こんにちは、まちかね太です。
7月13日の小倉5レース・メイクデビュー小倉(2歳新馬)(牝馬限定・芝1800)に、ワラウカドでの出資馬ギザキズラヴが出走しました。
育成開始後頓挫も無くトントン拍子に入厩、そしてゲート試験合格後もそのまま在厩して迎えるデビュー戦。ワラウカド同世代馬の先陣を切る形になります。
今年はクラブ馬の動き出しが早く、ギザキズラヴのみならず非出資馬も含め多数が早期デビューを果たせそう。
自分の2歳世代出資馬としてもこれが初出走となりますので、幸先のいいスタートを切りたいところ。
評価も高そうなので、いきなりから期待しても良さそうです。
Give us a kiss love!
夏の風に勝利のキスを!
以下、新馬勝ちを期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ギザキズラヴ
ギザキズラヴ
(牝2・キズナ×アップワードスパイラル by Teofilo)
栗東・藤原英昭厩舎

ここまでの戦績:初出走
レースまでの状況
2023年の募集でラインナップされたキズナ産駒の牝馬、それがアップワードスパイラル22ことギザキズラヴでした。
募集開始前にオープン入りしたスパイラルノヴァの全妹という点がウリでしたが、全兄以外の兄姉の成績が壊滅的なこと、ほぼ5月に近い遅生まれであること(そのせいか募集時の馬体重はパカパカとしては小さめの455キロ)など、不安点もまた多々あったりはしました。
それでも所属厩舎からはクラブからエース級の期待を受けていそうと読み取れることもあり、出資を決定。
なお、結果的に他クラブも合わせての自分のこの世代の全出資馬の中で唯一の牝馬となりました。
募集時のハリーコメントでは「おそらく2歳の秋くらいのデビューではないか」「全兄と比較しても少し背中が長い印象。1600〜2000m+αでの距離で活躍を期待」とのこと。
目指せクラシック!
と言いたいところですが、そもそも論として目算通りの時期にデビュー出来ることなどほぼ無いでしょうから、先々のことよりもまずは2歳のうちにデビュー出来たらいいなあ。
……と思っていた時期が
私にもありました。
本格的な育成開始の為にファンタストクラブに移動したのは例年の世代とほぼ変わらず12月下旬でしたが、信じられないことにその後頓挫の一つも無く非常に順調にスケジュールが進捗していったのです。
調教前後にテンションが高くなる点を指摘されたりはしていますが飼葉食いも良さそうで、3月15日の近況では藤原師からの「歩様も柔らかく馬体もしっかり成長してきており、今後が楽しみ」「順調に行ってくれれば夏に使って行きたい」というコメントもあり、早期デビューへの期待も高まってきました。
とはいえ半兄ヘリックス(出資馬)が早期移動したもののその後に頓挫して結局3歳夏デビューになった、という経緯も経験しているのでまだまだ油断は出来ぬ……とも思っていましたが、妹の方はこの後もトラブルなく順調に進んで行きます。
4月12日の近況で、まずはゲート試験を通しておきたいということで近日中に栗東近郊に移動することが発表。
4月25日に北海道を発ち、27日に吉澤ステーブルWESTに到着しました。
輸送減りはあったようですが熱発などは無く到着後も問題なく過ごしていたこともあり、すぐに乗り込みも開始。
外厩での評価は「気性面では突発的に何かに反応する時はあるが、調教中や馬房ではそういったところは見られず優等生」「スパイラルノヴァとはタイプが違うが、スピードがよりありそうな印象」「距離面では見た目はマイル中心に感じるが、操縦性が高いのでそれ以上の距離であっても良い気がする」など、総じて好印象と取れるものが多く、否が応にも期待が高まります。
そしてゲート練習を始めとした外厩での調整も順調に進んでいる近況が続いていく中、6月7日の更新で栗東トレセンに入厩したと発表。
(近々入厩と匂わされてはいましたが直前警報などは無かった為、様子見していて出資機会を逃してしまった方々もいらっしゃったようです)
入厩後も相変わらず順調。「馬体のバランスが良く、この時期の2歳としては動きも軽快」「体力面などはこれからのところもあるが、この時期の2歳馬としては動けている」「今は調子がよさそう」と、師の評価も上々なようです。
そして6月20日にゲート試験に合格。
当面の目標をクリアし一旦放牧となるかと思いきや、在厩のまま26日にCWコースで追い切りを実行。
「今日の負荷に対しての午後の反応などを見つつ今後の予定を考えて行きたい」とのコメントが出され、翌週7月3日の近況にて「当初は新潟でのデビューを考えてたが、開催まで間隔が開くのでまずは小倉で使ってみる」と、13日小倉の牝馬限定芝1800m戦でのデビュー予定が発表されました。
鞍上は実質的に厩舎所属騎手のような存在である西塚洸二騎手。
順調すぎて怖い。
直前追い切りは芝コースでいい動きを披露。厩舎コメントからは、デビュー戦では経験を積ませることが第一義ではあるものの勝ち負けの色気も充分にあるとも読み取れます。
楽しみ楽しみ。
そうは言ってもレース当週の競馬ニュースでの「期待の新馬」的な記事にギザキズラヴの名は(自分の観測範囲では)一切見受けられず、初戦は5番人気3着くらいであれば御の字かな、と気楽に構えておりました。
……が、いざレース前日となって専門誌の印を見てみれば、全7頭の出走馬中でもかなり重い印が集まっているではありませんか!
