こんにちは、まちかね太です。
9月14日の阪神8レース・3歳以上1勝クラス(ダ2000)に、DMMバヌーシーでの出資馬シャンパンポップが出走しました。
1年4か月ぶりのレースだった前走では落鉄などの不利もありましたが2着にまとめ、地力を示してくれました。
そして叩き2走目となる今回は順当に良化……と言いたいところでしたがそうは問屋が卸さず、なかなか状態が整わず陣営も苦闘している様子。
一時は出走延期も視野に入っていたようですが、一応最低限走れる体勢ではあるとのことで予定通りの出走に踏み切られはしたものの不安感は拭い切れず、どうにも暗雲漂う中でレースを迎える事になりました。
しかし鞍上は頼れる雷神ジョアン・モレイラ騎手。
延期になった場合でもスケジュールを空けてくれていたとのこと。その期待に応える走りを見せてくれることを願います!
天神様のお導きを~!
以下、勝利と無事を祈って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・シャンパンポップ
シャンパンポップ
(牡4・キズナ×シャンパンルーム by Broken Vow)
栗東・武幸四郎厩舎
ここまでの戦績:2戦1勝(1・1・0・0・0・0)
前走:8月2日・3歳以上1勝クラス(中京・ダ1800)2着(→レース記事はこちら) 中5週
レースまでの状況
超久々の実戦だった前走では両トモを落鉄しながらも2着。その落鉄の原因はレース中に後ろから引っかけられたことだったようで、トモに外傷を負ってしまい腫れが出た為、しばらく厩舎で静養。
その後8月8日にノーザンファームしがらきに放牧に出ました。
この時点では(ケガのことは置いといて)レースを使った事で体に張りが出て心臓も良くなっており、放牧は短期として9月14日の阪神ダ2000に間に合うように厩舎に戻し、師の「身内の騎手」を鞍上に次走へ向かう、という青写真が描かれていました。
ただ外厩では、外傷は治療で良くなり馬体重も戻ってはいるものの、久々のレースでのダメージは大きく9月のレースに万全では行けないだろうとの見立て。
実際8月末に栗東帰厩後も、放牧を挟んだことで馬が緩んでしまい動き切れておらず、当初予定の9月14日のレースまでに態勢が整うかは怪しくなってきたということで、予定を2週スライドした9月27日の阪神ダ1800戦に変更することも視野に入れているとの陣営コメントが発表され、先行きは俄かに暗雲漂う感じに。
うむむ……
ここで焦って使ってまた故障となっては元も子もないので無理する必要性はまったくないとは思うものの、それはそれとしてやはり順調に使えないのはもどかしい。
「身内の騎手」からも他に予定している馬がいるからとお断りされてしまったとのことでしたが、代わりに名前が挙がったのは短期免許で来日中の雷神ジョアン・モレイラ騎手。
14日でも27日でも空けてくれているという話で、暗めの雰囲気が漂う中で唯一の吉報と言えるでしょう。
とはいえ全ては馬の状態次第。
9月3日の追い切りでは武師自身が騎乗し、「良くはないが悪くもなっていない」とのこと。担当者コメントでは体が崩れてギリギリともありましたが、これ以上悪くなるようなことがなければ当初予定通り14日のレースに出走する方向に。
10日には今村騎手を乗せて追い切りバランスの良い走りを見せ、どうにか態勢は整ったと判断されて無事予定のレースに出馬投票されることとなりました。
なんとか無事に、
そしていいレースを!
