こんにちは、まちかね太です。
10月24日の門別7レース・3歳以上 C4ー2(ダ1200)に、ワラウカドでの出資馬ヘリックスが出走しました。
移籍初戦だった前々走を2着とし、初勝利を期待していた前走でよもやの3着完敗(いえ、2番人気だったんで一般的には妥当の範疇だったんでしょうが、自分としては「よもや」だったのです)。
「年内で一定の結果が出ることが(ファンド)継続する条件」と言われて移籍してきた今年の門別開催終幕の日も刻一刻と近づく中で迎えた3戦目は、敗れた前2走と同じ1200m戦、しかもクラスは2組に上がってのものとなりました。
相手関係は見るからに厳しそう。
ぐぬぅ……
以下、迫る終焉の足音に(私が)怯える中で見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・ヘリックス
ヘリックス
(牡3・サトノダイヤモンド×アップワードスパイラル by Teofilo)
北海道・小野望厩舎

ここまでの戦績:4戦0勝(0・1・1・0・0・2)※うち地方(0・1・1・0・0・0)
前走:10月5日・3歳以上C4ー3(門別・ダ1200)3着(→レース記事はこちら) 中2週
レースまでの状況
早々に手応えが悪くなり、前を行く2頭にまったく及ばず敗れてしまった前走。
出があまり良くない割に前半前に行けたのでこれはと思いましたが、結果的にそこで脚を使い切ってしまったということだったのかもしれません。
いずれにせよこのクラスでこの結果では先が厳しいと見ざるを得ず、個人的には距離を延ばしての新味を求めたい気持ちでしたが、陣営としてはその気は全く無い模様。
コメントのニュアンス的には延長して走り切る体力に不安があるという感じにも取れるような……。
うぬう……
やはり脚部不安で成長期を棒に振った代償は大きいのか……。
門別開催の残り時間的にも、だいぶ追い込まれた状況になってしまいました。
それでも、今のヘリックスは門別で2走した後も頓挫することも無くやれています。
レース後放牧に出たファンタストクラブでの調整でも「調教での動きを見ているとレースではもっとやれると思います」と言われていますし、こちらとしてはどうにか期限内に芽が出ることを祈るだけです。
どうにか~!
調整を無事に終えたヘリックスは10月20日に門別競馬場へ戻り、翌21日には24日の門別7R3歳以上C4-2(ダ1200m)への出走が確定しました。
地方競馬はこの辺りの展開がスピーディー過ぎて、ちょっと近況を見落とすとレースに出ていることに気づかない可能性もありそう。
まあそれはまた別の話ですね。
鞍上は石川倭騎手に変更。ここまで乗ってくれていた小野騎手は別の馬に乗るようなので、先約があったりしたのでしょうか?
とはいえ成績的にはむしろ上位騎手への変更という形。新味を出してくれれば。
宜しくお願い致します!
しかし騎手の変更はまあいいとしても、前走までの3組から2組に上がった今回のレースは、ライバルがはっきり強くなっています。
前回のレースでは、その前2走で連対実績のある馬はヘリックス自身も含め3頭だけでしたが、今回のレースではヘリックスも含め6頭。
出走頭数が9頭なので、実に3分の2が近走で勝ち負けを演じていた馬という事になります。
救いは、中央未勝利上がりの馬がいないので、出走馬の力関係にある程度の目算は立てやすいという事くらいでしょうか。
このメンツにあってもヘリックスの評価は上位ではありますが、楽な相手ではありません。
中でも最大の強敵となりそうなのは、ヘリックスより予想時点で評価が高いクリノトンイ(父ヘニーヒューズ)。
ヘリックス同様中央からの転入3戦目となる馬で、こちらは3→2着と順位を上げてきています。持ちタイムもヘリックスより上。
ただしこの馬、これもヘリックス同様3組からのクラスアップ組なので、付け入るスキはある……とは思うのですが。
他にも2組で2着してきた古馬2頭なども勝ってもおかしくない面々ですが、彼らはいずれも近走のタイム的にはヘリックスと同格なので、普通に渡り合えるはず……とも思うのですが。
ここで負けると「年内で一定の結果」を出すことが非常に厳しくなるという状況の中、前走での負け方を見る限り楽観的になるのは難しい……。
こちらに出来るのはどうにか芽が出ることを祈るだけです(2回目)!
神様仏様ハリー様~!
レース内容
当日は所用があったので録画観戦。レース時点の門別競馬場は晴、ダートは稍重。
3枠3番ヘリックスは前走と変わらず474キロ。
人気は一時1番人気だったようですが、最終的にはクリノトンイ(2.4倍)に次ぐ2番人気(4.1倍)。3番人気ホンマモン(4.2倍)の方が僅差になるという状況。パドックなどは見られませんでしたが、クリノトンイ優勢の評価はそのままだったようです。
それらを確認し、レース映像へ。映像は大外ホンマモンの枠入りからスタートし、すぐに発走準備完了。
ゲートオープン!
