こんにちは、まちかね太です。
3月1日の阪神4レース・3歳未勝利(ダ1400)に、ワラウカドでの出資馬ギザキズラヴが出走しました。
昨年10月以来のレースとなりますが、伝え聞くところでは休んでいる間にかなりパワーアップしたということで、改めて大きな期待を持って迎える復帰戦。
休みに入る前の時点では更なる距離延長の方向が示されていましたが、休養中に方針転換されて逆に距離を短縮し、1400m戦に出走してきました。
そして初のダート挑戦ともなります。
これらを先行して末が甘くなる競馬を繰り返していた2歳時の競馬から脱却する契機として、勝ち上がりへの道筋をつけて欲しい!
無論今回で勝ち切ってくれてもええんよ?
以下、今までとは一味違う競馬を見せてくれることを期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ギザキズラヴ
ギザキズラヴ
(牝3・キズナ×アップワードスパイラル by Teofilo)
栗東・藤原英昭厩舎

ここまでの戦績:4戦0勝(0・0・0・1・2・1)
前走:10月26日・2歳未勝利(牝)(新潟・芝1600)5着(→レース記事はこちら) 中17週
レースまでの状況
前走後も馬体に問題はありませんでしたが、9月から中2週続きで3連戦したこともあってか、レース後はリフレッシュの為吉澤ステーブルWESTへ放牧へ。
「間に合えば中京目標」「より長めの距離で勝負」という話だったので、年末年始の中京芝2000あたりを狙っているのかと思いましたが、結果的に放牧は予想より長引き、栗東帰厩は年が明けてかなり経った2月7日となりました。
とはいえ何か頓挫などがあったという訳では無く外厩調整中はすこぶる順調に過ごせており、12月~1月の近況では「心身の成長期を迎えており、食べた飼い葉が身になってきています。筋肉で身体を増やせている状況で、まだまだ成長しそうです(12月13日)」「昨年秋から馬体強化を進めてきており、幅がしっかり出てきている状態です。フレームも大きくなってきていますので、2歳の夏からは雰囲気も大きく変わってきました(1月10日)」と、以前より大きな成長が見られるとのコメントが続出。
ええよええよ~
ギザキズラヴは4月30日という遅生まれなだけに、ここにきて一気に成長期が来たのかもしれません。
これは今までとは一味違う走りが期待できるかも……!
また、休みの間に距離に対する方針も変更。
「調教師と話し合いながら進めておりますが、距離を1400m中心に考えていこうと~(12月6日)」、という事で延長から短縮に方針転換。
入厩直前の1月31日近況でも「(師が)馬体を見た際に、距離を今回は短縮してやってみるとも言っておられました」とのコメントがあり、短縮方向で確定しました。
自分的にはここまでのレースぶりからマイルでも長そうな印象が大きかったので、この方針は大歓迎。
ただ芝の番組が限られる時期だけに或いは、と思ってはいましたが、入厩後2月19日の近況ではやはりダート戦への出走を視野に入れていると発表されました。
母方の血筋にダート要素がほぼ無く、全兄スパイラルノヴァは一度だけ走ったダート戦を完敗、ギザキズラヴ自身も2歳時は440キロあるかないかというさして恵まれているとも言えない馬格で競馬してきており、正直ダート適性には一抹の不安があります。
しかし1月の外厩滞在時には470キロ越えするまで馬体が大きくなっており、入厩後ダートコースでの追い切りでも良いフットワークを見せてくれているとのことですので、きっと杞憂に終わってくれるはず。
為せば成る!
