こんにちは、まちかね太です。
世間が2歳新馬戦で盛り上がる季節を迎えましたが、その裏では3歳未勝利馬たちの生き残りを賭けたサバイバルが最終局面を迎えつつあります。
我がチームの3歳世代は12頭。
ドグマ、ウィンダミア、アリシアンの3頭が2歳時に勝ち上がってくれたものの、3歳を迎えて新たに勝ち上がった馬はおらず、故障引退した2頭を除いた7頭がサバイバルの渦中にあります。
未勝利馬たちはみな尻に火が点いた状況なのは間違いないのですが、各陣営の動きは、なんとかしようとしてくれているところから全く危機感の感じられないところまで様々。
上手くいかない時にどう動いてくれるのかは、今後の出資戦略の為にもよく見ておいた方がいいでしょうね。
既に勝ち上がった馬たちはそれぞれに順調ですが、皆しばらく出走はしなさそうな感じ。
そんなわけで、前回(5月9日)以降6月13日までの3歳(2019年産)出資馬の近況まとめです。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
勝ち上がり組はウィンダミアが夏休み中、アリシアン・ドグマは次走の予定が出ておらず、近々での出走はなさそう。
未勝利組はタレントゥーサが函館で3か月ぶりのレースを迎える予定。アンジアンは軽い頓挫がありましたが、どう影響が出るか。
ドグマ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・1勝C

チャンピオンヒルズで順調に調整されていたので、次走は北海道シリーズになると聞いた時には函館開幕早々から使っていくものかと思っていましたが、5月30日の移動先は坂東牧場。
どうも更に坂東牧場で乗り込みを進めていくようで、現在のところ次走予定などの発表は何もなし。
函館をスキップして札幌開催から復帰する目算なのでしょうか。
厩舎での新馬入厩や未勝利馬勝ち上がりの為の馬房都合などもあるでしょうし、急ぐ必要はないので後回しになるのはある程度仕方ないですかね。
調整先がドグマの育成場だったファンタストクラブではなく坂東牧場なのは意外でしたが。
多少レース間隔が開くのは構いませんので、その分いざ出走となったら即勝ち上がりとなる事を期待します。
3歳馬が古馬混合戦で勝ちまくっている流れには遅れずに乗っていきたいところ。
調整中に故障しましたとかいうのだけはやめておくれやす。
坂東さんよろしくお頼み申しあげます。
タレントゥーサ(栗東・池江泰寿厩舎)牝・未勝利

5月11日の近況更新で「函館ダート1000m戦を目指す方向で」という、それまでの流れからは予想通りの次走予定が打ち出されました。
それに対するチャンピオンヒルズの畠山場長のコメントは「走りは軽いですが、前捌きや腕の出方などから言えば、短めのダートも悪くないように思います」という、やや歯切れの悪いもの。
外厩側の手応えとしては、本質ダート向きではないという見方かな?
その後、5月28日に一旦栗東へ帰厩し、6月2日に函館へ向けて出発。
その際の調教師コメントが、「今回はダートを選択肢に入れていましたが、その前に一度、洋芝に使ってその走りを見てみたいと思います。そこでも内容や結果が伴わないようであれば、ダートに矛先を向けていきましょう」。
調教師サイドは新馬戦直後からダートダートと再三言っていたわけですが、外厩のトーンから適性判断を修正したんでしょうか。
ある意味柔軟な対応とも言える。
コメントからは未勝利戦終了まであと3か月ないという危機感が全く感じられないのはアレですけど。
そして、次走を芝に変更しての新たな目標レースも同時に発表。
「目標レースは6月18日(土)函館4R 3歳未勝利(芝1800m)を予定しています」
……???
なぜにダート1000mのバーターが芝1800m?
柔軟な対応過ぎませんかね。
芝ダート適性の判断を振り出しに戻したからと言って、距離適性の判断まで振り出しに戻したわけでもないでしょうに。
この馬に関しての調教師コメントで距離延長がプラスというものはこれまでまったく出ていないんですけど。
同じ日には牝馬限定芝1200m戦とかもあるのですが……。
騎手は松田騎手継続ということなので、騎手都合に馬を合わせたのではという疑心が沸いてしまいます。
前走の騎乗を見る限りでは、わざわざ馬の方を騎手のスケジュールに合わせるほどに手が合っているとは思えませんが。
全てただの想像なんで、実際の事情は全然違うかもしれません。
が、総じて勝たせようとする気配が調教師サイドからは殆ど感じられない気がしてしまいます。
ただ、モーリス産駒は全体的には短距離より中距離の方が成績はいいので、タレントゥーサも自身の気性面はともかく肉体的な適性としては中距離の方が良かったという結果になる可能性もあります。
母も1800mの重賞ウイナーですし。
きっと調教師サイドもそう思ってのレース選択でしょう。
きっとそうに違いない!
いずれにせよ18日はもう目と鼻の先まで来ているので、結果もすぐ出ます。
座して待て審判の日!
Guilty or Not Guilty?
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・2勝C

