こんにちは、まちかね太です。
10月25日の園田12レース・サンゴ賞(3歳以上C2・ダ1870)に、DMMバヌーシーでの出資馬オーヴァルブルームが出走しました。
9月頭の新潟未勝利戦を無念の2着に敗れてからおよそ2ヵ月、園田に移籍して迎える初めてのレース。
相手も揃いましたが、それでもJRAで勝ち上がり寸前まで行っていたオーヴァルブルームの地力が上位であることに疑いはありません。
そこに疑いはないのですが、ダート適性をはじめ多くの不安要素を抱えており、正直強気にはなれませんが……。
どうにか頑張っておくれ!
以下、この先に目途が立つレースをしてほしいと願いながら見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・オーヴァルブルーム
オーヴァルブルーム
(牝3・ハービンジャー×レッドオーヴァル by ディープインパクト)
園田・新子雅司厩舎
ここまでの戦績:9戦0勝(0・3・2・1・1・2)
前走:9月2日・3歳未勝利(新潟・芝1800)2着(→レース記事はこちら) 中7週
レースまでの状況
痛恨の2着に敗れた前走後すぐ、オーヴァルブルームは地方競馬へ移籍し、既定の勝利数(3歳中なら2勝、4歳以降は3勝)を挙げてJRAへの再転入を目指すという方針が発表されました。
うーむ、地方かあ~
ハービンジャー産駒のオーヴァルブルームにダートの舞台が向くかどうかは未知数、というか個人的にはかなり懐疑的だったので、この決定には正直不安。
馬格がある馬でも無いですし。
中距離で戦える馬なので、JRAに残って未勝利のまま格上挑戦していく方がナンボか可能性が高いのではないかとも思いましたが、斎藤厩舎に置いてもらう事を主軸に考えるなら、それは厳しいのでしょうね……。
レース翌日には、転入先が園田・新子雅司厩舎と発表。
未勝利馬とはいえ入着を繰り返して賞金を稼いでいたオーヴァルブルームには移籍先の現実的な選択肢は園田か門別しかなかったようですから、園田のトップ厩舎に預かってもらえるのはラッキーだと言えるでしょう。
しかし、園田であっても門別であっても、中央時代に極力回避していた「右回り・小回り」の競馬場であり、ダート適性に加えてそのあたりの適性も不安のタネ。
まあ、実際に最も勝利に近づいたのは中山芝1800ですし、右回り(すべて中山ですが)では3戦して2・3・4着各1回。
成績的には左回りに比べてなんら見劣るところはないのですが。
むしろこっちの方が良くない?
過度に不安視する必要はないか、と気を取り直して成り行きを見守ることに。
中央最終戦後も大きな疲れなどは無く、外厩を経て9月半ばに無事新子厩舎へ移動。
順調に調整を重ねていきますが、中間では中央時代同様の体重面に関するコメントの他に、気性面に関してひとつふたつ気になるコメントも貰うようになってきました。
む?
ブリンカーを付けるなどして対策してもらっていますが、中央時代には気性についてはあまり問題視されていなかったように思いますので、少し気にはなります。
それでも調子自体は良さそうで、厩舎サイドとしてはダート適性に特に不安は感じていないようなコメントもあるなど、悪い情報ばかりでもなく時間は流れ、遂に園田初戦を迎える日が来ました。
レースは10月25日、1870mのC2級・サンゴ賞。出走頭数は12頭。
出馬表を見渡して……。
相手、強くね?
前走でC1級を勝ってる馬とかいるんですけども。サギじゃね?
新聞の印などを見れば、そのマイネルイヴィンス(騙7・父ジャングルポケット)が1番手評価の模様。当然でしょうか。
夏負けで前走から3ヵ月半ぶりのレースという事で、まあ万全ではないのかもしれませんが、高知からの移籍初戦だった前走は3馬身半差の完勝。
以前園田在籍していた期間中の成績を合わせ、園田1870mでは4戦4勝。
はっきり強敵です。
他にも中央の未勝利戦で上位を争っていたグッドルックス(父タリスマニック)やタイキクラージュ(父サトノアラジン)などの名があります。
オーヴァルブルームの中央時代の実績は彼らと比べても互角以上とは言えますが、こちらは芝での、あちらはダートでの実績。
園田での戦いの指標として、どちらを上に見るかと言われれば……。
更に枠は1枠1番に決定。
元々スタートに不安があるオーヴァルブルームにとっては、歓迎できない枠。
自身の特性を差し引いても、地方競馬はコース内側は砂が深く一般的に不利な場合が多いと言いますし、実際勝率は低めに出ている枠でもあるようです。
うーん、厳しいか~?