ダート1400の条件ならそれなりに数も選べる中、復帰戦と決められたのは3月1日阪神のダート1400m戦。
前走からおよそ4ヵ月ぶりとなるレースは、阪神競馬場リニューアル当日となりました。
鞍上は北村友一騎手に決定。ギザキズラヴにとっては昨年9月の2戦目(9着)の時以来のコンビ再結成。
なぜか自分の出資馬との相性が最悪で、ほぼ人気以下の着順にしか持ってきてくれていない方なので、鞍上決定の報を目にした時には一抹どころではない不安が頭をよぎりました……が、まあ今までがどうあれ今回との因果関係はないわけで、きっと杞憂に(以下略)。
そしてレースの出走メンバーも確定しました。
フルゲート16頭が揃いましたが、それなりに安定した成績を残している馬は多いものの連対歴があるのは1頭だけという構成に。
これはイケるかも?
初ダートでも適性があれば突き抜けてもおかしくないのでは……などという甘い妄想の前に立ちはだかる大きな壁は、トラヴェリンバンド(父シニスターミニスター)でしょうか。
前述のメンバー中唯一の連対実績持ちはこの馬で、それも含めて過去4戦全て3着以内。詰めは甘いながらも、今回も最有力候補なのは間違いないでしょう。
対抗格はデビュー戦の前走3着としてきたガビーズブラザー(父アポロケンタッキー)。他では、デビューから2戦4→3着としているムギトルナ(父ナダル)、前走3着のメイショウアイク(父パイロ)などに印が集まっている模様。
ギザキズラヴはチラホラ連下評価をもらっているくらいで、さほど有力視はされていないようですが、そこまで力差は無いハズ。
ダート適性がありますように!
枠は4枠7番。複勝率は低めですが、勝率は高めに出ているピンパー枠。最終目標は勝利である以上、悪くはないのでは。
キズナ産駒のコース勝率も高く、北村友騎手も悪くないコース実績。
コース相性データは良好と言えそう。
今回のメンバーには出遅れ癖がある馬も多く、距離短縮して忙しくなるとはいえ(ダートをこなせれば)好位は楽に取れるでしょう。
序盤スッと好位に付けて、直線で鮮やかに抜け出してくれる形が理想。
夢を現実に!
成長した姿を見せておくれ!
レース内容
当日は都合が付いたので現地観戦。先日までの寒さがウソのような陽気に恵まれ、4レース時点の阪神競馬場は晴、ダートは良。
シン・阪神競馬場のパドックに登場したギザキズラヴは、前走比プラス12キロの450キロ。外厩時よりは減らしましたがきっちり増量。もちろん成長分でしょう。
7番枠ながら周回の馬順は最後に回されていましたが、時折怪しい挙動はあるもののテンションは問題なさそうです。
……と思っていたら、騎手が騎乗した途端いきなり煩い様子を見せ始めました。
大丈夫かよ~
頼むよ~
まあここまで来たら後は祈るのみ。
最終単勝人気はトラヴェリンバンド(2.4倍)、ガビーズブラザー(3.9倍)、ムギトルナ(5.9倍)の順。
ギザキズラヴも(なぜか)結構人気しており、発売時間の大半を10倍以下で推移していましたが、最終的にはギリギリ10.0倍で4番人気に。
その後つつがなく進行していき、枠入りも順調。パドックの様子から少し心配していましたがギザキズラヴもすんなり入って待機し、大外スマートビビットが入るのを待ち、準備完了。
ゲートオープン!
ヨシ!
ギザキズラヴ、なかなかの好スタート!
周りが若干遅れ気味だったこともあり、周囲の馬たちからは早速抜け出す形に。外枠から好発した馬たちと共に先行集団を形成していく構えに、
ん?
鞍上北村友騎手がスタート直後から何度か手綱をしごいて気合を入れている!
ギザキズラヴはそれに応えて一気に前へ。
外の馬たちをスッと置き去りにし、躊躇なくハナを奪いに行きます!
