YGGオーナーズクラブ 一口馬主

YGGオーナーズクラブ 2023年二次募集(22年産)を考える

YGGオーナーズクラブ 2023年二次募集(22年産)を考える

こんにちは、まちかね太です。

今回は既に会員先行募集が始まっているYGGオーナーズクラブの二次募集について、遅ればせながらの感想文です。

ラインナップされたのはチェストケハーツ22エスコフィオン22シゲルゴホウサイ22ビジュートウショウ22フローレンスガール22プリモタイム22ロマンスガッサン22の7頭。
前者4頭が中央競馬、後者3頭が地方競馬でのファンドになります。

というわけで、以下いつも通り血統論も馬体分析もないただの感想になりますが、お暇でしたらお付き合いください。

※以下文中敬称略。各種実績は記事執筆時点の物になります。なお、種牡馬などのプロフは以前投稿した同種の記事から一部流用しています。

募集馬プロフィール&感想

全馬500口募集。
会員先行募集期間は10月26日正午~10月30日17:00まで。この期間内に応募数が募集口数を超えた募集馬は口数調整または抽選を実施。
通常募集は11月1日正午から受け付け開始。

※この記事中の測尺値はカタログ公表時のものですが、クラブの公式HPで最新のものが発表されています。

チェストケハーツ22

ビッグアーサー(種付け時 10歳)
チェストケハーツ(出産時 9歳)
母の父ハーツクライ
性別
誕生日5/7
生産牧場沼田照秋
調教師杉浦宏昭
募集価格1540万円
遺伝子型CT型(中距離適性)

父・ビッグアーサー

2011年生まれの日本産馬。父サクラバクシンオー、母シヤボナ、母の父Kingmambo。

母シヤボナは英5戦0勝。Reloy(サンタバーバラH-米G1、サンタアナH-米G1など重賞3勝)の孫、メモリーベイツ(かきつばた記念-Jpn3・3着)の従妹。
繁殖としては、ビッグアーサーの他にセキフウ(兵庫ジュニアGP-Jpn2、エルムS-G3)を産んでいる。

ビッグアーサー自身は日香15戦8勝。高松宮記念-G1など重賞2勝。

3歳4月の福島芝1200未勝利戦で遅いデビューを果たし、即勝利。故障で次走は10ヵ月後の翌年2月となったが、復帰戦から6月の水無月S(1600万下、現3勝C)まで芝1200戦ばかりを4連勝し、計5戦無敗でオープン入り。
オープン初戦の北九州記念-G3で2着に敗れ連勝が止まったものの、スプリンターズSを除外されて向かったオパールSを勝利して初のオープン勝ち。
その後重賞では3戦続けて惜敗となったが評価が落ちることは無く、5歳3月の高松宮記念を1番人気に応えてミッキーアイル以下を下し、優勝。初重賞勝ちをG1制覇で飾った。
一息入れて秋初戦のセントウルS-G2を逃げ切り勝ちし、春秋スプリント連覇を狙ったスプリンターズS。ここで、今も語り草となる「前が壁」で12着に惨敗。続く香港スプリント-香G1でも10着に大敗してしまう。
6歳時は頓挫が相次いでしまい、休養明けで臨んだスプリンターズS(6着)を最後に引退、種牡馬入りとなった。

産駒は2021年からデビュー。
初年度産駒からトウシンマカオ(京阪杯-G3)、2年目産駒からブトンドール(函館2歳S-G3)を出すなど、短距離戦線で一定の存在感を出すことに成功している。

上記以外の代表産駒にビッグシーザー(マーガレットS-L、葵S-G3・3着)、ブーケファロス(マーガレットS-L・2着)など。

記事執筆時点で産駒はJRA60勝以上を挙げているが、ほとんどが1400m以下でのもので、1600m以上での勝利は3回のみ。ほぼスプリント専科。
ダートもこなせるが、JRAでの勝ち星は芝の方がダートの3倍に及ぶ。どちらかと言えば芝向き。

チェストケハーツ22は4世代目の産駒。

2022年JRA総合リーディング33位。2歳リーディング16位。

2023年種付け料:150万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から50万円UP
2022年種付け頭数85頭。2021年種付け頭数107頭。

馬名の意味は「大きな+人名より」。

母・チェストケハーツ

2013年生まれの日本産馬。父ハーツクライ、母アーチスト、母の父In The Wings。

母アーチストは仏3戦1勝。Grace Note(リングフィールドオークストライアルS-G3・2着)の娘で、Belmez(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS-英G1など重賞3勝)、Dowland(ベレスフォードSS-愛G2・3着)の半妹、Opera Comique(パークS-愛G3・3着)の半姉、Debussy(アーリントンミリオン-米G1など重賞3勝)の伯母、レッドディザイア(秋華賞-G1、アルマクトゥームチャレンジR3-G2)の大叔母。
繁殖としてはJRAでの勝ち馬を2頭出している(共に1勝)が、目立った成績を残している馬はいない。

チェストケハーツ自身は10戦0勝(JRA5戦0勝、南関東公営1戦0勝、北海道公営4戦0勝)。

2歳10月に中山でデビューし、3歳3月までに芝1800~2000mのレースを5戦したが、4戦目の小倉芝2000m戦で勝ち馬から0.9秒差の5着に入ったのが最高着順で勝利を挙げられず、地方へ転籍。
3歳8月に船橋でダ1200戦に挑むも7着。以降はホッカイドウ競馬でダ1600~1700戦を4戦したが4着が最高着順で、最後まで勝利は掴めなかった。
繁殖としては、初仔の現役4歳ブレイクザアイス(父ラニ)がJRAで勝ち馬になっている(福島ダ1700未勝利戦)。

チェストケハーツ22は第5仔。

馬名の意味は「頑張れ、行くぞ(鹿児島弁)+父名の一部」。

生産牧場・沼田照秋

2022年JRAリーディング732位。

年間生産頭数は3頭くらい。

主な生産馬はシェナキング(菊水賞)、ビーカーリー(紅梅S・3着)など。

調教師・杉浦宏昭

関東のベテラントレーナー。1996年開業。元ジョッキー。

2022年JRAリーディング153位(関東に限れば66位)。
2000年代は中堅厩舎という感じだったが、ここ10年ほどはほぼ毎年リーディング100位以下。年間一桁勝利しか挙げられない年もあり、かなり苦しい状況。

