こんにちは、まちかね太です。
7月17日の函館3レース・3歳未勝利(牝馬限定・芝1200)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬アンジアンが出走しました。
稽古で全く動かないまま迎え、結果惨敗した初戦と違い、調教でソコソコ動いて変わり身を期待していた2戦目となる前走でしたが、直線で全く伸びずに再びの完敗。
この状況でアンジアンに対して夢を見続けられるほどには私はポジティブではありませんが、陣営はまだギブアップせずに距離短縮・滞在競馬・減量騎手起用と、状況の打開を図るべく打てる手は打って迎えた3戦目が今回。
奇跡は起こせるか。
せめて一条の光を……
以下、レースのレポートです。
出走馬プロフィール・アンジアン
アンジアン
(牝3・キングカメハメハ×サティアナ by Street Cry)
栗東・藤原英昭厩舎

ここまでの戦績:2戦0勝(0・0・0・0・0・2)
前走:5月21日・3歳未勝利(牝)(新潟・芝1800)14着(→レース記事はこちら) 中7週
レースまでの状況
ダート1400のデビュー戦(12着)から条件を大きく変更し、芝の中距離戦に挑んだ前走。
血統的にも中距離向き、遺伝子検査はTT型で長距離型、初戦終了後に騎乗した岩田望騎手に「短めの距離という感じではなかったでしょうか」というコメントを貰っていたアンジアンには条件は好転していると思われました。
ロクに調教時計を出せなかったデビュー戦時とは違い、調教では水準の時計は出しており、状態面でも初戦とは雲泥の差。
小さな馬体を考慮してか騎手も2キロ減の角田和騎手を起用し、その時点で万全に近い状況で臨んだ2戦目でした。
しかしレースでは、好スタートから楽に先行したように見えたものの、直線では全く伸びずに14着。
目に見える不利もなく、全く言い訳のできない完敗。
これは厳しい……
「結果的に今度は距離が持ちませんでした(藤原師)」というコメントが出ていましたが、事実そうだとは思いますが、適性的に長すぎたというよりは単純に走り切る体力がなかったという印象。
本質的には初戦の騎手コメントのように中距離以上に向いた馬だと思いますが、1800mを走り切る体力がない。
詰み、かな……
基本ネガティブ思考の私はこの時点でリザイン宣言でしたが、陣営は短距離仕様に馬を作り変えて巻き返しを期するという話。
この時点で未勝利戦終了までに残された期間を考えると非常に厳しい目論見だとは思いましたが、関係者が諦めないなら出資者としてはお付き合いするのみ。
奇跡を信じて……!
しかし、事はスムーズに運びません。
5月25日に吉澤ステーブルWESTにリフレッシュに出ていたアンジアンでしたが、6月8日に左飛節の外側を打撲するアクシデントが発生。
あ~~~
走らず終戦を迎えることになるかとも思いましたが、不幸中の幸いにしてすぐ症状が緩和したという事で、11日に栗東帰厩。
レントゲン検査でも問題はなく、そこから再び調整を重ねて7月7日に函館競馬場に移動。
目標は7月17日の牝馬限定芝1200戦。
騎手は角田和騎手より更に1キロ減のルーキー西塚騎手。
洋芝、滞在、減量、そして距離短縮。
前走時に引き続き、現状で打てる手は打って臨む事になる3戦目。
函館移動後は順調に調整が進み、やや懸念された除外にも中7週を取っていたことでどうにか引っかからず、予定通り出走が確定。
フルゲート16頭が揃ったライバルには、過去5走続けて掲示板を確保し前走2着のオマツサマ(父ロードカナロア)をはじめ前走で複勝圏の馬が何頭か居ますが、安定して好走している馬はオマツサマくらいで、メンバーレベルはソコソコといった印象。
しかし、現状のアンジアンでは相手のレベルうんぬん言うのはおこがましいというものではあるでしょう。
まずは自分との闘い。
枠は2枠3番。
