YGGオーナーズクラブ 一口馬主

白面小姫は秋曇に舞い遊ぶ トレブランシュ、完勝!!(YGG出資馬出走報)

白面小姫は秋曇に舞い遊ぶ トレブランシュ、完勝!!

こんにちは、まちかね太です。

10月22日の東京4レース・2歳未勝利(芝1400)に、YGGオーナーズクラブでの出資馬トレブランシュが出走しました。

デビュー戦となった前走・9月11日の中山芝1600新馬戦で、不利な大外枠から果敢に逃げて2着。

勝ち馬には及ばなかったもののトレブランシュ自身も後続には5馬身差を付けており、東京開幕週に予定されていた2戦目への期待は否応なしに高まっていましたが、中間に歩様トラブルが発生。

まちかね太
まちかね太

これが競馬の怖さよ……

厩舎サイドでの懸命の調整の結果一週間ほどで小康状態となり、出走も可能な状態にまで良化したという事で、改めて今回のレースに出走する運びとなりました。

力上位は明白だと思いますが、体の状態をはじめ不安点も多い状況で迎えることになるレース。

まちかね太
まちかね太

当然勝利を期待。
しかし、まずは無事に……

以下、大きな期待と大きな不安を抱えて臨んだレースのレポートです。

出走馬プロフィール・トレブランシュ

トレブランシュ

(牝2・オルフェーヴル×トレサンセール by Rip Van Winkle)
美浦・稲垣幸雄厩舎

トレブランシュ220723

ここまでの戦績:1戦0勝(0・1・0・0・0・0)

前走:9月11日・メイクデビュー中山(2歳新馬)(中山・芝1600)2着(→レース記事はこちら) 中5週

レースまでの状況

(以下しばらく10月17日投稿の近況まとめの再掲です)

9月11日のデビュー戦2着の後、厩舎の馬房都合で18日に外厩へ一旦放牧。22日にすぐ美浦に帰厩し、10月8日の東京芝1400戦へ向けて調整されていましたが、10月5日の追い切り後に「両前歩様がぎこちなくなった」「筋肉の張りが強い」という報告。

まちかね太
まちかね太

イヤ~~~!!

どうにか大事ではないことを祈りながら続報を待っていると、その後連日稲垣師からの長文報告が上がってきました。以下要約。

10月6日・筋肉痛は和らいでるが、右前が明らかに跛行している。8日のレースは回避して来週以降で仕切り直し。

10月9日・まだ右前が明らかに気にしている素振りを見せる。筋肉痛は取れたが、歩様だけが残っている状況。右の腕節、前膝あたりの深管か中筋を痛めている可能性があるので、探ってみる。

10月10日・朝になると歩様が良くないが、動かして良化するまでの時間は短縮してきている。レントゲンでは、やはり骨に異常はない。痛めている箇所はだいたい特定されてきたので深管も含めて右前全体にショックウェーブを行った。

10月12日・朝の時点ではまだ少し気にしている感じの歩様だったが、角馬場でのメニューの時点で違和感がほぼ取れた。午後も歩様が悪くなる事はなく痛がる様子もない。あと2日くらい様子を見たい。次走1400芝だとすると来週しかないので、週末の追い切りを一つの山として見極め。

10月15日・追い切りが出来そうな状態だったので坂路で追い切り。先週のような跛行はない。午後の状態も含めて今日は順調にクリア、この感じであれば来週の競馬を考えられる。来週また1本追い切りはやるが、今日の時計ほどは出さずに動きの確認という形で、右前についてもケアをしながら進めて行く。

という事で、一時はどうなる事かと思いましたが2週間予定を繰り下げての出走という形に落ち着きそうです。

まちかね太
まちかね太

まあまだ油断は出来ませんが。

走ってくれるのはもちろん嬉しいですが、無理をする必要はないんじゃないかという気持ちもあります。

しかし、このような長文報告を見ると稲垣師がしっかり管理されているのは伝わってきますし、その上でゴーサインが出るのなら問題ないだろうという事で、全力応援させてもらいます。

(再掲ここまで)

その後19日の追い切りは稲垣師本人がまたがって行われ、「先週の追い切り後から背中や腰の状態は上向いている印象」「先週に比べれば体が使えるようになっていて良化傾向にある」という事で、トモの弱さや口向きの悪さなどの課題も指摘されながらも走りの評価は悪くなく、この後歩様に異常が出なければという条件付きながら、改めて10月22日の東京芝1400戦への出走が決定しました。

以後幸い歩様の悪化はなく、無事に出走が決まったレースは14頭立て。

主なライバルは、函館の新馬戦を2着して以来3ヵ月半ぶりとなるトーセンローリエ(父サトノクラウン)、格上挑戦のフェニックス賞3着から来たアルルカン(父ミッキーアイル)、前2走3→4着としているラウラーナ(父バゴ)など。

前2走以内で複勝圏内の実績があるのはこの3頭だけで、他にはデビュー戦を人気サイドで5着入線しているメルクーア、プレザントロンドンなどもいますが彼女らは勝ち馬から1秒以上離されており、失礼ながらこと今回に関しては一枚落ちと見るのが妥当。

無事なら本来出走予定だった10月8日のレースには前2走内で2着経験のある馬だけで5頭が顔をそろえていたので、メンバーの総体レベルとしては明らかに今回のレースの方がラク。

このメンツにあっては、トレブランシュの実績は明らかに最上位クラスと言えます。

まちかね太
まちかね太

禍を転じて福と為したい!