マジでっか!?
出走馬の内、「期待の新馬」的に取り上げられてよく目にしていたのはダノンザキッドの全妹であるラヴァブル(父ジャスタウェイ)やスーパーフェザーの半妹ミストラルフェザー(父モーリス)など。
ギザキズラヴはラヴァブルと互角かそれ以上、ミストラルフェザーよりも上位の評価を印的には得られている様子。
他にもマジカルフェアリー(父サートゥルナーリア)、アイスモント(父エポカドーロ)などが厚めの印を貰っていますが、中心となるのはラヴァブルとギザキズラヴという事になりそうです。
いきなりから
期待してええのん?
身びいきでは無い客観的な目から見ても上位の評価がもらえるのであれば、と俄然高まる期待感!
ただし枠番はコースデータ上あまり良くは無い(と言うよりはっきり悪い)2枠2番に決定。
キズナ産駒はこのコースをあまり得意にはしておらず、西塚騎手のコース過去3年実績は出走馬の騎手中で最低レベル。
コースとの相性データは正直最悪に近い感じ。
が、枠に関しては7頭立てなのでそんなに気にするほどのことも無いでしょう。それにデビュー戦が偶数枠なのは悪くは無い……はず。
西塚騎手はついこの間まで関東拠点だったので小倉の実績不足でも仕方がない……と思いたい。
父産駒のコース相性は……気合で吹っ飛ばせ!
為せば成る!
信じて貫けば願いは叶うのだ!
いざ初恋成就へGO!
レース内容
当日は残念ながら仕事だったので録画観戦。
当週はぐずついた天候が続き、一時は当日の天気も雨と予報されていましたが、5レース時点の小倉競馬場の空はなんとか持ちこたえて曇り。芝も良。
まず確認したパドック映像には、ギザキズラヴは440キロで登場。外厩での最後の馬体重が462キロだったのでもう少しキープして欲しかったところですが、細すぎるという事はなさそう。
動画には何かに驚いてぴょこんと飛び跳ねるシーンが映っていましたが、暴れるようなことは無く全体的には落ち着けているように見えます。力は発揮できそう。
単勝人気はラヴァブルが2.0倍で1番人気。ギザキズラヴは3.7倍の2番人気。以下ミストラルフェザー5.0倍、マジカルフェアリー5.6倍と続き、ここまでが10倍位以下。
新聞の印とは若干人気分布が違う感じですが、まあこんなもんでしょうか。
それらを確認してからレース映像へ。
大外ラテライトがゆっくりゲートインする様子が映り、準備完了。
ゲートオープン!
ん、ん?
若干上に伸びあがるような形でスタートを切ったギザキズラヴ。それでも周囲に比べると飛び出しは早かった方で、そのまま前方へと進んで行きます。
その気になればハナを奪う事も出来そうでしたが、鞍上西塚騎手は抑え気味にしている様子で馬が首を上げるシーンも見受けられる中、位置取りは徐々に下がって行き3番手並走の形で1コーナーへ。
ハナ争いを展開していた1番アイスモントと4番ミストラルフェザーの争いも、ここのコーナーワークで決着し内側のアイスモントが前へ。
1馬身差の2番手にミストラルフェザー、ギザキズラヴは更に1馬身後ろを内目から追走。すぐ外にラヴァブル、後ろにぴったりマジカルフェアリー。残りの2頭は前5頭からは離され、後方を付いてきています。
向こう正面、スローペースを見透かしたかラヴァブルが外からギザキズラヴを交わし、1馬身前へ。しかし捲るような気配は無く、3番手までで動きは止まりました。
1000m通過は1分3秒5、どスロー展開の中で各馬は淡々と3コーナーへ。
アイスモントが1馬身ちょっとのリードを保って逃げる中、2番手のミストラルフェザーに外から並びかけて行こうとするラヴァブル。
ギザキズラヴは相変わらず内内を通り、少しずつ仕掛けられてはいるようですが若干反応が鈍いかラヴァブルからは置かれ、外からマジカルフェアリーに並びかけられてきました。
んん~?