5月7日の1勝クラス快勝後しばらく厩舎で様子見された後、21日にテンコーTCへ放牧。
「肩の角度や捌きなどから疲れがきやすいタイプでもありますし、今回は体が萎んでしまい、首も硬くなっていましたからね。夏競馬の平坦ダート1200戦などは差しが利きづらいですし、ここまでレースに使い続けてきましたので、この夏はメンテナンスをして秋競馬に備えたいと考えます。ここでご褒美の休養を与えてあげましょう(林師)」という事で、夏はお休みという事になりました。
正直に言えば、
故障もないのに今年前半は2戦だけかあ……
という気持ちもありますが、ここで無理をする意味は全くないのでこの決定に否やはありません。
馬の方は休養とは言っても完全に緩ませるわけでもなく適度に鍛えられはするようで、現在はトレッドミルで調整されているようです。
この小休止を有意義に過ごしておくれ。
アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C

5月28日のゆきつばき賞6着後も異常はなく、6月3日にリバティホースナヴィゲイトへリフレッシュ放牧に出ました。
今後の予定は何も出ていませんが、「いつものように牧場で心身のリフレッシュを図り、馬体の回復度合いを確認しながら次走に向けてのプランを組み立てていきたいと思います(加藤師)」ということです。
現在はリバティHNでトレッドミル調整中。
軽い筋肉疲労と多少のテンションの高さはあるものの大きなダメージはないという事なので、このまま順調なら遠からず次走の予定も出るでしょう。
出来れば夏の間に2勝目が欲しい。
アンジアン(栗東・藤原英昭厩舎)牝・未勝利

5月21日の新潟1800m未勝利戦で14着。
調子も良さそうでレース中大きな不利もなく、普通に力不足を突き付けられる完敗という無情な結果。
しかし調教師コメントでは「もう少し短いところを走れるような調教に切り替え、改めてチャレンジさせてもらえればと思います」と、まだ白旗は上がらず。
ならば最後までお付き合いするまで。
5月25日に吉澤ステーブルWESTに放牧に出され、減った馬体重を戻しつつ6月2日に騎乗調教を開始するなどして調整されていましたが、6月8日に打撲するアクシデントが発生して調教休止。
「馬房内で寝違えか打ちつけてしまったようで、左トモの飛節の外側、飛端部に腫れが生じている状況。歩様には見せていませんが、獣医師のアドバイスにより、今週いっぱいは乗らずに様子を見ることになるかと思います」ということで、重いケガではなさそうなのが不幸中の幸いとは言えるでしょうが、この時期にこれは……。
すわ万事休すか……。
と、改めて覚悟を決めていたところ、13日に臨時の近況更新が。
なんと打撲箇所の治療を終え、ほどなく症状が緩和したことから、11日(土)に栗東トレセンへ帰厩したという報告。
「『もう未勝利馬に残されている時間はあまり多くない』と調教師。元々歩様に問題はなかったですし、治療後の経過も良好でしたので、ここからは厩舎のほうで様子を見ながら立ち上げてもらうことになりました(佐藤マネージャー)」
なんともありがたく。
はっきり言ってしまうと無事でも勝ち上がれる可能性は限りなく低く、小さいとはいえアクシデントにも見舞われてしまった以上尚更だと思いますが、少しでも可能性に賭けられるよう努力する姿勢を見せていただけるのはとても嬉しいです。
あとは結果が伴えば最高ですが、それは努力だけでは流石にどうしようもありませんね。
どうか奇跡を……。
ワラウカド
マテウスがついに復帰へメド。
しかし、逆にセルフエスティームはずっと体調が整わず、未勝利戦期間内に間に合わない可能性も。
インアスピンに至っては絶賛放置の気配。
マテウス(栗東・昆貢厩舎)牡・未勝利