枠は4枠6番。問題ないように見えますが、実はこのコースでのアベレージは決して高くない枠。
とはいえ中山マイル16頭立ての大外枠だった前走に比べればはるかにマシ。

鞍上は前走から引き続きとなる津村騎手。
過去3年のコース実績は目立つものではありませんが、今回の騎手中では中の上くらいのアベレージ。コース経験は豊富なので心配はないでしょう。

オルフェーヴル産駒はコース過去3年49戦2勝、はっきり言って不安。
ただトレブランシュ自身は前走2歳芝マイルで2着しているので、晩成ステイヤー or ダート馬という典型的オルフェ産駒の枠からは外れた存在かもしれず、そこまで問題にもならないかもしれない……と思いたい。

が、以上のデータの字面からはコースの条件はトレブランシュにはそんなに有利には働かなさそうではあります。

しかし、データよりもこのコースが向いていると判断した調教師や騎手の見立て間違っていないことに期待したいところ。

そうは言っても不安は残るコース相性、そしてもう一つ気になるのは展開面。

出走メンバー14頭中逃げの経験があるのはトレブランシュだけですが、このレースのメンツは1200からの延長組が多く、単純な前半3ハロンの持ちタイムだけ比べれば後ろから数えた方が早い立場であり、すんなり先手が取れるかどうかは未知数な部分が大きいように思います。

まあ前走は中山マイルの大外枠という条件から否応なく逃げを選択せざるを得なかったという側面もあるかもしれませんし、必ずしも逃げに拘る事もないとは思いますが、控えてどういう結果になるかはそれこそ未知数。

力は間違いなく最上位級、しかし状態面・コース相性・展開面と、少なくない不安も抱えて臨むレース。

まちかね太
まちかね太

全て杞憂に終わらせてほしい
ものですが……

レース内容

当日は仕事があったので録画観戦。

4レース時点の天候は曇り、芝は良。

馬体重は前走比4キロ減の424キロと小さい体がさらに減ってはしまいましたが、パドック動画を見る限りでは細すぎるということは無さそう。
懸念の歩様も悪くないように見えました。

まちかね太
まちかね太

まあ私に馬体を見る力は
無いので願望込みです。

人気はトレブランシュが1番人気に推されましたが、半信半疑感の強い3.6倍。
以下ラウラーナ4.6倍、トーセンローリエ4.9倍、プレザントロンドン5.2倍、アルルカン8.2倍で、ここまでが10倍以下。
このあたりまでなら何が勝ってもおかしくないという評価でしょうか。

トレブランシュのレースまでの過程を詳しく知っている出資者としてはこの評価もむべなるかなとも思いますが、実力から考えればナメられているとも思います。

まちかね太
まちかね太

ぜひ結果で見返してやって欲しい!

そのあたりの確認を終えて、いよいよレース映像へ。

大外アッティラのゲートインが映り、準備完了。

ゲートオープ……ゲート……。

まちかね太
まちかね太

開かない……

ゲート内で落ち着きのない馬がいた(12番カツノテンス)こともあってか、かなり長い間静止状態が続きます。

耐えられなくなったのか10番ラスパルマスが体を沈めた瞬間に突然ゲートオープン!

まちかね太
まちかね太

おおう!?

ラスパルマスの方に目が行っていて開いた瞬間のトレブランシュを見ていませんでしたが、探すまでもなく好ダッシュであっという間に馬群から1馬身抜け出ていたトレブランシュ。

ゲート内で暴れていたカツノテンスがちゃっかり外から続こうとしますが、トレブランシュは持ったままリードを開いていき、あっという間に2馬身差の単騎逃げの形に。

2番手集団にはカツノテンスの他アルルカン・プレザントローリエ・メルクーアといった上位人気組が続き、その直後にトーセンローリエ。ラウラーナは後方よりの位置を追走しています。

3コーナーでは既にトレブランシュのリードは3馬身。2番手はバラけ、プレザントロンドンとアルルカンの2頭に。

4コーナー、トレブランシュはリードを保って直線に入ります。
後続の騎手たちの手が動き始めているのに対し、津村騎手は手綱をがっちり抑えたまま。

まちかね太
まちかね太

これは楽勝!!