勝率は低めですが連対率・複勝率は標準、気にするほどのものではないか。
父キングカメハメハ産駒の過去3年コース実績は14戦2勝2着1回、悪くはありません。
当週は全国的に雨が多い週でしたが、キングカメハメハ産駒は芝レースでは良でも重でも好走アベレージが変わらず、苦手とする馬たちに対して相対的に有利が取れる可能性があるので、馬場の悪化はむしろ望むところ。
まあ馬格のないアンジアンにその恩恵があるのかは怪しいところではありますが。
鞍上のルーキー西塚騎手はコース7戦1勝。
ここまでの全5勝の内の1つがこのコースなので、少なくとも本人に悪いイメージはないのではないでしょうか。
総じて、レースの施行条件はアンジアンにとってそう悪いものではなく思えます。
奇跡を……
奇跡を信じて……
レース内容
当日は仕事があったため録画観戦。
函館競馬場は雨に見舞われていたようですが、3レース時点での芝は稍重。
馬体重は滞在効果もあってか、前走比+8キロの434キロ。
パドック動画では太め感はなく、やっと「標準よりやや小柄」レベルの大きさにはなってきました。
しかし、パドック周回では(動画に映っている範囲では)終始小走り気味で落ち着きがなく、お世辞にも褒められる感じではありません。
人気はオマツサマが1番人気でしたが意外に一本被りにはならず、4.1倍。
以下セイショウスマイル、ルナエルモッサ、ウムラウト、ハートホイップ、デルマカミーラまで6頭が10倍以下と、かなり割れた人気に。
アンジアンは96.9倍と単勝万馬券スレスレの12番人気。
……まあ妥当かな。
それら諸々を確認してからレース動画へ。
ルナエルモッサがゲート内で立ち上がったりしてやや手間取っていたようですが、一段落してゲートオープン!
うむ。
スタートはまずまず。
鞍上西塚騎手はスタート直後から激しく手綱をしごいて前目のポジションを確保しに向かいますが、軽くおっつけただけで先手争いを演じるデルマカミーラやハートホイップをはじめとした先行グループについていくのがやっとという感じで、6~7番手くらいの位置につくのが精いっぱい。
残り800、3コーナーにかかってからはもうついていくことすら苦しくなり、徐々に後退。
あーあーあー……
逃げるデルマカミーラが直線に向く頃には、10馬身は差を付けられていました。
それでもバテているわけでもないので、直線では馬場の中ほどを通ってせめてもの追撃をかけようとしているのは見えますが、伸び脚にはそう勢いもなく、画面が先頭争いにフォーカスして無情のフェードアウト。
勝ったのは先行策から抜け出した7番人気ディオアステリア、3馬身半差の2着に中団から差したウェルメイド、3着は逃げ粘ったデルマカミーラ。
アンジアンはバテた馬を躱しただけの12着に終わりました。
結果
3歳未勝利(牝)(函館・芝1200・稍重)
西塚(51)馬体重434
12着(16頭・12人気)
所感
……ええ、まあ、知ってた。
奇跡はそう簡単に起きないから奇跡なんですよね……。
12番人気で12着、まったくもって妥当な決着としか言えません。
一応反省点としては、結果としてやはりこの距離は短かったことは確かでしょうか。
押してもついていくのがやっとという状況では戦術もへったくれもあったもんじゃないので、その他の事についてはコメントしようもありません。
レース後の調教師コメントでも「矛先をかえて挑んだこの条件に対してのスピード不足は否めませんでした」とあります。
これで3走連続2ケタ着順となりましたが、この後札幌で距離を伸ばしてもう1戦するという事で、最後の最後まで足掻いてくれるようです。
ぶっちゃけ期待は出来ません。
出来ませんが、何が起こるかわからないのが競馬。
今回も行く先に光は見えませんでしたが、あともう一度だけ奇跡の顕現を待ちたいと思います。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)