馬群は4角を回り、直線へ。
先頭は相変わらずアイスモント、差は1馬身。外からミストラルフェザー、ラヴァブルが接近。マジカルフェアリーはカーブ出口で大外に持ち出しました。
一方ギザキズラヴはそのまま内側を突き、コーナーワークで前との差を詰め更に進出の構え。
しかし前のアイスモント、横のミストラルフェザーに囲まれ行き場が……!
ぬおああ~~
が、それも一瞬。
アイスモントが少し外にヨレ、その分内側のコースが空きました。
残り200、ここから伸びれば!
しかし……。
あかんか……
ムチが入ったギザキズラヴでしたが目立った伸び脚は見られず、逃げ粘るアイスモントにも全然届かなさそう。
外から伸びて来ているラヴァブル、マジカルフェアリーとの比較では言うにも及ばず。
ああ……
残念ながらもはやこれまで。
レースはマジカルフェアリーが外から前をまとめて抜き去る豪脚を披露し完勝。2馬身差の2着争いは、ラヴァブルが粘るアイスモントをハナ差捉えていました。
ギザキズラヴは2番手争いから1馬身3/4遅れての4着での入線で決着しています。
結果
メイクデビュー小倉(2歳新馬)(牝)
(小倉・芝1800・良)
西塚(54)馬体重440
4着(7頭・2人気)
所感
不完全燃焼感……
逃げたくなかったのはわかりますが、ペースを考えるとのんびり構えすぎた感はあります。
道中から最後の直線までずっとイン突きにこだわったのも裏目に出た感じ。枠を考えれば仕方のない部分はあると思いますが……。
んー……
正直な感想を言えば、結果的には逃げ馬も捉えられず後ろからは差され、道中マークできそうな位置にいた人気馬には突き放され、と内容的にはほぼ見るべきものは無かったレースだったとしか。
下位2頭は最初から最後まで離れた後方を付いて回っているだけだったので、実質的にレースに参加していたのは5頭と考えればブービー負けです。
2番人気馬としてはお粗末な結果でしたしもう少しやり方はあったように思いますが、教育重視という事であれば納得せざるを得ない部分もあるのでしょう。
それでも陣営としても若干消化不良感はあるようなコメントが出ていますし、騎手コメントでも反省とも取れる内容もあるので不満は呑み込みたいとは思います。
んー……
ただ、このモヤモヤ感も直前の期待値が上がっていたせいでもあるでしょう。
期待した分だけ勝ち負けにまったく絡めなかったという結果に対する心情的なダメージが大きかったわけですが、元々は初戦は5番人気3着で上々、と思っていたわけですから、勝ち馬からコンマ6秒差の4着という結果は初心に帰れば決して(自分的には)悪いものではありません。
ええ、そうですとも!
まあこれも経験。
序盤掛かり気味だったとはいえこのスローペースでもすぐ折り合いをつけることは出来ましたし、直線でも決してバテた訳でもなく、上がりは2着馬とはコンマ1秒差の3位。
脚の使いどころ一つ、コース取り一つで少なくとも2着争いに絡むことは出来たでしょうから、馬については最低限力を示すことは出来ていたと思います。
順当に成長すれば勝ち上がりは充分射程圏内でしょう。
ただ「それ以上」を狙っていくためには早速次走で巻き返すことが必須。
自分はギザキズラヴにはその力があるはずだと信じていますので、次走では持てる力を存分に発揮してくれることを願います!
レース後にも馬体に問題は無さそうですが、この後は一旦放牧となり、次の予定は回復状況次第とのこと。
暑い中、ゲート試験からレースまで突っ走ってきたのでフィジカル・メンタルに大なり小なり疲労はあるでしょう。
この後も無事に、そしてしっかりリフレッシュして、万全の状態を整えて下さい!
そして次こそは!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)