追いかける方がバテている展開で、逃げるトレブランシュの手応えはまだ全然楽に見えます。

残り400m、後はゆったり勝利を堪能するのみ。

400m過ぎで一発、200m手前から三連発のムチが入り、2番手アルルカンに3馬身差をつけたまま初勝利へと一目散に駆けるトレブランシュ。

まちかね太
まちかね太

~♪~♪~

大外からトーセンローリエ、その更に後方からラウラーナも追い込んでくるのが見えますが、まあもう勝負は決しているでしょう。

まちかね太
まちかね太

……ん?

と油断していたら、トーセンローリエの脚色が凄い。

残り100地点でアルルカンを一気に躱すと、一頭だけ早送りのような脚で4馬身前のトレブランシュとの差を詰めてくる!

まちかね太
まちかね太

え? アレ?

あまりの勢いに一瞬ヒヤッとしましたが、トレブランシュのそこまでのリードはやはりセーフティでした。

トーセンローリエがトレブランシュのしっぽの先に追いついたところがゴール。

トレブランシュ、終わってみれば堂々逃げ切り完勝です!

まちかね太
まちかね太

良かったあああ~~

トーセンローリエは1馬身1/4差の2着(この着差表示なのに秒差は0.1秒)、そこから5馬身差の3着がラウラーナという決着となりました。

結果

2歳未勝利(東京・芝1400・良)
 津村(54)馬体重424

 1着(14頭・1人気)

所感

まちかね太
まちかね太

まあ順当勝ちでしょう!

レース前に懸念した不安点が顕在化しないならば、この結果も当然のことです!
遊び遊びの楽勝だったと言っていいのではないでしょうか!

とまあそれは冗談としても、順当勝ちなのは確かでしょう。

まちかね太
まちかね太

トーセンローリエの脚に
ビビったのはナイショやで?

勝ちタイムは翌日の同条件で行われた1勝クラスと新馬戦の両方を大きく上回るものでしたし、それを自力の逃げで叩き出したことは能力の証明の一端になると思います。

まあタイムは能力指標の一つと言うだけなので、これを以って「翌日の1勝クラスでも勝てた」などと言うつもりはありませんが。
前走の時は逆の立場でしたし(新馬前日の同条件未勝利戦ならトレブランシュの走破タイムは7着相当だった)。

それでも1勝クラスで通用する力は充分に示せたと思いますし、なんならその先の夢も見せてくれるような勝利だったと思います。

ただ、陣営としてはこの先マイル戦線に舵を切る方針では無いようです。

「テンションが上がってしまう点が出てしまった」「距離を短くして正解だったなという内容でした」「スピードだけで走りきってしまっている」「体と気持ちも含めて上手く噛み合ってくるまでにはもうちょっと時間がかかる」と、稲垣師のレース後コメントは勝ったにも関わらず反省の弁しかありません。

まちかね太
まちかね太

ストイックに過ぎまへんか?

勝って兜の緒を締めよ。

その姿勢は褒められてしかるべきと思いますが、勝った直後くらいはリップサービスしてくれてもええんやで?

まあ現実路線のYGGらしいといえばらしい。

そして「今日の内容を見ると1400もギリギリな印象」という現実を見据えて、今後は短距離路線を歩むことになりそうです。

この後はこのレース前の体調不良の事もあるので一度放牧に出るという事なので次走がいつになるかはわかりませんが、「左回り」「短距離」というキーワードからすれば、早くて12月10日中京のつわぶき賞(牝馬限定1勝C・芝1400)か12月17日の中京2歳S(OP・芝1200)、調整期間を多めにとるなら年明けの東京開催まで待つことになるでしょうか。

牝限1勝Cのつわぶき賞はもちろん、メンツが手薄になりやすい中京2歳Sでも充分勝ち負けになるとは思いますが、とりあえずは状態が第一。

多少次走が先になっても構いませんので、気力体力共に充実させてもらえればと。

なんだかんだ言ってもオルフェの仔、順調ならピークはもっと先でこの後長く楽しませてくれるはずですから。

まちかね太
まちかね太

路線がどうあれ、
結局見たい夢は見られそう。

レース当日は曇り空だったようですが、「秋曇」という言葉は変わりやすい秋の気候を表してもいるそうです。

トレブランシュにはここまで、

馬体が小さい、大丈夫かいな……

育成で評判ええやん! 期待大!

調教師の評価イマイチ……

騎手の評価はいい! デビュー戦あわやの2着!

歩様がああ~~~

完・勝!!

と秋空もびっくりの感情ジェットコースターを体験させてもらっている(私だけ?)わけですが、勝ち上がった事でこれからも長くこのような体験をさせてくれそうで嬉しい限り(でも悲哀の感情はあまり要らないですよ?)。

この先も期待していきたいと思います。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

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