2023年6月2日までの2歳・1歳出資馬の近況まとめです。
新たな世代の新馬戦が始まる季節になりましたので、動きが少ない間は休止していた2歳以下出資馬の近況まとめも再開したいと思います。
現在のところ、中央出資馬14頭中のうちキングズロア、リヤンイヴェール、レイデラルース、シャンパンポップ、スウィープフィートの5頭がゲート試験合格済み。
アンモシエラが入厩済み、ホルトバージが本州移動済みと、全体の進捗は前世代の出資馬たちに比べて非常に順調。
また、唯一の地方出資馬であるトレベルオールも6月中にデビュー予定があり、これも順調です。
というわけで以下、出資馬たちの近況確認です。
2歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド俱楽部
リヤンイヴェールは既にデビュー時期の予定が出ており、他馬も皆非常に順調。
リヤンイヴェール(美浦・栗田徹厩舎)牝・新馬

昨秋からチャンピオンヒルズで育成されていましたが、4月13日に美浦入厩。21日にあっさりゲート試験に合格し、28日にチャンピオンヒルズに戻りました。
順調に乗り込みを重ね、5月18日に再び美浦へ帰厩。
7月からの第2回函館開催の芝1800戦でのデビューを目指しているという事で、レースの1~2週前に現地入りする方針のようです。
2ヵ月程度の間に関東→関西→関東→北海道と長距離輸送を繰り返す形になるのは心配ですが、チャンピオンヒルズでは「環境が変わってもあまり影響を受けないようなタイプの馬」と言われていて、2度目の美浦に居る現在も「牝馬にしてはどっしりとした性格で食欲もあり、現時点では優等生」という事で精神的には問題なさそう。
肉体的にもチャンピオンヒルズでの最終馬体重が537キロ(5月中旬計測)に達している馬なので、輸送減りにも耐えていけそうな気配。
今のところ期待の持てる要素しかない感じです。
このまま順調でヨロシク!
アンモシエラ(栗東・松永幹夫厩舎)牝・新馬

3月ごろまではチャンピオンヒルズの育成で「疲れやすい」「硬くなりやすい」などと体質面での指摘が何度かありましたが、4月に入ってからは「以前に比べて明らかに筋肉が硬くならなくなっている」と体質強化するとともに、坂路を55秒台で上がっても余裕綽々という事で、成長を見せてくれていました。
それを受けてか、5月26日に栗東入厩。
まずはゲート試験まで進めるという事で、在厩調教が始まっています。
合格してもすぐにデビューという事にはならないかもしれませんが、進捗はかなり順調と言っていいでしょう。
ちなみに4月時点で馬体重518キロと、彼女も馬格面に不安は全くなし。
この調子で!
パリッドキャリア(栗東・清水久詞厩舎)牡・未入厩

吉澤ステーブル在厩。馬体重501キロ(5月上旬測定)。
BTCの屋外直線ダート1600mコースを1本、坂路にてハロン18秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回、坂路にて3F15-15前後で乗り込まれています。
週1で終い13秒までペースを上げての攻め馬をしており、特にトラブルもなく至極順調。
今のところ移動の話はありませんが、この調子ならそう遠くない内にお声がかかってもいいのでは。
そろそろ……
アスロス(栗東・矢作芳人厩舎)牡・未入厩