リハビリ先のファンタストクラブで5月20日からウッドチップ坂路に入り始め、6月3日の更新では14-13-13の調教を普通にこなせるように。
馬体重は520キロを超えるまでになっていますが、負荷をかけた調教を行っても脚元に問題はないという事で、6月7日の昆調教師の馬見を経て、ついに本州への移動が決定しました!
予定通りなら6月13日にファンタストクラブを出発する手はず。
ああ、ようやく……!
少し緩さがあるのでもう少し本州で乗り込み、復帰戦は新潟での出走を考えているとの事。
3場開催の時期だとブロック制の制限で関西馬は新潟での出走がしにくいので、暑熱対策で小倉開催がなくブロック制が適用されない開幕2週(7月30日~8月7日)での出走を目指していると考えるのが妥当でしょうか。
もしそうなら未勝利戦終了まで残り1ヵ月という時期であり、ほぼ出たとこ一発勝負とならざるを得ない状況ですが、故障前に見せていた力を復帰戦でも発揮できれば、この時期の未勝利戦メンバー相手ならいきなり圧勝まであっておかしくないはず。
期待は高まる!
が、まずはとにかく無事にレースを迎えられることを願って。
セルフエスティーム(栗東・寺島良厩舎)牝・未勝利

4月16日の未勝利戦4着後、疲労回復に手間取っていました。
それでも毎週徐々に良化は見せているという近況更新が続いていたのですが、5月20日の更新で右前脚の歩様に乱れが出たという報告。
膝裏の深管に疲労が溜まっているという診断で、少し休ませたことで一時良化も見せたという事だったのですが、今はキャンターと坂路18秒という軽いメニューでも歩様の乱れが出てしまうという状況になってしまっており、一進一退(半進二退くらい?)の現状。
体調自体に問題はなく、「無理のない範囲で動かしながら引き続きケアを行い、状態を見ながら調教メニューを行なっていきます」という事ではありますが、現状ではレースレベルの負荷をかけるのは難しいでしょう。
6月3日の近況では、寺島師から「時期的に焦る部分はありますがセルフエスティーム自身の能力がありますので、もう少し良い状態になってからしっかり上を目指したいので、レース目標を現時点では定めずもう少し様子を見させて頂きたい」という連絡があったという事ですが、果たして間に合うか。
厳しくなってきたと言わざるを得ない……。
体質さえパンとすれば未勝利クラスでは上位の力がある事は間違いないと思いますが、こればっかりはどうにも……。
ううむ……。
なんとか好転してくれることを祈るしか出来ませんね……。
インアスピン(栗東・四位洋文厩舎)牝・未勝利