代表管理馬はテレグノシス(NHKマイルC-G1など重賞3勝)、ショウワモダン(安田記念-G1、ダービー卿CT-G3)、レオリュウホウ(日経賞-G2、セントライト記念-G2)など。

騎手は木幡巧也騎手や大野拓弥騎手、小林勝太騎手など、特定の騎手を多用する傾向が強い。

測尺

馬体重421キロ・体高157センチ・胸囲172センチ・管囲19.5センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

なし

所感

・検査所見なしのまっさら健康体
・母はまだ若く、活力に期待

・父ビッグアーサーでCT型
・近年の厩舎実績に不安
・母は未勝利馬

サマーセールで税込み880万円での落札。募集価格の1540万円は二次募集組の最高額、一次組込みでもランウェイ22・ウェルアウェイ22に次ぎトレサンセール22と並ぶ3位タイ。

厩舎の近年の成績が自分的基準に満たないので私は見送りますが、ライラボンドを転厩後にオープン馬に導いている実績がある厩舎でもあるので、YGGとの相性は悪くないでしょう。

馬に関しては、母方に連なる種牡馬がハーツクライ・インザウィングス・トップヴィル・ヴァルドロワールで、母系はスピード感をひたすら排除された感じ。近親の活躍馬もベルメッツやレッドディザイアなど、ビッグネームは中長距離系。
そこにスプリンター種牡馬ビッグアーサーを組み合わせたことでどういう化学変化が起こるかというのは見もの。

個人的には、ビッグアーサーの仔である以上は母系がどうあれ短距離馬になるとは思いますが、どうでしょう。この組み合わせの場合、母系の血は距離適性よりも馬場適性に作用するような気がします(洋芝や重馬場が得意とかそんな感じ。あくまで適当感想です)。
厩舎も短距離戦を得意としている所ですし、素直に短距離馬に出てくれた方が活躍は期待できると思います。

ただし遺伝子検査の結果はCT型とのこと。
実際に走った際に順調に好走を重ねられればどの距離を使われようが誰も気にしないでしょうが、仮に短距離戦ばかり使われて結果が出なかった場合、「CTなのになんで中距離使わへんねん」という無駄なヘイトが生じる可能性はあります。
逆に検査通り中距離メインで使われて結果が出なかった場合、「ビッグアーサーの仔なのになんで短距離(以下略)」という逆パターンもしかり。

まちかね太
まちかね太

その辺のストレス耐性は必要かも?

まあ好走してくれれば無問題。父産駒は早期から活躍できる傾向にありますから、健康体を活かして2歳戦からガンガン走っていってほしいものです。
上手くいけば函館2歳Sやすずらん賞、古馬になって成長すれば北海道のスプリント重賞を走っているイメージで。

エスコフィオン22

エスコフィオン22
ハービンジャー(種付け時 15歳)
エスコフィオン(出産時 8歳)
母の父ディープインパクト
性別
誕生日4/28
生産牧場エトルタファーム
調教師牧光二
募集価格1430万円
遺伝子型TT型(長距離適性)

父・ハービンジャー

2006年生まれの英国産馬。父Dansili、母Penang Pearl、母の父Bering。

母Penang Pearlは英愛16戦3勝。アスコット1マイルのリステッド・オクトーバーS勝ち馬。
Sauceboat(チャイルドS-英G3)の孫で、Kind of Hush(プリンスオブウェールズS-英G2)、Dusty Dollar(サンチャリオットS-英G2)の姪。
繁殖としては、ハービンジャー以外に特筆すべき実績を残した産駒はいない。

ハービンジャー自身は英9戦6勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスS-英G1など重賞5勝。

3歳4月にデビューし(2着)、2戦目のチェシャー10.5ハロン未勝利戦で初勝利を挙げると、次走7月のゴードンS-英G3(グッドウッド・芝12ハロン)であっさり重賞制覇。しかし続くグレートヴォルティジュールS-英G2は最下位、セントサイモンS-G3は3着に敗れ、3歳時は並みの強豪止まりで終えたが、休養を経て4歳時に本格化。
復帰戦のジョンポーターS-英G3(ニューバリー・芝12ハロン5ヤード)優勝を皮切りに、オーモンドS-英G3(チェスター・芝13ハロン84ヤード)、ハードウィックS-英G2(アスコット・芝11ハロン211ヤード)といずれも2着に1~3馬身差を付ける完勝劇で破竹の重賞連勝。
その勢いのまま、英ダービー馬ワークフォースや愛ダービー馬ケープブランコといった3歳トップ級が相手となった上半期の総決算・キングジョージに古馬代表として2番人気で臨み、2着ケープブランコに11馬身差を付ける圧勝でG1初制覇を果たした。
しかしその後骨折してしまい、引退が決定。社台グループに購買され、日本で種牡馬入りする。

2014年デビューの初年度産駒からベルーフ(京成杯-G3)などを出してはいたものの、大物と言えるほどの産駒が少なく評判が落ち気味だった2017年、3歳を迎えた第3世代の産駒が爆発。
ペルシアンナイト(マイルCS-G1、アーリントンC-G3、皐月賞-G1・2着)、ディアドラ(ナッソーS-英G1、秋華賞-G1など重賞5勝)、モズカッチャン(エリザベス女王杯-G1、フローラS-G2、オークス-G1・2着)などがG1戦線で活躍し、一気に評価を盛り返すことに成功した。

その他の代表産駒はブラストワンピース(有馬記念-G1など重賞5勝)、ノームコア(香港C-香G1、ヴィクトリアマイル-G1など重賞5勝)、ナミュール(富士S-G2、チューリップ賞-G2)など。

産駒傾向は完全に芝向きの中距離型。
また、晩成傾向だった自身と違い産駒は早めから活躍でき、記事執筆時点の重賞勝ち産駒20頭のうちヒーズインラブとサマーセントを除く18頭は3歳の内に重賞3着以内の実績を持っている。
逆に言えば、古馬になってから初重賞制覇したような馬でも3歳時には既に重賞で好走できる馬だったという事で、若い時に全く無名の馬が古馬になってから爆発的に成長することはあまりないとも言える。

エスコフィオン22は11世代目の産駒。

2022年JRA総合リーディング13位。2歳リーディング9位。

2023年種付け料:350万円(受胎確認後、フリーリターン特約付)。※前年から50万円DOWN
2022年種付け頭数86頭。2021年種付け頭数81頭。

母・エスコフィオン

2014年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母マチカネハツシマダ、母の父Private Account。