シュウジデイファーム在厩。馬体重464キロ(4月下旬測定)。
BTCの坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、トラック2000mの後、坂路にて速め2本を乗り込まれています。
「速め」の内容は最新の近況では1本目は15-15、2本目は終いのみ13秒台。育成場は違います(使用施設は同じ)が、パリッドキャリアと同程度には進んでいるようです。
「頭の位置を高くしてガムシャラに走ろうとする」と、良くも悪くもステラリードの子供らしいところを見せているので、「前半は我慢、そして後半に持ち味を活かすことができるよう覚えさせているところです。あとはコントロールですね」(岸本担当)と修正に余念がない様子。
兄たちを見ているとそうそう簡単に癖を修正出来るとも思えませんが、育成場の皆様、よろしくお願いいたします。
とはいえ順調なのは間違いなく、調教師からは「比較的早めのデビューを意識」とも言われているようなので、おそらくどこかのタイミングで直接函館競馬場(もしくは札幌競馬場)に入厩して、兄たちと同じように北海道開催の内にデビューを狙っていくのではないかと思われます。
他の広尾出資組に比べると馬格が無いので、最初は滞在競馬の方が不安も無くていいかなとは思います。
でも焦らなくてもいいかなあ、とも。
すぐ上の兄テラステラの昨夏の轍を踏んでほしくは無いので、成長に見合ったタイミングでデビューしてもらえれば。
ワラウカド
キングズロアが入厩し、ゲートも合格。他の馬たちは皆北海道育成中ですが、頓挫もなく順調。
カポデテュティカピ(栗東・矢作芳人厩舎)牡・未入厩

ファンタストクラブ在厩。馬体重514キロ(5月19日近況)。
最新6月2日の近況では、当週火曜日は角馬場でウォーミングアップ後にウッドチップ坂路を2本17-16と14-13で登坂。2本目は3頭併せ。
金曜日は、角馬場でウォーミングアップ後にウッドチップ坂路を2本単走17-16と14-13で登坂。
他の日は、屋内ダートコースをキャンターで2周半から3周程度を乗り込み。
調教の負荷が上がっても軽い走りで時計も13秒を切り、ゲート練習も問題なく進められているという事で、順調。
もう少し馬体を増やせるように調整していくという事ですが、514キロあってもまだ足りないのか……。
……まさか贅肉多め?
「中身のある筋肉で、もう少し馬体を増やせるよう」という言い方なので、どうでしょう?
まあ順調なのは間違いないので、このまま行ってくれれば。
最近、難読馬名復活(カポデテュティカピと言う名前は二代目)ということでプチバズりしましたが、いずれはその強さでバズってほしい!
頼むでカッピー!
キングズロア(栗東・藤原英昭厩舎)牡・新馬

4月11日にファンタストクラブを発って吉澤ステーブルWESTへ移動。
移動後はそこまで強い調教はしていなかったようですが順調に調整を重ね、5月25日に栗東入厩。そして31日にゲート試験に合格しました。
この後の予定はまだ決まっておらず、もう少し厩舎で乗ってから検討するという事ですが、「元々今回の入厩はゲート試験までが目標」という話だったはずなので、順当なら一旦放牧して仕切り直してから、という形になるのではと思います。
まあローテがどうであれ「能力は水準以上で良いものがありますので、この後どのような成長をさせるかをしっかり考えて進めたい」(藤原師)という嬉しいお言葉を貰っているので、ぜひ初戦から期待させてもらいたいところ。
まずはトラブルなくデビューへ
向かえますように!
ヴィレム(栗東・藤原英昭厩舎)牡・未入厩

ファンタストクラブ在厩。馬体重521キロ(5月21日近況)。
最新6月2日の近況では、火曜日は角馬場でウォーミングアップ後にウッドチップ坂路を2本17-16と14-13で登坂。2本目は3頭併せ。
金曜日は蕁麻疹が出ていたので調教休み。
他の日は、屋内ダートコースをキャンターで2周半から3周程度を乗り込み。
直近の更新で蕁麻疹が出たという報告はありましたが、きちんとケアされているようですので尾を引くようなものではないでしょう。
馬体は成長途上という評のようですが特に悪い癖などもなく、全体的には順調の範疇。
藤原師来場時に「馬はかなり良くなってきていて成長していますが、もう少しこちらで乗り進めてもらいます。来月も見にくる予定なので、その時にまた判断したいと思います」というコメントをいただいているので移動はまだ先のようですが、元々早いデビューを意識されていたタイプでは無いので無問題。
このままじっくり調教を重ねて、成長していってほしいと思います。
期待値は高い!
フラーハ(美浦・嘉藤貴行厩舎)牝・未入厩

