チャンピオンヒルズへ移動。
外厩では「多少カリカリはするものの、競馬を使う前よりもむしろ落ち着いている」と言われ、順調に調整。
到着時442キロだった馬体も、栗東帰厩直前の10月26日近況では463キロまで増加。
そして27日に帰厩し、11月12日の阪神ダ1400戦を目指すことが発表されました。
以降の調教は馬体を気にしてかあまり速いタイムを出そうとするようなものではありませんでしたが、これはデビュー前も似たようなものでしたし、「動きはよい」という調教師コメントが毎度出ているので、順調なのは間違いなさそうです。
期待出来そう!
そして迎えたレース当週、目標レースの出走頭数はフルゲートを割る15頭となって無事出走確定。
前走2着のドンカルロは当然人気サイド。
ライバルたちの内で前走複勝圏内に入ってきているのはフォーリー騎手騎乗のハクサンパイオニア(父ドレフォン)、武豊騎手騎乗のアントニオヒロキ(父コパノリッキー)の2頭のみ。
その2頭よりも(むしろドンカルロよりも)新聞紙上で人気上位なのは、初ダートとなるエンペラーワケア(父ロードカナロア)。
いずれも油断ならぬ相手ですし、他にも前走掲示板確保の馬が何頭かいますが、メンバーの総体レベルとしては手ごろと言えそう。
期待できそう!
枠番は前走に続いて大外となる8枠15番。
とはいえ芝スタートコースの常として外枠の好走率アベレージはむしろ最上位級なので、心配はいらないでしょう。
鞍上岩田望騎手のコース実績は可もなく不可もなく。
ドレフォン産駒のこのコースでの成績は良く、今回の出走馬たちの父馬比較では最上位級です。
総じて、データ的には舞台設定はかなりいい条件。
出走メンバー15頭中ドンカルロ自身を含めた13頭が前走最初のコーナーに4番手以内で入ってきているという先行馬だらけの構成がどう出るかという懸念はありますが、前走と同じだけ走れれば好勝負は必至と見てもあながち欲目ではないハズ。
ここは勝利を期待!
レース内容
2レース時点の阪神競馬場は晴、ダートは良。
ドンカルロは前走から2キロ減らした446キロでパドックに登場。
外厩出発時点からは20キロ近く落としてしまいましたが、まあ予想の範疇内。
映像に映っている範囲ではカリカリしすぎている様子もありませんし、状態に不足はなさそうです。
人気は上位で割れていましたが、最終的にドンカルロが1番人気に推されました(3.6倍)。
僅差2番人気にエンペラーワケア(3.8倍)、3番人気ハクサンパイオニア(3.9倍)が続き、4番人気以下は10倍以上。
人気面では三つ巴の評価となりました。
その後も本場馬入場、返し馬、輪乗りとトラブルもなく順調に進行し、各馬枠入りもスムーズ。
大外のドンカルロもすんなりと入り、すぐにゲートオープン!
おっ!
ドンカルロ、さすがに前走ほどではありませんが、今回もスタート直後に他馬より半馬身ほど前に出ている好スタートを切ります。
あれ?
しかしそのすぐ後、内側から前に殺到してくる各馬に続々と抜かれて位置取りは中団へ。
内側の馬たちが来る直前にジョッキーがちらりとそちらを見ていたので、敢えて周りを行かせた感じでしょうか。
置かれ過ぎないようにはしているようでしたが。
この判断、吉凶如何に。
見ている方としては正直不安にはなります。
レースは、先行狙い組の中から抜け出したエンペラーワケアが馬群を引っ張る展開に。
ハクサンパイオニアはその直後に付け、キングダイヤモンドとサンライズグレートがその内外を追走。
ドンカルロは8~9番手くらいの位置に居ます。
1000m標識を超えたあたりで後方の馬たちが動き出しはじめ、ドンカルロも馬群の外をグーッと上昇。
3コーナーで先団馬群の最後方に取り付き、そのまま外から進出を図ります。
しかし4コーナー手前、直前にいたキングダイヤモンドが外に張った事もあり、さらにその外から上がっていこうとしていたドンカルロは思いっきり振られる形に。
あーあーあー……
否応なく距離をロスしたドンカルロが直線に向いたころには、逃げるエンペラーワケアは8馬身は先。間にもハクサンパイオニアなど4~5頭。
ドンカルロの鞍上岩田望騎手は大きく体を動かして追い出しに入り、ドンカルロもジリジリ伸びてはいますが、どう見ても前に一気に追いつけるような脚色ではありません。
アカン……
そうこうしている内にエンペラーワケアは後続を突き放して独走態勢に入り、残り200m地点から後は差を広げる一方。
ドンカルロは2番手争いグループに対しジリジリと差を詰めますがそこに追いつくのも容易ではなく、ようやく集団の最後尾に取り付いたところでゴールイン。
あああ……
レースはエンペラーワケアが2着を10馬身ぶっちぎって初ダート戦を圧勝で飾り、2着は内を掬って伸びたマンノライトニング。1馬身1/2遅れた3着がミヤジシャルマン。
ドンカルロは掲示板にも一歩届かず、6着に終わりました。
結果
2歳未勝利(阪神・ダ1400・良)
岩田望(55)馬体重446
6着(15頭・1人気)
所感
うーん……
勝ち馬がかなり強かったので元より勝てはしなかったかもしれませんが、僅差とはいえ1番人気に推された馬のレースぶりとしては不満の残るものだったとは言わざるを得ないでしょう。
せっかく好スタートを切ったのに前へ行こうとしなかったことで芝スタート外枠の利を自ら手放し、馬群の外を回る事を強いられる外枠の不利のみを甘受したことで、4角手前で外に振られる遠因をも作ってしまいました。
スタート直後の判断でレースは決まってしまっていたと言えるかもしれません。
まあ押して前に行ったところで上位に入れたかどうかは神のみぞ知る事なので、結果論ではあるのですが。
ただ、今回の先行馬だらけのメンバー構成を見た時点で、展開がこうなる可能性は充分に考えられました。
レース後の調教師コメントでは前に行かなかった騎手の判断を咎める言葉がありましたが、読む限りでは戦術は騎手の現場判断に委ねたきりで、調教師サイドで何かしら指示を出していたわけではないように思えます。
「ドンカルロのスタートは良かったけど周りも前に行きたがった」場合の戦術に関して騎手と意思統一が出来ていなかった時点でマネージャーサイドにも無策の誹りは免れ得ない。
もし本当に無指示だったのなら調教師も騎手と五十歩百歩だと思います。
一方的に責めるのも
違うのでは?
今回の2着馬マンノライトニングは初戦で先着していた相手でもあり、まあなかなかに残念なレースではありましたが、得るものが何もなかったわけでもありません。
まず前走に引き続きスタートが良かったのは朗報。
ともに大外でゲート入り直後にゲートオープンという要素が作用した可能性もありますが、ゲート不安が殆ど無いというのは大きな利点です。
また、前には届かなかったとはいえドンカルロ自身は最後まで脚が止まったわけではありませんでした。
思い返せば前回も伸び脚自体はジリジリ感のあるものであり、キレないがバテない系の馬なのかもしれません。
以上のことから、私としてはこの後「距離を伸ばして」「前目に行く」のが面白いのではないかと愚考する次第。
気性的に前に行けないというなら仕方ありませんが、前走を見る限りでは出たなりでならそれなりに先行できるはずなので、そのあたりを距離延長で補えないかと。CT型ですし。
レース後コメントのニュアンス的には続戦はなさそうな雰囲気がするので、いずれにせよ次走はもうしばらく先にはなりそうな気はしますが。
とまあ色々文句を連ねましたが、今回も運と展開が向けば2着争いは出来たと思いますし、今後も引き続き勝ち上がりに向けて頑張っていってほしいと思います。
募集価格が1000万円なのでチャリンチャリンコースでも充分に有意ではあると思いますが、せっかく勝ち上がれる力がある子なので早めに安心させてほしい。
巻き返しに期待します!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)