母マチカネハツシマダはJRA19戦3勝。最終クラスは900万下(現2勝クラス)。
Yousefia(グレートレディエムH-L)の娘で、Mythical Girl(プリンセスマーガレットS-英G3)の半姉、Green Desert(ジュライC-英G1など重賞4勝)の姪。
繁殖としては、ダークシャドウ(毎日王冠-G2、エプソムC-G3)、チョイワルグランパ(シリウスS-G3・3着)、アールプロセス(大和S-OP・2着)、ナリタポセイドン(北上川大賞典)などを産んでおり、かなり優秀。

エスコフィオン自身は17戦3勝(JRA8戦0勝、兵庫公営9戦3勝)。

3歳3月に中山芝1800未勝利戦でデビューし4着。以降8月までに芝1800~2000mのレースを4戦し、2着・3着各1回と健闘を見せたが惜しくも勝ち上がれず、園田へ転籍。
移籍初戦は4歳3月のダ1400C2級戦となり、ここで待望の初勝利。その後も好走を重ね、6月のダ1700C1級戦で2勝目、9月のダ1700B1級戦で3勝目を挙げる。
その後、JRAへ再転入。4歳12月から5歳4月までに芝2000~2200m戦を3戦するもいずれも完敗となり、現役を退いた。
繁殖としては、2020年に牡馬(父ノヴェリスト)、2021年に牝馬(父ハービンジャー)を産んでいるが、20年産は競走馬登録が、21年産は血統登録がされていない。

エスコフィオン22は第3仔。

馬名の意味は「14~15世紀にヨーロッパで流行した女性用の帽子、被り物」。

生産牧場・エトルタファーム

2020年創業の新規牧場。2020年産の1頭が未出走なので、実質的な第一世代は今年の2歳馬(3頭)。

年間生産頭数は3~5頭くらい。

調教師・牧光二

馬術畑出身の、関東の中堅トレーナー。2008年開業。

2022年JRAリーディング80位(関東に限れば27位)。
開業4年目で32勝を挙げ躍進してから5年ほどの間は毎年25~30勝前後を挙げ続けていたが、近年はやや低迷気味で、最近5年ほどは年間20勝挙げられるか否かという感じに。
リーディングも60~100位前後で落ち着いてしまいつつあり苦戦傾向。

代表管理馬はアニメイトバイオ(ローズS-G2)、ミトノオー(兵庫チャンピオンシップ-Jpn2)、ベストリーガード(平城京S-OP・2着)など。

騎手は木幡巧也騎手や石橋脩騎手など、特定の騎手を多用する傾向が非常に強い。

測尺

馬体重409キロ・体高150センチ・胸囲171センチ・管囲20.0センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

なし

所感

・検査所見なしのまっさら健康体
・母系は名門牝系
・母8歳時の第3仔で、走り頃
・セレクションセール出身

・芝向きの可能性が高そうで、潰しは効きにくいか
・母自身は中央未勝利馬
・馬格に不安
・兄姉が体質不安?

セレクションセールで税込み770万円での落札。

五代母はコートリーディー。まごう事無き名門牝系の出身で、伯父にダークシャドウやチョイワルグランパなどがおり直近の近親にも活躍馬がしっかりいます。
母自身はJRAでは未勝利でしたが、未勝利戦ではあと一歩の所までは来ていました。
セレクションセールに上場できたという事自体が、エリート側に属することを意味します。

ただし馬格面は不安。父産駒の牡馬の活躍馬は500キロ前後あることが多いので……。母は小さい馬でしたが、5月に近い遅生まれという事もありますので、ここからもう一段二段馬体に成長があればいいなというところではあります。

まあ、近親にはダートでの活躍馬も多いですが、本馬は父が父だけにに芝馬だと思われます(しかもTT型判定)ので、芝の中長距離戦線を主軸にしていくなら、馬格にはある程度目は瞑れるでしょうか。

しかし本当に芝の中長距離馬だった場合は、YGGお得意の地方転出策が功を奏さなくなる可能性は高く、3歳未勝利戦があるうちにきっちり勝ち上がりを果たすことは必須。
ハービンジャー産駒はイメージ程晩成ではない(むしろ早め成長)ようなので、そういう意味でも遅生まれ気味ではあっても早め始動は期待したいところです。
一度勝ち上がってしまえば、芝中長距離戦は頭数が手ごろになる事も多いですし、ハービンジャー産駒は一定の能力を長く維持することには長けている(爆発的な成長力より、上限に達してからの能力の維持に強みがあると個人的には思っています)ようなので、長く堅実に稼いでくれることを期待できるでしょう。

私自身は厩舎成績が自己基準に満たないため出資は見送りますが、兄姉は順調では無かったようですが本馬は健康体なようですので、血統的ポテンシャルを発揮できれば上に行ける可能性もあると思います。

まちかね太
まちかね太

大きいところ狙いなら
むしろこの馬が一番アリかも?

シゲルゴホウサイ22

シゲルゴホウサイ22
ドレフォン(種付け時 8歳)
シゲルゴホウサイ(出産時 10歳)
母の父パイロ
性別
誕生日4/1
生産牧場中央牧場
調教師牧光二
募集価格990万円
遺伝子型CC型(短距離適性)

父・ドレフォン

2013年生まれの米国産馬。父Gio Ponti、母Eltimaas、母の父Ghostzapper。

母Eltimaasは未出走。
米G2で2着の実績を持つNajecamの娘で、Action This Day(BCジュヴェナイル-G1)の半妹。繁殖としてはドレフォン以外に目立った馬は出していない。

ドレフォン自身は米9戦6勝。BCスプリント-米G1など重賞3勝(すべてG1)。

2歳10月のデビュー戦は5着に敗れたが、2戦目のデルマー6ハロン未勝利戦で2着に9馬身半差を付けて初勝利。
次戦は3歳5月まで開くも、復帰後サンタアニタ6ハロン一般戦を連勝。初重賞挑戦となったキングズビショップS-G1(サラトガ・ダ7ハロン)も楽勝してG1ウイナーとなり、その勢いで臨んだBCスプリント-G1(サンタアニタ・ダ6ハロン)ではマインドユアビスケッツ以下に完勝、この年のエクリプス賞最優秀短距離馬を受賞した。
4歳時の初戦・ビングクロスビーS-G1で落馬競走中止となり連勝が途切れたが、次走フォアゴーS(サラトガ・ダ7ハロン)で4馬身差圧勝を飾りG1・3勝目。しかしデルマーで行われたBCスプリントは6着に敗れ連覇はならず、このレースを最後に引退。
すぐ日本に種牡馬として輸入された。

初年度産駒からジオグリフ(皐月賞-G1など重賞2勝)を出し、人気種牡馬の一角となっている。

その他の代表産駒はデシエルト(若葉S-L、グリーンチャンネルC-L)、コンシリエーレ(オアシスS-L)、サーマルウインド(信越S-L)など。

ドレフォンの競走実績は完全な短距離馬(7ハロンまでしか走っていない)だが血統は完全に中距離馬であり、産駒も1800mくらいまでの距離はこなせる。しかしさすがに2400m以上では厳しい。
また、産駒の全体的な馬場適性傾向は、芝もこなすがダート寄り(JRAのレースでは出走数はダートが芝の2倍強なのに対し、勝数は4倍弱ある)。

シゲルゴホウサイ22は4世代目の産駒。

3歳世代までだけだった2022年JRA総合リーディングは16位。2歳リーディングは11位。

2023年種付け料:700万円(受胎確認後、フリーリターン特約付)。※前年から据え置き
2022年の種付け頭数198頭。2021年種付け頭数172頭。

ちなみに名前の意味は中国語で「追風」(始皇帝の馬の名)だそうです。

母・シゲルゴホウサイ

2012年生まれの日本産馬。父パイロ、母シゲルラブスカイ、母の父ボストンハーバー。

母シゲルラブスカイはJRA2戦0勝。マーサレッド(函館3歳S・3着)の孫。
繁殖として産んだ4頭の仔のうち、JRAで勝利を挙げているのはシゲルゴホウサイのみ。

シゲルゴホウサイ自身はJRA55戦3勝。最終クラスは2勝クラス。

2歳8月に小倉芝1200m戦でデビュー(10着)。3戦目からダートに転向し、以後ダート短距離未勝利戦で好走を繰り返すもなかなか勝ちまで辿り着かなかったが、15戦目となった3歳8月の小倉ダ1000m戦で遂に初勝利を挙げる。
500万下クラスではすぐ堅実に好走を重ねるようになり、4歳3月の小倉ダ1000m戦で2勝目(23戦目)。
直後の昇級戦を完敗したものの、すぐに夏を迎え降級。再び500万下級で好走を続け、9月の阪神ダ1200m戦で3勝目(30戦目)を挙げた。
以降7歳9月までダート1400m以下オンリーで1000万下級(7歳時からは2勝クラスに呼称変更)を25戦し、2着1回3着2回4着3回5着2回。
クラスを勝ち抜くことは出来なかったが、長きに渡って掲示板を争い続けた。
繁殖としては、2021年に産んだ牡馬(父ディスクリートキャット)が初仔。

シゲルゴホウサイ22は第2仔。

馬名の意味は「冠名+祭名「護法祭(岡山)」より」。

生産牧場・中央牧場

2022年JRAリーディング776位。

年間生産頭数は5~8頭くらい。

主な生産馬はシヨウフウミドリ(宝塚記念)、ナラサンザン(京都記念・春)、グァンチャーレ(シンザン記念-G3)など。

調教師・牧光二

エスコフィオン22の同項目参照

測尺

馬体重419キロ・体高149センチ・胸囲174センチ・管囲19.0センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

なし

所感

・検査所見なしのまっさら健康体
・母はタフに走った馬でJRA3勝の実績。馬齢も若め
・格安価格

・近親の活躍馬は少ない
・馬格に不安

サラブレッドオークションで税込み420万2千円で落札。

母の実績はJRAで3勝というもので、今回の中央募集馬4頭の母馬では最高成績(他3頭の母はJRA未勝利)。
父の種付け料も合わせて考えると、4頭の中で最も安い募集価格990万円は破格。

母が現役時代をタフに走りすぎていた分、繁殖能力に悪影響があるかもという懸念はありますが、繁殖能力はどうせやってみないと分からないもの。
ある程度の競走能力を発揮したという事実は、繁殖能力が不確定の若い母同士の比較では優位に立ちこそすれマイナスに取るものでは無いでしょう。

ただ、母方にパイロ・ボストンハーバーを重ねられたところにドレフォンですので、普通に考えれば短距離ダート向き(遺伝子もCC型判定)。
ダート牝馬として考えれば現状の馬格は不安。
しかし、母もデビュー時は400キロそこそこの小さな体でしたが、現役終盤には470キロを超えるくらいにまで増量していましたので、娘も同じような成長曲線を辿る可能性はあります。

ダートがこなせるならYGG伝家の宝刀・地方移籍が使えるという事でもあります。検査結果は異常なしの健康体ですし、母同様のタフさを備えているなら長く楽しめる可能性は高いでしょう。
地方移籍の可能性まで考慮に入れれば、なおさら990万円という価格は絶妙な塩梅と言えるかも。

エスコフィオン22と同じ厩舎なので、私は同じ理由でこちらにも出資はしませんが、牧厩舎は芝よりダートの方が得意なようですので、中央でも十分活躍の余地はあると思います。

まちかね太
まちかね太

芝路線に行った場合は、それはそれで
上を眺める楽しみが出るという事で。

ビジュートウショウ22

ビジュートウショウ22
アニマルキングダム(種付け時 13歳)
ビジュートウショウ(出産時 11歳)
母の父ディープスカイ
性別
誕生日3/28
生産牧場聖心台牧場
調教師西園翔太
募集価格1320万円
遺伝子型CC型(短距離適性)

父・アニマルキングダム

2008年生まれの米国産馬。父Leroidesanimaux、母ダリシア、母の父Acatenango。

母ダリシアは仏独米21戦3勝。シュパルカッセンフィナンツグルッペ賞-独G3(バーデンバーデン・芝10ハロン)勝ち馬。
Daveron(ボールストンスパS-米G2、ボーゲイS-米G3))の従妹。
初仔のアニマルキングダムが活躍するより前に日本に輸入され、サトノダムゼル(福島牝馬S-G3・3着)やディープキング(ラジオNIKKEI賞-G3・3着)などを産んでいる。