4月24日の未勝利戦7着後、「2-3週間ほど外でリフレッシュさせながら状態を整えていく(四位師)」という事で4月27日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧。
宇治田原では特に問題もなく順調に調整が進み、移動から3週後の5月20日の近況では「移動の声が掛かればいつでも送り出せる状態」というコメントが載り、そろそろ帰厩して6月11・12日の牝馬限定未勝利戦(芝の番組が2つあった)あたりを目標にするのかな、などと思っておりましたが、その後全く動きもなく5月27日、6月3日、6月10日と3週間分の近況更新を迎えました。
その間調教師の関与を窺わせるコメントは一切なし。
最初2-3週間と言われていた放牧期間は既に6週を経過。
もし最初から「一旦間隔を開け更なる成長を促してから夏の小倉で勝負を賭けるつもり」だったのならそういうコメントが既に出ていてしかるべきだと思いますから、当初からの計画通りというわけではないでしょう。
という事は、
You see 放置プレイ、that’s that!
未勝利戦の残り期間のことわかってるんでしょうか。
危機感の欠如。
と思ってしまいましたが、どちらかというと私の方が危機感が欠如していたかもしれません。
インアスピンの前走、見せ場アリアリの7着で希望を持っていましたが、それはあくまで私がこの馬の出資者だから。
客観的に見れば、初戦14着の馬が2戦目も掲示板を外したというのが目に見える事実。
そんな入着経験すらない一介の未勝利馬のベストローテーションを組むために馬房を空けてくれるわけないじゃない?
2歳新馬や、他の勝てる可能性のより高そうな未勝利馬が優先されるのは当然じゃない?
悲しいけど、これが現実なのよね……。
そもそも論として、更新を遡ってみても厩舎のこの馬に対する期待感は高くないようにしか見えないので尚更優先順位は低くなるでしょう。
ま、理性ではそう思いもするわけですが、
悔しいぃ……ッ!
と思うのは出資者としては当然。
流石にそろそろいい加減他馬の隙間を見つけて帰厩するとは思うので、あと2回くらいは走れるチャンスもあるでしょう。
インアスピン自身の状態は良好。
数少ないチャンスを掴み、見返してやってほしいものです。
YGGオーナーズクラブ
5月に驚異の3回出走を果たしたミーナティエルナは、とりあえず故障もなく無事に次走を目指しています。
ミーナティエルナ(栗東・寺島良厩舎)牝・未勝利

5月に4週間で3走するという怒涛のハードローテーション(1日7着、14日10着、22日13着)をこなした後、5月25日に宇治田原優駿ステーブルへ放牧。
当初は2か月間隔を開けて小倉の芝1200もしくはダート1700(どちらも砂を被らないようにする為の選択)を目指したいという話でしたが、6月4日の更新で、「開幕週の芝を使いたいので予定を早めて小倉開幕週を狙っていく」という事になりました。
うーん……。
2か月間を開けてくれないという事は、スリーアウトのカウントも減らない(ツーアウトの後2か月間隔を開ければ1つ目のカウントが消える)ので、次のレースがもし9着以下ならそのままスリーアウト、つまり事実上中央引退を余儀なくされる天王山という事に。
まあその時期に9着以下に留まるようなら、多少粘ったところでお察しという話ではあります。
個人的にミーナティエルナはスプリントの馬ではないと思っているので芝1200よりはダート1700の方が良かったなあと思いますが、決まったなら受け入れて応援しましょう。
ただ、残念ながら現状両前にソエの反応があるという事で、完調でレースを迎えることは出来なさそう。
この馬は骨折する前からずっとソエに悩まされてきた経緯があるので、もう仕方ないと思っておくしかないでしょう。
次走に限らず、この馬に関しては馬の体調よりレースの番組に合わせて使っていっている感があるので、必ずしも納得のいく使い方をされているとは言えませんが、治療に半年を要した骨折がありながら既に8戦を消化(次走無事に出走できれば9戦目)。
まったくの健康体でありながらここまで2戦しかしていないタレントゥーサやインアスピンと比べれば雲泥の差。
最終的にどんな結果となっても受け入れようと思います。
レース内容次第で愚痴りはするとは思いますが、それはお許しあれ。
もちろん、出来れば都合よく久々の芝で大変身! となってほしいものですが。
頑張っておくれ。
DMMバヌーシー
順調ではありますが……。
サイレントブラック(栗東・辻野泰之厩舎)牡・未勝利
外厩でいつまでも調整中(放置とは違う)。
全体の所感
未勝利馬たちはそろいもそろってなかなかに苦境。
理由はそれぞれあれど、この時期まで未勝利なんだからこの状況も当然だろと言われればグウの音も出ないわけですが。
正直奇跡が起こるのを待つだけというレベルの馬も何頭か居ますが、陣営がギブアップするまでは馬鹿正直に奇跡を待ちます。
みんな最後まで頑張っておくれよ!
勝ち上がり済組は割とのんびりしていますが、古馬に対して斤量面での恩恵が大きい夏の間に稼いでおいてほしいのが本音。
ドグマもアリシアンもスプリント路線に行くなら、斤量差が埋まる時期も中距離以上より早いので尚更なんですけど。
そうは言っても、まあ焦るほどの物でもないかな。
それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。また、DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。記事は非会員でも入手できる情報のみで構成し、公式HPの写真等は使用しておりません)