芝部分を走り終えてダートに入る頃には、2番手ラフォンに1馬身以上の差を付けて完全に単騎先頭。
しかし楽逃げという訳には行かず、ラフォンがすぐ差を詰めて来ると半馬身ほど外目にぴったりついてきました。更にその外にはスマートビビットも続いています。
大丈夫なんかコレ~……
前の3頭がその後ろを3馬身ほど離す展開となり、そのまま3コーナーへ。
ギザキズラヴはここでラフォンを少し引き離し、1馬身少しのリードを確保。3番手のスマートビビットは流れについていき切れないか、徐々に後退していきます。
その後ろの馬群とはまだ差は付いたまま。
3~4角中間地点、残り600を切って坂の下りでラフォンが再び接近開始。その後ろの馬群からはガビーズブラザーやトラヴェリンバンドなども動き出し始め、上昇してきました。
ギザキズラヴはまだ持ったままで先頭ですが、ラフォンが外から被さってコーナーを回る!
頼む~!
4角手前からギザキズラヴ鞍上北村友騎手の手が動き始めましたが、その頃には既にラフォンに並びかけられ、更に外からガビーズブラザーもまとめて抜き去る勢いで上がってきた!
直線、ラフォンがギザキズラヴを交わし、そして前に入る!
ギザキズラヴは抵抗できない!
あああ~~~
そのまま外から続々と抜き去られると、200標識時点では鞍上が完全に追うのを止めてしまい、後はダラダラと流れ込むようにゴールへ。
レースはここがデビュー戦だった6番人気ラフォンが完勝。3馬身差の2着にガビーズブラザー、更に3馬身差の3着にトラヴェリンバンドの順で決着。
ギザキズラヴは勝ち馬から3.3秒遅れの13着に大敗となりました……。
結果
3歳未勝利(阪神・ダ1400・良)
北村友(55)馬体重450(+12)
13着(16頭・4人気)
所感
ウソやん……
初ダートでも適性のある馬なら突き抜けられるメンバーだと思いましたし、ピンパー4枠も悪くないと思いました。
そして実際そういう結果になりましたが、突き抜けたのは初ダート(てか初出走)で4枠8番のラフォンというオチに。
はいお約束お約束。
世界は優しくなんてないのさ……。
冗談はさておき、結果的にラフォンはクラス違いの馬であり、それにぴったりマークされて早めに潰されたからには仕方がない結果……なのかもしれませんが、うーん……。
距離短縮したからには好位で折り合う競馬を目指すのだと思いましたが、ああも躊躇なくハナを奪いに行っては意味なくない?
西塚騎手が2走前にハナ行ってむっちゃ怒られてたのを、今回の鞍上は知らなかった?
ううーん……
まあ事前のメンバー情報を見る限りでは楽にハナを奪ってマイペースで行けそうな構成でした(結果的にラフォンの存在で狂いましたが)し、好スタートを切った馬の中では最も内寄りの枠だったので、流れ的にも仕方ない展開ではあったのでしょう。
仮に抑えて引っ掛かって負けたら、「なんで気分よく行かせへんねん!」という方向でのヘイトが発生していたと思いますので、展開は生き物と心得て呑み込むしかないか……。
なんにせよギザキズラヴと今回の鞍上はこれで2戦して9着・13着という結果になりましたし、単純に手が合っていないのも事実でしょう。
次は鞍上変更でお願い致します。
秘技・ヒトのせいにして納得!
さてそれでも今回の結果で得たものは、と考えると、恐ろしいことに何もナシ。
芝・ダートの適性判断すら出来るような内容ではありません。
ダートが合わなかった可能性はありますが、逃げて強者に早めに来られるこの展開だと芝でも似たような結果になった可能性は大。
現に陣営としても敗因をダートに求めてはいないようです。
とりあえず次走は芝に戻すという事のようですが、もはや未勝利戦実施期間もあと半年を切ろうかという時期だけに、早めに迷走を抜け出してギザキズラヴが最も力を発揮できる条件を見つけ出したいところ。
距離は? サーフェスは?
試行錯誤が続きますが、実を結ぶ日が来ることを祈って。
そして今回の結果で暴走癖が付いたり、大敗でメンタルが壊れたりしていないことを切に祈って!
次こそはメドを!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)