アニマルキングダム自身は米英首12戦5勝。ケンタッキーダービー-米G1、ドバイワールドC-首G1など重賞3勝。

2歳9月にオールウェザー(AW)のレースでデビューし(2着)、10月の2戦目・キーンランドAW9ハロン未勝利戦で初勝利。
3歳初戦は3月の芝1マイルの一般戦でここを2着とし、次走のスパイラルS-米G3(ターフウェイパーク・AW9ハロン)で重賞初挑戦初制覇を果たす。
そして臨んだケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ・ダ10ハロン)では、初ダート挑戦が大一番になるという異例のローテで人気薄だったが、2着Nehroに2馬身3/4差を付けて完勝、一気に世代の頂点に立った。
しかし三冠の残り2戦・プリークネスSを2着、ベルモントSを6着に敗れた後に骨折。
翌年2月の芝の一般戦で復帰(1着)したがその後も順調さを欠き、その次走は11月のブリーダーズカップマイル-米G1(サンタアニタ・芝1マイル)に。またも厳しいローテと思われたが、当時米国芝で無敵を誇っていたWise Danの2着に健闘する。
5歳初戦のガルフストリームパークターフH-G1も2着とした後、初の海外遠征となるドバイワールドC(メイダン・AW10ハロン)へ向かい、Red Cadeauxに2馬身差を付けて優勝。2つ目のビッグタイトルを手に入れた。
その後は欧州遠征を敢行。ロイヤルアスコットのクイーンアンS-英G1(芝1マイル)に挑戦したが、13頭立ての11着に完敗(勝ち馬はデクラレーションオブウォー)してしまい、結果的にこれが最後のレースとなった。

種牡馬としては米国と豪州で供用。米国の牝馬限定芝戦線で活躍したRegal Glory(メイトリアークS-G1連覇などG1・4勝を含む重賞8勝)などを出している。

その他の代表産駒にAngel Of Truth(AJCオーストラリアンダービー-豪G1など重賞2勝)、Oleksandra(ジャイプールS-米G1など重賞3勝)、Duopoly(アメリカンオークス-G1)など。
なお、記事執筆時点での重賞勝ち産駒10頭のタイトル22勝は全て芝もしくはAWでのもの。米国で供用されていたが、ダートの重賞ウイナーは皆無となっている。

2019年に日本軽種馬協会に購入され、2020年からは日本で種牡馬生活を送っている。
日本での初年度産駒は今年デビューしているが、記事執筆時点ではJRA勝ち馬は1頭のみ(ヒルノドゴール、ダート1400未勝利戦)。
米国供用時代の産駒は外国産馬として3頭がJRAで勝利しており、その勝ち星5つのうち4つがダート戦。ヒルノドゴールも含め、今のところ日本での実績はダート寄りと言えるか。

ビジュートウショウ22は日本での2世代目の産駒。

2023年種付け料:120万円(受胎確認後、流死産時又は産駒死亡時に返還)。※前年から据え置き
2022年種付け頭数46頭。2021年種付け頭数81頭。

母・ビジュートウショウ

2011年生まれの日本産馬。父ディープスカイ、母スイープトウショウ、母の父エンドスウィープ。

母スイープトウショウはJRA24戦8勝。宝塚記念などG1・3勝を含む重賞6勝した名牝。2005年の最優秀4歳以上牝馬。
サマンサトウショウ(エプソムC-G3)の孫で、ピンクカメハメハ(サウジダービー)・トウショウデザイア(小倉サマージャンプ-JG3・2着)・トウショウフリーク(関越S-OP)の半姉、アドマイヤハダル(若葉S-L)の伯母。
繁殖としては競走馬時代ほど活躍できていないが、第5仔スイーズドリームス・第7仔スイープセレリタスと2頭のオープン馬を出しており、及第点の実績はある。

ビジュートウショウはスイープトウショウの第2仔で、11戦1勝(JRA10戦0勝、東海公営1戦1勝)。最終クラスは500万下(現1勝クラス)。

3歳2月に京都芝1600新馬戦でデビュー(4着)。3戦目で名古屋ダ1400の交流戦に挑み、ここで初勝利を挙げる。
500万下昇級後は4歳6月の現役最終戦まで徹底してダート1800戦ばかりを使われ、2着・4着各1回を記録した。
繁殖としては現2歳以上の産駒5頭のうち、競走馬となった4頭中3頭がJRAで勝ち上がり。
現5歳の第2仔ビジューブリランテ(父ディープブリランテ)と現3歳の第4仔シルバージュエリー(父シルバーステート)は新馬勝ち、現2歳の第5仔スウィープフィート(父スワーヴリチャード)は2戦目で勝利を挙げている。
なお、現在までの産駒勝利は全て芝1600mでのもの。

ビジュートウショウ22は第6仔。

馬名の意味は「宝石(仏)+冠名」。

生産牧場・聖心台牧場

2022年JRAリーディング394位。

年間生産頭数は4~8頭くらい。

主な生産馬はテイエムトッキュー(カブトヤマ記念-G3)、テイエムアクション(北陸S-OP、欅S-OP、CBC賞-G3・3着)、ギンガセブン(関東オークス-Jpn2・3着)など。

調教師・西園翔太

今年(23年)に開業したばかりの関西調教師。西園正都調教師の子息。

記事執筆時点で最新の10月22日付のリーディング順位は144位(8勝)。
馬房数14の厩舎のスタートダッシュとしてはまずまずか。

代表管理馬と言えるほどの馬はまだ無し。

騎手は国分恭介騎手をよく起用している模様。

測尺

馬体重470キロ・体高157センチ・胸囲180センチ・管囲19.5センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

ノド:喉頭蓋がやや薄い
左前球節:内側種子骨底に骨片がみられる

所感

・兄姉の勝ち上がり率が高い
・勝ち上がった半姉によく似た姿
・馬格は充分

・父の種牡馬能力(日本適性)が未知数
・状況次第では手術検討の球節の骨片

サマーセールで税込み682万円での落札。

先日半姉スウィープフィートが見事な勝ち上がりを見せてくれたばかりで、外見がその姉を彷彿とさせるという事もあり、今回の募集馬中トップクラスの人気を集めそうです。

ポイントはやはり、その姉から父が変わっている点をどう見るかというところでしょうか。

アニマルキングダムはケンタッキーダービー馬ではありますが、キャリア12戦中ダートを走ったのがトリプルクラウンの3戦だけという珍しい馬。
5戦は芝、4戦はオールウェザーを走り、芝ダAW全てでG1連対を果たしているので、競走馬としてはオールラウンダー型の馬だったとは言えるでしょう。

ただし米国での種牡馬としては完全に芝向きで、ダートではリステッド勝ち馬が1頭いる程度。しかし日本での(現2歳の輸入後産駒含む)勝ち馬はダートが大半。

ダートがメインの北米でダートの重賞馬を出せず、芝がメインの日本で芝の勝ち馬を出せない、というのであれば、単純に速さが足りないという可能性があり得ます。
今年デビューの日本での第一世代が現状苦戦気味なのも、そのあたりに原因があるのかもしれません。