オーヴァルブルームが持てる力を十全に発揮できればこのメンツでも間違いなく上位でしょうが、そもそものダート適性に不安を抱えている(いくら厩舎サイドのフォローがあってもこればっかりは不安)上、他の条件もキツそう。
この2ヵ月の間に、中央芝で好走を重ねていた元未勝利馬が地方移籍後惨敗を繰り返しているというニュースも目にしているので、二の舞を演じやしないかと戦々恐々。
今回は目途を立ててくれれば……
贅沢は言わないので、ダートで戦っていける手応えだけでも掴んでもらえれば……。
レース内容
当日は仕事がありましたので録画観戦。レース時点での園田競馬場は晴、馬場は良。
オーヴァルブルームは前走比プラス5キロの445キロ。
最終単勝人気はマイネルイヴィンス(2.0倍)に次ぐ2番人気(4.0倍)。グッドルックス(4.2倍)と差がないとはいえ、元中央未勝利3歳組では1番手評価に。
どうにか応えてほしいものです。
それらを確認後、レース映像へ。
大外コーディネイターの枠入りが映り、(……なんか1枠に収まってるオーヴァルブルームにちょっと落ち着きが無いような?)、準備完了。
ゲートオープン!
あー!?
オーヴァルブルーム、やや立ち遅れ気味のスタート!
もっさりと始動したせいで周囲の馬たちから一瞬置かれかけます!
しかし鞍上笹田騎手が手綱を激しくしごき、内側からスルスル上昇。
あっという間に3番手まで順位を上げていきました。ハナを奪ったグッドルックスからは1馬身と少し。
ふぅ~~
位置を取るために脚を使ったのが後半どう響くかは心配ですが、とりあえず危地は脱出。
タイキクラージュ、マイネルイヴィンスら、他の主だったライバルはオーヴァルブルームのすぐ後ろを固まって追走しています。
レースは最初の4コーナーを過ぎ、ホームストレッチへ、そして1コーナーから2コーナーへ。
グッドルックスが作る流れの中を、オーヴァルブルームはインコースから落ち着いて追走。がっちり3番手をキープしています。
よしいい感じ!
馬群は向こう正面へ。
2番手でずっとグッドルックスに突っかかっていたサノコアが逆にガス欠、ここで早くも後退を開始し、押し出されるようにオーヴァルブルームが2番手へ。
しかし外からタイキクラージュが並びかけてきたため、2頭で2番手を並走する形に。
マイネルイヴィンスは相変わらずその直後で虎視眈々。
2度目の3~4コーナー、タイキクラージュが一歩先に動き、オーヴァルブルームは3番手へ後退。
マイネルイヴィンスも外を通って動き出し、並ばれ、そして一気に交わされます。
マイネルイヴィンスはそのまま止まらず捲り上げ、タイキクラージュ・グッドルックスもまとめて交わしてアッサリ先頭を奪い、直線へ。
一方、ひたすらにインベタを貫いたまま4角に向かったオーヴァルブルームも、コーナーワークも利してグッド・タイキをパス、2番手に上がって直線へ。
直線に向いたマイネルイヴィンスは、やや内目に寄りながらもセーフティーリードを開いていく構え。
内から唯一食らいつくのがオーヴァルブルーム。差は1馬身ほど、逆転は難しいでしょうが後ろとの差は開き、2着は確実。
頑張った!
これならこの先期待できる、と安心しました……が、まだレースは終わっていなかった!
マイネルイヴィンスとオーヴァルブルームの差が開いていかない、というよりむしろジワジワ差が詰まっているように見えます。
気づけば彼我の差は半馬身。
……ん?
そこから更にムチが入ったオーヴァルブルーム、グイッともうひと伸び!
え?は?
少しずつ少しずつ差が詰まり、クビ、アタマ、並んで、
うおおおおおお!!
ゴーーールイン!!
どっちだ!?
勢いはオーヴァルブルームの方にありましたが、結果は……。
ここで録画観戦だったことを思い出して、ドキドキしながらレース結果を確認。
結果は……。
オーヴァルブルーム、優勝!
よおおおし!!
マイネルイヴィンスはハナ差の2着。3着は7馬身離れ、ダイシンアキラが入っていました。
結果
サンゴ賞(C2)
(園田・ダ1870・良)
笹田知(54)馬体重445
1着(12頭・2人気)
所感
待ちに待った開花!
まさか勝ち切ってくれるとは……。嬉しい誤算です。
2戦目の中山未勝利戦をハナ差で負けてからおよそ10ヵ月、今度はハナ差で勝利を掴み取ることが出来ました。
最初の遅れをリカバリーし、最後までファイトしてくれた笹田騎手を始め、新子調教師やスタッフの皆様に大きな感謝を。
前述のとおり私は地方移籍には懐疑的でしたが、クラブサイドにはその不明を陳謝し、またこの結果を導いたことに感謝させていただきます。
ありがとうございました!
この結果を以て「ダートの方が向いてた」などと言うのは流石に早計に過ぎるとは思いますが、C1級完勝実績のあるマイネルイヴィンスに競り勝つことが出来たのは大きい。
少なくとも園田のC1級なら問題なく戦えるレベルのダート適性があることは証明されました。
勝利後の関係者コメントは褒める言葉よりも気性面の問題点を指摘する言葉の方が多かったのはご愛敬。
課題は残しつつも、この結果はこの先への展望を大きく開くものでした。
次走までは少し間が開きそうですが、この後も無事に行ってくれさえすれば中央復帰も早々に視界に入ってきたと言えるでしょう。
まずは激走の疲れを取ってもらって、また次走いい走りを見せてくれることに期待です!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)