んん!?
ヘリックス、周りに比べると若干鈍い反応にも見えましたが、立ち遅れはせず前へ。
クリノトンイが外目から一気にハナを奪い、譲ったヴィルブラックヒルが内から2番手に続く流れの中、ヘリックスはヴィルブラックヒルの後ろ1馬身ほどの位置に付けます。
外からコマルナディケイドとホンマモンが前目に行ったのでヘリックスの順位は5番手くらいですが、先頭からヘリックスの後ろに続くセイランクロフネまで含めた6頭が3~4馬身圏内に固まって進んでいく形。
後ろ3頭の集団は、前方集団から5馬身以上置かれています。
3コーナーへ向かっていく中で、徐々にクリノトンイが後続に差を付け始めていきます。3角を過ぎ、2番手に上がってきたホンマモンとの差は2馬身に。
さらにその2馬身ほど後ろにいるヘリックスは、4角へ向けて鞍上が手綱を動かし始め、そろそろ仕掛けようとしているようです。
頼むで~!
先頭のクリノトンイ、楽な手応えのまま4コーナーを回り、直線へ。
外からムチを振るって迫ろうとするホンマモン。その後ろ、外から上がって行くのがセイランクロフネ、その内目から進出していくのがヘリックス!
頑張れ!
クリノトンイ、直線に入る手前でムチを打たれ、スパート。
1馬身ほどの差で追いかけるホンマモンが変わらず2番手、しかし内からコーナーワークでヴィルブラックヒルも上昇。
ヘリックスは逆にコーナー通過の際にホンマモンの外目に持ち出し、更に外のセイランクロフネと共に前を追っていく構え。
各馬にムチが入り、最後の叩き合いが始まります。
ヘリックスの前は完全にオープンコース、後は伸びるだけ!
頼む、伸びろ!
しかしジリっぽいか? 前のクリノトンイらにも止まる気配はない!
今日も善戦までなのか? ダメなのか!?
あああ~~~
今日もダメかと諦めかけた残り200手前、ヘリックスの動きが変わります!
内側に顔を向けたかと思うと、そちら寄りにグッと進路を向け一気に加速!
そこからホンマモンに並びかけるように、一歩一歩肉迫!
おおッ!?
最内に居たヴィルブラックヒルはもののついでのようにパスし、残り100でホンマモンに馬体を併せると、並ぶ間もなく抜き去りました!
あとは2馬身前にいるクリノトンイただ1頭!
行け~~~!!
迫る迫るヘリックス!
クリノトンイの尻尾の先に追いついて!
あっという間に体半分!
クビ!
並んで!!
グイッと抜け出し!!
ゴールイン!!
おっしゃ見たかワレェェーー!!
優勝はヘリックス!
アタマ差の2着がクリノトンイ、更に1馬身半差の3着にホンマモンが入り、決着となりました。
結果
3歳以上C4ー2(門別・ダ1200・稍重)
石川倭(56)馬体重474
1着(9頭・2人気)
所感
どん底から逆巻く!
もうダメかと何度も思いましたし、今回のレース前も勝つまでの自信は正直無かった。
しかし今回、手前が変わってからの伸び脚は見事の一言に尽きました。
ヘリックスの力を十二分に引き出してくれた石川騎手に大きな感謝を。
もちろん調教師はじめ携わってくれた方々、ファンド継続の判断をしてくれたクラブサイド、そして何より絶望を乗り越えてここまで来てくれたヘリックスに、
最大限のありがとう!
とはいえまだ1勝したのみで、これで「年内で一定の結果」を為したかと問われれば、頷けるものでもないでしょう。
門別が終幕するまでにあと1戦、そこがラストトライアルの舞台となりそうです。
つまりまだまだ試練は続いているわけですが、それでも今は勝利の喜びに浸っていたい。
大きな期待を受けて2歳6月に美浦入厩してから、はや1年半近くの月日が経ちました。
長かった……
舞台はあの頃思い描いていた場所とは違いますが、遂に遂に念願の初勝利です!
喜ばなきゃウソでしょ!
ここからまた、いつか確かに夢見たあの場所へ戻ることが出来るのか?
それはまだわかりませんが、今回の勝利は首の皮一枚を繋いだと同時にもう一度夢を見られる可能性を示してくれたレースになりました。
願わくばこの勢いのまま上昇螺旋に逆巻いて、再び天上へと戻らんことを!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)