とはいえ重賞馬をそれなりに輩出し、G1勝ち馬も出しているのも事実であり、決して失敗種牡馬というわけでもありません。日本ではそもそもこれからの種牡馬ですし。
アニマルキングダム産駒の重賞勝ち馬10頭中6頭は牝馬(残る4頭は騙馬)で、特に北米産の重賞馬にはヘイルトゥリーズンとミスタープロスペクターの血を併せ持っている馬が多い(7頭中5頭)ので、牝馬でかつその両方の血を持っているビジュートウショウ22は大物の傾向に合致はします(おおざっぱすぎますが)。

また、母のビジュートウショウは23年産もアニマルキングダム牝駒で、2年連続で同父を種付けされたという事になります。
これは、牧場側から見てビジュートウショウ22がいい馬だと判断されたという事かもという推論を成り立たせることも出来るでしょう。

ピンパーかもしれませんし、父の種牡馬能力以外にも新人厩舎であることや検査結果での骨片の存在など不確実な要素は多いですが、母は堅実に勝ち馬を送り出していますし、賭けとしては充分成立するのではないでしょうか。

ただ自分ルールでは、海外で繁殖活動をしてから途中で日本に輸入されてきたタイプの種牡馬は一律評価を下げている(産駒の出来もしくは競走成績を実際に見た上で、他国に放出しても惜しくないと思われたとみなす)こともあってビジュートウショウ22の評価点は半姉よりも劣ってしまい、総合点が自分の基準点に届かないので出資は見送ります。

まちかね太
まちかね太

でも一番未練があるのは
この馬……

フローレンスガール22

フローレンスガール22
コパノリッキー(種付け時 11歳)
フローレンスガール(出産時 19歳)
母の父El Corredor
性別
誕生日4/4
生産牧場白井牧場
調教師新井清重(船橋)
募集価格1100万円
遺伝子型CC型(短距離適性)

父・コパノリッキー

2010年生まれの日本産馬。父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、母の父ティンバーカントリー。

母コパノニキータはJRA22戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
祖母の孫にサンライズペガサス(産経大阪杯-G2・2回、毎日王冠-G2)がいるが、近親に活躍馬は乏しい。
繁殖としては、コパノリッキーの他にコパノチャーリー(阿蘇S-OP連覇)、コパノジャッキー(サンタアニタT・3着など)を産んでいる。

コパノリッキー自身は日33戦16勝。フェブラリーS-G1連覇などG1級11勝を含む重賞13勝。

2歳12月にデビュー(8着)。翌1月の2戦目で初勝利(京都・ダ1800)を挙げ、500万下戦も連勝。ヒヤシンスS3着を挟んで伏竜S・兵庫チャンピオンシップ-Jpn2を連勝し、芝の日本ダービーを目指すも骨折し断念。
11月に復帰したがオープン戦で2戦続けて完敗し、4歳初戦として迎えたフェブラリーSでは16頭立ての16番人気。しかしここでホッコータルマエやベルシャザールといった並み居る強豪を打ち負かして優勝、驚愕のG1初制覇を果たす。
しかしこの勝利はフロックでは無く、この後はコパノリッキー自身がダート戦線のトップホースとして路線を牽引。
4歳時には他にかしわ記念、JBCクラシックを制覇(JBCクラシックはレコード勝ち)。
5歳時にはフェブラリーS、JBCクラシックを連覇。
6歳時にはかしわ記念・帝王賞・マイルCS南部杯に優勝(南部杯はレコード勝ち)。
7歳時はかしわ記念・南部杯を連覇し、引退戦となった東京大賞典も優勝して、日本馬歴代最多のG1(級)競走11勝という金字塔を打ち立てた。

産駒は2021年からデビュー。
産駒の活躍は地方で目立ち、セブンカラーズ(東海ダービー、東海クイーンCなど)やエコロクラージュ(楠賞、園田オータムTなど)のように地元で無双する産駒もいる。
JRAでもアームズレインがオープン入りするなど、徐々に上級クラスで活躍する馬も出始めている。

上記以外の代表産駒にコパノパサディナ(青竜S-L・2着)、ファーストリッキー(金の鞍賞)など。

JRAでの産駒実績はほぼダート専科。距離は幅広くこなす。

フローレンスガール22は4世代目の産駒。

2022年地方リーディング28位。

2023年種付け料:100万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)、もしくは産駒誕生後150万円。※前年から50万円DOWN
2022年種付け頭数75頭。2021年種付け頭数130頭。

馬名の意味は「冠名+人名より」。

母・フローレンスガール

2003年生まれの米国産馬。父El Corredor、母Launch Site、母の父Relaunch。

母Launch Siteは米1戦0勝。Insight to Cope(リステッド2勝、ファーストレディH-米G3・2着)の娘。
繁殖としては、Fairway Road(バスルズアンドボウズS-L)など、複数のリステッド好走馬を産んでいる。

フローレンスガール自身は日墨11戦2勝(JRA4戦2勝、南関東公営4戦0勝、東海公営2戦0勝)。

2歳11月に京都ダ1400新馬戦でデビュー勝ち。その後2戦は9・4着に敗れるが、3歳4月の500万下(阪神ダ1400)を制して2勝目を挙げる。
ここで南関東に移籍するも、移籍初戦の関東オークス-Jpn2での10着敗退を皮切りに8月までの4戦全てで2ケタ着順に敗れてしまった。
休養後、4歳1月に笠松に移籍し復帰。B1級を2戦して2・4着とするも、ここで日本でのキャリアに終止符を打っている。
なお、JBISではメキシコで1戦し3着という記録があるが、詳細不明。
繁殖としては、第2仔ミヤジタイガ(父ネオユニヴァース)が平地で4勝(カシオペアS-L、弥生賞-G2・2着)・障害で4勝(イルミネーションジャンプS、京都ジャンプS-JG3・2着)を挙げる活躍を見せている他、クロフネフリート(父クロフネ、JRA3勝)など、現3歳以上の産駒のうち未出走馬を除く11頭中5頭がJRAで勝ち星を挙げている。