直前まで次週・次々週へのスライドや13日のダ1800戦への変更(この場合ルメール騎手の可能性もあった)の可能性は残っており、「勝つ可能性が極めて高くなければ回避」と明言される中で出走に踏み切られた以上、言葉通り勝利の可能性は高いはず……とは思いながらも拭い切れない不安感の中、確定したレースの出走メンバーは13頭。
中心視されているのはシャンパンポップ自身。
新聞での関係者コメントも「走れないことはない」みたいな煮え切らない内容で状態面に不安があることを隠してはいませんが、それでも素質はこのクラスに留まるものでは無いというのは出資者目線でなくても衆目一致するところ、ということなのでしょう。
素直にありがたく、その期待に応えてくれることを願います。
対抗格はルメール騎乗の3歳馬レッドボブ(父レッドファルクス)。堅実に走り続けている馬で、未勝利勝ち後このクラスで4戦して3→4→4→2着と常に上位争いを演じている馬。3歳馬なのでシャンパンポップとの斤量差は3キロあり、鞍上も込みで脅威度は高い相手と言えるでしょう。
他では、前走崩れたものの前々走未勝利戦圧勝のサンライズシュガー(父キタサンブラック)、3ヵ月の休み明けですが休養前には同級で連続好走していたブルーワール(父Arrogate)、前走同級2着のニヒトツーゼーア(父リオンディーズ)あたりが、上位2頭とはやや差があるものの有力視されているグループとなるでしょうか。
このクラスとしてはまずまず粒ぞろいのメンバーと言って良さそうです。
枠は2枠2番に決定。勝率は可も不可もなく複勝率は低めと、偶数番とはいえイマイチ感のある枠。好走率を差し引いてももう少し外目の方がベターな気はしますが仕方なし。
キズナ産駒の過去3年コース実績は今回の種牡馬中では上位。鞍上モレイラ騎手は過去3年の実績ゼロ(2戦して複勝圏なし)ですが、まあ問題ないでしょう。
総合すればコース相性データは可も不可も無く、という感じにはなるでしょうか。
出走してきたとはいえ万全には遠い状態ではあるのでしょうし、予定変更時の候補先の一つであった土曜のダ1800戦よりはこちらの方が明確に強いメンツが揃ったので不安感はアリアリですが、将来的にもっと上のクラスで戦うことを目標とするなら四の五の言わず突破しとけ、な局面なのも事実。
モレイラ騎手を鞍上に迎えられたのは千載一遇の機会ともいえるので、ここでなんとかいい結果を出してもらいたい!
とはいえまずは無事に!
レース内容
9月も半ばとなってもまったく秋の気配もない暑気の中、当日8レース時点の阪神競馬場は晴、ダートは良。
シャンパンポップは前走比プラス6キロの562キロでパドックに登場。先入観もあるせいか歩様は硬く見え良くは映りませんが、落ち着いて歩けてはいる様子。現状なりに力は発揮できるのでは。
単勝最終人気はシャンパンポップが1.7倍の1番人気。続いてレッドボブ3.3倍、チムニートップス9.6倍までが10倍以下となっていました。
その後本場馬入場、輪乗りへとつつがなく進行し、枠入りもスムーズ。大外ジーティーララバイもスッとゲートに収まり準備完了。
ゲートオープン!
うむ!
シャンパンポップ、周りと遜色ないスタート!
最初の芝部分も戸惑うことなく進み、馬なりでスッと前目を窺う形。むしろ勢いが付きすぎたか、ダートに入ってから鞍上が若干抑え気味にしているようにも。
結果的にホームストレートでは外からハナを奪いに来たチムニートップスとレッドボブを前に行かせ、3~4番手で1コーナーへ入ります。
2コーナーを回って向こう正面に入る頃には、先頭チムニートップス、半馬身差の2番手にレッドボブ、更に1~2馬身差ほどでダノンウィルヘルムとシャンパンポップが続いていく、という形で隊列が固まりました。
当面のライバルとなるであろう2・3番人気馬を直後からマークするような位置取り。
いい感じでは?
ペースはやや速く、前目に人気馬が固まっている以上、力勝負の展開になりそう。
3コーナーに入っても前方の隊列は大きく変わらず、チムニートップスを先頭に馬群は4コーナーへ向かいます。
シャンパンポップも変わらず3番手内目を追走していますが、外に並ぶダノンウィルヘルムの更に外からヴァリージアが一気に捲りかけ、下がり気味のダノンに代わって4番手に上昇。
4コーナーを回って直線へ。
内目を通っていたシャンパンポップ、コーナー通過の遠心力のままにスッと外目へ持ち出し、すぐ前のレッドボブの外側を狙える位置へ!
上手い!
先頭はまだ逃げているチムニートップス、1馬身差でレッドボブ、更に1馬身差でシャンパンポップ、その後ろにヴァリージア、皆自分の前に障害は無し!
地力勝負だ!
行け!
モレイラ騎手、アクション!
刹那シャンパンポップは内側にフラつくような動きを見せましたがすぐ立て直し、前の2頭を追撃開始!
前ではレッドボブがチムニートップスに並び、交わしつつある!
そしてシャンパンポップも、もうその直後まで来た! モレイラのムチが入る!
残り200、レッドボブがチムニートップスを交わした!
シャンパンポップ、間髪入れずレッドボブに並び掛ける!
再びモレイラのムチ!
シャンパンポップ、先頭に躍り出た!
そしてそのまま突き放す!
「1馬身、2馬身、2馬身半、3馬身、差が開く!」と実況が響く!
シャンパンポップ、後続をまったく寄せ付けず、余裕を持ってゴールイン!
ヨ~シ!!
優勝はシャンパンポップ!
4馬身差の2着はレッドボブ。更に2馬身差の3着にはニヒトツーゼーア(8番人気)が差し込んでいました。
結果
3歳以上1勝クラス(阪神・ダ2000・良)
モレイラ(58)馬体重562(+6)
1着(13頭・1人気)
所感
ああ良かったー!!
単勝1.7倍の支持を受けたとあれば世間的には勝って当然というところでしょうが、出資者として事前の状況を知っているだけにとても楽観はできませんでしたが……。
終わってみればここでは力が一枚も二枚も上だったという形で、改めてポテンシャルの高さを見せつけてくれる内容にはホッと一安心。
嬉しいのは当然ながら、それよりも安堵感の方を強く感じていますが、いずれにせよ暗い不安感を切り裂く素晴らしい末脚を見せて圧勝、お見事でした!
見事な手綱さばきで勝利に導いてくれたモレイラ騎手、難しい状況ながら出走態勢を整えてくれた武師はじめ厩舎スタッフの皆様、外厩関係者の皆様、クラブ関係者の皆様に大いに感謝を!
そして度重なる苦境を乗り越え、遂に再び勝利を掴んだシャンパンポップの頑張りに大いに感謝を捧げます!
まあゴール通過後の馬の止め際の歩様が乱れたように見えてまた不安になったりもしましたが、レース後コメントなどでは特に触れられてもいないので、あれがこの馬の通常営業ということなのでしょう。
そりゃ怖いデスヨネー
とはいえ蹄の不安なども新たに出て来てはいるようなので、まだまだ油断は出来ません。
今後も順調に使っていけるかどうかは何とも言えない所ではありますが……。
モレイラ騎手はシャンパンポップの能力を絶賛してくれたとのことですし、今回の勝ちタイムもオープン級に匹敵するものだったそうなので、無事でさえあれば更に上を狙っていけるでしょう!
数を使っていく事を望めない以上はこの先一戦一戦が未来を決める勝負となるでしょうし、厩舎の皆様にはまだまだ苦労をお掛けすることになると思いますが、どうか大願成就を果たせるよう適切な戦略立案をお願い致します!
かしこみかしこみもうす~
とまあつい先のことに思いを馳せてしまいますが、今は今回の勝利を喜ぶのが一番大事。
なにせ1年半ぶり、大いなる苦境を乗り越えての待ちに待った2勝目ですからね!
勝利を導いた雷神と幸せをもたらした武神に祝杯を!
また何度もこの喜びを味わえることを願っています!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ており、公式HPの写真等は使用しておりません)