ファンタストクラブ在厩。馬体重495キロ(5月19日近況)。
最新6月2日の近況では、当週火曜日は角馬場でウォーミングアップ後にウッドチップ坂路を2本17-16と14-13で登坂。2本目は3頭併せ。
金曜日は、角馬場でウォーミングアップ後にウッドチップ坂路を2本単走17-16と14-13で登坂。
他の日は、屋内ダートコースをキャンターで2周半から3周程度を乗り込み。
5月初頭に球節に腫れが出ましたが、2週間ほどで回復。以降は順調に調教を重ねており、5月後半からは「ここにきてグッと良くなってきた印象」とも言われるなど、状態は良くなっているようです。
嘉藤師は毎月来場して様子を確認してくれていて、「ダート血統でもありますのでダートのレースが増えてくる夏ぐらいをひとつの目標にして進めたい」というコメントが出ています。
母方は芝血統なので最初から芝を諦めて欲しくは無いのですが、「適性については入厩後に自分が跨って判断していきたい」とも言ってくれていますので臨機応変にやってもらえるでしょう。
調教師の手腕に
期待しています。
YGGオーナーズクラブ
スウィープフィートはゲート合格後やや停滞感がありますが、頓挫しているという訳でも無く大過は無いか。ホルトバージは入厩までカウントダウン状態。コスタドラーダだけはちょっと時間がかかりそうです。
ホルトバージ(栗東・寺島良厩舎)牡・未入厩

4月27日に森本スティーブルから宇治田原優駿ステーブルへ移動。
5月に入ってから坂路で乗り出し、ゲート試験も問題なく進められています。馬体重474キロ(5月25日近況)。
ちょっと華奢な印象があるとは言われています。しかし飼い葉は食べているし少しずつ馬体も増えているので、長い目で見ていきたいという感じのようです。
移動直後は気性面の不安も出たようですが、時間が経つと大丈夫になったとの事。環境に慣れたのかな?
週2本15-15を進めてもへこたれず、ゲートも優等生という事なので、概ね順調に入厩に向けて進んでいると言っていいでしょう。
キンシャサノキセキの仔で早いうちからの活躍を期待しているので、そろそろ……。
とりあえず入厩どうでしょう?
スウィープフィート(栗東・庄野靖志厩舎)牝・新馬

3月29日に森本スティーブルから宇治田原優駿ステーブルへ移動し、4月21日には早々に栗東入厩。ちょっとゲートには手こずっているような近況更新が続いていましたが、5月11日にゲート試験に合格しました。
ゲート試験の影響で皮膚病などが出てきたこともあり、リフレッシュも兼ねて12日に再び宇治田原優駿ステーブルへ。
回復にはやや手間取っている感じで、6月1日の最新の近況でもまだ軽めの調整となっています。馬体重468キロ(5月25日近況)。
「ちょっと一生懸命過ぎる」「前向き過ぎる」という気性面が、心身の疲労を招いてしまったのかもしれません。
「走る事自体は凄い好きそう」と言われていますので、回復してから気性面も落ち着かせていければ。
焦らず焦らず。
コスタドラーダ(栗東・牧浦充徳厩舎)牡・未入厩

森本スティーブル在厩。馬体重508キロ(5月20日近況)。
年末から年初にかけてソエ、3月末ごろに喉の炎症、4月初頭に左前脚跛行、4月半ばに左トモの動きが悪くなる、5月初頭に左前腱部付近打撲とトラブルが多く、まともに調教を出来ない時期が長く続いています。
現在はハッキング長め、坂路20秒程度から無理せず徐々にペースアップを図っていこうという段階。
ともかく悪化しないように。
トレベルオール(北海道・佐々木国明厩舎)牡