フローレンスガール22は第14仔。

馬名の意味は「アラバマ州の都市名+冠名」。

生産牧場・白井牧場

2022年JRAリーディング24位。

年間生産頭数は30頭前後。

主な生産馬はチアズグレイス(桜花賞-G1)、グルメフロンティア(フェブラリーS-G1、中山金杯-G3)、ハクサンムーン(セントウルS-G2など重賞3勝)など。

調教師・新井清重

2004年開業の、船橋競馬所属トレーナー。

2022年は南関東で101勝を挙げ、南関東の総合勝利数リーディングで2位(船橋所属調教師のみなら1位)、賞金リーディングで8位(船橋所属調教師のみなら4位)。
今年も現在のところほぼ同じ水準で推移している模様。

代表管理馬はローレルアンジュ(エンプレス杯-Jpn2)、コパノフィーリング(習志野きらっとスプリントなど)、ケンブリッジナイス(秋桜賞)など。

測尺

馬体重485キロ・体高157センチ・胸囲181センチ・管囲20センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

ノド:軟口蓋背方変位(DDSP)がみられる※検査時の姿勢によるものである可能性あり
右飛節:第3足根骨に骨棘がみられる

所感

・半兄が重賞好走馬
・馬格充分

・母高齢
・地方募集馬としては若干高額

サマーセールで税込み550万円での落札。

私は地方募集馬には基本出資しない方針なので軽く触れるだけにしますが、母高齢ながら馬格はしっかりしており、厩舎も一線級、検査ではいくつか所見は出ていますが現状では大きな悪影響はなさそうということで、価格に折り合えるなら条件としては悪くはないのでは。

様子見が出来るなら、ノドの状況だけは推移を見守れたらとは思いますが……。

プリモタイム22

プリモタイム22
コパノリッキー(種付け時 11歳)
プリモタイム(出産時 18歳)
母の父ブライアンズタイム
性別
誕生日3/15
生産牧場上水牧場
調教師小野望(北海道)
募集価格990万円
遺伝子型CT型(中距離適性)

父・コパノリッキー

フローレンスガール22の同項目参照

母・プリモタイム

2004年生まれの日本産馬。父ブライアンズタイム、母キハク、母の父アサティス。

母キハクはJRA9戦3勝。3歳時にはオークスに挑戦している(エアグルーヴの8着)。最終クラスは1600万下(現3勝クラス)。
ビービートルネード(東京ダービー)の従姉。
繁殖としては、タイニーダンサー(関東オークス-Jpn2など重賞級3勝)、イチリュウ(浦和桜花賞)、スーパーノヴァ(九州大賞典)、ホウザン(北海道2歳優駿-Jpn3・2着)、レーザーズエッジ(ダイヤモンドS-G3・3着)など、地方競馬を中心に多数の活躍馬を産んでいる。

プリモタイム自身は13戦1勝(JRA12戦0勝、東海公営1戦1勝)。最終クラスは500万下(現1勝クラス)。

3歳1月の京都ダ1200新馬戦でデビューし(5着)、3戦目の交流戦(名古屋ダ1400)で初勝利。
その後は4歳8月の最終戦まで500万下戦を10戦(うち7戦が芝)したが、最高7着と振るわなかった。
しかし、繁殖としては産駒が活躍。
ジャパンダートダービー-Jpn1を制し、他に東京ダービーなど地方重賞を10勝した2017年NAR年度代表馬・ヒガシウィルウィン(第5仔)を筆頭に、スリーグランド(バレンタインS-OP、黒船賞-Jpn3・2着)、ディーズプリモ(東京湾C)、ワンダフルタイム(新春盃など)などが地方競馬各地の重賞で好走を見せている。

プリモタイム22は第10仔。

馬名の意味は「最も良い時」。

生産牧場・上水牧場

2022年JRAリーディング50位。

年間生産頭数は20頭前後。

主な生産馬はビリーヴ(スプリンターズS-G1、高松宮記念-G1など重賞4勝)、キヨヒダカ(安田記念など重賞3勝)、スマイルジャック(スプリングS-G2など重賞3勝)など。

調教師・小野望

2009年開業の、道営競馬所属トレーナー。

2022年は72勝、勝率13.14%。道営リーディング3位。

代表管理馬はアークヴィグラス(エーデルワイス賞-Jpn3)、ティーズアライズ(栄冠賞)、ティーズダンク(サンライズC)など。

測尺

馬体重453キロ・体高151センチ・胸囲179センチ・管囲19.5センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

右前球節:外側種子骨に太い(幅2mm以上)線状陰影が1本みられる

所感

・兄姉・近親に地方競馬の活躍馬多数
・CT型。目指せダート三冠路線!

・母高齢

サマーセールで税込み484万円での落札。

地方競馬のエリート血統。同父のフローレンスガール22に比べて現状やや馬格は見劣りますが、一般的に見て不足は無いでしょう。
CT型ですし、早期始動が期待できるホッカイドウ競馬所属という事もあって、南関東の3歳ダート三冠路線を狙うならむしろこっちの方が本命になるでしょうか。

レントゲン結果については現状許容範囲内で様子見との所見が出ていますが、人気しそうなので実際に様子見できる時間はあまり無さそう。

フローレンスガール22同様母高齢でもありますが、そのあたりを気にしないなら価格的にも楽しめるのではと思います。

ロマンスガッサン22

ロマンスガッサン22
ホッコータルマエ(種付け時 12歳)
ロマンスガッサン(出産時 7歳)
母の父メイショウボーラー
性別
誕生日3/23
生産牧場プログレスファーム
調教師保利良平(園田)
募集価格880万円
遺伝子型CT型(中距離適性)

父・ホッコータルマエ

2009年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母マダムチェロキー、母の父Cherokee Run。

母マダムチェロキーはJRA46戦4勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
コスモプリズム(エンプレス杯-Jpn2・3着)、スズカフォイル(野路菊S・2着)の半姉。
繁殖としては、ホッコータルマエ以外に目立つ実績を持つ馬は出せていない。

ホッコータルマエ自身の競走成績は日首39戦17勝。チャンピオンズC-G1、東京大賞典-G1連覇などG1級10勝含む重賞14勝。

3歳1月のデビュー戦を11着に敗れたが、2戦目の小倉ダ1700戦で初勝利。以後コツコツと自己条件で走りながらクラスを上げ、7月にジャパンダートダービーで重賞初挑戦(5着)、続くレパードS-G3を制して重賞初制覇を果たす。
その後古馬オープン級を相手にしたレースでは好走止まりだったが、チャンピオンズCで3着するなど力の片鱗は見せていた。
4歳になると本格化。年明け2戦目の佐賀記念-Jpn3から重賞3連勝、その勢いのままかしわ記念-Jpn1も制してG1級初優勝。続く帝王賞-Jpn1も制し、下半期にはJBCクラシック-Jpn1と東京大賞典-G1も優勝。
完全にダート中距離戦線の中心となり、以降も活躍を続ける。
5歳時はチャンピオンズCで中央G1初勝利を挙げた他、東京大賞典を連覇、川崎記念も優勝。
6歳時は川崎記念を連覇し、帝王賞にも勝利。
7歳時は川崎記念を三連覇したものの他に勝利は無かったが、ドバイ遠征以外で大崩れすることは無いまま、JBCクラシック2着を最後に無事引退、種牡馬入りを果たした。

産駒は2020年からデビュー。
主に地方競馬で活躍し、地方リーディングでは既に上位に食い込んできている。
JRA所属の重賞ウイナーもタイトルは交流重賞でのもの。なお、記事執筆時点でのJRAでの120を超える産駒勝ち星のうち芝はたったの2勝。完全にダート専科。
距離は幅広くこなせるが、中距離以上の方がベター。

代表産駒はブリッツファング(兵庫チャンピオンシップ-Jpn2)、レディバグ(スパーキングレディーC-Jpn3)、ゴライコウ(JBC2歳優駿-Jpn3)など。

2022年地方リーディング9位。

ロマンスガッサン22は5世代目の産駒。

2022年種付け料:300万円(受胎確認後・フリーリターン特約付き)。※前年から50万円UP
2022年種付け頭数168頭。2021年種付け頭数172頭。

馬名の意味は「冠名+樽前山より」

母・ロマンスガッサン

2015年生まれの日本産馬。父メイショウボーラー、母グリーンヒルレッド、母の父スキャン。

母グリーンヒルレッドは南関東公営34戦4勝。クラウンC2着、関東オークス4着などの実績がある。
近親に目立った活躍馬はいない。
繁殖としては、重賞馬ワイドバッハ(武蔵野S-G3)の他、メイショウイチオシ(JRA5勝)・メイショウテムズ(JRA4勝)などを産んでおり優秀。

ロマンスガッサン自身はJRA17戦1勝。最終クラスは1勝クラス。上記メイショウイチオシの全妹に当たる。

2歳10月にデビュー。ダート短距離戦を中心に使われるもなかなか目が出なかったが、3歳夏に距離を延長すると成績が安定。9月の新潟ダ1800m戦を勝利し、勝ち上がりを果たした(11戦目)。
直後の昇級戦(中山ダ1800m500万下戦)でも3着に健闘。
しかしその後1年以上の休養に入り、次走は5歳1月の中山。復帰戦ではダ1200m戦に出走し、16頭立ての最下位に大敗。以降は中距離戦に戻したものの、続く4戦中3戦で最下位に敗れてしまい、9月のレースを最後に現役を退いた。

ロマンスガッサン22はその第1仔。

馬名の意味は「恋愛+冠名」。

生産牧場・プログレスファーム

2022年JRAリーディング358位。

年間生産頭数は8~10頭。

主な生産馬はマイブレイブ(平和賞・2着)、ブンロート(船橋記念・3着、習志野きらっとスプリント・3着)、ピナサクセス(サマーC・2着)など。

調教師・保利良平

2013年開業の、園田競馬所属トレーナー。

2022年は87勝、勝率27.2%。兵庫所属調教師内での全国勝利数リーディング1位(園田・姫路個別の勝利数リーディングでは共に2位)。

代表管理馬はエコロクラージュ(楠賞、園田オータムT)、コウエイアンカ(兵庫チャレンジC)、アリアナティー(園田クイーンセレクション)など。

測尺

馬体重451キロ・体高154センチ・胸囲176センチ・管囲20.0センチ(9月30日計測)

検査結果における要注意所見

・旋回癖あり
・左飛節:第3足根骨に骨棘がみられる

所感

・母若齢。JRA勝利実績もある
・祖母はダートで活躍し、繁殖成績も優秀
・母の初仔だが現状の馬格に不足なし

・悪癖(旋回癖)持ち

サマーセールで税込み330万円での落札。

地方募集牡馬2頭が母高齢なのに対し、こちらは初仔。母の兄弟たちはダートでなかなか活躍を見せていますし、ロマンスガッサン22自身も牝馬としては馬格も充分。
厩舎も一流、価格も今回の最安価格。悪癖持ちではありますが、それを気にしないならコスパ面での期待値は最も高そうにすら見えますが、どうでしょう。

まとめ

以上、適当感想でした。

まちかね太
まちかね太

お付き合いいただき
ありがとうございました!

結論としては、それぞれ魅力は感じますが今回は見送りという形になりました。
一次募集でウェルアウェイ22に首尾よく出資できたので、YGGのこの世代は彼だけで行きます。

……と一度は思ったのですが、今月に入って出資中の2歳馬スウィープフィートやトレベルオールが勝ってくれて心が揺らぎました。

私のポートフォリオではYGGはサブクラブの位置づけなのですが、入会している4クラブで出資馬の勝ち上がり率が一番高いクラブは実はここ(現4歳ミーナティエルナで入会し、現2歳まで中央出資馬6頭中4頭、地方出資馬1頭中1頭が勝ち上がり。かつ未勝利馬含め全馬現役)。

ということもあって、一次募集の時点で迷っていた(→一次募集の感想記事)トレサンセール22に1口出資することにしました。
脚元の問題で様子見する方が多いのか、幸か不幸か未だに残口がありましたので。

予算の都合上これ以上は無理なので、この先三次募集などがあったとしても追加は無し、この2頭でこの世代は確定です。

でも栗毛の馬たちには未練が残るので、ビジュートウショウ22やシゲルゴホウサイ22、ブルーボサノヴァ22あたりはサッサと満口になって手の届かないところに行ってほしいところ。

まちかね太
まちかね太

そしたらイヤでも諦められる~w

検査結果では出資馬ウェルアウェイ22にはノド、トレサンセール22には球節に懸念がありますが、共に今のところは問題ないようです。この後も無事に育っていってくれますように。

ご一緒の方々は宜しくお願いいたします!

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

※当記事はあくまで個人の感想であり、特定のファンドへの出資を推奨または制止するものではありません。
また、記事中のデータは執筆時点での正確なものを掲載するように努めてはおりますが、必ずしも正確性を担保するものではありません。
ご利用される場合は必ずご自身で情報を精査された上で、自己責任でお願い致します。


-YGGオーナーズクラブ, 一口馬主
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