10/21~28の期間内に出走した出資馬たちの内、個別記事を書いていない4頭の簡易版出走報です。
以下、10/21に佐賀で出走したトレベルオール、10/24の門別で出走したヒズハイネス、10/28にJRAで走ったホルトバージ・セントアイヴスのレースについて、それぞれ簡単に。
トレベルオール・10/21 佐賀4R 2歳ー3組
トレベルオール
(牡2・オルフェーヴル×トレサンセール by Rip Van Winkle)
佐賀・真島正徳厩舎
ここまでの戦績:5戦1勝(1・0・0・1・0・3)
前走:10月8日・2歳ー5組(佐賀・ダ1300)1着(→レース記事はこちら) 中1週
結果
2歳ー3組(佐賀・ダ1400・良)
出水(55)馬体重440
1着(9頭・1人気)
佐賀移籍初戦で見事に初勝利を飾った前走後も状態に問題は無く、そのまま中一週で2戦目を迎えることに。
枠入りは今回も覆面をして行われ、トレベルオールより先入れになっていた他馬が相当渋って時間がかかった影響もあってか手こずりはしたものの以前のどうしようもない感じは無く、常識の範囲内で収まっていたと思います。
しかしスタートは躓き加減に出てしまい、二の脚ですぐ4番手くらいまでに挽回はしたものの、馬群の中からレースを進めることを余儀なくされる苦しい流れに。
それでも内目からジワジワと進出。4コーナーでもそのまま内目を突き、コーナーワークもあって直線入ってすぐに先頭へ。
そのまま完全に抜け出すかと思ったところからビエントマルコに差し返されましたが、ゴールまでリードを保ち切ってこれをアタマ差凌ぎ切り、優勝。
見事に連勝達成です!
今回は騎乗に助けられた面も大きかったと思います。4角前後では外側をブロックされていたので内目しか進路が無かったとはいえ、砂が深い内側をそのまま通ることを一瞬でも躊躇していたら逆転されていたかもしれません。
出水騎手に感謝。
トレベルオールはレース後も問題なく過ごしており、既に11月5日の認定競走が次走に決定しています。
地元重賞で戦っている馬たちが相手となりそうで一気に対戦相手のレベルが上がりますし、連戦続きともなりますが、いいところを見せてほしい!
健闘期待!
でもまずは無事に。
ヒズハイネス・10/24 門別3R 3歳以上C4ー3
ヒズハイネス
(牡3・モーリス×プリンセスプリンセス by Discreet Cat)
北海道・小野望厩舎
ここまでの戦績:5戦0勝(0・0・1・0・0・4)※うち地方(0・0・1・0・0・0)
前走:10月12日・3歳以上C4ー3(門別・ダ1000)3着(→レース記事はこちら) 中1週
結果
3歳以上C4ー3(門別・ダ1000・稍重)
小野楓(56)馬体重456
4着(10頭・3人気)
こちらは門別移籍2戦目。手術明け2戦目でもありますが、3歳未勝利馬という状況で門別開催の残り期間を考えると既に正念場。
今回はパシュファイヤーを装着して臨みました。
しかしレースでは出遅れ気味となってしまい、それでも4番手につけてレースを進めていくことは出来たものの、快調に飛ばす逃げ馬に迫るシーンは全くないまま大きく離されてゴールイン。
前目からバテた馬は1頭交わしましたが後ろからも1頭に交わされ、着順も4着に終わりました。
着順も着差も走破タイムも前走より悪くなっており、前進どころかむしろ後退した内容に。
パシュファイヤーが逆効果だったのかもしれませんが、正直厳しい状況に追い込まれました。
手術からの病み上がりでもありますし、本来ならもう少し長い目で見たいところではあるのですが……。
ともかく門別では今季あと一走、次走で少しでも光明が見えることを願います。
なんとかいいところを……
ホルトバージ・10/28 京都8R 萩S(L)
ホルトバージ
(牡2・キンシャサノキセキ×プレインズウーマン by Zensational)
栗東・寺島良厩舎
ここまでの戦績:4戦1勝(1・0・0・1・0・2)
前走:10月14日・紫菊賞(1勝C・京都・芝1800)4着(→レース記事はこちら) 中1週
結果
萩S(L)
(京都・芝1800・良)