3月30日の能力試験ではゲートで派手に立ち上がり大きく出遅れましたが、最後は脚を使って5位入線し合格。
当初は5月17日の1700戦でデビューを予定されていましたが、ゲート事情が改善せず状態も上がり切らないという事で延期。
改めて6月7日の1200戦でデビューするという事になりました。
ゲートは多少マシになってはいるようですし、直前の調教時計はなかなか良い感じのものが出ていますが、気性面が煩くなってきているという話もあり、正直初戦から勝ち負けという雰囲気ではありません。
ま、オルフェの仔やし。
将来性には期待もしていますが、この時期から能力全開とはこちらも最初から考えていないので、まずは先に繋がるレースをしてくれることを祈って。
頑張っておくれ~
DMMバヌーシー
レイデラルース、シャンパンポップは既にデビュー戦の目安も出ており、北海道に残っているドリームクルーズも頓挫は無く順調。
レイデラルース(美浦・手塚貴久厩舎)牡・新馬
4月12日に美浦入厩し、26日にゲート試験合格。その後はノーザンファーム天栄にて調整を重ねています。
北海道に居た頃は常にギリギリ状態だった馬体が本州に来てからは余裕を持った体になっているようで、口向きの固さなどの課題はあるようですが全体的に高評価。
当初は短距離志向と思われていましたが、調教師の所見により福島芝1800でのデビューを目指すことになりました。
ちょこちょこ小さな傷を作ったりしているようですが大過は無く、概ね順調に進められているようです。
初戦から期待!
シャンパンポップ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・新馬
5月4日に北海道を発ち、ノーザンファームしがらきを経て12日に栗東入厩。5月24日にゲート試験を受けましたが不合格となってしまい、26日に再試で合格しました。
思いがけず早い入厩となりましたが、脚元の不安はずっと言及され続けているので油断は出来ません。
しかし馬の評価そのものは一貫して非常に高く、無事でさえあれば大きな期待を持っても良さそうです。
まだ明確に決まったわけではありませんが、このまま在厩でのデビューとなる場合は函館芝1800となるとのこと。
無事でさえいてくれれば!
こちらも初戦から期待!
ドリームクルーズ(美浦・戸田博文厩舎)牝・未入厩
社台ファーム在厩。
ずっと順調に来ていましたが、3月頃に一度成長の壁にぶつかったような状態になりました。
しかし4月末ごろからは徐々にまた良くなってきているような感触の更新が来ています。
そろそろ本州移動するかも?
血統が血統だけに
出来れば早め始動願いたい!
1歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です
広尾サラブレッド俱楽部
モズ5000万パワーズは、共に概ね順調。
ゴッドフロアー22(栗東・矢作芳人厩舎)牡

木村秀則牧場在厩。牧場の牡馬9頭での昼夜放牧による管理中。
今のところ懸念点は何もなく、順調に育ってくれているようです。
写真などを見ると、以前よりも更にマッチョというかゴツい感じになってきたようにも。
顔もいかつくなってきたような気がします。
力こそパワー!
このまま健康に育っていっておくれやす。
シンボリバーグ22(栗東・矢作芳人厩舎)牡

シンボリ牧場在厩。同期と3頭での昼夜放牧による管理中。
暖かくなって活発さが増してきたということで、至極順調。
こちらは大人っぽく、顔つきも精悍になってきたような印象。
大人びたイケメンへ!
健やかに育っていっておくれ。
全体の所感
2歳馬は頓挫しているのがコスタドラーダくらいで、去年の世代に比べると比較にもならないくらい順調に来ています。
昨年も中央所属馬は今年と同じく14頭に出資していましたが、8月デビューが最速で(テラステラ)、2歳の内に出走出来たのは半数の7頭だけでした。
今年は確実にそれ以上の数が年内デビュー出来るでしょう。
現3歳・4歳世代共に、勝ち上がった出資馬は2歳のうちにデビューした馬ばかり。
デビューの早さは間違いなく強みになるので、現2歳世代はこの調子でどんどん進めていってほしいものです。
そして1歳馬も、そろそろ本募集が始まる季節になってきました。広尾・YGGは既にラインナップも発表されています。
今年からは出資頭数を控えめにしていこうと思っているのですが……。
維持費もバカにならなくなってきましたので。
現時点の所有頭数で、目標の一つだった「出資馬週1走」ペースがほぼ達成出来た事もありますし。
しかし募集馬リストを見るとあれもこれも欲しくなってしまいますね。
理性(と懐具合)が欲望に打ち克てるか、地味なバトルが自分の脳内で暫く繰り広げられることになりそうです。
まあそれも楽しみの一環ではありますかね。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)