デムーロ(56)馬体重466
5着(6頭・6人気)
前走後も状態に問題は無く、予定通り中1週で同じ舞台のリステッド・萩Sへ挑戦する運びに。
元々7頭しかいなかった出走馬は、レース直前に人気馬が競走除外になり結局6頭立てになりました。
今回はいいスタートを切ったホルトバージでしたが、前に行く気は見せず後方からレースを進めます。
3~4角では外から上がって行きそうな雰囲気を出し、これは行けるかと思いましたが、直線に入るとモタれてしまったこともあってか伸び切れず、差を付けられはしなかったものの5着まで。
新馬勝ち直後の好素質馬ばかりだったとはいえ実質1勝クラスの戦いではありましたし、入線順位だけで考えればホルトバージはこれで3戦連続ブービーであるというのも現実ではありますが、仮にもリステッドのメンバー相手に差のないレースを出来たので、まずまず健闘だったと言えるでしょう。
ぶっちゃけ陣営にも今回は勝ち負けしようという気概はあまり感じられませんでしたし、確実に入着賞金を取りに来たレースだったと思いますので、一応ミッションコンプリートということになるのでは。
次は年末あたりのダート1800での1勝クラスを目指すとの事。
ダートはともかく距離は個人的に不安ですが、師は「気が入ってくるまでは1600くらいを中心に、短くするよりゆったり走らせるほうがいい」と未勝利勝ち直後にコメントされているので、しばらくはその方針を貫かれるご様子。
結果を出していただけるなら問題ありません。
次もよろしくお願いいたします。
セントアイヴス・10/28 新潟9R 萬代橋特別(1勝C)
セントアイヴス
(牡3・サトノアラジン×クエストフォーワンダー by Makfi)
美浦・中舘英二厩舎
ここまでの戦績:7戦0勝(0・0・0・1・1・5)
前走:9月16日・3歳以上1勝クラス(中山・芝2500)8着(→レース記事はこちら) 中5週
結果
萬代橋特別(1勝C)
(新潟・芝2400・重)
大野(55)馬体重498
4着(12頭・9人気)
中1週で格上挑戦した前走後はすぐ外厩へ放牧されましたが、以前に比べて反動が大きく出ることも無くなっているようで、リフレッシュして10月4日に美浦帰厩。
当初の予定通り萬代橋特別出走へ向けて順調に調整を重ね、状態もアップしている様子でレース当週を迎えました。
特別登録時点では除外の恐れもありましたが、最終的にレース出走馬は12頭に収まり、未勝利馬のセントアイヴスも無事出馬確定。
レースでは、前半からずっと馬群の後方を追走。3角では(いつも通り)モタモタして最後方、そのまま4コーナーも最後方で回り不安になりましたが、直線で大外に持ち出されてからは一転。
グイグイ脚を伸ばして内で固まる他馬をまとめて交わしていき、一度は「これは!」と思いましたが、残り200過ぎで少しヨレて若干勢いが落ちたこともあってか、4着まで。
しかし逃げ切った勝ち馬を始め、他の掲示板内の馬たちは4角5番手以内で早めに勝負を仕掛けた馬たちばかりだったので、後方一気で上位に来たセントアイヴスも力は示したと言えるでしょう。
「このクラスでも戦っていける」と胸を張って言う事が出来る結果だったのではないでしょうか。
騎手コメントで「勝負所でモタモタすると聞いていましたが、今日はそのようなところもなく普通に競馬ができました」というものが出てきたのは、パッと見モタモタしていたように見えた身からすると意外でしたが、騎乗している方の感覚としてそう感じたという事ならば、馬が成長できていると見ることも出来るかも。
次は福島の2600m戦を意識していくとのこと。福島では今回のような直線一気型の戦法は厳しいと思いますが、モタモタが少しでも解消してくれれば意外とやれるかもしれません。
ぜひ頑張ってほしいところ。
目指せ初勝利!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の公式情報はYGGオーナーズクラブ様・ワラウカド様・広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております)